2024年9月10日 (火)

(10.31)再開「新ちょぼゼミ」第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎:たんぽぽ舎)

前略、田中一郎です。


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◆(別添PDFファイル)(チラシ)(10.31)再開新ちょぼゼミ第2回 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(たんぽぽ舎:田中一郎) https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EbtBTVAHlosggBUvCwAAAAABQre9LVw-YSVKIthXZ-Cpnw?e=42ldUT

 ご承知の通り、岸田文雄自公政権は「カーボンゼロ」「脱炭素」を口実に「原発大推進」に舵を切っています。福島原発事故の後始末もできず、過酷事故再発の厳格な歯止めもせず、老朽原発まで稼働期間を延長して使うなどとしています。ところが、その根拠となっている「人工排出CO2温暖化」説には科学的実証的根拠に多くの疑義が出されており、それをしっかりと確認しないままに原発を脱炭素電源として、今後大きく使っていこうというのです。世界的な「地球温暖化」騒動の下で一種のショックドクトリンと言えるでしょう。実際問題、国土の狭い日本では大幅拡大が難しい「再生エネ」を頼りに「脱原発」と「脱炭素」を同時達成するなどということにはリアリティがありません。実社会が産業や生活に大きなダメージを受けない対応策を慎重に考える必要があります。今回は、この「人工排出CO2温暖化」説や「脱炭素」政策を厳しくチェックするとともに、日本の今後のエネルギー政策の在り方、消費構造の在り方に考えを及ぼし、どういう形でエネルギー革命を乗り切っていけばいいかを考えます。みなさまのご参加をお待ちしています。

プレゼン:田中一郎(たなか いちろう)

 <次 第>
日 時:10月31日(木)18時~20時30分(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 高橋セーフビルの1階 JR水道橋駅西口から5分:水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、
 グローバルスポーツビル、セブンイレブン、鉄建建設本社ビルを過ぎて、
 次の交差点(酒屋さん)を右折、ケバブ店(今は空き家)の隣

 東京都千代田区神田三崎町3-1-1  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email:tanpopo3238@yahoo.co.jp URL: http://www.tanpoposya.com/


 <必見サイト>

(1)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(2)(報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html

(3)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃん
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html

 <参考書>

(1)地球温暖化説はSF小説だった その驚くべき実態-広瀬隆/著(八月書館)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034055718&Action_id=121&Sza_id=GG

(2)「地球温暖化」狂騒曲 社会を壊す空騒ぎ-渡辺正/著(丸善出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033780955&Action_id=121&Sza_id=E1

(3)地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来-宮原ひろ子/著(化学同人) 
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034413947&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)再エネ乱開発 環境破壊と住民のたたかい-傘木宏夫/著(自治体研究社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034625729&Action_id=121&Sza_id=GG


 <「再生エネ」電源の環境破壊>

(1)北海道「釧路湿原」侵食するソーラーパネルの深刻 天然記念物も生息する日本最大の湿原に異変 - 資源・エネルギー - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/676109

(2)メガソーラーに侵される阿蘇外輪山――ルポ・熊本県山都町を訪ねて 世界文化遺産登録を目指す雄大な草原にパネル20万枚 再エネのあるべき姿とは? - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/shakai/27591

(3)石狩湾周辺の主な大規模風力発電所(稼働中+計画段階)(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlg8Twjp0u9sHPIX9?e=AjLtCr

(4)着床式洋上風力計画での最短離岸距離等 & 諸外国における洋上風力の離岸距離(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)(風力発電機の沿岸からの距離を、日本と欧米などの諸外国と比べてみて下さい)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhD2hlM4FAY7saFt?e=Ko2KaA

(5)原生林由来のバイオマス燃料、輸入国日本の責任 森林生態学の専門家がビジネスの危うさを指摘 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/766651

(6)再エネ業界に激震、バイオマス燃料で「認証偽装」 取引していた三井物産や伊藤忠はどう対応するか- 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/633934

(関連)恐ろしい…風力発電施設から発生する「低周波音」の健康影響 - ゴールドオンライン
 https://gentosha-go.com/articles/-/38624


 <いちろうちゃんのブログ>

(1)「再生エネ」は環境にやさしいから何でもいいという「神話」は捨てるべき(1):すさまじい建設ラッシュの巨大洋上風力発電団地が日本列島沿岸の自然環境や地域住民の健康を破壊する(例:北海道石狩湾他)他イロイロ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-7153b9.html

(2)「脱炭素・入水素」の正体は「ピンク水素」だった:水素エネルギー社会・燃料電池車のクリーンな街、を支える水素の大量生産は、化石燃料または原発が担う=「脱炭素」盲従主義がもたらす(水素)ポンポコリン事態の愚かさ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-a51024.html

(3)「気候危機」論=「脱炭素」盲従主義が岸田政権の「GX推進」とハーモナイズし原発大推進に結果:わずかな「再生エネ」依存で「脱原発・脱炭素」の同時実現はリアリティなし、「人工CO2温暖化」説の科学的根拠を厳しく問え!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-6dd8ae.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2023)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々


(追)原発推進の立場であることがはっきりした江守正多という似非気候学者と、脱原発・脱炭素の論文を誌面から一掃したうえで、かような論文を掲載する岩波書店月刊誌『世界』の独善性と犯罪性

◆(別添PDFファイル)気候再生のために:日本人は原子力と縁を切れるか(イントロ部分)(江守正多『世界 2024.10』)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EdRCfMYhlypFlhuh_6h6FUwB073ElTY-t71cnNvZ2CjU7g?e=jjVooU
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-1887446

(関連)江守 正多 - 東京大学未来ビジョン研究センター
 https://ifi.u-tokyo.ac.jp/people/emori-seita/

 <田中一郎コメント>

 広瀬隆氏の気候変動に関する公開討論会呼びかけから逃げ回っている江守正多という似非気候学者(今現在は東京大学教授、この江守正多に招かれてなのか斎藤幸平という愚かな若い学者が大阪市立大学から東京大学の助教に移籍している)執筆の論文(別添PDFファイル)が、今や筆頭格のリベラル誌から転落してガラクタ論文を掲載するに至っている堕落・没落の岩波書店月刊誌『世界』に掲載された。

案の定、江守正多は、日本の原発や地域独占(原発)電力会社(「毒電」)の実態や原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の「審査」なるもののお粗末さを何も知らずして、バカバカしいまでのお気楽論文を書いている(脱原発・反原発を理解している方ならば、この江守正多の論文のお粗末・ニセモノぶりは容易に批判できると思いますので、私のイチイチ逐条批判は省略します=読んでいて、福島原発事故を含め、この人物が原発・原子力のデタラメを全く理解しようとしていない、知ろうともしていないことを強く感じ、憤りを隠せません)。

また、「再生エネ」を普及させることで「脱炭素」を実現するなどと、これまた、今や全国各地で環境破壊・地域社会破壊の猛威を振るう「再生エネ」の実態を知らず、妄想・幻想にふける有様だ。そして、こうした岩波書店月刊誌のオブラートに包まれた「毒性論文」に感化された愚かな人たちが、岸田文雄自公政権が進める「GX推進」=「脱炭素」の口車に乗って、原発大推進の片棒を(おそらくは意図せずに)担ぐことになるのだろう。ファシズムと原発大推進は善意に担がれてやってくるのだ。

この岩波書店『世界 2024.10』掲載のこの江守正多論文が示したことは、次の2つである。

(1)江守正多という科学的実証的根拠の乏しい「人工排出CO2による地球温暖化」説の旗振り男が、やはり現在の原発推進体制の支持者であり、論文内容から鑑みて、似非リベラルを装った「原発推進別動隊」であることがはっきりした。

(2)岩波書店月刊誌『世界』という雑誌は2年ほど前から脱原発・脱被ばくの論文を一切掲載しなくなる傍らで、「人工排出CO2による地球温暖化」説に何の疑義も呈さずに、お気楽「脱炭素」論文を掲載し続けてきた。その岩波雑誌が、いよいよ「原発大推進」の片棒を担ぐ、似非リベラル風味の論文を掲載し始めたということだ。原子力翼賛体制への道を、この雑誌も、この書店も、ご多分に漏れず走り始めている。

(関連)「原子力翼賛社会」とはどういうものか?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-9a71.html


(CHAT)
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みなさまには「人工排出CO2による地球温暖化」説に騙されないよう改めてお願い申し上げます。この「人工CO2温暖化」説の科学的実証的根拠を、再度厳格に問うてみていただけませんか? 

たとえば、地球上の気温はどんな場所で、どのように、誰が測定しているのか? そして、その生データを誰がどのように「調整」して公表しているのか? 過去5億年の気温の変化と地球上のCO2濃度の推移はどうだったのか? IPCCの人間たちが引き起こした「クライメート・ゲート事件」はどういうもので、どういう組織のどういうメンバーが調査し、その結果はどうだったのか、

◆雑誌『化学』(渡辺正東京大学名誉教授)クライメート・ゲート事件 上下
https://www.env01.net/main_subjects/global_warming/contents/climategate/climategate02.pdf
https://www.env01.net/main_subjects/global_warming/contents/climategate/gate2.pdf

そして他方で、宇宙物理学の現段階により地球上の気候がどの程度まで説明されているか、問うてみて下さい。

マスゴミに踊らされて、みんなが言うから、そうに違いない、「世界中の科学者が「人工排出CO2による地球温暖化」説は疑いがなく正しいと言っているという(大嘘です)」などという大嘘まででっちあげる、こういう態度は、市民運動・社会運動には禁物です。

科学的実証的根拠があやふやなまま、みんなで渡れば怖くないかのごとく、「地球は温暖化していて、それは人工排出CO2のせいだ、CO2を殺せ!」、などとやっている、これはまさに現代の「福田村事件」です。

これでは、死者・重傷者を大量に出しているmRNAコロナワクチンと同じような結果になります。
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2024年9月 8日 (日)

危機の中の立憲民主党代表選:こんな候補者ではたしてホンモノの政権交代を担える党執行部が創れるのか? 立憲民主党は立党の精神に立ち返り再スタートせよ

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.♪「傷だらけの日本政治」
 https://qr.paps.jp/IjzyY

 何から何まで 真っ暗闇よ、すじの通らぬ ことばかり
 右を向いても 左を向いても、ばかと阿呆の からみあい
 どこに未来の夢がある


2.「新ちょぼゼミ」を再開しました

(1)(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html

(2)(チラシ)(10.31)再開新ちょぼゼミ第2回 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(たんぽぽ舎:田中一郎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVli9uHOQpxQ0CKKrM?e=mizRJ4

(3)第3回目は日程未定ですが、「新しい民主主義と日本政治」をテーマにしたプレゼンを考えています。


3.(署名用紙)プラスチック条約策定に関する要望書(子どもケミネット)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlkFV4Vj2hWhAhBeW?e=dcaIOM

(関連)(パンフ)有害化学物質のない減プラ社会をつくろう!!(子どもケミネット)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlkAUAttoFcBfJZ6x?e=b3Ardx

(関連)プラごみ汚染、インドが最多 「世界全体の5分の1占める量」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352343


4.イベント情報

(1)(9.18)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第30回口頭弁論
 https://idogawasupport.sub.jp/

(2)(チラシ)(9.19)福島原発さいたま訴訟 控訴審第4回公判 & 報告集会(東京高裁#101、衆2-2)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgwQSJ5_d8q7hHPq?e=1EIPyM

(3)(9.19)第10回口頭弁論期日と期日報告のお知らせ~開沼氏との訴訟 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/topics/49411/

(4)(9.22)日米地位協定の改定に向けて-他国の地位協定との比較で見えた展望(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/event/12691/

(5)(チラシ)(10.7)避難住宅追い出し訴訟 判決(東京地裁#103 報告会アリ)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljbKlX9vRq-GOlU1?e=ZaIZsz

(6)(チラシ)(10.8)シンポ:自治・分権国家が誕生する(共同テーブル:衆2多目的)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlje6-U6-Lwwi3RW1?e=uEKQ9u

(7)(チラシ)(10.17)福島原発かながわ訴訟 第2陣第12回公判(横浜地裁#101)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlkJ2c_8ALQUpGPB5?e=wfcIgV

(8)(9.26)子ども脱被ばく裁判:第3回最高裁要請行動

 12:45 最高裁正門前行動
 14:00 最高裁申し入れ ハガキを提出します。
 15:00 事前集会と政府交渉 @参議院議員会館講堂
 ・学校環境衛生基準になぜ放射性物質が入っていないのか
 ・学校再開の基準となった年間20ミリシーベルトが決定した経緯
 政府交渉の流れ
  省庁から事前質問に対する回答
  弁護団などとの質疑応答
  会場参加者からの意見や質問
 17:30 散会


5.あおタイムス AO-TIMES - YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UCMIjZvJTHXimDJ-VfI4w74A

(関連)なぜ日本は原発を止められないのか?-青木美希/著(文春新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034542370&Action_id=121&Sza_id=C0


6.注目情報

(1)「砂川事件」めぐる国賠訴訟 原告「司法の独立の下、正しい判決を」 控訴審判決は来年1月31日:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352663

(2)米軍内での性的暴行、米政府公表の2-4倍 女性兵4人に1人被害 2001~21年、米大学推計 - 沖縄タイムス+
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1430184

(3)「万博に能登の子どもたちを招待」する吉村洋文知事 なぜかお金はふるさと納税で 被災地支援の本気度は?:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352640?rct=tokuhou

(4)『約半数で定員割れ』の大阪府立高校 「完全無償化」で高まる私立高人気への対抗策は「入試の前倒し」 受験生や保護者からは歓迎の声 その狙いとは(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8ac393d98f6e938bb2750c00db415ee81b81a030

(5)外苑のイチョウ並木「横道の2列」が仲間外れにされ危機 事業者「4列は保存」…共に育った18本の命運は:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/351755?rct=tokuhou

(6)朝ドラのモデル三淵嘉子らが出した原爆裁判の判決文がすごい…「忘れられていた歴史的裁判」が描かれた意味 三淵嘉子は退官後に核兵器禁止の署名活動をしていた - PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
 https://president.jp/articles/-/85717?page=1

◆日刊IWJガイド・非会員版「NATOの重要拠点への直接攻撃の開始か!- ロシア軍がウクライナ・ポルタヴァの『事実上のNATO教官の基地』を極超音速ミサイルで爆撃!」2024.9.6号~No.4321 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53884
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危機の中の立憲民主党代表選:こんな候補者ではたしてホンモノの政権交代を担える党執行部が創れるのか? 立憲民主党は立党の精神に立ち返り再スタートせよ」をお送りいたします。

(去る8/30に文教区民センターで開催されました市民集会の結果、「立憲民主党への提言書が本部・議員・候補予定者に提出されました」との「紹介」メールが送られてきましたので、これについて、以下、簡単にコメントいたします。

◆【公告】代表選挙立候補届出結果に関する公告 - 立憲民主党
 https://cdp-japan.jp/news/20240907_8237

(関連)立憲民主党代表選挙2024 推薦人一覧|NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/special/rikkentop_2024/recommendation/


 <別添PDFファイル>
(1)立憲はどこへ行く?(前川喜平 東京 2024.9.8)
(2)立憲民主党代表選(東京 2024.9.8)
(3)立憲民主党代表選(朝日 2024.9.8)
(4)立憲民主党代表選(毎日 2024.9.8)


 ゴミクズカスの中から、誰が一番スッカラカンなのか、誰が一番日本を破壊してくれるのかを選ぶ、茶番の自民党総裁選、その狙いは、①大問題化して実態解明や抜本改革や引責を迫られていた政治資金問題と統一教会問題を「あいまいのまま終わったこと」にすることと、②いよいよ日本国憲法破壊=戦後民主主義の政治体制をぶち壊し、対米隷属戦争と国民動員、原発と財界最優先の国を創るスタート政権とすること、の2つである。総理総裁がスッカラカンであれば、何をどのようにした結果、批判されたとしても「暖簾に腕押し」だから、B級国民化が進んだ今こそ、すべての有権者・国民から「有権」を事実上取り上げ、自分たち為政者の思うがママの「道具」「将棋の駒」「私兵」とすることを狙っている。日本国憲法への緊急事態条項を入れようとしているのは、その最たるものだと言えよう。しかし、候補者全員がゴミクズカスのスッカラカンだから、こうした悪質な政治目的を実現するだけの能力は備えておらず、ただ「壊憲」の長い道程のスタートを切ればいい、という暗黙の了解の下で事は進んでいる。マスゴミはいつもの通り、このバカバカしく下らない「選挙」を「お祭り騒ぎ」にして、その提灯持ちを担っている。

(関連)緊急事態条項って 必要なの?!(日弁連)
https://www.nichibenren.or.jp/library/pdf/jfba_info/publication/pamphlet/kenpo_pmf_202311_2.pdf


 翻って、野党第1党の立憲民主党代表選挙、「世直し」を求める有権者・国民から、今度こそホンモノの政権交代を実現させ、フレッシュでリベラルな政治実現へと進んでくれるのかと思いきや、こちらも自民党総裁選とほとんど違わない、バカバカしく下らない「選挙」と「なってしまって」いる。「なってしまった」というよりは、このニセモノ野党第1党の体質・本質から来る必然的結果で、「してしまった」という方が適切かもしれない。代表選に立候補したのは、非常識な1年生女性議員を除けば、3人が3人とも、もはやそのネームにカビが生えかけている「失敗団子3兄弟」である。仮に今秋に実施されそうな総選挙で立憲民主党が勝利したとしても(勝利などしないと思うが)、この代表選のメンツから見て、2009年の「口先やるやる詐欺」政権に続く再度の「口先やるやる詐欺」政権となること必至である。

(関連)(必読)立憲はどこへ行く?(前川喜平 東京 2024.9.8)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlkPJ3UnB06xDNsk4?e=RAdfOz

下記には、全文が読める東京新聞の若干の記事をご紹介しておく。既に下馬評では、野田佳彦が再びの代表となるだろう、とのことで、この政党はついに終焉の時を迎えたか、という印象だ。有権者・国民のみなさまには、仮に野田佳彦が代表になった場合には、立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」はもはや自民党と同じ=「第2自民党」と見なしていただき、来たる総選挙では立憲民主党候補に投票することをおやめいただきたい(他の立憲野党に投票して下さい)。

リベラルの議員もいるではないか、という認識もダメで、彼らは今回の代表選で、自らの政治生命をかけて何もしなかった=日本と党の2つの危機が深刻化している時に「何もしない」リベラルなど、これからの「危機の深まる日本」においては何の役にも立たぬ「口先リベラル」にすぎない。そんな人たちに政治改革や「世直し」を期待しても、投票が無駄になるだけである。立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」=この政党は、一度国政選挙で大量落選を経験させ、頭から水をぶっかける形で泡沫政党に落とし込む必要がある。そして、そこから自力で這い上がるリベラルを含めて、この国に「ホンモノの政権交代を担えるリベラルな(「積極的日本国憲法主義」(注)+脱原発+対米自立)中核的政治勢力」を形成する必要がある。

(注)「積極的日本国憲法主義」には、戦争法制の一括廃棄や対米自立(段階的)、生存権を含む基本的人権の保障、国民主権と法の下に平等、地方分権自治、三権分立、など、今日の政治の在り方とは正反対の、有権者・国民が主役の新たな政治展開が含まれています。そして、新政権の主要な政策や行政には、日本国憲法の第何条が適用されているかを明らかにし、日本国憲法のすばらしい条項規定を広宣流布していきます。

これがなければ、この国の政治は自民党に集まる権力亡者たち(似非野党やガラクタ系を含む)に政治を私物化され、それを正すこともできぬままに選挙のたびに迷走し、ニセモノ政治改革が現れては消え、消えては現れして、愚かな鳥獣戯画を描きながら没落・滅亡・破滅へと螺旋を描きながら転落していくことになるだろう。「世直し」有権者・国民は、甘い想念を捨てることだ。期待してもダメなものに、すり寄ってみても、期待を裏切られて失望することは目に見えている、立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」に対する甘い幻想は捨てなければならない。

 <立憲民主党代表選候補者:失敗団子3兄弟と非常識女性候補>

◆野田佳彦(本命候補):失敗団子3兄弟の長男

 2012年の「売り言葉に買い言葉」国会解散という民主民進「口先やるやる詐欺」政権がやった最後の大失敗(他にもさまざなな大失敗をやり、それはアベ政権のロクデモナイ政策や法案に引き継がれた=まるでアベ政権の前座裾払い政権のごとしだった)で、あのグロテスクなアベ長期政権を生み出すことになった「A級戦犯」、それが野田佳彦である。小説「坊ちゃん」に出てくる野田という人物は、保守反動の教頭である「赤シャツ」に取り入る提灯持ちの御用人間(斎藤美奈子の東京新聞コラム記事より:下記参照)で、まさにピッタリの例えである。その野田佳彦は今回の代表選に臨むにあたり、①アベ安保法制は継続堅持、②原発は再推進(自公政権と同じ)、③消費税率は引き下げない、④日本共産党との共闘はあり得ない、という4つの「日本破壊のお約束」を既に言明している。その他の「公約」は「刺身のツマ」のようなものと見ておいていい。野田佳彦を立民代表選候補に持ち上げたのは小沢一郎であり、私は野田佳彦とともに、この2人は「自民党へ行け」と言っている。こんな人物を代表に選ぶ政党もまた「自民党の手下」か「第2自民党」である。

(関連)「もし野だ」の憂鬱(斎藤美奈子 東京 2024.9.4)
 https://x.com/tenshinokuma/status/1831614696837017646

(関連)立憲民主党・玄葉光一郎氏「野田佳彦元首相に期待」 政権交代前に近い空気 - 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA054TQ0V00C24A4000000/

(9/8(日)の東京新聞記事やNHKサイトによれば、かような発言を繰り返していた玄葉光一郎(福島県)は、今回の代表選では吉田晴美候補の推薦人になっている。この人物、どういう神経をしているのだろうか? それとも東京新聞やNHKの間違いなのか? あるいはひょっとして、4人の立候補で代表選をするという「猿芝居」を演出するために推薦人をテキトーに割り振ったということか? マスゴミ記者たちよ、玄葉光一郎のところに聞きに行ってこいよ! 玄葉も一応は立憲民主党の幹部の1人だぞ! 代表選が茶番かもしれんぞ! :田中一郎)

(関連)立憲民主党代表選挙2024 推薦人一覧|NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/special/rikkentop_2024/recommendation/


◆枝野幸男(穴馬候補):失敗団子3兄弟の次男

 枝野幸男もまた、2009年の「口先やるやる詐欺」民主民進党政権での失敗人間であり、再度のチャンスだった2021年の衆議院選挙でも政権交代に失敗している。その失敗の仕方もまさに「自業自得」だった。今回も真っ先に代表選に立候補し、生真面目にも詳細な選挙公約を公表したが、それを私がのぞいてみて、ああ、またこれじゃダメだな、という印象を強く受けた。まずもって消費税減税をしない、それから日米関係最重視、そして脱原発はやるのかやらないのか曖昧で、御用組合「連合」への媚びへつらいも「やめる」とは言わない、要するに2021年の時とほぼ同じだということだ。私は枝野幸男が代表選の本命候補であるなら、彼が公表した選挙公約を逐条的に批判コメントをしようと思っていたが、野田佳彦が本命だと聞いて、バカバカしくなってやめた。肝心なことが、みな「言葉遊び」でごまかされているような枝野幸男の「政策公約」をコメントしてみても始まらない上に、どうせ当選しないのなら、全くの無意味だからだ。こんな枝野幸男を立憲民主党内のリベラル勢力が推薦し応援をしているという。この立民リベラルのニセモノぶりは、もはや自滅への道を歩み出したと見ておくべきだろう。腰抜けのリベラルは役に立たない、「色男、カネと力は、なかりけり」、昔からある俗っぽい言い回しだが、立民似非リベラルをよく形容しているのではないか。

