2024年9月29日 (日)

石破茂自民と野田佳彦立民:石破茂は口先だけでなく、①日米地位協定改定(独・伊並み)②「脱原発」、のいずれかでも実現すれば歴史に名を残す、野田佳彦立民は、執行部にカスばかり集めて絶望的、総選挙で負けてさっさと退陣せよ

前略、田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(10.31)再開「新ちょぼゼミ」第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-3d484e.html


2.キャンペーン

(1)署名 被爆体験者訴訟の勝訴原告を控訴せず、被爆体験者問題を合理的に解決してください。Change.org
 https://chng.it/GYGmHQPDdR

(2)署名 福島原発事故は国の責任! 最高裁は国を免責した判決を正してください· Change.org
 https://tinyurl.com/4bbvyjaz

(3)世界初承認のレプリコンワクチン定期接種の中止を求めるオンライン署名
 https://qr.paps.jp/ZpThP

(4)ご寄付のお願い - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/donation/

(OurPlanet-TVは福島原発事故後の子ども甲状腺ガンの情況や原発震災被災地の被ばく状況をきちんと伝える唯一のメディアです:田中一郎)

(関連)OurPlanet-TV - YouTube
 https://www.youtube.com/c/OurPlanetTV


3.イベント情報

(1)(9.30)東電刑事裁判 第8回最高裁行動のお知らせ – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/20240930-event/

(2)(10.1)種子法廃止等に関する違憲確認訴訟 控訴審第4回期日(最終弁論)のご案内 - TPP交渉差止・違憲訴訟の会
 http://tpphantai.com/info/20240917/

(3)(チラシ)(10.2)福島原発被害阿武隈訴訟控訴審公判(東京高裁)
 https://qr.paps.jp/8uRtN


4.日刊IWJガイド・非会員版「半田滋氏が『米国人が喜ぶような政策を取ってきたのが自民党の伝統』『誰が総裁になっても今までの自民党の政策を引き継いでいく』と指摘!」2024.9.23号~No.4334 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53936
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「石破茂自民と野田佳彦立民:石破茂は口先だけでなく、①日米地位協定改定(独・伊並み)②「脱原発」、のいずれかでも実現すれば歴史に名を残す、野田佳彦立民は、執行部にカスばかり集めて絶望的、総選挙で負けてさっさと退陣せよ」をお送りします。

 <別添PDFファイル>

(1)石破氏「安保改定」を提唱、米研究所に寄稿、自衛隊グアム駐留案も(朝日 2024.9.29)
(2)グロテスクな刷新芝居 この総裁選でわかったことは「自民党は解体しかなし」(日刊ゲンダイ 2024.9.28)
(3)自民党はどこまで行っても自民党 石破新総裁、ウンザリの全舞台裏と今後(日刊ゲンダイ 2024.9.30)
(4)安倍政権の“生みの親”野田立憲では政権交代は起きない(高野孟 日刊ゲンダイ 2024.9.26)
(5)野田佳彦新代表に立憲支持者の複雑…政権交代か大政翼賛会か、二つにひとつ(日刊ゲンダイ 2024.9.25)
(6)共闘をあきらめない(前川喜平 東京 2024.9.29)


1.石破茂自民党新総裁・新政権

 石破茂自民党新政権は、口先だけでなく、①日米地位協定の改定(独・伊並み)、②脱原発、のいずれかでも実現すれば歴史に名を残す。総裁選の舞台裏については別添PDFファイルの日刊ゲンダイ記事をご覧いただきたい。「自民党はどこまで行っても自民党」だと書かれ、総裁選の行方を握っていた麻生太郎・麻生派をはじめ、自民党内の動きについて、かなり詳しく書かれている。要するに「サル山のボス争い」である。こんなことまでして総裁になった石破茂が、裏金・脱税問題や統一教会問題で毅然とした態度が取れないのはほぼ確実。これが嫌なら有権者は間もなく実施される衆議院選挙で、裏金・脱税議員を中心に、自民党候補を落選させればいい。

 石破茂自民党新政権の注目点はそこではない。仮に衆議院選挙で自民党が勝ち残れば(私はおそらく勝ち残ると思っている)、その後の注目点は、石破茂が口先だけでなく、「①日米地位協定の改定(独・伊並み)、②「脱原発」、の1つでも本気で実現しようとするかどうか、実現できるかどうかである。もしもこのいずれか1つでも実現すれば、石破茂総理は歴史に名を残すだろう。この2つは、日本を滅亡から防ぐために、サイテー限、しなければならないことだからだ(①日米地位協定改定は一定程度の対米自立を意味し、今現在進められている、アメリカのための対中共中国戦争(アメリカの代理戦争)準備にストップがかけれらる可能性が高まる)。他のことはどうでもいいわけではないが、この2つは今日の日本にとって決定的に重要だからだ(要するに、戦争防止と原発過酷事故回避)。

◆【速報】自民新総裁に石破氏 辺野古推進、日米地位協定改定を主張 - 琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-3500734.html

(関連)日米地位協定の見直し期待、玉城デニー沖縄知事「県民の声 反映を」 石破自民新総裁選出で - 沖縄タイムス+プラス
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1442528

(関連)<独自>米軍基地のPFAS汚染対策また日本が肩代わり 3億円で別の格納庫も補修 「緊急措置」がなし崩しに…:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/355689


◆石破茂氏が語る「原発ゼロ」 - YouTube (青木美希・あおタイムス)
 https://www.youtube.com/watch?v=s9aKHBqbHXU


◆(別添PDFファイル)石破氏「安保改定」を提唱、米研究所に寄稿、自衛隊グアム駐留案も(朝日 2024.9.29)
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2024092900009&g=pol

 しかし、である。上記は本日(9/29)付朝日新聞に掲載された記事だが、日本国憲法の徹底平和主義から鑑みて、軍事力については「専守防衛」が限度であり、従ってまた、自衛隊の海外派兵は許されないということについての理解が不十分なまま、上記のような戯言を言っているなら、石破茂政権はこれまでの自民党政権と変わらない、日本破壊のガラクタ政権ということになる。原発・核燃料サイクル施設を狭い日本列島に60基以上も並べて何が武装防衛か、何が日米安保か、何がアジア版NATOか?! 愚かなことを言う前に、原発・核燃料サイクルを一刻も早く廃棄し、返す刀で日米地位協定の改定に着手して、歴史に名を残す首相になることを目指せ。

 <自民党という「猿山」の動き>

(1)幹事長・森山氏、選対・小泉氏 副総裁に菅氏検討―高市氏 総務会長の打診固辞:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2024092800421&g=pol

(2)(別添PDFファイル)グロテスクな刷新芝居 この総裁選でわかったことは「自民党は解体しかなし」(日刊ゲンダイ 2024.9.28)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/361142

(3)(別添PDFファイル)自民党はどこまで行っても自民党 石破新総裁、ウンザリの全舞台裏と今後(日刊ゲンダイ 2024.9.30)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/361188
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/361189

(4)自民党の危険性は変わらず - 非武装中立「美しい日本」を目指すピースアゴラ
 https://peaceforever-realize-by2025.com/2024/09/post-9738/


2.野田佳彦立憲民主党新執行部

 野田佳彦立憲民主党では政権交代はあり得ない(高野孟氏)し、仮にあったとしても日本の政治は微塵も変わらない。それどころか、情勢次第では、自民党ですらできなかったロクでもないことを率先してやっていく可能性もある。高野孟氏が言うように、かつてのアベ政権の「日本破壊」政策の「苗木」をつくっていたのは野田佳彦民進党政権だったわけで、そんなことは2009年の民主党マニフェストには全く書かれていない。野田佳彦民進党政権は典型的な「口先やるやる詐欺」政権だった。

 野田佳彦は、立憲民主党代表選における政策・方針説明でも、政権交代もままならないうちから、アベ戦争法制は継続する、脱原発はしない(脱炭素=GX推進の実施)、消費税減税の廃止はしない(むしろ社会保障を口実に消費税増税だ)、自民党政治・岸田文雄政治を継続していく、口うるさい左翼左派リベラルの革新政治勢力とは一緒にはやらない、などを表明、岸田政権時代に発覚した裏金問題だけを追求して政治を誤魔化そうとしている態度がミエミエである。過去の歴史を振り返っても、こういう似非改革勢力を政権に付けて権力を持たせると、事態は益々ひどくなり、有権者・国民には巨大な不幸が降りかかること、必定である。

 つまり、次回選挙から(地方選挙も含むあらゆる選挙で)、野田佳彦立憲民主党の候補は、一部の議員(「壊憲」と「戦争」に強く反対をし「脱原発」を本気で主張する議員)を除いて、原則全員落選させることが重要だ(有権者の使命)、ということを強調しておきたい。それは言い換えれば、それ以外の立憲野党=日本共産党、「れいわ新選組」、社会民主党、その他無所属など、に投票をし、また、有権者がそのようにできるよう、これらの立憲野党勢力が、少なくとも小選挙区や定数3人以下の選挙区で候補者を一本化して共倒れを防ぐことが肝要である。野党第1党から野田佳彦立憲民主党を有権者の手で引きずりおろすこと、これもまた、政治改革の1つのプロセスでもある。野田佳彦立憲民主党とは「棲み分け」も必要ない。泉健太を含む幹部たちのいる選挙区に、「一本化」候補を立てて闘えばいい。市民はそれを勝手連として応援するか、あるいは、自民党・公明党・維新・国民民主党及び立憲民主党(特に御用組合「連合」推薦候補)の落選運動を展開すればいい。

(それがいやなら家で寝ていてもいい、要するに、立憲民主党から小馬鹿にされて甘くみられるような投票行動はとるなということだ=自民党に投票している有権者達は、あの自民党というゴロツキ猿集団から、甘く見られて「B級愚民」とみなされている=ツベコベ「ぐ~垂れ」ていたって、どうせお前たちは我々自民党に投票することになる、と思われているということだ)。
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/ETkFbcJgoEtNhkh31JEyBRABnX2DpNf8C0MNbYK1AuwBsw?e=MjvSq1


◆(別添PDFファイル)安倍政権の“生みの親”野田立憲では政権交代は起きない(高野孟 日刊ゲンダイ 2024.9.26)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/361027

◆(別添PDFファイル)野田佳彦新代表に立憲支持者の複雑…政権交代か大政翼賛会か、二つにひとつ(日刊ゲンダイ 2024.9.25)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360961


◆(別添PDFファイル)共闘をあきらめない(前川喜平 東京 2024.9.29)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/Ee25zJpWssRLp89SiwGq6XwBSHZQWSmxoU06Cl7tHznw7Q?e=tNyaf7

(前川喜平氏が奈良一区の「市民連合」の招きで奈良に行って講演したことの簡単なまとめである。政権交代の必要性・重要性を訴える中、「市民と野党の共闘」を創り上げていこうという主旨だが、その講演会に奈良の立憲民主党からは誰も参加することはなかった。2024東京都知事選挙の最初のような雰囲気である。これまでも申し上げてきたが、野田佳彦立憲民主党に「市民と野党の共闘」など本気で取り組みつもりなどない。せいぜいが共倒れ防止の候補者調整だが、野田佳彦立憲民主党とは、この候補者調整もしなくていい。基本は全員を落選させればいい。自民党と同じか、自民党よりも劣悪な連中が党を牛耳っているからだ。自民党や公明党・維新と同じ扱いでいい。:田中一郎)


 <野田佳彦立憲民主党執行部の劣悪性>

◆「ノーサイド」どころか「あからさまな論功行賞」 立憲・野田新体制の顔触れは「代表選で応援した人」ばかり:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/356289

(1)幹事長:小川淳也:代表選直前に枝野幸男グループから野田佳彦に寝返り、野田佳彦と同じの消費税増税派の本領発揮、選挙区の香川1区には、意地でも上記「一本化」候補を立てて闘ってほしい(令和立民の小早川秀秋=関ケ原の合戦で寝返って、その後「早死に」している)

◆立憲民主党「新体制」に入り交じる期待と不満…危うい小川淳也に「なぜ君は幹事長なのか」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/361014

(2)政調会長:重徳和彦 - Wikipedia (「日本維新の会」や小池タヌキ百合子の周りをうろついていたニセモノ議員そのもの)
 https://tinyurl.com/ynmsnj9c

(3)国対委員長:笠浩史 - Wikipedia(こいつも維新や松沢成文(元神奈川県知事)、小池タヌキ百合子に近いニセモノ議員)
 https://x.gd/DATQ6

(関連)【日本の解き方】立憲民主党の「増税コンビ」野田&小川氏 次期衆院選で脅威となるか 財務省が喜ぶ野党では政権の獲得はかなり難しい(1-2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト
 https://www.zakzak.co.jp/article/20240928-XNHENJBADZPQZND37QTYSP3FL4/


◆社民、立民と維新の連携けん制 「選挙協力あり得ず」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/356676

 <田中一郎コメント>

 よく言った! 政界の「福島寅子」として、日本政治のアンシャンレジームと闘うべく、「市民と野党の共闘」の中核の1つを担ってほしい=野田佳彦立民や御用組合「連合」とははっきりと対決姿勢を取り、今後のあらゆる選挙では、新「市民と野党の共闘」の候補者一本化に尽力していただきたい。野田佳彦立民や御用組合「連合」に対する態度があいまいなら、社会民主党の未来はない、と覚悟を決めていただきたいのだ。特に地方の社会民主党勢力は日和見の伝統があるので、積極的日本国憲法主義、再稼働ナシの脱原発、消費税減税から廃止へ、など、改革政党としてのカラーをはっきりと打ち出して「背水の陣の闘い」に挑んでいただきたい。中途半端な「右への妥協」は社会民主党にとっては「命取り」です。

野田佳彦立憲民主党までが合流して創りそうな「第二次大政翼賛会」には社会民主党は断固として合流しない、危機の時代の日和見・中途半端こそ最悪である、危機の時代こそ覚悟の決まった者にとっては絶好のチャンス(機会)であることを肝に銘じるべきです。
草々 

 

2024年9月28日 (土)

(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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 去る2024年9月25日、水道橋のたんぽぽ舎に於きまして、標記「再開新ちょぼゼミ(第1回):オルタナティブな日本をめざして「日本の裁判所はこうしたら変えられる」]を開催いたしました。当日は予想以上の方々にお集まりいただき成功裏に終わりました。下記に当日のレジメや録画、関連情報などを添付して簡単にご報告申し上げます。

 日本の司法・裁判所・検察は今のままではいけません。日本国憲法から逃げ回り、基本的人権を踏みにじり、社会正義を棚上げにして、ロクでもない判決を濫造しています。また、法廷運営も恣意的でひどくお粗末で、これでは公正で公開された国民のための裁判とはとても言えない状態です。司法・裁判所・検察に有権者・国民から負託された使命や責任を棚上げにしてしまっているのです(拒絶司法、逃亡司法、反動司法、屁理屈司法、忖度司法、ヒラメ司法、反社会的司法他)。また、昨今では、最高裁をはじめとした裁判所と五大法律事務所のいくつか、そして原子力ムラや霞が関官庁が癒着して「利権団子」のような状態が生まれるなど、その生々しい在りようには強い憤りを感じさせます。

(関連)本日(9/27)がNHK朝ドラ「虎に翼」の最終回:①福島寅子(みずほ)さんからのメール、②寅子(みずほ)さんの「事実婚」連れ合い=海渡雄一弁護士の「虎に翼」評論- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-13ed70.html

たまたま今般、NHK朝ドラの「虎に翼」が終了となりましたが、現実の裁判は、あのドラマに描かれたようなものではなく、もっと不公正で、もっと酷く、もっと下劣で、訴えた者・訴えられた者にとって悲惨なものになっています。昨今の事例で申し上げれば、安保法制違憲訴訟や原発関連の裁判、あるいは公共事業差止訴訟などがそうです。私たち有権者は今こそ国民主権を行使して、この日本の歪んだ司法・裁判所・検察を抜本転換する必要があります。今回のこの小さな「ゼミナール」がそのための一助になれば幸いと考えております。


◆(イベント情報)(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html


◆(当日録画)20240925 UPLAN【再開新ちょぼゼミ第1回】田中一郎「日本の裁判所はこうしたら変えられる」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=4c7-o46Y2yU
 https://www.youtube.com/watch?v=4c7-o46Y2yU


 <最初に補足をいたします>

◆(お詫び)当日の私のプレゼンの中で、「裁判官」と「裁判長」を言い間違えているところがいくつかありました。前後の文脈から鑑みると、いずれなのか凡そ判断ができると思われますが、改めてお詫び申し上げます。

◆検察改革について

 当日は、検察がその使命をきちんと果たせるための組織の在り方については、私も「これがいい」というプランを思いつかない(組織を考える上で重要なのは「人事の決定のあり方(人事権問題)」です)と申し上げましたが、以下、組織論以外のことで私が思い浮かべる「改革案」を下記に列記しておきます。大きく分けると、「巨悪・権力犯罪を逃す検察の改革」と「無罪の人を有罪にでっちあげて厳罰に処す冤罪検察の改革」、その他、の3つに分けられます。

(1)「巨悪・権力犯罪を逃す検察の改革」

 当日のプレゼンでは、さしあたり「検察審査会」を拡充させると申し上げました。具体的なことは上記VTRをご覧ください。当日申し上げていなかったことで、次の2点を追加しておきます。

 ①「権力犯罪(巨悪)」については時効の延長(最低10年間)と重罰規定を追加する(政治家の汚職や脱税、政治資金規正法違反など)。

 ②有権者が告訴・告発をした事件を検察が受理しない場合(あるいは警察が送検しない場合)が増加傾向にあります。こうしたものについても「検察審査会」に提訴できるようにする。

(関連)自民裏金問題、検察の告発不受理で市民団体が不服申し立て「民主主義は今、徳俵にある!」(薄井崇友『週刊金曜日 2024.9.6』)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/ESzoS_ggN7hEnQcnuO6_j9cBZ-lfOFsofMX9Fkvdmkldkw?e=6QqJRX

(2)「無罪の人を有罪にでっちあげて厳罰に処す冤罪検察の改革」

 ①取り調べ過程の全部録画と弁護士の同席

 ②人質司法や代用監獄など、前近代的な刑事事件措置方法の禁止

 ③法医学体制の抜本的拡充(法医学者の数が絶対的に少ない中で、いつまでたっても体制充実を含めた人員増政策を取らない=首相官邸にはびこる警察官僚や現在の検察・警察が妨害している可能性大) 加えて犯罪事件捜査を科学的に遂行できる体制の充実を図れ(「日本の刑事裁判は前近代的で、さながら封建時代(江戸時代)の「お裁き」のごとし」とのコメントあり)

 ④国家賠償補償の拡充(現状ではその多くが屁理屈を付けて請求排除されている)

(3)その他:「判検交流」の禁止

 判事と検事の人事交流を禁止する。刑事事件では既に禁止されているようだが、行政法裁判など、他の分野では依然として継続されている。昨日の裁判では、被告となった国の弁護人(訟務検事)として被告席に座っていた人間が、今日の裁判では、裁判官として君臨する、などという事態が日常茶飯に起きている。厳禁にすべき。

(4)その他:検察庁人事への首相官邸・法務省の口出し禁止(指揮権発動禁止と同じ扱い)

 アベ政権時代に起きた黒川弘務東京高検検事長の人事問題への首相官邸による人事介入事件に鑑み(黒川という人物が愚かで賭け麻雀事件が発覚して引責辞任というお粗末決着=その賭け麻雀のお相手がマスごみ所属だったことも記憶しておくべき)、検察庁の人事への時の政権による介入を禁止する必要がある。(時の政権に都合のいい検察幹部人事を許さない)

(参考)法務省・検察庁の人事序列
 ①検事総長、②東京高検検事長、③次長検事(副検事総長)、④法務事務次官、⑤各地の高検検事長、⑥公安関係の法務省事務方トップ、の順番

(形の上では、検察庁が法務省の上にある形をとっているが、実際は法務省の後に首相官邸(官房長官・副官房長官)がいるので、実質的にはその逆=政権優位・検察劣位、だろうと推定される。大日本帝国時代の腐臭を感じる)


 <当日のレジメ・資料など>
 プレゼンの順序に従って下記に列記しておきます。

(0)20240617 UPLAN 【ヒューマンチェーン・講演・シンポジウム】司法の劣化を許さない~最高裁共同行動 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=M3kHSR1PqY8&t=14s

(1-1)(別添PDFファイル)(レジメ)日本の裁判所はこうしたら変えられる VER2(田中一郎 たんぽぽ舎「新ちょぼゼミ」 2024年9月25日)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/ERMJpGCT6sBEhLCgHYtxKaYBWAM5jwOPGsuxDpLQcu_2yg?e=TgdGwK

(1-2)(別添PDFファイル)MEMO: 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EYg2rfGCESJMm7vYzlr10UcBf0X8aBktMrXrR9gGqL62nQ?e=eEp6yu

(1-3)日本国憲法 司法
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EZOCO-F6ULxMj7jaSCAP4OEBAlkMj9IdQV9ppT3CF0PTzg?e=xSKMLW

(2)絶望の裁判所-瀬木比呂志/著(講談社現代新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033051213&Action_id=121&Sza_id=C0

(2-1)(別添PDFファイル)弁護士任官「どどいつ裁判長」の訴え(上)岡口弾劾裁判での証言「裁判所の暗い面が嫌われている(佐藤和雄『週刊金曜日 2024.7.19』) 「上中下」と3つありますので、原本の『週刊金曜日』にあたって全部ご覧になることをお勧めします。
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EW6X_iE51MZKkV3I2wix-UoB9Z29r-aocpYy235cBrL47A?e=o5LV7Z

(2-4)下級裁判所裁判官指名諮問委員会 - 裁判所
 https://www.courts.go.jp/saikosai/iinkai/kakyusaibansyo/index.html

(2-5)下級裁判所裁判官指名諮問委員会委員名簿(五十音順) - 裁判所
https://www.courts.go.jp/saikosai/iinkai/kakyusaibansyo/iinmeibo_kakyuusaibansyo/index.html

(3-1)(別添PDFファイル)最高裁判事に対する弾劾訴追請求の報告会(その1)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/Ec7vkZMNXq5Pg7AtHe2H2tkBSXkbAVkIFuaFzriJSpSMlw?e=3FRx2r

(3-2)原発事故訴訟「国の賠償責任否定」、最高裁2判事の弾劾訴追請求、弁護士ら「他訴訟への警鐘に」(東京 2024.8.2)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344577

(4-1)(別添PDFファイル)最高裁判事に対する弾劾訴追請求の報告会(その2)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EWRDP9y-6JVMpGzTyx-x6Z0Bi1uCMKckA_DitLGdnQws_w?e=GOAFEi

(5-1)(別添PDFファイル)最高裁判事に対する弾劾訴追請求の報告会(その3)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EeCpazEBed5Kq4r-59HRROEBecS22NpoOKL51vCv7QyCYw?e=wBSwjf

(参考)福島原発刑事訴訟支援団ニュース第14号 青空 – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/news-letter-no014/

(617最高裁判決が民事訴訟法違反である指摘を最初にしたのは海渡雄一弁護士でした。その時の同氏の解説論文がこのサイトに掲載されています(ニュース第14号 青空)。法律に疎い私たちには思いもよらぬ核心的な指摘を受けて、さすがは優秀な弁護士だな、とその時思いました。:田中一郎)

(参考)(5-3)裁判官分限法 - e-Gov 法令検索
 https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000127

(参考)(5-4)裁判官分限法 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%81%E5%88%A4%E5%AE%98%E5%88%86%E9%99%90%E6%B3%95

(6)判事2人の罷免を求め弁護士らが訴追請求(佐藤和雄『週刊金曜日 2024.9.6』)
 https://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003935.php

(7)自民裏金問題、検察の告発不受理で市民団体が不服申し立て「民主主義は今、徳俵にある!」(薄井崇友『週刊金曜日 2024.9.6』)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/ESzoS_ggN7hEnQcnuO6_j9cBZ-lfOFsofMX9Fkvdmkldkw?e=KL16fo

(8-1)(別添PDFファイル)ルポ司法崩壊 包囲される最高裁(プレゼン用)(後藤秀典『地平 2024.10』)
 https://chihei.net/

(8-2)電力会社、原発関連企業、最高裁、国、巨大法律事務所の人脈図(後藤秀典『地平 2024.7』)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/ETu3FCIUeKlKgDcWW3wk7PQBO77U3b9SDnCXC_bpQcn7kw?e=jGw5bG

(9)(別添PDFファイル)法医学に見る司法の危機、問われる独立性(木寺一孝『週刊金曜日 2024.9.13』)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EUDyWo3VFHVFpomKvTHO0boBPhfyAfHHg64SHDl4KrzaNA?e=FGdjlL

(9-1)法医学者たちの告白 - NHKスペシャル - NHK
 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/J551X96W97/

(9-2)法医学者の使命 「人の死を生かす」ために-吉田謙一/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034232037&Action_id=121&Sza_id=C0

