第14回「福島県民健康管理調査検討委員会」(2014年2月7日):子どもの甲状腺検査の結果
前略,田中一郎です。
「第14回福島県民健康管理調査検討委員会」(2014年2月7日)における子どもの甲状腺検査の結果に関するコメントです。下記の別添PDFファイルをご覧下さい。
●表紙
「14KAIKENMINKENKOUHYOUSI.pdf」をダウンロード
●本文
「14KAIKENMINKENKOUHONBUNN.pdf」をダウンロード
また下記は、2月7日に開催された「第14回福島県民健康管理調査検討委員会」終了後の記者会見の録画である。毎度毎度、この記者会見を見せつけられる者にとっては忍耐力が必要だ。今回の記者会見では、質問する側の質問内容が引き締まっていたにもかかわらず、答える側=つまり「福島県民健康管理調査検討委員会」の座長・星北斗氏や福島県立医科大学の鈴木真一教授、あるいは甲状腺外科が専門の日本大学・清水一雄教授、放射線疫学が専門の高村昇長崎大学教授らの質問への回答の無内容ぶり、はぐらかしぶり、が目立つ会見となった。許されないことである。未来世代を担う子どもたちの放射線被曝による健康の問題を課題にしているにもかかわらず、この連中の態度はいったいどうしたことか。
およそ、正当な質問に対してまともに答えられないということは、この問題に関してこの連中が、ロクでもないことをして、大事なこと・肝心なこと・核心的なことを隠しているか、ウソをついているかのいずれかである。質問に対してきちんと答えられないのなら委員を辞めることだ。そのような最低限の倫理感もないような人間達が、およそ福島第1原発事故による放射線被曝被害の問題にかかわるべきではない。
なお、この「福島県民健康管理調査検討委員会」終了後の記者会見は必見なので、毎度ご覧になられることをお勧めする。また、毎回記者会見の録画をネットに提供してくれている「OUR
PLANET TV」(アワプラ)さんに、みなさまのご支援をお願い申し上げます。
●(記者会見録画)甲状腺がん悪性・悪性疑い74人〜福島健康調査 OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
アワープラネット・ティービー
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1727
●福島県ホームページ - 組織別 - 県民健康管理調査検討委員会
(田中一郎メモ)
今回の記者会見では、核心を突く鋭い質問が参集した記者から多く出たが、回答がいずれもはぐらかしで終わり、内容が掘り下げられない残念な結果となっている。誠に残念ことであり、「福島県民健康管理調査検討委員会」側の責任は大きいと言えるだろう。きちんと答えないのなら、こんな委員会は解散してしまえばよい。
1.(質問)放射線被曝線量の大きさからみて甲状腺ガンが多発するとは考えにくいとする見解については、被爆線量の推定が放射性セシウムによる外部被曝を推し量ったものであり、甲状腺ガンの因果関係の根拠に使うにはふさわしくないのではないのか
⇒ まともに答えず
2.(質問)弘前大学の床次真司氏が「放射性ヨウ素沈着マップ」を使ったらどうかと提案している
⇒ これから検討していくだろう、というあいまいな回答(例えば「現状の線量評価には限界があり、こうしたことも必要だと思うので必ず検討して実現させるよう努力する」とは言わない)
3.(質問)「福島県民健康管理調査、及び検討委員会、福島県立医科大学などに関しての独立した倫理委員会が必要なのではないのか
⇒ まともに答えず、最初は当委員会が答えるべきものでもないとして、質問を退けようとまでした。
4.(質問)これまで発見された子ども甲状腺ガンの数(74人、0.03%)は「想定された範囲内」というが、その根拠は何か。また、いくらの数字が出たら「想定外」なのか、具体的な数値を示していただきたい
⇒ 根拠も数字も示せず、くだくだと言い訳に終始している。とりわけ長崎大学の高村昇教授の「因果関係を見よ」説明は噴飯ものである。
5.(質問)これまで発見された子ども甲状腺ガンの数(74人、0.03%)は「想定された範囲内」であるならば、子ども甲状腺ガンは日本では相当多いということになる(子ども人口が2千万人なので、0.03%=6千人が子ども甲状腺ガン)。ならば、全国一斉の子ども甲状腺ガンの検査・調査が必要になるのではないのか
⇒ 答えず
6.相矛盾する発言(明らかにおかしい、ごまかすな!):星北斗座長
「発見された子ども甲状腺ガンへの放射線被曝の影響は未知数である」が、しかし「我々は放射線被曝の影響は考えにくいと考えている」
7.相矛盾する発言(明らかにおかしい、ごまかすな!):清水一雄日大教授
「発見される子ども甲状腺ガンが何%になるかは予想できない」が、しかし「0.03%は想定内である」
8.甲状腺ガンは「予後」が良好である、などと、鈴木真一福島県立医科大学教授は、まだ言っている。その根拠として、生存30年が95%などを挙げていた。子供のときに甲状腺を理不尽にも取られてしまった人たちの悲しみと苦しみが、この人間には理解できないらしい。また、おそらくは、一生体調不調に苦しむことになりかねない被害者のことよりも、自己保身優先で発言するこの人間のこの発言を、私は許せないと思う。
9.(質問)福島県立医科大学の倫理委員会に出された書類には「子ども甲状腺ガンの発生率は100万人に1人か2人」と書かれているが、それと「0.03%は想定内」などという説明とは相矛盾するではないか
⇒ まともに回答せず
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(関連1)「線量ゼロの子でも被曝」=朝日新聞は日本の「痴性」? 一方 河北新報「甲状腺被ばく量半減 弘前大調査」 我々はいくら「内部被曝」したのか? - 福島 信夫山ネコの憂うつ
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-98.html
(関連2)『福島県の小児甲状腺ガンを憂える』
http://www.asyura2.com/12/test28/msg/439.html
早々
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