海は東京電力や原子力ムラのためにあるのではない、海に放射能汚染水をぶん投げるな!!
前略,田中一郎です。
東京電力による意図的な放射能汚染水の海洋投棄の件です。
●福島第1原発地下水を海に初放出 汚染前の560トン - 毎日新聞
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20140521k0000e040200000c.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014052102000237.html
実にけしからん話だと思いますが、下記にその問題点を列記しておきます。
また、下記の転送メールは少し前のものですが、関連していますので付記します。
(1)放射能の海洋を含む環境への放出については、「総量規制」でなければ無意味である。海や空は広いし大きいから、薄めていいのなら、ほぼ無尽蔵にいくらでも環境に垂れ流すことができる。放射能の環境排出に関して、「濃度規制」というものは、素人だましのインチキ行為である。
(2)原発から排出される放射能の濃度で見た場合、今回の地下汚染水の排出における汚染濃度と、福島第1原発事故前の原発から排出される濃度とを比べて、前者は後者に比較して低いので、それでいいでしょう、などという言い訳がなされている。発想が逆で、後者こそ、ふとどき千万の環境汚染行為であり、社会犯罪である。そもそも原発・核燃料施設は放射能を閉じ込めるという約束で建設されているのだから、今回の汚染地下水放出のみならず、福島第1原発以外の全国の原発・核燃料施設に対しても、その放射能排出に厳しい姿勢で臨むべきである。
(3)海へ放射能を垂れ流すのに、垂れ流す排出口の周辺漁業団体や自治体だけの了解では全く不十分である。この不道徳かつ犯罪的環境汚染行為に関して、少しでも影響を受ける関係者すべての了解を得ることが必須条件である。海に境界などはないから、関係者はもっともっと広く沢山いる。
(4)今回の地下水放出のモニタリング上、次のような問題がある。
a.地下水くみ上げ井戸の上流で、高濃度の放射能汚染水がタンクから漏れるなど、捨てられる予定の地下水の深刻な汚染を予期させることがすでに起きてしまっている。それに対する放射能シャットアウトの対策が全くできていない。上流が高濃度の放射能で汚染されたら、かような下流での地下水くみ上げ・海洋放出などは、常識で考えてもできないはずである。
b.放出される地下水の汚染状況を検査するというが、全部で12個ある汲み上げ井戸ごとに丁寧に検査するのではなく、それらを全部まとめて1つのタンクに入れ、そのタンク内で、高濃度も低濃度も混ざり合った後に検査をすることにしている。要するに、ここでも「薄めてごまかせ」ということがなされているということだ。
c.しかも、検査は週に数回程度の回数で、実際に放出される汚染地下水が、言われている低濃度なのかどうかも怪しい限りである。汚染の薄そうなところをちょこっと検査して、はい排出しますとばかりに、高濃度の汚染水をドバーっと捨てることもできなくはないし、そのうち、実は測ってみたら高濃度でした、などと言い出すかもしれない。また、第三者検査機関によってダブルチェックするなどと報じられているが、その第三者機関とは具体的にどこなのか(関西電力、あるいは三菱重工業の子会社ではないのか? あるいは原子力ムラ・放射線ムラの組織?)。おそらくは、原子力ムラに特徴的な「利益相反行為」を繰り返しているに違いない。何故、新聞は第三者検査機関の固有名詞を報道しないのか?