(関連)20240821枝野幸男 代表選挙政策骨子「ヒューマンエコノミクス-人間中心の経済」
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlj5TB_pLBb20JSuo?e=vfMVuT

(関連)20240821枝野幸男 代表選挙立候補決意表明
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlj9XATA3N7cOxZwX?e=fYfdKu


◆泉健太(泡沫候補):失敗団子3兄弟の3男

 国民民主党からやってきた中途半端で覚悟の決まらないチョコザイな政治家。既に3年間、代表を務め、何の成果もないどころか、立憲民主党をよりひどく迷走地獄へと転落させ、地方選挙を含むたびたびの選挙で負け続けながら、その敗因は選挙に協力してくれている日本共産党をはじめ、他の立憲野党のせいにするという、総大将の風上にも置けぬ尻軽な無責任男である。これまで市民集会に顔を出したことなど一度もなく、野田佳彦と同じく、市民運動・社会運動は「うるさい」「騒がしい」と思っている御仁である(野田佳彦は総理大臣の時に官邸前で野田政権の政治を批判して集まった多くの「世直し」市民に対して、「遠くで騒がしい雑音が聞こえる」、などと無礼千万の暴言を吐いていた)。立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」の中でさえ、代表選出馬に必要な推薦人20人(この決まりは愚か)を集めることに苦労するような人物が、代表になるわけもないし、総理大臣などトンデモナイ話で、早く辞退して引っ込め、という話である。

◆吉田晴美(論外の泡沫非常識候補)

 少し前にもコメントしたので、この人物の評価については省略する。私は、この女性の過去をある程度知っているので印象はよろしくない(難局を切り開いていくような、背骨のしっかりした、勇気と実践力のある頼りになる政治家ではない)。代表選に立候補したこと自体を私は「非常識」と評価している。世の中を甘く見ているのではないか? あるいは野党第1党は常に政権交代を念頭に置いて動かなければならず、その代表は次の総理大臣であるという、最も肝心な政治的認識を欠いているのでないか、と私は思う。吉田晴美が代表選に立候補するのは10年早い、非常識極まりない「売名行為」だ。彼女が立候補するのではなく、たとえば辻元清美氏のような先輩の女性議員を代表選に推薦し、その実現のために、彼女が身を粉にして動き回ることが1年生議員としての使命であり責任だ。そして、かねてより私が申し上げてきたように、辻元清美氏(あるいは別のベテラン女性議員)を代表にして、女性が大半を占める「フレッシュ立憲民主党女性執行部」を形成し、「生まれ変わった立憲民主党=おっさん立民・自民党補完立民はもうやめた」のキャンペーンを全国遊説して回ることだ。その活躍の成果を認めてもらって、立民マドンナ新政権に入閣し、副大臣か政務官に就任する、その時に政治と行政の生々しい体験を活かし、近未来に代表や総理の地位をねらう、というのが、まともな若い未熟な政治家の「正道」である。非常識な人間は日本政治にも立憲民主党にもいらない。

 <若干の立憲民主党代表選の記事>

(1)(必読)<詳報>立憲民主党代表選に立候補した4人、政策の違いは? 候補者討論会:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352789

(いい記事だが、読んでいて、強い憤りがこみ上げてきた。ふざけるな! と叫びたくなる、4人へのインタビュー記事である。:田中一郎)

(2)<詳報>野田佳彦元首相「安易な消費税減税しない」 共産党とは「一緒に政権担えない」 立民代表選に出馬表明:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/350637

(3)立民代表選の候補者が「現実路線」と声をそろえる危うさ 原発も安全保障も継続性重視、支持層離れ大丈夫?:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352861

(4)立憲民主・枝野幸男前代表が代表選に出馬を表明 「私なりの選択肢を示す」 21日にも政策発表【一問一答】:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/346540

(5)立憲民主党代表選の仕組みって? 地方議員や党員はどうやって投票?:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352607


 <未練がましく争点をぼかした提言では事態打開は困難>

◆立憲民主党への提言書(政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会実行委員会 2024.8.30)
 https://drive.google.com/file/d/1rGRH8_mBeI0hA0rGaH6tUyw5b2EMBEXj/view

 <田中一郎コメント>

 上記は8/30に文京区民センターで開催された市民集会での決議だという(立憲民主党議員の参加はなかった様子)。立憲民主党本部や議員らに届けられたそうである。差出人は「市民集会実行委員会」名だが、私は参加者の多くが「市民連合」、ならぬ「日和見連合(ひよれん)」だと見ている。提言書の内容は、①消費税減税を否定するな、②戦争法制や改憲に加担するな、③「脱炭素」のスローガンを出さずに「脱原発を目指せ」と書いているのは大いなる進歩、④2009年民主党政権の失敗を総括せよ、地方政治を含めて自公と慣れあうな、代表選は「古い顔」ではなく「新しい顔」でやれ、など、至極もっともなことが書かれていて、その内容については何も問題は感じない。では、何が問題か?

(1)文章全体が内向きであり、この日本が「対米隷属戦争」と「再びの原発過酷事故」という深刻な危機・滅亡の危機にある中での、政権交代選挙に臨む野党第1党に対する提言書としては、いささか迫力に欠ける。要するに弱い、弱弱しい、それは、まだこの期に及んでも、立憲民主党に嫌われたくないという、同党への「寄りかかり」「すり寄り」ないしは「未練」のセンチメントがあるためではないかと推測される。市民運動・社会運動は、もっと既成政党を「突き放し」て評価し関係を持つようにしなければいけない。

(2)日本滅亡の最大要因の1つ=対米隷属の戦争準備と安保法制の拡充を進める岸田文雄自公政権と、維新や国民民主党などの「壊憲」・自民補完勢力に対するきっぱりとした決別、を訴えなければ意味がない。しかも立憲民主党はこの間、維新や国民民主党などとともに、岸田文雄政権が国会に提出したほとんどの戦争準備法案に賛成をしてきている。これに言及しないでどうするのか?! とりわけ「経済秘密保護法(SC法)」(=「スパイ防止法」現代版)は断固として認めがたい違憲立法であり、立憲民主党はこれに賛成したことで、立憲主義政党の看板を下ろせということになる。時流に流されて締まりのない立憲民主党と、それにすがりつく市民運動・社会運動では、難局は打開できず、事態はよりひどい混迷の情況に転落していくことになる。「安保法制の違憲部分を撤廃」などという「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」の野党への共通政策要請は、もう取り下げるのかどうか、注目点の1つである。

(3)日本滅亡の最大要因のもう1つ=原発・核燃料サイクルについて、脱却せよ、だけでは全く舌足らずである。私が常々申し上げてきたように、①脱原発ロードマップを具体的に策定する、②規制当局の体をなしていない原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の廃止と新規制機関の設置、③福島原発事故の後始末の抜本見直しと、宿題となっている原発・核燃・環境放射能・放射線被曝関連の法整備など、④原発立地地域の経済再建・再生支援、などを書き込むべきである。

(関連)(8.30)「政権交代の為に立憲民主党に物申す市民集会」(私が申し上げたいこと)(ちょぼちょぼ市民連合 田中一郎 2024.8.30)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliRjEgg7XynGohfu?e=B3xL1c

(上記の簡単な原発に関する「もの申す事項」は前もってメールで8/30集会の事務局メンバーらに届いているはずだが、「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」に無視されたようだ。「日和見連合(ひよれん)」の体質を現している。:田中一郎)

(関連)エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎 2024年9月4日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUNU-GZxYJfhrHRK?e=pcuces

(4)消費税減税・廃止(つまりは不公正税制の抜本改革)や「市民と野党の共闘」については、野田佳彦、枝野幸男、泉健太の3人が3人とも「やらねー、やってられねー」という態度である。小うるさい「世直し」市民より、御用組合「連合」、市民運動・社会運動よりは業界団体さま、社会民主党や日本共産党や、大嫌いな「れいわ新選組」よりも、「壊憲」派・戦争準備推進・原発推進の維新や国民民主党と連立政権をつくる努力をしたい、そんな連中である。吉田晴美についてはよくわからないが、上記で申し上げたように、この人物は過去の振る舞いから判断する限り、時流に流される骨の無い政治家、というのが私の印象だ。違うなら違うと、それを強く打ち出さないと話にならない。国会議員1年生、ランドセルしょって綺麗ごとを並べていても、ほとんど相手にされないだろう。今回のこの提言書は、こうした代表選と、この代表選が赤裸々に示す、立憲民主党から「脱憲反民主党」への変質・転落に対する、市民運動・社会運動、ないしは「世直し」市民による政治運動のなすべきこと、あるべき態度が見えないものになっている。要するに腰砕けの日和見だということだ。

(5)結論:「脱憲反民主党」は「たよれん」、「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」も「たよれん」、没落・破滅へと向かう日本を救う、新たな「世直し」中核勢力の形成が必要不可欠である。「世直し」中核勢力失くして、日本政治の変革なし、日和見・中途半端は危機の時代の政治や経済・社会を、よりヒドイ情況に追い込む愚かな態度である。私たちは、私たち自身が「覚悟を決める」とともに、覚悟の決まった政治家こそを応援し、選挙に勝たせて、「世直し」に着手していくべきである。今はその基本ができていない。


・・・・・・・・・
立憲民主党は、次回の国政選挙(おそらく今秋)で歴史的大敗北をさせて泡沫政党に追い込み、顔を洗って一から出直しさせるのがいい。有権者・国民は他の立憲野党に投票していただきたい。今回の代表選に見られるような、有権者・国民無視、支持者軽視、「世直し」市民排除の立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」はいらない(不要)、歴史のゴミ箱へ消えていただいて結構だ、という毅然とした態度で、悲しき立憲民主党の現状・現実と立ち向かうべきだろう。

(関連)絶望の日本政治:自民党総裁選という「選挙の顔」を選ぶガラクタ市、立憲民主党代表選という「自民補完」への廃品回収陳列会=これが1990年代の「(似非)政治改革」のなれの果て、こんな政治家どもを野放しにしているのはあなた方有権者・国民です- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-2f5b73.html

(報告)(拡散希望)(報告)オルタナティブな日本をめざして(第100回 最終回):「現代日本の政治改革」(「新ちょぼゼミ」 BY 田中一郎:2024年3月26日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/03/post-baa90c.html
草々


-----Original Message-----

From:鈴木国夫
Sent: Saturday, September 7, 2024 11:17 AM
Subject: [もさく連:6698] 立憲民主党への提言書が、本部・議員・候補所定者に提出されました(紹介)

つなぐ・つながる通信2024/9/7(転送歓迎、重複ご容赦)

立憲民主党の方向性は、今後の政治と市民運動に大きな影響を与えます。
代表選直前に下記の市民集会が開催され、「提言書」が提出されました。

「政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会実行委員会」
の主催で8/30に集会が開催され(会場参加49名+ZOOM)、
実行委員会がまとめた提言書が9/6に立憲民主党に提出されました。

提言書PDF・・・  https://bit.ly/3ASYVoV


提言書は①党本部へ提出と同日に、②全ての立憲民主党の国会議員に配布され、
③また現在公認されている衆議院選候補予定者にも郵送されました。

8/30集会の動画(UPLANさん) https://youtu.be/k2juxwEdY2M


--- 提言書の一部紹介 -----

1.立憲民主党の姿勢をしっかりと確立すべき

政権交代を果たすためには、国民政党としての信頼が足りません。
以下の指摘を実行してください。

1)旧民主党時代を総括すべき

 民主党政権では、政官財既得権益側からの執拗な攻撃に怯み、長期的な
指針そのものをひっくり返したことで国民の信頼を失い、今日の政党不信
につながりました。鳩山・小沢切り捨て問題、マニフェスト破り、

公約違反の消費増税・・・、これらを総括・反省することで、
失敗を繰り返さないことを世間にアピールしていただきたい。

2)党の姿勢を明確に

 結党時の国民の期待は、安保法制に反対し、草の根民主主義を掲げ、
「国民の生活が第一の政治」への希望が感じられたことにあります。

立憲主義に基づいた健全でまっとうな民主主義社会に変えていくこと
が大事であって、そこに右も左もありません。99%の人々のための政
治を行う姿勢を明確にしてください。

3)ブレない姿勢

 貴党に求められる政権担当能力とは、国民のための政治を遂行する能力
であり、対米従属・霞ヶ関依存の自民党型政治をなぞる能力ではありません。
平和を求める野党共闘の旗を毅然として掲げていただきたい。

支持団体や他の立憲野党と柔軟に連携しつつ、自らの政治理念に忠実
であっていただきたい。

(引用終わり)

続きは、提言書をご覧ください。 https://bit.ly/3ASYVoV
参考X:https://x.com/seikenkoutaikai/status/1832025822250561768

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2024年9月 6日 (金)

(報告)(9.4)院内集会「災害・食料・消費税、総選挙で日本をアップデート「ガーベラの風」国会イベント(私もお誘いを受け登壇させていただきました:化石燃料に過度に依存しない「脱原発」を目指せ! 「脱炭素」は有害無益)

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
================================
1.(ナツメロ)見上げてごらん夜の星を - 坂本九【1960年】- YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=D57JqG4D81k

(関連)(必読)日航123便墜落圧力隔壁説をくつがえす-青山透子/著(河出書房新社)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034092037&Action_id=121&Sza_id=E1

(著者の青山透子は、客室乗務員として近しい仲間を失った。その悔しさが執念が、外務省公文書の新事実にたどり着かせ、墜落の事実を解き明かそうとしている。あの35年前、日本中がTVの映像から目が離せなかった無惨な事実は「事故」ではなく、「事件」だったのだと語る裏付けはここに十分に綴られた。:2020年9月14日:上記より一部転記)

 <田中一郎コメント>

 1985年8月12日、日本航空123便が群馬県の御巣鷹山に墜落したのは事故(圧力隔壁説)ではなく、自衛隊の練習用ミサイルによる撃墜でした(誤射なのか故意なのかは不明)。日本という国・政府は、政府系会社である日本航空を押さえつけて情報統制をかけ、今日に至るまでこの「事件=刑事犯罪」の真実を徹底して隠蔽しています。上記の青山透子氏の著書はその真実を確かな証拠とともに明らかにした必読書です。また、国民的歌手の坂本九さんは、この「事件」の犠牲者の1人です。今回の「ガーベラの風」集会では、この「事件」で夫を失った吉備素子さんが登壇しています。ご注目下さい。吉備さんらは、これまで「事件」の真相を明らかにするため、撃墜された日本航空123便のボイスレコーダーとフライトレコーダーの公開を求めて裁判を提訴していましたが、最高裁で敗訴しました。日本の司法・裁判所が機能していないのは既知の通りです。


2.オンライン署名·自民党の巨悪を眠らせた畝本直美検事総長の適格性審査を要求しましょう!· Change.org
 https://qr.paps.jp/mr7hq


3.イベント情報

(1)(チラシ)(9.7)原発と再生エネルギー(青木美希さん:たんぽぽ舎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXh6k2MpBMExBCT5?e=B9ndKK

(2)(チラシ)(9.9)鬼怒川水害裁判控訴審 第1回公判&報告会(東京高裁#101、衆2-2)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljIvGrbV8DZFxltn?e=dBPOy6

(3)(9.11)第11回口頭弁論のお知らせ - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://tinyurl.com/3kxmp9tc

(4)(チラシ)(9.14)ジャーナリズムが生き残るために:長井曉さん(中央大茗荷谷)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljQuUonUdeIxuC3J?e=6Xws58

(5)(9.16)女と政治をつなぐ - 「こんなはずじゃなかった、介護保険:私たちのケア社会をつくる」8時間ぶっ通し介護保険マラソンシンポジウム 9月16日(月・祝)は予定を空けておいてください。(9月4日更新)  - ウィメンズアクションネットワーク Women's
 https://wan.or.jp/article/show/11320

(6)(チラシ)(9.19)福島原発さいたま訴訟 控訴審第4回公判 & 報告集会(東京高裁#101、衆2-2)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgwQSJ5_d8q7hHPq?e=fnRY8N

(7)(チラシ)(9.21)医師不足の日本、公的医療はどこへ行くのか:本0田宏さん(ZOOM)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljXwtstE2O8ih4bG?e=nHzSQP

(8)(チラシ)(10.7)避難住宅追い出し訴訟 判決(東京地裁#103 報告会アリ)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljbKlX9vRq-GOlU1?e=XncIxZ

(9)(チラシ)(10.8)シンポ:自治・分権国家が誕生する(共同テーブル:衆2多目的)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlje6-U6-Lwwi3RW1?e=N4v3R6

(関連)共同テーブルHP
 https://www.kyodotable.com/

◆(チラシ)(10.31)再開新ちょぼゼミ第2回 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(たんぽぽ舎:田中一郎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVli9uHOQpxQ0CKKrM?e=pPqVXi


4.「『パンとサーカス』に思う知的自閉を解き放つには」内田樹 - AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/articles/-/232775?page=1

(関連)パンとサーカス【講談社文庫】-島田雅彦
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-06-536965-4&Sza_id=MM
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034318964&Action_id=121&Sza_id=E1

 <田中一郎コメント>

 この国が第二次世界大戦敗戦後約80年近くアメリカの属国状態のままであり、この国の政治家どものうち、およそ日本共産党と社会民主党、及び「れいわ新選組」以外の政党では、これを同じ敗戦国であるドイツやイタリア並みに転換しよう、日米安保条約や日米地位協定や日米合同委員会を廃止して、対等な日米関係を再構築しようとする動きは全くありません。立憲民主党などでも「対米関係最重視」などと言って対米隷属を合理化しています(それでも「立憲主義」政党なのか?!)。自民党支持者や選挙棄権者が多いと言われる日本の若者たち、若い世代が、その若い時代に、こうした事態を怒りを持っておかしいと認識できないのであれば、この国の未来は暗い。人間は年を取るにつれて、だんだんといい加減になり、ロクでもいない処世術を身に着けていくからです。上記図書は情けないこの国のことを少しは客観的に見ることに資するかもしれません。


5.(メール転送です)立憲フォーラムMGより

(1)菅義偉に「小泉進次郎という着ぐるみ」を着せた内閣に?過去発言を紐解いてわかった“セクシー進次郎”の本性
 https://www.mag2.com/p/news/616953

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 中島武志さんが――彼(小泉進次郎)は大学を出たあとにアメリカに行って、コロンビア大学の大学院に行って(略)「3年間留学したんですけど、3年目にCSISという組織、戦略国際問題研究所というんですけど、ワシントンにあって、アメリカの陸海軍の直系のシンクタンクなんですね。ここにジャパンハンドラーと呼ばれる日米関係を動かしている人たち、たとえばアーミテージやマイケル・グリーンなど、日本との外交を牛耳っている、その大元になってる人たちがいるところなんですね。進次郎さんはここに1年間入るんですよ。そして徹底的にジャパンハンドラー、アメリカで日本を動かしている人たちのもとで、いろいろと修行するんです。ですから、その後の彼の政治的スタンスというのは、完全に親米なんです。アメリカの言いなり。ここは石破茂さんとかなり違う点ですよね」(略)中島さん「一方、価値観の問題については、ちょっと良く分からないんですね。歴史認識の問題とか、選択的夫婦別姓をどう考えるのかとか、こうした問題に関してはあまり積極的ではなくて、ここもお父さんと良く似てるところです。ですから、お父さんの純一郎さんと政治家のタイプとしては良く似てますし、彼がすごくお世話になっている菅義偉さんとも、非常に良く似ている。だから、彼がもしも総理大臣になったりした場合には、そのバックに菅さんがいるわけですけど、進次郎さんは上下関係が大切だと言ってますから、菅さんから注入されると言うか、菅さんに小泉進次郎という着ぐるみを着せたような内閣になってしまうんじゃないかなと思ってます」、と「MAG2NEWS」。
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(2)麻生太郎氏に「10月政界引退説」 派閥の「裏金疑惑」拡大で窮地…気づけば孤立無援
 https://n.bme.jp/68/314/23421/16378

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 麻生派の「裏金疑惑」が拡大している。麻生派に所属していた閣僚経験者も、「後になって違法だったと言われても困る」──と、麻生派が裏金づくりをしていた事実を認めはじめた。ただでさえ麻生派は、総裁選で「勝ち馬」に乗るのが難しく、窮地に陥っている状況だ。派閥領袖・麻生太郎副総裁の「政界引退説」まで浮上している。麻生派の「裏金疑惑」は、2日付の毎日新聞がスクープ。麻生派に所属していた薗浦健太郎元衆院議員の秘書が、東京地検の調べに対し、麻生派の「政治資金パーティー」(2017年)の収入から分配された380万円を「裏金」にしていた事実を認める供述をしていたと報じた。(略)

麻生派は17年まで、安倍派と同じようにパーティーを利用して「裏金」をつくっていた可能性がある。麻生派は「裏金とは無関係だ」と主張し、唯一、派閥を存続させてきただけに、追及されるのは必至だ。すでに野党は、閉会中審査の開催を要求。総裁選の候補者も「関係者の説明がしっかりなされることが大事だ」(小泉進次郎元環境相)、「裏金はないとおっしゃっておられたので、報道が事実であれば、考え方を述べられる機会はあろうかと思っている」(石破茂元幹事長)と、説明責任を求めている。(略)この10年間、得意の絶頂だった麻生氏は、気づけば孤立無援になりかねない状況だ。「麻生さんの口癖は『派閥を束ねられなくなった時が俺の引き際』──だそうです。総裁選を機に派内が割れ、裏金疑惑まで重なったら、麻生さんは政界引退を決めても不思議ではありません。もう83歳です。総裁選が終わったら、すぐに解散・総選挙でしょう。麻生さんは10月の解散と同時に引退表明するかもしれない。後継者には、39歳になった長男の将豊さんもいます」(政界関係者)――と「日刊ゲンダイ」。
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◆日刊IWJガイド・非会員版「米露で核戦略計画の見直し! 核戦争へのエスカレーションはすでに始まっている! そして、再び、日本に核兵器が降り注ぐ事態を引き寄せる!」2024.9.4号~No.4319 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53879

■自民党総裁選を「人気投票」化して、問題をうやむやにする自民党と大手メディア! 裏金問題に直結する茂木敏充幹事長や、「電磁パルスで敵基地無力化」発言の高市早苗・経済安保大臣、旧統一教会に関わりの深い加藤勝信・元官房長官など…候補者は危険人物だらけ!?

