2020年8月10日 (月)

福島第一原発事故後も反国民的な出鱈目仕事を続ける東京電力に原発を運営する資格はない=柏崎刈羽原発に関する新潟県の4つの原発事故検証委員会の近況から

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(10.15)オルタナティブな日本をめざして(第51回):「21世紀の交通のあり方を問う~リニア・高速交通から低速交通の時代へ」(上岡直見さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-2cb1bd.html


2.日航123便墜落圧力隔壁説をくつがえす-青山透子/著(河出書房新社)
 https://cutt.ly/CdNy3Y1

(1985年、群馬県御巣鷹山に墜落した日航ジャンボ機は事故ではなくて「撃墜」だった。多くの証拠が出そろった迫真の書です。:田中一郎)


3.福島県の情報漏洩疑惑、「お手盛り調査」の実態(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f0a853fa9d3bece664bb5135ecd767bcabe35e87

(関連)(おしどりマコ・ケン調査)Jヴィレッジを高濃度汚染のまま子どもたちのスポーツ施設として開放した東京電力が、更に作業員の被ばく管理をせずに除染(法令違反)、そして除去汚染土を秘密裏に「利用」、グルの福島県庁が「口封じ」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-b73a83.html


4.辺野古新基地建設の設計変更を認めない!デニー県政を支える意見書を全国から送ってください。現地から山城博治さん、福元勇司さん、北上田毅さんが訴えを!  2020.8.5 塩川港にて - YouTube
 https://cutt.ly/5dNyju7


5.フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿 - NHK 「”いのち”の優劣 ナチス 知られざる科学者」
 https://www.nhk.jp/p/ts/11Q1LRN1R3/
 https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2019097366SA000/

 フェアシュアー、弟子のメンゲレ、優生学、断種法、優性裁判所、ナチス、アウシュビッツ・・・・・。現代日本とよく似た時代が、かつてのドイツにあったということか!

旧優生保護法訴訟 原告側の賠償請求棄却 東京地裁判決 仙台に続き - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200630/k00/00m/040/165000c

(現代日本の裁判所もまた、かつてのドイツの「優性裁判所」のごとしのようです。医者、科学者、学者、裁判官、政治家、高級官僚、現代日本のこんな連中は、そのほとんどが「こういうやつら」か、そのお仲間、ということです。もちろん「例外」はありますが・・・・)

(参考)SOSHIREN わたしのからだ ホームページ
 http://www.soshiren.org/yuseihogo_toha.html
 http://www.soshiren.org/index.html

 <ヒトラー「我が闘争」より>
「大衆の理解力は非常に小さく、大衆の忘却力は非常に大きい」

 <フェアシュアーが所長を務めていた研究所施設の入り口にある碑文>
「科学者はその学術研究の内容と結果に責任を持たなければならない」

(残念ながら、現代日本において、かような科学者・研究者はほとんどいない)


6.10月25日解散総選挙全予測 選挙のプロが徹底分析 自民22減 野党33増 - 毎日新聞出版
 http://mainichibooks.com/sundaymainichi/society/2020/08/16/10252233.html

(予想では、自民党が22議席減らして「日本維新」が24議席増やすという結果。あとはほとんど変わらずで、「れいわ新選組」が3議席ほど新規に議席を確保するくらいの話。こんな選挙結果では「お話にならない」のですが、しかし、今のままでは恐らくこういうことになるでしょう。野党第1党の立憲民主党=とりわけ現枝野幸男・福山哲郎執行部の責任は重大です。選挙に勝つための行動を直ちに起こせ!! :田中一郎)


7.日刊ゲンダイより
(1)大手ゼネコン幹部ら震災復興事業下請け企業の裏金で豪遊か|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/276471
(2)裏金作りにキャバクラ接待 鹿島建設は“組”時代と変わらぬ|佐高信 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/276738
(3)【小池百合子】都「コロナ関連」補正予算に紛れ込む不要不急な“忖度”事業|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276473
(4)【新型コロナウイルス】正しかったのは児玉教授 8月は「目を覆う」事態になる|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276754
(5)政府の無策に区長が反旗“世田谷モデル”でPCR検査大量拡充|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276706


8.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)「怒りん坊中村敦夫の閻魔堂会議」(日刊ゲンダイ)& 老朽原発・石炭火力の延命・温存を狙う新電力市場のインチキと浅智恵=経済産業省を解体せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-767525.html

(2)(他のMLでの議論)「「命の選別」と反緊縮は相容れない 」という「薔薇マークキャンペーン」について=「命の選別」を肯定するか否かは「緊縮か反緊縮か」とは直接関係はありませんし、一過性バラマキ政策は正当化できません- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-12c7b0.html

(3)(報告)(7.28)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」(その1)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-eaddb8.html

(4)保育園行政に見る「市場原理主義アホダラ教」政策の結末=保育士の給料を削りに削って何してんだよ、株式会社保育園!(「ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2」小林美希さん『世界』論文から)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-96cfc7.html

(5)4つあります:(1)巨悪を見逃す東京地裁=豊洲石原慎太郎裁判は原告住民の一審敗訴(2)オリンピックなんぞ早うやめなはれ(3)新型コロナに想う(西尾正道さん)(4)君が代斉唱強制の都教委暴力他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-4f9d9a.html
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「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」から「NEWS LETTER NO.14 2020.7.31」が届きました。久しぶりの柏崎刈羽原発情報です。以下、その中からいくつかを選んで簡単にご紹介するとともに、直近の原発関連情報も若干ばかりお伝えいたします。

ご承知の通り新潟県では、柏崎刈羽原発の再稼働をめぐって、泉田裕彦前新潟県知事の時代から福島第一原発事故の検証を行うことが必須の条件とされ、長く「新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会」(以下、技術委員会)で議論が続いてきました。この作業が終わらないうちは再稼働の話もしないというものです。更に、1つ前の米山隆一前知事の時には、その検証委員会がさらに拡充され、技術委員会の他に、①新潟県原子力発電所事故による健康と生活への影響に関する検証委員会、②新潟県原子力災害時の避難方法に関する検証委員会、と、それら3委員会の検討結果を総括して報告書を作成する 新潟県原子力発電所事故に関する検証総括委員会、が設置され、福島原発事故の教訓とそれをどう新潟県に活かしていくのかの議論が行われることになっています。そしてこの総括委員会の座長には池内了名古屋大学名誉教授が就任し、これまで多くの自治体の専門家委員会に見られたような「御用委員会」ではない、しっかりとした議論や検討が期待されているところです(下記参照)。そしてこのことは、花角英世現知事になって以降も引き継がれて今日に至っています。

(関連)原発事故に関する3つの検証について - 新潟県ホームページ
 https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/genshiryoku/kensyo.html

(1)新潟県原子力発電所事故に関する検証総括委員会 - 新潟県ホームページ
 https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/genshiryoku/soukatutop.html
(2)新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会 - 新潟県ホームページ
 https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/genshiryoku/gijyututop.html
(3)新潟県原子力発電所事故による健康と生活への影響に関する検証委員会 - 新潟県ホームページ
 https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kenko/1356877960355.html
(4)新潟県原子力災害時の避難方法に関する検証委員会 - 新潟県ホームページ
 https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/genshiryoku/1356877582245.html

(関連)防災局 原子力安全対策課 - 新潟県ホームページ
 https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/genshiryoku/


しかし、長い議論を続けてきた技術委員会の運営状況について、下記にご紹介するレポートの中で田中三彦氏が少しばかり遠慮気味に触れているように、議論の公開性が担保されないとか、この期に及んでまだきちんとした議論ができない人間も委員の中にいるようだとか、必ずしも多くの県民や有権者が期待していたような委員会運営にはなっていない様子もうかがえ、何よりも福島第一原発事故を引き起こした東京電力が、まだ不都合事項を隠したり、嘘をついたり、ゴマカしたりしている始末です。更に東京電力は、肝心な柏崎刈羽原発(福島第一原発事故以降は全機停止)の現場において、あってはならないようなお粗末な事故や事件を今日でも繰り返しているといった状態で、およそこの事実上経営破たんしているロクでもない会社に原発を運転・運営する資格などないと言っていいでしょう。

(関連)議論開始から8年「ようやくスタートラインに」 新潟県技術委が福島原発“事故原因”報告書案を提示(NST新潟総合テレビ)
 https://www.fnn.jp/articles/-/67669

また、ここにきて、新型コロナPANDEMICが大問題となり、上記の4つの検証委員会が思うようには開催できない事態も生まれていて、柏崎刈羽原発の再稼働問題や新潟県の原発安全性検証委員会の今後は予断を許さない状態となってきました。従って、このタイミングで送られてきた今回の「LETTER」は非常に貴重な情報提供だと言えるでしょう。ただ私は、この委員会をずっと追いかけてきた原子力資料情報室など、脱原発団体の事務局や原発に反対している科学者・技術者の方々に、この新潟県の各検証委員会の検討状況について、情報共有化を目的に適宜東京での報告集会を開いてほしい旨、お願いをしてきましたが、それは未だに実現していません。それは大変残念なことだと思っています(また、今回のLETTERを発行した下記団体のHPも更新がされずに古いままに放置されています)。

(関連)『柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会』HP
 http://kkheisa.blog117.fc2.com/

本来であれば、新潟県だけでなく、そもそも原子力規制委員会・規制庁が率先をして福島第一原発事故の実態解明や原因の究明を精力的に行っていなければならないところですが、現状ではそれが完璧に棚上げにされた状態にあるのです。福島原発事故直後には、政府、国会、東電、民間の4つの事故調査委員会が創られて、それぞれ報告書が出ていますが、当時は放射能汚染がひどくて現場検証もできない中での報告書ですから、政府および国会の各事故調は「継続して事故調査と問題検証を行うこと」を宿題として申し残したのですが、原発推進に固執するアベ自公政権によって「継続調査」は政治的に棚上げにされてしまったのです。

従って、福島第一原発事故の検証は全く不十分のままに残り、あの時現場ではいったい何が起きていたのか(原子炉工学的事実問題)、なぜあのような事故の展開になったのか、当時の原発事故への対応の仕方はどこにどのような問題があったのか、再発を防止し二度とひどい結果にならないためにはどういうことを教訓にすべきかなどなど、大切なことが無視されたまま、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁(原子力規制委員会・規制庁が変身して表記が変わりました:原子力に「寄生」して原子力の「規制」はできない)は新規制基準なるものをでっちあげたのです。

(再稼働を認める原発・核燃料サイクル施設に対して「安全」とは言わない・言えないなどとうそぶき、新安全基準と言わずに新規制基準などと言い換えています。この委員会は肝心なことを避けて通って、それをゴマかすための「言葉遊び」をしている委員会といってもいいでしょう。ふざけんな、という話です。私がこの原子力規制委員会・規制庁を決定的にダメだと思ったのは、まさに東京電力という原発破局事故を引き起こして経営破たんし、国民の税金で事故の後始末のために活かされているだけの会社に、また再びの原発再稼働を認めた柏崎刈羽原発の安全審査パスでした。やってはいけない原発運転認可により、この委員会・この役所は、もはや原子力ムラの手下にすぎず、日本国民や日本国のために原発・核燃料サイクル施設の安全性を担保しうる組織ではないことを自分自身で天下に知らしめたということです。原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は解体あるのみです)

いずれにせよ、今現在この日本で、いろいろ問題はあるにせよ、福島第一原発事故の実態解明や原因究明、それに加えて、原発の運転や事故に伴う放射線被曝と健康の問題・生活の問題、あるいは避難計画の問題などを総合的に検証・検討しているのは、悲しいかな、この新潟県の4つの委員会をおいて他にはないのです(それ自体が日本の政治や行政がまともに機能していない大きな証拠の1つです)。従って、私たちは、この委員会の検討状況や議論の進捗状況を、柏崎刈羽原発や新潟県だけの問題とは認識せずに、日本の今後の脱原発・反原発の運動を方向付けるものとして、しっかりと見守っていく必要があるでしょう。また、委員に選ばれている池内了先生や田中三彦さん他、委員会で良心的・良識的に動いてくださっている方々への支援・応援も忘れてはならないと思います。

そして、一刻も早く、原発を推進している政治勢力=自民党、公明党、日本維新、国民民主党などの「日本破壊勢力」を、あらゆる選挙において落選させ、完全な形で脱原発と日本のエネルギー政策の転換を実現しなければなりません。これは私たちの命と生存がかかっている問題です。決して大げさな話ではありません。南海地震をはじめ、巨大地震や巨大津波、そして富士山噴火をはじめ巨大噴火は、この日本列島のどこでいつ起きても不思議ではないからです。私たちの郷土と自然環境を、子どもたちや孫の世代に、きれいなままで引き継いでいくためにも、脱原発とそのためのホンモノの政権交代は避けて通れないのです。まさに時間との勝負と言っていいでしょう。

 <別添PDFファイル>
(1)福島原発事故検証委員会の今後(池内了『柏崎刈羽原発廃炉の会 NEWSLETTER NO.14 2020.7.31』)
(2)シビアアクシデント進行時、原子炉圧力容器主フランジの「シール機能」は維持されていたか?(田中三彦『柏崎刈羽原発廃炉の会 NEWSLETTER NO.14 2020.7.31』)
(3)柏崎刈羽原発差止訴訟の現状(伊東良徳『柏崎刈羽原発廃炉の会 NEWSLETTER NO.14 2020.7.31』)
(4)「地域の会」で6・7号機再稼働に向けて何が語られているか(宮崎孝司『柏崎刈羽原発廃炉の会 NEWSLETTER NO.14 2020.7.31』)
(5)柏崎刈羽原発をめぐる現状について(矢部忠夫『柏崎刈羽原発廃炉の会 NEWSLETTER NO.14 2020.7.31』)
(6)核燃料取り出し正念場、福島第1原発3号機(日経 2020.8.3)
(7)はじめに:福島第一原発1号機冷却「失敗の本質」(NHKスペシャル「メルトダウン」取材班『講談社現代新書』)
(8)原発安全対策費 5.2兆円、対テロ施設、膨張 安価、揺らぐ前提(朝日 2020.8.9)
(9)帰還困難区域「限定的な除染」で避難指示解除、国の責務 汚染対処うやむやに(東京 2020.8.5)
(10)東電福島第一原発事故の被災者切り捨て、電通「復興キャンペーン」に7年間で240億円を投入(イントロ部分)(白石草『週刊金曜日 2020.8.7』)


1.(別添PDFファイル)福島原発事故検証委員会の今後(池内了『柏崎刈羽原発廃炉の会 NEWSLETTER NO.14 2020.7.31』)
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(関連)福島事故の検証の重要性(池内了『科学 2020.8』)
 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/


2.(別添PDFファイル)シビアアクシデント進行時、原子炉圧力容器主フランジの「シール機能」は維持されていたか?(田中三彦『柏崎刈羽原発廃炉の会 NEWSLETTER NO.14 2020.7.31』)
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(一部抜粋)
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(中略)さて、重要問題の議論はあくまで公開で行われるべきだと、私は考えている。その考えが受け入れられたからかどうかそれはわからないが、他の課題別ディスカッションが原則非公開で行われてきたのに対して、課題1Dは公開を原則としてきた。しかし、回を重ねるにつれ、公開の場での議論ゆえに肝心の議論が深まらないことも身にしみて感じてきた。議論を深めるのに必要な東電非公開資料を東電に開示してもらえなかったり、東電と徹底的に議論ができなかったり、といったことがあるからだ。

昨年はじめ、技術委員会事務局に以上のような話を伝えたところ、技術委員会の中島健座長の承諾をいただき、昨年4月から、ほぼ毎月一度のペースで、技術委員会事務局立ち会いの下、東電に非公開資料を見せてもらいながら、東電と私が一対一で議論するということが行われている。この「3者打合せ」で議論していることは、そのほとんどが公開の課題1Dですでに議論ずみのことだが、この3者打合せでは、非公開資料を参照しながら、それまでの東電の説明に問題がないかを細かく議論してきた。以下が、最初の3者打合せで当方から提示した「議論予定項目」である。ただし、これらはかならずしも独立した問題ではない点に注意が要る。とくに①~④は、場合によっては、相互に因果関係を有している可能性がある。

①1号機原子炉圧力測定データの信頼性
②1号機原子炉SR弁不作動の可能性
③シビアアクシデント下における1号機原子炉圧力容器主フランジのシール機能
④地震発生直後の1号機原子炉建屋4階における出水事象
⑤SBOと津波遡上の関係(とくに1号機)
⑥2号機PCVの地震による破損の可能性
⑦運転手順書、保安規定に関するいくつかの確認
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3.(別添PDFファイル)柏崎刈羽原発差止訴訟の現状(伊東良徳『柏崎刈羽原発廃炉の会 NEWSLETTER NO.14 2020.7.31』)
ダウンロード - e69f8fe5b48ee58888e7bebde58e9fe799bae5b7aee6ada2e8a8b4e8a89fe381aee78fbee78ab6efbc88e4bc8ae69db1e889afe5beb3efbc89.pdf

(一部抜粋)
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(中略)柏崎刈羽原発は当初基準地震動を300ガルで設置許可を得ました。ところが、中越沖地震で1号機での解放基盤表面(地下284m)での最大加速度を試算すると1699ガルにもなることがわかりました。そこで東電は柏崎刈羽原発の耐震性が十分であると主張するために基準地震動を1号機から4号機は最大で2300ガル、5号機から7号機は最大で1209ガルに変更しました。しかし、そのための耐震補強工事は、天井スラブの鉄筋の強化、配管サポートの強化、熱交換器の据付ボルトの強化だけで、それ以外の補強工事は行われていません。耐震設計の基準となる地震動が何倍にもなったというのに、補強工事はほとんどせずに耐えられるなどということが、どうしてあり得るのでしょう。また、東電が今再稼働を進めている6号機と 7号機(大湊側)では、基準地震動がなぜすぐそばの1号機から4号機(荒浜側)の半分程度に抑えられているのでしょうか。誰しもが不思議に思う点です。
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4.(別添PDFファイル)「地域の会」で6・7号機再稼働に向けて何が語られているか(宮崎孝司『柏崎刈羽原発廃炉の会 NEWSLETTER NO.14 2020.7.31』)
ダウンロード - e3808ce59cb0e59f9fe381aee4bc9ae3808de381a7efbc96efbda5efbc97e58fb7e6a99fe5868de7a8bce5838de381abe59091e38191e381a6e4bd95e3818ce8aa9ee38289e3828ce381a6e38184e3828be3818befbc88e5aeaee5b48ee5ad9de58fb8efbc89.pdf

(一部抜粋)
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(中略)◆規制基準の確認せず工事先行一防潮堤、フィルターベント

2017年12月、6・7号機の規制基準適合性審査で「合格証」が出されました。これにより原子炉設置変更の許可が下りたわけですが、規制基準対応の工事は、審査にお構いなく進んでいました。荒浜側の防潮堤は、2011年11月には地盤改良を始め、2013年6月完成しています。しかし、適合性審査で液状化対策が不十分として工事の補正が求められましたが、対応できないとして自主設備となってしまいました。「地域の会」に発表されたときは、驚きの声が上がりました。

フィルターベントについても、新規制基準(2013年8月施行)が定められる前に、ほぼ出来上がっていました。2013年7月に当時の泉田県知事から、安全協定に基づく設置事前了解がないと指摘されました。県・柏崎市・刈羽村と東電で交わされた「安全協定」には、「施設等新増設するときは事前に県市村の了解をえる」とあるからです。この協定さえ無視して工事先行で進めてきました。規制委員会の審査では、出来上がったフィルターベントの地下で液状化が起こると説明しています。この段階で規制委員会は、設備使用停止を指示すべきです。
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(関連)フロントページ-地域の会
 http://www.tiikinokai.jp/


5.(別添PDFファイル)柏崎刈羽原発をめぐる現状について(矢部忠夫『柏崎刈羽原発廃炉の会 NEWSLETTER NO.14 2020.7.31』)
ダウンロード - e69f8fe5b48ee58888e7bebde58e9fe799bae38292e38281e38190e3828be78fbee78ab6e381abe381a4e38184e381a6efbc88e79fa2e983a8e5bfa0e5a4abe3808fefbc89.pdf