(4)トリチウムをはじめ、放射性ストロンチウムや放射性セシウムなどは、食物連鎖などを通じて海洋生物の体内に蓄積され、かつ濃縮されていく。海洋をいったん放射能で汚染させてしまったら、取り返しがつかなくなる。そもそも放射能で海洋や大気を汚染しなければいけないような発電設備など、全く不要の悪たれ設備であり、福島第1原発以外のすべての原発・核燃料施設の放射能垂れ流しをやめさせなければいけない。
(5)トリチウム、放射性ストロンチウム、放射性セシウムによる内部被曝の人体に対する危険性を詳細に解説せよ。ベクレルやシーベルトが小さいので、心配には及びません、以外のことが言えないのか? 医者・医学者・科学者達は何をしているのか? (ついでに申し上げておくと、放射能汚染や放射線被曝を考える時には、「シーベルト」という原子力ムラ・放射線ムラがでっちあげているインチキ単位で考えてはいけない。放射能の量を示すベクレルで考えることが肝要だ。また、外部被曝と内部被曝を単純に足し合わせてはいけない=両者は全くの別物であること、などにも留意すべきである:例として、青森県六ケ所村再処理工場での放射能汚染水垂れ流しの例を挙げておく)
(参考)放射線被曝の単位「シーベルト」はどのようにインチキなのか?
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-1ba9.html
(参考)(増補版)シーベルトへの疑問
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-d2f2.html
(6)汚染地下水を海に捨てたところで、福島第1原発の汚染水問題は解決しない。こうしたトチ狂った場当たり対策ではなく、もっと抜本的な汚染水対策を考慮・検討し、さっさと実施せよ。(安上り手抜きタンク建設や凍土遮水壁など、ロクでもないことばかりやっている。一体何をしているのか!)
(7)今進められている原子力「寄生」委員会による、こうした原発・核燃料施設過酷事故時の汚染水対策・対応の規制はどうなっているのか。まさか、なんにも手を打たずに、対策も考慮せずに、「ほいほい審査」をしているのではあるまいな
(8)安全だとおっしゃる汲み上げた汚染地下水は、すべてタンクローリーで東京へ運び、東京電力や霞が関各省をはじめ、安全だとおっしゃる皆様でご活用願いたい。毎日、コップ数杯ずつお飲みになり、その水で風呂を沸かしてお入りになったらどうか。ただし、小便も含めて、利用後の排水は、すべて下水に垂れ流さず保管すること。また、汚染水を捨てるという海を福島第1原発沿岸ではなく、東京湾、特にオリンピック会場付近と想定して、ものごとを考えてみたらどうか。(要するに、言いたいことは、福島県やその周辺の人達が迷惑や被害を被ることだから、私たちには関係がない、という態度をとるなということだ)
早々
以下はメール転送です。
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【賛同団体急募】
【転送歓迎】【拡散希望】
みなさま
お世話になります。
脱原発福島ネットワーク
佐藤和良です。
4月に提出した県内外75市民団体連名の廣瀬社長宛の 「深刻な放射能汚染水の漏えい及び海洋放出に抗議し、無責任な『地下水バイパス計画』の実施を強行しないよう求める要請書」に、ご賛同頂きありがとうございました。
5月14日、東京電力(株)平送電所で実施した、再開第10回東電交渉で要請書に対する回答があり、これに対する質疑応答を行ったのでご報告します。
*また、報道によりますと、東京電力は「地下水バイパス」を5月21日にも実施する意向であることが伝えられています。
このため、私たち「脱原発福島ネットワーク」は、このような東京電力の意図的な放射能の放出にたいして、改めて全国の市民団体の皆さまとともに、下記「要請」を公表し、「ストップ・汚染水」の広範な声を挙げ、命の海へのさらなる放射能放出を止めたいと願っております。沢山の市民団体の賛同をお願いいたします。
*同時に、東京電力への「地下水バイパス」実施に対する中止要請、抗議等のファックス、メールの発信にご協力いただけますようお願いいたします。
<4.4「深刻な放射能汚染水の漏えい及び海洋放出に抗議し、無責任な『地下水バイパス計画』の実施を強行しないよう求める要請書」への5.14東京電力の回答>
