被曝限度20ミリシーベルト (/年) なんて,とんでもない(1)
前略,田中一郎です。
別添PDFファイルは,西尾正道元(独)国立病院機構北海道がんセンター院長,並びに医学博士の松崎道幸先生よりいただいた講演会レジメ,並びに論文です。
原子力「寄生」委員会は,このほど「東京電力(福島第1原発)放射能放出事件」による汚染地域での一般人の被曝限度を20ミリシーベルトに引き上げ,これまでの法定限度であった1ミリシーベルトを「長期目標」などとして棚上げにして,多くの地域住民に大量被ばくの押し付けを行おうとしております。
別添PDFファイルは,国際放射線防護委員会(ICRP)が勧告し,原子力「寄生」委員会が提唱する「被曝限度20ミリシーベルト」が,いかに危険なものであるかを示す,いくつかの重要な事例資料です。
しかも,今般の原子力「寄生」委員会による「被曝限度20ミリシーベルト」は,内部被曝=特に呼吸被曝をカウントせず,かつ,個人線量計による個人被曝量の計測という,もう一つの被ばく過小評価の押し付けまでがセットされており,とんでもない被曝実態隠しと,放射能の危険性無視の暴挙といえるでしょう。(また,福島県外のホット・スポット地域をはじめ,広く東日本の汚染地帯に住んでおられる多くの方々についてはどうなるのでしょう? 空間線量を指標にしなければ,どうしようもないのではありませんか)
個人線量計の利用などは,限定された人数で,限定された期間や場所で,ユーザーに対しての徹底した利用方法や効果の説明の後に,参考データとして活用するならば,分からない話ではありませんが,およそ広範囲の地域の何万人以上もの人々が,かような方法で放射線被曝や線量限度管理などできるはずもありません。そもそも,除染が効果がないから,今度は個人線量管理で,被曝量の表面上の数値を引き下げようという,その態度そのものが根本的に歪み切っております。
原発事故被害者の方々を,できもしない除染で翻弄しつつ除染事業利権の甘い汁を吸い,他方で賠償・補償や生活・仕事の再建にはまともに尽力もせず,避難・移住・疎開の希望は無視して,避難者の汚染地域への帰還一辺倒の政策を展開しては,中身のない「安全・安心キャンペーン」を繰り返してきた日本の政府ですが,今度は,原子力「寄生」委員会や国際原子力マフィアまで駆り出して,放射線被曝による健康被害の危険性の中へ,その原発事故被害者の方々を放り込もうとする,ろくでもない政策を始めようとしています。
20ミリシーベルトなど,とんでもない話です。原発労働者や核施設で働く研究者でさえ,それほどの大量被ばくをする人は,例外的にしかいないのが現状です。その被曝数値を,妊婦や子どもや若者を含む一般の人々に適用して,それで大した心配はいりません,などと,とぼけようとしているのが今回の原子力「寄生」委員会他,原子力ムラ集団の動きです。騙されてはなりません。騙されることは,放射線被曝による「緩慢な死」を受け入れることになります。( しかも,自分自身の「死」のみならず,放射線被曝による遺伝的障害を通じて,子子孫孫に至るまでの「死」をも受け入れることになります)
3.11「東京電力(福島第1原発)放射能放出事件」直後に,多くの方々の抗議と努力で「被曝限度20ミリシーベルト」を持ちだしてきた文部科学省を問い詰め,やっとそれを放棄させたかと思いきや,事故後2年半たって,ふたたびゾンビのごとく,地獄の底から「被曝限度20ミリシーベルト」がよみがえってまいりました。今度は,原子力ムラの「ホラ吹き悪魔」の田中俊一が,トリチウム汚染水を海へ捨ててしまえなどとわめきながら,「20ミリシーベルト」を高く掲げております。
原子力ムラとの「最終戦争」は続きます。彼らを葬り去るか,我々が殺されるか,その二者択一です,妥協などありえないことは,この「被曝限度20ミリシーベルト」の「地獄からの復活」が赤裸々に示しております。
被曝限度20ミリシーベルトなんて,とんでもない。
個人線量計による被曝管理なんてとんでもない。
(別添PDFファイル) 早々
●西尾正道先生(1)「20msv_toxic_1.pdf」をダウンロード
●西尾正道先生(2)「20msv_toxic_2.pdf」をダウンロード
●西尾正道先生(3)「mamarevo_info.pdf」をダウンロード
●松崎道幸先生(1)「10msv_toxic.pdf」をダウンロード
(ブログアップの際のデータ量の制限のため,カラーにはできませんでした。お詫び申し上げます)
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