(一部抜粋)
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(中略)◆新潟県の三つの検証委員会

新潟県は、福島第一原発事故と柏崎刈羽原発の安全性確認のために三つの検証委員会と、これら検証委員会を統括する検証統括委員会を設置し、今なお検証が続いている。このうち「技術委員会」(新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会)は、2002年の「東電トラブル隠し」の発覚により、翌2003年2月に「安全協定」に明記される形で発足したもの。県に対して原発の安全確保に関する事項を確認する際に技術的助言、指導するとされ、現在は委員を15名に増加し、福島第一原発事故原因の検証を徹底して実施している。

「健康生活委員会」(新潟県原発事故による健康と生活への影響に関する検証委員会)は、福島原発事故による健康への影響の徹底検証を「健康分科会」(5名)で、福島事故による避難者数の推移と避難生活の状況などに関する調査の実施を「生活分科会」(4名)に分かれて議論をしている。「避難委員会」(新潟県原発事故時の避難方法に関する検証委員会)は、9名により避難計画の実効性等を徹底的に検証するとともに原発防災訓練も実施するとしている。

「検証総括委員会」(新潟県原発事故に関する検証総括委員会)は上記3つの検証委員会の個別の検証を総括する委員会で、各委員会からの検証結果の報告を受け、議論を整理し全体をまとめて最終的な検証結果を知事に報告することとしている。委員長に池内了・名古屋大学名誉教授が就任し、各委員会の正副座長、正副委員長の7名で構成されている。(2017、2018年に前知事が設置したもの)

池内氏は「検証総括委員会として徹底して科学的な検証を行うがトランスサイエンス問題に対しても様々な立場からの見解や提言を出し合う」「総括委員会として広く県民の声を聴取する」とし、さらに東電の原発事業者としての「適格性」についても検証するとしている。
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6.(別添PDFファイル)核燃料取り出し正念場、福島第1原発3号機(日経 2020.8.3)
 https://cutt.ly/HdMUOYi

(田中一郎コメント)
 3号機の爆発は1号機の爆発と全く違う形だった。これが何故なのか、まともな説明は聞いたことがない。3号機爆発については、使用済み核燃料プールの核燃料による核爆発だったという説があり、もし3号機の使用済み核燃料をプールから取り出すのなら、この核爆発説の是非を検証しながら出さなければいけないはずである。それを無視して、ただひたすら使用済み核燃料を片付けてしまおうというのなら、それはまさに「証拠隠滅行為」であり(*)、やはり3号機爆発は核爆発であり、従ってまた、日本国中の他の原発においても同様に核爆発が起こりうるということを意味している。私が全国の原発・核燃料サイクル施設について、使用済み核燃料プールの安全対策こそが真っ先に着手すべきことであるという理由は、こんなところにもある。

(*)福島原発事故当時の東電TV会議では、3号機爆発が東京電力本社に報告されたその時に、高橋フェローという人物が「政府が水素爆発だと言っているのだから水素爆発でいいでしょう」と発言している声が聞こえていた。


7.福島第一原発1号機冷却「失敗の本質」-NHKスペシャル『メルトダウン』取材班/著(講談社現代新書)
 https://cutt.ly/qdMU4dQ

(関連)(別添PDFファイル)はじめに:福島第一原発1号機冷却「失敗の本質」(NHKスペシャル「メルトダウン」取材班『講談社現代新書』)印付
ダウンロード - e381afe38198e38281e381abefbc9ae7a68fe5b3b6e7acace4b880e58e9fe799baefbc91e58fb7e6a99fe586b7e58db4e3808ce5a4b1e69597e381aee69cace8b3aae3808defbc88nhke382b9e3839ae382b7e383a3e383abefbc89.pdf

(関連)メルトダウン連鎖の真相-NHKスペシャル『メルトダウン』取材班/著(講談社)
 https://cutt.ly/7dMIgrd
(関連)福島第一原発事故7つの謎-NHKスペシャル『メルトダウン』取材班/著(講談社現代新書)
 https://cutt.ly/XdMIu6H

(田中一郎コメント)
 この本は「NHKスペシャル『メルトダウン』取材班」著作の3冊目です。残念ながらこの本は(及びこれまでの2冊は)、別添PDFファイルのこの本の「はじめに」を一読していただければおわかりのように、これまで原発を厳しい目で見ている人たちから提起されている疑問点に何らの配慮も考察も調査も取材もすることなく、あたかも既知の事実であるかの如く書いていて(*)、要するに、福島第一原発事故の実態や原因に関して、いわゆる原子力ムラの御用学者たちの言い分をまとめて書いているだけの本です。しかし、全文をお読みになればご理解いただけるように、それでも、その原子力ムラ御用学者の言い分をNHKのスタッフたちが彼らなりに解釈をし理解したところをこの本にまとめている点だけは評価できると思われます。単なる原子力ムラの福島第一原発事故言い訳広報ではないということです。

(*)私が「?」マークを付けておきました。

そして私が悲しいと思うのは、このNHK著の3冊以外に、福島第一原発事故全体の原子力工学的な諸問題を実証的に、説得的にまとめた図書が見当たらない、という点です。私が田中三彦氏や後藤政志氏ら、福島第一原発事故に関して、原発推進派の連中が評価していることと違う見解を持っている方々にお願いしたいのは、こうしたNHKの報道に対して、公開質問状を出すなり、あるいは公開討論会を申し入れるなりして、もう少し議論を闘わせていただけないかということです。私はこれまで下記のような点について、福島第一原発事故は「謎に包まれたままだ」と申し上げてきました。下記のようなことも含めて、福島第一原発事故の真相究明を是非、関係者や脱原発の科学者・技術者の方々にやっていただきたいと願っています。(田中三彦氏が技術委員会で提起している問題と一部重なっています)

 <解明されるべき福島第一原発事故の実態解明・原因究明>
1号機~3号機共通
(1)1号機の非常用復水器(IC)を含めて緊急炉心冷却装置(ECCS)の機能に問題はなかったのか?

(2)水位計は過酷事故時(高温高圧)には正常に機能しない欠陥品ではないのか? 圧力計や温度計はどうか?(他の原発でも広く使われている)

(3)圧力逃し安全弁(SRV)は過酷事故時(高温高圧)には正常に機能しない欠陥品ではないのか?

(4)全電源喪失後、福島第一原発の吉田所長以下のスタッフも東京電力本社も、あらかじめ定められていた事故対応マニュアル(「兆候ベース」)を無視して、愚かな場当たり対応をしていたのではないかという疑問(もしそうだとすると原子炉等規制法違反となる:3つの事故対応マニュアルは次の通り=「事象ベース」「兆候ベース」「シビアアクシデント」)

(5)危機的事態に陥った4号機の使用済み核燃料プールがその代表事例だが、沸騰水型原子炉の使用済み核燃料プールの欠陥はどうするのか?(地震の揺れに弱く、壊れると冷却不能となり、使用済み核燃料が溶け出して、どうしようもない状態に陥る=人間が近づけなくなる)

(6)事故当時、全ての外部電源が喪失してしまい、かつその復旧に長い期間を必要としたが、外部電源の耐震性についてはどうなのか?(福島第一原発の外部電源の一つは敷地が液状化して変電機などの施設がグチャグチャになっていた=そんな敷地を使った外部電源でいいのかなど)

(6)国際原子力機関(IAEA)でさえ提唱している深層防護がなされていなかったことを何故、きちんと総括しないのか?

(7)過酷事故時のメルトダウン防止や水素爆発防止、水蒸気爆発防止やMCCI反応(コアコンクリート反応)による一酸化炭素発生とその爆発事象について、どう防御すればいいと考えているのか?

各号機ごとの疑問
(1)1号機:非常用復水器(IC)や非常用電源の地震の揺れによる破損の可能性
(2)2号機:どこが爆発して破損しているのか? 何故、調べようとしないのか?
(3)3号機:何故、1号機の爆発と大きく違うのか、核爆発ではないのか?
(4)4号機:何故、稼働していないのに爆発したのか(東電のいう水素ガス逆流説は説得力に欠けている)、また何故、2度も火災が起きたのか?


8.(別添PDFファイル)原発安全対策費 5.2兆円、対テロ施設、膨張 安価、揺らぐ前提(朝日 2020.8.9)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c33267cdc7250f11a2cbb4750bab9e3f4f385a56

(ミッドウェー海戦で大敗北を喫した大日本帝国軍部は、今度はガダルカナル島攻防戦で「中途半端な戦力の逐次投入」という消耗戦を繰り返して、その戦争遂行体力を消耗させていく。そして挙句の果てが、マリアナ沖海戦やレイテ沖海戦で決定的な敗北を喫して、その戦争遂行能力を失ってしまう。それと瓜二つの似たようなことを、日本の大手地域独占電力会社群と自民党ドアホ政治、及び腐った経済産業省官僚たちが原発を巡って繰り広げている。まさに亡国のエネルギー戦略である。バカは死ななきゃ治らないのか!? :田中一郎)


9.(別添PDFファイル)帰還困難区域「限定的な除染」で避難指示解除、国の責務 汚染対処うやむやに(東京 2020.8.5)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/47084

(関連)未除染でも避難解除、政府が検討 原発事故の帰還困難区域
 https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/1486


10.(別添PDFファイル)東電福島第一原発事故の被災者切り捨て、電通「復興キャンペーン」に7年間で240億円を投入(イントロ部分)(白石草『週刊金曜日 2020.8.7』)
ダウンロード - e99bbbe9809ae3808ce5bea9e88888e382ade383a3e383b3e3839ae383bce383b3e3808de381ab7e5b9b4e99693e381a7240e58484e58686e38292e68a95e585a5efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e799bde79fb3e88d89e3808ee980b1e5888ae98791e69b9ce697a5e3808fefbc89.pdf


 <関連サイト:最近の原発関連情報から>
(1)柏崎刈羽再稼働の事前同意「30キロ圏内」に拡大を 8市町議員が研究会 新潟(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0614c19fdbda1ed62fb7afda01684234eadc7cd2
(2)東電の原発事故時手順書 公開 - 東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース - NHK 40年後の未来へ 福島第一原発の今
 https://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20111024/1910_tejunsho.html
(3)青森 六ヶ所村 核燃料再処理工場 審査に正式合格 原子力規制委 - 各地の原発 - NHKニュース
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200729/k10012538381000.html
(4)震災・原発事故…2021年春・福島県浪江町の5つの小中学校が閉校 それぞれの学び舎との別れ(福島テレビ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8fcb493823d79c02bd882142abe387c535399e5e
(5)新型コロナ-大手電力各社、原発賠償費を送電線料金に上乗せ  -日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62000360Y0A720C2916M00/

(6)原発立地「工作班」元社員に接触 「来ると思っていた」:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN877WNZN70PTIL02Q.html?ref=mor_mail_topix1
(7)核ごみ拒否条例、24自治体制定 最終処分に警戒感広がる:北海道新聞 どうしん電子版
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/446315
(8)データ捏造の東電委託先が陳謝 「行きすぎた数字優先」(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c8ec9e434859d6107cc39caf89700a9961ec185c
(9)サンデー毎日Online:関電元役員への損害賠償訴訟で疑惑は解明されるのか【サンデー毎日】 - 週刊エコノミスト Online
 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200702/se1/00m/020/010000d
(10)原発除染土、覆わずに栽培試験 飯舘村で環境省が方針転換(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3073fd7c32d218f80cd10111d2ab9595e7005eb1

(関連)放射能汚染地帯で農業をしてはいけない=諸悪の根源は、生産者・農家を含む原発事故被害者への賠償・補償をきちんとしないことだ、そして、生産者・農家の被ばく防護をどうして国はきちんとしないのか!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-4198.html
草々 

2020年8月 9日 (日)

「覆土せず野菜栽培」実証へ NHK福島県:こういうことをやっている産地の食品は絶対に買わない・食べない、そして買わない・食べないことを口コミで広げる、これが最も有効な対応策です + Our PlanetーTV 報告(宮崎早野論文撤回)

前略,田中一郎です。
(最初に若干のことです)


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1.(新刊書)ドキュメント感染症利権 医療を蝕む闇の構造-山岡淳一郎/著(ちくま新書)
 
https://cutt.ly/XdBQ4sN


2.(メール転送です)「不透明な『宮崎早野論文』撤回~宮崎氏は博士号取り消し」
 
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2514

福島県立医科大学の宮崎真講師と東京大学の早野龍五名誉教授が、福島県伊達市住民の被曝データを使って執筆した2つの論文について、英国の学術雑誌が7月28日付で撤回を公表しました。

「倫理的に不適切なデータが使用された」として論文の撤回を決定したのはJournal of Radiological Protection(JRP誌)。撤回されたのは、宮崎氏と早野氏が2016年と2017年に投稿した2つの論文です。

福島医大は、宮崎氏の学位論文撤回が決定されたことの報告と学位取り消しの申し出があったため、今月15日に審査を実施。博士号の学位取消しを承認したことを明らかにしました。OurPlanet-TVが2018年から継続取材している「宮崎・早野論文」問題。最新記事をご覧ください。
・・・・・・・・・・・


(関連)日本の大学は腐っている(2):正体を現した似非アカデミズム=「住民に背を向けたガラスバッジ論文ー7つの倫理違反で住民を裏切る論文は政策の根拠となりえない」(宮崎真&早野龍五論文)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-5dd5.html


(田中一郎コメント)
 福島県立医大の宮崎真の方は博士号がはく奪されましたが、早野龍五(東京大学名誉教授)の方は今日に至るも何のお咎めもありません。東京大学当局は何をしているのでしょうか? 事は海外の学術誌でおきていることですから、この事件は世界に向けて日本の科学の恥をさらしているようなものです。名誉教授職はく奪どころか、厳正なる処分がなされてしかるべきです。そしてそれだけではなくて、黒川眞一氏(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)をはじめ、このインチキ論文の問題点を指摘した科学者の疑問に対して、宮崎真も早野龍五も全く応えようとしていないだけでなく、このいい加減な論文を掲載した海外の学術誌もまた、きちんとした対応をしないまま幕引きを図ろうとしているかのごときです。世界的に科学がおかしくなっているということの1つの証拠として見ておけばいいでしょう。

(上記Our PlanetーTV サイトから一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)
宮崎氏と早野氏の論文について2018年8月に第2論文の問題点を指摘する批判論文をJRP誌に投稿した黒川眞一高エネルギー加速器研究機構名誉教授は、その後 5人の研究者との共著でさらに3本の批判論文を今年2月と3月に投稿したことを明かした上で、これらの批判論文が受理されておりながら、論文そのものと、批判に対する宮崎氏と早野氏の回答がJRP誌の掲載されないのは極めて異例と問題視した上で、次のように述べた。

「最初の批判論文について2018年11月には編集部が著者に回答するようにと要求したのにかかわらず今回論文が撤回されるまでのほぼ2年間、著者たちは回答を回避してきたこと、そして今年の4月初めまでにJRP誌の編集部が著者に回答を求めた3本の批判論文に対しても、著者たちは回答しなかった。」

「論文撤回は通常では考えられないプロセスを経ており、政治的な意図があるのではないかと疑われれる。私たちは、式の間違い、論文内の不整合、データや図の捏造や改竄の疑いなど数十点について指摘してきた。通常なら、論文撤回前か撤回時に、これらの批判論文と著者の回答が掲載されなければならないが、一 切なされていない。編集部による撤回コメントに記載されている2014年3Q の対象者数の誤りは、私たちが批判論文で指摘した中の一部のみを勝手に盗用していると見られる。大変遺憾に思う。」
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「覆土せず野菜栽培」実証へ NHK 福島県 2020年08月08日(日)12時39分
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20200808/6050011295.html

(関連)原発除染土、覆わずに栽培試験 飯舘村で環境省が方針転換(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3073fd7c32d218f80cd10111d2ab9595e7005eb1
(関連)原発除染土、覆わずに栽培試験 飯舘村で環境省が方針転換|全国のニュース|京都新聞
 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/325817
(関連)除染土の再利用地で、野菜の試験栽培開始 環境省:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN517VFVN4XULBJ00X.html


こういうことをやっている産地の食品は絶対に買わない・食べない=買わないこと・食べないことを口コミで広げる、これが最も有効な対応策です。ことは放射能汚染に限りません。農薬や有害物質、遺伝子組換えやゲノム編集などなど、現代日本は出鱈目な政治やいい加減な行政によって、食べ物が世界中で最も危険な国の1つになっています。昨今では発展途上国よりもひどい状態です。円高で世界中から、外国では食品にはできない危険なものが「食品」として日本に集まってきます。貿易自由化のバカバカしい「恩恵」です。しかし私たちは、食品を買う際に消費者主権を持っています。自分のお金で何を買うのかという意思決定は極めて重要で、選挙でだれを選ぶのかと同じくらいの意味があります。

食べものは安全であって当たり前です。危険だ危険だという人間たちが、その証拠を示せ、などと言っているドアホがいますが、話は逆です。食品を売る人間達・会社こそが、その食品が安全であることをきちんと示せ(さまざまな実験・実証試験をすればよろしい)ということです。また。それをきちんとさせるために厚生労働省や自治体などの役所があり、そこが業者に代わって実験や実証をしたりもしますが、その「安全行政」が企業の利益を優先するあまり、出鱈目なのです。また、輸入食品についても貿易港での検疫(安全と表示のチェック)がまともにされておりません。

「安全・安心キャンペーン」やそれと裏腹の関係にある「風評被害」論がいかにおかしいかは、上記のような「安全の証明」が全くなされてない中で、情緒的に「俺たちの作った食べ物を買ってくれ、買ってくれない奴は偏見持ちだ」などと、かつての大政翼賛会の様なパフォーマンスを繰り返しているからです。まともな安全性基準も持たず、まともな安全性実証試験もせず、それどころか検査もほとんどやらないで、政治的に私たちの口の中に危険物・放射能汚染物を放り込もうとしているキャンペーン=それが「安全・安心キャンペーン」です。

かつては「どくろマーク」をつけたドラム缶に密封して厳重に保管しておくべき放射性廃棄物の基準が100ベクレル/kgでした。それが福島第一原発事故後は飲食品の放射能残留規制値になっています(しかも放射性セシウムだけ)。かようなバカな話があるかと怒らなければいけません。その「出鱈目基準」を「安全基準」だとマスごみのバカどもが宣伝を毎日のように繰り返す、そのマスごみ宣伝を、そのまんま信じ込んで、食べて応援・買って支援、などというチョロイ宣伝文句に乗せられて福島県産品を買っていい気になっている、そんなオバカが日本にはたくさんいます。「安全・安心キャンペーン」は、そういう軽率で情緒的な人間たちを増殖させるための悪質なる原子力ムラ・放射線ムラの「思想洗脳」活動なのです。こんなものに騙されてはいけません。一種の「フクシマ・エートス」です。

私は福島第一原発事故以降、福島県産のみならず関東及び南東北産の飲食品は、加工食品も含めて原則として買わない・食べないを続けています。安全とは言えないものを平気で人に売ろうとする人間達、そういう人たちが作ったものは絶対に買わない・口にしない、それを頑固に守り通すことが、脱被ばくの運動を成功させる秘訣です。多くの人々の購買行動の影響は決定的です。これに逆らえる産業はありませんし、これを押さえつける政治や行政も成功しません。放射能汚染物はNO! これを頑固に日々の生活の中で貫き通すことが、いずれ大きな脱被ばくのウネリとなるのです。「放射NO! やさいの気持ち」という歌までできています。

(関連)(再論)食べものの放射能汚染:汚染のホット・スポットが見過ごされる危険=放射能汚染地域産の飲食物は極力避けましょう- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-d742.html

(関連)(報告)(5.27)オルタナティブな日本をめざして(第45回):「食べものが劣化する日本:命をつむぐ種子と安心な食を次世代へ」(新ちょぼゼミ:安田節子さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-068652.html
草々 

