茨城県高萩市で子どもの甲状腺検査=「精密検査が必要」(B判定)の子どもが受検者855人中に8人
前略,田中一郎です。
このほど茨城県高萩市は,希望者に対して子どもの甲状腺検査を実施し,その結果をHPに公表いたしました。対象者3,827人のうち1,421人が申し込み,うち855人が受検しました。結果は下記URLにある通りです。
異常なし(A1) 663人
経過観察(A2) 184人
要精密(B) 8人(約1%)
計 855人
*甲状腺超音波検査の実施状況について (2013年11月7日掲載)
http://www.city.takahagi.ibaraki.jp/news.php?code=1302
子どもの甲状腺ガンは,何度も繰り返して恐縮ですが,100万人に1~2人と言われている病気です。わずか850人程度の人数の子ども達を調べただけで,B判定が1%の8人も出るというのは明らかに異常で,由々しき事態と言えるでしょう。全員が甲状腺ガンでないことを祈るばかりです(検査したのは「甲状腺ガン」だけです。「甲状腺異常」や「甲状腺障害」は検査されておりませんが,ガン以上に懸念されます)。
政府は,子ども甲状腺ガンの検査を福島県に限定して実施しておりますが,放射能雲=とりわけ放射性ヨウ素のプルームは,福島第1原発事故後,福島県のみならず東日本全域に広がっているのであり,福島県以外の子どもたちにも大きな懸念があります。子ども甲状腺ガンを福島県に限定する科学的根拠など,全くありません。また,年齢も「事故当時18歳以下の子ども」に限定することも根拠なしです。放射能汚染地域の,全ての年齢の住民に対して,直ちに甲状腺ガン検査を実施し,併せて「甲状腺異常」検査も並行して実施すべきです。
下記のような「要望」が,多くの放射能汚染地域にある自治体や市民団体などから出されておりますが,原子力ムラ・放射線ムラ代理店の日本政府や,その下請自治体は,いつもの通り「馬耳東風」で,これらの要望に応える様子は全くありません。要するに,日本政府やその下請自治体は,子ども達を含む放射能汚染地域の人達の命と健康を守ろうという意思が,今のところ全くない,ということを意味しています。許し難いことであると思われます。
*(事例です)放射能汚染から子どもを守ろう@守谷 守谷市に提出「子どもの甲状腺検査を求める要望書」全文
http://forchildrenmoriya.blog104.fc2.com/blog-entry-116.html
<参考サイト>
(1)福島原発事故による健康被害 (1/2)Gesundheitsfolgen
von FUKUSHIMA
一小児科医の報告 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=FjTpsUN9nLM&feature=youtu.be
(2)福島原発事故による健康被害(2/2)Gesundheitsfolgen
von FUKUSHIMA 一小児科医の報告 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=HOd_fGmTfFs&feature=youtu.be
(3)20131121 UPLAN 【第1部】ウクライナのタチアナ女史が語る「低線量汚染地域・健康被害の真実」事故後27年のチェルノブイリから考える - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=2HgH1pbXiZI
(4)20131121 UPLAN 【第2部シンポ・記者会見】 日本の放射能被害を防ぐ-事故後27年のチェルノブイリから考える タチアナ・アンドロシェンコ 小若順一
松井英介 山本太郎 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=MOJJM6Ij8n4
早々
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