森林・木材の放射能汚染 :木材汚染の拡散を防ごうとしない国・東京電力、これは氷山の一角だ
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
別添PDFファイルは、少し前に表面化して問題となった汚染木材クズの不法投棄問題に関連したマスコミ情報です。若干のコメントを付してご紹介申し上げます。放射能汚染地帯では、林業・木材産業を含め、全ての産業活動を停止し、地域住民を避難させよ、防災等の目的で汚染森林等に入って作業する場合には、厳格な放射線防護や被ばく防止装備、適切な労務管理等の義務付けを罰則付きで厳格に実施させよということを強く申し上げたいと思います。
<別添PDFファイル>
(1)汚染木くず不法投棄(東京 2014 4.4)
(2)滋賀・汚染木くず不法投棄、東電、関与業者に4億円(東京 2014 4.4)
(3)森林除染に課題(福島民報 2014 4 22)
(4)原町火発の木質バイオマス燃料導入、設備工事に着手(福島民報 2014 4 3)
1.汚染木くず不法投棄(東京 2014 4.4)
http://blog.livedoor.jp/ryoma307/archives/7617793.html
http://ameblo.jp/mogari25/entry-11813099032.html
(一部抜粋)
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福島原発事故で放射性セシウムに汚染された木くずの一部が、不正なルートで全国にばらまかれていた。滋賀県の琵琶湖畔に汚染木くずを不法投棄したとして、滋賀県警は3月上旬、廃棄物処理法違反などの疑いで、東京都内の会社代表らの関係先を強制捜査した。この代表には、東京電力から処理費用名目で約4億円が支払われた可能性がある。事故の賠償利権に群がるブローカーまがいの人たち、それを見逃す東電のずさんなチェック体制が浮かび上がる。
(中略)県の測定では、木くずから1キロ当たり最大3900ベクレルの放射性セシウムが検出された。木くずは、第三者が2月末までに自主撤去した。県が撤去後の土壌のセシウム濃度を調べたところ、原子炉等規制法で放射性物質として扱う基準値100ベクレルを下回ったものの、県の対応の遅れなどが周辺住民の不興を買った。
県の告発状では、問題の木くずは滋賀県以外でも鹿児島市、山梨県富士河口湖町、千葉県内などに運び込まれていた。福島県内の製材業者は事故以降、製材の過程で排出される樹皮などの木くずの処理に苦慮している。放射能汚染への懸念で引き取り手が激減したためだ。2月末現在、約6万2000トンが製材会社敷地内で滞留していると推計され、今も月6000トンのペースで排出。滞留すると保管場所の確保が難しくなるほか、長期間の保管で発酵し、自然発火する危険もつきまとう。
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(田中一郎)そもそも何故、放射能で汚染した森林での木材等の伐採やキノコ採取などの産業活動が認められているのだろうか。福島県を中心に、関東や東北各地の木材産業は、製材する際に必ず出てくるバーク(木の皮)やオガクズが放射能に汚染された状態で山積みとなり、その処理に悩まされ続けている。しかし、そんなことは最初から自明であって、そうした木材産業の活動に伴って必ず大量に発生してくる放射能汚染物の取り扱い方が定まらないままに、林業・製材業が、さも福島第1原発事故などなかったかのごとく復活・展開されているところが理解できないところである。
また、特に林業労働の場合には、汚染された森林内で長い時間施業をするわけだが、その際に受ける放射線被曝は林業労働者の体を徐々に徐々にむしばんでいくことにならないか、大いに懸念されるところだ。まるで福島第1原発の現場で働く作業員並みの被ばくをすると考えても過言ではないにもかかわらず、線量計の保持や被ばく防護の装備などが罰則付きで林業会社・素材生産業者・森林組合などに義務付けされているわけでもなく、そもそも国有林を含めて業界全体としても、林業労働者の被ばくと健康の問題に対して無頓着すぎる状態が続いている。誠におかしな話である。
2.滋賀・汚染木くず不法投棄、東電、関与業者に4億円(東京 2014 4.4)
http://radiation7.blog.fc2.com/blog-entry-3439.html
(一部抜粋)
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滋賀県高島市の河川敷に放射性セシウムに汚染された木くずが大量に不法投棄された問題で、関与した東京のコンサルタント会社社長に、東京電力が処理費用などとして賠償金計約4億円を支払ったとみられることが4日、県警捜査関係者への取材で分かった。
別の関係者によると、木くずは福島県本宮市の製材業者が排出。コンサル社長は、この業者から木くずの処理と東電に対する賠償請求手続きの代行を請け負っていた。東電によると、賠償金は、申請書類をもとに支払いの適否を判断するが、広報担当者は「個別の案件については回答できない」と話している。
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(田中一郎)産業廃棄物が不法投棄された場合には、確か、不法投棄した業者のみならず、当該産業廃棄物の排出者も後始末の責任を問われるような仕組みになっていたはずだったが、この木材の放射能汚染くずの不法投棄の場合には、それはどうなっているのだろうか。それにしても、税金で生き延びさせてもらっている会社(東京電力)が、実にいい加減なことをしている。
3.森林除染に課題(福島民報 2014 4 22)
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2014/04/post_9846.html
(田中一郎)森林の除染などできないし、すること自体が無駄に近い。それはチェルノブイリ原発事故後の旧ソ連で実証済みである。そんなものができるかのごとく幻想をふりまいている国、地方自治体、御用学者、マスごみなど、関係当事者全てが大問題である。
4.原町火発の木質バイオマス燃料導入、設備工事に着手(福島民報 2014 4 3)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140403-00000002-fminpo-l07
(一部抜粋)
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計画では石炭に約1%の木材チップを混ぜて燃焼させる。燃料となる木材チップは、建築用材の未利用材や間伐材などを使う。本県と宮城県の製材加工業者が両県の林業関係者から原料を確保し、チップに加工する。年間約6万トンを使用する計画で、東京電力福島第一原発事故に伴う森林除染で出た伐採木や、震災がれきは使用しない。
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(田中一郎)そんな中で、かようなノーテンキなことをしている。これでクリーンだとでも思っているのだろうか。ただ単純に、放射能で汚染された山から、放射能に汚染された木材を伐り出してきて、それを燃やしているだけのことである。どうみても、燃やす場合に放射能が環境に放出されないよう万全な設備対策がしてあるようには思えないし、そのこと自体が問題にさえなっていない様子がうかがえる。放射能汚染や放射線被曝のことについては、もう福島第1原発周辺や福島県ではマヒしてしまって、どうでもよくなってしまっているのだろうか。
記事には「東京電力福島第一原発事故に伴う森林除染で出た伐採木や、震災がれきは使用しない」などと書いているが、森林除染で出てくる伐採木は、民家から20mまでの森林の樹木であり、それより奥の山にある樹木を伐り出せば除染木とは言えないだろう。しかし、汚染は除染木よりもひどいだろう。馬鹿みたいな話ではないか。
早々
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