2020年8月 8日 (土)

(予約必要)(10.15)オルタナティブな日本をめざして(第51回):「21世紀の交通のあり方を問う~リニア・高速交通から低速交通の時代へ」(上岡直見さん:新ちょぼゼミ)

前略,田中一郎です。
別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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(2020年10月の「新ちょぼゼミ」のご案内です)

(別添PDFファイル)(チラシ)(チラシ)(10.15)オルタナティブな日本をめざして(第51回)「21世紀の交通のあり方を問う~リニア・高速交通から低速交通の時代へ」(上岡直見さん:新ちょぼゼミ) 
ダウンロード - efbc88e7acac51e59b9eefbc89e3808c21e4b896e7b480e381aee4baa4e9809ae381aee38182e3828ae696b9e38292e5958fe38186e3808defbc88e4b88ae5b2a1e79bb4e8a68be38195e38293efbc89.pdf

新幹線、高速道路、地方空港と、我が国政府は高度経済成長期以来、一貫して「高速交通」を中心とした交通インフラの整備に邁進してきました。しかし、21世紀に入って我が国が人口減少社会に突入する中、バブル崩壊以降の経済不況の長期化や地域経済の落ち込みに伴い、高速長距離輸送ではない、まさに私たちの生活の足である地域交通事業者の経営が厳しい事態に追い込まれています。特にマイカーを持たない高齢者や学生たちにとっては欠かせない路線バスや地方鉄道などの「地域の足」が、経営難から年を追うごとに消えていく事態が生れており、加えて昨今の新型コロナPANDEMICによる「外出自粛」がこれに拍車をかけ始めています。しかし政府は、こうした身近な公共交通への支援や再生政策を不十分にしたまま、他方で、引き続き新幹線や高速道路の整備や、昨今では問題だらけのリニア建設などに注力をするなど、時代にそぐわなくなっている政策を転換しようとはしておりません。今回は交通政策にお詳しい上岡直見さんにおいでいただいて、「21世紀の交通のあり方」をどう考えていくべきなのか、詳しくお話をお聞きしてみたいと思います。(なお、最初の1時間は主催者側より事務連絡やプレゼンを行う予定です)

講 師:上岡直見さん(かみおか なおみ)さん 
1953年東京都生まれ。環境経済研究所代表。1977年早稲田大学大学院修士課程修了。技術士(化学部門)。1977年~2000年化学プラントの設計・安全性評価に従事。2002年より法政大学非常勤講師(環境政策)。2004年国立市「自転車の似合うまちづくり委員会」委員。2005年国土交通省中国運輸局「環境負荷に配慮した瀬戸内海スローツーリズム創出検討委員会」委員。2005年松本市「松本・四賀直結道路市民意向確認研究会」委員。2007年荒川区「荒川区環境交通省エネルギー詳細ビジョン策定委員会委員」委員。2006年~2018年交通エコロジー・モビリティ財団「環境的に持続可能な交通(EST)普及推進委員会」委員


 <次 第>
日 時:10月15日(木)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの4階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、
 GS跡地(セブンイレブン)を過ぎて鉄建建設本社ビルを過ぎたら左折。
 東京都千代田区神田三崎町2-6-2  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/    


 <上岡直見さんのご著書>
(1)JRに未来はあるか-上岡直見/著(緑風出版)
 https://cutt.ly/ndVQFYz
(2)鉄道は誰のものか-上岡直見/著(緑風出版)
 https://cutt.ly/QdVRX25
(3)脱・道路の時代-上岡直見/著(コモンズ)
 https://cutt.ly/jdVRDOw
(4)自動運転の幻想-上岡直見/著(緑風出版)
 https://cutt.ly/idVRhXf
(5)持続可能な交通へ シナリオ・政策・運動-上岡直見/著(緑風出版)
 https://cutt.ly/kdVE0OO
(6)高速無料化が日本を壊す-上岡直見/著(コモンズ)
 https://cutt.ly/cdVELvo


 <関連サイト:その1>
(1)(別添PDFファイル)交通崩壊 支え合いで防げ(日経 2020.7.20)
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61559400V10C20A7ML0000/
(2)<新幹線長崎ルート>国交省、2023年度の着工見送りへ 佐賀県アセス案拒否で(佐賀新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7598415902baeefb09c9cff310808e73dbade34d
(3)田中龍作ジャーナル - JRの安全脅かし現場に混乱もたらす「ジョブローテーション」
 https://tanakaryusaku.jp/2020/08/00023370
(4)21世紀初頭の交通政策の考え方:国土交通省
 https://www.mlit.go.jp/kisha/oldmot/kisha00/21koutu/tosin3_.htm
(5)人間を中心とした新しい都市と交通のありかた(古池弘隆)
 https://cutt.ly/tdVEbCl
(6)交通基本法と今後の地域公共交通のあり方(国土交通省総合政策局交通計画課長 山口勝弘 2010.9.29)
 https://cutt.ly/adVWPQI


 <関連サイト:その2>
(1)(報告)(11.25)オルタナティブな日本をめざして(第37回):「日本を潰すアベ政治:巨額の国富喪失と私たちの生活」(新ちょぼゼミ:上岡直見さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-2ad31e.html

(2)(報告)(4.27)オルタナティブな日本をめざして(第43回):「走る原発 怪しいエコカー:水素社会への疑問(交通分野とエネルギー体系)」(上岡直見さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-85fdd6.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々

 

2020年8月 7日 (金)

「怒りん坊中村敦夫の閻魔堂会議」(日刊ゲンダイ)& 老朽原発・石炭火力の延命・温存を狙う新電力市場のインチキと浅智恵=経済産業省を解体せよ

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-dda34a.html
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1593616213301staff01

(関連)(報告)(7.28)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」(その1)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-eaddb8.html

(7/28が前半、8/25が後半になります。8/25当日は「3密」(密閉、密集、密接)防止のために会場参加は予約の方を優先とさせていただきました。参加ご希望の方はたんぽぽ舎までお電話かメールでご一報ください。:田中一郎)


2.新刊書ご紹介
(1)ドキュメント感染症利権 医療を蝕む闇の構造-山岡淳一郎/著(ちくま新書)
 https://cutt.ly/ddJRL8X

(2)しょぼい生活革命-中田考/著 内田樹/著 えらいてんちょう/著 本・コミック : オンライン書店e-hon
 https://cutt.ly/JdKoRDi

(関連:抜粋)(別添PDFファイル)自分の想像で多様性を設計すると危ない(内田・矢内・中田『しょぼい生活革命』晶文社)
ダウンロード - e887aae58886e381aee683b3e5838fe381a7e5a49ae6a798e680a7e38292e8a8ade8a888e38199e3828be381a8e58db1e381aae38184efbc88e3808ee38197e38287e381bce38184e7949fe6b4bbe99da9e591bde3808fefbc89.pdf

(関連:抜粋)(別添PDFファイル)教育に関する一考察(内田・矢内・中田『しょぼい生活革命』晶文社)
ダウンロード - e69599e882b2e381abe996a2e38199e3828be4b880e88083e5af9fefbc88e3808ee38197e38287e381bce38184e7949fe6b4bbe99da9e591bde3808fefbc89.pdf


3.キャンペーンについてのお知らせ · 臨時国会開催を求める署名。憲法53条違反に抗議します。 · Change.org
 https://cutt.ly/AdJnTDb

(関連)野党「召集拒否は違憲」 早期の国会開催迫る:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/47056?rct=politics

(関連)政府・与党、臨時国会の召集応じず 野党に通告、コロナ対応など議論先送り:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/47053

(関連)首相「3ない」で追及逃れ 国会開かない、出ない、会見もしない コロナ対応「迷走」で(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/69297361b86b7358697ca51bea88422eaf2faa5a

*あかねちゃんと安倍晋三
 https://cutt.ly/ydJm6as

(下記の通り読み替えてください)
安倍晋三「戦争に行ってくれませんか?」⇒「国会なんか開かなくていいでしょ?」
あかねちゃん「ポツダム宣言読んでから言えよ、カス」⇒「日本国憲法読んでから言えよ、カス」

〔臨時会〕
(日本国憲法)第五十三条 内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。

(安倍晋三とかいうアホウは漢字が読めないので上記の意味が分からないらしい。誰か上記に平仮名をふって首相官邸に届けてっやってよ)
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1.老朽原発・石炭火力の延命・温存を狙う新電力市場のインチキと浅智恵=経済産業省を解体せよ

STOP! 原発・石炭火力を温存する新たな電力市場ーリーフレット
 http://e-shift.org/wp-content/uploads/2020/07/dnrkmndi_ver2.pdf

(関連)STOP! 原発・石炭火力を温存する新たな電力市場ーリーフレット公開! │ eシフト
 http://e-shift.org/?p=3827

(関連)(報告)(6.3)オルタナティブな日本をめざして(第28回):「容量市場と容量メカニズム:老朽化原発・石炭火力の経済的延命策か!?」(松久保肇さん:原子力資料情報室)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-b14139.html

(田中一郎コメント)
 ①容量市場、②非化石価値取引市場、③ベースロード市場、もっともらしきネーミングの新電力市場が経済産業省主導で創られるようです。しかし、この3つの新市場、とんでもない内容のインチキ市場で、要するに「老朽化した原発」と「老朽化した石炭火力」を温存するために(つまりは今ある地域独占型の巨大原発電力会社9社の経営を電力自由化の時代に労せずしてルンルン気分でやっていけるように)、自動的に私たちの電力料金からカネが流れていくように巧みに仕組んだ、ずる賢くも反国民的なトンデモ・メカニズムなのです。世界のエネルギー革命の潮流からも真逆の方向にずれています。詳しくは上記サイトをご覧いただければと思います。こんな「新市場」は絶対にダメです。一刻も早く政権交代を実現し、この新市場を廃止するとともに、我が国のエネルギー政策を脱原発・脱化石燃料の方向で抜本改革していきましょう。巨大地域独占電力会社と経済産業省は、その際に解体です。


2.中村敦夫 怒りん坊の閻魔堂会議|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3899

 仏門に入信をした「木枯し紋次郎」が現代日本にはびこる悪人どもを地獄へと放り込むための「閻魔堂会議」を始めました。全部で26回にわたり日刊ゲンダイに掲載されたシリーズ記事のいくつかをご紹介いたしましょう。まあ、実際問題、この悪人どもを一刻も早く「針の山・血の池地獄」の煩悶煉獄に突き落とす必要がありそうです。永遠の拷問で閻魔さまにその罪を罰してもらえばいい。私たちの穏やかで慎ましき生活を自分たちの私利私欲のために脅かし続けている悪党たちですから。(中村敦夫さんは2016年に出家得度)

(中村敦夫さん 関連)中村敦夫 公式サイト - monjiro.org
 https://www.monjiro.org/

(中村敦夫さん 関連)俳優・中村敦夫が警鐘 「安倍政権は高速道を逆走している」【注目の人直撃インタビュー】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=UgQVnDxfIdc

(中村敦夫さん 関連)中村敦夫氏が語る!『チェルノブイリで分かったこと・・・』-YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=wFYkFXFXZiQ


(1)悪がはびこる現代社会 閻魔様に代わって善人、悪人を選別|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/267847

(一部抜粋)
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(中略)なぜなら、現代社会は悪にまみれておる。その悪を生み出している悪人たちも野放しじゃ。この状況は仏法に反する。しかし、巷の一仏僧に何ができようか?

浅学非才の悲しさ、ひとりでは一歩も進めぬ。そこで、拙僧と交友のあるジャーナリスト、文学者、芸術家、社会運動家、学者、企業引退者など、さまざまなジャンルの志ある人々に呼びかけ、「閻魔堂会議」なるものを立ち上げた。

なあに、週に1度、本堂に集い、酒とつまみで言いたい放題、忖度なしの大論争を楽しもうという趣向じゃ。ここから何かが生まれれば、この上なき幸運。閻魔大王の善人、悪人選別にも、いい材料提供になることじゃろ。
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(2)「少欲知足」で心を洗え 片道切符で地獄行きの列車に乗れ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/268547

(一部抜粋)
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(中略)仏法では、人間を破壊する三毒を指定しておる。すなわち、「貪」「瞋」「癡」じゃ。貪は字のごとく貪欲。果てしない強欲のこと。ところが、近代経済学は、人間の欲望は無限であり、貪欲こそが、経済成長のエンジンだと主張する。だが、本当かね、これ? 欲にまみれて暴走してきた結果が、現在の惨状ではないのか? 人間は3食以上食えないし、したいという贅沢にも限りがある。衣食住が保障されれば、それほどあくせくしない。

動物だって、現在が満腹であれば、それ以上を望まない。投資信託をする猿の話など、聞いたことはないぞ。「少欲知足」、少ない欲望が満たされれば、足るを知る。この言葉は、原始仏教の聖典「スッタニパータ・ブッダの言葉」に記されている。
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(3)議員に立候補するなら資格審査の国家試験を受けさせよ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269192

(一部抜粋)
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(中略)「桜を見る会」を巡る公文書管理に絡む質疑では、北村地方創生大臣はまれに見る醜態を演じてくれた。とにかく、今自分がどういう立場にいるのか、何を聞かれているのかさえ、きちんと自覚していないようだった。この事態を予想し、与党は担当官僚を背後に控えさせ、答弁用のアンチョコ・メモを差し出させた。

ところが、大臣は意味不明の言辞を弄し、時には別の答弁のペーパーを読み出す始末。慌てた官僚が前方のソファにつんのめるという滑稽な場面もあった。客観的に見ても、アルツハイマーの老人が、議場に迷い込んできたという絵である。どうしてこんなことになるんじゃろ?
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(4)ダムはムダ!米国ではダムを壊し生態系回復の公共事業進む|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270519

(一部抜粋)
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(中略)半世紀以上も前に持ち上がったダムの計画が、21世紀になっても、70件以上も生き残っている。財政赤字と環境破壊の元凶であることを誰もが知りながら、公共事業という看板を掲げ、税金をむさぼり食う。

必要もない農道、林道、飛行機の飛ばない空港、船の来ない港。そして、川という川にダムを造ってきた。ゼネコンと土建屋、天下り官僚、政治家だけが潤った。世界ダム会議では「ダムは治水に向かない」が常識だ。米国では、ダムを壊し、川の生態系を回復する公共事業が進んでいる。
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(5)厚労省天下りの巣窟…国立感染研は原子力村同様の感染症村|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272149

(一部抜粋)
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(中略)閻魔堂会議の見立てはこうじゃ。感染症に知識も興味もない内閣は、厚労省に丸投げした。省は下部機関の国立感染症研究所に、さらに丸投げ。感染研は予算も薬の許認可権も握る厚労省の天下りや研究者の巣窟。いわば原子力村同様の感染症村

その中で、WHO職員時代にSARSを経験したX教授が、対策チームの長に着任した。X教授は今回、自論のクラスター撲滅論に固執。本来の段取りである陰性陽性を測るPCR検査を抑制した。結果、収拾がつかない危機を生んだ。X教授は発言や感情にぶれがあり、この大任に耐えられるかどうか心配じゃ。

今頃になってPCR路線に切り替えようと言い出したが、時すでに遅し。日本は10周遅れで感染爆発のトラックを走っておる。とても現実とは思えん。とは言うものの、こんなかたちの即身成仏はなんとか避けたいもんじゃ。
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(6)買収選挙は日本文化?三権分立は三位一体の八百長と化した|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276675

(一部抜粋)
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(中略)閻魔様のお怒りが頂点に達したのは、河井夫妻の公選法違反に関する結末じゃ。夫妻が約100人の自治体首長や地方議員などに、2900万円を配った。見え見えの買収選挙で、証拠も証言も山ほど出た。ところが、河井夫妻は逮捕されたが、金をもらった連中は全員不起訴となった。誰が見ても有罪確実なこのワルどもを、検察は裁判にもかけない。よほどの理由があったはずじゃ。

事情通から話を聴き、拙僧は腰を抜かした。なぜぬけぬけと、多くの人間が買収に参加したかといえば、これまでも同じことをやっていたからということじゃ。

昔の話じゃが、拙僧の実家のある村でも、大人が選挙事務所に行くと、握り飯が渡された。帰宅してそれを割ると、紙に包まれた大枚一枚が出てきたそうじゃ。この手口がまだ残っている所もあるらしいが、今は代わりに現金封筒が乱れ飛ぶという。

問題なのは、住人たちが、地元のボスの言いなりで、当事者意識がないことじゃ。何十年も続いてきた風習だから、悪いとも思っておらん。さすがに大都会では消えた現象だが、広島県クラスの地方には、この種の選挙マシンが今でも稼働しておるとのこと。呆れたもんじゃが、これが現代日本の選挙の本流であり、現実だという。何度選挙をやっても、政治も政治家も変わらず、国力がどんどん低下する道理じゃ。

善悪のけじめをつけるべき司法が崩壊し、民主主義の骨格である三権分立は、三位一体の八百長と化した。明治以来、近代化したのはテクノロジーだけで、精神は江戸時代のままの奇形国家ということか。
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草々 

2020年8月 4日 (火)

(おしどりマコ・ケン調査)Jヴィレッジを高濃度汚染のまま子どもたちのスポーツ施設として開放した東京電力が、更に作業員の被ばく管理をせずに除染(法令違反)、そして除去汚染土を秘密裏に「利用」、グルの福島県庁が「口封じ」

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1. (予約必要)(9.24)オルタナティブな日本をめざして(第50回):「スーパーシティ構想の危険性:後退させられる自治と民主主義」(内田聖子さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-11f035.html


2.(メール転送です)オンライン集会『東電刑事裁判 どうなる東京高裁の審理 そして福島の現状』のお知らせ
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福島原発刑事訴訟支援団会員の皆様・支援者の皆様

コロナ禍の拡大を防ぎ・避けるために、支援団集会もインターネットを活用した集会でも取り組みを準備しました。オンライン集会『東電刑事裁判 どうなる東京高裁の審理 そして福島の現状』を8月22日おこないます。福島原発刑事裁判は、昨年9月19日、東京地裁が東電旧経営陣3名を全員無罪とする判決を下したのに対し、同年9月30日、検察官役の指定弁護士が控訴をしました。地裁判決の内容は、指定弁護士が 「このまま確定させることは著しく正義に反します」というほどひどい内容で、到底受けいれることはできません。今後、舞台は東京高裁に移ります。検察庁の不起訴処分を吹き飛ばした市民の力を信じ、下記のオンライン集会をスタートに、また新たな闘いの一歩を踏み出します。ぜひ、ご参加をお願いいたします。

『東電刑事裁判 どうなる東京高裁の審理 そして福島の現状』
(日時)8月22日(土) 13:30~15:00
(主催)福島原発刑事訴訟支援団
*ZOOMを使用したオンライン集会です

(内容)
佐藤和良   :「支援団団長あいさつ」
河合弘之弁護士:「原発訴訟の全般的な状況」
海渡雄一弁護士:「東電の中で具体的にどのようなことが検討されていたのか、どうして対策を取らない形になってしまっ たのか」
甫守一樹弁護士:「推本の長期評価の信頼性、具体的にどのような結果回避措置がありえたのか」
大河陽子弁護士:「被害の実態と原発に求められる安全性の問題」
武藤類子   :「福島の現状」

*事前の申込みは必要ありません。
*集会の参加費は無料です。先着500人まで視聴できます。
*質問がある方は「チャット」機能を使って書き込んでください。後日支援団のHPに回答を掲載いたします。
*集会参加URL(集会開始時間になったら入室してください)
 https://us02web.zoom.us/j/81503841948?pwd=MXo1RkxaZnc5eHZ1VlVwTXlKSGVuUT09

○集会は録画してYoutubeで配信する予定ですので、この日時に参加できない方はそちらでご覧ください。

○ZOOMを初めて使用される方へ
*スマートフォン・タブレットをお使いの方は、事前にZOOMアプリをインストールしてください(無料)。App StoreやGoogle Playから「ZOOM」で検索し、「ZOOM Cloud Meetings」というアプリをインストールしてください。集会開始時間になりましたら上記の集会参加URLをタップしてください。