(またぞろマスゴミは自民党総裁選の「お祭り報道」を繰り返している(同じような「ヘドロ化」する立憲民主党代表選もオマケ報道)。立民を含むゴミクズカスの政治家どもの党内事情や去就を詳しく伝えて何の意味があるのか? 選挙になると選挙報道や政治・社会問題の報道をしなくなり、「パンとサーカス」報道を繰り返す日本のマスゴミ、この国はいつからかようなサイテーの国になったのか?! 大手新聞を買うのをやめましょう。買っていい新聞は東京新聞と日刊ゲンダイくらいです。あとはゴミクズカス政治家の提灯を持つチリ・アクタの紙ごみです。

(追)朝日カバカバ新聞がまたぞろ昨日(9/5)の朝刊にフクシマ・エートスの安東量子の時事評論を乗せています。このカバ新聞、どうしようもない状態です。廃業しろ!!:田中一郎)

(注)フクシマ・エートスと安東量子については下記の図書をご参考にしてください。
 国際原子力ロビーの犯罪 チェルノブイリから福島へ-コリン・コバヤシ/著(以文社)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032943449&Action_id=121&Sza_id=GG
================================


「(報告)(9.4)院内集会「災害・食料・消費税、総選挙で日本をアップデート「ガーベラの風」国会イベント(私もお誘いを受け登壇させていただきました:化石燃料に過度に依存しない「脱原発」を目指せ! 「脱炭素」は有害無益)」をお送りします。

この集会に参加していた立憲民主党の国会議員たちの「造反有理」の「走米派」批判がどこまで徹底され、脱原発の決意がどこまで本気で、消費税減税・廃止をどこまで追いかけることができるか、今後の注目点です。下記にご紹介する前半・後半のVTRを是非ご覧ください。

(関連)オールジャパン:平和と共生 - All JAPAN:Peace and Coexistence
 https://www.alljapan25.com/

(関連)Three Nations Research Institute – 植草一秀オフィシャルサイト
 https://uekusa-tri.co.jp/

(後半VTRのしょっぱな、私もこの集会にお招きをいただき、約20分間程度、しゃべらせていただきました(感謝です)。テーマは簡単に申し上げますと「人工排出CO2による地球温暖化」説に騙されるな、化石燃料に過度に依存しない「脱原発」を目指せ! 「脱炭素」は有害無益だ、です。なお、今回は時間が限られておりましたので、舌足らず・説明不足でしたので、改めて来たる10/31夜、たんぽぽ舎に於きまして「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」をテーマに、十分に時間を取り(PM6:00~8:30)、質疑応答も含めて詳しくご説明します。みなさまのご参加をお待ちしています。:田中一郎)

◆(チラシ)(10.31)再開新ちょぼゼミ第2回 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(たんぽぽ舎:田中一郎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVli9uHOQpxQ0CKKrM?e=pPqVXi

(関連)(別添PDFファイル)「もし野だ」の憂鬱(斎藤美奈子 東京 2024.9.4)
 http://kitsunekonkon.blog38.fc2.com/blog-entry-17616.html

(野田佳彦が再び代表となった立憲民主党が政権を取る形での政権交代などしてみても何も変わらない。別メールでご案内するが、野田佳彦は、①アベ安保法制は継続堅持、②原発は再推進(自公政権と同じ)、③消費税率は引き下げない、④日本共産党との共闘はあり得ない、という4つの「日本破壊のお約束」を既に言明している。こんな人間に政権を取らせて総理大臣の椅子につかせるどころか、国会議員に選んでいることが、この国を亡ぼす最大の原因なのだということを、日本の有権者・国民には早く気付いてほしい。それにしても、斎藤美奈子さんのコラム記事、夏目漱石の小説「坊ちゃん」を引き合いに出して痛快でとてもいいです。ご一読を。:田中一郎)

(関連)絶望の日本政治:自民党総裁選という「選挙の顔」を選ぶガラクタ市、立憲民主党代表選という「自民補完」への廃品回収陳列会=これが1990年代の「(似非)政治改革」のなれの果て、こんな政治家どもを野放しにしているのはあなた方有権者・国民です- いちろうちゃ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-2f5b73.html


 <別添PDFファイル>
(1)(プログラム)(9.4)総選挙で日本をアップデート:〝ガーベラの風″国会イベント(衆2)
(2)(レジメ)「人工CO2温暖化」説への疑問と原発大推進批判(田中一郎 2024年9月4日)
(3)エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎 2024年9月4日)
(4)脱炭素化社会と見え透いた嘘(天笠啓祐『DNA通信 NO.163』2024.7.11)
(5)(レジメ)対米従属の果て 農と食の危機にある日本(安田節子 2024.9.4)
(6)(チラシ)mRNAワクチン・レプリコンワクチンの中止を求める国民連合
(7)(チラシ)STOP! 自己増殖型レプリコンワクチン(中止を求める国民連合)
(8)「もし野だ」の憂鬱(斎藤美奈子 東京 2024.9.4)


1,(イベント情報)(チラシ)(9.4)総選挙で日本をアップデート:〝ガーベラの風″国会イベント(衆2多目的)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVlhW--2iwXO2y0OvH?e=uS6pY9
 http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-70a722.html

◆(別添PDFファイル)(プログラム)(9.4)総選挙で日本をアップデート:〝ガーベラの風″国会イベント(衆2多目的)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgfWpSqJTIq6pmQe?e=10ZCQb


2.当日録画

(1)20240904 UPLAN【前半】災害・食料・消費税 総選挙で日本政治をアップデート - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=xCEjenTqhac
 https://www.youtube.com/watch?v=xCEjenTqhac

(「前半」VTRの一番最後の原口一博衆議院議員の講演は要注目です、是非ご覧になってください)

(関連)ヨドバシ.com - プランデミック戦争 作られたパンデミック [単行本]
 https://www.yodobashi.com/product/100000009003875275/


(2)20240904 UPLAN【後半】災害・食料・消費税 総選挙で日本政治をアップデート - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=vTb2xeZgaR8
 https://www.youtube.com/watch?v=vTb2xeZgaR8


 <別添PDFファイル:レジメ>

*(レジメ)「人工CO2温暖化」説への疑問と原発大推進批判(田中一郎 2024年9月4日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljiw9SMplaRinsnO?e=r1EJzz

*エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎 2024年9月4日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljkTVK5WJG1P7zd5?e=mqYDbv

*脱炭素化社会と見え透いた嘘(天笠啓祐『DNA通信 NO.163』2024.7.11)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljrIptgmxyC4MOCw?e=CIGthP

*(レジメ)対米従属の果て 農と食の危機にある日本(安田節子 2024.9.4)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljuI-FTa7fRyd26p?e=5hCJUN

 <関連サイト>

(1)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(2)(必見保存版:報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html
(会場で販売したカラー冊子が上記講演のレジメです。来る10/31のたんぽぽ舎での講演会でも販売します)

(3)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃん
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html

(私の後に講演された安田節子さんと山田正彦さん(元農林水産大臣、弁護士)のお話にもご注目下さい。日本は「食」を巡ってとんでもない国に転落しており、これもまた政治が原因であり、対米隷属の下での「市場原理主義アホダラ教」政策(グローバリズム)のなせる業です。具体的な打開策の第1歩は、安田節子さんがおっしゃるように「有機学校給食」の全校導入であり、山田正彦さんがおっしゃるように「タネを守る」ことであり、全消費者が結集して「食品表示の適正化」を食品事業者や政府にさせることです。ここでもまた政治を変えなければなりません。既成政党の自民・公明・維新・国民・立民・ガラクタ系では、お話になりません。有権者・国民・消費者は、ちゃんと政治家を選ばないといけないのです。:田中一郎)

(関連)食政策センターVsion21公式サイト
 https://www.yasudasetsuko.com/vision21/

(関連)日本の種子(たね)を守る会
 https://www.taneomamorukai.com/


 <その他関連資料・サイト>

(1)(別添PDFファイル)(チラシ)mRNAワクチン・レプリコンワクチンの中止を求める国民連合
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljxpcvMJs0TGeLbg?e=UdrvbX

(2)(別添PDFファイル)(チラシ)STOP! 自己増殖型レプリコンワクチン(中止を求める国民連合)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlj0nVqNuZU0YG9Z5?e=Tw1tJN

(3)【田中優子・「消費税率は下げぬ」立憲の大いなる勘違い/自民に裏金の反省ゼロ】(尾形×望月) 8-27 ○The News● スピンオフ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=H7wrS-hQmQg

(4)立憲代表選に名乗り 当選1回、吉田晴美議員が問う「政治の常道」 - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/52fy72sr
草々

 

2024年9月 1日 (日)

猛暑の夏の「経綸問答」:末法政治をどう突き破るか? 「世直し」へ向けて真っすぐに進む「中核勢力」の形成が必要不可欠=ゴミクズカスの政治家を国会へ送るな!! 与党も野党もない!!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.2つの津軽じょんがら節

(1)(三味線)吉田兄弟「津軽じょんがら節」ライブ映像 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=m-9bVMKlfJM

(2)(エレキギター)津軽じょんがら節 寺内たけし - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=76bZpHgKriw


2.イベント情

(1)(チラシ)(9.2)函館市大間原発建設差止裁判 第32回公判&報告会(東京地裁&参)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUUEZf8wXT5l_yT0?e=0hhYAb

(2)(9.14)ジャーナリズムが生き残るためにー当事者が問うメディアと安倍政治 - Peatix
 https://journalism20240914.peatix.com/


3.オンライン署名 · 自民党の巨悪を眠らせた畝本直美検事総長の適格性審査を要求しましょう! - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/GZWWF

(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 自民党のウラガネ・脱税を許さない会の事務局SNS担当です。去る27日に自民党のウラガネ・脱税疑惑の中心人物と菅義偉元官房長官による官房機密費の流用に伴う告発について、検察審査会へ審査申立てを行いました。本件は、そもそも検察が捜査を行い起訴すべき事案であり、それを東京高検で85人を畝本直美高検長が不起訴にしたことが根本的な問題です。

従って、主権者が直接声をあげることで主権者は、監視しているぞと示すために、検察官適格審査会へ申立てる制度があります。多くの人の賛同の声を添えて申立てを行いたく、ご理解ご協力をお願いします。まずは、下記のChange orgのサイトでの賛同の署名をお願いします。

 https://chng.it/zChBdpsgtm
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


4.(別添PDFファイル)HACCP強制、農家の手作り漬物が消える?(安田節子『いのちの講座 NO.147 2024.6.29』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVli1dUdN-H3gIk-hS?e=AlFIps

(厚生労働省・農林水産省の生活現場・生産現場を知らない役人たちのやりそうな愚かな失敗政策の1つである。安田節子さんが言うように、農家の手作り漬物などはHACCPの対象から外せばいいだけだ。それを「官僚の無謬性」に固執して、いったん決めたものは翻さないという態度で事に臨んでいるようである。やることもダメなら、やってからの対応もダメ、これを行政の劣化という。さっさと農家の手作り漬物などはHACCPの対象から外し、それ以外にもこのバカバカしい形だけの食の安全対策で困ったことになる業態がないか、全国に向けてヒヤリングや現場との意見交換会を開催し、施策のきめ細かな変更を行え! 申し上げておきますが、HACCPなどで食の安全の確保などはできません。食の安全を守るというなら、他にすべきことは山ほどあります。それをすっぽかして、何をしておるのか、ということです。:田中一郎)


5.運転士から「草むしりやトイレ掃除」の部署に配転…「国鉄民営化」に苦しんだ元組合員がいま伝えたいこと:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/350799

(国鉄民営化とは不当労働行為の塊だったことを忘れてはならない。先般死んだアベ友でJR東海の葛西敬之(よしゆき)は「歩く不当労働行為」と呼ばれていた。また、ひどい差別的境遇に置かれた国労組合員を少しでも救済しようとして、ある程度の妥協的成果の獲得に尽力したのは当時国交副大臣の辻元清美氏だったことも記憶に残しておくべきである。もちろん被害者にとっては十分ではなかったかもしれないが。:田中一郎)

(関連)誰もが年度内解決を期待 辻元国交副大臣 - 2010.3 田中ひろはるブログ!
 https://blog.goo.ne.jp/katosayu/e/824ec1b471caef5b11c188bed67458bc/?st=0


6.日本破壊勢力の動向

(1)(社説)自民党総裁選 裏金のけじめはまだだ:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/L6uob

(2)【日本終わる】の声も…上司に「お前、元気か?」総裁候補・小泉進次郎が犯した”とんでもない非礼”(FRIDAY) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/66ddcb2b93551187b0937d49bdb9da14d9d6f327

(3)なぜ新聞テレビは小泉進次郎氏の「本命」報道を量産するのか…識者が明かす「いまの総裁選報道は競馬の予想と同じ」「政治部記者は永田町の住民」(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f26c84118a5333abe652ef1c4642a954d8d19dd2

(4)小泉進次郎は裏金議員を「再処分」か? 安倍派は戦々恐々…総裁選出馬表明「1週間延期」の思惑|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359798?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(5)給与「上納」常態化か 別の秘書からも 広瀬前議員:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/KC1Cv

(6)自民党総裁選で一切触れられぬ。政権与党が“無意識化”して国民に気づかせまいと必死な「最重要問題」 - まぐまぐニュース!
 https://www.mag2.com/p/news/616419

(7)【元運転手が決意の告白】官房機密費が内閣府送迎スタッフへの「特別手当」として使われていた!(FRIDAY) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e04de55daf0d39f05ceeef4c9bc9a088577c17d8

(8)【速報】「つぶし合いするのは愚の骨頂」教育・前原氏が立民・泉代表に不快感 衆院滋賀1区擁立巡り(京都新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/68c20098ec475d9dddaf29003bde81cc4ebd3572

(9)自民党の信頼は地に落ちたまま…石破茂「ルール守る」に《そこから?》と総ツッコミの当然|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359887

(10)小池都知事は朝鮮人虐殺「追悼文」8年連続で不送付…会見で半笑い“負の歴史”直視せず|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359899

◆岸田首相が残す「原発再稼働」という負のレガシー…任期終了まで“延命”を政策で後押し|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359845

(原発のゲの字も知らないデクノボウおやじが最後の最後までロクなことはしない。ゲゲゲの原発、やめちまえ!!:田中一郎)
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「猛暑の夏の「経綸問答」:末法政治をどう突き破るか? 「世直し」へ向けて真っすぐに進む「中核勢力」の形成が必要不可欠=ゴミクズカスの政治家を国会へ送るな!! 与党も野党もない!!」をお送りいたします。全て他のMLでの議論です。

1.立憲民主党代表選挙

 一昨日の8/30に「立憲民主党にもの申す市民集会」があったようで、そこで「次の立憲民主党代表は誰がいいか」のアンケートを取ったところ、野田佳彦と枝野幸男がいいという人は一人もいなかったそうです。当然でしょう。立憲民主党がこうした一般有権者・国民の意向を無視して代表を決めれば、近未来の国政選挙その他の選挙では、一段と敗北色を強くすることになるだろうと思われます。いわゆる立民リベラルの国会議員たちは枝野幸男を推すようですが、本命は野田佳彦だと報道されています。やはりこの政党は、もう終わりにしなければいけない時が来ているのでしょう。賞味期限が切れた似非改革政党は歴史のゴミ箱へ消えていただきましょう。ちゃんとした野党第1党を創る、それが有権者・国民や市民運動・社会運動のこれからの課題です。しかも大至急で。

(1)立憲民主党の代表選は埋没しっぱなし…「前現犯新」で争い? 自民に劣らぬ人材払底の深刻|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359903

(2)立憲民主党代表選が自民の“お祭り騒ぎ”で完全埋没…若手や女性候補以上に大事な起死回生策|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359444#goog_rewarded

(3)野田佳彦氏が小沢一郎氏とわだかまりを越え、一致した戦略 「もう一度政権を取る」ためのポイントは…:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/350874

(4)野田佳彦氏には消費税アップ含む「7つの大罪」…立憲代表選に意欲満々の裏で透ける魂胆(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/687abeeb7af52fc8c1a9f7e5db33eaa416a6dca3

(5)野田氏保守層取り込み狙う 政権交代へ経験アピール 立民代表選(時事通信)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7dfcb4491af49083eb81283b6967c6595bf7feac

(6)<詳報>野田佳彦元首相「安易な消費税減税しない」 共産党とは「一緒に政権担えない」 立民代表選に出馬表明:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/350637

(7)泉健太は不出馬? 立憲代表選で推薦人20人確保できず…“言うだけ番長”バレて不人気|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359510

(8)立憲最大グループ、枝野氏を支援も強制なし 小川氏は出馬見送り [立憲]:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS8Z2QYVS8ZUTFK00BM.html

(9)立民代表選、吉田晴美氏が出馬に意欲 党内の中堅・若手に「男性のベテラン議員ばかり」と危機感:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/349768

(1)の一部抜粋
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「立憲代表選は『昔の顔』ばかりとの揶揄に危機感を強めた辻元清美代表代行らが『若手、女性を出さなアカン』と担ぎ出したのが吉田氏。今週、小沢氏から呼ばれ、代表選に向けた恥ずかしくない戦い方などをコンコンと説かれ、だいぶ小さくなっていましたが、出馬へのお墨付きを得たということ。代表選に関心を集める起爆剤になってくれればいいのですが」(立憲中堅議員)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(ベテランの辻元清美代表代行らが吉田晴美(1期生;杉並区衆院)を代表選に担ぎだしたそうだ。やっとることが真逆だ。吉田晴美が辻元清美を担ぎ出さなければいけない。そういえば8/30の市民集会(上記)では辻元清美氏に代表になってほしいという声は挙がらなかったようだ。代わりに、小沢一郎や江田憲司の名前が出たという。市民運動・社会運動の方も(というよりも参加者の多くが「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」だったのでしょう)政治改革や「世直し」に関してはセンスが悪そうだ。この国の迷走は今後も続くでしょう。:田中一郎)


2.田辺久人さんからの受信メール

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
皆さん、鈴木さん、入会したばかりの田辺です。恐縮ですが、発言させて戴きます。

「政権交代の為に立憲民主党に物申す市民集会」の案内チラシが、オプチャ「蓮舫さんに投票した、政治の変化をあきらめない市民」にのっていました。開催者筆頭に、この会を代表して、鈴木さんが表記されていますが、いつも冷静な鈴木さんのご判断としては、多いに如何なものかと、感じました。登壇をおやめになったという事ですので、私の危惧を共有なさっているのだとは、思いますが。この会が、主催者になる事は、そもそも合意されているのでしょうか。私は、多いに反対です。

Mさんも、地域ネットワークの集まりで、「物申すなら立憲野党すべてに対してであるべき。私は反対した。」と。故安倍氏の言葉「自民党は3割の岩盤支持層に支えられている。野党が分裂している限り、勝てる。」は全くの真実で、野党が「一本化」しない限り、政権交代はあり得ません。「一本化」は、全ての立憲野党の思いと意向をバインディングして初めて成り立つもので、そこに、第三者としての「つなぐ会」がコミットする意味があるわけです。「立憲に物申す? 我々とは話さなくていいの? 野党共闘は、立憲の考えだけで成り立つの?ちがうでしょ。」と、

共産初め、他の野党が受け止める事は容易に想像がつきます。そもそも、他の野党に対して失礼です。開催するなら、(仮)「市民と立憲野党の協力をより強力にし、政権交代を実現するための、全員集会」です。異論の表明歓迎致します、建設的な意見交換なら。
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3、私の返信メール

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ポイントは(抵抗勢力ではなくて)「世直し」中核勢力を形成です)

残暑お見舞い申し上げます。メールをお送りいただき感謝です。

(8.30)「政権交代の為に立憲民主党に物申す市民集会」のチラシをお持ちでしたら私にもお送りください(掲載サイトのURLを教えていただいてもいいです)。実は私も参加予定です。当日は会場入り口(文京区民センター2F)でいつもの通りチラシの配布をしています。もし妨害されたら帰ります。上記の件、事情はよく呑み込めませんが、若干のことを申し上げます。

1.「立憲民主党に物申す市民集会」での私の発言予定
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliRjEgg7XynGohfu?e=B3Y0P4

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆立憲民主党綱領にある「脱原発」にきちんと取り組んでいただきたい(脱原発基本法案だけをつくって「口先やるやる詐欺」をしていてはダメ)。

(1)脱原発ロードマップを策定し、脱原発を具体化する各法や各施策を公表し、その実現に向けて全力を尽くしていただきたい(原発は再稼働ナシの廃炉・廃止、核燃料サイクル事業は中止・廃炉・廃止)。

(2)現在の設置根拠法を廃止して原子力「寄生」委員会・「寄生」庁を解体し、新たな原子力・核の規制当局を創っていただきたい(原発・核施設の稼働許可権を持ち、IAEAの「深層防護」第5層の「避難計画」も審査すること、審査過程は全部公開、原子力ムラやその御用人間は委員にしないことを法案に明記した新法が必要:「脱原発規制委員会設置法」(仮称))

(3)福島原発事故後、政府がなすべきだった各種の原子力関連法改正を直ちに実施していただきたい(例:①原子力基本法廃止(代わって廃炉基本法(仮称)制定)、②放射能汚染防止法制定(新)(環境法として制定=今あるのは事業推進法)、③原子力災害救助法制定(新)(日本版チェルノブイリ法=福島原発事故被害者も対象にする)、④原子力損害賠償法改正(付保金額の引上げ、原子炉メーカーなどにも賠償責任他)、⑤原発輸出禁止法制定(新)、⑥環境各法に残留放射能規制値を定める(政令マター:現状は手つかず状態)、⑦コスト高の原発維持のために作為的に創った電力システム関連の悪制をすべて廃止など)。

(4)福島原発事故後の福島第1原発後始末の抜本的見直し(汚染水海洋放出は中止、二次被害防止優先=石棺化、労務管理の厳格化他)と原発事故被害者の救済
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2.おっしゃるように、このイベントが立憲民主党テコ入れ応援のために開催されるのなら、それは実に馬鹿馬鹿しい話です。そうさせるか否かは、会場参加者次第ではないかと思います。

3.田辺さんは、まだ東京の市民運動・社会運動に「全ての立憲野党の思いと意向をバインディングして初めて成り立つもので、そこに、第三者としての「つなぐ会」がコミットする意味があるわけです。」という形で期待されているようですが、私は客観的に見て「政治的力量がなく、それは無理」という認識です。このまえもメールで申し上げた通り、当分の間、日本の市民運動・社会運動は、私が申し上げている「政治的覚醒」がない間は、勝手連として活動するしかないし、それの方が自由が効いて、どこの政党にも遠慮することなく自由に動けていいと思います。政治力もないのに、無理に磁石のN極とS極をくっつけようとすると、逆に、立憲民主党のような狡猾なプロ政治家たちに手玉に取られて利用されるだけとなります。どこの政党だろうと、候補者を見極めて支援する運動を自由に展開するか、この前の都知事選で私がやったように、ロクでもない候補者の落選運動をやればいい。

4.「そもそも「野党が分裂している限り、(与党連合は)勝てる。」は全くの真実で、野党が「一本化」しない限り、政権交代はあり得ません。「一本化」は、全ての立憲野党の思いと意向をバインディングして初めて成り立つもので、」(田辺さん)のところの認識が違います。

あえて申し上げれば、ホンモノの政権交代は、ホンモノの「世直し」中核勢力がしっかりと形成されて初めて実現します。今はそれがないために、毎回選挙のたびに迷走している状態です。「小異をそのままに大同につく」というのはその通りで、価値観・世界観が多様化している現代社会で、政権の基本は連立政権だと考えますから、選挙は「ホンモノの共闘」によって闘い、その結果として政権交代ができるということは間違いありません。

問題は、今の日本の政治情勢、です。およそ旧民主民進党にいた政治勢力は、すべからくだめ、です。こういう連中には今の危機の日本を乗り越え切り開いていく能力も力量も覚悟もありません。厳しい表現を使えば、「全ての立憲野党」の議員の中に山のように「脱憲反民主」議員がいて、選挙のために党を利用しているだけです。そんなところの人間たちをかき集めて結束をはかってみても、それで仮に政権交代が実現しても、日本の政治は微塵も変わりません。新たな困難と矛盾が噴き出てくるだけです。枝野幸男、野田佳彦、泉健太に代表される政治家と、そのとり巻きたちのことです。

私は(田辺さんがおっしゃる)上記のような認識で闘えたのは、政権党に勝手なことはさせないという国会で相当多数の(しかし過半数には達しない)「抵抗勢力」形成を目指した、ここ20年間くらいのことであって、そろそろこれではダメだ、政界の右翼的再編と対米隷属・原発自滅帝国日本が第2の滅亡に向かって行進を始めた今現在では、もうこんなことでは太刀打ちできないだろうと思っています。

しっかりとした(抵抗勢力ではなくて)「世直し」中核勢力を形成し、その勢力が精鋭「市民と野党の共闘」で打って出る時、最初は少数でも、いずれ山が動くだろう、と思っています。原発過酷事故か戦争でこの国が亡ぶか、しっかりとした「世直し」中核勢力による政権交代が実現するか、時間との勝負です。別添PDFファイルは昨日の日刊ゲンダイの記事で、適菜収が「もう駄目だ」と書いています。これをどう読むか、どう反論するか、です。ガラクタ寄せ集め連合軍は、それ自体では何の役にも立ちません(関ヶ原の合戦のごとし)。しっかりとした中核勢力が真ん中にいて「命(政治生命)を賭して」闘うから、そのガラクタ連合軍が役に立つのです。