(9-3)法医学者が告発する、ニッポンの“暗黒裁判”の信じがたい実情「科学鑑定はまったく無視された」 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/72085

(10)(別添PDFファイル)メキシコ司法改革が成立、最高裁判事 公選制に、デモ隊乱入 国内外で反発(日経 2024.9.12夕刊)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO83410840S4A910C2EAF000/

◆(別添PDFファイル)再審の扉はなぜ重いのか? 「検察有利」の仕組み変革を(鈴木泉 東京 2024.9.25)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/356391?rct=hiroba

(関連)再審請求「手続きの不備で救済が困難に」裁判官らが語る審理の内実:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/UM6O2


・・・・・・・・・・・・・・・・・
(拡散希望)(報告)(1.22)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第6回目):日本の司法・裁判所・検察を変える(その2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/01/post-ec0fb4.html

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2023)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
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草々

 

2024年9月27日 (金)

本日(9/27)がNHK朝ドラ「虎に翼」の最終回:①福島寅子(みずほ)さんからのメール、②寅子(みずほ)さんの「事実婚」連れ合い=海渡雄一弁護士の「虎に翼」評論 他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.自民党新総裁に石破茂元幹事長 決選投票で高市早苗氏破る - 毎日新聞
 https://x.gd/1QGYU

(関連)小泉氏まさかの失速 「次世代のリーダー候補」決選投票残れず - 毎日新聞
 https://x.gd/veQoi


2.毎日新聞「麻生派裏金作り」スクープ報道…肝の証言から推し量る“戦後最長財務相”麻生氏が“脱税行為”の認識|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/361072


3.野田佳彦:野だいこ(のだいこ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
 https://kotobank.jp/word/%E9%87%8E%E3%81%A0%E3%81%84%E3%81%93-1100180

(関連)(別添PDFファイル)安倍政権の“生みの親”野田立憲では政権交代は起きない(高野孟 日刊ゲンダ 2024.9.26
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/ESYYqNcNcqZAqBxa3oq3KMEB5yOQZaHgiBxWRWTnfWaaWA?e=EL0Y8R

(関連)裏金争点化で政権交代を強調 立民・野田執行部が本格始動(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/49911b4050b26e5ac9bf4b7fb1e60d8d28c849b0
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本日(9/27)がNHK朝ドラ「虎に翼」の最終回でした。これまでの朝ドラの中では最もよかったドラマのような気がします。以下、関連情報を若干ばかりご紹介です。今年の流行語大賞は「はて?!」かもしれませんね。


1.虎に翼 NHK
 https://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

(関連)米津玄師 - さよーならまたいつか!「虎に翼」OPタイトルバック・フル Kenshi Yonezu - Sayonara, Mata Itsuka ! - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=5DNqESedFMk

(関連)連続テレビ小説「虎に翼」 - YouTube
 https://www.youtube.com/playlist?list=PLcynJ47QaWNtGNiKaYVQZxP9coZpQ4J5g

(関連)「虎に翼」最終回 寅子が主題歌締め!異色作完結にロス広がる「多幸感」ネット涙「あさイチ」面々も感慨― スポニチ
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/09/27/kiji/20240926s00041000179000c.html


2.福島寅子(みずほ)さんからのメール

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心揺さぶられ、心に突き刺さり、泣いたり、笑ったり、怒ったり、同時進行で生きてきたという感じがします。

このドラマを見ていて、法学部の大教室で授業を聞いていたことを思い出したり、司法試験受験を思い出したり、司法修習のとき、弁護士になったばかりのこと、名前を変えたくなくて、事実婚でパートナーと一緒に暮らし子どもを生んだこと、働いて、活動しながらのパートナーと一緒の子育て、離婚やセクシャルハラスメントなどの依頼者や原告たちとの取り組み、選択的夫婦別姓をはじめ、法律を変えようと取り組んできたこと、DV防止法の制定、裁判所とのやりとりなどなど、たくさんのことを思い出し、揺さぶられました。

刑法の尊属殺人の規定は違憲であり、削除されたと簡単に思っていたけれども、そしてその理由となった事件のことは知っていたけれども、戦後すぐに合憲であり、違憲とするためにここまでたくさんの人が努力をし続けたのだということが改めて見に染みました。三渕嘉子さんが関わった原発裁判についても改めて判決を読んで、その思いや先見性に打たれました。

法の平等を規定した憲法14条、憲法24条、憲法9条などが改めて心に染みました。そしてまだまだまだまだ憲法が生かされていない、実現していないからこそ、そのためにがんばろうと思いました。そして、「はて?」と言いながら声を上げ、変えていくことの大切さを思いました。もっともっと発信していかなければという感じです。

日本全国のさまざまな人たちが「はて?」とさまざまな現場で声を出していくことで、この社会が凄まじく変わっていくだろう。私に翼、あなたに翼、みんなに翼。あなたは生まれた時から力がある。

そして、もう一つ思っているのは、このドラマは群像劇であり、主人公の寅子さんが決して完璧ではなく、失敗したり、間違ったり、うまくいかなかったこともあります。しかし、その中で、少なくとも必死にもがき、また周りのそれぞれも貴重な人生を精一杯生きていっています。寅子さんが大好きですが、他の登場人物一人一人にも、ものすごく感情移入をするというそんなドラマになりました。

優三さんが寅子さんに言います。「寅ちゃんがんばって、でもがんばらなくてもいい、優未の良いお母さんであってもいい」と言います。私はこのセリフに号泣をしました。正しい生き方や理想的な生き方があって、それに向かってがんばれと言うのではなく、あなたが選んだことを本当に応援するよということです。こんなメッセージ、本当に涙が出るというか、励まされます。

◆第3回『虎に翼』を語る! - YouTube
 https://www.youtube.com/live/21N_uO2j6_A
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3.福島寅子(みずほ)さんの「事実婚」連れ合い=海渡雄一弁護士の「虎に翼」評論

(1)(別添PDFファイル)虎に翼  海渡雄一(1)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EZ-G42DgLvZAsaAbeQInACAB47yxo5UiFuhwaCZNkdQOSQ?e=djSf69

(2)(別添PDFファイル)虎に翼  海渡雄一(2)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EZXErs13wnVIpyjIA-dsUQUBXOIxRtjRAIBwRy0JHbEDDA?e=mleFex

(3)(別添PDFファイル)虎に翼  海渡雄一(3)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/ERA5WTIZSbBPip18oVf2DhMBBru8ZFSfwe1_sRmNo1kGJw?e=VVIaDA


4.酷評「虎に翼」(斎藤貴男:日刊ゲンダイ)

(1)(別添PDFファイル)NHK朝ドラ「虎に翼」は史実と違う展開になってきた(日刊ゲンダイ 2024.8.28
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359671

(2)(別添PDFファイル)「虎に翼」で鼻につく歴史上書きの上から目線(日刊ゲンダイ 2024.9.25
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360965
草々

2024年9月22日 (日)

「公益通報者保護制度」濫用と兵庫県・兵庫県知事・副知事:「維新」の県政を強引にやろうとして失敗し、内部告発者を違法に不利益処分した、県庁ぐるみの犯罪 & 「日本維新の会」と自民党の党派的欺瞞が顕著

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html

(開始時刻は午後6時30分ですが、6時くらいから、お知らせや事務連絡に加え、雑談風に「番外編」をしゃべりたいと思っていますので、可能な方は午後6時くらいに会場のたんぽぽ舎(水道橋)においで下さい。日本の司法・裁判所・検察は今のままではいけません。裁判官や検察官の良心や良識に期待しても何も変わることはありません。制度としての司法・裁判所や検察のありようをよく考えて、その抜本的改革を大胆に進めるほかないと考えています。司法や検察のことはもういいや、なんてやっていると、その司法や検察が日本の進歩や発展を妨害する「反社会的・反民主主義的な反動勢力」の牙城となりかねません(既にもう半分はそうなっている=例:スラップ訴訟の多発化傾向とその裁判での追認)。みなさまとともに、どうしたら日本の司法・裁判所・検察を正常なものに変えられるか、考えたいと思います。:田中一郎)


2.(10.31)再開「新ちょぼゼミ」第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-3d484e.html

(参考書)地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来-宮原ひろ子/著(化学同人)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034413947&Action_id=121&Sza_id=C0


◆日刊IWJガイド・非会員版「第3次世界大戦直前の危機! 米英がウクライナに長距離ミサイルでのロシア領内攻撃を許可! しかし英スターマー首相は直前に『撤回』!」2024.9.16号~No.4328 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53919

(「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論などという単純単細胞の幼稚な議論をしているうちに「第三次世界大戦」という話になりかねない情勢が形成されてくるかもしれない。ヨーロッパ各国の政治家たちの劣化がひどく、ロシアを含めた全欧州の安全保障体制が築けない状態が続いている。障害になっているのは各国の右翼・右派勢力ではなく、何と対米従属色を強める左派・左翼勢力であるというのが何とも痛ましい(例:独緑の党)。翻って日本、対米従属どころではない、アメリカに「顎で使われ」ながら、対中共中国戦争の準備にまい進し、それを戦後約80年の平和ボケ(外交や安全保障を真剣に考えずにアメリカに丸投げ)を続けてきた多くの有権者・国民をひきずりながら、安保・自衛隊の合憲を認めるなどという日和見勢力とも和合し、「第三次世界大戦」へ向けてまっしぐらに進んで行きそうな気配がする今日の日本である。危険極まりない。:」田中一郎)
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「「公益通報者保護制度」濫用と兵庫県・兵庫県知事・副知事:「維新」の県政を強引にやろうとして失敗し、内部告発者を違法に不利益処分した、県庁ぐるみの犯罪 &「日本維新の会」と自民党の党派的欺瞞が顕著」をお送りします。

 兵庫県の斎藤元彦知事は、そもそも「日本維新の会」が推薦した人物で、これに「勝ち馬に乗れ」式で名前を連ねた自民党タカリ派の連中が当選させた知事である。この事件が表面化した当初の頃は、「日本維新の会」は斎藤元彦知事をバックアップして、100条委員会の開催に反対する他、内部告発者のプライバシー情報までもを公開して、その告発をつぶそうとしていた様子がうかがえる。その「日本維新の会」が、兵庫県民のみならぬ全国の世論の斎藤元彦知事への批判が高まるにつれて、手のひらを返すように、知事批判へと態度を変えた。このご都合主義たるや、チンピラ似非右翼政党としての本領発揮というべきか。カジノ・万博や不祥事の連発で、もはや政治をつかさどる公党として資格失墜状態、今後、有権者は容赦なく、この悪性政治勢力の筆頭格=「日本維新の会」をあらゆ選挙で落選させていくべきである。

他方の自民党、機を見るに敏なタカリ政党(特に地方の自民党はそうである)だけあって、「日本維新の会」よりも先駆けて斎藤元彦知事に「辞任せよ」の最後通牒を突きつけた。いい気なものである。推薦責任はどう取るつもりなのか、また自民党兵庫は、斎藤元彦が知事に就任して以降、県議会でどのように県政をチェックしてきたのかも知りたいものである。斎藤元彦知事をめぐる「日本維新の会」と自民党の態度は、まさに欺瞞の塊である。斎藤元彦知事とともに県議を辞職せよ。

(関連)兵庫県知事選2021|神戸新聞NEXT
 https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/hyogotiji/2021/

(関連)灼熱ワースト1は 断崖の斎藤知事~ お笑い維新研究8(西谷文和さん)【佐高信の隠し味】20240828 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=9VGoSfmFOIM


1.TBS報道特集から

(1)TBS報道特集:兵庫県知事のパワハラ疑惑を内部告発した職員は、なぜ死に追い込まれたのか 県の“告発者捜しマニュアル”を独自入手(20240831)
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20240831_1.html

(2)<TBS FREE>報道特集 兵庫県知事の疑惑 告発者聴取の全容判明 - 無料見逃し配信中!
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/

(早くもネット掲載の配信番組が切り替わってしまいました。まもなく上記サイトの「アーカイブ」に掲載されます)


2.若干の報道

(!)兵庫県議会 “斎藤知事のパワハラ疑い”など告発文書めぐり百条委「知事ら公益通報者保護法に違反」専門家 - NHK - 兵庫県
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240905/k10014572991000.html

(2)兵庫知事問題で注目の公益通報制度、「犯人捜し」禁止も通報者守れず…消費者庁は罰則新設を検討 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20240918-OYT1T50036/

(3)(別添PDFファイル)兵庫県知事・斎藤元彦の自死局長ガサ入れ指示書をスッパ抜く!(『週刊文春 2024.9.5』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3aa4f4ace0f7fb185d047d002690445710dc27ca

(上記『週刊文春』記事の左側のページの終わりのほうに次の記述がある。要注目だ。「斎藤氏(県知事)はこの判断(利害関係者を退けてきちんとした調査をせずに「誹謗中傷」のたぐいと決めつけて内部告発者を懲戒処分した)の根拠に『弁護士の見解を得た』と胸を張っているが、そもそもこの弁護士は、県信用保証協会の顧問弁護士でもある〇〇氏、告発文書には県信用保証協会関連の疑惑もあったため、本件における利害関係者であり、中立性に疑義がある」(県OB):田中一郎)


3.「公益通報者保護制度」についての解説

(1)法改正後(令和4年6月1日から)の公益通報者保護制度:消費者庁 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=R0-Bs4a6qcg

(2022年改正の折には、この制度の多くの弱点や問題点が指摘されて改善が求められていたにもかかわらず、消費者庁はそのほとんどを無視して、スカみたいな改正しかしなかった。その背後には財界の猛反対があったと言われる。そのボロが今ごろになって出てきたということだ。よくもまあ、ぬけぬけと、かようなVTRをつくって公表しているものである。これを信じて公益通報した方々の多くが不利益処分をくらったり、組織的な極度の嫌がらせを受けている話は後を絶たない。

今日では、この「公益通報者保護制度」で告発される側の権力犯罪・逸脱・濫用事件が、日本国中のあちこちで吹き出している様子である。例としては、鹿児島県警や和歌山市などがある。概して、企業よりも公的機関の方が事件が多発傾向にあるようで、今回問題になっている自治体などでは、そもそも「公益通報者保護制度」に合法的に適切に対応できる「体制」「組織制度」が整っていないという、信じがたい「後進性」を示すところも多いようだ。

法改正を行い、制度の濫用や体制未整備について、厳罰を持って対処できるようにすべきである。公益通報=内部告発は、組織犯罪を防ぎ、組織の不断の改善や適正化や民主化を進める「特効薬」のようなものであり、この制度を健全に使いこなせない組織やそのトップ・幹部は、もはやお話にならない失格者である。:田中一郎)

(関連)公益通報した職員の自殺めぐり審査会の初会合 和歌山市|NHK 和歌山県のニュース
 https://x.gd/NMzSk

(関連)法治国家ならぬ「放置」国家ニッポン:日本最大の暴力団=ケイサツの鹿児島事務所=鹿児島県警のデタラメと腐敗:公安委員会は何をしているのか?! & ゆうちょ銀行による市民活動に対する陰険な嫌がらせ(理由も言わずに口座開設を拒否)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-6c8e0d.html

(2)通報者の方へ - 消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_partnerships/whisleblower_protection_system/detail/report

(3)公益通報者保護法 - Wikipedia
 https://qr.paps.jp/JszvP

 <以下、参考書>

(3)解説改正公益通報者保護法 山本隆司-水町勇一郎-中野真-竹村知己【著】紀伊國屋書店ウェブストア
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784335359293

(4)内部通報制度運用の手引き 中島茂-原正雄-寺田寛【著】紀伊國屋書店ウェブストア
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784785730055

(5)Q&A 改正公益通報者保護法 中原健夫-結城大輔-横瀬大輝-福塚侑也【著】紀伊國屋書店ウェブストア
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784322141696


4.公益通報者保護法 - e-Gov 法令検索
 https://laws.e-gov.go.jp/law/416AC0000000122
草々

 

2024年9月18日 (水)

シロウトの目から見た能登半島地震と志賀原発:間一髪で助かった志賀原発なのに、影響は軽微です・安全確保されてます、と居直る北陸電と原子力「寄生」委員会=大地震に襲われた原発・核燃料サイクル施設を見定めるポイントはココです

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(ナツメロ唱歌)♪鯉のぼり(こいのぼり)♪やねよりたかい こいのぼり おおきいまごいは おとうさん-YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=N2u7gdbPieU

(関連)(別添PDFファイル)日本の農村から消えゆく鯉のぼり(『FACTA 2024.6』)
 https://facta.co.jp/article/backnumbers/202406.html


2.キャンペーン

(1)【署名】巨額の原発新増設コストを国民からこっそり徴収する新たな制度 #RABモデル の導入をやめてください
 https://foejapan.org/issue/20240915/20366

*個人の署名はこちらから>https://chng.it/dnjCThjHXV
*団体賛同はこちらから >https://forms.gle/Teai8EsY1svPmYa86

(2)オンライン署名 · 国際航空宇宙展を虐殺兵器展にしないでください! - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/fWkt

(関連)Xユーザーの太田光征小選挙区制廃止がパレスチナ解放の近道🌈さん- 「日本航空宇宙工業会前にて、「名前で隠すな航空宇宙展」のコール。 本当に虐殺兵器展を文科省まで後援して開催するのですか。 非戦憲法を持つ日本で開催する航空宇宙展は本来、軍事技術を排
 https://x.com/mitsu_ohta/status/1831897264723521686

3.イベント情報

(1)#theEND自民党政治『戦争法廃止!裏金政治を終わらせよう!9・19日比谷集会&デモ』 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動
 http://sogakari.com/?p=7605

(2)(チラシ)(9.20)「母と子の絆~カネミ油症の真実 東京上映会」(文京区民センター)
 https://tinyurl.com/fpuzc5aj

(3)(チラシ)(9.20)マイナ保険証とその先にあるもの(小形歩さん:北区王子生協病院)
 https://1drv.ms/i/c/158b9607504d41bb/EWamZa522btGgcPPSkOK9tIBoPOmGjHQk2O7-O2PqCddmg?e=GLgow3

(4)(9.23)世界文化資産「佐渡島(さど)の金山」の朝鮮人労働の展示を問う!(強制動員真相究明ネットワークオンライン討論会)

 チラシは、 https://ksyc.jp/sinsou-net/20240923sado-zoom.pdf
 申し込み先  https://forms.gle/GfccTuH3JYVesmc37

(5)(チラシ)(9.24)ディアブロキャニオン原発周辺事情:キャロル久未さん(衆2-1) 衆議院第2議員会館です
https://1drv.ms/i/c/158b9607504d41bb/EQXvJrrRLFpArY55QFcq83MBRG8glFpgCE3DkR0LGb_CuQ?e=xjXjev

(6)(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html

(7)(9.26)第3回最高裁要請行動・最新の案内-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2024/09/3_17.html

(8)(チラシ)(9.29)次の原発事故が起きた時にこどもたちを守るために:牛山元美(ビッグパレット福島)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/ERB1tYNxOc9DsSvNhXhsHpEByRhOBllx3Prqbc4NbREduA?e=kMqy5w

(9)(チラシ)(9.29)平和を求め軍拡を許さない女たちの会(専修大学神田)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EYolOA5lvcNBpCX1JtvVw8QBDuMR9r3Zb3zFOPF8o4YdIQ?e=DXneqf

(10)(9・30)東電刑事裁判 第8回最高裁行動のお知らせ – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/20240930-event/


4.【重要なお知らせ】10-1(火)種子法廃止等に関する違憲確認訴訟 控訴審第4回期日(最終弁論)のご案内 - TPP交渉差止・違憲訴訟の会
 http://tpphantai.com/info/20240917/

(関連)【重要なお知らせ】種子法廃止等に関する違憲確認訴訟 第1審 不当判決に対する声明-TPP交渉差止・違憲訴訟の会
 http://tpphantai.com/info/20230324-statement-against-judgment/

(関連)TPP交渉差止・違憲訴訟にご協力ください!TPP交渉差止・違憲訴訟の会
 http://tpphantai.com/


5.死刑判決から獄死までの121日間…国にけんかを売った金子文子の生き様を映画に 浜野佐知監督が支援呼びかけ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/354536
 https://motion-gallery.net/projects/kanekohumiko/updates/52371

(関連)映画「金子文子」へ(通信 No.2967 2024-9-14)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/ERYaPQ_QXNhDtsuHSWc5YFsBoeKZd7tByXakG_rdvdoqlg?e=w2f3JO


6.松尾貴史「自民党→小泉進次郎氏」「立民→野田佳彦氏」の未来憂う「どこまで堕ちれば気済むの」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e05415f5d83bed01c7ec68cf66c64b788b40dc24


7.共産、選挙協力に黄色信号? 競合選挙区へ擁立攻勢 立憲民主党代表選:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS9K3FLQS9KUTFK00LM.html

(関連)共産、安保法制反対維持を要求 立民代表選候補に(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5b4836dbcd3b39e7f055cd1635c76a7cb7345f05

(日本共産党を断固支持!! 「れいわ新選組」や社会民主党、その他の「世直し」勢力に声を掛け、「市民と野党の共闘」に引き続き努力していただきたい。KEYは上記の「安保法制反対」に加えて「再稼働ナシの脱原発」、そして「消費税減税ないしは廃止」だ。やる気なし・気力なし・覚悟なし・大局観なし・センスなし・能力なし・有権者ヌキの立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」など、気にしないでいい。最初は少数でも構わない。日常的な活動を「共闘相手と一緒に」全面的にやってほしい。ホンモノの「世直し」中核勢力が強く求められているからだ。:田中一郎)

(だけど、民主集中制に固執して、下記のようなことはやめていただきたい。なにも除名までしなくていいでしょう。多様性を持ち寛容な党でいてほしい。これは日本共産党を批判するために申し上げるのではありません。日本共産党が多くの有権者の支持を得て日本の政治に大きな位置を占めるようになることを願ってのことです。民主集中制という組織原則は20世紀のスターリン主義型の革命政党の考え方です。早くこうした考え方から脱皮して、スマートな愛される党になっていただきたい。多様化の時代の21世紀では「鉄の団結」は必ずしも政治組織の強みではないのです。:田中一郎)

(関連)共産党で相次ぐ除名・除籍、中で今何が? 「ルールを守ってきた。逸脱しているのは組織側だ」「これまでの党の役目は終わった」 当事者に聞く(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2e87646d8fd8a77398193d8863dbf7556dcdddfa

(関連)立民「共産除く選挙協力」13人 地方幹部調査 景気対策を33人(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/23e3ca176bf94de0b6089bbd8d3a240036380ba9

◆危機の中の立憲民主党代表選:こんな候補者ではたしてホンモノの政権交代を担える党執行部が創れるのか? 立憲民主党は立党の精神に立ち返り再スタートせよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-def087.html

(関連)立憲民主党代表候補、原発巡り現実路線 「即ゼロ」印象払拭狙う - 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1424J0U4A910C2000000/

(現代日本の「邪悪の塊」である原発に対してどういう態度をとるかは、その人物や組織が「まとも」かどうかのリトマス試験紙です。何故なら、ここまで悪一色に染まっている原発に対して「再稼働ナシの脱原発」というきちんとした態度が取れないのなら、その他の諸問題についてもいい加減で、平気でロクデモナイことをしでかす、ということを意味するからです。言葉遊びでごまかしているような人間にロクなのはいない。:田中一郎)

(関連)立憲民主代表選で物議 推薦人の「名義貸し」はアリ- その裏事情 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240910/k00/00m/010/180000c

(茶番の「やらせ」立民代表選挙、泉健太と吉田晴美は盛り立て役の「猿回しのサル」だということか?! こんな野党第1党などイラン、つぶせ!! 有権者を小馬鹿にしているのではないか? :田中一郎)


8.(取締役や上級管理職の自己保身が最優先の木っ端官僚支配会社に転落した朝日カバカバ新聞=この新聞社はもう終わりだな)おとりつぶし! 朝日新聞「記事審査室」の珍事(『FACTA 2024.6』)

◆(別添PDFファイル)おとりつぶし! 朝日新聞「記事審査室」の珍事(『FACTA 2024.6』)
 https://facta.co.jp/article/202406032.html

 <田中一郎コメント>

 しなくてもいい「吉田調書」謝罪以降、この新聞社の社内風土や管理体制は、なさけないほどにボロボロになり、新聞ジャーナリズムが死に絶える一方で、いわゆる記者クラブや要人周辺にたむろして、当局や企業や要人が垂れ流す「お知らせ」や世論操作目的の「リーク」を「広報機関」よろしく「ありがたく頂戴」し、持参したパソコンにペチペチと打ち込む「ペチペチ屋」が繁殖した。たくましく鋭い記者魂をもった若手や壮年の優秀な記者たちは次々と朝日カバカバ新聞社を去り、悪貨が良貨を駆逐するように、あとには、羊のようなおとなしい無言の家畜と、それを飼う年老いた「羊飼い」達が残った。実につまらなく、くだらない会社に、朝日カバカバ新聞は堕ちてしまったということだ。