*パソコンやMacをお使いの方は、参加URLをクリックすると自動的にダウンロードを要求しますので、許可してインストールしてください(無料)。集会開始時間になりましたら、再度参加URLをクリックして参加してください。

(関連)(報告)新ちょぼゼミ:東電経営者幹部3人の福島原発事故刑事裁判に見る日本の司法・裁判、裁判所・裁判官のデタラメとそのひどさ(日本の司法を解体・再編せよ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-42c18e.html


3.(メール転送です)原発関連裁判
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<FUKUSHIMA….NEVER FORGET, NEVER REPEAT, NEVER AGAIN>
 http://nuclearpowerplant311.livedoor.blog/

<2020年8月の裁判日程>
 http://nuclearpowerplant311.livedoor.blog/archives/25640591.html
<福島原発事故賠償訴訟・判決一覧>
 http://nuclearpowerplant311.livedoor.blog/archives/16593098.html
<福島原発事故賠償訴訟一覧>
 http://nuclearpowerplant311.livedoor.blog/archives/12143668.html
<福島原発事故関連訴訟一覧>
 http://nuclearpowerplant311.livedoor.blog/archives/12143932.html
<福島の原発事故による主な出来事一覧>
 http://nuclearpowerplant311.livedoor.blog/archives/12724073.html
<東日本大震災・福島第一原子力発電所事故後の避難者数一覧>
 
http://nuclearpowerplant311.livedoor.blog/archives/22947421.html
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4.キャンペーンについてのお知らせ · GoTo凍結に向けて · Change.org
 https://cutt.ly/0dQDIcZ


5.(新刊)またね、木内みどりの「発熱中!」-木内みどり/著(岩波書店)
 https://cutt.ly/xdQDLEV


6.クローズアップ現代+「戦争の記憶をつなぐ資料館・慰霊碑の危機 貴重な資料が散逸」 0310 202007302200 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7vb7o2

(国がおかしくなる時は、必ずと言っていいほど歴史の歪曲から始まり、そのためには、過去の悲惨や愚かさを赤裸々に示す「遺品」「遺物」「遺産」「記憶建造物」「写真」その他、一切のものを滅却して「ないものにしてしまう」ことが必須となる。私は、頭がおかしくなり始めている現代日本の「末法的社会現象」の1つとして、上記VTRにあるようなことに対して猛烈な怒りを感じています。75年前に理不尽な境遇の中で戦死していった(そして彼らを兵隊として駆り立て「生きて虜囚の辱めを受ける事なかれ」と煽り立てた連中の多くは占領軍の虜囚となって生き残った)多くの兵士たちの軍服や遺品を身に着けて「戦争ごっこ」をしている若造たちのふるまいについても、死者に対する侮辱として許すことができません。

また、この番組もそうですが、NHKを含む今日のマスごみどもが、過去の戦争を報じる時は、常に「被害者史観」でしか伝えないのですが、しかし、アジア太平洋戦争は大日本帝国による悪辣極まる侵略戦争であり、本来は「加害の歴史」として語り継がれなければならないはずです。そして、そこには日本人をはるかに上回る規模のアジアの人たちの犠牲と被害・悲劇があったのです。その理不尽による悲惨は、今もってあがなわれてはいませんし、償われてもいません。政府や自治体など、権力を持つ者への批判もさることながら、こうした「戦争の記憶」を後世に伝えていけなくなっている今日の日本人の精神的なみすぼらしさ、あまりの下劣さに、つくづくいやになる思いがしています。:田中一郎)


7.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)ヒト胚のゲノム編集は染色体の大規模な破壊をもたらす:「ヒト胚ゲノム編集について広範な研究者・市民の参加による討議の場を設置に関する要望書」(ゲノム問題検討会議)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-31a094.html

(2)官邸落日 側近官僚の暴発|日刊ゲンダイDIGITAL:いつまで続くのか、この腐りきった首相官邸人間たちの「お友だち」ネポティズム政治と権力争い(自民党に投票するからこういうことになるのだ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-f84597.html

(3)保育園行政に見る「市場原理主義アホダラ教」政策の結末=保育士の給料を削りに削って何してんだよ、株式会社保育園!(「ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2」小林美希さん『世界』論文から)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-96cfc7.html

(4)4つあります:(1)巨悪を見逃す東京地裁=豊洲石原慎太郎裁判は原告住民の一審敗訴(2)オリンピックなんぞ早うやめなはれ(3)新型コロナに想う(西尾正道さん)(4)君が代斉唱強制の都教委暴力他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-4f9d9a.html
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今からわずか10年ほど前に福島第1原発原発事故を引き起こし、未曽有の悲劇と環境破壊をもたらした「究極の犯罪会社」=東京電力が、その後始末もきちんとできぬまま、また再び出鱈目なことをやりはじめています。この会社は事実上は福島第1原発事故によって倒産・経営破綻している会社ですが、原子力ムラが乗っ取っている現在のアベ政権・自公政治によって、国民の税金が湯水のように注ぎ込まれることにより生きながらえている典型的なゾンビ企業です。経営トップには経済産業省をはじめ、政府の役人や、財界からも人が出向をし、まさに「悪の巣窟」として、再びのグロテスク極まる原発推進総大将としての「復活の道」を歩んでいるのです。福島第1原発事故の後処理をめぐる出鱈目のみならず、新潟県の柏崎刈羽原発再稼働の動きや青森県の東通原発新規建設計画などが、再び「化けモノ」のごとく、多くの国民の意向を踏みにじって動き出しています。

 <東京電力や福島県庁がJヴィレッジ関連で行ったデタラメ>
(1)Jヴィレッジの放射能汚染をきちんと調べずに子どもたちにスポーツ施設として開放=その後、グリーンピースが調査して告発

(2)上記を受けて、Jヴィレッジの除染を東京電力がやりはじめたが、その作業員の被ばく管理をしないという法令違反(&その合理化言い訳)

(3)Jヴィレッジを除染した結果出てきた汚染土を秘密裏に公共事業として利用したが、その詳細を明らかにせず、8千ベクレル以上の高濃度汚染土についても、その保管場所や保管状況について非公開を貫く(福島県庁の依頼によるもの)

(4)今回の事件関連の情報公開を申請したおしどりマコ・ケンさんたちの個人情報を、法令(福島県条例)に違反して福島県庁と共有化

そして今回の事件発覚でもう一つ驚かされるのは、福島第1原発事故の被害者であったはずの福島県庁が、あたかも東京電力の悪事のグルとなるかのごとく、Jヴィレッジの放射能汚染をロクすっぽ調べもしないで子どもたちにスポーツ施設として開放したり、2020年東京オリンピックで使おうとしたり、あるいはJヴィレッジから除去された汚染土の処分など不都合事項の隠蔽を東京電力に要請したり、この事件に関して福島県庁に情報公開請求をしたおしどりマコ・ケンさんたちの「公開請求に伴って福島県庁に提出した個人情報その他」を、何と水面下で東京電力に伝えるという法令違反(条例違反)までを行っていました。許せんな、というよりも、このアホ県庁、何とかしないと、これからもまともな行政など絶対にしませんよと、申し上げておかなければいけません。

私が前回の福島県知事選挙で申し上げたように、福島県民が「最悪の知事候補」である内堀雅雄元副知事(こいつはもともと福島県出身ではなく、原子力ムラ現政府の手下・隠密であるだけでなく、福島第1原発事故の原因をつくった張本人の1人でもあります)なんぞを知事に選び、そして最近では、この内堀に対する支持率が高い、などという愚かな状況をつくり上げているところに大問題があるのです(他方でこの内堀雅雄が原発事故で避難を余儀なくされている方々に対して行っていることも許せない話です(住宅取り上げ他)=まさに加害者・東京電力や事故責任者・国の手下・手先となって動いています)。今や福島県民のうち、内堀雅雄現知事を支持する人たちは、原発事故の被害者の立場から、新たな原発関連犯罪をバックアップする加害者側の立場に転換しつつあると言っても過言ではありません。早くその姿勢を改めなければ、ますます深みにはまっていくだけです。

ともあれ、東京電力=この会社はいったん解体しないとダメです。送配電部門は取り上げる必要がありますが、更に発電部門も小売部門も、その他関連会社も、みな細切れにして分割再出発をさせないとダメなのです。もちろん原発部門などは国の責任で直ちにスクラップです(東京電力管内=関東地区において、電力自由化の理想的なモデルケース(制度的枠組み)を行政主導で創り上げればいい=それが全国のモデルケースとなる)。東京電力を牛耳っている現在の幹部役職員などは、みな「公職追放」です。

おしどりマコ・ケンさんたちが「命がけ」で調べてくれたこの問題、そして東洋経済の記者も追いかけてくれているこの問題をうやむやにせず、東京電力と福島県庁を徹底的に追及していきましょう。私たちは今後の動きに目を光らせる必要があるのです。

(必読記事その1)(別添PDFファイル)Jヴィレッジ高濃度汚染土のゆくえ(イントロ部分)(おしどりマコ『科学 2020.8』)
https://www.iwanami.co.jp/kagaku/
ダウンロード - efbcaae383b4e382a3e383ace38383e382b8e9ab98e6bf83e5baa6e6b19ae69f93e59c9fefbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e3818ae38197e381a9e3828ae3839ee382b3e3808ee7a791e5ada620e3808fefbc89.pdf

(一部抜粋)
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(中略)Jヴィレッジから出た汚染土壌は,そもそも福島第一原発事故で発生した放射性物質で汚染されたのだが 一旦,放出されたものなので100Bq化g以下のクリアランスレベルは関係ないというのか 現在の日本の法体系だというのである。そして,環境省の除染計画から外れれば 汚染対処特措法も関係なく,汚染廃棄物の管理義務はない。

日本の環境基本法は長らく放射性物質を除外規程していだが 原発事故後の2012年にその除外規程は外された。しかしまだ関連法,規制基準が未整備で 土壌汚染対策法などは放射性物質の除外規程がそのままである。だから,環境省さえ特措法から東京電力を逃せば 水面下の汚染土壌の再生利用は可能なのである。

このあたりが 福島県が東京電力と馴れ合って情報を隠したがっている背景ではないかと筆者は考える。福島県は,佐藤栄佐久・元知事の時代に,福島第一原発の問題を隠ぺいざれていたことに大きく抗議した過去がある。そのときは,福島第一原発の長年の検査のごまかしについてリークが現場からあった。あろうことか,リークを受けた原子力安全・保安院(保安院)は,東京電力にその内部告発を名前入りで漏えいしていたのだ。しかし.佐藤栄佐久・元知事が東京電力に対して厳しく対処したため,その後は保安院ではなく,福島県に内部告発が相次いだと佐藤栄佐久・元知事から筆者は聞いた。

現在の福島県はどうだろうか?関西電力と高浜原発立地自治体である高浜町の元助役との癒着,金貨入りの菓子箱などが問題になっていたが 東京電力と福島県エネルギー謀もそのような長年の親密さはないのだろうか? 個人情報漏えいに関して,筆者は代理人弁護士とともに7月8日に県知事に申し入れをする。この後もJヴィレッジの案件に関して取材を続ける。
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(みなさまには、岩波月刊誌『科学』という出版を支えるためにも、また、このおしどりマコ・ケンさんたちの貴重な調査報告の全文をご覧いただくためにも、是非、原本を書店にてご購入の上、ご覧ください。岩波月刊誌『科学』の8月号には、このレポート以外にも、新型コロナ関連も含めて貴重な論文が多く掲載されていて、とても充実した内容の月刊誌になっています。:田中一郎)

(関連)制定しよう放射能汚染防止法 総理!逃げた後はどうなりますか-山本行雄/著(ブイツーソリューション)   
 https://cutt.ly/ndWoAPe

(以前より何度も申し上げてきましたが、これからの脱被ばく運動は、上記の本に書かれていることを運動の大きな目標の1つにして全力で取り組む必要があります。まだお読みでない方は是非ご覧ください。必読書ですが、内容は平易です。:田中一郎)

(関連)おしどりマコ・ケン ポータルサイト
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(1)【速報】聖火リレーのスタート地点の汚染は100万ベクレル-kgを超えていた(東電測定) - 取材 - OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4297

(2)【続報】聖火リレースタート地点の汚染(103万Bq-kg)を報告しない東京電力、公表しない環境省 - 取材 - OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4392

(3)Jヴィレッジ「除染」は作業員の線量管理をしていない除染電離則違反!?その上、東電は汚染土壌をすでに再生利用したが濃度と利用先は非公開!! - 取材 - OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4634

(4)Jヴィレッジの除染土の再利用問題、環境省は確信犯?「関係者」とは一体どこ? - OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4690
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(関連)環境省_Jヴィレッジ及びその周辺における空間線量率の測定結果等について
 https://www.env.go.jp/press/107536.html

(関連)Jヴィレッジ 除染せずに返還 東電 駐車場の空間線量異常問題(共同通信)-Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8072a1800d5aadd6df0a4f9f53a8a15ddcc2aabe

(関連)Jヴィレッジ・楢葉町営駐車場における原状回復工事および線量低減措置について(東京電力ホールディングス(株) 2020年5月18日)
 https://cutt.ly/gdQ37yE


●(必読記事その2)Jヴィレッジ除染めぐる東電と福島県の隠し事 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/358467

(関連)福島のJヴィレッジ、「除染せずに返還」の真相 - 資源・エネルギー - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/340134

(関連)グリーンピース・レター
 https://storage.googleapis.com/planet4-japan-stateless/2019/12/368dd050-%E3%82%AB%E3%83%8F%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BC2019%E5%B0%8F%E6%B3%89%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%A4%A7%E8%87%A3%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E8%AA%BF%E6%9F%BB.pdf

(関連)除染電離則
 https://cutt.ly/jdQ4hy8
(関連)Microsoft Word - 第3回Jヴィレッジ復興プロジェクト委員会議事録.doc
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/life/229817_526850_misc.pdf


 <おしどりマコ・ケン関連サイトから>
 いずれも東京電力、及びその背後にいる経済産業省や原子力「寄生」委員会・「寄生」庁などの政府、および福島県庁など、「原子力ムラ連合共同体」による、福島第1原発事故を忘れたデタラメ、インチキ、嘘八百とその隠蔽を告発する内容です。信じがたい話ですがこれが実態です。こうしたことが積み重なって、また再びの原発・核燃料サイクル施設の大事故へとつながっていくのです。

(1)【ALPS処理水】「致死量に満たない毒入りリンゴだから安心と言われて食べますか」【こどけん通信】 - ALPS - OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4800

(2)【福島第一】測定員不足、計器故障、二次処理の実験もされないまま議論は大詰めに【ALPS処理水】 - ALPS - OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4760

(3)【福島第一】内部被ばくの替え玉測定、常習に気付かず。IDカード管理が杜撰で、誰でも取り放題。 - 取材 - OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4576
草々


 <追>昨今の脱原発・脱被ばく関連情報
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1.「子ども脱被ばく裁判」結審=判決は来年2021年3月1日

以下はメール転送です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★ご報告
昨日7/28は「子ども脱被ばく裁判」の結審でした。ご参加下さった皆さま、ご支援下さった皆さま ありがとうございました。取り急ぎ、判決は来年の3月1日になった事をお知らせ致します。(中略)なお、下記のようにNHK福島が取材にきて 地元ではテレビでも放送されました。

「被ばく受けた」争点の裁判結審 (NHK福島、2020年7月28日)
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20200728/6050011125.html

(関連)(別添PDFファイル)「子ども脱被ばく裁判」最終準備書面要旨(2020年7月28日)
 http://fukusima-sokaisaiban.blogspot.com/

(関連)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 子ども脱被ばく裁判 第5弾 裁判動画視聴感想
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2020/08/blog-post_74.html


2.(別添PDFファイル)チェルノブイリ原発事故汚染のベラルーシ「医療支援ネット」30年、甲状腺1300人に移動検診(東京 2020.7.27)
 https://www.chunichi.co.jp/article/95350


3.(別添PDFファイル)これは「復興」ですか? 白砂青松が消えていく(豊田直己『科学 2020.8』)
https://www.iwanami.co.jp/kagaku/
ダウンロード - e799bde7a082e99d92e69dbee3818ce6b688e38188e381a6e38184e3818fefbc88e8b18ae794b0e79bb4e5b7b1e3808ee7a791e5ada6202020.8e3808fefbc89.pdf


4.いったいどっち?産業部長はHEPAフィルタ設置を「安全確保」と再び明言ー矛盾する裁判答弁-ちくりん舎(NPO法人市民放射能監視センター)
 http://chikurin.org/wp/?p=5814


5.タマネギ小核試験による 福島汚染土壌を用いた放射線影響 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9308
以 上 

2020年8月 1日 (土)

(他のMLでの議論)「「命の選別」と反緊縮は相容れない 」という「薔薇マークキャンペーン」について=「命の選別」を肯定するか否かは「緊縮か反緊縮か」とは直接関係はありませんし、一過性バラマキ政策は正当化できません

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-dda34a.html

(関連)(報告)(7.28)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」(その1)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-eaddb8.html
(8/25は上記7/28の続きです:田中一郎)


2.キャンペーン · コロナの危険の中で学ぶ子どもたちに、少人数学級と豊かな学校生活を保障してください。 · Change.org
 https://cutt.ly/IdeCzAe


3.立民代表、玉木氏に不快感 合流「まとめる気あるか」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/44627?rct=politics

(田中一郎コメント)
 枝野さん、あなたは御用組合「連合」(自民党や国民民主党の支持団体)から尻を叩かれて、本来なら相手にする必要がない玉木雄一郎やら前原誠司やら野田佳彦やら電力総連バックに国会議員になっている連中に声を掛け、「反自民・非自民野党の総結集」を「口先交渉」でやろうとしていますね。そんなもの、うまくいきませんよ。彼らはあなたの「弱み」につけ込んで、ああしろ・こうしろと言っているだけで、その狙いは彼らが単独で衆院選に臨めば、一部の選挙に強い国会議員を除いて、その大半が落選するので、それを回避するためにあなたの党を「踏み台」にしようとしているのです。何と言っても彼らは有権者・国民の信頼を喪失し、支持率は今でも1%程度の過ぎないですから。

あなたがなすべきことは、まずもって自分たち自身=つまり立憲民主党の覚悟と姿勢をはっきりさせ、断固として安倍政権・自公政治に立ちはだかり、この8年間で壊されてしまった日本を必ずや回復させ、21世紀の「オルタナティブな日本」へ向けた政治を実現する、ということを「口先」ではなく「行動」でもって示すことです。そのためには、地方選挙も含めてあらゆる選挙で「自民党との相乗り」(例:京都市長選挙)をやめると同時に、山本太郎「れいわ新選組」や共産党ともしっかりと肩を組み、彼らを最大限に尊重してWINWIN関係を築き、一丸となって政策公約を明らかにしたうえで街頭に出ていくことです。有権者・国民に繰り返し繰り返し訴えていくことです。その際に、山本太郎「れいわ新選組」が言う「消費税5%減税」や、共産党が言う「安保法制即時廃棄」は、絶対に避けて通れませんよ。

あなたや立憲民主党が、衆議院選を目前にした今、依然として低支持率で低迷している最大の原因は、上記で申し上げていることを実現する努力を怠ってきたからにほかなりません。このまま行けば次期衆院選はボロ負けです。東京都知事選の結果を見たでしょう! 仮に国民民主党と形だけの統合をしてみたって、ことは変わりません。有権者・国民は、「またあいつら負け組選挙互助会をやってんのか」と見ていますから。ポイントは、あなたや立憲民主党が、真に有権者・国民のための政治をして「オルタナティブな日本」を必ずや実現しますという「有権者・国民」との約束をしっかりと態度で示し、志を同じくする政治家を結集して、有権者・国民の信頼と支持を回復させることです。