いまの立憲民主党にそんなことを期待しても、それは適菜収が言う通り、「無理」です。

◆(別添PDFファイル)適菜収インタビュー:有権者はまた自民党に騙される!(日刊ゲンダイ 2024.8.26)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357824
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


4.田辺久人さん追信

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Sさん

会内部での非難の応酬は全く意図しておりませんが、建設的な意見交換はあって良いのではないでしょうか。私は、吉祥寺駅頭で平日毎日一人街宣を行い、共産市議の方の個人としてのよりそいに多いに助けられ、一方、立憲さんからは、何もなかった等の経験から、Sさんの思いは良くわかりますが、その上で、下記の見解を表明致しました。

下記には記しませんでしたが、そもそも立憲さん内部も、連合に押さえ込まれて、共産・市民との共闘に鼻から消極的で、そのスタンスが変わる事は期待出来ない「立憲あちら側」と、「立憲どっちつかず」と、「立憲こちら側」(少数派)に分かれており、働きかけるべきは「立憲こちら側」という認識を、鈴木さんからの認識表明もあり、「CHANGE都政市民プロジェクト」では、概ね共有しております。

この「もの申す」が仮に立憲サイドの、「あちら側」に向けてのものであるとすれば、その効果は極めて限定的な筈です。下記にも記しましたが、他の野党、例えば私により沿って下さった共産党市議の方を念頭に置きますと、やはり、「失礼であり、片手落ち」だと思います。つまり、市民と野党の共闘を改善されたい塩川さんの思いに対して逆効果になりかねないと、私は.心配に思います。Sさんの、ご見解を伺いたいです。

(別メール)

私の考えでは、「もの申す」という「つるし上げ」イメージの表現は不適切だと思います。では、市民の側は、反省すべき点、「もの申される」点はありませんか?大有りですよね?「共に考える」が適切だと思います。また、立憲野党すべてと、市民が、一堂に会して「政権交代の為に、如何に共闘すべきかを、共に考える会」は、不可欠ですし、むしろ、それを先に開催すべきです。

(更に追加のメール)

田中一郎さん

下記のメール(*)もご参照下さい。添付戴いた、一郎さんの「発言」原稿の内容は、立憲全体に対する、極めて妥当な「提言」と認識します。私がお伝えしたいのは、この集会が、知事選における立憲の、市民・共産との共闘に対して極めて消極的、むしろ、抑圧的だった事への「糾弾」の場として意図されていると感じる、という事です。いくつかのメールでおつたえしている様に、それは、市民と野党の共闘の改善に対して、無益、逆効果と認識している、という事です。あくまで推測ですが、鈴木さんが「もさく連」、「地域ネット」にこの会のチラシを載せないのは、私と同様の危惧を抱かれているからだと思います。事実、当初予定されていた登壇を、会企画者からの批判をうけながらも、取りやめていらっしゃいます。

「「辻元清美さん、あなた何しているんですか、今立たなくてどうしますか、ご自身の年齢を考えても、立つのは今です」と書きました、ような状態で、そんな「立憲こちら側」(少数派)なら、これからまだまだ激しく厳しい政治的対決が近未来に待ち構えている中で、役に立たない、まるで腰抜けだ、と私は見ています。」(田中一郎)

このご指摘に、全く異論ありません。「政治は戦争をさせない為にある。」を政治信条としながら、私からの、「戦争犯罪者ネタ二ヤフを止めろ!超党派議員連盟」結成を、の呼びかけはスルー、国会での発言も殆ど「糾弾」になっていず、また、前例に捕らわれない、清新な女性党首にしか、立憲の再生は期待出来ないのは、市民から見ても自明の理である事が理解出来ているのか、いないのか、いずれにせよ今回の代表戦に立つ気配すら見えない、辻元さんは、そもそも「こちら側」に立つ勇気のある方なのか、「こちら側」に立つべきとそもそもお考えになる方なのか、私も大いに疑問です。因みに、最新情報では、吉田晴美衆院議員に立候補の動きがあるようですね。吉田党首が実現すれば、素晴らしい。と言うことで、添付された「提言」をされる事に、なんら異論はありません。田辺拝

(*)(下記のメール)

 私の考えでは、「もの申す」という「つるし上げ」イメージの表現は不適切だと思います。では、市民の側は、反省すべき点、「もの申される」点はありませんか?大有りですよね?「共に考える」が適切だと思います。また、立憲野党すべてと、市民が、一堂に会して「政権交代の為に、如何に共闘すべきかを、共に考える会」は、不可欠ですし、むしろ、それを先に開催すべきです。

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5.(メール転送です)紹介 8_30「政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会」.

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集会紹介です(転送歓迎)。

ストレートな市民集会名称ですが、立憲民主党にしっかりして欲しいと望む幾つかの小グループの意見発表会です。鈴木は登壇致しませんが、遠慮なく声を上げる市民の集会を応援したいと思います。

-----転載------

「政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会」

国民の生活をないがしろにする自公政治を終わらせるために、政権交代を実現しなければならない。そのためには、市民と野党の共闘の中心を担うしっかりした政党が必要である。しかるに、現在の立憲民主党にはいろいろな問題があるのではないか?これらを意見集約し、改善を期待していく。また、地域と市民に根差した支部組織が弱く、それを「市民が支える構造」にすること、すなわち市民が真の国民政党を育てることが重要となる。これらは従来から、半ばあきらめ気味に指摘されてきたことではあるが、政権交代のために今回真正面から論ずることとした。

日時:2024年8月30日(金) 19時~21時
場所:文京区民センター2A会議室 + Zoom
主催:政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会実行委員会
概要:パネリスト(市民)が意見表明(5分)する。
その後、参加者から発言(2分)してもらう。

実行委員会
政権交代を実現する会、政権交代を目指す立憲パートナーズ有志の会、北多摩の市政を考える会(有志)、かながわ市民連絡会(有志)、立憲町田市民の会、国民の生活が第一の政治を実現する会

参加グループ、グループ有志:
YMF経済研究会、自由三多摩の会、土曜夜会、平和・民主・革新の日本をめざす北区の会
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6.田辺久人さんからの受信

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田辺です。

田中一郎さん、小生の見解表明は常に拡散OKです。私の1:50AMの「つなぐ会」Sさん宛メールもご参照下さい。一郎さんの、「「つなぐ会」には、立憲野党をバインディングする政治的力量が無いので、期待は出来ない」とのご指摘に対して、今現在の私の限られた知見では、「もう少し、期待してみたい。他に、選択肢も見当たらないし。」という感じです。

また、1:50AJMのメールにも記しましたが、この会が立憲の「どちら側」に対して「もの申す」のか不明である事、他の立憲野党に対して「失礼」であり、市民と野党の共闘の改善に対して逆効果になりかねない事などを考えた時、田中一郎さんともあろう方が登壇されるのは、正直、どんなもんか、というのが正直な感想です。

チラシ添付します。PS:足の痛みは私もあります。この年になると、何らかの痛みとの共生は、避けられませんね。
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7.私の追信

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田辺様へ、

チラシ送付に感謝します。それにしても、鈴木国夫さんは、何故、「もさく連」のMLや「地域ネット」のMLに、この集会のチラシを送信しないのでしょうか? どうも変ですね。(その後、両MLに送信されました)

ところで、田辺さんのメールにある「田中一郎さんともあろう方が登壇されるのは、正直、どんなもんか、というのが正直な感想です。」という部分なんですが、「登壇しないかと声を掛けられている」わけではありませんし、登壇するつもりもないのですが、しかし、集会では、登壇者が一通りしゃべったあとで、会場参加者およびZOOM参加者からの発言を呼びかけるということだったので、それじゃ、行って発言するか、と思って参加しようとしていたのですが、(よくある市民集会のパターン)、この集会はそうではない、ということですか? 何だかよくわからなくなってきました。

田辺さんがおっしゃる立憲民主党の中が「「立憲あちら側」と、「立憲どっちつかず」と、「立憲こちら側」(少数派)に分かれており」はその通りなんですが、その「立憲こちら側」(少数派)でさえもが、今動かなくてはいけないのに、ボサーとして日和見をしている(少し前の私のメールに「辻元清美さん、あなた何しているんですか、今立たなくてどうしますか、ご自身の年齢を考えても、立つのは今です」と書きました)、ような状態で、そんな「立憲こちら側」(少数派)なら、これからまだまだ激しく厳しい政治的対決が近未来に待ち構えている中で、役に立たない、まるで腰抜けだ、と私は見ています。要するに、危機が深まれば、消えていくような人達だ、ということです。いや、違う、というなら、本人たちが、それを態度で示してほしい。

(私は勝手連方式で各地域で政治活動をする(応援するなら候補者を厳しくチェック、あるいはロクでもない奴を落選運動)、都道府県レベルや全国レベルでは「緩やかな連絡会・情報交換レベル」、「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」は解散せよ、と訴えていますが)田辺さんが、他に方法が思いつかない、ということでしたら、当面、思うように動かれてみて下さい。

私は2012年の第一次宇都宮健児都知事選以来、10年間以上やってきて、こんなんではラチがあかない、こんな調子で立憲民主党にすり寄るような市民運動・社会運動を続けても、時間のムダ、と評価していますから、今後は立憲民主党に対しては厳しい批判を繰り返すことになるでしょう。有権者をバカにするんじゃねーぞ、という怒りをこめてです。この間、「経済秘密保護法(SC法)」や自衛隊法改悪法(日米両軍統合)をはじめ、自公政権が国会に提出した対米隷属型戦争法案にことごとく賛成し、また、脱原発を棚上げにしようとしています。戦争と原発、この2つが、近未来に日本を破滅させるかもしれないのに、ですよ。ふざけるな! です。また、下記についても何の回答も動きもありません(むしろ逆噴射している様子です)。

◆泉健太立憲民主党への公開質問状「核燃料サイクル事業を即時中止しますか? YES・NOでお答えください」:(メール転送です)<むつ中間貯蔵>青森県議会原子力特別委員会で鹿内議員が圧巻の質疑- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-7ce059.html

また、この間の立憲民主党すり寄り運動を進めてきた「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」(及びその御用学者の山口二郎)に対しても厳しい態度になります。「脱炭素」と「安保法制違憲部分のみ削除」、などという致命的な亡国公約で妥協するなどということが、あたかも市民の代表を現すかのごとき(市民代表の詐称です)、その組織のネーミングにそぐわないことです。政党との交渉を言葉遊びで決着をつけるから、こんなことになるのでしょう。自分たちは「市民の代表」であるという「自意識過剰」心理がなせるものではないかと私などは思いますね。

ですので、昨日私がお送りしたような(当面の)結論になっています。

でも、この集会が、田辺さんの言うように、よろしくないもので、私が勘違いをしているのであれば、参加は見合わせますが、そんなにいけませんか? 確かに何か変ですね。直感的に感じます。
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(結局、「政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会」には不参加でした:田中一郎)
草々

脱原発脱被曝バック・ナンバー(71)(抜粋)(2024年7月~8月)

1.改めて気づいた2つの大きな危険:①使用済み核燃料を船舶で運ぶ危険性、②6フッ化ウランが水と接触してできるフッ化水素の猛毒性と危険性=ウラン濃縮工場(青森)は大丈夫なのか?:天笠啓祐氏『地平 2024.8』論文より- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-84909e.html

 

2.3つのこと:(1)能登半島地震と女川原発再稼働に関する質問主意書Q&A&Cです(岩手県:永田文夫さん)(2)『被曝影響の本態は内部被曝である』(西尾正道北海道がんセンター名誉院長)(3)「再生エネ」電気のマイナス価格- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-f86d9d.html

 

3.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(152):①泉健太立憲民主党代表の(事実上の)「脱・脱原発」宣言、②能登半島地震の教訓=自宅待機は危なくてできない、ならば待機も避難もしなくていい(原子力「寄生」委) 他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-e2a5ec.html

 

4.(茨城県民は必見、首都圏住民も必ず目を通してください)東日本大震災で被災したボロボロの老朽原発=東海第二原発の再稼働は「首都圏壊滅」へのスタートボタン 日本原電と団子状態になって再稼働を進める原子力規制委を更迭・解体せよ- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-d38c4a.html

 

5.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(153):寝ていても原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにつくられている=また2つ ①「長期脱炭素電源オークション」制度 ②「原発の新増設費、電気代上乗せ」制度(これから制度設計)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-06a2e5.html

 

6.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(154):なぜ日本は原発を止められないのか?- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-0e9646.html

 

7.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(155):今頃になって、使用済み核燃料の持って行き場所がなくて慌てふためく「トイレなきマンション=原発」政策、場当たりエネルギー政策の行きつく先は「核ゴミだらけ列島」- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-24c88e.html

 

8.「気候危機」論=「脱炭素」盲従主義が岸田政権の「GX推進」とハーモナイズし原発大推進に結果:わずかな「再生エネ」依存で「脱原発・脱炭素」の同時実現はリアリティなし、「人工CO2温暖化」説の科学的根拠を厳しく問え!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-6dd8ae.html

 

9.3つのこと:(1)政治資金規正法と公職選挙法の改正を軸に「政治とカネ」問題の抜本改革実現を(2)メディア改革なくして民主主義ナシ(3)この国は社会保障福祉を「やる気」あるのか?!(まともな生存権保障ができない政府は入れ替えましょう)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-d77b43.html

 

10.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(156):1KWの電力も発電・供給しない日本原電に、毎年毎年約1千億円の「前払い金」を13年間もくれてやる東電・関電他の電力会社は背任だ=第二次株主代表訴訟を提訴せよ!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-64fe35.html

 

11.(再掲)基準地震動に関する「新規制基準」は作り直せ!:能登半島地震で(1)志賀町北部で1万ガルを越える地震動を記録(2)5km程度までしか連動しないと規制委が言っていたが、20km遠方の断層が連動した能登半島地震- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-89b9e0.html

 

12,「再生エネ」は環境にやさしいから何でもいいという「神話」は捨てるべき(1):すさまじい建設ラッシュの巨大洋上風力発電団地が日本列島沿岸の自然環境や地域住民の健康を破壊する(例:北海道石狩湾他)他イロイロ- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-7153b9.html

 

13.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(157):きちんとした判断ができず、仕事もまともにできないような人達が原発を稼働する恐ろしさ(原子力ムラ総無責任体制)& 井戸謙一弁護士から能登半島地震について重要なアドバイス- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-8fb008.html

 

14.「脱炭素・入水素」の正体は「ピンク水素」だった:水素エネルギー社会・燃料電池車のクリーンな街、を支える水素の大量生産は、化石燃料または原発が担う=「脱炭素」盲従主義がもたらす(水素)ポンポコリン事態の愚かさ- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-a51024.html

 

15.巨大地震と噴火、浜岡原発の事故リスク!!:江戸時代の富士山宝永大噴火は、元禄関東地震、宝永南海トラフ地震と連動! 政府・自治体の地震と噴火時の対策は、原発事故を想定せず!(IWJ報道)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-5ac544.html

 

 

(その他)

◆大阪万博やめなはれ!:①メタンガス爆発危険で「いのち危うく悪夢の近未来」、②硫化水素ガスも噴出で「うんこ臭い」万博夢洲会場=これこそ「うん国際」貢献だ、③この「ご立派」な大阪万博に関連経費含めて10兆円だそうだ ふざけるな!!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-983b91.html

 

◆今回の都知事選・都議補選は、都民に嘘をついて東京を破壊する小池タヌキ百合子と、「裏金・脱税・統一教会癒着」で日本を破壊する自民党の「ステルス連合」を落選させることに意義があります:7/7は必ず投票にお出かけください- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-3f5ff4.html

 

◆(他のMLでの議論)東京都知事選・都議補選を振り返って(その1):選挙敗北の最大の原因は小池都政のひどい実態が全く都民に伝わっていないことと、野党第1党の泉健太立憲民主党のだらしなさ・非力・無反省にあります- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-9f2d04.html

 

◆(支配権力・巨大資本による科学の包摂)日本の大学・アカデミズムが危ない! ①「目の前には研究費というニンジン、尻にはムチ」家畜馬にされる大学研究者たち、②政府御用機関への編成替えを強引に押し付けられる日本学術会議- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-fe397a.html

 

◆(他のMLでの議論です)いろいろ議論:(1)日本共産党を巡って(2)外交・防衛の在り方(3)少子化問題(4)「一点共闘」の是非(5)地方創生予算を食いものにするコンサル(6)バブルの労働価値説による説明私案他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-cfaeb5.html

 

◆東京都知事選・都議補選を振り返って(その2):(他のMLでの議論です)東京都知事選2024を巡る議論=私はこう思う、こう感じる・・・・「日本の夏、金鳥の夏、ではなく、(日本が)危機の夏」- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-b83bfd.html

 

◆法治国家ならぬ「放置」国家ニッポン:日本最大の暴力団=ケイサツの鹿児島事務所=鹿児島県警のデタラメと腐敗:公安委員会は何をしているのか?! & ゆうちょ銀行による市民活動に対する陰険な嫌がらせ(理由も言わずに口座開設を拒否)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-6c8e0d.html

 

◆東京都知事選・都議補選を振り返って(その3):市民を突き放した泉健太立憲民主党・手塚仁雄立民東京選対のおかげで活かされなかった400超の政策提案、それでも都政策を巡り若干の議論をご紹介します- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-246155.html

 

◆東京都知事選・都議補選を振り返って(その4):石丸伸二=新しい形のファシズムの台頭、非常識で中身すっからかんのオワコン男よりも、その背後にいた自民党別動隊及び統一教会、その周りに集まってきた「群衆」こそが大問題、そしてマスゴミの愚- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-7492ef.html

 

◆(必見でっせ)デモクラシータイムスVTRシリーズ(今まで全11回で継続中):もうアカン! いよいよピンチ! いよいよダメ 止めなあかん!あと1年⁉しょぼい!アブナイ! お笑い「大阪維新万博」(こんなもんに関連費含めて10兆円もかけるんか?!)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-315e24.html

 

◆戦後75年:戦争犠牲者を改めて追悼するとともに、あらゆる戦争を憎み、朝鮮人差別を退け、核兵器廃絶を強く願い、過去の歴史としっかりと向き合って、これからの時代を積極的日本国憲法主義を高く掲げて進むことを誓う、今年の夏- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-2cb629.html

 

◆東京都知事選・都議補選を振り返って(その5):都知事選・都議補選が終わってからの議論 ①「石丸伸二現象」を巡って、②これからの「世直し」と当面する3つの選挙(衆参・都議会)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-c25023.html

 

◆東京都知事選・都議補選を振り返って(その6):都知事選・都議補選の市民的総括を巡る議論と、今後の市民運動・社会運動・政治運動- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-39921a.html

 

◆絶望の日本政治:自民党総裁選という「選挙の顔」を選ぶガラクタ市、立憲民主党代表選という「自民補完」への廃品回収陳列会=これが1990年代の「(似非)政治改革」のなれの果て、こんな政治家どもを野放しにしているのはあなた方有権者・国民です- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-2f5b73.html
以 上

 

 

 

 

2024年8月30日 (金)

巨大地震と噴火、浜岡原発の事故リスク!!:江戸時代の富士山宝永大噴火は、元禄関東地震、宝永南海トラフ地震と連動! 政府・自治体の地震と噴火時の対策は、原発事故を想定せず!(IWJ報道)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html

(関連)(別添PDFファイル)最高裁判事2人をやめさせたい理由とは…原発訴訟で国の責任を否定した不可解な経緯 弁護士らが弾劾請求:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344577

(裁判しました、負けました、終わりました、ではダメです。この次は、このロクデモナイ役所である裁判所・裁判官を変えましょう。そうしないと同じことが繰り返されてしまいます。主権者は私たち有権者・国民です。この原点をしっかりと認識して立ち上がりましょう。:田中一郎)


2.(チラシ)(11.20)講演会:ジャーナリストとして50年言い続けてきたこと、言い続けるべきこと(天笠啓祐さん 飯田橋)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliVG4T6CUgS83QaH?e=JxlJMD


3.(新刊書)命を守る食卓-鈴木宣弘/監修 印鑰智哉/監修・執筆 安田節子/監修(宝島社)https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000007529524&Action_id=121&Sza_id=F2

(関連)(別添PDFファイル)アスパルテームに発がん性、ダイエットにならず健康に悪影響(『いのちの講座 NO.147』2024.6.29)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliYRBLLCqLFAWE0_?e=hQTLTQ

(関連)食政策センターVsion21(安田節子)公式サイトと『いのちの講座』
 https://www.yasudasetsuko.com/vision21/

(アスパルテームという人工甘味料は様々な加工食品に入っていますので要注意です。また、スクラロースという人工甘味料についても私は警戒していて避けるようにしています(下記参照)。一般的に人工甘味料は体によろしくないと聞いています。:田中一郎)

(関連)本当に危ない人工甘味料(その2) |くにちか内科クリニック
 https://kunichika-naika.com/information/hitori202007


4.自民党総裁選報道の狂騒 与党の広報に成り下がったテレビ局の情けなさ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/359744

(おっしゃる通りです。新聞・TV・雑誌、こんな報道しかしないのなら消えてなくなれ!!:田中一郎)


5.「新鮮味ない」立憲代表選、自民-お祭り騒ぎ-に埋没 政権交代にらみ「昔の名前」ばかりが前面に - 国内政治 - 東洋経済オンライン
 https://x.gd/gRwqp

(関連)「1期生」吉田晴美氏 立憲代表選に意欲(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8552530231121b98947fb2256e680c1b4affe701

(数年前の杉並区長選挙(前々回)の時のこの女性の振る舞いを知っているので、私のこの女性に対する印象はよろしくない。少し前の衆議院選挙の時も山本太郎氏とトラブルを起こしている。そして今回がコレである。この女性に「常識」というものはないのだろうか? 野党第1党の代表とは、次期総理大臣就任の可能性を含んでいる。「1期生」の政治家が担える仕事なのか? あなたがすべきことは、あなたの先輩の女性議員を代表候補に担ぎ出すために尽力し、説得し、走り回ることだ。あんたが大将、ではない!:田中一郎)


6.このままでは廃墟のような建物が乱立… 都市部のマンションが直面する「2つの老い」という大問題(マネーポストWEB) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/471837eeb39056da863d4f27f94fb91eb2c72218

(関連)(必読)土地は誰のものか 人口減少時代の所有と利用-五十嵐敬喜/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034295042&Action_id=121&Sza_id=C0

(タワマンや高層オフィスビルは首都東京の環境破壊の元凶であり、ヒートアイランド現象を引き起こす大きな原因の1つでもある。これにきちっと反対できない政党・政治勢力や政治家、市民運動・社会運動は、みなニセモノである。近未来の廃墟となること必定だ。:田中一郎)


7.その他いろいろ

(1)「軍隊は住民を守らない」教訓として心に刻まれた言葉 重なる沖縄戦の記憶と自衛隊の今(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7d513326d2709a30ca56c841c748f1a271093cdf

(2)「朝鮮人虐殺を認めろ」 追悼文不送付で学生デモ(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6ffa94fe52b6ff64bbb691b5fa4fb83cf04c70fe

(3)2024年から年額1000円「森林環境税」の目的とは?「森がない都市部の住民」から徴収に不満の声も…“環境保全”の意義(弁護士JPニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/08e274cfb869e9c51cf15aaba843196b1849904a

(4)JA新潟厚生連の経営悪化 “来春 資本枯渇か” 地域医療存続へ 6市が県に緊急措置を要望(TeNYテレビ新潟) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d525a8f0eb4f60f42a82ff528cbff7b9f6b14fea