そんな中、まるで朝日カバカバ新聞を救うジャンヌダルクのように社内で奮戦する女性記者が1人いる。その名は青木美希さん。既にみなさまは下記の有名な著書でご存じの方も多いでしょう。その青木美希さんが、朝日カバカバ新聞社内で奮戦する様子が上記FACTA記事から少しだけ垣間見れる。そこには、こんな人事管理や社内体制で、よく新聞社がやってられるな(実際、やってない、単なる時流迎合の権力追認広報機関)、という、おぞましいまでの「取締役や上級管理職の自己保身が最優先の木っ端官僚支配会社」に転落した朝日カバカバ新聞の今日の姿が見て取れる。

2014年の、平成の白虹事件といわれる、朝日カバカバ新聞社長の「吉田調書報道謝罪」事件=謝罪する必要のないことを謝罪して、その責任を現場の記者やデスクに押付けて、それで会社を守ったような気分になっているアホウどもと、その手下たちが、今の朝日カバカバ新聞を牛耳っている。『FUKUSHIMA50』などという、私が「現代版 肉弾3勇士」とよぶ、バカ丸出しの「福島原発事故英雄談=過酷事故再発促進映画」をつくって喜ぶ単細胞人間達と通底しながら、新聞ジャーナリズムの神髄をこの時、この会社は捨てたのだった。その後の10年は無残なものとなった。

(参考)白虹事件 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E8%99%B9%E4%BA%8B%E4%BB%B6

別添の上記FACTA記事は、たまたまみつけた雑誌記事ですが、ご一読をお勧めします。朝日カバカバ新聞は、ここ10年で大幅に定期購読者を減らしたようです。全国5紙の中では減り方がダントツに多い。さもありなんでしょう。朝日カバカバ新聞を牛耳る者たちが、自分たちの発行する新聞の読者層がどういう人たちかを把握・認識していないからです。第二読売新聞ならぬ「ゴミ売り新聞」のような報道ならぬ広報を繰り返していたら、そりゃ、読者も離れていくでしょう。朝日カバカバ新聞はもう終わりですか=新聞社として臨終間近の末期症状を呈しているのである(危機感欠如のまま)。

(関連)なぜ日本は原発を止められないのか?-青木美希/著(文春新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034542370&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)朝日新聞政治部-鮫島浩/著(講談社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034341706&Action_id=121&Sza_id=C0
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「シロウトの目から見た能登半島地震と志賀原発:間一髪で助かった志賀原発なのに、影響は軽微です・安全確保されてます、と居直る北陸電と原子力「寄生」委員会=大地震に襲われた原発・核燃料サイクル施設を見定めるポイントはココです」をお送りいたします。

私たちは、地震学の研究者でもなければ、原子力工学の専門家でもありません。原発(過酷)事故に遭遇した場合でも、下記に申し上げるような基本的でプリミティブな着眼点で物事にあたり判断をすればよく(放射線被曝の問題は別途、心得ておくべき基礎知識や着眼点がありますので、近々、別メール&ブログでご案内します)、背伸びをしたり、知ったかぶりをしたり、何もわからないと言って不安になったりする必要はありません。既に福島原発事故の経験と教訓もあるわけですから、同じ失敗や過ちを繰り返さない、ということを心に刻んでおけばいいと思います(残念ながら、当の福島県の少なくない方々がコレができていません。特に放射線被曝については、完全に「安全安心キャンペーン」に乗せられ、わきが甘くなっている方が散見されます。改めていただきたいと切に願います。今のままだと、また誤ることになりかねません)。


1.原発・核燃料サイクル施設を大地震が襲った時の着眼点(2024.1.1)

◆石川、福井、新潟の6原発で異常確認されず 原子力規制庁 石川・能登地方で最大震度7:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/299361

 <田中一郎コメント>

 まだ安心はできませんし、既に判明したことで問題も山のようにあります(下記参照)。変圧器の故障は2007年中越沖地震の際の柏崎刈羽原発に続いて2度目です。2度あることは3度あるのです。変圧器の機能確認や故障の原因の徹底究明で再発を防止しなければなりません(*)。また、北陸電力を含め、国も県も原子力「寄生」委員会・「寄生」庁も原子力ムラの御用学者たちも、原発を推進する者たちは、周辺地域住民を含め有権者・国民の命と健康、生業や生活のことなど二の次にしか考えておらず、仮に原発事故で被害が出ても、それに対してきちんとした償いなどする気もありません。福島原発事故後のこの13年間で実証済みです。司法・裁判所もそれを追認しています。ですから、彼らは、必ず自分たちにとって不都合なことは公開せずに隠し続けるのです。油断大敵です。甘い態度はダメです。安全管理のデタラメや事故・トラブルについては近未来の過酷事故の「卵」とみなして徹底追及あるのみです。これが原発を巡る諸問題に対して私たちが取るべき基本的な態度です。

(*)(別添PDFファイル)地震で損傷した志賀原発、新規制基準は地震を過小評価(山崎久隆 たんぽぽ舎金曜ビラ 2024.4.5)
 https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/ESUbWAW4VzdPsa5lZcRGzgUBMR2LK6SiSR7sK-1lmS5BYQ?e=5nPoVg

(上記に能登半島地震でトラブルを起こした変圧機の「アーク放電火災」についての記載があります。2007年の中越沖地震の際の柏崎刈羽原発や、2011年の東日本大震災の際の女川原発でも変圧機の「アーク放電火災」は起きていたそうです。ただ、「アーク放電火災」については、上記記載を読んでみても、よくわからないですね。まあ、「アーク放電火災」の原理はともかく、地震発生時に変圧器が燃えたり、油漏れを起こして使えないようでは(つまり外部電源が使用できない)困ります。私は原発の外部電源系統の「重要度分類」が最も低レベルに決められて「手抜き」されているところに問題があると見ています。)

(関連)志賀原発 外部電源一部使えない状況続く 故障の変圧器写真公開-NHK-令和6年能登半島地震
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240102/k10014306991000.html


 <原発・核燃料サイクル施設を大地震が襲った時の着眼点>

 これまでの経験則で頭に浮かぶことを下記に箇条書きにしておきます。ともかく電力会社、日本原子力研究開発機構、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁、経済産業省、政府・自治体などの政治家や官僚、原子力ムラ・放射線ムラ・国際原子力マフィアの御用学者、マスごみなどの報道発表を鵜呑みにしてはいけません。「直ちに健康に影響はない」(枝野幸男)「ニコニコ笑っている人には放射能は来ません」(だました(山下)俊一長崎大学教授)「あれは水素爆発ではなくて爆破弁です」(関村直人東京大学大学院工学系研究科教授)などをお忘れなく!!

(関連)「爆破弁、関村発言」記録資料 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=CQf8bUCmYog


(1)熊本地震の教訓です。大地震は1回とは限りません。震度6以上の大地震に襲われて間もなく(数日から数週間後)、また再び震度6以上(熊本地震の場合は震度7)の大地震に連続して襲われることがあるのです。まさに今回の能登半島地震もそうです(しかも1回ではなく複数回)。しかし、日本の原発・核燃料サイクル施設は、1回限りの大地震に対してしか耐震性能を備えていません(そういう規制基準でやってきている)。従って、二度以上の大地震に連続して襲われた原発・核燃料サイクル施設は、大きく破損したりあちこちが機能不全となり過酷事故を引き起こす危険性が高いと考えていて間違いないでしょう。(無事だったとすれば偶然です)(再び襲ってくるのは「余震」ばかりとは限りません)

(関連)令和6年能登半島地震 過去24時間に震度5弱以上は9回(気象予報士 日直主任 2024年01月02日) - 日本気象協会
 https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2024/01/02/26819.html

(関連)気象庁「1週間は震度7程度の地震に注意」 津波への警戒も - 毎日新聞
 http://tinyurl.com/2pz3ne2z

(関連)専門家「日本海側で最大級」「これで終わりではない」 能登の震度7 [能登半島地震]:朝日新聞デジタル
 http://tinyurl.com/ys94vhy8

(2)原子炉スクラム(緊急停止)のために、地震の揺れが襲った直後に圧力容器内に制御棒が予定通りに挿入出来るかどうかが、まず真っ先に問題になります。しかし、沸騰水型原子炉は圧力容器の下から水圧を使って制御棒を挿入する仕組み、加圧水型原子炉は圧力容器の上から自然重力を使って制御棒を落下させる仕組みで、いずれも挿入が様々な理由で困難な場合に対処できる仕組みを持っていません。地震が左右上下に大きく原子炉を揺すっている時に、原子炉緊急停止のための制御棒が核燃料棒の隙間に確実に入るという保障はないのです。入らなかったときはどうなるか? 原子炉は止まらず、原発は巨大自爆用原爆にきり変わり、それはほぼ確実に「破滅国家ニッポン」の悪夢が現実となります。

(3)次に、原子炉停止後に「冷やす、(放射能)閉じ込める」が継続してできているかがポイントです。福島原発事故では、これが 地震の揺れによる原子炉機器類の破損・故障、津波その他の理由による全電源喪失(SBO:ステーションブラックアウト)により破綻し、その結果、水素爆発(1号機)や核爆発(3号機)や謎の爆発(4号機)を引き起こして、レベル7の原発過酷事故となりました。こうしたことの背景には東京電力による原発の安全管理・対策の信じがたいほどの「手抜き」があったのです。

(4)原発が運転停止していても安全ではありません。使用済み核燃料プールという、もう1つの「核爆弾」が横たわっています。最も懸念されるのは、外部電源の全部停止(しかも復旧困難で長期間の停止)により使用済み核燃料プールの冷却ができなくなった時(非常用電源は長くても1週間~10日くらいが限度)、あるいは、地震の揺れによりプールの底や側面に穴が空いて冷却水が抜けてしまって冷却不能となった場合、上記のような原発過酷事故が現実化します。使用済み核燃料プールは原子炉のように圧力容器や格納容器で保護されているわけではないので、つまり「強い放射線を四方八方に出しまくる危険極まりない使用済み核燃料が裸の状態で水につかっているだけ」なので、原子炉以上に危険と言ってもいいのです(今現在、日本で取るべき原発対応は、使用済み核燃料プールの安全対策です。しかし、残念ながら、すべての原発で「手抜き」状態のままです)。今回の能登半島地震で最も懸念されたのは志賀原発の使用済み核燃料プールでした。

(5)原発を敷地内外からモニターできる体制が整っているのか? いちいちヘリコプターを飛ばさなくても原発をモニターできる状態か? 原発から放射能が漏れ出していないのか、エビデンスを持って証明できるか?(大気中だけでなく放射能汚染水流出も含めて) という点が重要です。福島原発事故の時もそうでしたが、放射能の空間線量を計測できる機器類は機能しているのか(停電になっても長期間動くようにバッテリーや自家発電などの独自電源を備えているか)、原発の現状をTVカメラで外から見れるようなモニター機器類は備えられているか? 

福島原発事故の時はこの2つのことが全然ダメで、偶然の重なりで、事後的に何とかデータや映像が取れました(しかし福島第一原発4号機爆発の映像はありませんし、福島県を中心に事故直後の空間線量の値もほとんどわからないままです=大停電のために動かない放射能モニター、津波をかぶって故障したモニター、がほとんど)。(こうしたモニターやTVカメラは日本全国どこの原発にもないと思います=危機に陥った原発をモニターするような機器類は絶対に備え付けない、というのが原子力ムラの福島原発事故の逆教訓ではないかと思われます)。

(6)原発施設内に設置された地震計をはじめ、原子炉の状況を時々刻々と示すデータ(温度、圧力、圧力容器内水位など)がきちんと残されたのかどうか。また、東京と現地、あるいは電力会社と現地原発との間のTV会議設備は整えられているのかどうか、また、その記録もきちんと保存されるようになっているのか(東電TV会議の記録は、肝心要の3月14日真夜中の12時から翌日午前6時くらいまでがありません=東電が見られてはマズイと判断して隠しているか廃棄した可能性が高いと思われます=こんなことではダメなのです)。これがきちんとしていなければ、原発過酷事故が起きても、関係者の対応も含めて、何が起きているのか・いたのかが、時事的にも事後的にも全く分からなくなります。原発事故対応を「ブラックボックス化」すれば、原子力ムラの連中は地域住民や有権者・国民を無視して好き勝手なことをやり、それを徹底して秘密にするでしょう。福島原発事故の教訓として、この点も重要です。

(7)住民対策(放射線防護)はどうするのか。東海第二原発の運転差止裁判の水戸地裁判決は、住民の避難計画に実効性がないとして原告勝訴=差止を認めています。今回の能登半島地震は、福島原発事故に続いて、原発過酷事故時の住民避難は不可能である、ということを、事実を持って実証したのではないでしょうか? 避難計画や住民の被ばく防護対策について、国や自治体、及び北陸電力や東京電力(柏崎刈羽原発)、関西電力(若狭湾原発)その他の原発電力会社を徹底追及する必要があります(避難計画の作成責任主体は自治体だが、国はこの計画を妥当と承認し、電力会社はこれに協力することになっている(原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は自分たちの知ったことではないという態度)=このこと自体がおかしい、何故、一電気事業者のためにかようなことを自治体がしなければならないのか?!)。

(関連)石川県能登町で道路に陥没や亀裂 通行をあきらめる車も [能登半島地震] [石川県]:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS1235KKS12PTIL00D.html

(関連)【地震】国道359号と国道471号、道路陥没や亀裂などでの通行止め 道路や公園など24か所で被害 富山 - TBS NEWS DIG
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/922436

(原発事故がなくてもこの状態であり(下記参照)、また、日本政府・自治体の災害被害者への救済・支援対応はデタラメです。ましてや原発震災の被害者に対する対応については、福島原発事故後の人権侵害さながらの対応のひどさが今も続いており、司法・裁判所までがグルになってこれを追認し、被害者バッシングを続けています。これは国家犯罪とでも言うべきものです)

(関連)石川県内の避難者3万人超 さらに膨らむ可能性 能登半島地震 - 毎日新聞
 https://qr.paps.jp/oNo9O

(関連)収容人数290人の避難所に700人超 負傷者多数 地震被害の珠洲 - 毎日新聞
 https://qr.paps.jp/34BIc

(関連)(別添PDFファイル)(解説パンフ)「避難者」から「被告」にされたAさんと、市民が歩んだ875日(めぐろ被災者を支援する会 2023.12)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVkjAZxSKk34Hq9_MQ?e=MhyG44  

(この方は宮城県気仙沼市に在住だった方で、いわゆる福島原発事故の直接の被害者ではありません。行政(目黒区)によるひどい「被災者いじめ」です。許せんなと思います。:田中一郎)

(8)最後に志賀原発に特有の問題として、原発敷地内を走る(原子炉の真下)断層が活断層ではないのかという問題があります。もし活断層だった場合には、近未来に今回の能登半島地震などと連動して大きく動き出す可能性があります。原子力「寄生」委員会・「寄生」庁による「活断層ではない」という判断には大きな疑問があり、この問題について、手続き的なことも含めて(活断層の疑いが濃いと主張していた科学者の方々の意見も広く聞くことなく、まるで石渡明(東北大学教授)という原子力「寄生」委員会委員の独断専行で決めたような雰囲気が強い)、徹底して追及する必要があります。いい加減な状態で放置すれば、後日、大きな後悔をすることになりかねません。

(関連)断層 識者に再聴取せず、志賀原発巡り規制委決定(東京 2023.3.16)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/234494

(関連)「活断層」から一転「活断層ではない」 志賀原発の敷地内にある断層問題 住民の反応・これまでの経緯は - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=CyytvMvCTiA

<結 論>
 地震・津波・火山大国の日本には原発・核燃サイクル施設が建設可能な安全性の高い「適地」はありませんし、原発・核燃を運転した後に残る大量の「核のゴミ」(自然界のレベルに戻るには数十万年という途方もない時間がかかります)を安心して最終処分できる地層もありません。原発・核燃料サイクルは再稼働をしないで一刻も早く廃絶いたしましょう。かようなものを使わなくても電気は足りています。「原発は安全・安い・クリーン」これみんなウソ(小泉純一郎元首相)

◆「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(147):2024年は石川県能登・志賀の正月元旦大地震(震度7、M7.6)から始まった=これは原発・核燃をやめよという「天の声」であり、日本人に対する「最後の警告」だ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/01/post-7ad675.html 


2.能登半島地震と志賀原発(2024年2月26日)
(上記に加えて、その後気が付いたことや、新たに得た情報に基づいて記載したものです:一部委加筆修正)

(1)石川県志賀町北部で震度7、同町南部の志賀原発敷地内ではどうだったか? 地下で震度5強と公表された。地下では震度は小さく出る、結局、原発敷地内の地震の詳細は不明のまま、周波数の長いところで想定を超えた揺れだった旨の公表があったのみ(原発が危険なのは周波数が短いところ)。何故、震度だけでなく、地震波形や応答スペクトルなどの周期別詳細を公表し、地震学者はこれを分析しないのか? 公表して差し支えない情報だけを限定して(あるいは先行して)公表している雰囲気が強い。

(関連)(別添PDFファイル)2024年能登半島地震による志賀原発での揺れと基準地震動の過小評価(上澤千尋『原子力資料情報室通信 NO.603 2024.9.1』)
 https://cnic.jp/51666

(その後、能登半島地震の志賀原発への影響に関する情報が公表されたようで、それについては上記に書かれているようです。ただ、この論文も読んでみましたが、多くの点で理解不能です。上澤千尋さん、もう少し、シロウトにもわかるように書いていただけませんか?:田中一郎)

(2)今回動いたのは能登半島北岸のF43断層、長さ150km(想定は96km)、しかも津波震源として位置付けていたが、地震震源とは位置付けていないというトンチンカンをやっていた。また、石川県は地震予測を過小評価し、M7程度しか防災計画に盛り込まずに企業誘致などを行い被害が増大、、それを国のせいにしている。実際はM7.6だった(注)。私は石川県が志賀原発への悪影響を忖度して、不合理な状態を放置していたと推測します。

(注)Mは0.2大きくなるとエネルギーが2倍となる。M7とM7.6ではMで0.6違うので、2×2×2=8倍のエネルギーということです。

(3)地震学者が口をそろえて言っているのは、能登半島周辺での再びの大地震の発生の可能性、今回の地震のメカニズムは地下にあった「流体」の上昇によるものだという。同じような現象が、西は若狭湾の原発(ここは海と陸ともに活断層だらけ、過去には大津波も襲った形跡アリ)、東は佐渡島の真南=柏崎刈羽原発の目の前に長さ100kmを超える佐渡海盆東延断層という海底活断層がある。しかも原発敷地は豆腐のような軟弱地盤だ。これらの活断層が動けば大地震が発生する。しかし、何と言っても志賀原発が最も危険、今回の大地震で施設がやられた上に、志賀原発沖合には活断層がある他、敷地内(おそらく原子炉建屋真下地下も)及び敷地周辺は活断層だらけ、そもそも地震はわかっている活断層だけの箇所で起きるのではない。岩手宮城内陸地震が一例=深層崩壊が起き、山がなくなった事例もある。日本列島全体が活断層だ。原子炉建屋真下の活断層だけを設置不許可とするのは科学工学的に見て不合理である。

(4)日本の原発・核燃料サイクル施設は、たった1回限りの大地震に対応する規制基準になっている。それでも耐震性は足りない(数千ガルのプレハブ住宅以下、原発はせいぜい1000ガル前後)、連続して2度、3度と大きな地震が原発・核燃料サイクル施設を襲ったら、非常に危うい、また、原発は巨大施設なので、隅から隅まで点検など不可能、そもそも設計上、点検できない個所は山のようにある。また、脆弱化の個所や部品が見つかっても設計上、改良や交換・差し替えができない個所も多い。見切り発車で再稼働してくるのは目に見えている。電力会社や原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の点検能力も劣化している(ドシロウトばかり、原発運転未経験者が半数以上、しかも原子炉等規制法を改悪し、点検はすべて電力会社が一義的に実施し、原子力規制委員会・規制庁はその結果をチェックするだけになってしまっている=「点検丸投げ」で規制の手抜き)。連続して大地震が襲うのは熊本地震の教訓なのに原子力「寄生」委員会・「寄生」庁はコレを活かさない。

(5)耐震にはカネがかかるので、「重要度分類」などというご都合主義をやり、原発の大半の装備は3段階の「最低ランク」、一例は外部電源系統、今回も変圧器がやられて油が漏れだす危険な事態。柏崎刈羽原発の時は変圧器が火災、福島原発事故のときは全交流電源喪失からSBOへ。福島も今回も外部電源は短期間での復旧のめどは立たず。非常用電源は長期間の使用に耐えない(少なくとも燃料補給が必要)、しかも今回はその非常用電源も一部止まってしまった(人為ミスとか言っているが言い訳にはならない)。また、故平井憲夫氏の告発もある(下記参照)。原発の施工現場はインチキ・手抜き工事で溢れている。

(関連)原発がどんなものか知ってほしい:故平井憲夫氏
 https://iam-k.com/HIRAI/

(うすうす気づかれたと思いますが、能登半島地震直後から、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は、現場の状況を確認・検証することなく、北陸電力の報告をそのままに、問題なし、安全確保された、心配いらない、を繰り返し、不都合事態の公表を避けまくった。また、許しがたいのは、避難計画の在り方を定めた原子力防災指針の見直しはしないと居直っている点(下記11.参照)。IAEAの深層防護の第5層の審査を放棄している点も、国際的に標準となっている安全基準からずっこけている(アメリカNY近郊のショアハム原発では避難計画の実効性が問われ、新設なのに稼働せずに廃炉となった)。


 (以下、ブログに書いた通り:お配りしたレポート参照:福島原発事故の教訓活かされず)

◆「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(147):2024年は石川県能登・志賀の正月元旦大地震(震度7、M7.6)から始まった=これは原発・核燃をやめよという「天の声」であり、日本人に対する「最後の警告」だ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/01/post-7ad675.html

(6)大地震時の原子炉緊急停止(スクラム)ができないかもしれない=制御棒挿入がうまくいかない。志賀原発のような沸騰水型は水圧(外部電源の電気で動く)により原子炉の下から重力に逆らって制御棒を挿入、加圧水型は上から落下させるだけ、両方とも原子炉が大きく横に揺られると入らないかもしれない。

(7)原子炉停止後に「冷やす、(放射能)閉じ込める」が継続してできるかどうかも不安。外部電源と非常用電源の両方を失うリスクは依然として消えていない(福島原発事故の教訓は活かされてない)。

(8)使用済み核燃料プールという、もう1つの「核爆弾」も危険極まりない。志賀原発のような沸騰水型原発では、使用済み核燃料プールは「建物の4階」に相当する高さにあり、大地震の揺れや爆発などで破損すると、使用済み核燃料プールごと崩壊したり、ひっくり返ったりする可能性もある。

(9)原発を敷地内外から、放射能汚染度合いも含めて、モニターできる体制が整っているのか? 環境放射能測定器やTVカメラなど。

(10)原発施設内に設置された地震計をはじめ、原子炉の状況を時々刻々と示すデータ(温度、圧力、圧力容器内水位など)がきちんと残せるのかどうか。また、東京と現地、あるいは電力会社と現地原発との間のTV会議設備は整えられているのか、更に、その記録もきちんと保存されるようになっているのか。これらがきちんとしていなければ、原発過酷事故が起きても、関係者の対応も含めて、何が起きているのか・いたのかが、時事的にも事後的にも全く分からなくなる。

(11)住民対策(放射線防護)はどうするのか。東海第二原発の運転差止裁判の水戸地裁判決は、住民の避難計画に実効性がないとして原告勝訴=差止を認めている。今回の能登半島地震は、福島原発事故に続いて、原発過酷事故時の住民避難は不可能である、ということを事実を持って実証している。

(12)最後に志賀原発に特有の問題として、原発敷地内を走る(原子炉の真下)断層が活断層ではないのかという問題がある。もし活断層だった場合、近未来に今回の能登半島地震などと連動して大きく動き出す可能性がある。原子力「寄生」委員会・「寄生」庁による「活断層ではない」という判断には大きな疑問があり、この問題について、手続き的なことも含めて(活断層の疑いが濃いと主張していた科学者の方々の意見も広く聞くことなく、まるで石渡明(東北大学教授)という原子力「寄生」委員会委員の独断専行で決めたような雰囲気が強い=老朽原発の運転期間延長問題で反対をしたこととバランスを取るために、この志賀原発の直下断層を「活断層ではない」などとして原子力ムラのご機嫌を取った疑い)、徹底して追及する必要がある。いい加減な状態で放置すれば、後日、大きな後悔をすることになりかねない。


3.能登半島地震の知見から見直しが求められる原発の基準地震動
 下記のブログの(1)と(2)にご注目下さい。また、この問題について、井戸謙一弁護士より重要なアドバイスをいただいていますので、それも併せてご参照ください。

◆(再掲)基準地震動に関する「新規制基準」は作り直せ!:能登半島地震で(1)志賀町北部で1万ガルを越える地震動を記録(2)5km程度までしか連動しないと規制委が言っていたが、20km遠方の断層が連動した能登半島地震- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-89b9e0.html