そうすれば、国民民主党に在籍するリベラル系議員を中心に、五月雨式に、雪崩現象的に、国民民主党から立憲民主党への移籍の動きは自然発生的に起きてくるのです。その結果、上記で申し上げたような「国民民主党や無所属のカスみたいな議員」たちは孤立していくでしょう。無視できる存在に落ちていきます。そして、革新系の諸悪の根源とも言うべき労働貴族・御用組合「連合」の中でも「動き」が出てくるでしょう。「連合」は分裂して「真の労働運動」ができる「働く者のための労働組合」にならなければ未来はありません。今は自民党を最も支持するクソ労働組合です。

要するに、あなたや幹事長の福山哲郎は、野党第1党のトップとして、なすべきことをしていない、困難突破の処方箋の認識を誤っている、ということです。「善は急げ」で、一刻も早く態度を改め、国民民主党ではなく、「オルタナティブな日本」の選挙公約と候補者統一に協力してくれる他の政党(とりわけ山本太郎「れいわ新選組」や共産党)との協議を開始することです。そして「街頭へ」。


4.(メール転送です)村田光平さん(元駐スイス大使)からのメールです(英文は省略)
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皆様、バッハ・IOC会長宛メッセージをうっかりして英文のまま送らせていただきました。失礼の段お許し願います。その趣旨を所感を交えお伝えいたします。

インドの傑出した政治家からいただいたインドの主要紙が「五輪の中止は選手にとり耐え難いこととはいえ、人命を危険にさらすスポーツはいかに大事なものであれ挙行するに値しない」と報じていることをバッハ会長に伝えました。また、日本ではコロナ危機が第2波の到来で深刻化を深めており、児玉龍彦教授が7月17日にテレビで新型コロナヴィールスの「エピセンター化」(ヴィールスを発生させる震源)となりつつある可能性がある新宿区の全員のPCR検査を必死に訴えたにもかかわらず、いまだに放置されているのは五輪配慮が障害となっている旨、また、全世界はこのような政治の介入は五輪憲章に反すると確信している旨を伝えました。

五輪開催は既に世論調査では半数以上の国民の反対意見が開示されているにもかかわらず、白血病から生還された池江璃花子さんまで世界に発信させたりまでして、日本のメディアが宣伝をしていることを市民社会は嘆いております。国際社会も確実に上記のインド紙にみられる通り中止を求める動きを強めつつあります。福島事故に由来する放射能の危険を無視し続け、同事故の教訓「経済重視から生命重視」が忘れられている現状は、先行きが危ぶまれる「Go To Campain」と共通するものがあることが改めて想起されます。

マスコミやSNSの一部の参加者は来年の五輪が織り込み済みのような既定事として報じています。五輪開催は既に世論調査では半数以上の国民の反対意見が開示されているにもかかわらず白血病から生還した、池井選手を発言させたり、宣伝をやっています。こういう宣伝工作のお先棒を日本のメディアは担いでいるのです。
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5.末法の世・ニッポン=諸悪の根源は政治(家)でありオバカの有権者である
(1)各地で最多「再拡大」鮮明に - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6367100
(2)【安倍政権】八方塞がりの安倍政権 野党の国会召集要求無視で時間稼ぎ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276644
(3)「国民への説明できないなら首相辞任を」 共産・小池氏:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN7W6DG3N7WUTFK015.html
(4)布マスク8千万枚、一律配布を断念へ 余剰分は備蓄に [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN7Z4PYCN7ZUUPI001.html?ref=mor_mail_topix3_6
(5)【小池百合子】小池知事は自信満々も…“夜の街”ステッカー義務化の危うさ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276647
(6)コロナ拡大の中、2週間で5回不倫デート 厚労省の橋本岳副大臣と自見英子政務官が交際 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/39350
(7)タービンの羽根、腐食などで破断 熊本発日航機の部品落下で運輸安全委(熊本日日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/53e397918960261da0e99042cb88ac757be54d35
(8)国会中に机の下で本熟読 波紋 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6366862
(9)ALSは業病 石原慎太郎氏謝罪 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6367061

(これで何度目か!? 何を「国士」気どりしてんだよ! )
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他のMLでの議論です。「「命の選別」と反緊縮は相容れない」という「薔薇マークキャンペーン」についてですが、「命の(政治的)選別」を肯定するか否かは「緊縮か反緊縮か」とは直接関係はありませんし、一過性バラマキ政策(ヘリコプターマネー、ベーシックインカムなど)は、こんな理屈では正当化できません。以下、「薔薇マークキャンペーン」の出した声明と、それに対する私のコメントをご紹介します。

「薔薇マークキャンペーン」もまた「命の(政治的)選別」は許さないとしていますから、その点ではほっとしてしますが、しかし他方では、「オルタナティブな日本」を目指す政策の基本的な考え方=「反緊縮」の方針が「濫用」され、MMTなどという「世間知らずの机上の空論」が駆り出されながら、日本がおかしな方向へと導かれるのを看過するわけにはいきません。修正資本主義ならぬ「修正市場原理主義」とでもいうべき「バラマキ型反緊縮」政策(その認識の根底に「どん底へ向けての競争」の容認ないしは受入があります)に対しては、しっかりと「NO!」を突き付けなければ、私たちはアベ政権・自公政治の後に、また再び愚かな政治をつかみ取ることになるでしょう。

(「バラマキ型反緊縮」政策の誤りは、①1人・1社に対する交付金額が小さくて効果が薄い割には、のべつくまなく配布するので必要財源が巨額になること、それを国債の日銀引受(事実上を含む)で調達しようとしていること(黒田日銀の異次元緩和をもっと激しくやれということと事実上同じ)、一過性であること、税制抜本改革や社会(保障・福祉)政策などのきめ細かな制度改正が視野に入っておらず不勉強な対症療法的な考え方であること、などです)

(関連)(増補版)ベーシックインカム待望論の危うさ(大崎明子『週刊東洋経済 2020.7.18』)と『週刊エコノミスト』のベーシックインカム特集=竹中平蔵もこよなく愛する究極の市場原理主義政策、それがベーシックインカムです。- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-2c2fe4.html


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1.【声明】全ての個人が尊厳ある人生を送れる社会の実現をーー「命の選別」と反緊縮は相容れない - 薔薇マークキャンペーン
 https://rosemark.jp/2020/07/31/2020073101/
 https://rosemark.jp/2020/07/31/2020073101/

(このメールの最後にコピペを張り付けておきます)


2.私からの発信メール:「命の(政治的)選別」を肯定するか否かは「緊縮か反緊縮か」とは直接関係はありません(一部加筆修正)
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先般も申し上げましたように、「命の(政治的)選別」を肯定するか否かは「緊縮か反緊縮か」とは直接関係はありません。

私は「反緊縮」ですが、(「緊縮」=「命の選別を認める」、「反緊縮」=「認めない」)こういう恣意的な区分けをしたら、「緊縮」の人たちは怒りだすのではないかと思います。たとえ「緊縮」の立場であっても、「人は生きているだけで価値がある」という思想を持つこととは矛盾しないですし、仮に「反緊縮」の考え方であっても、1人当たりわずかばかりの現金をのべつくまなくバラまいて、巨額の財源を浪費するような「放漫財政型反緊縮」なら、経済的な観点から見た事態はちっとも改善されません。

要するに、「反緊縮」型財政政策論を「命の選別」問題と結びつけて自己正当化するのは、私は変だと申し上げているのです。

(関連)松尾匡立命館大学教授「大西つねきさんの発言をめぐって」に関する私からの若干のこと- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-be37bc.html

(関連)「命や人間の「選別」は絶対に許さない」=「れいわ新選組」の大西つねき氏除籍処分と山本太郎代表記者会見録画=世の中よりも高いモラルや規律水準をもち、初心を忘れずに「世直し」に邁進してください- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-2dfe11.html


そして案の定、上記「声明」の最後には、一過性型で1人or 1社当たりわずかばかりの現金をのべつくまなくバラまいて、巨額の財源を浪費するような「放漫財政型反緊縮」政策が並べられています。こんなことをやっていても問題の解決にはならず、日本経済はますますの苦境に陥っていくでしょう。(際限なき円安リスクが浮上してくる可能性あり)、ということです。本命は「必要な人に必要なだけ」という原則を、さまざまな制度として法制化し、それを恒久化していくことです。その最重要なものが「生活保護」ならぬ「(権利としての)生活保障制度」であり、拡充された「支援付失業保険制度」であり、「地方振興公社」によるロスジェネ世代を中心に数百万人の人を正規職員として採用して地方に派遣し、そこで定住してもらって、そこで地域振興の仕事をしながらスキルアップをし、まっとうな住宅に住み、相応の所得収入を得て生活を安定させていく、そんなキャリアルートを政府が責任をもって用意することです。

(関連)ロスジェネ世代の救済(正規職員として安定雇用)は日本経済の救済・再建と同義である=ニュー・ニューディール政策(NND)による「地方振興公社」(新設)を軸に経済政策の抜本転換をはかれ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-5333dd.html

また追記しておけば、この会(「公正な税制を求める市民連絡会」:下記参照)の事務局は、未だに「選別政策」「普遍主義政策」などという市場原理主義イデオロギーに毒された用語を使って、社会政策を表現しているようです。何度言ってもわからない人たちだなという印象です。およそ政策というものは「ターゲット」を決めて行われるものであり、それをいちいち「選別だ」などとは言わないのです。(中小零細企業にターゲットを絞る)中小企業対策が「選別主義だ」とも言わないし、(過疎化する地域にターゲットを絞る)「過疎地域振興政策」も「選別主義だ」などとは言いません。

(関連)公正な税制を求める市民連絡会 - 広がる貧困と格差の是正に向けて
 http://tax-justice.com/

(上記サイトのイベント情報のところに「「諸外国に学ぶコロナ危機対応⑤」は、選別主義の日本とは異なる普遍主義の国、世界幸福度ランキング第2位のデンマークを取り上げます」という記載があります)

しかし、こうした(ターゲットを決めて実施する)「政策」として当たり前の在り方を、「生活保護」や反貧困対策についてだけ「選別主義」だなどと言っているのは、市場原理主義者たちによる社会保障政策への誹謗中傷のたぐいなのであって、そのイデオロギー攻勢を受入れるかの如く、「世直し」をしようとする側が「我が国の選別主義的な政策」などと表現していては、お話にならないのです。かつてガット・ウルグアイラウンドやWTO設立問題の折に流行した「貿易歪曲的農業政策」はダメだ、という市場原理主義的イデオロギー表現と似たり寄ったりと言えるでしょう。ダメなのは「貿易歪曲的農業政策」ではなくて「農業歪曲的貿易政策」なのです。「貧困の哲学」ではなくて「哲学の貧困」です。

(関連)20200620 UPLAN 田中一郎「マイナンバー&カードの危険性」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=g_ISO_ZJTrs&t=375s
 https://www.youtube.com/watch?v=8PECMRMDlQU&feature=youtu.be

(上記VTRの最初のところで「選別主義」「普遍主義」という用語の批判をしています)

(関連)バラマキ政策の根拠となったアメリカ生まれの「納税者反乱論」(2020年4月27日)
 https://cutt.ly/as6LkfX


「人は生きているだけで価値がある」という思想は、日本国憲法第25条の「生存権保障」と表裏一体です。そして生存権保障は、経済的な貧困や困窮に追い込まれている方々に対して「選別」をして施し物をすることではありません。まさに「生存権」という、一人一人の人間としての「生きる権利」の発現として政策がなされるのであり、政府側から見れば、「健康で文化的な最低限度の生活」という生存権をどんな方々にも保障する「責任と義務の履行」として、なされるのです。「選別」も「普遍」もありません。

日本国憲法
(関連)〔生存権及び国民生活の社会的進歩向上に努める国の義務〕
第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

安倍晋三とあかねちゃん
 https://cutt.ly/udrtk7u

(それぞれ下記に読み替えてください)
安倍晋三「戦争に行ってくれませんか?」⇒「選別政策をやめてバラマキで行きたいと思います」
あかねちゃん「ポツダム宣言読んでから言えよカス!」⇒「日本国憲法読んでから言えよカス!」
草々

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(追)【声明】全ての個人が尊厳ある人生を送れる社会の実現をーー「命の選別」と反緊縮は相容れない - 薔薇マークキャンペーン(全文コピペ)
 https://rosemark.jp/2020/07/31/2020073101/

【声明】全ての個人が尊厳ある人生を送れる社会の実現を――「命の選別」は反緊縮と相容れない:2020年7月31日

薔薇マークキャンペーン代表    
松尾 匡(立命館大学経済学部教授)

薔薇マークキャンペーン呼びかけ人 
西郷 南海子(薔薇マークキャンペーン事務局長)
朴 勝俊 (関西学院大学総合政策学部教授)
池田 香代子(翻訳家・作家)
稲葉 振一郎(明治学院大学社会学部教授)
色平 哲郎(佐久総合病院医師・社会運動家)
岩下 有司(中京大学名誉教授・経済学)
北田 暁大(東京大学大学院情報学環教授)
岡本 英男(東京経済大学学長)
小田中 直樹(東北大学大学院経済学研究科教授)
梶谷 懐(神戸大学大学院経済学研究科教授)
桂木 健次(富山大学名誉教授・経済学)
岸 政彦(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)
西郷 甲矢人(長浜バイオ大学教授・数学)
斎藤 美奈子(文芸評論家)
橋本 貴彦(立命館大学経済学部教授)
森永 卓郎(獨協大学経済学部教授)
山本 圭(立命館大学法学部准教授)
菊池 恵介(同志社大学GS研究科教授)
内田 樹(神戸女学院大学名誉教授・京都精華大学客員教授)
ブレイディ みかこ(保育士・ライター)
(順不同)

目次
反緊縮は「命の選別」を許さない
新自由主義の人間観に対決する「人は生きているだけで価値がある」という思想
全ての人が尊厳のある人生を送れる社会を実現しよう
薔薇マークキャンペーンへのご賛同のお願い
反緊縮は「命の選別」を許さない


 7月23日、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した京都市の女性に薬物を投与して殺害したとして、2人の医師が逮捕されました。この事件を受けて、一部の政治家が安楽死や尊厳死についての議論を呼びかけましたが、これは決して許されるものではありません。

逮捕された医師の一人は「高齢者への医療は社会資源の無駄、寝たきり高齢者はどこかに棄てるべきと優生思想的な主張を繰り返し、安楽死法制化にたびたび言及していた」と報じられています(「京都新聞」7月23日)。ここには、2016年に起きた「津久井やまゆり園」の大量殺傷事件において、植松聖死刑囚が、自らの行為を正当化する根拠として、社会保障費の増大による財政危機を持ち出していたのと、同根の考え方があることは否定できません。

財政危機論が煽られ緊縮政策が進められる現在の日本において、少なくない人々が、自力で生活できない人のために社会保障費を増やし続けて大丈夫だろうか、という漠然とした不安を抱かされています。こうした不安に付け込む形で、安楽死や尊厳死についての議論が進められることは、非常に危険といわざるをえません。死についての自己決定権の問題であるかのような外見の下に、生きたいと願う人に死を選ぶ強い圧力を感じさせてしまう社会がつくられてしまいかねないからです。

さらに、いわゆる延命治療を望まないとしても、緊縮政策は「生きてきてよかった」と思える丁寧なケアを実現するために、決定的な制約となることを指摘しておかなければなりません。本当に当人にとって「生きていてよかった」と思える丁寧なケアを実現するためには、緊縮政策下での延命治療よりも、多くの人手と医療資源が必要でしょう。医療をめぐって、当事者の自由な自己決定は、緊縮政策の下では実現できないのです。

このような「命の選別」を絶対に許さず、全ての人が「生きていてよかった」と感じられる社会を目指すのが、反緊縮の思想であったはずです。

ところが、反緊縮を掲げる勢力の中から、「命の選別」を正当化する主張がなされるという重大な出来事が起きてしまいました。れいわ新選組の構成員であった大西つねき氏が、労働供給の制約を根拠に、「命、選別しないとダメだと思いますよ」「その選択が政治なんですよ」と発言し、れいわ新選組を除籍されたのです。この大西つねき氏の発言は決して許されるものではなく、反緊縮の根本思想と絶対に相容れないものです。

たとえ、経済的な理由から肉親の延命治療を断らざるを得なくなったり、医療資源の不足で医療労働者がトリアージ(災害などで多数の患者が同時に出た時、治療の優先度を決定して選別を行うこと)を余儀なくされたりする状況があったとしても、そこで何よりも問題にすべきなのは、現場の関係者にそのような苦渋の選択を強いる貧弱な医療体制であり、こうした貧弱な医療体制をもたらしてしまった緊縮政策です。反緊縮運動がやるべきことは、現状の貧弱な体制を前提にして、外部の者が聞きかじった情報をもとに、現場の関係者が思い悩まなくて済む方向へ公的制度を向けるよう議論を急かすことではなく、現場の関係者の苦渋の思いをみんなで分かち合いながら、緊縮政策への怒りに向けていくことであるはずです。

新自由主義の人間観に対決する「人は生きているだけで価値がある」という思想、緊縮政策をもたらしてきた新自由主義の思想には、人間を「使える」「使えない」で選別する能力主義があります。その根底には、「理性」を身体の上位に置き、身体は「理性」の入れ物に過ぎないという人間観があります。ここから、お金儲けのための理性的な計算や、公共的な事柄についての理性的な考察を個人に課し、その優劣によって個々人をランクづけして、不遇な結果を自己責任として突き放すのです。資本や国家への貢献度によって個々人を優劣づける思想の蔓延こそ、この社会を生きづらいものにする根源になっています。

こうした新自由主義の人間観と最も鋭く対決するのが、「人は生きているだけで価値がある」という考え方です。これは、理性に代えて「生きているだけ」で存在する生身の身体を政治的舞台の主人公に据え、空腹の胃袋や筋肉痛の手足の感覚・感情をも根拠にして、エリートの「理性」が押し付けてくる強者の都合に反逆するものです。私たちは、この「人は生きているだけで価値がある」という言葉こそ、反緊縮思想の核心であり、現在の生きづらい社会に対する最も確かな対決軸となるものだと考えます。99%の側の全ての庶民に——明確には言語化されていないかもしれないけれども——共通する、まっとうな怒りや願望に依拠し、それを汲み取ってスローガン化してこそ、様々な場面で立ち上がった広範な人々に支えられる形で、緊縮勢力に勝つことのできる政治的な連携をつくっていけるはずです。

理性的な自分が、自身の発言をうけた大衆の判断による負託にもとづき生身の命を救うか否か判断を下していくという大西つねき氏の発言(※1)は、こうした考え方と対極にあるものです。これは、生身の個々人のコントロールのきかない外から、エリートの理性の選択が生身の個々人の誰彼を選別して損壊してくるということであり、絶対に容認するわけにはいかないものです。

全ての人が尊厳のある人生を送れる社会を実現しよう、「人は生きているだけで価値がある」という思想は、「生きているだけ」で存在する生身の個人を主人公に据え、全ての「生きている」人を尊厳ある権利主体として扱うことを要請します。身体反応レベルの選択は、いわゆる理性的選択と優劣なく、最大限尊重しなければならないものです。ここに「命の選別」が入り込む余地は全くありません。この立場は、大西つねき氏が「命の選別」の根拠として持ち出してきた(※2)労働供給の制約の問題を考慮しても、変わるものではありません。

たしかに、将来的に、高齢化の進行により医療・介護などに人手がたくさん必要になり、それらの部門で必要になる物財の生産のためにも人手が必要になって、労働不足が発生することを心配する人も少なくないでしょう。しかし、この場合でも、社会の合意によって選別されるべきは「命」では絶対にありません。全ての生身の個人の尊厳を守ることを絶対に譲れない大前提として、労働の配分をどのように選択していくかが問われるべきなのです。

例えば、機械や工場の生産が過剰な場合はそれを抑えるために法人税を上げたり、カジノなど一部の富裕層の利益にしかならない事業に財政支出することを止めたりすれば、これらへの労働の配分を減らして、介護分野にまわすことが可能になります。また、今後、介護分野を含む様々な産業においてロボットやAIの開発・活用が進んでいくことも考慮すれば、既存の予測の延長線上で考えるよりもはるかに、労働配分の選択の余地が広がっていくはずです。

