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2014年2月10日 (月)

忘れてはいけない3つの放射能汚染に関して (いただいたメールへの私の返信)

前略,田中一郎です。

下記は、ある方からいただいたメールへの私の返信です。

田中一郎の返信
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大雪になったので、家に閉じこもって、メールを拝見しています。
いつも貴重な情報をありがとうございます。

スギ花粉のこと、タバコのことは、忘れかかっておりました。
1
年くらい前は、いろいろ考えては論じていたのに
自分の痴ほう症には情けなくなります。

思い出させていただいて、どうもありがとうございました。
でも、お礼を申し上げているのに、これから無礼なことを申し上げるのは
少し気が引けますが、厚顔にも発言させていただきます。

スギ花粉=林野庁、ワカメなどの水産物の放射性ストロンチウム=水産庁、タバコ=JT のそれぞれの説明について、私は全く信用をしておりません。依然として危険な状態にあると思っております。この3つの組織は、結論を危険性はない・心配するな、を最初に決めておいて、それを証拠立てするためのデータ探しに奔走しています。だから、説明が場当たり的で、ご都合主義で、いい加減で、アンフェアなのです。

スギ花粉からの放射線被曝については、連続して累積的に呼吸被曝する危険性を考慮する必要があります。林野庁のスギ花粉分析は、花粉が1回だけ、ひょい、と飛ぶ場合の話で、たくさんのスギから、風によっては濃縮もされつつ、連続して飛び回る場合には、話は違ってきます。スギ林の周りにフィルターをたくさん設置して、その汚染度を調べてみればいいと思いますが、そのようなことはしません。危険であることがわかると困るからでしょう。


ワカメの放射性ストロンチウムについては、とにかく検査されていないのでわからないというのが現状です。私は3.11以降、青森以南、千葉以北で獲れる魚介類は一切口にしないことにしています。危険なのは放射性セシウムだけではありませんし、放射性セシウム以外は放射性ストロンチウムだけではありません。さまざまな核種で汚染されている可能性があります。

タバコは足切り基準の100ベクレルの根拠がありません。数値が大きすぎるのではありませんか? また、「千葉県長生郡産の葉からは約42Bqを検出。2013年産からは、昨年を上回る最大で約186Bqを検出しています」とあるように、2013年になるほど汚染度が高くなっているのは非常に気になります。しかも千葉県の話です。タバコは肺に吸い込みますから、それに放射性物質が含まれている場合は、格段に危ないと思います。東日本産のタバコの利用はやめるべきです。タバコに付着しているのが(これはスギを含むさまざまな花粉も同様ですが)、放射性セシウムだけとは限りません。アルファ核種が気になります。

(追加記載:先般より話題となっているSTAP細胞ではありませんが、非日常的な刺激によって人間細胞がガン化する可能性が無視できないとすると、タバコの紫煙による肺の細胞への刺激に加えて、放射性物質の放射線(特にアルファ核種)の刺激を加えることは、肺ガンリスクを数倍に高めてしまうこともありうるのではないでしょうか)

そもそも、福島第1原発からの放射能の大気中への放出は止まっていないし、止めようともされておりませんし、また汚染水は3年近く海へじゃじゃ漏れで汚したい放題です。当然、放射性セシウムだけでなく、福島第1原発の全核種が大気中や海へ放出されています。


日本の放射能汚染管理と放射線被曝防護は、全くの出鱈目です。
近い将来、後悔することにならなければいいが、と思っております。
早々

-----Original Message-----
【ご参考】スギ花粉の放射性セシウムなど
 以下、ご参考まで。

◆スギ花粉
 林野庁が1月31日、福島県内24か所のスギ花粉の放射性セシ
 ウムについてデータを公表しています。花粉の汚染線量とその地
 点の空間線量率の間にはかなりの相関関係があり、毎時1μシー
 ベルト当たり汚染線量が約1800ベクレルの関係のようです。
 ただ塙町のように毎時0.17μSVでもNDのところもあります。

 林野庁の発表では、花粉1個が12ナノグラムと非常に小さく、
 最高値の5万9千ベクレルの花粉が、過去最高濃度の1立米に
 2207個含まれたとしても、放射性セシウムは合計
 約0.0016ベクレルにとどまるとしています。成人の1日の
 呼吸量を約22.2立米とした場合でも、1か月で約1ベクレル
 を取り込む計算になります。この通りであれば、汚染花粉による
 影響は大きくはなさそうですが吸い込まないことにこしたことは
 ないでしょう。

 林野庁は花粉汚染量が全体として2011年秋のものに比べ、
 12年には約半分に、昨年は約5分の1にまで低下したとしてい
 ます。また、先の仮定による積算線量を1.39μシーベルトと
 見積もっています。それが「低下した」とはいうもの「影響は小
 さい」とは明記していません。

 ・林野庁, 2014-1-31
 平成25 年度スギ雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果について

  http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/ken_sidou/pdf/140131-01.pdf

◆ワカメ
 水産物のストロンチウム90の検査結果がほとんどありませんが、
 水産庁が5日、宮城県七ヶ浜のノリとワカメ(昨年12月採取)
 の調査結果を公表しました。

  ノリ  0.069Bq/Kg
  ワカメ 0.055
Bq/Kg

 ワカメの値は、70年代の女川町のワカメ(0.0555~

 0.1184。環境放射線データベースより)とほぼ同じレベル
 です。

 ・水産庁, 2014-2-5
 水産物の放射性物質の調査結果(ストロンチウム)

http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/pdf/result_strontium_140205.pdf#page=3

◆タバコ
 すでにネットでも流れていますが、JTは100ベクレルまでの
 タバコの葉を使用していることを明言しています(100ベクレ
 ル以上は購入しない)。

 ・日本たばこ産業, 2012-3-16
  葉たばこに関する放射性物質の自社基準値の設定について

  http://www.jti.co.jp/news/radiologial_inspection_20120316.html

 JTは一昨年より、東北と関東のたばこの葉についての放射能測
 定結果を公表している。2012年産の東北の葉からは、キログラム
 当たり最大110Bq(福島県白河市)を検出し、岩手県奥州市産で
 も87Bqを検出。また、千葉県長生郡産の葉からは約42Bqを検出。
 2013年産からは、昨年を上回る最大で約186Bqを検出しています。

 では、タバコの葉に含まれる放射性セシウムがどの程度煙に移行
 するかという点では、JTの研究者が安定同位体Cs133による試
 験の結果を報告しています。それによると、たばこから煙への放
 射性セシウムの移行率は、主流煙で0.3%、副流煙で0.5%程度の
 移行が確認できたとしています。タバコ1本に含まれる放射性セ
 シウムの量が少ない(微量)とはいえ、避けるべきでしょう。

 ・古川知恵美ほか
  『エアロゾル研究』Vol.28No.22013
  紙巻たばこに含まれる安定同位体セシウムの煙中移行
  https://www.jstage.jst.go.jp/article/jar/28/2/28_150/_pdf

 タバコの箱のバーコードで国内生産の銘柄が確認できるとの
 が流れていますが、バーコードの先頭の「45」「49」は国を

 示すコードですが、これは生産国とは無関係です。世界中でバー
 コードが重複しないように、先頭から国コード、企業コード、製
 品コードの順で並んでいて。そのコードを見た限りでは生産国は
 わからないようになっています。で、どの銘柄に汚染されたタバ
 コの葉が使われているかはわかりません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
早々

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