◆「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(157):きちんとした判断ができず、仕事もまともにできないような人達が原発を稼働する恐ろしさ(原子力ムラ総無責任体制)& 井戸謙一弁護士から能登半島地震について重要なアドバイス- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-8fb008.html
草々

 

 

2024年9月16日 (月)

EV(電気自動車)及びFCV(燃料電池車:水素車)に将来性はない(脱マイカーの地域分散型社会こそ目指すべき道):「脱炭素の救世主」電気自動車はなぜ失速したのか フォルクスワーゲンの失速で分かった普及への高い壁:東京新聞

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html

(関連)(別添PDFファイル)中央高速笹子トンネル天井板崩落事故の不起訴処分(樫田秀樹『地平 2024.10』) https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EdbWR0w3G9hDg3kmFGLug24BcgUg-ePtqt-EZu2xglxz8A?e=uvFvos

(関連)(別添PDFファイル)JR福知山線脱線事故 社長のみ起訴・無罪(樫田秀樹『地平 2024.10』) https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EaGDnr4EBMxPv7C6O2p81fkB6D3TF712cqH_5LGl95K9eg?e=cMvfNC

(こんな検察、こんな司法・裁判所で、本当にいいのでしょうか? 今日の司法・裁判所および検察は、耐えがたいまでにデタラメで、その権力を濫用しています。日本の司法・裁判所・検察をどうしたら変えられるか、ご一緒に考えませんか? ご参加をお待ちしています。:田中一郎)

◆月刊『地平』 - Journalism × Academism
 https://chihei.net/


2.プラごみ新条約、枠組み優先 数値目標先送り、議長提案(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0afc5bc6c2279017d506aba47d9d885c8734c9f4

(こんなことでいいのですか? ここまでひどいプラごみ氾濫の下、日本はプラごみ新条約の「骨抜き」勢力の大親分だそうです。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)(パンフ)有害化学物質のない減プラ社会をつくろう!!(子どもケミネット)
 https://c.kokumin-kaigi.org/?page_id=753

(関連)(別添PDFファイル)(署名用紙)(ネット署名)プラスチック条約策定に関する要望書(子どもケミネット)
https://c.kokumin-kaigi.org/wp-content/uploads/2024/08/plastic_shomei.pdf
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScFqfe5Fub16BL2iN4WPAPwutBATa2IPrW4yx58pVsaBDe4Uw/viewform

◆JEPA - ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議/Japan Endocrine-disruptor Preventive Action
 https://kokumin-kaigi.org/


3.レジェンドキュメント「戦争を笑え~命ぬ御祝事さびら!沖縄・伝説の芸人ブーテン」20230906- Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/playlist/x7yefr


4.比例選投票先は自民35% 立民12% 読売調査 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6513781

(政権交代??? そんなもの、ありえない話だ。立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」を野党第1党から引きずり降ろせ!:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)自民裏金問題、検察の告発不受理で市民団体が不服申し立て「民主主義は今、徳俵にある!」(薄井崇友『週刊金曜日 2024.9.6』)
 https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2024/02/13/antena-1410/

◆(別添PDFファイル)推薦人「名義貸し」党内物議、多様性演出・決選投票へ恩売りにも(朝日 2024.9.14)
 https://mainichi.jp/articles/20240910/k00/00m/010/180000c

 <田中一郎コメント>

 代表には野田佳彦、野田、野田とうるさく言っていた玄葉光一郎が、代表選スタート翌日の東京新聞の記事にある候補者4人の推薦人名簿を見たら、なんと吉田晴美の推薦人になっている。これはおかしいと思い、私のメール&ブログに下記を載せて拡散していた。そうしたら案の定、「やらせ」だったということらしい。

要するに、このスカタン野党第1党には、この政権交代のチャンスに、また、日本と自党が危機に陥っている大事な時に、代表選に立候補しようという政治家は、事実上、「野だいこ」=野田佳彦と、「エダノン」=枝野幸男の、「古株失敗2兄弟」しかいなかったということだ(あとは無能の塊の泉健太=論外の人物)。おそらくは党所属議員の過半が野田佳彦を推し、それをよしとしない枝野幸男が立候補したにすぎず、泉健太と吉田晴美は推薦人を集められず(推薦する国会議員が少なく)、古株2人から推薦人を回してもらって、やっと「刺身のツマ」として代表選に出られたということだ。

情けないの一言。要するに、このタイミングで、この情勢下で、首相の座を狙って、自らの判断で代表選に勇気をもって参戦する、という政治家は、若手にも女性にも一人もおらず、かつ、それを応援・推薦する国会議員もいなかったということだ。

野党第1党の立憲民主党よ、人材難にて、さっさと解散せよ。何度も申し上げて恐縮ながら、市民運動・社会運動や「世直し」市民の諸君は、いつまでかような立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」にしがみついているのか? そんなことでは、いつまでたってもこの国には「夜明け」は来ないぞ。

(私のメール&ブログから抜粋)
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(関連)立憲民主党・玄葉光一郎氏「野田佳彦元首相に期待」 政権交代前に近い空気 - 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA054TQ0V00C24A4000000/

(9/8(日)の東京新聞記事やNHKサイトによれば、かような発言を繰り返していた玄葉光一郎(福島県)は、今回の代表選では吉田晴美候補の推薦人になっている。この人物、どういう神経をしているのだろうか? それとも東京新聞やNHKの間違いなのか? あるいはひょっとして、4人の立候補で代表選をするという「猿芝居」を演出するために推薦人をテキトーに割り振ったということか? マスゴミ記者たちよ、玄葉光一郎のところに聞きに行ってこいよ! 玄葉も一応は立憲民主党の幹部の1人だぞ! 代表選が茶番かもしれんぞ! :田中一郎)

◆危機の中の立憲民主党代表選:こんな候補者ではたしてホンモノの政権交代を担える党執行部が創れるのか? 立憲民主党は立党の精神に立ち返り再スタートせよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-def087.html
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5.安保闘争 燃え盛った政治の季節 - 映像の世紀バタフライエフェクト - NHK
 https://www.nhk.jp/p/butterfly/ts/9N81M92LXV/episode/te/RP2QX4JGJ5/

(この頃の学生たちは、丸腰の素手で、凶暴な警官隊に立ち向かっていた。映像を見ていて痛ましい限りである。その結果、樺美智子氏が警官隊に殺害されてしまった。この頃の学生たちがマルクス主義的な革命論の表現形式しか持てなかったことは責められない=そういう時代だった。責められるべきは、暴力警官隊のみならず、裏でアメリカと取引をして「新安保条約は旧安保条約と実質的には何も変わらない・変えない」という約束をし、国民向けには「日本のための安保改定だ」と嘘八百の説明をしながら、この売国奴条約=新安保条約(&旧日米行政協定に代えて日米地位協定)を締結した元A級戦犯のCIA日本エージェント=岸信介である(統一教会と一緒に勝共連合を創っていたのもこの人物)。この「60年安保」は10年後の「70年安保」に引き継がれ、その闘争の左翼的失敗を経て、日本は「外交・安全保障をアメリカさまに丸投げする平和ボケ・痴呆の時代」に突入する。どこで何がどう狂ったのか、歴史を振り返り考え抜くことが今を生きる私たちの使命でもある。上記NHK番組のVTRがネット上に見つからないのは残念。)

(追:体制に強く反対するもの達を「暴力勢力」などと闘争現場を知らないお気楽人間たちがよく口にするけれど、日本に限らず世界的に過去数百年に遡っても、暴力をふるっているのは、ほとんどの場合が支配権力を握る体制側であることを、我々一般の有権者・市民は知っておく必要がある。私には今日の市民運動・社会運動が「牧場の中の羊やアヒルたちの抵抗」のように見える時がある。暴力を肯定するものではないが、暴力に対する怒りは、まず真っ先に支配権力に向けられるべきことを強調しておきたい。それは60年安保闘争の教訓でもある。:田中一郎)

 <関連サイト>

(1)60年安保闘争 - 1960 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x12o7sy

(2)全学連を指揮した若きカリスマ その生き方が胸に沁みる――亀和田武「テレビ健康診断」 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/71863

(3)唐牛伝 敗者の戦後漂流-佐野眞一/著
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033838027&Action_id=121&Sza_id=F2

(いわゆる政治のことはさておきの唐牛健太郎の伝記である。内容は非常に興味深いものだった。お勧めです。著者の佐野眞一氏は故人。:田中一郎)

(4)70年安保闘争の鶴見俊輔さん - 毎日動画
 https://video.mainichi.jp/detail/video/5714808680001


6.その他若干の注目情報

(1)「教育なめてる」文部科学省の五輪アスリートを『免許なしで教員』方針にネット猛反発「何のための教員試験?」(中日スポーツ)Yahoo!

(何が「アスリート」だ!! スポーツというものは、ルールを正しく守って正々堂々とフェアに行うものではないのか?! アスリート自身が全員で拒否すればいい話。拒否しないから、かようなニュースになる。オリンピックもまた同じ。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8124b2a6cf4725310a317c9124c59b8f03fbc423 

(2)千葉市議が請願署名を偽造 17日にも辞職勧告案 「維新・無所属」会派議員へ(千葉日報オンライン) - Yahoo!ニュース
(維新がまたやっとるワ。愛知の県知事リコール署名の時も同じことをしておった。維新を支持してやまないアホウどもは、よく見ておけ!:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a3e422b57d989a2a36b1e09b8a016fa5daa2e362

(3)マイナ保険証の「メリット」は“真っ赤なウソ”だった?…“政府資料”が物語る医療現場での「役立たずな実態」とは(弁護士JPニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/07ad84c0869cfb6026bfc911098f173a7d69ea9d

(関連)マイナ保険証押しつけをやめさせ、今の保険証を残すためには、「押しつけ」犯罪人の河野太郎を次の衆議院選挙(今年10月か?)で落選させることが最重要=神奈川15区(茅ヶ崎・平塚他)で落選運動の全国大集会・大運動を!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-9b30a9.html}

(4)政府また《年寄りいじめ》…高齢者医療費「窓口負担3割」適用拡大に《裏金、政策活動費を使え》批判の当然(日刊ゲンダイ)

(自公政権が態度で示す本音は「年寄りは一刻も早く死んでください」ということだ。手間暇とカネがかかるから、だそうである。:田中一郎)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/360577

(5)東京大学が学費値上げを発表。「ますます富裕層しかいなくなってしまう」現役東大生の本音とは(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース

(学生には教授サマが教えてやってんだから、つべこべ言わずにカネ払え、ということです。教授サマの研究費まで割いて学生の面倒を見る必要などない、増収分は大学の一般運営費に充てる、研究費は使わせない、人徳のある東京(頭狂)大学の管理責任者の皆さまです。つぶせ東大!:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d2f2f75c3f79a8e903a3bd1747613c0644d974a1
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「EV(電気自動車)及びFCV(燃料電池車:水素車)に将来性はない(脱マイカーの地域分散型社会こそ目指すべき道):「脱炭素の救世主」電気自動車はなぜ失速したのか フォルクスワーゲンの失速で分かった普及への高い壁:東京新聞」をお送りします。一刻も早く「脱炭素盲従主義」から脱却し、脱原発を高く掲げ、新しい時代を切り開いていきましょう。


◆「脱炭素の救世主」電気自動車はなぜ失速したのか フォルクスワーゲンの失速で分かった普及への高い壁:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/354086?rct=tokuhou

(以下、「化石燃料」と表現していますが、石油・石炭・天然ガスなどの資源は「化石資源」ではなく、地球の地下深くマントル近辺での高熱高圧下の化学反応により形成されている「炭化水素」資源であるという学説、ないしは資源開発の実践的経験が有力となってきており(つまり今後も超長期にわたり石油・石炭・天然ガスなどの資源は枯渇することはないという含意あり)、看過できない段階です。化石資源か炭化水素資源かは、今回のメールの主旨からは外れますので、とりあえず「化石燃料」「化石資源」としておきます。

 <田中一郎コメント>

 上記は一昨日の東京新聞の「こちら特報部」に掲載された記事である。一時、電気自動車メーカーのテスラを先頭に世の中がEVブームに沸き、EVにあらずんば自動車にあらず、のごとき「EVファシズム」が蔓延していた。それがここにきて、上記の通り、主要な自動車メーカーが軒並み減産ないしは撤退の経営判断をしている様子が報道されている。EV販売が不振な理由はいろいろあるだろうけれど、主要なものは次の2つと思われる、①自動車価格がガソリン車に比べて割高で、その割高を埋めるために各国が補助金を提供していたが、それが昨今廃止となったとたんにEVの売れ行きが落ちてしまったこと、②充電に時間がかかり、かつ、バッテリー満タンで走れる継続走行距離が依然として小さい(電気切れリスクが高い)。

この2つは、技術革新を重ねることで、相当程度解消されていくだろうし、ガソリン車の方も、燃料価格の高騰やガソリンに対する税金(炭素税を含む)を課されて政策的な割高が創りだされれば、記事にあるような消費者の動向は、また再びEVに向かうかもしれない。従って、上記の東京新聞記事は、日本経済新聞や朝日カバカバ新聞のような「脱炭素アホダラ教」の記事しか載せない全国紙に比べれば、よく報道しているとは思うが、しかし、この東京新聞記事は、EV問題についての掘り下げが浅い、一過性の記事だと見ておいていいと思われる。(FCV(燃料電池車)については報じられていないが、情況はEVよりも更に深刻、水素補給のスタンドがほとんどなく、また、そんなスタンドに投資してみてもリターンがおぼつかないため、前に進まない=興味本位の「話のネタ」の域を出ていない)

ゼロエミッションで、CO2はもちろん、NOxもPM2.5も出さず、大気汚染を招かないクリーンな自動車、また、夜間に電気があまり使われない時に充電をしておけば、消費電力の平準化にもつながり(これを一種のバーチャル発電ととらえることもできる)、近未来の物流とエネルギー革命を担う大黒柱だと、電気自動車はもてはやされている。しかし、ちょっと待てだ。もう少し物事をよく考えてみよう。

まずもって、そのEVを動かすための電気はどこから持って来るのか? わずかなEVが「夢の宣伝」のために動いていて電力消費は四捨五入ゼロならご自由にやればいい。アンテナショップみたいなものだから「屁みたいなもの」だ。しかし、日本全土を走る約82百万台の自動車のすべてをEVに切り替えていくというなら話は違う。いったいEV全体にどれくらいの追加電力が必要となるのか? 半端な量ではないだろう(昨今ではAIやデータセンターでも大量の電力が必要だと言われている=これは別途議論が必要)。その他の新規需要も含めて電力需要が爆発的に増加する可能性があり、その場合、その電気はどこからもってくるのか? EVをはやし立てていた諸君は、このプリミティブな疑問を真剣に考えたのだろうか?

EV普及は何のためだったか? 言わずと知れた「脱炭素」だ。ということは、化石燃料を使って発電する電気を使ってEVを走らせることほどバカバカしい話はない。化石燃料を電気にして使うくらいなら、それを直接、自動車に使って走らせればいい。電気を経由することにより、エネルギー効率は格段に下がる。要するにエネルギーの無駄だということだ。では、化石燃料の発電機を次々と潰し、新規の化石燃料発電所も造らせないで、さて、EVやAIやデータセンターなどによって爆発的に増大する電力需要に対して何で対応していくのか?

「再生エネ」だって?! あなたは「再生エネ」の現状がどうなっているか、知っているのですか? 日本の全電力のうち「再生エネ」は約23%、これまで30年近く「再生エネ」「再生エネ」と言って経済産業省が旗を振って推進してきた結果がたったの23%、しかもそのうち巨大ダム発電という環境破壊の元凶による電力が約9%、更に、バイオマス発電という熱帯雨林をはじめとする森林破壊の目玉の発電が約4%で、それらを差し引くと、自然環境を破壊しない「再生エネ」の可能性のあるものは約10%しかない。日本では、まともな「再生エネ」推進速度は年率0.3%だ(10%÷30年)。すばらしい快速ではないか。

つまり、自公政権政府にも、経済産業省にも、現在の電力供給を支配している地域独占(原発)電力会社(「毒電」)にも、「再生エネ」なんぞ、本気でやる気などない、ということを過去30年で実証したというわけだ。昨今では、九州電力を中心に電力需給のバランス維持を理由として「再生エネ」電力に発電供給ストップをかけまくっている。こんなことをしたら「再生エネ」電力は売電収入が減り経営不振となって益々普及はおぼつかない。

彼らがいやがる理由は、「再生エネ」電力が不安定で高コストだからである(技術的に相当程度克服可能*)。この「再生エネ」嫌いの連中が何故、将来性の高い「再生エネ」を高コストだと認識するかと言えば、化石文明という「化石資源使い放題・環境汚し放題・自分たちだけが利益、のジコチュー資本主義」の世紀にどっぷりとつかり、次世代の経済や社会の在り方=言い換えればエネルギー革命の乗り切り方を想像することもできないくらいにボケてしまったということを意味している。この国は未来社会を想像も創造もできないようなアホウどもが支配している国になってしまった(人事の縮小再生産のなせる結果だ)。

(*)「再生エネ」電力の供給安定化には、供給サイドの技術革新や事業の在り方刷新による対応と、需要サイド(ネガワットなど)による対応があり、この両サイドを適切に組み合わせることで、省エネを兼ねながら、「再生エネ」電力の弱点は相当程度、克服可能である。しかし現在は、電力の供給網が「毒電」に支配されており、更に政治政権が(野党第1党の「脱憲反民主党」も含めて)「毒電」の代理店であるため、「毒電」の利益増進は検討されても、広く国民経済のための電力需給の制御適正化は、全くと言っていいほどおぼつかない。簡単に言えば、電力供給網が「原子力ムラ・電力連合」によって占拠されているということ、これをくつがえすには政治を変える=「世直し」勢力による政権交代と長期安定政権が必要である(その割には市民運動・社会運動の政治や政権交代への関心と取組は低迷状態である)。今の政治や政権をほったらかしにしていてはエネルギー革命を乗り越えて新時代を切り開くことは難しい(早く気づいてよ!!)。


さて、話を戻すと、結局、残された「再生エネ」電源は、太陽光発電と風力発電(陸上と洋上の2タイプ)だ。その量たるや、わずか全電力の10%、悲しいくらいに細々としている、がしかし、この太陽光と風力という、本来はまともなはずの「再生エネ」電源が、岸田文雄政権の打ち出した「脱炭素」=「GX推進」政策により猛烈な建設ラッシュとなり(利権ビジネスとなり)、全国いたるところで自然環境破壊や地域社会の破壊、地域住民の健康破壊や不安(風力の低周波公害)を生み出すに至っている。これまで私から何度も申し上げてきたことだ。結局、メガソーラーや風力の巨大団地ほど破壊はすさまじいので、環境や地域社会を破壊しない「まともな」「再生エネ」電力など、ほんの1~2%くらいではないかと思われるが、それでもここでは半分くらいの5%程度は存在するとしてみよう。

(関連)「再生エネ」は環境にやさしいから何でもいいという「神話」は捨てるべき(1):すさまじい建設ラッシュの巨大洋上風力発電団地が日本列島沿岸の自然環境や地域住民の健康を破壊する(例:北海道石狩湾他)他イロイロ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-7153b9.html

EVの電気は「再生エネ」だ、と言い張る御仁にお聞きするが、たったの5%のまともな「再生エネ」電気をEVで使ってしまったら、あとの電気はどうするの? あるいは、たった5%しかないまともな「再生エネ」電力にEVを頼っていいの? 誰が考えたって駄目に決まっとるでしょう。EVで走って、毎日真っ暗で暑苦しい(寒くてたまらない、風呂も沸かせない)生活でいいの? ちょっとくらい想像力を働かせろよ!!

結局、EVが依存する電力は、化石燃料がダメなんだから、原発電力になるのは必定でしょ!! これこそ岸田文雄自公政権と、その補完勢力の維新・国民民主党・「脱憲反民主党」のカスみたいな原子力ムラ代理店政治家どもの狙うところなんですよ、何故、これが理解できないのか? 「脱炭素」(GX推進)=原発大推進なんですよ、これが今の日本のリアリティ・リアリズムなのだ。「脱炭素」とEV推進を言えば言うほど、原発大推進=原発再稼働から新設へと、原子力への期待は高まるばかり、である。

福島原発事故を忘れたか、関心がない連中により、ちょっとくらい原発はあっても「脱炭素」のためにはしかたがない、からはじまり、「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」が「原発に依存しない脱炭素」とか言って、原発を「依存しない程度に」容認し、それを「日和見連合(ひよれん)」に言わせて「脱憲反民主党」の野田佳彦がこの言葉を「脱炭素」は省いてそのまま代表選で使い、更に、「脱炭素」に取組まない電力会社は人権侵害だと、原発の巨悪には見向きもしない若者ならぬバカモノが電力会社を起訴し(それをマスごみがもてはやし)、「脱原発」の集会に行ってみれば、「脱原発」と「脱炭素」の同時達成みたいな(できもしないことを)お気楽な叫び声をあげて、マスごみに扇動された不勉強者たちが騒いでいる(同時達成したら環境破壊・地域破壊の「再生エネ」と原発だらけになりますよ、そんなこともわからんのか?)。

このまるで鳥獣戯画の「マヌケ没落経済大国」のザマは、同時代を生きる私としては耐え難いものがある。要するに、リアリティ、リアリズムが完璧に欠如しているということ、「甘えて育った=騒げば親と先生が何でもかなえてくれる、難問を解決してくれる」そんな世代のなせる業か? バカバカしい限りである。

「毒電」や政府・経済産業省や自民党などは昔からのことで打倒の対象だが、今や「脱原発」と「世直し」を主張する人間たちもが(全員ではないが)、「脱原発」に飽きたのか「脱炭素」の「モノ新しい動き」に引きずられて、リアルな現状認識もないままに、おそらくは善意で「脱炭素」の旗を振って、最新技術の新型火力発電所建設つぶしに尽力する、という有様である、新型火力発電所をつぶす前に原発・核燃料サイクルを1つでもつぶせ、ボケ! ということだ。ファシズムと原発大推進は善意に担がれてやってくる。

 <簡単な結論>

(1)ガソリン車のEVへの全面移行はエネルギー問題をよりこじらせて深刻化させるだけでなく、日本が世界のトップを走ってきた内燃機関の自動車産業を亡ぼし(技術力を持った中小企業が大量に倒産・廃業)、日本経済の没落に拍車をかける。また、岸田文雄自公政権の「GX推進」=「脱炭素」を益々盛り上げ、EV電源としての原発が「クリーン電力」として宣伝されて国民をたぶらかす。更に、メガソーラーやメガ風力団地建設の猛威が日本全国で吹き荒れ、自然環境破壊や地域社会の破壊、住民の健康と生活の破壊が至る所で現れる。EV販売不振から撤退は歓迎すべきことである。(例外は中共中国、ロクでもない国になってしまった、この似非共産主義国は21世紀の厄介者の1つに巨大化していき、もう一つの厄介者大国のアメリカと、様々な面で衝突をし始めるだろう=困ったものである=両国の国民による自国の「世直し」は当分の間は期待できない)

メガソーラーは山林を切り開くため災害の多発を生み(熱海土石流もその1つの可能性アリ=隣接する西側の山林尾根にメガソーラーが敷き詰められている)、また、全国規模で農地と農業の破壊ももたらすだろう。タネや肥料や労働力などを含めた実質的な食料自給率がわずか10%もないこの国で(事実上、稲だけが自給できている)、田畑を潰してソーラーパネルはないでしょう。飢えたらソーラーパネルでもかじるのか? 更に、ソーラーパネルは大半が中共中国製品、他方で「経済安全保障推進法」で大騒ぎしているのに、一国の主力エネルギーに育てるはずの太陽光発電機のほとんどが中共中国産などということは茶番だということが、右派自民にも左派「脱原発」にもほとんど理解できていないのではないか? 今や右派も左派も「ご都合主義」の集団なのか?(ひょっとすると風力発電も中共中国産が幅を利かせているのではないか?)