介護(ケア)は、対象者の命や生活をサポートする重要な仕事です。実際、介護の仕事にやりがいを感じ、個人の尊厳を守るために奮闘しているたくさんの人たちがいます。しかし,同時に、介護の現場では、その責任の重さとつり合いの取れない厳しい労働条件を強いられています。ケア労働が正当な社会的評価を受けるためにも、政府の支出を傾けていくべきなのです。とりわけ、現在、介護分野における人手不足の根本原因となっている低賃金を解消することは急務です。高齢者の介護のために若者の時間を費やさせるのが気の毒だという理由で、介護労働の節約を考える必要は全くありません。

いうまでもなく、ケアを必要とするのは高齢者だけではありません。子ども、病気になった人、障がいを持つ人など、様々な人たちがケアを必要としています。その全ての現場において、生身の個人の尊厳が守られる体制をつくっていく必要があります。

いま緊縮政策がもたらしているのは、「生きているだけ」で存在している生身の個人が損壊されるか否かが、所得の大小や雇用にありつけているか否かで選別されてしまうシステムです。こうした選別が、分別ぶった財政規律論のお説教で押し付けられてくることに反対するのが反緊縮の思想です。「財政」も「通貨」も、人が生きていくための決まりごとにすぎません。それを自己目的化して、生身の個人を犠牲にするのは本末転倒です。私たちは、全ての人が尊厳のある人生を送れる社会の実現に向けて、反緊縮プログレッシブ運動の形成を目指していきます。

※1「私が「政治家が命を選別しなければならない」と思わず言ってしまったのは、このように命の選別になりかねない考えも恐れず発信し、場合によってはそれに賛同する人々の負託を受けて、代理人とし実行する仕事であるということです」(https://www.tsune0024.jp/blog/7-17<7/17 大西つねき会見全文>)

※2「お金がいくらでも作れることが理解されれば、上限はお金ではなく、それで動かせる人の時間と労力という「実体リソース」の有限性になります。少子高齢化で人口バランスがとてもいびつになる中、果たして十分な人材を確保できるのかどうか」(同上)

 

2020年7月30日 (木)

(報告)(7.28)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」(その1)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)

前略,田中一郎です。


さる2020年7月28日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、標記「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」(「新ちょぼゼミ」)を開催し、私からその評価すべき点や問題点についてコメントさせていただきました。以下、当日の資料や録画を添付して簡単にご報告申し上げます。なお、この続きは、来月8月25日(火)に、同じくたんぽぽ舎において、午後7時から「新ちょぼゼミ」の形で予定しています(下記参照)。また、山本太郎「れいわ新選組」の経済政策に限らず、近未来の衆議院選挙へ向けて、様々な観点から意見交換を行いたいとも思っておりますので、ご希望の方は私宛ご一報ください(「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、あと若干名の参加に限ります)。

今回取り上げた山本太郎「れいわ新選組」の経済政策
 https://reiwa-shinsengumi.com/policy/
(「れいわ新選組」HPでは「政策 - れいわ新選組」と表示)

(予約必要)(8.6)少人数意見交換会(次期衆議院選挙へ向けて)
 中央区明石町区民館において、標記意見交換会を実施いたします。「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、参加人数を絞りますので、参加ご希望の方は私宛ご連絡ください。どなたでも参加可能です。(現在のところ13名様が参加予定:あと若干名参加可能)

日 時:2020年8月6日(木) 午後1時~5時 希望者のみで二次会の予定あり(当日決めます)
場 所:東京都中央区明石町区民館3号室(下記) 
 http://chuo7kuminkan.com/about/akashi.html
参加費:特にありませんが、当日会場費(2500円)と資料印刷費を参加人数で折半します(数百円)

 <議論のベースにある私の見方>
(1)政治:「1930年代現象」とネポティズム政治・現代ファシズム、議会制民主主義の行方他
(2)経済:現代資本主義の矛盾再顕在化と市場原理主義(アベノミクス、クローニー資本主義、カジノ資本主義、新階級社会の形成他)
(3)社会:大衆社会の病理の極限化(半封建的遺制、政治的アパシーから社会的アノミーへ、そしてフェイク社会、超監視管理社会他)

(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-dda34a.html

 この日は山本太郎「れいわ新選組」の経済政策のうち、下記を取り上げます。
*【れいわ新選組のコロナ緊急提言】 『真水100兆円』で、徹底的にやる! さらに追加で100兆円!出歩くな、自粛しろの代償は、国が補償しなければなりません。 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/reiwanews/4670/


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(当日録画)(7.28)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」(その1)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)
 https://www.youtube.com/watch?v=7_6eSMDGNok
 https://www.youtube.com/watch?v=ghd4tTRWCww&feature=youtu.be

(当日、言いそびれてしまったことがいくつかありますので、このメールの下の方をご覧ください:田中一郎)

 <当日資料:別添PDFファイル>
(1)政策 - れいわ新選組(講演用MEMO書付:田中一郎 2020.7.28)
ダウンロード - e694bfe7ad962020e3828ce38184e3828fe696b0e981b8e7b584efbc88e8ac9be6bc94e794a8memoe69bb8e4bb98efbc9ae794b0e4b8ade4b880e9838e202020.7.28efbc89.pdf
(2)もし君が首相になりたいと言うならば(イントロ部分)(金子勝『世界 2020.4』)
ダウンロード - e38282e38197e5909be3818ce9a696e79bb8e381abe381aae3828ae3819fe38184e381a8e8a880e38186e381aae38289e381b0efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e98791e5ad90e58b9de3808ee4b896e7958ce3808fefbc89.pdf
(3)新型コロナ大恐慌にどう立ち向かうか(一部抜粋)(金子勝『世界 20205』)
ダウンロード - e696b0e59e8be382b3e383ade3838ae5a4a7e68190e6858ce381abe381a9e38186e7ab8be381a1e59091e3818be38186e3818befbc88e4b880e983a8e68a9ce7b28befbc89efbc88e98791e5ad90e58b9de3808ee4b896e7958ce3808fefbc89.pdf
(4)もし君が首相になりたいと言うならば(金子勝『世界 2020.4』)について:私の評価(2020年4月12日)
ダウンロード - e38282e38197e5909be3818ce9a696e79bb8e381abe381aae3828ae3819fe38184e381a8e8a880e38186e381aae38289e381b0efbc88e98791e5ad90e58b9defbc89e381abe381a4e38184e381a6efbc9ae7a781e381aee8a995e4bea1.pdf


 <参考サイト>
(1)れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/
(2)政策 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/policy/
(3)【れいわ新選組のコロナ緊急提言】 『真水100兆円』で、徹底的にやる! さらに追加で100兆円!出歩くな、自粛しろの代償は、国が補償しなければなりません。 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/reiwanews/4670/
(4)れいわ新選組 公式チャンネル - YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UCgIIlSmbGB5Tn9_zzYMCuNQ

 <関連サイト>
(1)金子勝教授らが政策勉強会設立 超党派議員に参加呼びかけ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276139
(2)デフレ不況を招く“1年消費減税5%”にだまされてはいけない|金子勝 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276535
(3)野党は「消費減税で戦う」ではなくニューディール議論を|金子勝 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275968
(4)欧州、相次ぐ消費減税 景気てこ入れ、飲食に重点―新型コロナ:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071900192&g=int
(5)朝日新聞世論調査―質問と回答〈7月18、19日実施〉:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASN7M7DVTN7MUZPS003.html

(上記サイトのうち、「仮に今、衆院選挙の投票をするとしたら、あなたは、比例区ではどの政党に投票したいと思いますか。(択一)」のところに注目してください。⇒「日本維新の会 10」となっていて跳び出ています。次期衆院選は「日本維新」が台風の目です。困ったものです。:田中一郎)

(参考)(報告)(7.6)オルタナティブな日本をめざして(第48回)「「維新の会」って、なんやねん!?」(新ちょぼゼミ:清水ただし衆議院議員)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-e48611.html


 <当日、言い漏れてしまったこと>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 時間の制約の中でお話をしていますので、どうしても舌足らずになっています。当日私から申し上げようとしていたことは、上記「当日資料」のなかの「(1)政策 - れいわ新選組(講演用MEMO書付:田中一郎 2020.7.28)」にMEMOの形で書き込んでいますので、ご参考にしていただければ幸いです。実感としては半分くらいしか喋れていないという感じです。しかし、下記に列記したことは、どうしてもお話しておかなければいけなかった重要事項で、それが漏れたままになっているのはまずいと思いましたので、下記に補足しておきます。次回8/25に少し補足的にお話したいと思っています。

(1)「安い家賃の住まい」を気が付かずに飛ばしてしまいました。(画面がスクリーンセイバーになってしまったことが契機)
 山本太郎「れいわ新選組」が指摘するように住宅問題の抜本改善は最重要政策の1つです。「すべての人にまっとうな住宅と住民票を」が政策の基本にならなければいけません。そしてそれを達成するためには、①「持ち家促進」政策から「公営住宅拡充」政策への転換(「住生活基本法」の廃止と「住宅基本法」新法の制定、公営住宅のリフォーム+新設、空き家の活用など)、②家賃補助制度の大幅拡充、③東京一極集中の段階的解消と防災対策、地方移住促進政策と公営住宅や空き家民家の活用、④反貧困の基本に「まっとうな住宅の提供」を置く(無料低額宿泊所やゼロゼロ物件など貧困ビジネスの法的禁止など)、⑤住宅リフォーム市場の整備とリフォーム技術のリノベーションなど

(2)「公務員増やします」
 大幅増員が必要な大事な公務員に「輸入検疫職員」と検疫施設の拡充があります。日本は世界最大の食料輸入大国であるにもかかわらず、輸入の検疫業務(輸入食品の安全と表示のチェックや公衆衛生にかかる検査など)に携わる公務員は、全国にわずか400名ばかりいるだけ。この人数は1980年代から変わっていない。しかも、輸入検疫官が輸入業者と癒着していて、まともなチェックができていないという報道もなされています。これを抜本的に改善するため、人員と設備を拡充して(少なくとも検疫官1万人以上の体制)、輸出入品にかかる国境での検査・検疫体制を確立しないといけません。

(3)「お金配ります」はやめて「必要な人に必要なだけ」を法制度化していく(恒久化)
 1人当たりわずかばかりの金額で役に立たないが、のべつくまなく全員に配るため、巨額の財源が必要になってしまう一過性の安直安易な政策=「現金バラマキ」(ベーシックインカムやヘリコプターマネー)はやめて、その財源を「必要な人に必要なだけ」をモットーにして配布する仕組みを法制度化していく(恒久化)ことが大事。ベーシックインカムやヘリコプターマネーは社会保障制度ではなく、実にくだらない市場原理主義政策であることを強く意識。

(関連)(増補版)ベーシックインカム待望論の危うさ(大崎明子『週刊東洋経済 2020.7.18』)と『週刊エコノミスト』のベーシックインカム特集=竹中平蔵もこよなく愛する究極の市場原理主義政策、それがベーシックインカムです。- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-2c2fe4.html

(4)「コンクリートも人も」
 地方におけるインフラの再整備問題に加えて重要なのは、人口減少社会における大都市圏の街づくりをどうするかの問題。東京一極集中を解消していくのは当然としても、それに加えて、住民主体の自治を生かしつつ、まちづくりができるように、都市計画法・都市再開発法・建築基準法などの関連法の抜本改正が必要です。現状の「まちづくり」法制度は、土建屋や政治家の利権が優先される実にひどい法体系や、それを追認する判例が出来てしまっています。

(5)「エネルギーの主力は火力」
 ご説明が漏れていました。当分の間、日本における電力エネルギーは、①天然ガス+コンバインドマイクロガスタービン(最先端技術)、②コジェネ(熱電併給)、③分散型電源とそのネットワーク化、が主力となります。そのココロは「エネルギー効率を現状の30%程度から80%超に引き上げる」です。再生可能エネルギーは、エネルギーの消費構造を変えながら少しずつ進めていき、今世紀半ばに50~60%を超えるようにしていくべきでしょう。こうしたことを実現させるためには、既存大手電力会社の解体と脱原発・配電網利用の民主化、経済産業省や原子力規制委員会・規制庁の解体、電力自由化設計の見直しなどなど、多くの課題が山積しています。(下記参照)

(関連)(報告)(新ちょぼゼミ 「オルタナティブな日本を目指して」第3回企画)討論集会:脱原発ロードマップと新エネルギー政策 当日録画 & レジメ(2017年9月7日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/201797-9b54.html

(関連)新エネルギー戦略について(考え方MEMO)(2017年9月7日)(一部修正)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/sinnene_senryaku.pdf
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2020年7月29日 (水)

(報告)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回)「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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(「日本の官僚制を考える」シリーズ:第1回目)

去る2020年7月28日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、前川喜平元文部科学省事務次官をお招きして、下記「新ちょぼゼミ」を開催いたしました。以下、当日の録画をアップして簡単にご報告申し上げます。前川喜平さんにはご多忙のところをおいでいただき、ありがとうございました。当日は「3密」防止のため参加人数をかなり制限させていただきました。そのため、参加ご希望のご連絡をいただいた多くのみなさまに対して、お断りを余儀なくされました。心よりお詫び申し上げます。なお、当日の前川喜平さんのご講演内容は下記の録画をご覧いただければ幸いです)。


(イベント情報)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-ed9e26.html

現代社会において政治と官僚制ないしは官僚組織は密接不可分な関係にあり、有権者・国民の代表である政治家と、政策や行政施策の執行者である官僚が適切にコワークしなければ、有権者・国民にとっての「いい政治」は望めません。日本国憲法第15条第2項には「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない」とありますが、果たして日本の官僚たちは、そうした負託に応えて、公正で国民のためを第一義に考える政策や行政施策を執行できているのでしょうか? また、政策や施策の提案者、あるいは日本最大のシンクタンクとしての霞が関官僚組織の機能はいかがなものなのでしょうか? 今回は元文部科学省事務次官だった前川喜平氏においでいただき、ご自身の体験談もまじえつつ、日本の官僚組織の実態とその改革に関して、お考えをお聞きすることにいたしました。

講 師:前川喜平(まえかわ きへい)さん
現代教育行政研究会代表、元文部科学事務次官


(当日録画)20200728 UPLAN 前川喜平「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=jKmS5OANOP4
 https://www.youtube.com/watch?v=Mgl8aMwI7NU&feature=youtu.be
(なお、当日のレジメはございませんでした)


 <前川喜平さんのご著書>
(1)前川喜平「官」を語る-前川喜平/著 山田厚史/著(宝島社)
 https://cutt.ly/CiRuiEg
(2)伏魔殿 菅義偉と官邸の支配者たち-望月衣塑子、田原総一朗、前川喜平、山田厚史、別冊宝島編集部ほか著(宝島社)
 https://cutt.ly/MiRu4jK
(3)同調圧力-望月衣塑子、前川喜平、マーティン・ファクラー〔著〕(角川新書)
 https://cutt.ly/hiRiGjl
(4)生きづらさに立ち向かう-前川喜平、三浦まり、福島みずほ/著(岩波書店)
 https://cutt.ly/jiRoaF7
(5)ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題-前川喜平、谷口真由美著(集英社)
 https://cutt.ly/oiRoXmq
(6)前川喜平が語る、考える。 学ぶことと育つこと、在日とアイデンティティー、あなたと私。-前川喜平/〔ほか述〕(本の泉社)
 https://cutt.ly/ziRpbDW


(前川喜平さん 講演VTR)
(1)(報告)(5.9)オルタナティブな日本をめざして(第27回):「教育勅語と道徳教育」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-91ed7e.html
(2)(2020年7月12日)「福島みずほと市民の政治スクール in 神奈川」第二回・前川喜平さん - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=6yIdJMLrP5Q&feature=youtu.be
(3)前川喜平さん・吉原毅さん 親友対談「しなやかな反骨」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=JAzRZSvdWoo


 <別添PDFファイル>
(1)「学校とは何か」を問い直す:25人が選ぶ100冊(前川喜平『週刊金曜日 2020.7.24』)
ダウンロード - e3808ce5ada6e6a0a1e381a8e381afe4bd95e3818be3808de38292e5958fe38184e79bb4e38199efbc88e5898de5b79de3808ee980b1e5888ae98791e69b9ce697a5.7.24e3808fefbc89.pdf
(2)安部官邸独裁、吏道廃れて国亡ぶ:寺脇研・前川喜平(イントロ部分)(『サンデー毎日 2019.6.30』)
 https://blog.goo.ne.jp/9vs9qvsq/e/255625247af97d6fecbb5b96bc3de770
(3)教育政策と経済政策は区別せよ:GIGAスクール構想の行方をめぐって(イントロ部分)(前川喜平『世界 2020.5』)
ダウンロード - efbca7efbca9efbca7efbca1e382b9e382afe383bce383abe6a78be683b3e381aee8a18ce696b9e38292e38281e38190e381a3e381a6efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e5898de5b79de5969ce5b9b3e3808ee4b896e7958ce3808fefbc89.pdf
(4)雅子さんと昭恵さん(前川喜平 2020.7.19)
 https://cutt.ly/GsZ72Yu
(5)ヘイトスピーチ禁止条例(前川喜平 東京 2020.7.5)
 https://blog.goo.ne.jp/setuko70/e/21779b306a743d5880a1235078fd03c9
(6)お友達の産業遺産(前川喜平 東京 2020.6.28)
 https://twitter.com/K_H_koshien/status/1277594383689244672
(7)休校を転じて福となす(前川喜平 東京 2020.6.21)
 https://sasakitosi.exblog.jp/28140152/
(8)小池都知事とコロナ(前川喜平 東京 2020.6.14)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a9f5d1de66e6c1322dd61c73147edc47f75364a1


 <関連サイト>
(1)9月入学制導入 前川氏「今じゃない」、尾木ママ「踏み出す時」-河北新報オンラインニュース
 https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200518_73019.html
(2)前川喜平氏 3カ月間の一斉休校は「全く不要だった」…「誰が始めたのか?」-芸能-デイリースポーツ online
 https://www.daily.co.jp/gossip/2020/06/06/0013402398.shtml
(3)前川喜平氏 感染者数「実際は100倍くらい」…検査不足は安倍政権の責任-芸能-デイリースポーツ online
 https://www.daily.co.jp/gossip/2020/04/08/0013257188.shtml
(4)前川喜平氏「『ゆとり教育』を再評価すべき時だ」…元文科次官、コロナ休校で-芸能-デイリースポーツ online
 https://www.daily.co.jp/gossip/2020/05/14/0013341654.shtml
(4)元文科次官・前川喜平氏「失政隠しの『教育の政治利用』 時間とお金をかけて議論を」-9月入学は是か非か-朝日新聞EduA
 https://www.asahi.com/edua/article/13347382
(5)【安倍晋三】前川喜平氏が危惧 「安倍政権があと3年も続投したら…」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236993
(6)【安倍政権】前川喜平氏(元文科次官)あれから3年、いま話せること|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269520
(7)前川喜平に関するトピックス:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/topics/word/%E5%89%8D%E5%B7%9D%E5%96%9C%E5%B9%B3.html

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2020年7月27日 (月)

保育園行政に見る「市場原理主義アホダラ教」政策の結末=保育士の給料を削りに削って何してんだよ、株式会社保育園!(「ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2」小林美希さん『世界』論文から)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(9.24)オルタナティブな日本をめざして(第50回):「スーパーシティ構想の危険性:後退させられる自治と民主主義」(内田聖子さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-11f035.html

(関連)日本は超監視社会への途を歩むのか。成立したスーパーシティ法案の問題点と法成立後の課題:海渡雄一 ハーバー・ビジネス・オンライン
 https://hbol.jp/220057


2.キャンペーン
(1)原発ゼロの希望ある未来、女川原発の再稼働中止を願う人- 女川原発の再稼働をしないように求める · Change.org
 https://cutt.ly/KscYwv0

