« 薄めて捨てていいのなら、いくらでも捨てられる : 海水排水、トリチウム濃度上昇、地下水バイパス暗雲(東京新聞より) | トップページ | 子ども甲状腺がんをめぐる鬼と悪魔の論争=福島県の子ども甲状腺がん検査は「過剰診療」「過剰治療」なのか »

2014年6月20日 (金)

住民を守らない劣悪自治体と御用学者のアンサンブル=安全、安心、安全、安心

前略,田中一郎です。

別添PDFファイルは添付できませんでした。

 

 日本の政治や行政の劣悪さ・醜悪さは今に始まったことではないが、3.11福島第1原発事故後においてさえ、放射能汚染・放射線被曝から住民を守らない、守ろうとしない、その出鱈目な態度は、まことに目に余るものがある。そして、この劣悪・醜悪な政治や行政を、その背後や側面から、一生懸命応援・合唱しているのが御用学者でありマスごみたちであるという嘆かわしい事態が顕著になったのも、3.11福島第1原発事故以降のことである。別添PDFファイルの4つの記事は、そのほんのわずかな事例にすぎないと思ってご覧いただければ幸いである。読みながら、怒りを抑えるのに苦労する記事である。この国は「露悪・居直りの国」に転落したようである。

 

 <別添PDFファイル>

(1)ヨウ素剤配布、事故後に、北海道共和町、原発5キロ圏で初(毎日 2014.6.19

(2)プロメテウスの罠 県境の先で(10)  砂が入っても大丈夫(朝日 2014.6.19

(3)避難計画は不可能(鹿児島・伊藤祐一郎知事発言に注目)(鎌田慧 東京 2014.6.17

(4)原発避難、病院9割計画なし、再稼働審査先行の30キロ圏52市町村(朝日 2014.8.18

 

1.ヨウ素剤配布、事故後に、北海道共和町、原発5キロ圏で初(毎日 2014.6.19

http://www.shinmai.co.jp/newspack3/?date=20140619&id=2014061801001927

 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014061801001927.html

 

 明確な原子力「寄生」委員会の(改定)指針違反である。これでは再稼働は認められないのは当然のことだ。その「当然」が「当然でない」のがこの日本であり、愚か極まりないという他ない。北海道庁は何をしているのだろうか。やっぱりあの(経済産業省の出先人間とか言われている)高橋はるみ知事ではだめなのか。また、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は、こんな明確な指針違反を放置しておくつもりなのか。

 

 しかし、問題はそれだけにとどまらない。この記事の次のような記述、これはいったい何なのだ。

「福島第1原発事故後に配布が遅れたことを踏まえ、原子力規制委員会が原則として事前配布するよう指針を改定した。この結果、ヨウ素剤管理が住民任せとなり、共和町の方針は住民管理への強い不安を反映したものと言える。」

 

 マスごみが、出鱈目自治体の共和町になり代わってエクスキューズをしているようだ。安定ヨウ素剤を住民が管理するのが不安なら、たとえば今般、安倍晋三政権が「アホノミクス成長戦略」とかいうインチキ施策で打ち出した、下記のような危険極まりない医薬品のネットセールスについてはどうなのか。こっちの方がよほど危ない。おまけに、この医薬品ネット販売の完全自由化を先頭に立って推進してきた「楽天」とかいう出鱈目会社は、ネット通販で下記のようなインチキ行為をしている。インチキ会社にかような危険なビジネスをさせていいのか。「楽天」的なのは、会社の名前だけでなく、政府・厚生労働省・安倍政権と、それに癒着しているマスごみ・御用学者ではないのか。

 

 何が「(安定ヨウ素剤の)住民管理への強い不安を反映」だ。放射性ヨウ素による被ばくのことを考えれば、安定ヨウ素剤が配布されないことの不安の方がはるかに大きいわ。バカも休み休み言え。

 

● 第一種-第二種等の医薬品の違いを教えてください。 - Yahoo!知恵袋

 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1250759712

 