(2)目指すはEVではなく、地方分散型経済社会を時間をかけて形成していく中、ローカル鉄道を含む公共交通を充実させて「マイカー社会」から脱却する。FEC自給圏(故内橋克人氏:食料F,エネルイギーE,ケアC)を形成し、物流の総量そのものを減らす経済社会を目指す=更に申し上げれば、大量生産・大量消費・大量廃棄型の資本主義的生産から時間をかけて脱却し、エネルギー消費を抑え込んだ「自然環境を守る新しい循環型経済社会」を時間をかけながら目指していくということだ。鉄やコンクリートやプラスチックなどの化石資源時代の素材を別のリサイクル・リユース型素材に切り替えていくなどの新産業・新技術も期待される(FCV(燃料電池車=水素車)はEV以上にもっとダメ、EVと同じ問題があることに加え、水素ステーションなんぞに投資などしてられないからだ)。当分の間は、燃費効率のいいトヨタが得意とするハイブリッド車(HV)でつないでいけばいい。EVもFCVもいらないのだ。

(エネルギー革命を考える際の大事な点は、今存在するエネルギー消費需要の在り方をそのままに(わかりやすい例えで簡単に申し上げれば、一極集中の東京のような大都市などをそのままに、資本主義経済の企業利益最優先で、大量の内燃機関と鉄とコンクリートと化学製品に囲まれて営まれる産業・ビジネスや我々の生活はそのまま変えずに)、そのいびつに歪んだ非人間的な需要構造に合致するように、供給サイドだけを変えていこうとする発想、これがそもそも間違っていることなのだ。福島原発事故以降、このことも原子力市民委員会などで私から何度も発言してきたが、理解されていない様子である)

(関連)「脱炭素・入水素」の正体は「ピンク水素」だった:水素エネルギー社会・燃料電池車のクリーンな街、を支える水素の大量生産は、化石燃料または原発が担う=「脱炭素」盲従主義がもたらす(水素)ポンポコリン事態の愚かさ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-a51024.html

(3)EVの利用は、ゴルフカート車のように、スピードが出ない、もっぱらに日常生活圏を行き来する近距離型のものを限定的に導入し、地域社会にある「再生エネ」電源を使って走らせればいい。電動機付き自転車の「毛の生えたもの」のイメージ。

(4)燃料電池で唯一、将来性を持った使い方は「家庭用コジェネ型燃料電池」である。コジェネでエネルギー効率が電力単純利用の20%台以下から、一気に80%近くまで引き上げられるので、非常に効果的な省エネとなる。但し、家庭用燃料電池にも低周波公害の可能性があるので、住宅が建て込む大都市では、利用する場合には要注意である。

(5)今までの話は「電力」「電気」の話だ。しかし、排出CO2の量から見て、電力は日本全体の40%を占めるに過ぎない。「脱炭素」を完璧にやるというのなら、残りの60%の非電力産業(主なものは鉄鋼、化学、セメントなど)によるCO2排出はどうするのか? これも「再生エネ」なのか? 電力のわずか5%もない(環境・地域を破壊しない)「再生エネ」で、電力以外のCO2削減も担っていくのか? 正気か? ここまでくると、もはや一種の「脱炭素宗教カルト」集団である。「脱炭素=再生エネ」ジュゲムジュゲムか? 頭を働かせろよ! 情緒的にしか物事を考えていないからこうなるのだ。

(6)「脱炭素」などいらない!! 「人工排出CO2による地球温暖化」説には科学的実証的に多くの疑義があり、それらにきちんとした回答がないままに、世界的に巨大な利権が形成され、強引に事が進められている。「脱炭素」ではない、別のやり方でエネルギー革命を乗り切る方法を考える必要がある。詳しくは、下記でご説明しますので、是非、ご参加ください。

◆(10.31)再開「新ちょぼゼミ」第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-3d484e.html
草々

2024年9月13日 (金)

マイナ保険証押しつけをやめさせ、今の保険証を残すためには、「押しつけ」犯罪人の河野太郎を次の衆議院選挙(今年10月か?)で落選させることが最重要=神奈川15区(茅ヶ崎・平塚他)で落選運動の全国大集会・大運動を!!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.山本太郎【30分で完全理解!教科書に載らない不都合な真実、日本はアメリカの植民地】 2024.4.18 内閣委員会 字幕入りフル - YouTube
 https://www.youtube.com/live/NuAWEiAWbCk

(日米関係について詳しく知らない方は、このVTRをご覧ください。アメリカの植民地国家=ニッポンと、そのニッポンを支配するアメリカの「パシリ」(使い走りの俗語)政治家集団=自民党のありようが、見事に「端的」にまとめられています。これは国会質問というよりは、国会の場を使った「(自民党による)対米隷属政治の告発」と言ってもいいでしょう。発言の途中で「(立憲)民主党も自民党と大して違わない」(同じ穴のムジナだという意味)という箇所があります。まさにその通りです。私が山本太郎氏に代わって申し上げれば「いつまで立憲民主党などという政党にしがみついているのか?! そんなことでは日本はいつまでたっても変わらないし、「夜明け」も来ない。フンギリの悪い人間は、とことんひどくなってから、その態度を変える愚か者だ」ということです。ところで、一番最後のところで、この委員会の議長(委員長?)が「山本太郎議員の発言の中で不穏当・不適切な表現がありましたので、後日、理事会で対応を検討する」などと言っています。こういう人間が議長(委員長)をやり、核心を突く質問をする議員の言論妨害をしている今日の国会のザマをよく見てほしい。この連中を選挙で選んでいるのは、あなた(有権者)、ですから。:田中一郎)


2.キャンペーン

(1)署名·被爆体験者訴訟の勝訴原告を控訴せず、被爆体験者問題を合理的に解決してください。Change.org
 https://qr.paps.jp/t0Cq

(2)署名·防衛省と日本企業4社はイスラエルの-死の商人-から攻撃型ドローンを買うな! Change.org
 https://qr.paps.jp/2UfGs


3.イベント情報

(1)(チラシ)(9.17)国境なき医師団の活動から戦争を考える:中嶋優子(築地本願寺)
 https://qr.paps.jp/alwiL

(2)(チラシ)(9.18)オンライン学習会 汚染土再生利用は安全なのか?実証事業の実態を暴く
 https://qr.paps.jp/QuBN5

(3)(チラシ)(9.19)福島原発さいたま訴訟控訴審第4回公判・報告会(東京高裁#101 衆2)
 https://qr.paps.jp/lIvaS

(4)(9.19)開沼氏との訴訟 第10回口頭弁論期日と報告会ハイブリッド開催のお知らせ(OUR PLANET TV)
 https://www.ourplanet-tv.org/topics/49411/

(関連)訴訟費用ご支援のお願い - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/topics/45791/


4.(メール転送です)9/17公判傍聴のお願い+『地平』10月号のご紹介

(関連)(チラシ)(9.17)学術会議任命拒否文書開示訴訟(東京地裁#103)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EZ3OjGnlD-JMsZJ0cTunJeoBX8UAV5BCMMUQhryZSoqfzA?e=ZOSUZM

*第3回口頭弁論傍聴のお願い

 以前にもご案内しましたが、9月17日(火)16:00~16:30、第3回口頭弁論が開かれます。この回から法廷は、東京地裁最大の103号法廷(1階・傍聴席98席)になります。これは、これまで2回の弁論で51席の傍聴席が満席だったため、裁判所の判断で場所を大法廷に変更したものです。これまで、お忙しい中、傍聴に来て下さった方に、心からお礼申し上げます。この約100席の傍聴席を原告側の傍聴者で満席にして、本件の社会的関心の高さを裁判所と被告(国)に示したいと思います。

そのため弁護団では、添付の傍聴呼びかけのチラシを作りました。次回期日で何が行われるかということもそこに書かれています。これを拡散していただき、お知り合いの方々、特に市民の方々に、傍聴のよびかけをお願いいたします。なお裁判所が傍聴者数を予想・把握したがっていますので、傍聴希望の方は米倉(yoneky@nifty.com) 宛てに、早目にお知らせいただければ幸いです。

人数が多くなりそうな場合、裁判所は「傍聴整理券」を作って103号法廷の前で、先着順にお渡しします。実は15:30から法廷内では非公開の進行協議が行われているので、弁護士は外に出られませんが、16時より少し早めにお越しいただければ安心かと思います。  

『地平』10月号(9/5発売)のご案内

 今年7月に創刊されたばかりの総合雑誌『地平』10月号が「学問の独立を守れ」という特集を組み、以下のとおり、以前ご報告した7月27日のシンポジウムの報告者全員の論稿を載せています。任命拒否と同時に学術会議会長となった梶田前会長の報告は圧巻であり、それ以外の学者の方々の論稿も素晴らしいものです。私はたった1人学者でない執筆者ですが、任命拒否から現在の訴訟の最先端のことまで自由に書かせていただきました。お読みいただければ幸いです。
 https://www.fujisan.co.jp/product/1281704310/new/

★大特集 学問の独立を守れ
日本学術会議の現在 梶田隆章(日本学術会議前会長、東京大学)
法人化は独立性を高めるのか 小森田秋夫(東京大学名誉教授)
軍拡と学術 青井未帆(学習院大学)
歴史学の視点から 加藤陽子(東京大学)
任命拒否問題は終わらない 米倉洋子(弁護士)
「学問の自由」の危機――国際的文脈から見た日本の現在地 隠岐さや香(東京大学)


5.【最新調査】自民党総裁選&立憲民主党代表選支持率調査結果を公表(選挙ドットコム) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d46715a4d3008c2bec5a0586b15fd8946d30c263

(みなさまは、この2つの政党の「ガラクタ陳列台」のどのガラクタがいいですか? それとも水でもぶっかけますか? こんなものを見て、あの人はどうだ、いや、この人はこうだ、などと言っていること自体が、私はオバカでございます、と告白しているようなもの。先般、喫茶店で年輩のオバハンたちが大きな声でワイワイ言っていてうるさいので、何を言っとるのかと聞いてみたら、進次郎はいいけど、クリステルはダメよ、などと言って、うなずきながら、その理由をくどくどと話していました。日本の「民主」政治は「この程度」なのかもしれません。何だか「日本政治」を扱った映画のシーンみたいでした。:田中一郎)

(関連)五つの赤い風船 ♪これがボクらの道なのか - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=E3MC3S-DeBw

(本日9/13の全国紙朝刊はいずれも自民党総裁選という、一政党内部のくだらない選挙報道で塗りつぶされていました。ガラクタの、ガラクタによる、ガラクタのための、うちわの選挙を、このマスゴミたちは一体何を考えて取材し、報道しているのでしょうか? まるで本日の朝刊紙は、そのままチリ紙交換に出していいような、まさに文字通りの「マスごみ」=粗大ごみでした。新聞代返せ! このバカタレども!:田中一郎)


6.注目情報

(1)「政治に信頼を取り戻す」枝野前代表が追加政策発表 立憲代表選めぐり(TBS NEWS DIG Powered by JNN)

(あなたには無理だから、もう出てこなくていいのよ、今までさんざんやって、全然ダメで、また今度も同じこと言うてるでしょ! みんなウンザリしているのよ、おわかり? :田中一郎)
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1410012

(2)「障害者5000人が解雇、退職」で明るみに。ビジネス化が進む“障害者の就労支援”の実態(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース

(これも政府・厚生労働省が原因をつくってしまっているようだ。記事に書いてある諸点にきちんと向き合って対策を早急に打ち、一刻も早く政府の責任で「職場に戻せ」。ビジネス化が目的ではなく、障害者支援が目的だから、その基本をしっかり踏まえて対応すべし。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/78a04dec54e6d4c21db930da092c74f964d61aeb

(3)【コメ問題】「国民は何食えばいいんだ」「今日も売ってない」農水大臣の「スーパーでは水曜に入荷」発言に総ツッコミ“店員の声”が政府見解の衝撃(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

(昔は「貧乏人は麦を食え!」だった。今は「貧乏人はアメリカが日本に輸出している遺伝子組換えの家畜用のエサを食え!」、これが政府・自民党・農林水産省の本音だ。腹が立つなら自民党を選挙で落とすしかない。:田中一郎) 
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0be567606828b5e28b01d05924e89a730d9ea7e5

(4)<社説>またも米兵女性暴行 沖縄駐留の資格はない - 琉球新報デジタル

(対米隷属政党の歴代自民党幹部どもが在日米軍幹部や米政府と密約をかわし、米兵の日本国内での犯罪は罰しないことにしてある。日本の有権者・国民には早く気が付いていただきたい。:田中一郎)
 https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-3446160.html

(5)公明党の「食料品クーポン」全世帯配布案に批判殺到。「いや減税しろよ」「搾取しながらバラまくな」ド正論の集中砲火を浴び炎上中 - まぐまぐニュース!

(「どこまでも、ついてゆきます、下駄の雪」の「自民党の下駄の雪」政党で「昔は平和と福祉の党」、今は「戦争準備と銀座飲み歩き」の仏罰政党である公明党のやることは、焦点ぼかしのちょこざいなことばかり。陰に隠れてやっとることも含め、その母体の創価学会とともに、統一教会とどこが違うねん? という声も聞こえてくる。公明党・創価学会は、その創設・設立の原点に戻るべきである。:田中一郎)
 https://www.mag2.com/p/news/617140

(関連)「創価学会と旧統一教会はどこが違うのか?」島田裕巳と小川寛大が池田大作・公明党・創価学会の歴史を徹底解説 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=WNmYYNKooFI

(関連)公明「旧統一教会と一緒くた」に危機感 寄付規制に葛藤 野党は「消極的だ」と批判 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221106-OYT1T50231/

(関連)公明議員が旧統一教会の関連イベント参加「支援はない」:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASQ85675HQ85UTFK012.html

(6)除染土再利用、基準に合致 IAEAが最終報告書(共同通信) - Yahoo!ニュース

(誰がどうやって作った何のための「基準」なのか? 放射能汚染土が基準に合致していると言うのならIAEA本部のオーストリア・ウィーンへ全部持っていけばいい。この報道はIAEAという組織の正体をよく現わしている。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/917a7e1413f00afe0a284c6d404072934e76299f

(7)独首相、与党惨敗「苦い」 右派躍進、連立崩壊説も(共同通信) - Yahoo!ニュース

(政府与党の社民党や緑の党が対米従属に陥り、ドイツ国民そっちのけで対ロ主敵論のウクライナ戦争に没頭しているからこういうことになる。右翼と左翼の言うことが昔とは正反対だ(草の根平和主義の政党だった独緑の党が最も好戦的でロクデモナイというありさま)。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/cdccf092e75618794563bab359035c939b401548


◆日刊IWJガイド・非会員版:トランプ氏とハリス氏がテレビ討論会で直接対決! 討論会直後の世論調査では、ハリス氏が圧倒的に有利! 人気歌手のテイラー・スイフト氏もハリス氏支持表明! シカゴ大学のジョン・ミアシャイマー教授は、バイデン氏やハリス氏やトランプ氏が大統領候補者として出てくるのは、米国の政治システムが壊れているからだと本質的な洞察を投げかけている! 2024.9.12号~No.4325 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53911

(ハリスもトランプも「同じ穴のムジナ」です。アメリカも日本と同じで、政治を理解できない有権者が多数の国のようです。騒いでいるのはマスゴミだけ、政治を理解している人たちは暗い気持ちでこの大統領選のバカ騒ぎを見ていることでしょう。それにしても、ケネディJrが土壇場で立候補を取りやめトランプ側を応援するなどというニュースを聞いて、益々、アメリカ政治が嫌になってしまいました。こんなところで撤退するくらいなら最初からやめとけという話ですから(それとも殺害するぞと脅迫されたのか?)。これでケネディJrの政治生命も「没」です。:田中一郎)
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「マイナ保険証押しつけをやめさせ、今の保険証を残すためには、「押しつけ」犯罪人の河野太郎を次の衆議院選挙(今年10月か?)で落選させることが最重要=神奈川15区(茅ヶ崎・平塚他)で落選運動の全国大集会・大運動を!!」をお送りいたします。

申し上げたいことは唯一点です。マイナ保険証の押し付けをやめさせて、今ある健康保険証を残すためには、この「押しつけ」犯罪人を国会から追放する必要があり、それには、今年10月27日(日)に実施される可能性が高いと言われる次期衆院選で、河野太郎を落選させる事が必要不可欠です。そのためには、河野太郎の選挙区である神奈川15区(茅ヶ崎・平塚他)において、全国規模の「マイナ保険証押しつけ反対、今ある健康保険証を残せ、押しつけ政治家=河野太郎を落選させよう」の大運動を展開する必要があります。

◆河野太郎 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E9%87%8E%E5%A4%AA%E9%83%8E

(関連)神奈川県第15区 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E7%9C%8C%E7%AC%AC15%E5%8C%BA

河野太郎がいる神奈川15区の選挙は、これまで対立候補が弱すぎて「ほとんど無風」の選挙区で、今のまま市民運動・社会運動や市民政治運動が「何にも専務」をやっていると、河野太郎は「楽勝」で次の選挙に勝ちそうな気配です(過去30年間のこの選挙区での衆議院選挙結果は上記サイトにあります)。これではマイナ保険証の押しつけや、「マイナンバー制度」そのものが、なくなることはありません。一部の市民団体は署名活動をしているようですが、そんなものでは今の「マイナ保険証押しつけ」事態は変わることはありません。

(関連)【河野太郎】共産党議員の質問に怒鳴り散らしながら逆ギレ答弁【マイナンバーカード デジタル大臣】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=dQRNsKb2lKw

(関連)河野デジタル大臣の“孤立化”が急加速…自民総裁選ライバルが「保険証廃止見直し」次々言及|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/360348?utm_source=newsletter&utm_medium=email

まずは神奈川15区の方々が立ち上がってください。任意団体をつくり、事務局をつくり、「マイナ保険証押しつけ反対、今ある健康保険証を残せ、押しつけ政治家=河野太郎を落選させよう」を全国へ呼びかけて、大集会を可能な限り回数多く開催し、その際にカンパを集め、運動を継続できるようにして、地元の方々が交代でプラカードを持って辻立ちする、そんなプリミティブな運動が必要不可欠です。

◆武見敬三 - Wikipedia
 https://qr.paps.jp/fi1FB

(こちらは厚生労働大臣になったものだから、マイナ保険証の推進を担わなければいけなくなった御仁である。従来の健康保険証を残せ、という声に耳を傾けることなく、忠犬ハチ公のように「マイナ保険証」「マイナ保険証」と毎日のようにやかましい。武見敬三は参議院議員で選挙区は東京だ、東京都民の責任で、この政治家を次期参議院選挙(来年2025年7月)の際にマイナ保険証を争点にして落選させなければいけない。:田中一郎)


また、次期衆議院選挙では、他にも、政治資金問題、統一教会問題、戦争準備と巨額の軍事費、原発大推進、経済政策や消費税、憲法改悪など、自公政治がもたらす日本破壊が目に余っており、従ってすなわち、今後、自民党・公明党の議席を大きく減らし、かつ、その自民党に助け舟を出して自分たちも大臣になりたい連中である「日本維新の会」と国民民主党の議席も減らさないといけません。

もし、次期衆院選でも有権者がまたぞろ「進次郎をシンジロー」などと言われてその気になり、投票行動を間違えて自民党や公明党や「日本維新の会」や国民民主党に投票するようなことがあれば、近未来には、予定通りマイナ保険証は義務化・現在の健康保険証は廃止、あらゆることにマイナンバーカードを必須とする体制ができあがり、政治資金と統一教会のことはうやむやのまま解消、戦争準備の財源は消費税増税でまかない、そのあと中共中国あたりと対米隷属のまま戦争に突入して多くの犠牲者を出し、更に老朽原発も含めて大推進して再びの過酷事故で日本列島は永遠の放射能汚染地獄に沈み、大企業優先・金持ち優遇・貧乏人は切り捨てて外国人招き入れの大資本支配経済政策を展開し、消費税は20%まで増税、、憲法は改悪して、軍隊保有・徴兵制・緊急事態条項で支配権力永続保有・基本的人権条項の国民義務への入れ替え、などが行われることになるでしょう。真綿で首を絞めるように、自公政権の「国民ゆでガエル」化戦略に乗せて進められ、あらゆることが彼らの都合で決められていくのです。

マイナ保険証押しつけも含めて、諸悪の根源は政治です。この政治に対して選挙でちゃんとした態度で投票し、民主国家・法治国家の有権者として、まともな判断で、まともな政党の、まともな政治家に投票することが、「世直し」の最短距離です。逆に、そうしないような国民が過半数なら、その結果は、その国民が全部かぶって苦しむ他ありません。この国の未来は、今のままでは非常に危うく暗い。それはこれまでの有権者・国民の選挙での投票行動(棄権も含む)が悪いからです。

以下、昨今のマイナ保険証、マイナンバーカード、「マイナンバー制度」に関連した報道や情報をいくつかピックアップして並べておきます。必要に応じて選択し、ご覧ください。自公政治はホントにロクデモナイ、それがこのマイナ保険証問題でよく見えています。


 <山本太郎がマイナカード・免許証をぶった斬る>
 タローさん、ばっちり疑問に答えてます、しっかり見て、しっかり聞いて、選挙は山本太郎「れいわ新選組」

(1)マイナンバーカード作らないと◯◯です。用途が全く違うカードをあなたは作りますか? #山本太郎切り抜き#れいわ新選組YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=qX10aqn6ojM&list=PLLzLc7we4EM8lXOy5g9LFmYxH6emc1rei&index=6

(2)誰も知らない衝撃の事実です。マイナンバーカード導入で自民党がやろうとしてること #山本太郎切り抜き#れいわ新選組 #マイナンバーカード #消費税増税 #経済政策 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=l87Le379IUM&list=PLLzLc7we4EM8lXOy5g9LFmYxH6emc1rei&index=7

(3)日本政府が隠蔽しているマイナ保険証のデメリットを暴露します。#山本太郎 #れいわ新選組 #自民党 #経済 #日本 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=J4nfQH9Hxus&list=PLLzLc7we4EM8lXOy5g9LFmYxH6emc1rei&index=9

◆マイナンバー―民主党政権下で作った行政コスト削減の画期的法案 - 衆議院議員 岡田かつや
 https://www.katsuya.net/topics/article-2767.html

(これが 岡田克也=立憲民主党の態度だ! 山本太郎氏が「(立憲)民主党も自民党もほとんど変わらない」と言っている通りです=何度も言うけれど、市民運動・社会運動や「世直し」市民は、いつまでこんな政党にしがみついてんの? :田中一郎)


 <別添PDFファイル>

(1)マイナカード 任意なのに、携帯電話の本人確認 非対面契約「原則一本化」(東京 2024.6.20)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/334709

(2)マイナカード、中国人が大量偽造、保険証廃止はやめた方がいい(『週刊新潮 2024.6.13』)
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20240525-OYT1T50042/

(3)マイナ保険証 バラマキの次は、薬剤師を「推進委員」に、「セールスマンではない」(東京 2024.6.28)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/336356

(4)マイナ保険証「11月に50%」、健保に利用率「ノルマ」、厚労省要請に組合側「達成無理」(東京 2024.7.14)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/339792

(5)マイナ保険証「総点検」後にもトラブル多発、医療費の全額請求753件 保団連調査(東京 2024.2.1)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/306478

(6)マイナ免許証 来年3月導入、切り替え任意、手数料安く、更新時オンライン講習 全国展開(東京 2024.9.13他)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/353676

(7)厚労省、利用増の「報奨」2倍、マイナ保険証 またバラマキ、「金で普及 バカにしている」(東京 2024.6.22)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/335123

(8)災害でマイナカード、デジ庁 避難者把握実証実験(毎日 2024.2.29)
 https://mainichi.jp/articles/20240229/ddm/012/040/099000c

(9)自民総裁選・河野太郎氏の目に余るご都合主義…「総理誕生」での脱派閥とマイナ普及は矛盾だらけ(日刊ゲンダイ 2024.9.3)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359940/2

(10)大手薬局 現行保険証突き返す、患者怒り「マイナへ誘導だ」、支援金で普及促進 疑問(東京 2024.6.11)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/332207

◆現行の健康保険証の廃止・マイナ保険証への一本化を強行しないよう求める申し入れ(地方議員有志 2024.9.2)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EaOEBm9DAa5OizzsrKiisvsBPMsZaRy1HzHx9MI0ieBC6g?e=GNdzbL


◆(チラシ)(9.20)マイナ保険証とその先にあるもの(小形歩さん:北区王子生協病院)
https://1drv.ms/i/c/158b9607504d41bb/EWamZa522btGgcPPSkOK9tIBoPOmGjHQk2O7-O2PqCddmg?e=e7xOPU

<(メール転送です)マイナ保険証Q&A 三つ折りリーフ 及び 動画 他>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【マイナ保険証一本化反対実行委員会】サイト
 https://nohimityu.exblog.jp/i26/

今般、愛知県保険医協会が作成した「マイナ保険証Q&A」を三つ折りリーフとして頒布することになりました。

★「マイナ保険証Q&A」三つ折りリーフ
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/himitsu/240804.pdf

・マイナ保険証Q&A3つ折りパンフできました
 https://nohimityu.exblog.jp/33442882/

また、Q&Aの1項目ずつのショート動画が作成されましたので、リンクのページを作りました。

・質問に答えます! マイナ保険証Q&A ショート動画版
 https://nohimityu.exblog.jp/33443620/

是非、ご活用下さい。また、以下の動画を偶然に見つけました。公開18時間で2万回以上再生されています。

困ったもんだよ、マイナ保険証 ~本当に保険証を廃止していいのか?!
   ~2024年8月22日東京弁護士会主催 市民集会
 https://www.youtube.com/watch?v=YCvwfPFw1L8
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆【マイナ保険証】保険証廃止後にマイナ保険証を利用しない場合を解説 - YouTube
 https://www.youtube.com/live/i9dOvr20-2Y?t=17s