(5)房総半島沖に微小プラの「ホットスポット」 深海に年2.8万トン - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240828/k00/00m/040/290000c

◆日刊IWJガイド・非会員版「NATOとウクライナによるロシア領クルスクへの侵攻に、ロシアが反撃、ウクライナ全土に大規模攻撃!」2024.8.29号~No.4314 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53850

<IWJ取材報告 1>「これまでの数々の薬害の中で、被害者数、死亡者数が最も多い薬害は?」とのフリー記者・藤江氏の質問に対し「個々の事案の被害者数等については把握の仕方が非常に異なり複雑であり、一概に比較することは簡単なことではない」と武見厚労大臣~8.27武見敬三厚生労働大臣定例会見 (mRNAコロナワクチンではないのか、ごまかすな!:田中一郎)

<IWJ取材報告 2>ワクチン接種者から輸血を受ければ、必ず抗体が導入される! 厚労省は研究班を作ってリスクを調べるべきなのに、厚労大臣が門前払いして国民の命を無視している!~8.23 mRNAワクチン中止を求める国民連合主催 レプリコン差し止め訴訟緊急記者会見

(恐ろしい話である。輸血もできなくなるのか? スパイクたんぱくやmRNAも一緒に入ってくるということ???:田中一郎)

(科学が支配権力や巨大資本に包摂される時代=21世紀は、一歩間違えれば、人類滅亡・全生物死滅に至らないとも限らない。これは決して大げさなことではなく、人類が手にしているサイエンスやテクノロジーは、使い方によってはすさまじい破壊力となるからだ。最も警戒しなければいけないのは、2つの核(原子核と細胞核)をめぐる動向、つまり核・放射能とバイオテクノロジーである。:田中一郎)
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「巨大地震と噴火、浜岡原発の事故リスク!!:江戸時代の富士山宝永大噴火は、元禄関東地震、宝永南海トラフ地震と連動! 政府・自治体の地震と噴火時の対策は、原発事故を想定せず!(IWJ報道)」をお送りいたします。併せて昨今の若干の原発情報を添付いたします。

日本国中が、超危険、超汚い、超高コスト、の原発・核燃料サイクル施設で、一寸先は闇、の状態を強いられています。断固として脱原発・反原発を貫いていくことが、私たち日本人が生き残る唯一の道です。政治家どもの甘言や戯言に惑わされたり、誘導されたりして、騙された瞬間から、私たちの滅亡へ向かっての行進が始まるとお考えください。原発とその放射能はすさまじいものですから。


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 <別添PDFファイル>

(1)敦賀原発再稼働を拒む浦底断層、敷地内他断層への影響予測不能(毎日 2024.8.29)
 https://mainichi.jp/articles/20240829/ddm/016/040/009000c

(2)浜岡原発 止まった12年、描けぬ再稼働 新規制適合ゼロ(東京 2023.5.14)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/236022

(3)浜岡原発停止13年 中部電 遠い再稼働、南海トラフ震源域 終わらぬ審査(東京 2024.5.15)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS5G45SKS5GUTPB001M.html

(4)「南海トラフ地震」権限と利権、科学的知見に基づく再検証を(中島岳志 東京 2024.8.27夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/346189

(もともと大地震発生の確率などというものがアテにならないのではないか? (同じく原発の確率論的安全評価なるものもそうだ)。そんなものをああでもない、こうでもないと議論してみても、意味があるとは思えない。南海トラフ地震について言えば、川内、伊方、浜岡の3つの原発を含めて、南海トラフ地震の被害を受けるであろう地域の大地震対策や住民対応がほとんど手つかずであり、今のままでは危ない、という状態なので、この南海トラフ地震の「確率」とは、日本社会に対する大地震の危険度の度合いを示していると見ておけばいいのではないか? とりわけ上記3原発の手抜き管理の現状は近未来の悲惨な原発震災を予想させる(浜岡については下記参照)。たとえば能登半島地震に見られた土地の不均等隆起や地割れが3原発を襲えばどうなるのか? 想像しただけでもぞっとする。原発再稼働を容認して「脱炭素」を叫ぶアホウどもに、あるいは「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」に聞いてみたいものです。:田中一郎)

 <地震予知も火山噴火予知も科学的にはできません>

(1)最新技術で本当に地震予知は可能なのか? - アイエムエー
 https://www.imanet.jp/earthquake-effect/earthquake-prediction/

(2)噴火警戒レベル1でも…噴火予測や予知は困難 火山情報のジレンマ - NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/select-news/20191028_01.html

(近未来に到来する大地震の規模などわかるはずもなく、また、将来的に予知不可能な大噴火が起きるかもしれないにもかかわらず、大事故を起こせば国が亡ぶかもしれない原発・核燃料サイクル施設を稼働させるバカ者たち、見ざる聞かざる言わざるに徹してタカリ行為を働きながら原発稼働を容認するバカ者たち、そして、原発のことなど何にも知らない・知ろうともしないで科学的根拠を厳しく確認することなく情緒的に「脱炭素」を叫ぶバカ者たち、原発・核燃料サイクル施設とは、この3馬鹿トリオによって推進されている。やめさせなければ、我々が彼らと一緒に原発心中をさせられることとなる。:田中一郎)

(関連)立憲民主の原発ゼロは「国民に選ばれない」 国民民主・玉木氏が批判 泉氏は「4年前、玉木氏もいいと…」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/341104

(こういう連中が最もタチガ悪い。彼らの言う脱原発とは「言葉遊び」「言葉いじり」のことである。:田中一郎)


 <原子力「寄生」委員会の火山リスク審査で私が最もおかしいと思う点>

(1)火山噴火を事前に予知できるとしている点。

(2)更に、その予知に基づいて、使用済み核燃料や使用中の核燃料を運び出し、別の安全な場所へ移動できるとしている点(そのための何の準備もしていないという「超いい加減」な態度)

(3)火山噴火で降下してくる火山灰や火山弾に対する備えや対策が極めて楽観的で手抜き(危険性を甘く見すぎている)

(4)基準地震動の評価では過去12万年まで遡り、場合によっては40万年前まで見る、というルールなのに、火山リスクについてはそれがはっきりしない。私は地震も火山も、少なくとも100万年前くらいまで遡って見ておくべきだと思っている。

(5)過去数万年の間に起きた最大規模の火山噴火を除外して、2番目に大きい、ほどほどの大きさの火山噴火をリスク分析の対象にするという、訳の分からないことをやっている(例:大山火山噴火と若狭湾原発)

◆(報告)(2.27)オルタナティブな日本をめざして(第99回):「原発と火山リスク」(中野宏典弁護士:新ちょぼゼミ)(2024年2月27日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/03/post-4c3118.html


1.日刊IWJガイド「巨大地震と噴火、浜岡原発の事故リスク!! 南海トラフ地震の全犠牲者の約3分の1が静岡県に集中! 津波だけで死者約9万6000人!」2024.8.22号~No.4308
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53813

■静岡を襲う巨大地震と噴火リスク、そして浜岡原発の事故リスク!! 南海トラフ地震の犠牲者の約3分の1が静岡県に集中! 津波だけで、約9万6000人が亡くなる! 南海トラフに加えて駿河トラフ、相模トラフの3重トラフが重なる大災害エリア! 想定される地震は南海トラフ巨大地震(M9)、東海地震、東海・東南海地震 、東海・東南海・南海地震の3連動(M8.0~8.7)、神奈川西部を震源とする大正型関東地震(関東大震災、M8.0)、元禄型関東地震(M8.2)、加えて浜岡原発を抱え、活火山である富士山の噴火リスクもある!(前編)

(一部抜粋)
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 太平洋に臨む静岡県の海岸線は、駿河湾、遠州灘、伊豆半島を含みつつ、約500キロメートルにも及びます。静岡県は、南海トラフの震源域の中では、高知県の約710キロメートル、和歌山県の約600キロメートルに次いで長い海岸線を持っています。

この静岡県の海岸線約500キロに、南海トラフ地震では、大津波が押し寄せることになります。静岡では、津波だけで、約9万6000人が亡くなると想定されています。この死者数は飛び抜けています。海岸線のほとんどが、外洋に面しているため、津波到達時間が非常に速いことも特徴です。

たとえば、浜岡原発のある御前崎の津波到達時間は、地震発生後約5分です。地震、津波、そして仮に原発事故が起きたら、迅速に安全地帯まで逃げられるでしょうか!? 8月8日の日向灘地震以降、南海トラフ地震への関心の高まりと、メディア・ネットでの情報は急増しましたが、浜岡原発や伊方原発の事故の可能性について論じるものはほとんどなく、地震域内にこれらの原発が存在することについて、言及することも、またしても、いつのまにか、なくなっています。

南海トラフ地震では、静岡県では、浸水深 2メートル以上が、なんと68.9キロ平方メートルにも及びます。南海トラフ地震に伴う国の試算では、最悪のケースでは全国で約32万3000人が犠牲となり、国民の約46%が被災者になるとされています。そのうち静岡県では、約10万5千人が犠牲となると予測されています。南海トラフ地震の全犠牲者のおよそ3分の1が、静岡県に集中すると見られているのです。

生き残った人の中でも、身動きのなかなかとれない高齢者や病人、子供、妊娠中の女性、障害者の方々もいると思われますが、津波の届かない距離まで、なんとか避難することができても、東日本大震災の際の福島第一原発事故のような原発事故が浜岡原発で起きれば、北から南へ風が吹き続ければともかく、風向き次第で、右往左往しなくてはなりません。そんな避難準備のための対策は、まったく準備ができていません。

※想定される地震の被害(静岡県、2024年8月21日閲覧)
https://www.pref.shizuoka.jp/bosaikinkyu/sonae/earthquake/bosaicenter/1003638/1043919/1003654/1003657/1030140.html

静岡県は、震源域(駿河トラフ・南海トラフと相模トラフ)と、地震・津波の程度(レベル1とレベル2)の違いから、合計、4つの類型を考えて、地震被害を想定しています。

※第4次地震被害想定(第1次報告)のポイント (PDF 2.4MB)(第一次報告(平成25年6月)、静岡県、2024年8月21日閲覧)
https://www.pref.shizuoka.jp/bosaikinkyu/sonae/earthquake/1040810/1029868.html

駿河トラフは、日本の静岡県沖に位置する海底地形の一部で、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込む場所です。駿河湾の沖合に位置しており、南海トラフの一部とされていますが、特に東側に位置する部分を指し、伊豆半島の西側から駿河湾にかけて広がっており、静岡県沿岸部のすぐ沖合に位置します。駿河トラフは、巨大地震の震源域として知られており、過去にはここを震源域として、大規模な地震が発生しています。1854年の安政東海地震や1944年の昭和東南海地震などが代表的です。南海トラフとの関係では、駿河トラフは南海トラフの東端に位置しており、南海トラフ地震が発生する際には、駿河トラフも大きな影響を受けると考えられています。このため、静岡県では、駿河トラフと南海トラフは一つのカテゴリーにまとめられています。

相模トラフは、神奈川県の相模湾から南東方向に伸び、伊豆半島沖、房総半島沖を通る形で存在し、1923年に発生した関東大震災(大正関東地震)の震源となったトラフです。関東大震災は、地震後に発生した大火によって、東京中を焼け野原にし、死者・行方不明者は約10万5000人にものぼります。正確な統計の残る明治以降の地震災害では、最大の被害者を出しています。それだけに、相模トラフの動向は気になります。

相模トラフは、関東地方の南東部、相模湾から房総半島沖にかけて位置する海底地形の一部で、フィリピン海プレートが北アメリカプレートの下に沈み込む場所です。相模トラフ沿いで発生した地震のうち、史上最大規模のものは、実は1923年の関東大震災ではありません。M8.2程度の元禄型関東地震です。

これは、1923年に同じ震源で起きたM7.9だった関東大震災のマグニチュード(地震のエネルギー)を上回るものです。この規模の地震が現代において起きると、静岡県では、死者は約6000人、津波だけで5700人の犠牲者が出ると想定されています。これに対し、駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生する南海トラフ地震のうち、最悪の地震はM9が予想されています。最悪の場合、静岡県内の建物の約2割が全壊・焼失します。死者数は、静岡県だけで約10万5000人です。関東大震災と並んでしまうわけです。

静岡県の人口は、2024年時点で、約351万人ですから、南海トラフ地震が起きると、県内人口の約3%がお亡くなりになってしまうことになります。建物の全壊・焼失棟数は、約2万7000棟と想定されています。静岡県の場合、遠州灘と駿河湾を分ける位置にある、太平洋に突き出した御前崎岬に立地する浜岡原発の事故というリスクも抱えます。

IWJが、静岡県の原子力対策安全課に問い合わせたところ、浜岡原発が南海トラフ地震で事故を起こした場合の被害想定は、県の方では特にしていない、ということでした。被害想定もしていないのですから、行政としてやるべき避難計画や訓練など、原子力事故時の対応を、まったく行っていないことになります。これは驚くべきことです!

静岡県が、このように、原子力事故防災意識が一切欠落した状態にある、という事実を伝えている新聞・テレビなどのマスメディアは、皆無であると思います! 当然、静岡県民も、その周辺の都県民も、避難の計画や準備もできていません。

(中略)
内閣府が、2024年6月6日に策定した「第17回浜岡地域原子力防災協議会作業部会資料」の「浜岡地域の避難計画の充実化に向けた対応(イメージ)1原子力災害対策重点区域・広域避難先」によると、浜岡原発が原子力災害を起こした場合、避難対象になる人口は、浜岡原発の立地する御前崎市や牧之原市、掛川市など、なんと、81万7378人にものぼります。この81万人強の人口が、原子力災害単独の場合、静岡県内や山梨県、三重県など5県に避難するとしています。

(中略)
どうやって、東京や、石川県などへたどりつくのでしょうか? その途上に位置する関東や中部の各県も被災しており、避難のために右往左往しているのです。81万人強の人口の安全な移動手段がありません。しかも、原発のメルトダウンが起きていれば、遠方への避難は一刻を争います。地方に立ち止まっているわけにはいきません! これほどの巨大震災となると、一つの県だけで準備や訓練ができるものではなく、国とともに、避難のための準備や広域の連携、訓練を重ねていなければいけません。そんな準備はまったくできていないということです。国も県レベルの行政も、何をしているのでしょうか!?

※第17回浜岡地域原子力防災協議会作業部会資料分割1/3(浜岡地域、原子力防災協議会作業部会、2024年8月21日閲覧)
 https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/kyougikai/02_hamaoka.html
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(おそらく、川内原発のある鹿児島県、伊方原発のある愛媛県も、上記の静岡県と同じような状態ではないかと推測します。:田中一郎)


2.日刊IWJガイド「静岡を襲う複合災害リスク!! IWJは静岡県に直撃取材! 静岡県は、富士山が噴火しても、浜岡原発のことは考えていない!!(後編)」2024_8_23号~No_4309
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53816

■はじめに~南海トラフ地震によって最大の被害を出すと予想される静岡県! 静岡で懸念されているリスクは、巨大地震・津波だけではない! 富士山・箱根山噴火リスク、そして浜岡原発の事故リスク!! IWJは静岡県に昨日に続いて直撃取材! 静岡県は、富士山が噴火した場合、浜岡原発のことは何も考えていない!!(後編)

(一部抜粋)
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昨日の前編でも伝えしたように、静岡県が南海トラフ地震に見舞われる場合には、最大の犠牲者を出し、なんと全犠牲者の約3分の1が静岡県民になると言われています。しかも、地震・津波の想定災害は、南海トラフ由来だけとは限りません。

1923年の関東大震災を引き起こした相模トラフも抱え、想定される地震だけで、南海トラフ巨大地震(M9)、東海地震、東海・東南海地震 、東海・東南海・南海地震の3連動(M8.0~8.7)、神奈川西部を震源とする大正型関東地震(関東大震災、M8.0)、元禄型関東地震(M8.2)、そして震源域内に浜岡原発を抱え、れっきとした活火山である富士山や箱根山の噴火リスクもあるというのです。

後編では、上記のさまざまな地震や火山噴火などで、浜岡原発事故が起きて、被害がさらに広大な領域に及ぶ巨大な原発災害となる「複合災害」になった場合、静岡県や周辺地域はどうなるのか、ほとんどのメディアが報じない富士山の噴火リスクと浜岡原発事故リスクなどについてお伝えします。

(参考)日刊IWJガイド・非会員版「南海トラフ地震が想定されているエリア、日向灘でM7.1の大地震! 気象庁は『巨大地震注意』を発表!浜岡原発と伊方原発が危ない!」2024.8.10号~No.4300
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53777

『日刊IWJガイド』8月10日号でもお伝えしたように、浜岡原発(御前崎市)は、『朝日新聞』の「南海トラフ地震の被害想定」によると、最大震度7、最大津波高19m、津波到達最短時間は、わずか5分です。

※南海トラフ地震の被害想定(朝日新聞、2015年9月28日)
 https://www.asahi.com/sp/special/nankai_trough/

静岡県の浜岡原子力発電所(御前崎市)の現状は、中部電力によると、1、2号機は廃止措置の第2段階にあり、すべての燃料の搬出が終了していますが、3号機、4号機、5号機の3機は、定期点検中で、燃料は、使用済燃料貯蔵プールに保管されています。使用済核燃料といえども、冷やし続けないと、熱を帯びてメルトダウンしてしまうので、冷却水の循環システムは、延々と途切れることなく続けなければなりません。廃炉を決めてからも、約10年間は冷却水のプールで冷やし続け、それからやっと、乾式キャスクに移すことができるのです。

※日向灘を震源とする地震への対応状況について[PDF:49KB](中部電力、2024年8月8日)
 https://www.chuden.co.jp/energy/nuclear/hamaoka/

津波対策として、浜岡原発は、海抜22mの防波壁を設置しています。

※海抜22mの防波壁の設置(中部電力、2024年8月9日閲覧)
https://www.chuden.co.jp/energy/nuclear/hamaoka/anzen/genba/bohaheki/

前述したように、最大津波高は19mとされていますから、防波壁を高くしたことで、津波の被害は、クリアできて、ひと安心のように思えます。 しかし、東日本大震災でも、本当に津波だけがメルトダウンの原因なのか、議論され続けてきたように、津波が直撃しなくても、地震動によって配管がメチャメチャに破壊されたり、送電線や鉄塔などの送電設備が地震で倒れて(実際、福島第一原発では、送電線の鉄塔が地震動でぐにゃぐにゃにゆがんで倒れた)、電源が切れてしまうと、冷却水による冷却ができなくなって、メルトダウンに至ることもありえます。

政府や自治体、マスメディアも、地震と津波に対する、常日頃からの備えを説くならば、地震・津波とともにシビアアクシデントを起こしうる危険な原発は、少しでも早く、廃炉にして、撤去しておく必要があります。

※はじめに~南海トラフ地震が想定されているエリアの南西の端、日向灘でM7.1の大地震! 宮崎県で震度6弱!気象庁は「巨大地震注意」を発表! この1週間以内に、M8から9の本震が来る可能性もあると警告! M8はM7と比べるとエネルギーが約30倍!M9はM7の約千倍! さらに神奈川西部を震源とする震度5弱の地震も! 東海・東南海・南海トラフ地震のエリアの原発はどうなるのか!? 危ないのは、静岡の浜岡原発と、四国の伊方原発! しかし政府やNHKなどマスメディアは、原発事故の可能性についてはまったく言及せず、注意喚起もしていない!(日刊IWJガイド、2024年8月10日)

会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240810#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53777#idx-1

前編でお伝えしたように、内閣府が、2024年6月6日に策定した「第17回浜岡地域原子力防災協議会作業部会資料」の「浜岡地域の避難計画の充実化に向けた対応(イメージ)1原子力災害対策重点区域・広域避難先」によると、浜岡原発が原子力災害を起こした場合、避難対象になる人口は、浜岡原発の立地する御前崎市や牧之原市、掛川市など、なんと、81万7378人にものぼります!

国の計画では、この約82万人もの県民は、南海トラフ地震が起きて、家屋の倒壊など、地震動の被害にもあい、さらに、津波もかぶり、原発事故も起きてしまったという、この「複合災害」のただ中で、おのおのの自助努力によって、東京都や長野県、埼玉県、群馬県、福井県、石川県など、7都県に避難するという計画なのです。

地震後は、東日本大震災の時の経験で明らかなように、新幹線をはじめ、列車はすべて止まり、高速道路はすべて閉鎖、一般道も地割れやガレキ、倒木、停止したままの自動車で埋まり、車で動くこともままなりません。どうやって、被災した静岡県民が、自助努力で、群馬県や、石川県などへたどりつくのでしょうか? ひとりひとり徒歩で歩いてゆけ、というのでしょうか? その途上に位置する関東や中部の各県も被災しており、避難や安全確保のために右往左往しているのです。81万人強の静岡県民の安全な移動手段がありません! 県が全員を安全な地帯へ運ぶバスを仕立ててくれているわけではないのです!

しかも、原発のメルトダウンが起きていれば、遠方への避難は一刻を争います。福島第一原発の3号機などで起きたように、水素爆発の危険性が迫ってくるからです。原発事故被災地に立ち止まっているわけにはいきません! さらに、まだ余震が続いている可能性があり、中には大きな余震もありえます。モーメントマグニチュード9.0の東日本大震災のときには、3月11日の一ヶ月後の4月7日に、モーメントマグニチュード7.3の余震が起きています。

これほどの巨大震災となると、一つの県だけで準備や訓練ができるものではなく、国とともに、原発震災からの避難のための計画立案や準備、広域の連携、県民をまじえての訓練を重ねていなければならないはずです。しかし、原発事故の想定はしていない、ということは、当然、避難の準備などまったくしていないというのです。国も県レベルの行政も、何をしているのでしょうか!?

