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2014年7月24日 (木)

東京電力ほめ殺しシリーズ : またやった、立派な心得、隠しごと (放射能ヒサン対策は悲惨(ヒサン))

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

別添PDFファイルは、既にマスコミによって報道され既知となっている、東京電力による福島第1原発のがれき撤去に伴う放射能拡散事件についてのものである。放射能の周辺環境への拡散を知りながら、それを公表せずに隠し続け、こうしてマスコミに報道されて事が大きくならないと、自分達から公表するということをしない(要するに隠ぺい体質だ)、原因はよくわからない・特定できないなどと「とぼける」(無責任で不誠実)、あるいは、今後も福島第1原発の放射能汚染がれきの撤去は行うが、それを事前に知らせる・公表するとか、農産物の収穫期は避けるとか、そんな配慮は「する」とは言わないで「検討する」でごまかす(無反省、被害者を馬鹿にしている)等々、あいも変わらずの東京電力の「ご立派」な対応ぶりに、福島県やその他の周辺県の住民の怒りは鎮まらない。

 

(おまけは農林水産省、別添PDFファイルの日本農業新聞によれば「基準値超過米の発生の原因は現段階ではまだ特定できていない」などと、側面から東京電力を応援して、地域の人々の怒りに油を注いでいるらしい。この役所、いったいどっちを向いとるのだろうか。こっち向け、ほい! だ)

 

私が極めつけと思ったのは、別添PDFファイルにある2014.7.19付の東京新聞記事で、この記事では、東京電力が現場でのミスやケガ防止のため、作業拠点にポスターを張り、防護服にはシールまで貼り付けて、注意を呼び掛けているということが報じられている。その中の一言に「2.全ての作業前に、最悪の事態を想定し、これを上司や同僚と共有して、その対策を講じておく」がある。その通りだが、ハテ、放射能汚染がれきの撤去作業はこの「注意書き」の例外だったのだろうか。それともこれは一種の「ブラック・ユーモア」なのか。

 

それにしても、書くだけ、言うだけの「改善」を「風呂の釜」といい(「ゆー」(湯)だけや)、私の育った大阪下町の小学校では厳しく戒められたものである。おそらく東京電力も、原発で湯を沸かし過ぎて「湯ーだけ」になってしまったのだろう。ほんまに立派な会社でおまんなあ。

 

 <別添PDFファイル>

(1)がれき撤去、20キロ先汚染、福島第一、昨夏コメにセシウム (朝日 2014.7.14

 http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/325.html

 http://cocologsatoko.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-e62a.html

 

(2)50キロ先 住宅地にも粉じん、原発がれき撤去(朝日 2014.7.16

 http://www.asahi.com/articles/ASG7H5SVWG7HUUPI00C.html

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140716-00000011-asahi-soci

 http://www.facebook.com/marjoramdew/posts/575768202542278

 

(3)飛散対策、効果は不透明、東電、改善を強調 (福島民報 2014.7.16

 http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2014/07/post_10369.html

 

(4)事実公表何故しない、東電・国の姿勢ただす (日本農業 2014.7.19

 http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=28831

 

● 玄米基準超え、原発がれき撤去でセシウム飛散、東農大教授も指摘(日本農業 2014.7.17

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00010002-agrinews-soci

 http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=28798

 

(5)不明略語、戸惑う現場(東京 2014.7.19

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2014071902100006.html

 

なお、この問題については、「おしどりマコ・ケン」さんたちが、とてもいいレポートをネット上に掲載してくれています。ぜひご覧ください(下記)。

 

 <南相馬の玄米に放射性物質が直接付着>

(その1「関係者の苦悩」)http://no-border.co.jp/archives/24620/

(その2「3号機の汚染ダスト」)http://no-border.co.jp/archives/24627/

(その3「セシウムボール」)http://no-border.co.jp/archives/24639/

 

 上記サイトのマコさんの次のような記述にも十分の注意が必要です。しっかりと頭に刻みつけておきましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「関係者によると、近隣の道路をどのような車が通行したのかも調査をしたという。また、除染をしていない山などから放射性物質が舞い上がって付着したのなら、その他の地域・時期も同じような現象がみられるはずであるが、無い。天候・風向きなど、様々な調査を重ねた結果、やはり、福島第一原発から風に乗り飛んできた放射性物質が付着したのではないか、という結論になる。」(田中一郎:農林水産省の「こっち向け、ほい」の官僚どもよ、よく見ておけよ。この期に及んでつまらぬことを言うな!)

 

「「汚染されるのは、玄米だけではない、作業しているのは人間なのだ。試験栽培だけではなく、このあたりは避難指示解除準備区域でもない。原因不明の直接付着が見られるような状態のところで、人間だけが被ばくをしない、と誰が言えるだろうか。」

 

「(筆者は、ガレキ撤去にあたっていた作業員から別の懸念を聞いて取材していた。)それは、ガレキ撤去を発表せず、東京電力が片付けることで、現場検証ができなくなるのでは、という懸念である。 「原発が爆発した後、そのままの状態で残っていた建屋をどんどん片付けている。 どの構造物がどこに落ちたのか。どういう力が加わったのか。これは重要な情報ではないのだろうか。普通、爆発事象などは、消防暑や警察、第三者が入り、どういう爆発があったか現場検証をする。でも、事故後の原発建屋は人間が入れないため、第三者の現場検証が行われていない。 このまま、ガレキをどんどん撤去していっていいのだろうか?」」

 

「研究者から示唆されたのは、14ページの「球状セシウム粒子」の部分であった。これによると、PM2.5の粒径に相当する「球状セシウム粒子(仮称セシウムボール)」なるものが環境中に存在するという。福島第一原発事故の初期に放出されたセシウムの主要な形態が、球状セシウム粒子だと推定される。この球状セシウム粒子は、環境中や生体中で長期にわたり変化しないと推定され、環境影響・生体影響も不明なため、さらに検討する必要がある、とのことであった。」(田中一郎:いわゆる「ナノ(放射性)物質」としての放射性セシウム粒子である:危ない!!)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 ちなみに私(田中一郎)は、福島第1原発から、いつ何どき大量の放射性物質が飛んでくるかわからないような場所で(しかも既にかなり汚染されている、空間線量も高い)、人間が生活をしたり、生業を営んだり、農林水産業に従事したりするのはやめた方がいい、と考えている。原発震災からの復興は人間の復興でなければならず、従ってまた、復興に携わる人々の命と健康が犠牲になってしまっては、本も子もないからだ。

 

 それにしても、この東京電力という会社、ええ会社やなあ、ほんまに、立派な会社やなあ、ほんまに、涙がちょちょ切れるわいな。ご立派すぎてね。

早々

 

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