 <関連サイト>

(1)日刊IWJガイド・非会員版:<IWJ取材報告 1>政府方針であるマイナンバーの利用拡大は、利用を限定的に認めた最高裁判決に反する! マイナ保険証の目的は公的医療保険の縮小!?~12.22 マイナ保険証の強制を許さない! 集会「今こそ、書かない番号! 持たないカード!」2023.12.28号~No.4108 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53064

(2)「マイナは国民に嫌われる…」 保険証廃止延期論、総裁選で急浮上 - 毎日新聞
 https://x.gd/u0nSA

(3)「汚いやり方」ついに紙の保険証が「本人確認書類」として使用不可に…マイナカード「任意」はどこへ、SNSで吹き荒れる憤慨(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ff94a2424758a2896fddbfb4eb5c476def89f5bf

(4)<社説>マイナ保険証 利用者本位で考えねば:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/351622?rct=editorial

(5)ただでさえ待たされる「病院の受付」が大混乱に…「マイナ保険証は患者の人命にかかわる」と医師が訴える理由(プレジデントオンライン)
 https://president.jp/articles/-/85307?page=1

(6)マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/166724?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(7)マイナ保険証“本格運用”まで4か月切る「いずれ致命的なトラブルが起きるのでは」 現役開業医が不安を吐露(弁護士JPニュース)
 https://www.ben54.jp/news/1426 

(8)マイナ保険証「一本化」は“個人情報のリスク増大”や“憲法違反”の問題も?…専門家が警告「それでも強行することの危険性」とは - 弁護士JPニュース
 https://www.ben54.jp/news/1493

(9)マイナ保険証「必須」と勘違い「私も夫も知りませんでした」 今もなお誤解や疑問 1万2000人アンケートで浮かぶ周知不足:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/351145

(10)マイナ保険証の“ウソ”また発覚!保険証廃止後に「資格確認書」はプッシュ送付されない?|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358605?utm_source=newsletter&utm_medium=email


(11)マイナ保険証は絶対に必要なの?紛失したらどうする? 「資格確認書」って何?【Q&Aで解説】:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/351704

(12)河野太郎デジタル大臣「マイナカードは強制ではない」 英BBC番組で世界へ大ウソ発信!|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358466?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(13)現行の保険証廃止に根強い異論 「マイナ保険証」18紙アンケート 「残して」「選択制に」の声多く(熊本日日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fd5048ff2695b16ebf222e66fce965e4b7ba9acf

(14)厚労省が職員9万人を対象に「マイナ保険証アンケート」の愚策…エグすぎる質問事項の“大きなお世話”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359595

(15)自民総裁選・河野太郎氏の目に余るご都合主義…「総理誕生」での脱派閥とマイナ普及は矛盾だらけ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359940

(16)導入間近「マイナ保険証」で「地方都市の医療」が崩壊してしまう…現役医師が実名で怒りの告発(荻原 博子) - マネー現代 - 講談社
 https://gendai.media/articles/-/135221

(17)廃止が迫る健康保険証「残して」…1万2000人アンケートで多かった声 マイナ使う人も「選択制にして」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/351144

(18)「最後の紙の保険証」に嘆く高齢者 マイナカードと一体化まで4カ月 「紛失したら…」「申請すら行けず」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/343148

(19)マイナ保険証ゴリ押しへ新たな「ニンジン作戦」…10月からこっそり診療報酬4割アップの姑息|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357832

(20)介護保険証も紙廃止→マイナ一本化へ厚労省方針…業界から案の定あがった「時期尚早」の声|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357392
草々

 

2024年9月12日 (木)

本日(9/12)のいろいろ情報:①これでいいのか2025年度文科省・教育研究予算、②田中優子氏の都知事選結果評価、③斉藤元彦兵庫知事「公益通報者保護制度」違法濫用=即刻辞任せよ、④ナフサ減税(租特)残して「脱炭素」の欺瞞他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.危機の中の立憲民主党代表選:こんな候補者ではたしてホンモノの政権交代を担える党執行部が創れるのか? 立憲民主党は立党の精神に立ち返り再スタートせよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-def087.html

◆立憲民主代表選で物議 推薦人の「名義貸し」はアリ- その裏事情 - 毎日新聞
 https://qr.paps.jp/eSi8Q

(立憲民主党代表選は「茶番」=推薦人を党中央が各候補に割り振りか??? 野田佳彦を代表にせよとしきりに勧めていた玄葉光一郎が、何と吉田晴美の推薦人に名を連ねているではないか! 何のこっちゃ!? のヤラセ立民代表選か?!:田中一郎)

(関連)立憲・吉田晴美氏 代表選への滑り込み立候補の裏側を語る「前日の夜も日をまたぐ直前まで協議して」 - 東スポWEB
 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/316074

(「新入社員がすぐにその会社の社長になりたい」と言っているような非常識人間が、茶番の代表選のお手伝いを夜遅くまでご苦労さん!:田中一郎)


2.オンライン署名 · 被爆体験者訴訟の勝訴原告を控訴せず、被爆体験者問題を合理的に解決してください。 - 日本 · Change.org
 https://chng.it/GYGmHQPDdR

(参考)「黒い雨」訴訟-小山美砂/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034358919&Action_id=121&Sza_id=C0


3.(9.20)映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」頭狂上映会(文京区民センター)
 https://tinyurl.com/fpuzc5aj

(関連)カネミ油症、いまだ救済されない被害者 ドキュメンタリー映画が完成 政府の消極姿勢は「紅麹」と同じ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352853?rct=tokuhou

(関連)頼みの綱は「へその緒」 生後4か月で死んだわが子にダイオキシンが…カネミ油症事件、被害者認定の壁に映画でくさび打つ:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/311112

(直接の加害企業は貧弱な零細企業で被害者への損害賠償補償の財務負担に耐えられる会社ではなかった。①この甚大な被害を招いた業務上過失傷害に伴う賠償債務が親会社・子会社の区分で「切断」されるという「擬制法制」を当時の裁判所が採用したこと、②役所の食品衛生法上の監督責任を厳しく問わずに不問に付し、行政の賠償責任も裁判所が認めなかった、この2つが(つまりは業務遂行に伴う失敗加害=業務上過失傷害の賠償責任債務を会社法上の擬制を口実に貧弱な子会社だけの責任として封じ込め、たくさんの被害者を事実上、切り捨てたこと)事件後の巨大な悲劇の最大の理由である。つまりは日本の司法・裁判所の無責任な使命放棄が生み出した悲劇であり、司法権力の乱用による犯罪被害である。企業がもたらす公害=社会犯罪の場合には「債務切断」は認めないという法改正が必要であるにもかかわらず、カネミ油症事件以降、放置されたままだ! 許しがたい。:田中一郎)


4.イベント情報

(1)(チラシ)(9.17)学術会議任命拒否文書開示訴訟(東京地裁#103)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EZ3OjGnlD-JMsZJ0cTunJeoBX8UAV5BCMMUQhryZSoqfzA?e=ZOSUZM

(2)(チラシ)(9.20)マイナ保険証とその先にあるもの(小形歩さん:北区王子生協病院)
 https://qr.paps.jp/X8lBK

(3)(チラシ)(10.2)福島原発被害 阿武隈会訴訟 第2回公判(東京高裁#101)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EbJTmJPgIuVKoSCjdsJiD9IBbs5FgFwwfS8LXDsRu-zu-w?e=Rcvc3P

 <再開「新ちょぼゼミ」>

(1)(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html

(2)(10.31)再開「新ちょぼゼミ」第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-3d484e.html


5.「『パンとサーカス』に思う知的自閉を解き放つには」内田樹 - AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/articles/-/232775?page=1

(関連)パンとサーカス 【講談社文庫】-島田雅彦
https://qr.paps.jp/LnBqT
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034318964&Action_id=121&Sza_id=E1

(関連)愛と幻想のファシズム 上下-村上竜/〔著〕(講談社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000006979706&Action_id=121&Sza_id=C0


6.(新刊書)隠された遺体 日航123便墜落事件-青山透子/著(河出書房新社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034636274&Action_id=121&Sza_id=G2


7.注目情報

(1)ウクライナ大使の靖国参拝を批判 ロシア、安保理の緊急会合で(共同通信) - Yahoo!ニュース
 
(腐敗した対米隷従の戦争国家=ゼレンスキー政権のウクライナならば、戦争資金をくれる国のためには何でもする、ということらしい:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ec6f2ded9508933af73b50f1a140333a80e934c9

(関連)ウ大統領 長距離兵器で露攻撃必要 - Yahoo!ニュース

(「こうやって戦争はどんどん拡大する」の悪しき一例だ。第三次世界大戦を臨むのか? 戦争で苦しむ自国民・ロシア国民に考えが及ばず。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6512931

(2)「低所得者から徴収する消費税 憲法の生存権の保障に抵触するのでは?」ブレイディみかこ(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

(立憲民主党代表選の候補者=野田佳彦と枝野幸男は「消費税は減税も廃止もしない」と言明し、「市民と野党の共闘」を拒否:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f9642f506c2449eb4661b4669ad49657b0448ff5

(関連)「食費、光熱費を切り詰めている」 生活保護費減で原告男性が窮状訴え(京都新聞) - Yahoo!ニュース

(この人たちにも消費税は容赦なく襲い掛かる。日本国憲法第25条(生存権)違反。この生活のどこが「健康で文化的」なのか?!:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/71a83019681ea251d148be1936888349c983077c

(3)「護憲的な団体」の主催イベントだから、茅ケ崎市が後援を拒否? 九条の会が市の決定取り消しを求め提訴:東京新聞

(これを、①言論妨害、②市の平和都市宣言に対して背信、と認識できないのなら、茅ケ崎市長(自公推薦)は辞任すべきである。:田中一郎)
 https://、www.tokyo-np.co.jp/article/352192

(4)チェック届かぬ「潜水艦ムラ」 温存された官民癒着 防衛特需に沸く川重に何があったのか:東京新聞

(「チェックが届かぬ」のなら、川崎重工業を防衛関連の政府調達から外せばいいだけの話、厳しい罰則があってこそ企業はちゃんとする。:田中一郎)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/351961

(5)米兵の性暴力「まだ隠されている」 沖縄だけでなく他県にも 積み重なる犯罪 記録が示す被害の構造とは:東京新聞

(米兵犯罪がきちんと裁かれないのは、日米地位協定に加え歴代の自民党幹部どもが米国と結んだ密約が原因、その自民党推薦候補を沖縄県民が選挙で選んでいては、この問題が解決するはずもない。沖縄県民は、憤りを選挙時の態度で政治的に示せ! これは日米関係という政治の問題だ。:田中一郎)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/351994

(6)円安のせいだ!日本が韓国に「人材獲得競争」で敗北…!インドネシアの技能工が日本ではなく、韓国を選ぶ「深刻すぎる理由」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

(自国民が嫌がる3K仕事を低賃金・劣悪労働条件で来日外国人に押付け、事故やトラブルがあっても握りつぶす、そんな国に誰が働きに来るのか?! 外国人(途上国・アジア)差別の克服もできず、過去の歴史まで歪曲しているこの国の未来は暗い。世界から軽蔑されて没落する。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/505553e5b2460bb2fb9e52a7e0f8f654b10f7bdb

(7)(社説)DNA抹消判決 法律定め社会の信頼を:朝日新聞デジタル

(「一言で言いますと日本の警察は日本最大の暴力団ということになります」。何だかんだと屁理屈をつけては集めて、既に1千万人を超えるDNA情報のデータベースを持つと言われています。おそろしや。:田中一郎)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16025701.html


◆日刊IWJガイド・非会員版「大手メディアが報じない『令和の米騒動』の真実! 大阪でコメ先物取引が始動直後に連日ストップ高を記録! 主食である米が投機対象に!」2024.9.11号~No.4324 - What's New お知らせ 
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53897

(関連)「食」を軽視し、米国・多国籍企業の「奴隷」となった「セルフ兵糧攻め」の日本を「飢餓」が襲う!~岩上安身によるインタビュー第1116回 ゲスト 東京大学大学院農学生命科学研究科・鈴木宣弘教授 2023.4.3
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515121

 <田中一郎コメント>

 コメ不足の中、備蓄米は放出しない、日本の備蓄はたったの1カ月半分(諸外国は食料の自国確保を優先して輸出制限・禁止へ、中国の備蓄は1年半分)、他方でコメは輸出(輸入米の一部か?)、更に、国産米よりも高い値段の米国産米を山のように輸入して税金で値段を下げて国内で売る、水田はメタンガスが出るからと難グセをつけて潰すために税金を出す(メタンガスが問題なら夢洲の万博を潰せ!)、食料安保だと言っては「イモ生産強制命令法」を制定する、自給率の乏しい小麦や大豆は稲作とともに生産者が高齢化して疲弊し廃業が続く、しかし、生産者・農家を守る政策は放棄し、対米隷属の農業政策にしがみついている。これが今の農林水産省の支離滅裂の農業政策だ。日本農業を潰し、外国資本による日本農業占領に全力を挙げ、「市場原理主義アホダラ教」に洗脳されたまま、自国農業消滅とともに農林水産省も消えてなくなる。アホのやることだ。自民党農林族は日本農業を守るために奮闘しているという神話もまかり通っている(実際はその逆だ)。米国の茶坊主どもにそんなことができるわけがない。
 https://www.youtube.com/watch?v=tWhANx99gjI
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「本日(9/12)のいろいろ情報:①これでいいのか2025年度文科省・教育研究予算、田中優子氏の都知事選結果評価、斉藤元彦兵庫知事「公益通報者保護制度」違法濫用=即刻辞任せよ、ナフサ減税(租特)残して「脱炭素」の欺瞞他」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)国立大交付金3%増、文科省概算要求、教員「残業代」3倍増(日経 2024.8.30)
(2)科研費 倍増求め署名活動、主要学会共同で、資金不足 常態化(朝日 2024.7.1)
(3)東大生「授業料値上げ」に反発、「早朝対話」で舌戦、煮え切らず(東京 2024.6.24)
(4)東大授業料11万円値上げへ 20年ぶり、来年度入学から(東京・朝日 2024.9.11
(5)「軍事企業、原発関連企業との連携協定を破棄せよ!」、早稲田大学教員らが署名活動(守中高明『週刊金曜日 2024.8.30』)
(6)兵庫県知事疑惑告発、公益通報制度を軽視、県の処分 揺らぐ正当性(毎日 2024.8.31)
(7)兵庫県知事・斎藤元彦の自死局長ガサ入れ指示書をスッパ抜く!(『週刊文春 2024.9.5』)
(8)兵庫パワハラ知事の不信任視野、退勢挽回狙う維新「二重の罪」(日刊ゲンダイ 2024.9.2)
(9)「組織的パワハラ」百条委指摘、兵庫県知事「処分適切と思う」(朝日・東京 2024.8.31)
(10)公益通報者捜し・処分、罰則検討 消費者庁、法改正を視野 兵庫県・鹿児島県警問題も念頭(朝日 2024.9.11)


1.こんなことでいいのか、2025年度の文部科学省・教育研究予算:国立大交付金3%増、文科省概算要求、教員「残業代」3倍増(日経 2024.8.30)

 8/31付の日本経済新聞に下記の記事が載りました。教育政策には詳しくありませんが、アベ政権以降、日本の教育・研究予算は大きく歪められているように思えてならず、その割には、その悪影響を受ける当事者からの声があまり聞こえてきません。以下、気が付いたことを簡単に申し上げます。

(1)(別添PDFファイル)国立大交付金3%増、文科省概算要求、教員「残業代」3倍増(日経 2024.8.30)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE284BA0Y4A820C2000000/

*大学の一般運営交付金が毎年絞られていて、特に国公立大学が悲鳴を上げている。文部科学省が概算要求しても認められない、という状況も続いているとTVのニュースでは言っていた。一般運営交付金を減らして軍事研究など目的特化の競争的研究費を増やすなど、自民党政治家の意図的政治介入(日本のアカデミズムの御用化・企業への従属を狙っている)がこうした日本の科学・技術・学問・学術研究の土台を揺るがしているように思われる。当事者がもっと声をあげるべきではないか?

(2)(別添PDFファイル)科研費 倍増求め署名活動、主要学会共同で、資金不足 常態化(朝日 2024.7.1)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS6V3G5RS6VULBH00CM.html

(関連)研究力支える科研費「倍増を」 100万人超所属の学会が署名開始へ:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS6V3G5RS6VULBH00CM.html

(関連)金沢大学生の一人ひとりが安心して使えるトイレを少しでも増やしたい(金沢大学基金・学友支援室 2023-10-23 公開) - クラウドファンディング READYFOR
 https://readyfor.jp/projects/kanazawa-u-toilet

*昨今見た記事が上記である。何故、求めるものが大学の一般運営交付金ではなく、科研費(競争的交付金の一種)なのか? 自分たちの研究費さえ確保できれば、学生の教育環境についてはどうでもいいのか? どうもこの署名活動には、素直に賛同できない雰囲気がある。一般運営交付金が削られて、大学ではトイレの改修さえできない状態に追い込まれているというのに(金沢大学)、それを放置して「研究費下さい(競争的資金でいいです)」というのはいかがなものか?

(3)(別添PDFファイル)東大生「授業料値上げ」に反発、「早朝対話」で舌戦、煮え切らず(東京 2024.6.24)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/335214

(関連)東大授業料11万円値上げへ 20年ぶり、来年度入学から(東京・朝日 2024.9.11
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0151e9374df47f98313052664da2c40335460b7f

*東京大学と慶応大学が学費値上げの先頭を走っている。政府からの一般運営交付金が乏しくなったため、学生から授業料値上げでカネをふんだくろうという算段か。大学側は値上げ理由を科学技術の研究費を拡充させるためなどと言っているが、私はこれはウソ臭いと思っている、何故なら、学費値上げで得られるカネはたかだか数十億円程度であり、とても科学技術研究の拡充には間に合わない。意図されているのは、大学教授陣が自分たちの研究費が大学の一般運営費のために削られるの防ぐため、学費値上げ分を一般運営費に回して、科研費の減額を防ごうとしているのではないか。だとしたら、ジコチュー丸出しの、政府権力への平身低頭型の「カネ集め」ではないのか? 奨学金制度や授業料減免を拡充するなどといっているが、そんなことは学費値上げとヒモツケせずに、直ちに実施すればいい。政府・文部科学省の文教予算への大学からの強い異議申し立てをせぬままに、取れるところから取れ、式の授業料値上げなど許されないのではないか。学生の反発は当然のことである。

(4)(別添PDFファイル)「軍事企業、原発関連企業との連携協定を破棄せよ!」、早稲田大学教員らが署名活動(守中高明『週刊金曜日 2024.8.30』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljAU0kSitcqc3LsW?e=KDRj3P

*断固支持する。早稲田大学も落ちぶれたものだ。産学協同・軍学共同の御用大学路線を突っ走ろうということか。それにしても早稲田大学の学生たちは何をしているのか? 昨今の大学生は、国際的に見てもへなへなしていて活気がなく、歩きスマホばかりしているイメージがある。若い世代がこんなあり様では、この国の将来が思いやられる。大学側の事なかれ主義的な過剰管理体制にも問題があるのではないか。早稲田大学では、キャンパス内でのチラシ配布さえできない、というから、大学内の雰囲気も息が詰まるような状態ではないのか。大隈重信が天国で泣いているように思う。ともあれ、立ち上がった早稲田大学教員らにはエールを送りたい。

(関連)いちご白書 - あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報 - 映画ナタリー
 https://natalie.mu/eiga/film/804602

*少し前、TV放送していたので見てみたが、何だかよくわからない、つまらない映画だった。しかし、最後の場面で、ケイサツ権力がライフル銃を持った州兵まで動員し、無抵抗非暴力の学生たちを権力暴力で排除するシーンは劇的だった。私は1960年代のアメリカの大学紛争のことはよく知らないけれど、実際にこの映画のようなことが起きていたのだろうか? だとすれば、ひどい話である。また、映画では大学運営の幹部たちが、軍事産業企業や政府機関と癒着しているようなことも伝えていて、そういう点はリアリティがあるなと思った。翻って、今の日本の大学の運営幹部たちは、国公立も私立もあちこちと癒着して腐っているのではないか? その割には大学は静かである。まるで羊の放牧場のごとし。

(5)東京女子医大の「理事長1強体制」 教員に寄付を強いる制度、文科省通知に違反…第三者委が報告書で指摘:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344814

(関連)コンサル料名目で1億円超受領 東京女子医大前理事長の側近会社:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/349422

(関連)ルポ大学崩壊-田中圭太郎/著(ちくま新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034436361&Action_id=121&Sza_id=C0

 まるで第二の日本大学である。こんな大学もあるのか、と驚かれるかもしれないが、しかし、今は日本のすべての大学が大なり小なりこんな調子である。2000年台初頭の国公立大学の法人化以降の文部科学省による(正確にはその背後にいる自民党文教族も含めた教育の保守反動勢力による)大学の「御用化」、大学自治の剥奪(正確には教授会自治という半身分制度に基づく前近代的な自治)、政府・財界への従属化政策が開始され、関連する法律が改悪・新設されて、特に国公立大学はがんじがらめにされてしまった。そして、その流れに乗り、人品骨柄いかがわしき人間たちが、いわば大学運営を乗っ取る形で運営機関にのさばりはじめ、文部科学省からの天下り官僚とも一緒になりながら、大学を私物化していった。上記の東京女子医大と似たような大学は、まだ他にも多くありそうなことは、上記の「ちくま新書」をお読みになればよくわかる。本来は文部科学省は、こうした大学の歪んだ私物化運営に対しては厳格に臨むべきなのだけれど、やっていることは、自民党文教族の指示に忠実に、大学の御用化・従属化のための対策ばかりに熱をあげ、大学の無法地帯化については、とんと知らぬ存ぜぬの無責任行政を続けているようである(これも上記の「ちくま新書」に詳しく書かれている)。こんなことをしていて、この国は近未来にどうなっていくのだろうか。およそアカデミズムや科学技術学術の研究が豊かに育つなどとはとても思えず、日本の没落に拍車をかけていくような気がする。アカデミズムの衰退は「直ちに日本の繁栄に影響はない」かもしれないが(だから有権者・国民や市民運動・社会運動の関心も低い)、中長期的に、この国は首が回らなくなって落ちぶれていくことになるのではないか。


2.兵庫県知事・斉藤元彦は「公益通報者保護制度」の違法濫用の責任を取り即刻辞任せよ=調査前処分をOKと助言した利害関係弁護士がいるのか? 「パワハラ」は組織的が問題、「おねだり」はアホTVのワイドショーのネタ(法曹界の沈黙は不可解)

 TVや新聞などのマスゴミが、この兵庫県知事・斉藤元彦(元総務省エリート官僚)とその側近たちの引き起こした「事件・犯罪」について、ピンボケ報道を繰り返す中で、この問題の核心を突く記事を若干ご紹介し、下記に私の思うところを箇条書きにいたします。この事件を単なる「パワハラ」「おねだり知事」といったアホテレビの「ワイドショウねた」で騒いで終わらせないことが肝要です。(マスゴミ記事では、毎日新聞、日刊ゲンダイ、『週刊文春』が必読記事を載せていました。その他はダメです)

結論はメール表題に書いた通り、「兵庫県知事・斉藤元彦は「公益通報者保護制度」の違法濫用の責任を取り即刻辞任せよ」です。

 <別添PDFファイル>

(1)兵庫県知事疑惑告発、公益通報制度を軽視、県の処分 揺らぐ正当性(毎日 2024.8.31)
  https://mainichi.jp/articles/20240831/ddm/002/010/118000c

(2)兵庫県知事・斎藤元彦の自死局長ガサ入れ指示書をスッパ抜く!(『週刊文春 2024.9.5』)
  https://bunshun.jp/denshiban/articles/b9426

(3)兵庫パワハラ知事の不信任視野、退勢挽回狙う維新「二重の罪」(日刊ゲンダイ 2024.9.2)
  https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359902

(4)(ダメ記事)「組織的パワハラ」百条委指摘、兵庫県知事「処分適切と思う」(朝日・東京 2024.8.31)
  https://digital.asahi.com/articles/ASS8Z3G75S8ZPTIL001M.html

(5)公益通報者捜し・処分、罰則検討 消費者庁、法改正を視野 兵庫県・鹿児島県警問題も念頭(朝日 2024.9.11)
 https://x.gd/2ZOZf


(a)今回の内部告発者(自死)の告発(7項目)を第三者機関によりきちんと調査しないで、告発した人を名指ししてそのプライバシーまでをリーク公開し(これ自体が法令違反)、告発された当事者たち(兵庫県幹部=利害関係人で被告発者)が権限を強権的に行使して「調査」なるものを開始し、その結論さえ待たずに告発者の処分を決めたことは、「公益通報者保護制度」に真っ向から違反している。県知事はこの責任を取り、即刻辞任すべきである。この「公益通報者保護制度」違反こそが今回の兵庫県知事騒動問題の核心である。