※第17回浜岡地域原子力防災協議会作業部会資料分割1/3(浜岡地域、原子力防災協議会作業部会、2024年8月21日閲覧)
 https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/kyougikai/02_hamaoka.html

内閣府の策定した避難計画は、現実に機能するのかどうか、大きな疑問が残ります。IWJは、内閣府に、浜岡原発が複合災害を起こしたときの避難計画の現実性について、直撃取材しました。担当者不在のことで、折り返し電話があることになっています。電話があり次第、お伝えします。

さらに、静岡県の場合、活火山の富士山の噴火リスクもあります。心配されるのは、富士山周辺の市町村の避難計画と、噴火の浜岡原発への影響です。富士山と浜岡原発は、約80~100キロメートル程度の距離があります。静岡県では、富士山ハザードマップ(令和3年3月改定)を策定しています。

※富士山ハザードマップ(令和3年3月改定)(静岡県、2024年8月22日)
 https://www.pref.shizuoka.jp/bosaikinkyu/sonae/kazanfunka/fujisankazan/1030190.html

懸念されるのは、まず、噴火に伴う火山灰が風に乗って原発付近に降り積もる可能性です。火山灰が原発に降り積もると、空気フィルターや冷却装置に影響を与え、原発の運転や冷却システムに支障をきたすリスクが出てきます。

※降灰の可能性マップ(平成 16 年版報告書から再掲)(報告書_図 5.7-3)(静岡県、2024年8月22日閲覧)
https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/030/190/21_kouhai.pdf

また、噴火に伴い、噴石が飛んでくる可能性もあります。小さな噴石でも、原発に直撃すれば、電源や配管に危機的な影響が及ぶ可能性もあります。

※大きな噴石の可能性マップ(静岡県、2024年8月22日閲覧)
https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/030/190/20_funseki.pdf

火山灰や噴石の飛ぶ想定範囲には、浜岡原発は入っていませんが、それは絶対的に正しいと、安心できるのでしょうか。IWJは、静岡県に対し、避難計画と、浜岡原発への影響、さらに、すぐ隣にある活火山である箱根山への影響について直撃取材しました。

(中略)
そして、意外に知られていないのが、やはり活火山の箱根山の噴火リスクです。箱根山は富士山より東京(箱根山から東京まで80キロから90キロ)に近く、富士山が噴火した場合に、何らかの影響を受ける可能性もあります。実際に、箱根山が噴火すれば、首都圏への影響が懸念されます。この富士山と箱根山の連動性についても、現段階では不明ということで、事実上、静岡県では、対策は取られていません。

全体的に、科学的認識が深まるのを待つ、という受け身の体制が見られ、行政の観点からの「予防」という観点は後退しています。それが最もよく出ているのは、富士山の噴火の浜岡原発への影響評価です。あきれたことに、静岡県は、富士山が噴火した場合、浜岡原発のことは、事実上、何も考えていません。

県が作成し、公開したハザードマップを、中電が見ているかもしれない、という希望的観測にもとづいた無責任な体制があるばかりなのです。中電との間で、調整も連絡も情報共有もないことは、明らかです。まして積極的な県民避難計画の共同立案などあるはずがありません。国も、何もここは関わっていません。誰もが、無責任体制なのです。

富士山と浜岡原発の距離、約80~100キロメートルから考えて、火山灰も噴石も、そう大きな影響にはならないとたかをくくっているとしたら、あるいは、原発事故のことは、県の管轄外と考えているとしたら、原発事故を含む「複合災害」の備えとして、大きな欠陥があります。

こういう行政の「他人ごと意識」は、中電や国や関連自治体とのコミュニケーションが圧倒的に足りない現実を生みだし、前述した南海トラフ地震や元禄型関東地震が起きた場合、取り返しのつかない「複合災害」をもたらす可能性があります。

WJは、中電にも、南海トラフ地震が起きた場合の複合災害の被害想定や、富士山噴火リスクの浜岡原発事故への影響などを、直撃取材しています。こちらも、後日、連絡があることになっており、連絡があり次第お伝えします。
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3.日刊IWJガイド「江戸時代の富士山宝永大噴火は、元禄関東地震、宝永南海トラフ地震と連動! 政府・自治体の地震と噴火時の対策は、原発事故を想定せず!」2024.8.26号~No.4311
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53823

■はじめに~1707年の富士山の宝永大噴火は、その4年前の元禄関東大地震、噴火の49日前の東海・東南海・南海トラフ3連動の宝永大地震と連動していた! 噴火による噴出物は、推定1.7立法キロ! 登山口の須走村は火山岩塊で焼失! 小田原の酒匂川では、火山灰が流入し、長年にわたって何度も氾濫! 噴出物は、火口から50km離れた神奈川県伊勢原市で30cm、120km離れた千葉県市原市でも8cm! 現代でも同様の大震災が起こる可能性があるが、政府・自治体は、原発事故との「複合災害」を想定せず!!

(一部抜粋)
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 本日8月26日は、「火山防災の日」です。明治44年8月26日に、浅間山(群馬県、長野県)に日本で最初の火山観測所が設置されたことから、昨年改正された活動火山対策特別措置法により、火山災害に備えるきっかけとする日として制定されました。

※8月26日は「火山防災の日」(内閣府)
 https://www.cao.go.jp/press/new_wave/20240814.html

今年8月8日に起きた、最大震度6弱、マグニチュード7.1の日向灘地震により、南海トラフ地震への警戒がにわかに高まりました。

江戸時代の宝永4年10月4日(西暦1707年10月28日)に起きた、推定マグニチュード8.6~9クラスの日本最大級の東海・東南海・南海トラフ3連動の大地震である宝永大地震から49日目の宝永4年11月23日(西暦1707年12月16日)には、富士山の南東斜面で大噴火が起き、16日間断続的に噴火が続きました。これが、宝永大噴火と呼ばれる、歴史上記録されている最新で最大の富士山の噴火です。

宝永大地震と宝永大噴火との間には、関連性があったことが推測されています。

※はじめに~南海トラフ地震が想定されているエリアの南西の端、日向灘でM7.1の大地震! 宮崎県で震度6弱!気象庁は「巨大地震注意」を発表! この1週間以内に、M8から9の本震が来る可能性もあると警告! M8はM7と比べるとエネルギーが約30倍!M9はM7の約千倍! さらに神奈川西部を震源とする震度5弱の地震も! 東海・東南海・南海トラフ地震のエリアの原発はどうなるのか!? 危ないのは、静岡の浜岡原発と、四国の伊方原発! しかし政府やNHKなどマスメディアは、原発事故の可能性についてはまったく言及せず、注意喚起もしていない!(前編)(日刊IWJガイド、2024年8月10日)

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※はじめに~南海トラフ地震によって最大の被害を出すと予想される静岡県! 静岡で懸念されているリスクは、巨大地震・津波だけではない! 富士山・箱根山噴火リスク、そして浜岡原発の事故リスク!! IWJは静岡県に昨日に続いて直撃取材! 静岡県は、富士山が噴火した場合、浜岡原発のことは何も考えていない!!(後編)(日刊IWJガイド、2024年8月11日)

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内閣府が2006年に発表した専門調査会の報告書は、この1707年の宝永大噴火について、「新たに開いた宝永火口から噴出した火山礫や火山灰などの噴出物は、偏西風に乗って静岡県北東部から神奈川県北西部、東京都、さらに100km以上離れた房総半島にまで降り注いだ」と記されています。

報告書によると、平安時代に起きた富士山の貞観(じょうがん)噴火が、「溶岩流を噴出する穏やかな噴火」だったのに対し、宝永大噴火は「粉砕された噴出物を噴煙とともに上空高く舞い上げる爆発的な噴火」だったとのこと。一方、宝永火口の周辺には集落がなかったことなど、「いくつかの要因」が幸いし、「噴火による死者の記録は残っていない」ことが指摘されています。

※災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成18年3月 1707 富士山宝永噴火(内閣府)
 https://qr.paps.jp/D5rHU

https://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1707_houei_fujisan_funka/index.html#:~:text=%EF%BC%9C%E6%A6%82%E8%A6%81%EF%BC%9E,%E3%81%AA%E3%82%8B%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E3%82%92%E4%B8%8E%E3%81%88%E3%81%9F%E3%80%82

内閣府が発表した、この専門調査会の報告書によると、宝永大噴火による噴出物は、「推定1.7立法キロ」に及び、「家屋の倒壊や農耕地の耕作不能化をはじめ、流出した火山灰による河川氾濫などの二次災害を引き起こし、長期間、広範囲にわたり」影響を及ぼしたとのことです。

富士山の登山口でもある、富士山東麓の須走村(現・静岡県小山町)では、「降ってきた鞠ほどの火山岩塊は内に火気をふくみ、浅間(せんげん)社の神主小野家をはじめ、通りに面した町並みのうち37軒が焼失した。焼失を免れた残り39軒も、27日までに降った3mを越す火山灰の重みと度重なる震動により、すべて倒壊した。住民は着の身着のままで避難し、須走村は、まったくのゴーストタウンと化してしまった」とあります。

噴火の翌年の宝永5年(1708年)には、神奈川県西部の山北町から小田原市を流れる酒匂川(さかわがわ)で、大きな二次災害が発生しました。報告書には、以下のように書かれています。(以下省略)

(中略)
2017年8月8日付『ヤフーニュース』でジオリブ研究所所長の巽好幸(読み仮名を入れる)氏は、「都心からたった80キロメートルしか離れていないこの活火山は、過去に何度も大噴火を繰り返してきた。数十万年~100万年と言われる火山の『寿命』を考えると、箱根火山が将来大噴火する可能性は極めて高い」と指摘しています。

※箱根山大噴火への覚悟を かつて首都圏も襲った火砕流と火山灰(ヤフーニュース、2017年8月8日)
 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f77be10de085026e5eaf0abf2e7d5b17e7bc8115

巽氏は、東京から神奈川の地層の中の「東京軽石層」と呼ばれる軽石の供給源は、「箱根火山だと考えられている」と指摘。その噴火は「約6万年前に起きたと推定される」と述べています。さらに、軽石や火山灰、火山ガスを噴き上げた噴煙柱が崩壊した直後に発生した、数百度にも達する大規模な火砕流の痕跡が、「東は現在の横浜市保土ヶ谷区や三浦半島、西は静岡県沼津市を超えて富士宮市でも確認される」と指摘しています。

巽氏によると、「火砕流は箱根からわずか1~2時間で横浜に到達した」とのことです。巽氏は、6万年前と同じ箱根山の噴火が今起きれば、「火砕流到達域には500万人近い人口がある」「すべてのライフラインが停止する10センチ以上の降灰域には2800万人が暮らし、首都機能が集中している」と指摘しています。

巽氏は、箱根山が過去30万年に4回大噴火を起こしていることから、「箱根火山は約7万年に1度大噴火を繰り返す」と「今後100年間に大噴火が起きる確率は約0.2%」だと論じています。内閣府は2020年に、中央防災会議で「大規模噴火時の広域降灰対策検討ワーキンググループ」の会合を開催し、富士山噴火を想定した広域降灰対策の報告書を発表しまた。

※大規模噴火時の広域降灰対策検討ワーキンググループ(内閣府) 
 https://www.bousai.go.jp/kazan/kouikikouhaiworking/index.html

報告書は、富士山の噴火が起きた場合の主な影響を、以下のように示しています。
(以下、IWJの会員サイトをご覧ください=火山灰リスクを中心に詳細に論じられています)
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4.日刊IWJガイド「クルスク侵攻におけるウクライナ軍の損失は『5800人』とロシア国防省が報告! 西側メディアもウクライナ軍の苦戦ぶりを次々報道!」2024_8_28号~No_4313
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53847

■中部電力から、南海トラフ地震と富士山噴火時の浜岡原発の対応に関する、IWJの質問に対する回答が届きました! 日本最大級の東海・東南海・南海トラフ3連動の大地震である宝永大地震(西暦1707年10月28日)のときのように、富士山の噴火の49日前に、南海トラフ地震や相模トラフ地震が起きていたとしたら、どうなる!? 被災地は、いまだ地震の混乱も余震も収まっておらず、交通機関や道路は分断し、瓦礫の山で、避難できていない人々も大勢いる中へ、火砕流や火山灰、噴石の飛来が襲い掛かる! さらに、浜岡原発の使用済燃料貯蔵プールが損傷すれば、被災地一帯が放射能汚染されている可能性もある!

(一部抜粋)
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 連日お伝えしている、南海トラフ地震と富士山の噴火ですが、8月26日(月)に、中部電力から、南海トラフ地震と富士山噴火時の浜岡原発の対応に関する回答が届きました。以下、IWJの質問と中部電力の回答を合わせてお伝えします。

IWJの質問 1.「南海トラフ地震など、地震・津波などの自然災害と合わせて原子力災害が発生する、いわゆる複合災害が発生した際における発電所周辺地域における被害想定は、中部電力で行っているのでしょうか?」

中部電力の回答「当社では、地震・津波などの自然災害と合わせて原子力災害が発生する、いわゆる複合災害が発生した際における発電所周辺地域における被害想定の検討は行っておりません。

浜岡原子力発電所においては、南海トラフの巨大地震を考慮するとともに、原子力規制委員会が策定した新規制基準を踏まえて、さらなる安全性向上対策を着実に実施しております。

また、当社は原子力事業者として国および自治体等との連携を深め、原子力災害に対する緊急時対策・対応の充実・強化に向けた継続的な取り組みを実施してまいります」

(中略)
中部電力では、地震・津波と、原発事故などの複合災害が発生した際における発電所周辺地域における被害想定を行っていないことが明らかになりました。内閣府が想定した、82万人の避難者が発生するという、被害想定が唯一のものとなります。この82万が、複合災害が起きた時には、東京都や長野県、埼玉県、群馬県、福井県、石川県など、7都県に避難するという避難計画を、内閣府は立案しています。しかし、人々がどう動いたら、7都県に避難できるのか、具体的な点は、一切考えられていません。

※第17回浜岡地域原子力防災協議会作業部会資料分割1/3(浜岡地域、原子力防災協議会作業部会、2024年8月21日閲覧)
 https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/kyougikai/02_hamaoka.html

地震後は、東日本大震災の時の経験で明らかなように、新幹線をはじめ、列車はすべて止まり、高速道路はすべて閉鎖、一般道も地割れやガレキ、倒木、停止したままの自動車で埋まり、車で動くこともままならない状況を考えれば、具体的に、避難者には移動する手段がなく、この避難計画は、絵に描いた餅にすぎません。

IWJは、8月23日(金)に、この避難計画の非現実性を内閣府に伝えて、担当官に、この避難計画が現実に機能するのかどうか、直撃取材しましたが、席を外しているので、折り返し連絡があると告げられたまま、26日(月)になっても電話はありません。内閣府は、避難計画の欠陥を突かれて、回答できないのだと思われます。あるいは、考えてみたところで、避難計画やシナリオなど、立てられないことがわかっていて、質問から逃げ回っているのかもしれません。

IWJは、富士山噴火の浜岡原発への影響についても、中部電力に問い合わせました。中部電力の回答は、かなり楽観的なものでした。

IWJの質問 2.「富士山噴火の浜岡原発への影響は、どのようにお考えでしょうか?」

中部電力の回答「富士山の噴火などの火山現象については、浜岡原子力発電所から半径160kmの範囲を中心に第四紀火山(約260万年前から現在までに活動した火山)を調査し、活動履歴や過去最大の噴火規模などから将来想定される最大の噴火規模を考慮して、火砕流などの施設や設備で対応が不可能な火山事象が発電所に到達しないことを確認しております。また、敷地周辺の火山からの火山灰が発電所に到達した場合の影響などについて評価し、発電所の安全性に問題がないことを確認しております」

富士山の大噴火が起きる場合、宝永大地震・大噴火のように、地震・津波に先立って、すでに、南海トラフ地震や相模トラフ地震が起きている可能性もあるのです。

中部電力の影響評価は、この巨大地震との連動の可能性を考慮せず、富士山だけが、単独で噴火することを前提にしたものです。これでは意味がありません。

(以下、大地震・大津波・富士山及び箱根の大噴火、の3つが重なるトリプル大天災が重なって起き、それが浜岡原発を襲った時の対応・対策について詳しくIWJが中部電力に聞いていますが、その回答は「ヌカに釘」「のれんに腕押し」のようなものでした。詳しくはIWJ会員版をご覧ください。下記に結論だけ抜き出しておきます。:田中一郎)

マグニチュード9以上が想定される南海トラフ地震で、浜岡原発の想定最大加速が1200ガルと2094ガルと言われて安心できるでしょうか。国も、中部電力も、日本が、何も考えず、何の対策もせずとも、何か、特別な幸運に常に恵まれて救われるという「信仰」でもあるのでしょうか。それとも、単なる無能と無知と無責任の集団なのでしょうか。
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 <田中一郎コメント>

(寅子風に)ハテ?!、この浜岡原発を襲う可能性が高い「大地震・大津波・富士山及び箱根の大噴火」の危険性と、それに対して何の準備もしなければ浜岡原発をやめようともしない中部電力、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁、政府・自公政権、「日本維新の会」や国民民主党や御用組合「連合」、地元及び周辺自治体、を前にして、「原発に依存しない脱炭素」(原発再稼働を一部認める=脱原発は遠い未来のこと=立憲民主党との馴れ合い)などというお気楽な「共通政策」を立憲野党に約束させたり、東京都に「脱炭素」政策を取れと強要したり(その前に福島原発事故の被害者対応改善や富士山噴火や第二次関東大震災の防災対策、あるいはヒートアイランド現象防止と都市計画の正常化など、やるべきことはたくさんある)している、「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」の人たちは、原発をめぐる危機的な状況をどこまで認識しているのでしょうか。「人工排出CO2による地球温暖化」説という科学的実証的根拠が極めて怪しい「新興宗教的」なカルトに洗脳され、市民運動・社会運動の基本的な姿勢を忘れてしまっているお粗末さは看過できません。

富士山噴火や南海トラフ地震と連動して起きるかもしれない第二次関東大震災の場合には、あのボロボロの老朽原発である東海第二原発や、その隣にある東海再処理工場の高レベル放射性廃液貯留タンクもまた、被災することを忘れてはいけません。我々が真っ先に成すべきは、自分たちの国が地域独占(原発)電力会社(「毒電」)や原子力ムラとその代理店のような政府・政治家・官僚どもにより、原発・核燃料サイクル施設が再びの過酷事故を起こしてしまうことを全力で阻止していくことです。それが我々や、我々の子どもたち・孫たちを原発震災の放射能から守ることになるのです。「脱炭素」(NO FOSSIL)などと「お気楽」なことを言っている余裕などないのです。

 <私の処方箋>

◆エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎 2024年9月4日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUNU-GZxYJfhrHRK?e=aFfO7f
草々

 

2024年8月28日 (水)

絶望の日本政治:自民党総裁選という「選挙の顔」を選ぶガラクタ市、立憲民主党代表選という「自民補完」への廃品回収陳列会=これが1990年代の「(似非)政治改革」のなれの果て、こんな政治家どもを野放しにしているのはあなた方有権者・国民です

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.ソバにいてくれるだけでいい
(暑くて食欲なく、毎日ソバばかり食べています)
 https://www.youtube.com/watch?v=GgX0WMrmH1c


2.(チラシ)(9.4)総選挙で日本をアップデート〝ガーベラの風″国会イベント(衆2多目的)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVlhW--2iwXO2y0OvH?e=FKCVen

(関連)(プログラム)(9.4)総選挙で日本をアップデート〝ガーベラの風″国会イベント(衆2多目的)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgfWpSqJTIq6pmQe?e=V2ydhV


3.(9.8)子ども脱被ばく裁判の会緊急座談会のお知らせ

日 時:9月8日(日) 1時〜4時半
場 所:高槻市生涯学習センター3F 研修室 (参加費無料) 
(JR高槻駅下車、中央改札口を右手に向かい、右手に現れるエスカレーターを降りる。駅を背に南に徒歩で直進4分、二つ目の信号を渡ったところが高槻市役所。入口に大きな看板あり)
テーマ:「いま、法が一歩前に出る時」~20mSv体制をこのまま放置していいのか?~

問題提起 柳原敏夫弁護士(子ども脱被ばく裁判弁護団)
パネラー 福島敦子さん (損害賠償訴訟京都)
パネラー 森松明希子さん (損害賠償訴訟関西)
進行   水戸喜世子 


4.映画|池谷薫監督_終戦75年「蟻の兵隊」全国ツアー
 https://renuniverse.com/ari/
 https://115119.wixsite.com/arinoheitai

(今年8月のお盆の頃に東京でも映画館で上映していたそうですが、残念ながら知らなくて見過ごしてしまいました。残念!:田中一郎)


5.米不足でも、廃棄される 新鮮な商品、常に求める消費者:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/c9GH0

(朝日カバカバ新聞は、何だか消費者が悪いかのような記事見出しを付けていますが、そうではありません。これがマルクスの言う「資本主義的生産の根本矛盾」であることは理解されてますか? 資本主義は(あくなき利潤追求を至上価値・使命とする)「資本が主」の経済体制ですから(逆に言えば、人間のニーズは二の次ですから)、賞味期限が切れたら(実際には量販店の命令で賞味期限のかなり前の段階で)無償でさしあげるのではなく、必ず捨てる(流用出来ない形で)、ということになっています。何故なら、無償であげることが常態化したら、多くの人がそれを待って「無償でもらう」ことを選択するので、商品が売れなくなるからです。もったいない、と思いますが、これが資本主義経済体制が人間に対して強いる「矛盾」です。このバカバカしい「仕組み」にどう対応するかを考えるのが経済学ですが、今の経済学はアホみたいなことばかり言ってます。世の中で「こんなもの要らない」の筆頭格が経済学です。:田中一郎)


6.もはや任意じゃなくて強制…12月2日のマイナ保険証一本化に向けて強まる国民への包囲網|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359547

(関連)厚労省が職員9万人を対象に「マイナ保険証アンケート」の愚策…エグすぎる質問事項の“大きなお世話”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359595

(河野太郎・武見敬三・自民党共同本音「これがいややったら選挙で落としてみいよ、マイナポイントもろて喜こんどるんやろ。ツベコベぬかすな! どうせお前らは、わしら自民党に投票するに決まっとんや。あんなボケ野党に投票してもしょうないで!」)


7.大阪万博「時給2300円」でも募集は「まずまず」担当者直撃で見えた「人材確保」の苦戦ぶり(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6daea8691d25350fbefb07f4300959dca994fed4

(地震、メタン爆発、カジ(の)、万博です。少しばかり高めの時給をもらって死にに行きますか? 大地震が来たらお手上げだそうですよ、逃げ場所なしで、島から脱出もできない、救出にも行けない、「見殺し万博」になるのでは?:田中一郎)


8.その他
 何故、ものごとをちゃんとできないのでしょうか? おかしなことの大半は政治と行政です。

(1)「2歳以下の子供マグロを食べまくっている…」日本人が知らないヤバい実態(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e55441fe09f43bf75b1bff7c4c3fa65bcb338f2a

(子どものマグロのことをメジマグロとか言うのですが、漁獲高でメジマグロが増えるというのは、海洋資源の資源管理上、イエローカードです。頭でっかちの水産庁の役人たちが知らないハズはありません(水産資源管理の教科書にはそう書いてありますから)。水産庁はマグロだけでなく、日本近海のほとんどすべての漁船漁業に関して資源管理を怠っています。乱獲容認官庁です。マグロだけでなく、カツオ、サバ、アジ、イワシ、サンマ、ニシン、スルメイカ、ホッケ、スケソウダラ、マダラ、ブリ、カニ、ウナギ、キンキ、ハタハタ、etc みなそうです。近未来の日本近海では、まず間違いなく、魚の数よりもプラスチックごみの数の方が多くなるでしょう。プラごみは「やりたい放題」の放し飼いです。政治・行政が諸悪の根源の1つです。乱獲するなら、プラごみをすればいいのにね。:田中一郎)

(2)「ヘイト」集会認めないで 大学教授ら、朝鮮人虐殺追悼碑がある横網町公園の9月1日使用制限を都に求める:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/349641

(3)千代田区立校の越境入学で虚偽申請 元議長あっせん、保護者から金品:朝日新聞デジタル
(なんやコレ! いつの時代の話だ! 区の職員がグルになってやっとるようなことも書いてある。懲戒免職にしたらどう?:田中一郎)
 https://x.gd/s2RjB

(4)米軍岩国基地オスプレイ配備、大半の市議所属する8会派が容認意向…共産など2会派は否定的(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e840108196d8ed7a79a73d450027ce9f53a7cd19

(関連)米海軍のオスプレイ初配備 岩国市長が容認する考え表明 - NHK - アメリカ
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240827/k10014560601000.html

(岩国市民の皆さま、この容認(賛成)8会派の市議会議員どもや市長を選挙で落とさないと、逆にオスプレイがみなさまの家に落とされますよ、いいんですか?:田中一郎)
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「絶望の日本政治:自民党総裁選という「選挙の顔」を選ぶガラクタ市、立憲民主党代表選という「自民補完」への廃品回収陳列会=これが1990年代の「(似非)政治改革」のなれの果て、こんな政治家どもを野放しにしているのはあなた方有権者・国民です」をお送りいたします。

日本の経済や社会をダメにして、戦後先人たちが営々と築き上げた日本を次々と破壊して破滅へと導いているのが政治だ=諸悪の根源が政治なのだと申し上げて、もうかなりの時間が経ちました。アベスガキシダと続いた日本破壊勢力によるデタラメな政治が、最大与党自民党の「裏金・脱税・居直り」や、統一教会との癒着・協賛と、それがもたらす多くの悲劇や反社会的行動の表面化を契機に、多くの有権者・国民の怒りを買っています。元来はこうした諸悪の根源となっていたアベ政治・アベ派政治とは対立的な派閥=宏池会のトップにいたはずの岸田文雄現総理が、何をトチ狂ったか総理総裁に就任したとたんにアベ政治継承・アベ派重用のお粗末政治を開始し、自分は政治家として何かをしたくて総理になったのではなくて、ただただ総理になりたかっただけのデクノボウであることをさらけ出しながら、自民党内だけをにらんだ党内バランス優先の、従ってまた、有権者・国民の迷惑顧みず、アベ政権でさえできなかったものも含めて極悪とも言える悪政を展開してきました。対米隷属の対中戦争準備と原発大推進はその2大双璧です。