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 女川原発署名提出は9月23日の予定! · Change.org
 https://cutt.ly/kscYTc5

(2)キャンペーンについてのお知らせ · 横浜の保育士ストライキをご支援ください! · Change.org
 https://cutt.ly/lscYXjA


3.図書のご紹介
(1)日航123便墜落圧力隔壁説をくつがえす-青山透子/著(河出書房新社)
 https://cutt.ly/GscIezL
(2)財界支配 日本経団連の実相-佐々木憲昭/著(新日本出版社)
 https://cutt.ly/oscUY0F
(3)日本の支配者-佐々木憲昭/著(新日本出版社)
 https://cutt.ly/2scUZJx
(4)ジョン・ボルトン回顧録 (仮)-ジョン・ボルトン 本・コミック : オンライン書店e-hon
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-02-251717-3&Sza_id=MM

(関連)ボルトン回顧録 インテリジェンスのプロはこう読む|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4028
(関連)(別添PDFファイル)明かされた日本の安保と南北朝鮮問題、トランプ政権を揺るがすジョン・ボルトン氏の回顧録(イントロ部分)(孫崎享『週刊金曜日 2020.7.3』)
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http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003057.php


4.内側から見た「れいわ新選組」 – 安冨歩
 https://anmintei.net/a/688

(田中一郎コメント)
 安冨歩(あゆみ)氏は福島第1原発事故直後から「東大話法」という(自分が所属する東京大学への)批判的用語で有名になった東大教授で、かなり変わった人だというのがその印象だ(東京大学東洋文化研究所教授)。2019年夏の参議院選挙に「れいわ新選組」公認で比例区に立候補しているが、上記はその安冨歩氏が、ちょうどその参議院選の頃に書いた心境メモのような文章である。

一読して、「明治維新によって成立した日本の「国民国家」システムの緩慢な解体期」とか「「富国強兵」の原理は「経済成長」というように言い換えられて今も生きており、安倍政権は「富国強兵」を露骨に再生しようとしている」とか、「意味のあるものが排除され、無意味な書類だけが蓄積されていくのが、現代社会の病理である」とか、「共産党以外の政党は、「選挙に当選して議員になりたい」と思う人が集まって、票を得られる方法をいろいろ考え、それを綱領や政策として出し、「政党」のフリをしている集団に過ぎない」とか、「私は、この無縁の原理の信奉者である。(中略)この無縁の原理こそが、現代社会の抑圧を打ち破る力を我々に与える、と私は考える」など、鋭いなと思わせる発言が散見される。

ただ他方で「まぁ、政策なんかどっちでもいい、と思う」に代表されるように、文章全体にアナーキズム(無政府主義)的なトーンが流れていて、これが将来、よろしくない方向に肥大化していかないか、私には気になるところである。議席少数の批判野党である間はいいが、政権党となり山本太郎代表が総理になる、などといった状況が生れてきたときに、この人は、さて「れいわ新選組」の「同志」として引き続き動けるのかどうか、私には???のような気がしてならない。

(関連)松尾匡立命館大学教授「大西つねきさんの発言をめぐって」に関する私からの若干のこと- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-be37bc.html


5.直近情報から
(1)【災害】高潮の恐怖…都民はどこに避難を?海抜0m地帯を歩いてみた|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/276377
(2)コロナ禍を機に、クソくだらない仕事を背負わされて「死んでいるように生きる」状態から抜け出そう - ハーバー・ビジネス・オンライン
 https://hbol.jp/224393
(3)社説:一極集中是正 権限財源を移譲せねば:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/44752?rct=editorial
(4)欧米の避難所はエアコン、シャワーに食堂も この差なぜ:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN7J3GJBN7BUHBI01Y.html?ref=weekly_mail_top2
(5)金子勝教授 政府と東京都の姿勢に疑問「政府も都も自粛以外何もしない」-芸能-デイリースポーツ online
 https://www.daily.co.jp/gossip/2020/07/25/0013543532.shtml
(6)旧優生保護法訴訟 原告側の賠償請求棄却 東京地裁判決 仙台に続き - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200630/k00/00m/040/165000c

(かような判決、絶対に許せんワ、ふざけんなバカヤロー! 裁判所にいる「腐ったヒラメ(裁判官)」どもを掃き出す算段を考えないといけない。司法権力を濫用してはばからず、かつ、有権者・国民から何のフィードバックも受けない前近代的な日本の司法システムは解体だ! :田中一郎)
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メールの表題にも書きましたように、日本の保育所行政・保育園運営がデタラメです。全部ではありませんが、株式会社保育園を中心に、保育という福祉サービスが金儲けの手段とされ、保育における保育士という最重要人材が浪費され(「やりがい搾取」)、その賃金がピンハネされて様々な用途に流用され、ひどい場合にはそれが株式会社の配当や保育園経営役員たちの「黒塗りの車」に化けたりしています。また、待機児童解消は、少子高齢化が進んでいるというのに、いつまでたっても進まず、そんな中、さまざまな保育園問題の抜本改革を棚上げにしたまま、多くの批判をよそに、選挙対策として「保育無償化」が認可保育園を中心に実施されることになっています(「無償化よりも待機児童解消が先だ」という当たり前のことにきちんと対応しない)。保育を巡る格差や、子どもたちそっちのけの保育園運営はますますひどくなる気配で、保育サービスの質的劣化と保育行政の欠陥(というか保育行政の無能と無責任ぶり)が同時並行で限界を超えています(社会福祉法人などが経営する保育園も「悪貨が良貨を駆逐する」形で劣化が進んでいる様子です。更に、認可外保育所など、様々な形での保育施設がたくさんありますが、それらは認可保育園以上にひどい状態であることは容易に想像がつきます)。

(関連)保育園・保育所の種類を知ろう!|保育の求人あるある
 https://www.hoiku-aruaru.com/content/blog-knowledge/type/hoikuentype.html

そんな中、今般の新型コロナPANDEMICは、この保育園行政・保育園運営の欠陥やデタラメぶりを目に見える形で浮き上がらせています。中でも許しがたいのは、下記にもご紹介している保育士の給与カットの問題です。国、都道府県、市区町村の税金と保護者が支払う保育料から「委託費」の形で保育士の給与相当額は休園しようがしまいが保育園に対して支給されていて、保育園経営サイドはそれを満額保育士に支払えば済む話です。それを「いつものように」保育士給与からピンハネをして6割しか支給しない(休業補償だとか何とか言ってゴマカス)、あるいは休園閉鎖してまったく支給しない、という保育園が少なからずあるというのです。厚生労働省が注意勧告の文書で通知して改善を求めてもピンハネをやめない、そんな保育園がいくつもあるというのですから、許せんな、と思う次第です。

(関連)コロナで保育士の「給与4割カット」は大問題だ-コロナショックの大波紋-小林美希 東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/6scJ4qO

こうしたことのベースには、そもそも保育行政が2000年頃からいわゆる市場原理主義アホダラ教政策の対象となり、それまでは公立の認可保育園や社会福祉法人経営の保育園しかなかったものが、そこに金儲けを主眼とする株式会社保育園がどっと参入してきて、足りない公立保育園に代替する勢いとなり、かつ、行政もそれを促すべく、保育を「儲かるビジネス」とするために、規制緩和や補助金(委託費など)の流用などを認めて、やりたい放題の仕組みを作ってしまったわけです。しかし、保育園経営経費の大半は、保育士の給与と子どもたちのための資材や飲食品ですから、保育園経営で利益や配当、あるいは投資原資をねん出しようとすれば、この肝心かなめの2つの経費に手を付けて「かすめ取らない」限り、どこからも湧き出てくるはずもないのです。

おまけに、下記にご紹介するレポートを見ると、株式会社保育園を中心に(特に悪質な運営をしているところほど)、その経営内容のディスクローズも非常に悪く、まともな決算報告書・業務報告書もディスクロせず、外部の取材からも逃げ回っていて、自分たちの保育園経営についての説明責任をおよそまともに果たそうとしていません。もちろん行政の方も無責任極まりなく(国も自治体も)、こうした事態を改善するための保育園実地検査などに真剣に取り組んでいる様子もなく、徹底した情報開示の法的仕組みを作るわけでもなく、従ってまた、制度を抜本的に転換して、少なくとも保育士給与や子どもたち向けの資材経費のピンハネや流用は許さない体制を創るということもしていない、そんな状態なのです。

そもそも「規制緩和をすれば行政サービスはよくなる」「民営化して民間活力を入れたら行政サービスは活気を回復して効率的になる」「市場原理を入れたら大きく経費削減につながる」などという「根拠なき迷信」が、この日本では1990年頃のバブル崩壊以降、根強く残り続け、今でも、空港民営化や上下水道民営化や国有林民営化や農林水産業規制撤廃などで幅を利かせています。それがそもそもの大間違いで、そういうことを続けてきたからこそ、バブル崩壊以降の日本は経済も社会もボロボロになってしまったのですが、ここまで煮え湯を飲まされても、まだ理解できない大バカ者がこの日本では少なくないようです。津波が来ても自分は大丈夫という「正常化の偏見」の亜種のようなものなのかもしれません。

(参考)人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか,防災研究家の片田群馬大学教授に聞く(前編・後編) - 日経クロステック(xTECH)
 https://xtech.nikkei.com/it/article/Interview/20070409/267753/
 https://xtech.nikkei.com/it/article/Interview/20070409/267754/?i_cid=nbpnxt_reco_atype


私からはこれまで何度も申し上げてきましたが、「民営化」とは「私物化・私兵化」の言い換えであり、規制緩和とは「経営側のやりたい放題」のことであり、市場原理主義とは「1%の利益最優先を合理化するご都合主義の屁理屈」のことだと申し上げています。そしてこれについてもう一つ大事なことは、こうした市場原理主義アホダラ教に基づく「民営化」や「規制緩和」は、行政を「質のいい公共サービスの提供」や「適正化規制・管理」などの有権者・国民のための最も大切な仕事から解放して民間への丸投げを許し、その結果責任からも解放されるという、「行政の無責任化と無能・不作為」をもたらしているということです。また「民間とのつながり」は、そこにおのずと贈収賄などの行政や政治の腐敗が絡みつきます。今般の新型コロナPANDEMICでも、たとえば「持続化給付金」と電通その他で経験したことでありますし、また、生活保護行政の現場では、低質・悪質・人権侵害の民営「無料低額宿泊所」の押付け行政がまかり通っています。いずれも市場原理主義アホダラ教が生み出した「行政の責任放棄」の一つの形態です。

懸念されるのは、今般の新型コロナPANDEMICにより、ひどい労働環境にある保育園が更にひどい状態に陥り、少なくない保育士さんたちが「もう我慢の限界だ、保育士をやめたい」と言い出していることです。下記の本日付け(7/27)日本経済新聞記事は必読ですので、原本にあたって是非ご一読願いたいと思います。誰でもこんな理不尽でひどい職場からは逃げて行ってしまうでしょう。「やりがい搾取」ももういい加減にしろという話です。日本の保育園は、よくなるどころか年々劣化していき、子どもたちにも危険な場所となっているだけでなく、保育士のなり手がないままに保育現場が崩れていく、そんな事態がもう目前に来ています。政治の劣化が行政の劣化を導き、それが保育園と保育行政を潰してしまう、そうしたことが起きようとしているのです。

(関連)(別添PDFファイル)保育士もう辞めたい、「園児が集団感染したら…」負担増す対策 待遇低く現場疲弊(日経 2020.7.27)
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61919310V20C20A7SHB000/


さて、上記で保育園行政のひどさについて申し上げたことは、実は下記にご紹介する岩波月刊誌『世界』に連載されたジャーナリストの小林美希さんのレポートによるところが大きいのです。私には子どもがいませんので、およそ保育園は一生無縁で終わると思っていましたが、たまたま定期購読をしている岩波月刊誌『世界』掲載の小林さんの連載ルポを読んで、そのひどさに驚いたという次第です。ちょうど今月号の『世界』でこの連載が終了となったので、下記にそれを簡単にご紹介するとともに、昨今の保育園に関する情報も添付しておきます。

(小林さんのレポートは第1回目と最終回のそれぞれについて、一部抜粋版を添付しますが、みなさまには是非原本にあたって、すべてのレポートに目を通していただきたいと思います。岩波月刊誌『世界』は図書館などにあります。また、小林美希さんには、今回のシリーズに続いて、認可保育所以外の様々な保育所の現状と問題点や、保育無償化に伴う様々な問題についても、是非、その鋭い徹底した調査と分析によりレポートして下さることに期待いたします。できれば私たちの勉強会「新ちょぼゼミ」にも講師で来て下さればありがたいです)

保育園行政=これこそ最も生活に密着していてプリミティブで難しくない行政の仕事であるにもかかわらず、ひどい内容の行政が続いて、そのしわ寄せが保育士や子どもたちに行ってしまう。しかもそれがいつまでたっても改められないし、また待機児童問題も解消しない。簡単に言えば、この原因は行政と政治にあります。更に端的に申し上げれば、自民党や公明党や維新や、その息がかかった首長や地方議員たちが政治や行政をつかさどっているから改善しないのです。

先般実施された1人10万円の役に立たない現金バラマキ政策に使った税金原資は約13兆円ですが、他方で、この保育園問題(特に待機児童=保育園不足問題と保育士給与・労働条件改善と保育士絶対的不足問題)を解決するための財源は、1~2兆円もあれば、おそらくオツリが来るくらいの話です。バラマキなどやめて、その一部を保育士の給与アップをはじめとする保育園行政の抜本改善に使えばよかった。そして財源のみならず、市場原理主義アホダラ教政策を転換して、「民営化」から「公共サービス拡充」へ、「規制緩和・撤廃」から「適正な規制行政」へ、を徹底させることで、保育所問題は直ちに解決するでしょう。それができていないということは、ずばり自公政治・「維新」地方行政がなくならないからであり、日本の有権者・国民=つまりは幼い子どもを持つ親たちが、きちんとした政治家を選挙で選ぶという肝心かなめのことを放棄してしまっているからに他なりません。その意味では、残酷な言い方かもしれませんが、一種の自業自得であると言えなくもないのです。


(注:保育とよく似た状態にあるのが老人介護です。こちらもまた2000年頃から市場原理主義政策に毒されながら制度化が進められ、老人介護を女性に押し付けずに「社会化」するとの掛け声のもとに多くの株式会社企業が介護ビジネスに参入してきました。保育と同様、介護もまた、そのニーズのある老人やその家族のための公共サービスであるにもかかわらず、それが金儲けの手段とされ、従ってまた、介護士は保育士と同じように低賃金でこき使われて搾取され、また貧乏人に対する介護は儲からないから切り捨てられていくという宿命を負わされたのです。特養も含めて一般に老人介護施設の状態は、老朽化していたり、危険な場所にあったり(水害など)、手入れが行き届いていなかったり、汚かったりと、概して居心地がよろしくないところが少なくなく、とてもお勧めできるようなところでないことが多い状態です(これとは別に金持ち向けの介護付き(高額)老人ホームなどは次々と建設されています)。

また、他方では、介護をしない介護保険制度も作られ、まずは介護度ランク査定で実態以上に「軽い」介護度とされ、更に要支援などの軽度介護必要者とされた老人に対しては介護保険の対象から外して基礎自治体の行政サービスにしてみたり、要介護者についても「特養」(特別養護老人ホーム)に入れる介護度のランクを引き上げて、狭き門を更に狭くしてしまっています。そうしたこともあって、認知症老人を抱える家族や、いわゆる老々介護状態の人たちを中心に、特養への入所待ちは数十万人の規模に膨れ上がっているのです。その人数たるや、待機児童どころの話ではありません。介護士不足は深刻で、問題の抜本改善をしないままに、それを外国人労働者でカバーするなどという愚かなことをやり、更に昨今の新型コロナPANDEMICに突入してからは、介護士不足が決定的となって介護現場の崩壊も始まっている様子です。政治や行政のひどさが老人介護の現場を悲惨なものにしている、それにもかかわらず、未だに介護行政の最大の眼目はコスト削減なのです。私も老人の端くれですから、腹の底からこの事態に対して憤りを感じます。しかし、今の自公政治・「維新」地方行政を一掃して、オルタナティブな政治や行政が始まらない限りは、この悲惨な事態は改善することはないでしょう)


 <別添PDFファイル>
(1)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第1回):情報公開資料から探る賃金実態(イントロ部分)(小林美希『世界 2019.9』)
ダウンロード - e383abe3839d20e4bf9de882b2e59c92e6a0aae5bc8fe4bc9ae7a4be20e881b7e6a5ade381a8e38197e381a6e381aee4bf9de882b2efbc92efbc88e7acacefbc91e59b9eefbc89.pdf
(2)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(最終回):コロナ禍の保育園(一部抜粋)(小林美希『世界 2020.8』)
ダウンロード - e383abe3839d20e4bf9de882b2e59c92e6a0aae5bc8fe4bc9ae7a4be20e881b7e6a5ade381a8e38197e381a6e381aee4bf9de882b2efbc92efbc88e69c80e7b582e59b9eefbc89efbc88e4b880e983a8e68a9ce7b28befbc89.pdf
(3)保育士の賃金カット横行 運営費は休園中も支給されるのに(東京 2020.6.17)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35571
(4)(新型コロナ)保育士、届かぬ休業補償 パートに「全額」5割切る、「なし」15%超 認可園など調査(朝日 2020.6.26)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14526547.html
(5)保育士もう辞めたい、「園児が集団感染したら…」負担増す対策 待遇低く現場疲弊(日経 2020.7.27)
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61919310V20C20A7SHB000/
(6)保育士らの声 発信、コロナで噴き出す怒りや不満(東京 2020.5.19)
 https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/message/31678/
(7)保育園、6月も行けない? 親は疲弊「今もギリギリなのに」(朝日 2020.5.30)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14494563.html
(8)休園で虐待疑いある家庭へ、保育所1割「対応せず」(東京 2020.7.17)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/42951?rct=national
(9)都知事選2020:使命感頼みの保育、コロナ対策過酷、待遇なお低く(毎日 2020.7.4夕刊)
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200704/dde/041/010/028000c

 <岩波月刊誌『世界』に掲載された小林美希さんの迫真のレポート>
(1)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第1回):情報公開資料から探る賃金実態(小林美希『世界 2019.9』)
(2)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第2回):情報公開資料から探る賃金実態(小林美希『世界 2019.10』)
(3)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第3回):流出する委託費の行方(小林美希『世界 2019.11』)
(4)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第4回):給食と玩具が削られる(小林美希『世界 2019.12』)
(5)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第5回):疲弊する小規模保育(小林美希『世界 2020.1』)
(6)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第6回):規制緩和が保育にもたらしたもの(小林美希『世界 2020.3』)
(7)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第7回):手厚い保育を守るために(小林美希『世界 2020.4』)
(8)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第8回):変動の中の社会福祉法人(小林美希『世界 2020.5』)
(9)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(特別編):緊急事態がもたらした分断(小林美希『世界 2020.7』)
(10)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(最終回):コロナ禍の保育園(小林美希『世界 2020.8』)

(関連)コロナがあぶり出した保育士「ありえない格差」-コロナショックの大波紋-小林美希 東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/WsnaZ28
(関連)公然と消える「保育士給与」ありえないカラクリ-コロナ後を生き抜く-小林美希 東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/8sndmKE

(関連)ルポ保育格差-小林美希/著(岩波新書)
 https://cutt.ly/ssnsJlN

●ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(最終回):コロナ禍の保育園(一部抜粋)(小林美希『世界 2020.8』)
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(中略)度重なる規制緩和により、委託費の弾力運用をめぐっては、二〇〇五年に年間収入の四分の一も流用が可能となり、安倍政権下の二〇一五年には株主への配当まで認められるようになってしまった。保育の業界団体の幹部でさえも「今の弾力運用は、株主への配当まで認めていて規制が緩すぎる。二〇〇〇年の通知まで戻すべきだ」「一定の人件費比率を下回ったら、弾力運用を停止すべきだ」と主張するほどの状況だ。委託費の弾力運用は、確かに「保育への再投資」を実現して、保育の受け皿を増やしたかもしれない。しかし、低賃金で保育士が疲弊し、運営基準を守ることのできない保育所が現れてきたのも事実だ。そうした保育所に、安心して子どもを預けられるだろうか。