(b)第三者による調査どころか、組織内部の被告発者主導の調査による結果でさえ待たずに、告発者を処分してもよいと、兵庫県幹部の総務部長からの相談に回答した弁護士がいる(上記『週刊文春』記事参照)。『週刊文春』の記事によれば、この弁護士は、兵庫県だけでなく県の信用保証協会の顧問弁護士でもあり、その県の信用保証協会に関連した疑惑が、死去した告発者によって告発された7つのうちの1つだったという。これが事実なら、処分してもよい、という助言は、告発された利害関係人によるものだったということになり大問題である。この弁護士を百条委員会に招致して尋問すべきではないか。(「羽鳥慎一モーニングショー」でも玉川徹氏が同じことを言っていた。兵庫県知事・斎藤元彦は、処分が適正だった根拠に、この弁護士の見解をあげている)

(関連)玉川徹氏、兵庫県知事批判の元幹部「死亡」に「本当にいたましい…善意の公益通報であったことを否定できない」  - スポーツ報知
 https://hochi.news/articles/20240710-OHT1T51024.html?page=1

(c)「組織的パワハラ」(百条委)を行使しながら告発者探し(違法行為)や「内部調査」という強権的な追及(違法行為)を繰り返していた知事側近の県幹部のうち、3人は早々に辞任した。そのうちの1人は涙を流して記者会見したというが「???」である。このまま百条委員会などで自分たちの行為の責任追及が始まると、違法行為で処分される可能性も無きにしも非ずで、ひょっとして自分たちの退職金を守るために、早々に撤退・退職したのではないかと勘繰りたくなる。(退職金はこの事件の全容が明らかになるまで留保しておくべきである)

(d)許しがたいのは兵庫県知事・斎藤元彦だけでなく、この人物を知事に推薦して当選させ、その後も県与党としてバックアップしてきた維新(日本維新&大阪維新)である(県知事選挙で維新と並んで斎藤元彦を推薦した自民党は斎藤知事に事実上の辞任を迫っている)。この事件が表面化してマスごみが報道しはじめ、知事責任追及が始まっても、兵庫県議会の維新会派をはじめ、維新(日本維新&大阪維新)は一貫して斎藤元彦知事をかばい続けてきた。しかし、先般の箕面市市長選挙での敗北の他、この数カ月の大阪他の地方選挙で、ことごとく敗退する中、デタラメの塊である大阪万博&カジノに固執する維新(日本維新&大阪維新)への批判が高まり、これでは来たる国政選挙やその他の選挙で党が持たないとばかりに、昨今、態度を180度、ひっくり返すご都合主義をやってみせた。この間の事情は上記日刊ゲンダイ記事に詳しい。

(e)もはや斎藤元彦兵庫県知事は、兵庫県政を正常に運営する能力と資格を失っている。知事職にとどまればとどまるほど、県政の混乱は増すばかりである。「公益通報者保護制度」の違法濫用の責任も含め、一連の混乱の責任を取り、一刻も早く辞職すべきである。百条委員会は徹底した調査を行って、きちんとした報告をまとめ、「公益通報者保護制度」の適正運営を含め、再発防止対策をキチンと打ち出すべきである。そしてもう一つ大事なことは、兵庫県の有権者・国民が、維新(日本維新&大阪維新)や自民党などが推薦するいい加減な候補者に投票するなど、愚かな投票行動を反省し、自分たちのための県政を実現してくれるちゃんとした人物を知事に選んでいくよう今回の事件を契機に「脳内革命」をすべきである。

(f)解せないのは日本の法曹界だ。数年前の「公益通報者保護制度」の改善・法改正の検討過程では、その正常な運営を確保するための諸提案がほとんど反故にされ(特に告発者保護を徹底させるため、犯人探しや犯人通報などの違法行為を行った者たちを「犯罪者」とする罰則強化など)、まともな改正にはならなかった経緯がある。その上での今回の兵庫県の事件である。日本弁護士連合会も含め、日本の法曹界は何故、今回の事件について沈黙をしているのか? 私は福島原発事故以降、原発裁判からその他いろいろな裁判を監視する中で、日本の裁判や裁判所や検察が実にヒドイということを思い知ったわけだが、返す刀で、日本の弁護士たちの多くにも印象はよくない(特に被告の電力会社や国などを弁護している連中を見ると反吐が出そうになる)。しかし、その印象の良くないのは、被告弁護士たちだけではない、市民運動・社会運動の中で知った少なくない弁護士たちについても印象は必ずしも良くないのだ。今回もこの問題に関して「我関せず」の沈黙を続けるのなら、私の法曹界への印象はさらに悪化しそうである。法治国家としての日本がいい加減な連中に破壊されているのに、法曹家として、それに対して立ちはだかる意思と勇気はないのか、と私は日本の法曹界に問いただしたい気分である。日本の裁判を何とか改革したい・その先頭に法曹界が立っていただきたいという願いについても、何の反応もないことも含めてである。

(関連)《兵庫県知事パワハラ疑惑に新展開》自殺職員が詰問される“証拠音声”を入手!「なんでそれを知っとるんやって聞きよんやろが!」知事側近が高圧取り調べ…《斎藤元彦知事は公開拒否》 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/73007


3.(メール転送です)私たちは日韓・日朝の友好促進を求めます

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朝鮮独立運動から過去の大戦を含む朝鮮人死者等・犠牲者数(一部記載)

(1)1919年3月1日、朝鮮独立運動における殺害7509人(『日本と朝鮮の百年史』和田春樹・平凡社)

(2)朝鮮人強制動員 労務動員約80万人、軍務動員約37万人。(「調査・朝鮮人強制労働:著者竹内康人・社会評論社、韓国徴用工裁判とは何か(岩波ブックレット)

(3)徴用工に連れてきて、兵隊(日本軍に入隊)にして使った死者:57万6千人(「『天皇の軍隊と朝鮮人慰安婦』著者金一勉・三一書房1976年1月第1版)

(4)朝鮮人慰安婦14万3千人。自民党荒船清十郎衆議院副議長(地元講演会で発言:現代の眼1972年4月号)

(5)関東大震災時、自警団や市民によって6千661名が虐殺「日本帝国主義の朝鮮支配」上・朴慶植・青木書店1973年)

(6)1940年~1944年日本各地の炭鉱や鉱山の閉山によって6万4千人が日本軍によって殺害。軍の残虐性を隠すためとの理由。(「朝鮮人強制連行の記録」朴慶植・未来社刊)

(7)1940年8月~1945年10月 足尾銅山31人の朝鮮人労働者殺害。(「足尾銅山・朝鮮人強制連行と戦後処理」創史社・古庄正」)

(8)1944年7月千島列島沖で182人の朝鮮人軍属が乗っている陸軍徴用船、太平丸が沈没。(朝日新聞2007年7月5日)

(9)1945年長野県の「松代大本営」の防空壕工事に1万人の朝鮮人を動員、「天皇の寝室」工事に当たった180人を「秘密保護」で虐殺(『朝鮮史年表』雄山閣)。

(10)1945年舞鶴湾内で3千7百余人の朝鮮人乗船の「浮島丸」が爆沈した。その犠牲者は549人。(「浮島丸・釜山港へ向かわず」金賛汀著・かもがわ出版)。

(11)「1945年8月6日原爆投下により、2万余名の人命を奪われた」。(在日本大韓民国居留民団広島県本部1970年4月「慰霊碑」建立)。

他の文献、戦時外国人強制連行関係資料集(明石書店朝鮮人上・中・下 守屋敬彦・林えいだい・加藤博史)以上。 

別件・2010年度より高校無償化:朝鮮学校のみ適用されず。小・中学・幼稚園(保育園)も市区町村により補助金差別が存在。小池百合子都知事2017年から関東大震災追悼集会への追悼文送付を中止。

(12)2024年1月29日 群馬県立公園「朝鮮人追悼碑」 群馬県山本一太知事の代執行 によって破壊撤去された。碑には「記憶・反省・そして友好」が表示されていた。

(13)埼玉県大野元裕知事から、2024年9月4日関東大震災・追悼文(メッセージ)がさいたま市大宮・常泉寺に届く(但し、朝鮮人虐殺・謝罪の記載はない)。「姜大興(カンデフンさん)追悼式」。

*私たちは共に生きる社会を目指しています(真実・和解・記憶・共生)。
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(関連)韓国の徴用工訴訟、日本企業の賠償責任を認める判決相次ぐ=韓国ネット「当然の勝利」|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/world/china/12181-3318710/

(関連)小池都知事は朝鮮人虐殺「追悼文」8年連続で不送付…会見で半笑い“負の歴史”直視せず|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359899

(関連)「朝鮮人虐殺を認めろ」 追悼文不送付で学生デモ(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6ffa94fe52b6ff64bbb691b5fa4fb83cf04c70fe

 <田中一郎コメント>

 日本政府の韓国に対する態度は非常識です。こんなことをしていたら、世界中に「慰安婦像」が立ち、世界中の市民から白い目で見られ、近未来に、松岡洋右のようなのが出てきて、世界中から孤立することになるでしょう。(群馬県のチンピラ知事=山本一太が似たような人物です)

付け加えれば、この朝鮮半島外交と並んで、日本の教育現場が歪み放題ではありませんか? 有権者・国民は、教育の歪みにもっと声をあげないといけないように思います。前川喜平さんに続け、ということです。


4.民主党(現立憲民主党・国民民主党)の脱炭素・公正税制と情報公開を嗤う:「租税特別措置」最大規模のナフサ減税に手を付けず、特別措置を受けた企業名も公表しない、それでもって「「租税特別措置」透明化法」は成立

◆不公平税制批判:「租税特別措置」最大のナフサ減税、特別措置を受けた企業名非公表(三木義一『税のタブー』インター新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljHYTL4pZXIdmfax?e=SaiIOp

(関連)ナフサとは - 石油連盟
 https://www.paj.gr.jp/statis/faq/74

 「租税特別措置」最大の「ナフサ減税」(3.6兆円)には手を付けないでいて「脱炭素」&「公正で効率的な社会の税制」の実現だそうだ。また、「租税特別措置」を受ける企業名(金額的にほとんどが大企業)を公表しないでおいて「「租税特別措置」透明化法」(?)は制定の民主党(現立憲民主党・国民民主党)、まるでお笑いのご都合主義丸出し、「口先やるやる詐欺」ではないか!?

野田佳彦代表の立憲民主党が政権を取る形での政権交代などしてみても、ことほどさように何も変わらない。別メールでご案内するが、野田佳彦は、①アベ安保法制は継続堅持、②原発は再推進(自公政権と同じ)、③消費税率は引き下げない、④日本共産党との共闘はあり得ない、という4つの「日本破壊のお約束」を既に言明している。まもなく衆議院選挙(10月下旬解散)らしいが、そこでこの野田佳彦立憲民主党を泡沫政党にまで一旦転落させるのが、今後の日本のためでもある。当分の間、自民党と並ぶまるで茶番の代表選をやっている立憲民主党には絶対に投票してはならない。票のムダである。

(関連)20240904 UPLAN【前半】災害・食料・消費税 総選挙で日本政治をアップデート - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=xCEjenTqhac
 (別メールで、もう少し詳しくお伝えします)

(追)出版記念シンポジウム「戦争ではなく平和の準備を――新たな外交・安保政策はこれだ!」を開催します – 平和構想研究会
 https://heiwakosoken.org/2024/07/27/symposium0906/


5.田中優子さん、東京都知事選の結果と、そこから導いた評価及び課題(週刊金曜日))

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◆これからどうする? 選挙結果の読み方(田中優子『週刊金曜日 2024.8.2』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlinNjTjd0PGafcNz?e=GmhUnG

◆これからどうする? 急務・思想編集力(田中優子『週刊金曜日 2024.8.30』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlisza_0iH0d5uoHW?e=tuz0eV

◆戦前軍国主義に翻弄された子どもたち、本土と沖縄:TBSテレビ:報道特集
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20240810_1.html

 <田中一郎コメント>

 「田中優子さん、東京都知事選2024の経過・結果と、そこから導いた評価及び課題:私と表現は違いますが同じようなことをおっしゃっています(石丸伸二すっからかん男や小池タヌキ百合子を取り巻いた大衆・群衆は新しいファシズム開始の号砲だ)」をお送りします。次の「すっからかん」は、自民党総裁選に出馬した「ポエム構文」男の小泉進次郎だ。中身がなければないほど、その周りに大衆や群衆が集まってくる。さながら、スピルバーグ監督の古い映画「グレムリン」のごとしである。

(参考)4KUHD-BD【予告編】『グレムリン』11.20リリース - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=pRsZI9RE8PQ

(有権者・国民の前ではかわいいペットの「キズモ」、しかしその正体はあらゆるものを集団で破壊する「グレムリン」だ。「キズモ」をかわいいペットとして飼い続けるためには、①強い光を当てない(日本の政治家の場合にはその逆、つまり強い光を当てて情報公開させることが必要)、②水を与えない(日本の政治家の場合には、甘い利権の汁を吸わせない)、③夜中に食べ物を与えない(日本の政治家の場合には、真夜中のような闇の下で賄賂の裏ガネを与えない)、だったが、おろかにも「キズモ」の飼い主たちは、その注意を守れず、「キズモ」を「グレムリン」にしてしまうことになる(日本の有権者・国民の場合には政治家たちを「グレムリン」にしてしまって、しかもそれに気が付かない)。この映画の描くさまは、今日の日本の自公・維新・国民民主・ガラクタ系各党ら日本破壊勢力の政治家どもと有権者・国民との関係とそっくりである。ちなみに「石丸伸二すっからかん」は今のところ「ガラクタ系」だ=「日本維新の会」が吸収するかナ? :田中一郎)
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草々

 

 

2024年9月10日 (火)

(10.31)再開「新ちょぼゼミ」第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎:たんぽぽ舎)

前略、田中一郎です。


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◆(別添PDFファイル)(チラシ)(10.31)再開新ちょぼゼミ第2回 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(たんぽぽ舎:田中一郎) https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EbtBTVAHlosggBUvCwAAAAABQre9LVw-YSVKIthXZ-Cpnw?e=42ldUT

 ご承知の通り、岸田文雄自公政権は「カーボンゼロ」「脱炭素」を口実に「原発大推進」に舵を切っています。福島原発事故の後始末もできず、過酷事故再発の厳格な歯止めもせず、老朽原発まで稼働期間を延長して使うなどとしています。ところが、その根拠となっている「人工排出CO2温暖化」説には科学的実証的根拠に多くの疑義が出されており、それをしっかりと確認しないままに原発を脱炭素電源として、今後大きく使っていこうというのです。世界的な「地球温暖化」騒動の下で一種のショックドクトリンと言えるでしょう。実際問題、国土の狭い日本では大幅拡大が難しい「再生エネ」を頼りに「脱原発」と「脱炭素」を同時達成するなどということにはリアリティがありません。実社会が産業や生活に大きなダメージを受けない対応策を慎重に考える必要があります。今回は、この「人工排出CO2温暖化」説や「脱炭素」政策を厳しくチェックするとともに、日本の今後のエネルギー政策の在り方、消費構造の在り方に考えを及ぼし、どういう形でエネルギー革命を乗り切っていけばいいかを考えます。みなさまのご参加をお待ちしています。

プレゼン:田中一郎(たなか いちろう)

 <次 第>
日 時:10月31日(木)18時~20時30分(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 高橋セーフビルの1階 JR水道橋駅西口から5分:水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、
 グローバルスポーツビル、セブンイレブン、鉄建建設本社ビルを過ぎて、
 次の交差点(酒屋さん)を右折、ケバブ店(今は空き家)の隣

 東京都千代田区神田三崎町3-1-1  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email:tanpopo3238@yahoo.co.jp URL: http://www.tanpoposya.com/


 <必見サイト>

(1)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(2)(報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html

(3)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃん
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html

 <参考書>

(1)地球温暖化説はSF小説だった その驚くべき実態-広瀬隆/著(八月書館)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034055718&Action_id=121&Sza_id=GG

(2)「地球温暖化」狂騒曲 社会を壊す空騒ぎ-渡辺正/著(丸善出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033780955&Action_id=121&Sza_id=E1

(3)地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来-宮原ひろ子/著(化学同人) 
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034413947&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)再エネ乱開発 環境破壊と住民のたたかい-傘木宏夫/著(自治体研究社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034625729&Action_id=121&Sza_id=GG


 <「再生エネ」電源の環境破壊>

(1)北海道「釧路湿原」侵食するソーラーパネルの深刻 天然記念物も生息する日本最大の湿原に異変 - 資源・エネルギー - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/676109

(2)メガソーラーに侵される阿蘇外輪山――ルポ・熊本県山都町を訪ねて 世界文化遺産登録を目指す雄大な草原にパネル20万枚 再エネのあるべき姿とは? - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/shakai/27591

(3)石狩湾周辺の主な大規模風力発電所(稼働中+計画段階)(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlg8Twjp0u9sHPIX9?e=AjLtCr

(4)着床式洋上風力計画での最短離岸距離等 & 諸外国における洋上風力の離岸距離(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)(風力発電機の沿岸からの距離を、日本と欧米などの諸外国と比べてみて下さい)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhD2hlM4FAY7saFt?e=Ko2KaA

(5)原生林由来のバイオマス燃料、輸入国日本の責任 森林生態学の専門家がビジネスの危うさを指摘 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/766651

(6)再エネ業界に激震、バイオマス燃料で「認証偽装」 取引していた三井物産や伊藤忠はどう対応するか- 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/633934

(関連)恐ろしい…風力発電施設から発生する「低周波音」の健康影響 - ゴールドオンライン
 https://gentosha-go.com/articles/-/38624


 <いちろうちゃんのブログ>

(1)「再生エネ」は環境にやさしいから何でもいいという「神話」は捨てるべき(1):すさまじい建設ラッシュの巨大洋上風力発電団地が日本列島沿岸の自然環境や地域住民の健康を破壊する(例:北海道石狩湾他)他イロイロ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-7153b9.html

(2)「脱炭素・入水素」の正体は「ピンク水素」だった:水素エネルギー社会・燃料電池車のクリーンな街、を支える水素の大量生産は、化石燃料または原発が担う=「脱炭素」盲従主義がもたらす(水素)ポンポコリン事態の愚かさ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-a51024.html

(3)「気候危機」論=「脱炭素」盲従主義が岸田政権の「GX推進」とハーモナイズし原発大推進に結果:わずかな「再生エネ」依存で「脱原発・脱炭素」の同時実現はリアリティなし、「人工CO2温暖化」説の科学的根拠を厳しく問え!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-6dd8ae.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2023)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々


(追)原発推進の立場であることがはっきりした江守正多という似非気候学者と、脱原発・脱炭素の論文を誌面から一掃したうえで、かような論文を掲載する岩波書店月刊誌『世界』の独善性と犯罪性

◆(別添PDFファイル)気候再生のために:日本人は原子力と縁を切れるか(イントロ部分)(江守正多『世界 2024.10』)
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-1887446

(関連)江守 正多 - 東京大学未来ビジョン研究センター
 https://ifi.u-tokyo.ac.jp/people/emori-seita/

 <田中一郎コメント>

 広瀬隆氏の気候変動に関する公開討論会呼びかけから逃げ回っている江守正多という似非気候学者(今現在は東京大学教授、この江守正多に招かれてなのか斎藤幸平という愚かな若い学者が大阪市立大学から東京大学の助教に移籍している)執筆の論文(別添PDFファイル)が、今や筆頭格のリベラル誌から転落してガラクタ論文を掲載するに至っている堕落・没落の岩波書店月刊誌『世界』に掲載された。

案の定、江守正多は、日本の原発や地域独占(原発)電力会社(「毒電」)の実態や原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の「審査」なるもののお粗末さを何も知らずして、バカバカしいまでのお気楽論文を書いている(脱原発・反原発を理解している方ならば、この江守正多の論文のお粗末・ニセモノぶりは容易に批判できると思いますので、私のイチイチ逐条批判は省略します=読んでいて、福島原発事故を含め、この人物が原発・原子力のデタラメを全く理解しようとしていない、知ろうともしていないことを強く感じ、憤りを隠せません)。

また、「再生エネ」を普及させることで「脱炭素」を実現するなどと、これまた、今や全国各地で環境破壊・地域社会破壊の猛威を振るう「再生エネ」の実態を知らず、妄想・幻想にふける有様だ。そして、こうした岩波書店月刊誌のオブラートに包まれた「毒性論文」に感化された愚かな人たちが、岸田文雄自公政権が進める「GX推進」=「脱炭素」の口車に乗って、原発大推進の片棒を(おそらくは意図せずに)担ぐことになるのだろう。ファシズムと原発大推進は善意に担がれてやってくるのだ。

この岩波書店『世界 2024.10』掲載のこの江守正多論文が示したことは、次の2つである。

(1)江守正多という科学的実証的根拠の乏しい「人工排出CO2による地球温暖化」説の旗振り男が、やはり現在の原発推進体制の支持者であり、論文内容から鑑みて、似非リベラルを装った「原発推進別動隊」であることがはっきりした。

(2)岩波書店月刊誌『世界』という雑誌は2年ほど前から脱原発・脱被ばくの論文を一切掲載しなくなる傍らで、「人工排出CO2による地球温暖化」説に何の疑義も呈さずに、お気楽「脱炭素」論文を掲載し続けてきた。その岩波雑誌が、いよいよ「原発大推進」の片棒を担ぐ、似非リベラル風味の論文を掲載し始めたということだ。原子力翼賛体制への道を、この雑誌も、この書店も、ご多分に漏れず走り始めている。

(関連)「原子力翼賛社会」とはどういうものか?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-9a71.html


(CHAT)
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みなさまには「人工排出CO2による地球温暖化」説に騙されないよう改めてお願い申し上げます。この「人工CO2温暖化」説の科学的実証的根拠を、再度厳格に問うてみていただけませんか? 