支持率低迷を続けた岸田文雄総理が今年9月の自民党総裁選には不出馬に追い込まれ、今年後半から来年にかけて予定されている衆参2つの国政選挙で、とにもかくにも自民党政権維持と現職国会議員の議席死守を最高位の目標に置き、選挙に勝つためには(いや下野するまでに負けないためには)、誰を総裁・総理にすればいいかを競い合う、歴史的に見てもサイテーレベルの「総裁選」が始まります。立候補してくるのは、岸田文雄と同じく、日本をどうしたい、国民にどう尽くしたい、外交やエネルギー政策はどうすればいい、日本経済や地方再生はどうする、など、肝心要の政治・政策の中身はそっちのけで、「オレは総理大臣になりたい」というだけの小中学生のガキ並の態度でいる、10人を超える候補者たちです。ガラクタ人材ばかりが雁首揃えて、日頃は微塵も考えたこともないようなことをもっともらしい顔をしながら話し、その話しぶりから、各候補者とも、いかに政治家としてお粗末かをさらけ出しているという有様です。自民党政治の末期症状は(これまでも見えていましたが)決定的になったと言うべきでしょうか。

私が憤りを感じるのは、マスゴミの報道姿勢です。この間まで、「裏金・脱税・居直り」や統一教会問題を追及してきた報道が、自民党総裁選になってくるととたんに報道姿勢が変わり、上記で申し上げたように、ガラクタの、ガラクタによる、ガラクタのための総裁選を批判するどころか、まるで一種の「お祭り」騒ぎのごとく「お囃子報道」を繰り返し、日々、10人以上にものぼる立候補予定者に関するどうでもいいような話を延々と報道し続けるという馬鹿マスゴミ事態を続けていることです。有権者・B級愚民には、パンとサーカス、ならぬ、現金給付金と総裁選、をあてがっておけば、必ずやまた騙されて、我々自民党に投票するであろう、という、有権者をバカにした見通しの下、(情報の小出しなどで)マスごみを手なずけて、自民党イメージ一新=「裏金・脱税・居直り」や統一教会問題は雲散霧消、を狙っているのです。こんなものに騙されていては、この国はいつまでたっても生まれ変われないどころか、上記で申し上げたように、不可逆的な破壊から破滅・滅亡へと向かう道を切り替えることはできないでしょう。

(関連)適菜収インタビュー:有権者はまた自民党に騙される!(日刊ゲンダイ 2024.8.26)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357824

他方、この体たらくの自民党に代わって、政権交代を担うべき立憲民主党ですが、こちらもどうしようもなくヒドイ状態にあります。これまでも幾度となく野党第1党としての立憲民主党を批判してきましたから、詳細は避けて、今回は2点だけ申し上げておきます。1つ目は、泉健太代表の任期切れ(9月末)に伴い、自民党総裁選にぶつける日程で立憲民主党でも代表選挙が行われ、来たる国政選挙で政権交代をにらんだ代表選出を行うことになっています。しかし驚いたことに、この大事な代表選に立候補する人物が、過去に政権運営と国政選挙で失敗を繰り返した「失敗団子3兄弟」(枝野幸男、野田佳彦、泉健太)というのですから開いた口がふさがりません。この政党は過去の自分たちの選挙戦や政権運営に何の反省もしていないということなのでしょうか? あるいは人材難で他に代表を務める政治家はいない、ということでしょうか?

そう言えば、2021年の衆院選敗北・枝野幸男代表退陣の後を継いだ泉健太代表時代の3年間は、立憲民主党はその存在感を全くと言っていいほど示すことはできませんでした。参議院選挙も、地方選挙でも、日本共産党その他の協力野党に助けてもらって、やっとのことで勝てた選挙がほとんどで、国会でも、政治活動でも、泉健太立憲民主党のプレゼンスは劣悪そのもの、野党第1党としての活躍に期待する多くの有権者・市民をまたしても裏切ってきたのです。極めつけは、立憲民主党から立候補した蓮舫氏を応援しようと馳せ参じてくれた多くの「世直し」市民を選挙運動から排除する暴挙を行い、協力野党である日本共産党に対しては相も変らぬ無礼千万の態度で振る舞い、やったことと言えば、御用組合「連合」にゴマをすり、その御用組合「連合」に言われるがままに、「壊憲」勢力で原発推進の国民民主党と何とか寄りを戻そうとしていた、くらいでしょうか? バカもいい加減にしておけ、ということでしょう。その当然の帰結とでも言うべき都知事選挙の結果はボロ負け、およそ立憲民主党にこれからの政権交代を担ってもらおうなどという機運は皆無の状態になってしまっています。

また、泉健太立憲民主党は、この間、「経済秘密保護法(SC法)」や自衛隊法改悪法(日米両軍統合)をはじめ、自公政権が国会に提出した対米隷属型戦争法案にことごとく賛成し、また、脱原発を棚上げにしようとしています。戦争と原発、この2つが、近未来に日本を破滅させるかもしれないのに、ですよ。ふざけるな! です。先般私から投げかけた下記についても何の回答も動きもありません(むしろ逆噴射している様子)。

◆泉健太立憲民主党への公開質問状「核燃料サイクル事業を即時中止しますか? YES・NOでお答えください」:(メール転送です)<むつ中間貯蔵>青森県議会原子力特別委員会で鹿内議員が圧巻の質疑- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-7ce059.html

こんな最大与党・自民党と野党第1党の立憲民主党のありさま、まさに絶望状態のこの日本政治の淵源は1990年代の「(似非)政治改革」(小選挙区制、既成政党を無条件に有利にする政党制度、金権政治脱却のための「政治とカネ」制度改革の棚上げ等)にあります。その「成れの果て」と言ってもいいでしょう。そして今の立憲民主党を牛耳る幹部の政治家たちの大半は、このインチキ政治改革に便乗して台頭してきた連中が大半なのです。

以下、昨今のマスゴミ情報から若干の報道記事をピックアップしてお伝えします。こんな政治は有権者・国民が選挙権を行使して抜本転換しなければなりません。しかし、過半数の有権者・国民が、自分たちの国の政治を差配する国会議員たちを、きちんと選ぶことができない、まともな人間を国会に送ることができない、社会に出たら通用しそうにもないボンクラや非常識な人間たちを選挙で選んでしまう、そんなことを戦後75年間以上にもわたり繰り返して来て、今日に至っています。もういい加減にしなければいけません。

 <別添PDFファイル>
(1)総裁選候補者が乱立、早期の「裏金選挙」必至、「岸田後」自民待つ泥沼(星浩『AERA 2024..2』)
(2)毎日新聞世論調査:「自民総裁に石破氏」29% 2位は小泉氏16%(毎日 2024.8.26)
(3)さあ、どうする自民党…「党内一の嫌われ者」石破茂が世論調査第1位(日刊ゲンダイ 2024.8.28)
(4)小泉進次郎(43)“総理”の重大リスク《実母、弟、叔父を連続直撃》(『週刊文春 2024.8.29』)
(5)自民党議員も怯えている…ポエム進次郎は本気で「自分はやれる」と思っているのか(日刊ゲンイ 2024.8.27)
(6)ジリ貧の馬場維新が立憲民主党に抱きつき延命画策…「野田佳彦新代表」爆誕に現実味(日刊ゲンダイ 2024.8.27)
(7)立民代表選の論点(上中下)(日経 2024.8.20,21,22)
(8)日本版「影の首相」の選び方、立民代表選 グループ活発(日経 2024.8.23夕刊)
(9)小沢一郎(82)が「最後の戦い」で野田元首相を本命視するワケ(『週刊文春 2024.8.29』)
(10)枝野氏、立民代表選へ出馬表明「政権運営の経験値重要」、他党と選挙協力、地域別に(日経 2024.8.22)


1.税のタブー-三木義一/著(集英社インターナショナル新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033953836&Action_id=121&Sza_id=C0

(1)国会議員に毎年転がり込む収入は、何もしなくても約1億円
 国会議員が国から受け取る資金(三木義一『税のタブー』集英社インターナショナル新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliBMgLK0GfVzXmn5?e=gMXikp

(2)相続税・贈与税を払わない国会議員
 政治家の事業承継・相続と税金(三木義一『税のタブー』集英社インターナショナル新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlh9trRletB5Fp94D?e=w4N1qm

 <田中一郎コメント>

 日頃、ダジャレとずっこけ小話にはげみ、日本の税制の急所外しがお得意の三木義一先生が、ズバッと国会議員のカネと税金を分析なさっています。ときどきこういう必殺技を見せていただけるので、なかなか目が離せません。上記の2つは、同氏著の新書の「政治家・政治団体と税金」について書かれている章の最初と最後の部分をピックアップしたものです。この中間ページに、これまた多くの国会議員の税制特典があり、貧困と日々の生活苦にあえぐ一般の有権者・国民をよそに、たくさんの無税収入を得ているようです(1億円のうち政党交付金は4千万円/人)。

日本の国会議員は、これだけの金額を無税でもらっていて、何故に更にカネが必要で、政治資金パーティがなくなると死んでしまうようなことを言っているのでしょうか? こりゃ、政治家の全てのカネの使い道を1円に至るまで、全て領収書付きで公開させないとダメですね。我々一般の有権者・国民から見ると、こんなのは異常という他ありません(このほかに、資金使途自由・非公開の官房機密費があるし、ODA&OSAはキックバック汚職の金城湯地とも言われている)。


2.(8.30)「政権交代の為に立憲民主党に物申す市民集会」(私が申し上げたいこと)(ちょぼちょぼ市民連合 田中一郎 2024.8.30)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliRjEgg7XynGohfu?e=VlSHCV

(8/30の上記市民集会は都合により参加できなくなりましたので、私が参加した場合に発言予定(紙で配布予定)だったことを上記に公開しておきます。福島原発事故の後には「もう原発はダメだ、脱原発・再エネ推進でこれからはやっていくぞ」と決意をし、党の綱領にまで記載したのに、それをコロっと忘れて、またぞろ原発容認・原発推進、原発推進の国民民主党と一緒にやろう、などという動きが立憲民主党の中で強まってきています。のど元過ぎれば熱さ忘れる、という愚か者の象徴のようなことをしているのが昨今の(泉健太)立憲民主党です。上記に書いたことは、本当に必要最低限のことだけです。こんなことをいちいち有権者・市民から言われなくても、ちゃんとやれよ、ということを一番言いたいと思っています。:田中一郎)

(以下、自民党と立憲民主党に関する昨今のマスゴミ報道をピックアップしてご紹介いたしますが、こんなものは全部目を通す必要はありません。記事の表題をざっとご覧になり、その中で、これはちょっと見ておこうかな、と思われるものをクリックしてご覧になればいいでしょう。ネット上とはいえ、よくもまあ、こんなくだらない報道を、これでもか、これでもか、とマスゴミはしたものだ、と思います)


3.自民党総裁選という「選挙の顔」を選ぶガラクタ市

 報道によれば、焦点は「裏金・脱税」議員を新総裁の自民党が公認するかどうかだという。また、総裁選の下馬評からは、石破茂と小泉進次郎の決選投票となり、決選投票は国会議員だけの投票なので、小泉進次郎が新総裁に選ばれそうだという情勢(この2人と3番手の高市早苗とはかなりの差がありそう)。従って小泉進次郎が立候補表明をした場合、「裏金・脱税」議員を自民党として公認するかどうかが厳しく問われることになりそうだ。「裏金・脱税」議員で立候補しそうな自民党議員は約60名くらいだという(そんなに少ないのかなあという印象、岸田文雄だって「裏金」議員でしょうに)

ということは、マスゴミ風に書くとこうなる(いずれも「茶番の対決」が真相:歴史は繰り返す、1度目は悲劇、2度目は茶番だ)

昔(2001年) 自民党改革派=小泉純一郎 VS 自民党守旧派=橋本龍太郎
今(2024年)  同 上  =石破茂   VS  同 上  =小泉進次郎(森喜朗+菅義偉がバックアップ)

(こんな総裁選などをやっていても、日本の政治は微塵も変わらないどころか、どんどんひどくなる一方)

(1)全般的なこと

*「私は逃げたと思っている」岸田総理の総裁選“不出馬”宣言に憤る元二世信者 旧統一教会問題の説明責任は(20240817) 報道特集
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20240817_1.html

*総裁選候補者が乱立、早期の「裏金選挙」必至、「岸田後」自民待つ泥沼(星浩『AERA 2024..2』)
 https://dot.asahi.com/articles/-/232018?page=1

*【記者座談会】岸田政権立ち腐れてお色直し 統一教会も裏金もケジメなく総裁選 現状突き破る勢力の台頭を - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/31518

*「闘い」だからプロレス風? 総裁選ポスターはまるで「興行の宣伝」 レイアウトににじむ「自民党の理屈」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/349883?rct=tokuhou

*自民総裁選「重要6争点」を徹底比較 出馬表明・模索11人のアタマの中が丸わかり【一覧表付き】|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359381

*麻生太郎「3頭体制」崩壊でいきなり窮地…自民党総裁選でキングメーカーとしても機能せず|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359506

*裏金自民はやっぱり反省ゼロ? 総裁選めぐり《安倍派幹部》がXでトレンド入りのワケ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359635

◆(別添PDFファイル)毎日新聞世論調査:「自民総裁に石破氏」29% 2位は小泉氏16%(毎日 2024.8.26)
 https://mainichi.jp/articles/20240826/ddm/001/010/111000c

(2)石破茂:憲法9条2項削除公約の防衛オタク

*(別添PDFファイル)さあ、どうする自民党…「党内一の嫌われ者」石破茂が世論調査第1位(日刊ゲンダイ 2024.8.28)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359666

*世論調査での人気は高いのに…石破茂氏が自民党総裁選で負け続けている本当の理由|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359647?utm_source=newsletter&utm_medium=email

*「一度吐いたツバは飲み込めんよ」石破茂氏 “裏金議員” 非公認をわずか1日で撤回「手のひら返し」に非難轟轟(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/80f8e2166788231b8061800251d8a4f91bcc9f0f

*裏金議員は非公認? 「厳しければ党内の反発、緩ければ世論の反発」:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/XLbUZ

(3)小泉進次郎:スッカラカン構文のポエム男

*(別添PDFファイル)小泉進次郎(43)“総理”の重大リスク《実母、弟、叔父を連続直撃》(『週刊文春 2024.8.29』)
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b9370

*(別添PDFファイル)自民党議員も怯えている…ポエム進次郎は本気で「自分はやれる」と思っているのか(日刊ゲンイ 2024.8.27)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359605

*“小泉ポエム政権”が誕生しても短命に。自民総裁選で進次郎が勝ったら何が起きるのか? - まぐまぐニュース!
 https://www.mag2.com/p/news/616195

*「小泉進次郎首相」誕生へ森氏や菅氏が動くワケ 「自民党をぶっ壊す」の小泉旋風再来はあるのか - 国内政治 - 東洋経済オンライン
 https://x.gd/vNQ1l

*小泉進次郎は「裏金議員の公認」が総裁選の“踏み絵”に…「推薦人40人以上」の背後に森&萩生田が暗躍|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359596

*小泉進次郎氏が-新構文-連発|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/item/neta/12136-3322888/

(4)小林鷹之:パーティ三昧の東大卒財務省エリートで統一教会抱きつきホーク

*(別添PDFファイル)小林鷹之(49)「パーティ三昧」と「リベラル弁護士妻」(『週刊文春 2024.8.29』)
 https://bunshun.jp/articles/-/72919?page=2#goog_rewarded

*「コバタカは裏金議員の救世主みたいに…」自民党の“伝統芸”も完備した“コバホーク”こと小林鷹之(49)は誰を背負っているのか(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://bunshun.jp/articles/-/73042

*「統一教会に乗っ取られた自民党のまま」小林鷹之議員、旧統一教会との関係で広がる “致命的な拒否感”(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/73de52234a5c86f4e9e47e295aed54d75d69f8b4

*自民総裁選に出馬する小林鷹之を「シン・保守」などと持ち上げるTVメディアの醜悪|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359254

*小林鷹之氏「総裁選出馬会見」は拍子抜け…報道陣150人詰めかけるも、裏金議員に“忖度”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359319

*小林鷹之氏のカネ集めは「古い自民党」そのもの…初入閣後にハイペースでパーティー開催|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359266

(5)その他のガラクタ

 私が見るところ、高市早苗(3位)と小林鷹之(4位)は、近未来に総理・総裁の有力候補として台頭する可能性のある「危険人物」(ファッショ系ないしはファッショ情勢促進系)。この2人を今後「肥大化」させてはいけない。

また、河野太郎は「歩くガラクタ」(Walking Junk)=こいつが総理総裁になるようならこの国はもうおしまいだ。滅びればいい(「マイナ保険証と共に去りぬ」にすべく河野太郎の選挙区の有権者は必ず次の選挙でコイツを落選させろ!:選挙区は神奈川県茅ケ崎・平塚あたり=対立候補は社民党・共産党)。それ以外の今回の候補者はすべて「ゴミクズカス」のたぐい。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E7%9C%8C%E7%AC%AC15%E5%8C%BA

*すべての派閥に嫌われた…高市早苗の政調会長時代「お前は何様だ!」ブチギレる重鎮に返した、直球すぎる言葉とは? - 【真相証言】派閥とカネと自民党総裁選 - ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/349394?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20240828

*高市早苗の大誤算…「推薦人20人にメド」は本当か? 自民党総裁選出馬に“黄信号”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359508

*河野太郎3度目の総裁選も「変節の異端児」に出る幕なし…脱原発は棚上げ、裏金議員にも大甘|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359658

*河野太郎氏の「突破力」自民党内で炸裂か…総裁選出馬会見でブチ上げ「裏金返納」発言で波紋|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359710

*麻生派、自主投票へ 「結束」温存、決選投票見据え 河野氏一本化断念 自民党総裁選:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/nF3wh


4.維新というチンピラ似非右翼デマゴーグの動向

 大阪府箕面市の市長選で維新現職が自民党新人に選挙で敗北、いよいよ維新の「終末」が迫ってきた。この落選市長は市議会で暴言を吐いていた人物である。維新はこんなのばっかりの雰囲気がある。大阪に行くと、まだまだ維新にイカレた頭のアホウはたくさんいるが、そろそろ気が付き始めているのかもしれない。いくらなんでも今現在の万博・カジノを見たら「維新てなんやねん」と思うだろうからだ。

(関連)適菜収「それでもバカとは戦え」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3524

これまでも何度も申し上げてきたが、維新という党派は自民党の右サイドにいた最も劣悪・非常識・デマゴーグ・チンピラの似非右翼連中が集まって創った政党で、それに政治を理解できていない若い世代が「革新的な言葉に吊り上げられて」情緒的に集まってきただけの「浮草」政党である。いわば悪質度倍増アップの自民党別動隊だ。全国各地で違法行為を含めて不祥事を頻発させているし、代表の馬場伸幸とかいう人物を見ていれば、それが手に取るよう分かるハズ。日本のためには、もういい加減にして消えてもらわないといけない。

(関連)維新・馬場伸幸代表による社会福祉法人“乗っ取り疑惑” 創設者の前理事長が「なんで馬場が…」「絶対許せへん」悲痛告白 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/65194

(1)維新 大阪で初の現職市長落選 万博・兵庫問題で逆風「退潮」指摘も:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/FYdq3

(2)日本維新の会が「がけっぷち」 政治改革で自民に裏切られ、補選全敗、万博も失速…でも「単独で政権目指す」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/336137

(3)(別添PDFファイル)ジリ貧の馬場維新が立憲民主党に抱きつき延命画策…「野田佳彦新代表」爆誕に現実味|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359606?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(腹立たしいのは、この落ち目・崩壊間際の維新に「助け舟」を出しているのが、あろうことか立憲民主党の幹部どもである。報道されている限りで申し上げれば、上記記事にある野田佳彦が維新と「仲良し勉強会」をやり、更に、長妻昭が「年金勉強会」の講師として維新に招かれているという。長妻昭は都知事選に自党の蓮舫氏が立候補しているにもかかわらず都知事選とは距離をとり、東京都の立憲民主党の最高責任者であったにもかかわらず、都知事選挙にはまともに取り組まなかった幹部の1人である(手塚仁雄衆議院議員という、野田佳彦の手下のようなのに、都知事選を丸投げしていたらしい、という話も聞こえてきている)。野田佳彦曰く、東は立憲民主党、西は維新、で棲み分けいたしましょう、だそうである。立憲民主党幹部たちのここにきてのこうした背信的な振る舞いの根底には、小沢一郎が画策する「立民維新連立の(第二次)野田佳彦政権樹立工作」がある。そんな政権を創って、いったい日本の政治の何が変わるのか? 見上げたもんだぜ「脱憲反民主党」よ。:田中一郎)


5.立憲民主党代表選という「自民補完」への廃品回収陳列会

 自民党総裁選のマスゴミ報道お祭り騒ぎに埋没してしまう懸念から、日程を自民党総裁選に合わせてセットした立憲民主党の代表選挙だが、今のところ立候補しそうなのは、既に表明した枝野幸男以外には、泉健太現代表と、野田佳彦元代表の3人だけだという。「政権運営失敗団子3兄弟」「選挙戦敗北なれっこ無責任3兄弟」がお出ましだそうだ。立民の人材難で済む話か、ということだ。他の議員たちは何をしているのか!?