● 一般用医薬品のインターネット販売について(厚生労働省医薬食品局総務課:20142月)

http://wrs.search.yahoo.co.jp/FOR=vqmHoVJV3iggSUQmA3AnCshTxlKTh4c2HsrSsPrFW0WiGKbMVhCSahGg.Vab5ziQhP7zOOynGBXmp45IOY1d59cXgxCvRudxQqiOHslBW5FoG9FdA14BfMuJLYASL2gs88Y4X8NLJfltNXRemWhXtGH3GqZthang7lZsxkhszaxzfCBIyaBBNmJeKCQ8HMcquBZqSMgV08eEhm5W0dAsAPqtod3uhkh9h2LyEQIk3.HV_e4GkwAnS7EQ2s0-/_ylt=A8vY8oo4RKJTkg0AeJeDTwx.;_ylu=X3oDMTEydmIzYzAzBHBvcwMzBHNlYwNzcgRzbGsDdGl0bGUEdnRpZANqcDAwMDE-/SIG=1891nfkck/EXP=1403244024/**http%3A//www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/ippanyou/pdf/140214-1-3.pdf%23search=%27%25E5%258C%25BB%25E8%2596%25AC%25E5%2593%2581%25E3%2581%25AE%25E3%2583%258D%25E3%2583%2583%25E3%2583%2588%25E8%25B2%25A9%25E5%25A3%25B2%25E8%25A7%25A3%25E7%25A6%2581%27

 

● 楽天、優勝セールでの価格不正に社員18人が関与 社員の処分なし

 http://www.huffingtonpost.jp/2014/04/25/rakuten_n_5211392.html

 

2.プロメテウスの罠 県境の先で(10)  砂が入っても大丈夫(朝日 2014.6.19

 http://www.asahi.com/articles/DA3S11197415.html

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140619-00000003-asahik-soci

 

 多言を要しない。記事をお読みいただければ明確。この記事に出てくる石井慶造とかいう東北大学の教授の名前は覚えておこう。どうしようもない奴のようだ。また、かような人間が、宮城県の「健康影響に関する有識者会議」のメンバーに招かれている。村井嘉浩・宮城県知事という人間の正体を見るようである(朝日新聞の「プロメテウスの罠」のこのシリーズの記事と、前回の「帰還の現実」のシリーズの記事は目を通されておかれた方がいい)。

 

 この記事で、私が特筆しておきたいのは、下記の石井慶造の「インチキ」=「立証責任の転換」のことだ。この屁理屈は、素人をごまかして煙に巻くときによくつかわれる手法で、十分に気をつけておこう。彼らにだまされてはいけない。人がいい、良心的な人ほど、彼らにだまされて「抱え込む」(=証明できないので何も言えなくなる)傾向にあるので、ひときわ要注意だ。

 

(記事の一部抜粋)

「当時は研究者として、その時点までの知識とデータで、ものをいうしかありませんでした。逆に、安全ではないというなら根拠を示さなければならなかった。それがないから安全だといったんです」

 

 何言ってんだよ、このトンチンカン。そこらじゅうにばら撒かれた放射能に「安全ではない」などという証拠が要るのかよ。放射能というのは微量であっても安全ではない、などということは世界の常識になってんだよ。話が逆だろう。「放射能の量は自分が見てそれほどでもないが(これも嘘八百なんだけれど:田中一郎)、安全とは言えなかった。何故なら、これまでの知識とデータから、安全というなら証拠を示さなければならなかった」が、本来、あんたが言うべき発言なんだよ。

 

 放射能汚染や放射線被曝について、原子力ムラ・放射線ムラの御用学者どもは、危険だというのなら、その証拠を、被ばくさせられる市民や住民が示せ、とのたまわく。こんなものに対しては、バカ正直に真に受けるのではなく、逆だろう、安全だというのなら、放射能をばら撒き我々を被ばくさせるあんた達が、その証拠を示せ、と言い返しておけばいい。証明責任の被害者への転嫁は、被害者の口封じのための彼らの常套手段である。放射能については、危険性を市民・住民が証明することが必要なのではなく、安全であることを原子力ムラが証明することが必要なのだ、(できないから責任を転嫁してくる)

 

(下記に、このトンチンカン学者の名前で検索したらヒットしたサイトを若干ご紹介しておくので合わせて参考にされたい:但し、内容の是非は私は判断していないので批判的にご覧いただきたい)