たとえば、地球上の気温はどんな場所で、どのように、誰が測定しているのか? そして、その生データを誰がどのように「調整」して公表しているのか? 過去5億年の気温の変化と地球上のCO2濃度の推移はどうだったのか? IPCCの人間たちが引き起こした「クライメート・ゲート事件」はどういうもので、どういう組織のどういうメンバーが調査し、その結果はどうだったのか、

◆雑誌『化学』(渡辺正東京大学名誉教授)クライメート・ゲート事件 上下
https://www.env01.net/main_subjects/global_warming/contents/climategate/climategate02.pdf
https://www.env01.net/main_subjects/global_warming/contents/climategate/gate2.pdf

そして他方で、宇宙物理学の現段階により地球上の気候がどの程度まで説明されているか、問うてみて下さい。

マスゴミに踊らされて、みんなが言うから、そうに違いない、「世界中の科学者が「人工排出CO2による地球温暖化」説は疑いがなく正しいと言っているという(大嘘です)」などという大嘘まででっちあげる、こういう態度は、市民運動・社会運動には禁物です。

科学的実証的根拠があやふやなまま、みんなで渡れば怖くないかのごとく、「地球は温暖化していて、それは人工排出CO2のせいだ、CO2を殺せ!」、などとやっている、これはまさに現代の「福田村事件」です。

これでは、死者・重傷者を大量に出しているmRNAコロナワクチンと同じような結果になります。
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2024年9月 8日 (日)

危機の中の立憲民主党代表選:こんな候補者ではたしてホンモノの政権交代を担える党執行部が創れるのか? 立憲民主党は立党の精神に立ち返り再スタートせよ

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.♪「傷だらけの日本政治」
 https://qr.paps.jp/IjzyY

 何から何まで 真っ暗闇よ、すじの通らぬ ことばかり
 右を向いても 左を向いても、ばかと阿呆の からみあい
 どこに未来の夢がある


2.「新ちょぼゼミ」を再開しました

(1)(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html

(2)(チラシ)(10.31)再開新ちょぼゼミ第2回 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(たんぽぽ舎:田中一郎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVli9uHOQpxQ0CKKrM?e=mizRJ4

(3)第3回目は日程未定ですが、「新しい民主主義と日本政治」をテーマにしたプレゼンを考えています。


3.(署名用紙)プラスチック条約策定に関する要望書(子どもケミネット)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlkFV4Vj2hWhAhBeW?e=dcaIOM

(関連)(パンフ)有害化学物質のない減プラ社会をつくろう!!(子どもケミネット)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlkAUAttoFcBfJZ6x?e=b3Ardx

(関連)プラごみ汚染、インドが最多 「世界全体の5分の1占める量」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352343


4.イベント情報

(1)(9.18)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第30回口頭弁論
 https://idogawasupport.sub.jp/

(2)(チラシ)(9.19)福島原発さいたま訴訟 控訴審第4回公判 & 報告集会(東京高裁#101、衆2-2)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgwQSJ5_d8q7hHPq?e=1EIPyM

(3)(9.19)第10回口頭弁論期日と期日報告のお知らせ~開沼氏との訴訟 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/topics/49411/

(4)(9.22)日米地位協定の改定に向けて-他国の地位協定との比較で見えた展望(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/event/12691/

(5)(チラシ)(10.7)避難住宅追い出し訴訟 判決(東京地裁#103 報告会アリ)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljbKlX9vRq-GOlU1?e=ZaIZsz

(6)(チラシ)(10.8)シンポ:自治・分権国家が誕生する(共同テーブル:衆2多目的)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlje6-U6-Lwwi3RW1?e=uEKQ9u

(7)(チラシ)(10.17)福島原発かながわ訴訟 第2陣第12回公判(横浜地裁#101)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlkJ2c_8ALQUpGPB5?e=wfcIgV

(8)(9.26)子ども脱被ばく裁判:第3回最高裁要請行動

 12:45 最高裁正門前行動
 14:00 最高裁申し入れ ハガキを提出します。
 15:00 事前集会と政府交渉 @参議院議員会館講堂
 ・学校環境衛生基準になぜ放射性物質が入っていないのか
 ・学校再開の基準となった年間20ミリシーベルトが決定した経緯
 政府交渉の流れ
  省庁から事前質問に対する回答
  弁護団などとの質疑応答
  会場参加者からの意見や質問
 17:30 散会


5.あおタイムス AO-TIMES - YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UCMIjZvJTHXimDJ-VfI4w74A

(関連)なぜ日本は原発を止められないのか?-青木美希/著(文春新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034542370&Action_id=121&Sza_id=C0


6.注目情報

(1)「砂川事件」めぐる国賠訴訟 原告「司法の独立の下、正しい判決を」 控訴審判決は来年1月31日:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352663

(2)米軍内での性的暴行、米政府公表の2-4倍 女性兵4人に1人被害 2001~21年、米大学推計 - 沖縄タイムス+
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1430184

(3)「万博に能登の子どもたちを招待」する吉村洋文知事 なぜかお金はふるさと納税で 被災地支援の本気度は?:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352640?rct=tokuhou

(4)『約半数で定員割れ』の大阪府立高校 「完全無償化」で高まる私立高人気への対抗策は「入試の前倒し」 受験生や保護者からは歓迎の声 その狙いとは(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8ac393d98f6e938bb2750c00db415ee81b81a030

(5)外苑のイチョウ並木「横道の2列」が仲間外れにされ危機 事業者「4列は保存」…共に育った18本の命運は:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/351755?rct=tokuhou

(6)朝ドラのモデル三淵嘉子らが出した原爆裁判の判決文がすごい…「忘れられていた歴史的裁判」が描かれた意味 三淵嘉子は退官後に核兵器禁止の署名活動をしていた - PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
 https://president.jp/articles/-/85717?page=1

◆日刊IWJガイド・非会員版「NATOの重要拠点への直接攻撃の開始か!- ロシア軍がウクライナ・ポルタヴァの『事実上のNATO教官の基地』を極超音速ミサイルで爆撃!」2024.9.6号~No.4321 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53884
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危機の中の立憲民主党代表選:こんな候補者ではたしてホンモノの政権交代を担える党執行部が創れるのか? 立憲民主党は立党の精神に立ち返り再スタートせよ」をお送りいたします。

(去る8/30に文教区民センターで開催されました市民集会の結果、「立憲民主党への提言書が本部・議員・候補予定者に提出されました」との「紹介」メールが送られてきましたので、これについて、以下、簡単にコメントいたします。

◆【公告】代表選挙立候補届出結果に関する公告 - 立憲民主党
 https://cdp-japan.jp/news/20240907_8237

(関連)立憲民主党代表選挙2024 推薦人一覧|NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/special/rikkentop_2024/recommendation/


 <別添PDFファイル>
(1)立憲はどこへ行く?(前川喜平 東京 2024.9.8)
(2)立憲民主党代表選(東京 2024.9.8)
(3)立憲民主党代表選(朝日 2024.9.8)
(4)立憲民主党代表選(毎日 2024.9.8)


 ゴミクズカスの中から、誰が一番スッカラカンなのか、誰が一番日本を破壊してくれるのかを選ぶ、茶番の自民党総裁選、その狙いは、①大問題化して実態解明や抜本改革や引責を迫られていた政治資金問題と統一教会問題を「あいまいのまま終わったこと」にすることと、②いよいよ日本国憲法破壊=戦後民主主義の政治体制をぶち壊し、対米隷属戦争と国民動員、原発と財界最優先の国を創るスタート政権とすること、の2つである。総理総裁がスッカラカンであれば、何をどのようにした結果、批判されたとしても「暖簾に腕押し」だから、B級国民化が進んだ今こそ、すべての有権者・国民から「有権」を事実上取り上げ、自分たち為政者の思うがママの「道具」「将棋の駒」「私兵」とすることを狙っている。日本国憲法への緊急事態条項を入れようとしているのは、その最たるものだと言えよう。しかし、候補者全員がゴミクズカスのスッカラカンだから、こうした悪質な政治目的を実現するだけの能力は備えておらず、ただ「壊憲」の長い道程のスタートを切ればいい、という暗黙の了解の下で事は進んでいる。マスゴミはいつもの通り、このバカバカしく下らない「選挙」を「お祭り騒ぎ」にして、その提灯持ちを担っている。

(関連)緊急事態条項って 必要なの?!(日弁連)
https://www.nichibenren.or.jp/library/pdf/jfba_info/publication/pamphlet/kenpo_pmf_202311_2.pdf


 翻って、野党第1党の立憲民主党代表選挙、「世直し」を求める有権者・国民から、今度こそホンモノの政権交代を実現させ、フレッシュでリベラルな政治実現へと進んでくれるのかと思いきや、こちらも自民党総裁選とほとんど違わない、バカバカしく下らない「選挙」と「なってしまって」いる。「なってしまった」というよりは、このニセモノ野党第1党の体質・本質から来る必然的結果で、「してしまった」という方が適切かもしれない。代表選に立候補したのは、非常識な1年生女性議員を除けば、3人が3人とも、もはやそのネームにカビが生えかけている「失敗団子3兄弟」である。仮に今秋に実施されそうな総選挙で立憲民主党が勝利したとしても(勝利などしないと思うが)、この代表選のメンツから見て、2009年の「口先やるやる詐欺」政権に続く再度の「口先やるやる詐欺」政権となること必至である。

(関連)(必読)立憲はどこへ行く?(前川喜平 東京 2024.9.8)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlkPJ3UnB06xDNsk4?e=RAdfOz

下記には、全文が読める東京新聞の若干の記事をご紹介しておく。既に下馬評では、野田佳彦が再びの代表となるだろう、とのことで、この政党はついに終焉の時を迎えたか、という印象だ。有権者・国民のみなさまには、仮に野田佳彦が代表になった場合には、立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」はもはや自民党と同じ=「第2自民党」と見なしていただき、来たる総選挙では立憲民主党候補に投票することをおやめいただきたい(他の立憲野党に投票して下さい)。

リベラルの議員もいるではないか、という認識もダメで、彼らは今回の代表選で、自らの政治生命をかけて何もしなかった=日本と党の2つの危機が深刻化している時に「何もしない」リベラルなど、これからの「危機の深まる日本」においては何の役にも立たぬ「口先リベラル」にすぎない。そんな人たちに政治改革や「世直し」を期待しても、投票が無駄になるだけである。立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」=この政党は、一度国政選挙で大量落選を経験させ、頭から水をぶっかける形で泡沫政党に落とし込む必要がある。そして、そこから自力で這い上がるリベラルを含めて、この国に「ホンモノの政権交代を担えるリベラルな(「積極的日本国憲法主義」(注)+脱原発+対米自立)中核的政治勢力」を形成する必要がある。

(注)「積極的日本国憲法主義」には、戦争法制の一括廃棄や対米自立(段階的)、生存権を含む基本的人権の保障、国民主権と法の下に平等、地方分権自治、三権分立、など、今日の政治の在り方とは正反対の、有権者・国民が主役の新たな政治展開が含まれています。そして、新政権の主要な政策や行政には、日本国憲法の第何条が適用されているかを明らかにし、日本国憲法のすばらしい条項規定を広宣流布していきます。

これがなければ、この国の政治は自民党に集まる権力亡者たち(似非野党やガラクタ系を含む)に政治を私物化され、それを正すこともできぬままに選挙のたびに迷走し、ニセモノ政治改革が現れては消え、消えては現れして、愚かな鳥獣戯画を描きながら没落・滅亡・破滅へと螺旋を描きながら転落していくことになるだろう。「世直し」有権者・国民は、甘い想念を捨てることだ。期待してもダメなものに、すり寄ってみても、期待を裏切られて失望することは目に見えている、立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」に対する甘い幻想は捨てなければならない。

 <立憲民主党代表選候補者:失敗団子3兄弟と非常識女性候補>

◆野田佳彦(本命候補):失敗団子3兄弟の長男

 2012年の「売り言葉に買い言葉」国会解散という民主民進「口先やるやる詐欺」政権がやった最後の大失敗(他にもさまざなな大失敗をやり、それはアベ政権のロクデモナイ政策や法案に引き継がれた=まるでアベ政権の前座裾払い政権のごとしだった)で、あのグロテスクなアベ長期政権を生み出すことになった「A級戦犯」、それが野田佳彦である。小説「坊ちゃん」に出てくる野田という人物は、保守反動の教頭である「赤シャツ」に取り入る提灯持ちの御用人間(斎藤美奈子の東京新聞コラム記事より:下記参照)で、まさにピッタリの例えである。その野田佳彦は今回の代表選に臨むにあたり、①アベ安保法制は継続堅持、②原発は再推進(自公政権と同じ)、③消費税率は引き下げない、④日本共産党との共闘はあり得ない、という4つの「日本破壊のお約束」を既に言明している。その他の「公約」は「刺身のツマ」のようなものと見ておいていい。野田佳彦を立民代表選候補に持ち上げたのは小沢一郎であり、私は野田佳彦とともに、この2人は「自民党へ行け」と言っている。こんな人物を代表に選ぶ政党もまた「自民党の手下」か「第2自民党」である。

(関連)「もし野だ」の憂鬱(斎藤美奈子 東京 2024.9.4)
 https://x.com/tenshinokuma/status/1831614696837017646

(関連)立憲民主党・玄葉光一郎氏「野田佳彦元首相に期待」 政権交代前に近い空気 - 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA054TQ0V00C24A4000000/

(9/8(日)の東京新聞記事やNHKサイトによれば、かような発言を繰り返していた玄葉光一郎(福島県)は、今回の代表選では吉田晴美候補の推薦人になっている。この人物、どういう神経をしているのだろうか? それとも東京新聞やNHKの間違いなのか? あるいはひょっとして、4人の立候補で代表選をするという「猿芝居」を演出するために推薦人をテキトーに割り振ったということか? マスゴミ記者たちよ、玄葉光一郎のところに聞きに行ってこいよ! 玄葉も一応は立憲民主党の幹部の1人だぞ! 代表選が茶番かもしれんぞ! :田中一郎)

(関連)立憲民主党代表選挙2024 推薦人一覧|NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/special/rikkentop_2024/recommendation/


◆枝野幸男(穴馬候補):失敗団子3兄弟の次男

 枝野幸男もまた、2009年の「口先やるやる詐欺」民主民進党政権での失敗人間であり、再度のチャンスだった2021年の衆議院選挙でも政権交代に失敗している。その失敗の仕方もまさに「自業自得」だった。今回も真っ先に代表選に立候補し、生真面目にも詳細な選挙公約を公表したが、それを私がのぞいてみて、ああ、またこれじゃダメだな、という印象を強く受けた。まずもって消費税減税をしない、それから日米関係最重視、そして脱原発はやるのかやらないのか曖昧で、御用組合「連合」への媚びへつらいも「やめる」とは言わない、要するに2021年の時とほぼ同じだということだ。私は枝野幸男が代表選の本命候補であるなら、彼が公表した選挙公約を逐条的に批判コメントをしようと思っていたが、野田佳彦が本命だと聞いて、バカバカしくなってやめた。肝心なことが、みな「言葉遊び」でごまかされているような枝野幸男の「政策公約」をコメントしてみても始まらない上に、どうせ当選しないのなら、全くの無意味だからだ。こんな枝野幸男を立憲民主党内のリベラル勢力が推薦し応援をしているという。この立民リベラルのニセモノぶりは、もはや自滅への道を歩み出したと見ておくべきだろう。腰抜けのリベラルは役に立たない、「色男、カネと力は、なかりけり」、昔からある俗っぽい言い回しだが、立民似非リベラルをよく形容しているのではないか。

(関連)20240821枝野幸男 代表選挙政策骨子「ヒューマンエコノミクス-人間中心の経済」
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlj5TB_pLBb20JSuo?e=vfMVuT

(関連)20240821枝野幸男 代表選挙立候補決意表明
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlj9XATA3N7cOxZwX?e=fYfdKu


◆泉健太(泡沫候補):失敗団子3兄弟の3男

 国民民主党からやってきた中途半端で覚悟の決まらないチョコザイな政治家。既に3年間、代表を務め、何の成果もないどころか、立憲民主党をよりひどく迷走地獄へと転落させ、地方選挙を含むたびたびの選挙で負け続けながら、その敗因は選挙に協力してくれている日本共産党をはじめ、他の立憲野党のせいにするという、総大将の風上にも置けぬ尻軽な無責任男である。これまで市民集会に顔を出したことなど一度もなく、野田佳彦と同じく、市民運動・社会運動は「うるさい」「騒がしい」と思っている御仁である(野田佳彦は総理大臣の時に官邸前で野田政権の政治を批判して集まった多くの「世直し」市民に対して、「遠くで騒がしい雑音が聞こえる」、などと無礼千万の暴言を吐いていた)。立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」の中でさえ、代表選出馬に必要な推薦人20人(この決まりは愚か)を集めることに苦労するような人物が、代表になるわけもないし、総理大臣などトンデモナイ話で、早く辞退して引っ込め、という話である。

◆吉田晴美(論外の泡沫非常識候補)

 少し前にもコメントしたので、この人物の評価については省略する。私は、この女性の過去をある程度知っているので印象はよろしくない(難局を切り開いていくような、背骨のしっかりした、勇気と実践力のある頼りになる政治家ではない)。代表選に立候補したこと自体を私は「非常識」と評価している。世の中を甘く見ているのではないか? あるいは野党第1党は常に政権交代を念頭に置いて動かなければならず、その代表は次の総理大臣であるという、最も肝心な政治的認識を欠いているのでないか、と私は思う。吉田晴美が代表選に立候補するのは10年早い、非常識極まりない「売名行為」だ。彼女が立候補するのではなく、たとえば辻元清美氏のような先輩の女性議員を代表選に推薦し、その実現のために、彼女が身を粉にして動き回ることが1年生議員としての使命であり責任だ。そして、かねてより私が申し上げてきたように、辻元清美氏(あるいは別のベテラン女性議員)を代表にして、女性が大半を占める「フレッシュ立憲民主党女性執行部」を形成し、「生まれ変わった立憲民主党=おっさん立民・自民党補完立民はもうやめた」のキャンペーンを全国遊説して回ることだ。その活躍の成果を認めてもらって、立民マドンナ新政権に入閣し、副大臣か政務官に就任する、その時に政治と行政の生々しい体験を活かし、近未来に代表や総理の地位をねらう、というのが、まともな若い未熟な政治家の「正道」である。非常識な人間は日本政治にも立憲民主党にもいらない。

 <若干の立憲民主党代表選の記事>

(1)(必読)<詳報>立憲民主党代表選に立候補した4人、政策の違いは? 候補者討論会:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352789

(いい記事だが、読んでいて、強い憤りがこみ上げてきた。ふざけるな! と叫びたくなる、4人へのインタビュー記事である。:田中一郎)

(2)<詳報>野田佳彦元首相「安易な消費税減税しない」 共産党とは「一緒に政権担えない」 立民代表選に出馬表明:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/350637

(3)立民代表選の候補者が「現実路線」と声をそろえる危うさ 原発も安全保障も継続性重視、支持層離れ大丈夫?:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352861

(4)立憲民主・枝野幸男前代表が代表選に出馬を表明 「私なりの選択肢を示す」 21日にも政策発表【一問一答】:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/346540

(5)立憲民主党代表選の仕組みって? 地方議員や党員はどうやって投票?:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352607


 <未練がましく争点をぼかした提言では事態打開は困難>

◆立憲民主党への提言書(政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会実行委員会 2024.8.30)
 https://drive.google.com/file/d/1rGRH8_mBeI0hA0rGaH6tUyw5b2EMBEXj/view

 <田中一郎コメント>

 上記は8/30に文京区民センターで開催された市民集会での決議だという(立憲民主党議員の参加はなかった様子)。立憲民主党本部や議員らに届けられたそうである。差出人は「市民集会実行委員会」名だが、私は参加者の多くが「市民連合」、ならぬ「日和見連合(ひよれん)」だと見ている。提言書の内容は、①消費税減税を否定するな、②戦争法制や改憲に加担するな、③「脱炭素」のスローガンを出さずに「脱原発を目指せ」と書いているのは大いなる進歩、④2009年民主党政権の失敗を総括せよ、地方政治を含めて自公と慣れあうな、代表選は「古い顔」ではなく「新しい顔」でやれ、など、至極もっともなことが書かれていて、その内容については何も問題は感じない。では、何が問題か?

(1)文章全体が内向きであり、この日本が「対米隷属戦争」と「再びの原発過酷事故」という深刻な危機・滅亡の危機にある中での、政権交代選挙に臨む野党第1党に対する提言書としては、いささか迫力に欠ける。要するに弱い、弱弱しい、それは、まだこの期に及んでも、立憲民主党に嫌われたくないという、同党への「寄りかかり」「すり寄り」ないしは「未練」のセンチメントがあるためではないかと推測される。市民運動・社会運動は、もっと既成政党を「突き放し」て評価し関係を持つようにしなければいけない。

(2)日本滅亡の最大要因の1つ=対米隷属の戦争準備と安保法制の拡充を進める岸田文雄自公政権と、維新や国民民主党などの「壊憲」・自民補完勢力に対するきっぱりとした決別、を訴えなければ意味がない。しかも立憲民主党はこの間、維新や国民民主党などとともに、岸田文雄政権が国会に提出したほとんどの戦争準備法案に賛成をしてきている。これに言及しないでどうするのか?! とりわけ「経済秘密保護法(SC法)」(=「スパイ防止法」現代版)は断固として認めがたい違憲立法であり、立憲民主党はこれに賛成したことで、立憲主義政党の看板を下ろせということになる。時流に流されて締まりのない立憲民主党と、それにすがりつく市民運動・社会運動では、難局は打開できず、事態はよりひどい混迷の情況に転落していくことになる。「安保法制の違憲部分を撤廃」などという「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」の野党への共通政策要請は、もう取り下げるのかどうか、注目点の1つである。

(3)日本滅亡の最大要因のもう1つ=原発・核燃料サイクルについて、脱却せよ、だけでは全く舌足らずである。私が常々申し上げてきたように、①脱原発ロードマップを具体的に策定する、②規制当局の体をなしていない原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の廃止と新規制機関の設置、③福島原発事故の後始末の抜本見直しと、宿題となっている原発・核燃・環境放射能・放射線被曝関連の法整備など、④原発立地地域の経済再建・再生支援、などを書き込むべきである。

(関連)(8.30)「政権交代の為に立憲民主党に物申す市民集会」(私が申し上げたいこと)(ちょぼちょぼ市民連合 田中一郎 2024.8.30)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliRjEgg7XynGohfu?e=B3xL1c

(上記の簡単な原発に関する「もの申す事項」は前もってメールで8/30集会の事務局メンバーらに届いているはずだが、「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」に無視されたようだ。「日和見連合(ひよれん)」の体質を現している。:田中一郎)

(関連)エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎 2024年9月4日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUNU-GZxYJfhrHRK?e=pcuces

(4)消費税減税・廃止(つまりは不公正税制の抜本改革)や「市民と野党の共闘」については、野田佳彦、枝野幸男、泉健太の3人が3人とも「やらねー、やってられねー」という態度である。小うるさい「世直し」市民より、御用組合「連合」、市民運動・社会運動よりは業界団体さま、社会民主党や日本共産党や、大嫌いな「れいわ新選組」よりも、「壊憲」派・戦争準備推進・原発推進の維新や国民民主党と連立政権をつくる努力をしたい、そんな連中である。吉田晴美についてはよくわからないが、上記で申し上げたように、この人物は過去の振る舞いから判断する限り、時流に流される骨の無い政治家、というのが私の印象だ。違うなら違うと、それを強く打ち出さないと話にならない。国会議員1年生、ランドセルしょって綺麗ごとを並べていても、ほとんど相手にされないだろう。今回のこの提言書は、こうした代表選と、この代表選が赤裸々に示す、立憲民主党から「脱憲反民主党」への変質・転落に対する、市民運動・社会運動、ないしは「世直し」市民による政治運動のなすべきこと、あるべき態度が見えないものになっている。要するに腰砕けの日和見だということだ。

(5)結論:「脱憲反民主党」は「たよれん」、「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」も「たよれん」、没落・破滅へと向かう日本を救う、新たな「世直し」中核勢力の形成が必要不可欠である。「世直し」中核勢力失くして、日本政治の変革なし、日和見・中途半端は危機の時代の政治や経済・社会を、よりヒドイ情況に追い込む愚かな態度である。私たちは、私たち自身が「覚悟を決める」とともに、覚悟の決まった政治家こそを応援し、選挙に勝たせて、「世直し」に着手していくべきである。今はその基本ができていない。


・・・・・・・・・
立憲民主党は、次回の国政選挙(おそらく今秋)で歴史的大敗北をさせて泡沫政党に追い込み、顔を洗って一から出直しさせるのがいい。有権者・国民は他の立憲野党に投票していただきたい。今回の代表選に見られるような、有権者・国民無視、支持者軽視、「世直し」市民排除の立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」はいらない(不要)、歴史のゴミ箱へ消えていただいて結構だ、という毅然とした態度で、悲しき立憲民主党の現状・現実と立ち向かうべきだろう。

(関連)絶望の日本政治:自民党総裁選という「選挙の顔」を選ぶガラクタ市、立憲民主党代表選という「自民補完」への廃品回収陳列会=これが1990年代の「(似非)政治改革」のなれの果て、こんな政治家どもを野放しにしているのはあなた方有権者・国民です- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-2f5b73.html

(報告)(拡散希望)(報告)オルタナティブな日本をめざして(第100回 最終回):「現代日本の政治改革」(「新ちょぼゼミ」 BY 田中一郎:2024年3月26日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/03/post-baa90c.html
草々


-----Original Message-----

From:鈴木国夫
Sent: Saturday, September 7, 2024 11:17 AM
Subject: [もさく連:6698] 立憲民主党への提言書が、本部・議員・候補所定者に提出されました(紹介)

つなぐ・つながる通信2024/9/7(転送歓迎、重複ご容赦)

立憲民主党の方向性は、今後の政治と市民運動に大きな影響を与えます。
代表選直前に下記の市民集会が開催され、「提言書」が提出されました。

「政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会実行委員会」
の主催で8/30に集会が開催され(会場参加49名+ZOOM)、
実行委員会がまとめた提言書が9/6に立憲民主党に提出されました。

提言書PDF・・・  https://bit.ly/3ASYVoV


提言書は①党本部へ提出と同日に、②全ての立憲民主党の国会議員に配布され、
③また現在公認されている衆議院選候補予定者にも郵送されました。

8/30集会の動画(UPLANさん) https://youtu.be/k2juxwEdY2M


--- 提言書の一部紹介 -----

1.立憲民主党の姿勢をしっかりと確立すべき

政権交代を果たすためには、国民政党としての信頼が足りません。
以下の指摘を実行してください。

1)旧民主党時代を総括すべき

 民主党政権では、政官財既得権益側からの執拗な攻撃に怯み、長期的な
指針そのものをひっくり返したことで国民の信頼を失い、今日の政党不信
につながりました。鳩山・小沢切り捨て問題、マニフェスト破り、

公約違反の消費増税・・・、これらを総括・反省することで、
失敗を繰り返さないことを世間にアピールしていただきたい。

2)党の姿勢を明確に

 結党時の国民の期待は、安保法制に反対し、草の根民主主義を掲げ、
「国民の生活が第一の政治」への希望が感じられたことにあります。

立憲主義に基づいた健全でまっとうな民主主義社会に変えていくこと
が大事であって、そこに右も左もありません。99%の人々のための政
治を行う姿勢を明確にしてください。

3)ブレない姿勢

 貴党に求められる政権担当能力とは、国民のための政治を遂行する能力
であり、対米従属・霞ヶ関依存の自民党型政治をなぞる能力ではありません。
平和を求める野党共闘の旗を毅然として掲げていただきたい。

支持団体や他の立憲野党と柔軟に連携しつつ、自らの政治理念に忠実
であっていただきたい。

(引用終わり)

続きは、提言書をご覧ください。 https://bit.ly/3ASYVoV
参考X:https://x.com/seikenkoutaikai/status/1832025822250561768

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