1、深刻な放射能汚染水の漏えい及び海洋放出の停止に全力を挙げ、無責任な「地下水バイパス計画」の実施を強行しないこと。
●回答/汚染水の海洋への流出防止に向けて、当社は緊急的対策として重層的に対策を検討実施しておりますが、海洋への影響は限定的であると考えております。なお、地下水バイパスは地下水が原子炉建屋への流入量を抑制する緊急的対策であり、建屋に流入する前の地下水をくみ上げ、水質確認を実施の上、運用目標値を確認し、海へと放出するものであります。
2、全てのフランジ型タンクの漏えい検査を実施し、漏えいの実態、原因、影響の範囲等を明らかにすること。
●回答/タンクからの漏えいについてはエリアに堰を設け、水位計の設置、パトロールの強化などにより漏えい検知に努めております。フランジ型タンクからの漏えいについて、底板の解体等により原因調査を実施した結果、漏えい部からは、パッキンの飛び出し及びフランジ面の発錆が確認されております。
3、原子炉建屋周辺の凍土壁によらぬ遮水壁の設置、汚染水のコンクリート固化、溶融炉心の空冷化計画の策定などを実現すること。
●回答/凍土遮水壁は、基本設計がとりまとまったことから、規制庁に平成26年3月7日に実施計画の変更認可申請を提出し、現在、審議いただいております。また、凍土遮水壁は、規制委員会等よりご指摘いただいていることは承知しておりますが、当社は、資源エネルギー庁・施工会社と連携をとりながら、引き続き、丁寧にご説明を行っていくとともに、凍土遮水壁の成立性について、現在実施している実証試験の結果も踏まえて検討してまいります。なお、汚染水量の低減を目的とした地下水流入抑制対策は、凍土遮水壁の他、建屋貫通部の止水、サブドレンの活用等の対策を進めております。さらに、冷却水の低減を目的とした格納容器内燃料デブリの空冷方式についても検討をすすめております。
<回答への質疑応答(抄)>
Q:地下水バイパスは報道があったが21日から実施か?運用目標値に照らして、トリチウムが1500Bq/Lを超えるようなら井戸ごとに止めるのか?
A:日程は決まっていない。12番井戸は、超えたので止め、再分析、1200Bq/Lだったので再開。
Q:H4エリアの観測井E1の数値の跳ね上がりの原因は解明されたのか?水位計は?
A:H4エリア周辺における地下水分析結果。ウェルポイントの汲み上げの効果があり、再開して現在も続けている。地下水バイパス実施後も継続する。当初、1000トンタンク5個連結で受け入れタンクのみに水位計設置。不十分で11月全部に設置。警報の確認には行ったが、確認が不十分で目視するべき箇所を確認しなかった。
地下水バイパスは 地下水であって汚染水ではない、トリチウム1500Bq/Lの目標値とした。国の濃度基準の6万Bq/Lより十分低い。セシウムはいベクレルとの基準値を決めるに当たって、周囲の河川と同等濃度とした。トリチウムに関しては、河川レベルとは関係ない。
Q:周辺河川と同等なら熊川の数値は幾つか?分析しているのか?放出規制は、総量規制でないと意味がない。
A:地下水バイパスでの放出の最大値が放出されると仮定して、トリチウムは年間量を計算し 0.5兆Bqで、事故前の年間2兆Bqよりずっと少ない。熊川の分析はしていない。
Q:地下水バイパスで汲み上げた水が汚染水でないなら、東電本社や他電力会社で使用しては?福島の海に流してもらいたくない。汲み上げ水を運んで、東京で使ってはどうか?
Q:場当たり的対策で、信頼性獲得には程遠い。放出は、総量で捉えるべき。全フランジ型の検出検査をやっていないので、全容を把握しようがない。21日確定ではないと言っているが、早期に説明会の開催を求める。地下水バイパスの水は、放出せずに東電による利用計画を求める。
A:県議会には説明している。公開して広く説明し、漁業関係者には厚く説明している。
Q:海は人のものだけではない。生命の源である海を冒涜するものであり、考え方そのものがまずい。放出前に市民説明会をしてほしい。
A:市民説明会は考えていない。去年、福島市といわき市で既に開催した。(注*国の主催、東電ではない)
Q:凍土壁は、東電監視委の元NRC委員長からも疑問視されているが、あの技術は通用するのか?