 

● 「粘土が宮城・福島を救う」~御用学者のトンデモ説 - 愛と勇気vv - Yahoo!ブログ

 http://blogs.yahoo.co.jp/yuu_5r/60807707.html

 

● 放射性物質「健康に影響なし」 県有識者会議が報告書 宮城 (河北新報)  赤かぶ

 http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/132.html

 

3.避難計画は不可能(鹿児島・伊藤祐一郎知事発言に注目)(鎌田慧 東京 2014.6.17

 http://nonukes.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-fe46.html

 

 伊藤祐一郎知事曰く「30キロ圏までの要援護者の避難計画は現実的ではなく不可能だ」「10キロまでで十分だ」

 鹿児島県のみなさま、こんな人間を知事にしておいていいのですか?

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 一カ月半ぶりに、川内原発(鹿児島県)正門前にたった。門は固く閉ざされ、鉄製の車止めがいくつもおかれている。フェンスの上に、大蛇のように大きく巻かれた有刺鉄線が伸びていて、いくつかの監視カメラがこちらをにらんでいる。警官隊がでているのは、鹿児島市内をはじめ、全国から市民が抗議にきたからだ。鹿児島県は安倍政権がゴリ押しする、原発再稼動「突破口」の汚名に甘んじている。県知事や薩摩川内市の市長が危険を顧みることなく、「早くやってくれ」と要望しているのだ。

 

 各地に原発が建設されたのは、そこが物理的に一番安全だからではなく「政治的条件」に恵まれていたからだ。カネの魔力には負けない反対が強ければ、電力会社は建設を諦めてきた。再稼動の条件もまた同じである。 門の脇に座っている私たちの目の前を、黒牛を積んだ大型トラックや農耕用の小型トラックが通り抜けていく。ここは農業国なのだ。高いフェンスや有刺鉄線や監視カメラや警官隊は、門の内側にいる世界で一番危険な猛獣が暴れるのに備えているようでもある。

 

 伊藤祐一郎知事は、「30キロ圏までの要援護者の避難計画は現実的ではなく不可能だ」と発言している。「10キロまでで十分だ」。それ以外の老人や病人は見捨てる。そうまでして原発を稼働させたい。カネのためである。(ルポライター)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

4.原発避難、病院9割計画なし、再稼働審査先行の30キロ圏52市町村(朝日 2014.8.18

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140618-00000014-asahi-soci

 http://www.asahi.com/articles/DA3S11195563.html

 http://www.asahi.com/articles/ASG6G451DG6GUTFK006.html

 

 こういう状態で福島第1原発事故が起きたため、たくさんの病院入院患者さんや養護施設の高齢者の方々がなくなった。二度とかような人災悲劇を起こしてはいけない。誰でもそう思うのではないか。が、しかし、この国には、そうではない一部の人間たちがいて、その連中が国の原子力政策を牛耳っているようだ。また、人殺しを前提にして原発を再稼働しようとしている。彼らによれば「原発事故で死んだ人はいない」のだそうだ。ぶっ飛ばしてやろうかな。

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

再稼働の審査が先行している6原発の半径30キロ圏内にある全52市町村の避難計画のうち、病院で個別の避難計画を作っていたのは全217施設中18施設(8%)にとどまることがわかった。老人ホームなど社会福祉施設も全823施設中204施設(25%)で、入院患者ら避難弱者の計画作りがほとんど進んでいない実態が明らかになった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

早々

 

 

« 薄めて捨てていいのなら、いくらでも捨てられる : 海水排水、トリチウム濃度上昇、地下水バイパス暗雲(東京新聞より) | トップページ | 子ども甲状腺がんをめぐる鬼と悪魔の論争=福島県の子ども甲状腺がん検査は「過剰診療」「過剰治療」なのか »

放射能汚染」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 薄めて捨てていいのなら、いくらでも捨てられる : 海水排水、トリチウム濃度上昇、地下水バイパス暗雲(東京新聞より) | トップページ | 子ども甲状腺がんをめぐる鬼と悪魔の論争=福島県の子ども甲状腺がん検査は「過剰診療」「過剰治療」なのか »

最近の記事

無料ブログはココログ