(中略)弾力運用の最大の問題は、人件費をどこまで流用していいのかという指標や制限がないことだ。神奈川大学の幸田雅治教授が指摘するように、委託費の弾力運用の通知は、地方自治法で定められる「技術的な助言」で法的拘束力はない。東京都世田谷区が実施しているように、一定の条件のもとで人件費比率が五〇%以下の保育所に独自補助しないことでハードルを設けるなどの施策はいくらでも可能なのだ。

(中略)もう一点、保育士の処遇を守っていくための前提として、国がより詳しく保育士の年収を通知で示す必要がある。現在、毎年度、保育士の全国平均の年収が示されているが、あくまで全国平均にとどまっている。公定価格は「積み上げ方式」なのだから、少なくとも、設定されている全国八つの地域区分ごとに年収を示すことは可能なはずだ。仮に規制強化が難しかったとしても、情報開示は時代の流れからしても必要不可欠で、東京都が取り組む「こぼる」のような情報開示を、全国で行なうことも重要だ。

(中略)保育は、ビジネスでも産業でもない。子どもの最善の利益を考えて、親子を守る役割がある。前述したように、保育士配置も基準ギリギリで違反も多い状態では、保育士は疲弊し、その役割を十分に果たしていくことが難しくなる。だから待遇の改善が必要なのだ。保育の質を守るため、委託費の弾力運用に一定の制限をかける。四半世紀近くに及んだ規制緩和の問題に、決着をつける時が来ている。 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 <関連サイト>
(1)「保育士らは慰労金5万円の対象外」に疑問や不満 なぜ支給なし?厚労省に聞いた(J-CASTニュース)
 https://www.j-cast.com/2020/06/03387249.html?p=all
(2)犠牲になるのは保育士と園児たち 保育園の「委託費の弾力運用」問題
 https://cutt.ly/ssndrXr
(3)広がる保育士感染に現場から悲痛な声 濃厚接触、3密も「原則休園は3割」 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/UsnftE1
(4)新型コロナ感染で保育園休園、代替措置実施は3割 遅れる対応、保護者負担大きく-毎日新聞
 https://cutt.ly/ZsnfQIb
(5)保育園、入れない子いても「0」待機児童の数え方とは:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN6Y5K4QN6SUTFL00T.html?ref=hiru_mail_topix2_6
(6)保育園再開 「3密」回避対策も「子どもは身体的接触で心が安定する」悩み - 毎日新聞
 https://cutt.ly/SsngHcI

大丈夫?保育の質 - 子育て世代がつながる - 東京すくすく ― 東京新聞
 https://cutt.ly/Ysnf11c
草々 

2020年7月24日 (金)

放射線被曝を考える(その1):(1)被曝影響をフェイクサイエンスで対応する国家的犯罪(西尾正道さん)(2)コロナパンデミックと放射能汚染(渡辺悦司さん)、そして若干の放射能・被ばく関連情報

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(8.6)少人数意見交換会(次期衆議院選挙へ向けて)
 中央区明石町区民館において、標記意見交換会を実施いたします。「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、参加人数を絞りますので、参加ご希望の方は私宛ご連絡ください。どなたでも参加可能です。(現在のところ12名様が参加予定:あと若干名参加可能)

*日 時:2020年8月6日(木) 午後1時~5時 希望者のみで二次会の予定あり(当日決めます)
*場 所:東京都中央区明石町区民館3号室(下記) 
 http://chuo7kuminkan.com/about/akashi.html
*参加費:特にありませんが、当日会場費(2500円)と資料印刷費を参加人数で折半します(数百円)

 <議論のベースにある私の見方>
(1)政治:「1930年代現象」とネポティズム政治・現代ファシズム、議会制民主主義の行方他
(2)経済:現代資本主義の矛盾再顕在化と市場原理主義(アベノミクス、クローニー資本主義、カジノ資本主義、新階級社会の形成他)
(3)社会:大衆社会の病理の極限化(半封建的遺制、政治的アパシーから社会的アノミーへ、そしてフェイク社会、超監視管理社会他)

8/6当日は、最初に私からプレゼンを行った後(30分くらい)、経済政策と原発(エネルギー政策)、日本国憲法、安保・外交、政治情勢と選挙対策その他、くらいのテーマで意見交換をしたいと思います。時間は4時間ありますので、各45分くらいという感じです。二次会は新型コロナの問題がありますので、どうするかは当日に決めたいと思います。発言は回数制限なしで、1回あたり5分以内を原則にしていただければと思います。


2.イベント情報
(1)(7.26)(日)午後フクロウ・オンラインカフェーこうやって止めた!パーム油バイオマス発電・どうする飯舘村バイオマス発電- 福島老朽原発を考える会 (フクロウの会)
 http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2020/07/post-96b966.html

(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(予約必要)(9.8)朝鮮戦争の正体(孫崎享:たんぽぽ舎)
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc99efbc8eefbc98efbc89e69c9de9aeaee688a6e4ba89e381aee6ada3e4bd93efbc88e5adabe5b48ee4baabefbc9ae3819fe38293e381bde381bde8888eefbc89.pdf


3.(別添PDFファイル)山本太郎の現在地:れいわ、共闘へ存在感 山本太郎氏「実験」の都知事選3位 次期衆院選、野党主導狙う(毎日 2020.7.24)
 https://mainichi.jp/articles/20200724/ddm/005/010/073000c

(関連)れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/

(いざ衆院決戦! 山本太郎「れいわ新選組」見参! 有権者・国民のために政治をするとは「こういうことだ」を見せつけてくれ! 野党第1党を「維新」なんぞに取られてたまるか! 山本太郎「れいわ新選組」は、わき目も振らずに真っ直ぐに来たる衆院選勝利へ向けて突っ走っていただきたい。反緊縮断固支持、消費税減税あたり前、アベ政権が強行採決などで制定したデタラメ法制を一括破棄、これ以上の自公政治による日本破壊・崩壊にストップをかけ、私たちのための政治を実現してくれ! たのんだぞ! 山本太郎「れいわ新選組」には原発・核燃料サイクル廃棄という歴史的使命もある!)


4.(新シリーズ)オリンピック 終わりの始まり|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4036


5.直近情報
(1)【東京五輪】東京五輪中止のXデー…IOC幹部の暗示発言で埋められる外堀|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/276393
(2)プレカリアートをプレシャリアートに変身させる|浜矩子 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276397
(3)間抜けの象徴「アベノマスク問題」今なおだらしなく進行中|高野孟 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276354
(4)金子勝教授らが政策勉強会設立 超党派議員に参加呼びかけ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276139
(5)五輪スポンサーつなぎ留め必死「1年前イベント」強行の愚|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276348
(6)ドイツ統一30年、ベルリンの「壁」を歩く ナチズムから冷戦へ、激変の跡 - 藤田直央|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
 https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020060600001.html
(7)8・6―9 被爆75年-広島県朝鮮人被爆者協議会理事長 金鎮湖さん-置き去りにされた朝鮮人
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-07-23/2020072301_03_1.html
(8)「安楽死」の名を借りてALS患者を殺害した元厚労省医系技官らのグロテスクな優生思想! 麻生財務相や古市憲寿も同類|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/CsrGQ1x
(9)室井佑月「ひょっとして…」 (1-2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/wa/2020072200023.html
(10)西川内閣参与、クルーズ接待 元農水次官ら、宿泊費も:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/44069

*米コロナ対策、超富裕層に恩恵集中 株高で資産急増(写真=AP)-日本経済新聞
 https://cutt.ly/9stuL9r

(「命の選別」をするのが政治なのではなく、上記のような事態をどう変えるかが政治である。そして、新階級社会が形成されてきた現代資本主義社会においては、覚醒と覚悟が決まった新たな階級闘争が新しい時代を切り開いていくことになるだろう。中途半端は邪魔にしかならない。:田中一郎)


5.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)4つあります:(1)巨悪を見逃す東京地裁=豊洲石原慎太郎裁判は原告住民の一審敗訴(2)オリンピックなんぞ早うやめなはれ(3)新型コロナに想う(西尾正道さん)(4)君が代斉唱強制の都教委暴力他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-4f9d9a.html

(2)ヒト胚のゲノム編集は染色体の大規模な破壊をもたらす:「ヒト胚ゲノム編集について広範な研究者・市民の参加による討議の場を設置に関する要望書」(ゲノム問題検討会議)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-31a094.html

(3)官邸落日 側近官僚の暴発|日刊ゲンダイDIGITAL:いつまで続くのか、この腐りきった首相官邸人間たちの「お友だち」ネポティズム政治と権力争い(自民党に投票するからこういうことになるのだ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-f84597.html

(4)本日(7/14)のいろいろ情報:(1)どうした野党、それで衆院選に勝てるのか!?(2)アベ政権の裏方=電通(3)笑止千万=悪質タヌキ女の情報非公開・東京大改悪(4)隠されるリニアリスク他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-d86eb5.html
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昨今の放射線被曝に関する議論をご紹介します。今回は、西尾正道(独)国立病院機構北海道がんセンター名誉院長と渡辺悦司さん(関西在住)です。お二人とも、脱原発・脱被ばくの市民運動・社会運動で大活躍をされている方です。「グリコのおまけ」で私のコメントも付記しておきます。是非ご覧になってみてください。

(最初にご紹介)制定しよう放射能汚染防止法 総理!逃げた後はどうなりますか-山本行雄/著 (ブイツーソリューション)
 https://cutt.ly/osr1tfy

(必読必見の重要文献です。内容は平易で誰にでもわかります。まだご覧になっておられない方は是非ご一読ください。今後の脱被ばく運動は、この法律の制定運動を大きく取り上げていく必要があります。:田中一郎)


1.西尾正道(独)国立病院機構北海道がんセンター名誉院長
 放射線被曝の基本的な考え方をかなり詳しく、かつ可能な限り平易に解説して下さっています。

(別添PDFファイル)被曝影響をフェイクサイエンスで対応する国家的犯罪(前編・後編)(西尾正道 2020.3.31,4.14)
(前編)http://www.com-info.org/medical.php?ima_20200331_nishio
(後編)http://www.com-info.org/medical.php?ima_20200414_nishio
ダウンロード - e8a2abe69b9de5bdb1e99fbfe38292e38395e382a7e382a4e382afe382b5e382a4e382a8e383b3e382b9e381a7e5afbee5bf9ce38199e3828be59bbde5aeb6e79a84e78aafe7bdaaefbc88e8a5bfe5b0bee6ada3e98193efbc89.pdf

(関連)市民のためのがん治療の会 HP
 http://www.com-info.org/index.php


(参考)(増補版) 放射線被ばく評価の単位「シーベルト」への疑問- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html

(参考)放射線被曝の単位「シーベルト」はどのようにインチキなのか?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-1ba9.html

(参考)ICRP国内メンバーによる内部被曝論はいかなるものか- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-2747.html


西尾正道(独)国立病院機構北海道がんセンター名誉院長の執筆文献
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(1)(別添PDFファイル)COVID-19問題の対応に思う(西尾正道 2020.7.21)
 http://www.com-info.org/medical.php?ima_20200721_nishio

(2)(別添PDFファイル)『会報休刊に当たって』(市民のためのがん治療の会、西尾正道他)
ダウンロード - e3808ee4bc9ae5a0b1e4bc91e5888ae381abe5bd93e3819fe381a3e381a6e3808fefbc88e5b882e6b091e381aee3819fe38281e381aee3818ce38293e6b2bbe79982e381aee4bc9ae38081e8a5bfe5b0bee6ada3e98193e4bb96efbc89.pdf
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2.コロナパンデミックと放射能汚染(渡辺悦司 2020.7.11)

以下はメール転送です。
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皆さま、渡辺悦司より

7月11日(土)、添付の内容で、コロナ禍に関連して、話をさせていただきました。ただ、私自身は医学の専門ではありませんので、基本的な問題意識は、反被曝の運動が、コロナ感染症のパンデミックに対して何を主張すべきか、という提起です。

私自身は、原水禁運動(肥田舜太郞先生など)、反核平和運動、核実験反対運動、反原発と反被曝の運動が、歴史的に長く掲げてきた原爆や核実験、原発・再処理工場の運転や原発事故、さらにはいろいろな環境汚染と気候変動要因の放出などが、複合的結果として、今回のコロナ・パンデミックを生みだした可能性、言い換えればこれら根本原因に手を付けない限り、コロナ禍のような危機は何回も繰り返されることになることを、今こそ再び強く主張すべきだと考えています。ぜひご意見、ご質問、ご批判など寄せていただければありがたく存じます。

右寄りの論客である細谷雄一慶応大教授は、現在のコロナ禍を「ナウシカの世界」との類似性を指摘することによって、この観点をいわば裏側から示唆しています。
 https://www.yomiuri.co.jp/serial/earth/20200719-OYT8T50002/

私自身、これには、驚きました。ご存じのように「ナウシカの世界」は、核戦争が示唆されている「火の7日間」戦争の1000年後の世界が舞台になっています。すなわち、この、右寄りの論客は、コロナ禍と環境放射能影響との関連を、かなり明確に、示唆しているように見えるのです。この点も、ぜひご検討ください。
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●(別添PDFファイル)コロナパンデミックと放射能汚染(短縮版) (渡辺悦司 2020.7.11)
ダウンロード - e382b3e383ade3838ae38391e383b3e38387e3839fe38383e382afe381a8e694bee5b084e883bde6b19ae69f93efbc9ae79fade7b8aeefbc88e6b8a1e8bebae682a6e58fb8202020.7.11efbc89.pdf


(私から渡辺悦司さんへの返信メール)
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前略,田中一郎です。

渡辺様、いつも貴重な情報をありがとうございます。
お送りいただいたレジメは興味深く拝見しました。

原水爆や原発・核燃料サイクル施設などにより環境中に放出された放射性物質が出す恒常的な放射線により、微生物が変異して未知の危険なものに転換していく危険性というのは大いにありうる話で、本来であれば、もっと実証的に研究がなされなくてはいけないものだと思います。特に日本の場合には、福島第1原発事故でそこらじゅうが放射能だらけになりましたから、福島県やその周辺(海洋も含めて)に生息する全生物への放射能影響が、もっと科学的に精緻に観測されてしかるべきでしょう。その中に病原菌も含む微生物(土壌微生物や人間の腸内細菌なども含む)への影響も含まれるべきです。

また、レジメの最後の方ではバイオ兵器のお話がなされていて、鋭い着眼点だと思います。今回の新型コロナにしても、バイオ兵器との関連は疑われています。たとえばP3やP4の研究施設(いろいろなもっともらしい大義名分を付けて研究しながら、実は生物兵器開発が目的だ、ということは大いにありうる話で、日本でも、武蔵村山市と長崎大学が危険極まりないP4施設を地域住民の居住地域のど真ん中に建設しようとしていて大問題になっています)から漏出した微生物が、治療薬も治療方法もない猛毒の微生物だったということもありうる話です。HIVなどは、これではないかと今でも疑われています。新型コロナにしても、武漢の中国研究施設を徹底的に調べないと何とも言えないところですが、伝えられるところでは、武漢の研究施設運営に詳しい人間が中共中国当局によって拘束されたり消されたりしているという話がまことしやかに言われています(真偽不明)。中共中国が武漢研究所を全世界に公開しない限りは、こういう話は消えることはないでしょう。そしてそれはアメリカやロシアなども同じだということです。

私からは、この問題に関連して次のことを申し上げたいと思います。

(1)化学物質の無政府主義的な氾濫が関係しているのではないか(農薬、化学肥料、プラゴミ、食品添加物、合成洗剤、香料、抗生物質・医薬品、家畜飼料添加物、ホルモン剤、大気・河川・海洋汚染物質の工場排出、その他)。化学物質の氾濫は、放射能や遺伝子操作と並んで、人類を脅かす環境破壊の3番目の柱です。

(2)ナノ物質(炭素繊維など)や異常プリオンたんぱく(BSEの原因と言われていますが、よくわかっていません)のような「異常な分子形状」がもたらす毒性の問題があります。私は、上記の化学物質汚染に加えて、この形状異常物質が放射能・被ばくとの相乗効果を引き起こし、1+1=4とか5とか、ともかく健康上の悪政効果を増幅させているように思っています。そのことに、感染症の原因となっている微生物の有害効果が絡み合っているような気がしてなりません。

(3)日本は何かネガティブなことが起きると(直近では、原発大事故、集中豪雨・台風、大地震・大津波、感染症PANDEMICなど)、いつも必ずと言っていいほど政府や自治体の対応が拙劣で、全くダメな状態が続いています。同じ事象に対しても、同じようなことをくり返してはまた再び失敗するという、救いようのないバカさ加減です。人間よりも下等とされている動物でも「学習効果」というものがあり、同じ過ちは避けるものですが、こと日本政府・自治体は、毎年毎年、動物以下のような醜態をくり返しています。私は、日本という社会の底流に根本的な欠陥があると思っていますが、これを矯正していかない限り、同じ過ちは繰り返されるような気がします。ことは原発・放射能や感染症PANDEMICに限りません。
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3.原子力資料情報室より(現在連載中)
(1)「科学的に安全」とは? - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9063

(2)「科学的に安全」とは?(2) 小児甲状腺がんをめぐる混迷 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9238


4.ヨウ素配布から健康調査まで〜医大未公開資料が語る新事実 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://ourplanet-tv.org/?q=node/2511


5.ちくりん舎:青木一政さん
(1)田村バイオマス発電の問題(上)
 http://chikurin.org/wp/wp-content/uploads/2020/07/1.pdf
(2)田村バイオマス発電の問題(下)
 http://chikurin.org/wp/wp-content/uploads/2020/07/2.pdf

(関連)飯舘村へバイオマス発電計画撤回を求める要請書を提出 - ごみから社会が見えてくる
 http://gomif.blog.fc2.com/blog-entry-684.html


6.(別添PDFファイル)今は冷戦期以上の核危機だ ペリー元米国防長官らに聞く(朝日 2020.7.24)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14561137.html

(私は沖縄県の南西諸島・先島諸島において、米中間の(威力を押さえた)戦術核兵器や劣化ウラン弾その他の小型核兵器を使った限定核戦争が近未来においてありうると見ています。限定核戦争というよりは、開発した戦術核兵器の威力や効果を確かめるための「実験戦争」のようなものです。そうした場合、自衛隊や米軍の基地ないしは軍事施設が存在する島嶼は「標的」にされてしまいます。今現在、現地の愚かな素人考えで自衛隊基地や軍事施設を島に呼び込む動きが強まっていますが、それはかつての「沖縄決戦」を再び、もっとグロテスクで残酷な形で引き寄せる「一種の自殺行為」のようなものです。南西諸島・先島諸島は、日本国憲法にのっとり、いかなる国際紛争も武力による解決を望まず、いかなる戦争も武力の行使もしない・させない、平和で美しい島であることを宣言し、米中日台の軍事的対立から距離を取っておくべきです。:田中一郎)


7.その他
(1)(別添PDFファイル)放射性物質基準超えの山菜、ネット売買横行 東日本のコシアブラ、個人間で(朝日 2020.7.6)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14539094.html
(2)被爆2世、3世の援護施策実現を 全国連絡協 厚労省に要請 | 長崎新聞
 https://this.kiji.is/658539294180639841?c=174761113988793844
(3)埋もれた声拾いたい 全国6400世帯の福島原発事故広域避難者を調査 関学大(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5683c970bc78f6219b0ac9ec2f0f8c0d42038347
(4)江上剛の「福島第1原発を見てきた」(上)【怒れるガバナンス】:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/v4?id=20200329lin0001
(5)江上剛の「福島第1原発を見てきた」(下)【怒れるガバナンス】:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041500551&g=soc
草々 

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