巨額の経費にみあうのか?凍土壁に失敗したら、誰が責任を取るのか?
A:失敗とは何を想定しているか? 地盤も沈まないと思っている。
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• 東京電力への要請・抗議のメール、ファクスは下記宛先になります。
(「地下水バイパス」が実施されないよう急ぎお願い致します。)
下記「要請書」でも、オリジナルの抗議文でも、よろしくお願いいたします。
メール:genshiryoku-center@tepco.co.jp
FAX:03- 3596-8539
• 「要請書」に賛同頂ける団体は、5月19日(月)12:00までに下記宛先に、メールまたはファックスで連絡をお願いいたします。5月20日に「要請書」とともに団体名を公表させていただきます。件名に【ストップ汚染水・賛同】と明記の上、賛同団体名と団体の所在都道府県名をお知らせください。
メール送り先:stop.osensui@gmail.com
FAX送り先:03-3357-3801(原子力資料情報室:担当・澤井正子)
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要 請 書
東京電力株式会社
代表執行役社長 廣瀬直巳 様
2014年5月20日
母なる海への「地下水バイパス」という
意図的な放射能汚染水の放出を中止してください。
福島第一原子力発電所の過酷事故は、3年以上の年月を経ても収束の見通しもなく、大量の放射性物質が環境中へ放出されています。このような状況での中で、報道によれば、東京電力が「地下水バイパス」を5月21日にも実施する旨、伝えられています。私たちは、この「地下水バイパス」が放射能を含み汚染された地下水である可能性が高いことから、決して外洋に放出することは許されないと考え、その実施中止を求めます。
福島第一原子力発電所では、1〜3号機の溶融した核燃料の所在もいまだにわからず、ただ冷却水を注入する作業が3年間行われてきました。そのために大量の高濃度汚染水が発生し、鋼板をボルトで固定しただけのフランジ型タンクに貯蔵されていました。昨年夏以降これら複数のタンクから数百トンの汚染水が漏洩し最大で1800ミリシーベルト/hという非常に高い汚染が確認されています。福島第一原発事故は国際原子力事象評価尺度ですでに「レベル7(深刻な事故)」、人類史上最悪の原発事故と評価されています。東京電力は、その同じサイトで新たに「レベル3(重大な異常事象)」とされるような汚染事故を重ねて起こしているのです。「地下水バイパス」によって放出される地下水は、フランジ型汚染水貯蔵タンクの近傍・下流に位置している12本の観測井戸からくみ上げられたもので、漏洩した高濃度汚染水による汚染の可能性が非常に高いと考えられます。
「地下水バイパス」という言葉も、事実を隠しています。実際、東京電力自身が設定している「地下水バイパス」の運用目標でも、1リットル当たりセシウム134は1ベクレル、セシウム137が1ベクレル、ストロンチウム等全βが5ベクレル、そしてトリチウムは1500ベクレルという値が設定されており、けっして汚染のない地下水ではなく、汚染されていることが前提になっています。さらにこのような放出がいつまで、どのくらいの量が放出されるのか、全体像は一切明らかになっていません。このような濃度だけの基準では、いくらでも大量の放射能を放出することが可能になり、特にトリチウムは1500ベクレルという高い値でこのような汚染水が放出されることは、また新たな国際問題に発展する懸念もあります。
福島第一原子力発電所の沖合、そして東北地方沖合の三陸沖は、世界三大漁場といわれる豊かな海です。この海の恵みは日本国民の宝であり、さらにこの恵みによって生きる漁業関係者等の生活の場でもあります。東北の真の復興を願う多くの人々にとっても、「地下水バイパス」というこれ以上の放射能汚染水の放出は、その願いを打ち砕きかねません。私たちは、このような「地下水バイパス」の実施を中止するよう、重ねて強く要請いたします。
賛同団体名○○○○、
以上○○団体
連絡先:「脱原発福島ネットワーク」
いわき市鹿島町久保字於振1-2
TEL:0246-58-5570
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早々
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