「直ちに立民支持率に影響はない」の枝野幸男は既に自分の政策や政権運営方針を公表したが、あとの2人は裏工作を続けるだけ、野田佳彦に代わって「ツブシ屋」の小沢一郎が泉健太はダメだと党内有力者を中心を説得に回り、この6人から選べ、などと偉そうに勝手なことをやっている。口実は「野党統一候補」で自民との1対1の対決づくり。しかし、「壊憲」の先頭に立ち、原発大推進を翼賛し、政治資金改革についてもいい加減な国民民主党や「日本維新の会」と「統一」して、さて、どんな連立政権ができるのか? 立憲民主党が自分たちの最重要政治方針である立憲主義や専守防衛や脱原発や金権政治の一掃などをすべて捨てて、ご一緒させていただく維新さまや国民民主党さまや、その背後にいる御用組合「連合」さまや、何よりも宗主国アメリカさまに額づいて政権運営をしていくことになることは火を見るより明らかである。自民党とは違うからなどと言って、そんなニセモノ連立政権を創って、いったい何になるというのか! 新たな困難や事態のさらなる悪化を招き、連立政権内の不協和音が表面化して、政権発足後まもなく空中分解・消滅することも十分に予想される。

泉健太に至っては、3年前の2021年衆院選敗北の結果、枝野幸男代表の辞任を受け(原因は国民民主党からやってきた議員たちの魅力や集票力が乏しく比例区で敗北したこと、「市民と野党の共闘」の小選挙区ではそこそこ善戦した=枝野幸男をはじめ立民幹部が共闘に真剣に取り組まずに御用組合「連合」の鼻息ばかりを気にかけていた結果、地滑り的勝利には至らなかった。にもかかわらず、敗北の理由を我慢に我慢を重ねて共闘に協力する日本共産党のせいにしている。選挙戦総大将で立民代表の枝野幸男が引責辞任するのは当然だった=昔のイクサなら切腹か打ち首だ)、その後を継いだが、これまでの任期3年間で、いったい何をしたというのか? 何を取組もうとして、どういう努力をしたのか、何にも専務、みたいな無力・無能を続け、この間の政治では「あんたいたの?」状態ではなかったか。どのツラ下げて、また代表を続けさせてください、と言うのか。下記報道では、実は泉健太は代表選に出るといってはいるが、推薦人国会議員20人の確保に苦労している、と伝えられている。さもありなんだ。(それにしても国会議員が全部で130人くらいしかいない小政党で20人の推薦人は多すぎる、これでは人事刷新による党の変身・転換は困難になり、旧態依然の党幹部による、自民党以上によどんだヘドロ政党に堕して行く危険性が高くなる。党則を改めよ)

(関連)泉健太は不出馬? 立憲代表選で推薦人20人確保できず…“言うだけ番長”バレて不人気|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359510

 以下、立憲民主党に関する読むに値しない報道記事をいくつか並べておきます。テキトーに選んでご覧ください。こんな野党第1党では日本の政治を変えることはできません。党全体が自民党政治の「補完物」になっていて、それを「政権交代でも政治の継続性は確保」とか、「現実的な政治、実現可能な政策、バランスの取れた判断、をもった政権担当能力のある野党第1党」などなど、自分たちの政治家としての出来の悪さと、発想や行動力・覚悟の乏しさを言葉で覆い隠すことに専念する「三流自民党」「プチ自民」への道を着々と進んでいくようである。立憲民主党にはリベラルな議員もいて、全部は捨てたものではない、などとしたり顔で言う、お人好しの市民運動・社会運動活動家もいるが、今のように、ここぞという時に立ち上がれず・立ち上がらず、グズグズと様子見をして日和見を決めこむ「腰抜けリベラル」など、いくら口先で正義の味方のようなことを言っていても、役には立たない。今後、政治情勢が一段と厳しくなり、保守反動勢力や日本破壊勢力との尖鋭な対決が待ち構える中で、こんな「甘ちゃん」リベラルなど、情勢の緊迫化とともにフェードアウトして消えていくであろうこと必定である。

(関連)スターがいない?どうしたら立憲民主党代表選は盛り上がるのか 「古株の男性ばかり」対決構図に異変あり:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/350141?rct=tokuhou

何度も書いて恐縮だけれど、辻元清美さんと立憲民主党の女性議員たちは何をしているのですか? 辻元さん、今立たなくて、いつ立ちますか? 貴方の年齢から見ても、もう今しか立つときはないように思いますが。新代表の任期が切れる3年後は、もう立憲民主党は存在しないかもしれませんよ。そして女性議員たち、あなたたちはどうして辻元清美氏を代表にすべく、一致団結して党内で動かないのですか? 枝野幸男、野田佳彦、泉健太、かような「失敗団子3兄弟」にまたぞろ市民に背を向けて党の運営をゆだねるというのですか? だったら、もはや立憲民主党ではなく、「脱憲反民主党」ですね。

「世直し」有権者・市民のみなさま、そろそろ覚悟をお決めください。この国の政治を変え、この国の社会や経済を変え、真の意味で有権者・国民のためのホンモノの政治を生み出すためには、野党第1党を変え、「世直し」の中核勢力を創るところから始めなければなりません。今の政治の混迷と日本の没落・滅亡への道が止まらないのは、「世直し」中核勢力の形成ができていないからです。最初は少数でもいいから覚悟を決めて断固として闘う、そんな心意気のある勢力がいないからなのです。

 <別添PDFファイル>

(1)立民代表選の論点(上中下)(日経 2024.8.20,21,22)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82883050Q4A820C2PD0000/

(2)小沢一郎(82)が「最後の戦い」で野田元首相を本命視するワケ(『週刊文春 2024.8.29』)
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b9358

(3)日本版「影の首相」の選び方、立民代表選 グループ活発(日経 2024.8.23夕刊)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82964310T20C24A8EAC000/

(4)枝野氏、立民代表選へ出馬表明「政権運営の経験値重要」、他党と選挙協力、地域別に(日経 2024.8.22)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82928320R20C24A8PD0000/

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
立憲民主党の枝野幸男前代表は21日の記者会見で、9月の代表選(7日告示―23日投開票)に立候補すると表明した。「人間中心の経済」を掲げる政策の骨子も発表した。「失われた30年を作り出した古い政治に終止符を打ち、新しい時代へ向かって進むときだと考えた」と述べた。

立民の代表選について記者会見で出馬を表明したのは枝野氏が初めて。

政権交代に向け「政権運営の経験値こそが重要だ」との認識を示した。枝野氏は2021年衆院選の議席減を受けて代表を辞任している。この経緯に関し「躊躇(ちゅうちょ)する思いがなかったかといえば噓になる」とも話した。

次期衆院選で他の野党と全国一律でなく地域ごとに選挙協力する姿勢をみせた。「政党間連携のあり方を再構築し、個別の選挙区や地域で自民党に最も勝てる形を模索する。最大限一騎打ちをつくる」と展望した。

単独政権の樹立をめざすと主張した。「自力で政権を担えない姿勢の政党には託してもらえない。与野党伯仲に持ち込むことすらできない」と説いた。

21年衆院選で共産党との選挙協力を「立憲共産党」とやゆされた。枝野氏は「同じ轍(てつ)を踏まない」と振り返った。政権交代に向けて自民党支持層の取り込みが必要だと指摘した。

円安や物価高、自民党の政治資金問題などを踏まえて「国民は新しい政治の選択肢を求めている」と語った。「次の衆院選で民意を受け止めるため、立民は自民党に代わる新たな時代の国民政党へと進化しなければならない」と訴えた。

「アベノミクス後の経済をどう立て直すのかが問われている」とも発言した。生成AI(人工知能)の開発力強化や文化予算の大幅拡大などを挙げた。保育や介護分野などの職員給与は公定価格引き上げも提起した。

他党との連携に影響が出やすい政策分野は慎重な表現が目立った。

原発は政策骨子で「依存しない社会をめざす」と記すにとどめた。党綱領にある「原発ゼロ社会を一日も早く実現」は書かなかった。外交・安全保障も「現実的で実効性ある政策を進める」と主張した。

消費税の減税も盛り込まなかった。中間層までを対象に5%分の減税に相当する給付付き税額控除制度を創設すると説明した。枝野氏は21年衆院選で消費税率5%への減税を公約に掲げて敗れた。22年に「間違いだった」と振り返っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <関連サイト>

(1)「泉代表は物足りないけれど…」立憲民主党 若手・中堅グループ政策提言の歯切れの悪さ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358593

(2)「明日にも総理がやれるか」 立憲代表選、若手の出馬を阻む壁 - 毎日新聞 
 https://x.gd/ZvNXj

(3)もがく立憲、民主党政権の反省どう生かす 「政権任せられる政党に」:朝日新聞デジタル
 https://tinyurl.com/yrbb5utp

(4)関係者は「自民に対抗できる」と胸を張るが…「13年前の首相」に代表選出馬を頼む立憲民主党の絶望的な人材不足 「蓮舫氏の惨敗」から何も学べていない - PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
 https://president.jp/articles/-/85381?page=1

(5)枝野前代表「批判は覚悟の上で決意」 泉代表 3年間の実績強調|FNNプライムオンライン
 https://www.fnn.jp/articles/-/748582

(6)野田佳彦氏には消費税アップ含む「7つの大罪」…立憲代表選に意欲満々の裏で透ける魂胆|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359659

(7)野田元首相、代表選立候補へ調整 枝野氏は連合会長と会談:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/349278?rct=politics

(8)立憲・枝野氏、国民民主と「小異超え大同につく」 連合会長に伝える - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240823/k00/00m/010/353000c

(9)立憲代表選、「第3の候補」模索する動きが活発化 自民総裁選に焦り [立憲]:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/gTYmp

(10)泉氏反論「私は若手だ」 立民代表選巡る質問に気色ばむ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/349648
(あなたは「若手」かもしれないが、間違いなく「古手」だ:田中一郎)

(11)立憲民主党代表選挙 野田元首相が立候補の調整 枝野前代表 泉代表は - NHK - 立憲民主党代表選
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240823/k10014556431000.html

(12)立民新代表は一定の経験値必要 玄葉元外相、野田氏支持か(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1d6565130f0849edba7497a37fc44bc1ed658068
(玄葉光一郎さん、あなた、野田佳彦と一緒に自民党に移籍したらいかがですか?:田中一郎)

◆立憲・野田元総理 9月の代表選出馬に否定的な考え示す(2024年8月18日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=YC6oN6kfjxk
(いやよいやよも、いいのうち、イヤイヤイーインターナショナル(故青木雄二「なにわ金融道」より))


 <いちろうちゃんのブログ>

◆泉健太立憲民主党への公開質問状「核燃料サイクル事業を即時中止しますか? YES・NOでお答えください」:(メール転送です)<むつ中間貯蔵>青森県議会原子力特別委員会で鹿内議員が圧巻の質疑- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-7ce059.html

◆3人の立憲民主党中堅衆議院議員による経済政策のプレゼンテーション報告=せっかくですが、これでは有権者・市民は受け入れることができません & 泉健太立憲民主党が立憲主義を捨てた日(現代版スパイ防止法案(SC)に賛成)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-05c9a5.html

◆こんな泉健太立憲民主党執行部は総入替だ! 政治資金パーティ禁止法案を国会に上程しながら自らはパーティを開催する立民幹部たち:ホンモノの政治資金改革から政治改革へ、そして「世直し」へ、野党第1党をちゃんと立て直して成功させましょう- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/05/post-ee3441.html
草々

2024年8月25日 (日)

「脱炭素・入水素」の正体は「ピンク水素」だった:水素エネルギー社会・燃料電池車のクリーンな街、を支える水素の大量生産は、化石燃料または原発が担う=「脱炭素」盲従主義がもたらす(水素)ポンポコリン事態の愚かさ

前略、田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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◆(別添PDFファイル)高温ガス炉 世界で開発競争、脱炭素へ水素製造に期待 核燃料の処分課題(朝日 2024.8.23)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16016543.html

(関連)(別添PDFファイル高温ガス炉が抱える諸問題(小川雅生東京工業大学名誉教授『原子力資料情報室通信 第582号(2022121)』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliF27i0hrc9ouzeU?e=SjqqaA

 <田中一郎コメント>

 「脱炭素」盲従主義がもたらす幻想の「水素社会」

*「脱亜入欧」:アジア蔑視の差別主義者である福沢諭吉が残した言葉、日清日露戦争から朝鮮中国侵略・アジア太平洋戦を経て大日本帝国を滅亡へと導く

*「脱炭素・入水素」:「脱炭素」盲従主義者たちのアホダラ教の教義、「(超)高温ガス炉」という自滅型発電機で水素を大量生産しようとして、巨大な負の遺産(核ごみ他)を残し、過酷事故時の対処処理の方法もわからぬまま放射能汚染地獄に陥って滅亡に至る


◆原発で造る水素のことを「ピンク水素」といいます。風俗営業の水素なのでしょうか?
 https://spectra.mhi.com/jp/the-colors-of-hydrogen-expanding-ways-of-decarbonization

 朝日カバカバ新聞の科学部の書いた記事だ。朝日カバカバ新聞の科学部と言えば、福島原発事故直後から、科学的実証的な根拠もないままに、放射能汚染や被ばくの過小評価を原子力ムラやその代理店政府(当時は民主党政権であり「直ちに健康に影響はない」などとうそぶいていた枝野幸男がいたことをお忘れなく=今度、立憲民主党の代表選挙に出てくるそうだ=のちほど徹底批判)と歩調を合わせて、犯罪的とでも言うべきクソ報道を繰り返していた部署である。そこがまたまた原発大推進の岸田文雄自公政権の応援団ヨロシク、かような記事を載せている。「塀の外の懲りない面々」さながらである。

ところで、私は原子力工学の専門家ではないから、このインチキ臭い「高温ガス試験炉」(HTTR)やその次の世代炉の「(超)高温ガス炉」(HTGR)について、その詳細は知らない(原子力工学に詳しい方に批判的なレポートを書いていただきたい)。しかし、朝日新聞記事に書かれていることからだけでも、この新型原子炉が決して順風満帆の軽快なもので、今後のエネルギー革命を切り開いていくものでないことは、うっすらと透けて見えている。以下、私がこの記事に素朴に抱いた疑問点を列記しておく。今後はこの原子炉についてアンテナを高め、いろいろと情報を収集しながら、かような研究開発をやめさせる方向で動いていきたい。

(1)セラミックで包まれた直径1ミリの核燃料ボールの後始末はどうするのか? プルサーマル炉の使用済み核MOX燃料以上に発熱度合いが大きく、数百年にわたって冷却・管理が必要となるのではないか? 典型的な「アリとキリギリス」(イソップ童話)型の原子炉になるのではないか? (MOX燃料=混合酸化物燃料(Mixed−Oxide)の略)

(2)この原子炉は冷却不能(冷却材のヘリウムガス喪失:LOCA)になっても、制御棒が入らなくても、高温になると核分裂は続かなくなるため出力は自然に下がるという。記事では、わずか数分で出力が10%に下がったという。だとすると、この原子炉は、出力を上げて高温を維持して水素を大量生産する場合に、その出力維持ないしは調整に苦労するのではないか? 高温になったからといって勝手に出力が落ちてしまっては困るではないか。(朝日カバカバ新聞が誤認識で書いている可能性あり)

(3)「黒鉛構造物の高い熱伝導に加え、原子炉圧力容器内の冷却材ヘリウムガス、原子炉圧力容器外側の空気による自然対流による除熱と、原子炉圧力容器外表面からの熱放射による除熱により、炉心の崩壊熱を除去することが可能。」(「日本原子力研究開発機構」(JAEA))➾ 放射能の閉じ込め能力はどうなのか? 1000℃を超える高温環境下で炉心の状態に変化はないのか? 制約条件なしの巨大地震・巨大津波に襲われた際を想定した(過酷条件の)実証試験で証明していただくしかない。そしてこれでも日本列島を覆う火山リスクには耐えられない。

(4)減速材の黒鉛は燃えやすい。冷却材喪失や制御棒不能により核燃料が非常な高温になった場合に、この減速材の黒鉛が空気に触れて自然発火することはないのか? チェルノブイリ原発事故の際にも似たようなことが問題になっていたような気がする。

(5)小川雅生東京工業大学名誉教授が『原子力資料情報室通信 第582号(2022.12.1)』で書いている小論文は非常に参考になるので、是非ご一読いただきたい。熱交換器が地震の揺れその他で破損した際に軽水が炉心に侵入することがあると書かれている。数百度に熱せられた減速材の黒鉛に触れれば、たちまち水蒸気爆発を引き起こすだろう。福島原発事故の爆発(水素爆発&CO爆発&核爆発)とは少し原理が違うけれど、原子炉が爆発することに違いはない。福島原発事故の場合は原子炉建屋の爆発だったが、こちらは原子炉そのものの爆発である。チェルノブイリ原発事故と同じような事態となるに違いない。(この危険性は致命的)

(6)原子力資料情報室によれば、①「水素社会」なるものが仮に化石資源を代替するとした場合に必要となる水素の量に比べて、この「(超)高温ガス炉」(HTGR)が生み出す水素の量はごくわずかで、絶対的に量が足りない。言われているコジェネ利用をした場合には、更に量的にわずかの水素しか生産できない。②また同室は、この原子炉による水素生産のコストが非常に割高で、およそ実用化には向かない可能性も指摘している。(コスト的に見込みのない核分裂原子炉の研究などはやる必要なし=原子力ムラのおもちゃに等しい)

(7)何度も申し上げてきているが、原発ではなくて、化石燃料から水素を生産するくらいなら、化石燃料をそのまま使えばいい。何故にわざわざ水素生産に迂回してエネルギー利用する必要があるのか。エネルギー効率を下げるだけである。また、「再生エネ」による水素生産は小規模でローカルであればいいが、大規模にやるためには「再生エネ」電源が全然たりない。結局、化石燃料資源からの水素利用でOKなのは、家庭用燃料電池くらいである(エネルギー効率が80%近いから)。

何でもかんでも水素にしたがる人たち=私が生まれ育った口の悪い大阪では、こういう連中を「(流行水素に便乗した)うれしがり」といってバカにしている。「なんでもかんでもみんな、水素で踊っているよ」から始まるかつての流行歌にも「(原子炉の中からほわっと)インチキおじさん登場」という歌詞が出てくる。

◆おどる(水素)ポンポコリン - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=QnZWvSWUhtU


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(関連)高温工学試験研究炉(HTTR)の概要
 https://www.jaea.go.jp/04/o-arai/nhc/jp/faq/httr.html

(関連)CO2を発生させない水素製造 - 脱炭素実現の切り札となる機構の高温ガス炉 -|原子力機構の研究開発成果をわかりやすく紹介|研究成果|国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
 https://www.jaea.go.jp/study_results/representative/c2-03.html

(関連)原子力小委員会革新炉ワーキンググループの中間とりまとめを批判する - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/45890

(関連)高温ガス炉に関する技術情報集 - JOPSS(「日本原子力研究開発機構」(JAEA)
 https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/JAEA-Technology-2023-019.pdf

(関連)高温ガス炉技術開発に係る今後の研究開発の 進め方について https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2014/10/20/1352385_02_1.pdf

(関連)超高温原子炉(HTGR) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E9%AB%98%E6%B8%A9%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89

(関連)超高温ガス炉 - 第4世代原子力システムに関する国際フォーラム(GIF)
 https://gif.jaea.go.jp/reactor/vhtr/index.html

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草々

 

 

2024年8月24日 (土)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(157):きちんとした判断ができず、仕事もまともにできないような人達が原発を稼働する恐ろしさ(原子力ムラ総無責任体制)& 井戸謙一弁護士から能登半島地震について重要なアドバイス

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(要予約)(チラシ)(9.4)総選挙で日本をアップデート:〝ガーベラの風″国会イベント(衆2多目的)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVlhW--2iwXO2y0OvH?e=6LFIfl
 https://x.com/3oiEJ1zKZbJVdjY/status/1826211006374400384

(関連)(プログラム)(9.4)総選挙で日本をアップデート:〝ガーベラの風″国会イベント(衆2多目的)(修正後)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgfWpSqJTIq6pmQe?e=rqSAKN


2.(新刊書)とわの庭-小川糸/著(新潮文庫)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034478977&Action_id=121&Sza_id=B0

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盲目の女の子とわは、大好きな母と二人暮らし。母が言葉を、庭の植物が四季を、鳥の合唱団が朝の訪れを教えてくれた。でもある日、母がいなくなり…それから何年経っただろう。壮絶な孤独の闇を抜け、とわは自分の人生を歩き出す。おいしいご飯、沢山の本、大切な友人、一夏の恋、そしてあの家の庭。盲導犬ジョイと切り拓いた世界は眩い光と愛に満ちていた。涙と生きる力が溢れ出す感動長編。
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 <田中一郎コメント>

 この小説を紹介して下さったのは元外務省国際情報局局長の孫崎享さんでした。だいぶ前の話で、ご紹介いただいてすぐに文庫本は買ったのですが、日々の雑事に追われ、能力水準の低い私は、読むぞ読むぞと思いつつ、あっという間に月日が経ってしまいました。最近、私の持病になってしまった足痛と足裏のシビレがひどくなり、立ったり歩いたりするのが痛くてどうしようもなくなり、外出を控えるようになって少し時間ができたので、今がチャンスと読んでみた次第です(現在、大嫌いな病院に通院中です)。

上記の簡単な案内にある通り、読みながら強く感動し、涙も出ましたが、しかし、読了後の感想はさわやかなものでした。人生にはたくさんの喜怒哀楽が待ち受けていて、もう駄目だと思うくらいに落ち込む時もありますし、とても自力では乗り越えられないと思うことだって起きてきます。でも、そんな時でも、この小説の主人公(とわちゃん)のように、たとえ自分の体や能力に大きなハンディキャップがあったとしても、特にリキムわけでもなく、人間が持つ生きていく自然の力で、日常の身の回りのことに感受性を高めながら、自分を励まし、慰め、そしていろいろなことに気が付いて、小さく驚いたり感動したり喜んだりしながらやりくりしていく、そんな生き方ができるのだということを悟らせてもらいました。これは発見というか、新しい形の覚醒です。人間として生きることの喜びを、平凡な日々の営みの中でかみしめること、そこにちゃんと宝物とでもいうべき幸せがあるのだ、ということではないかと思いました。私はこの小説を書いた著者が、素晴らしい感性と表現力をお持ちなのだろうと想像します。文学の世界とは縁遠い私ですが、今回、素晴らしい小説に巡り合えてうれしく思います。ご紹介者の孫崎享さんには感謝申し上げたいです。


3.イベント情報

(1)(要予約)(8.27)(緊急開催)政権交代にむけて-求められる安全保障政策(新外交イニシアティブ)(衆2&ZOOM)
 https://www.nd-initiative.org/event/12708/

(2)(8.30)政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会 申込み(文京区民センター2F)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSebFf0twZZgFox3U2WqHDC0iZw6Ni7f4VEcpQJ7pAu2RRl6cg/viewform

(3)(9.4)東京外環道訴訟_(お知らせ_傍聴を)第23回口頭弁論
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhbx1JuUS4RYoh7h?e=Vof1H3

(4)(チラシ)(9.19)福島原発さいたま訴訟 控訴審第4回公判 & 報告集会(東京高裁#101、衆2-2)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgwQSJ5_d8q7hHPq?e=9bxetW

◆(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html


4.立民代表選に枝野幸男が立候補=直ちに政治情勢や立民支持率に影響はない
 立憲民主党に期待していた有権者・国民を裏切り続けた男がまた登場するという。代表選が茶番となる。他方、市民運動・社会運動からはホンモノの政権交代をにらんだ代表選候補者の具体名要請が出てこない=これを典型的な「日和見」という。

(関連)枝野幸男 代表選挙立候補決意表明(20240821)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhe7v3PopOeYL7R2?e=o9hx16

(関連)枝野幸男 代表選挙政策骨子「ヒューマンエコノミクス-人間中心の経済」(20240821)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhhRLV1ward-wMbq?e=dYEulX

(枝野幸男の立候補表明時の説明は矛盾だらけ、次回のメールで詳しく批判いたします。他の政党に選挙共闘を求めながら、他方で「単独政権を目指す」とか言っていて、あんたそんなこと、世の中で通用すると思ってるの? 等々です。)

(1)立憲民主党は代表選で「良いリーダー」を選べるか 「ゆゆしき問題」をはらんだ政権交代の可能性 猿田佐世(AERA dot.)
 https://dot.asahi.com/articles/-/231513?page=1

(2)(別添PDFファイル)枝野氏、立民代表選へ出馬表明「政権運営の経験値重要」、他党と選挙協力、地域別に(日経 2024.8.22)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA213NZ0R20C24A8000000/

(3)立憲代表選、「第3の候補」模索する動きが活発化 自民総裁選に焦り:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/viYQp

(4)枝野氏「勝てる連携模索」 次期衆院選、全国一律否定(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2a8cdcc90116b5cbc88cae8b4365cc8f9e29f6bc

(5)泉代表にも推薦人の壁 野田元首相へ待望論 各議員ら様子見 立民代表選:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/nTFh3

(6)枝野幸男氏、立憲民主党の代表選公約に「人間中心の経済」掲げる…「原発ゼロ」は言及せず(読売新聞オンライン)
 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240821-OYT1T50110/

(日本の全ての邪悪を凝縮した原発に対して毅然とした態度(再稼働ナシの脱原発)を取れない人間は全てニセモノである:田中一郎)


5.“憲法改正”掲げ小泉氏“参戦”構図に変化も…活発化する自民党総裁選【報道ステーション】(2024年8月21日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=x6PGwD6gh3c

(関連)小泉進次郎氏が自民総裁選に出馬意向も評価真っ二つ…《こいつだけはダメ》が噴出するワケ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359423

(関連)【自民党総裁選】小泉進次郎氏“サラブレッド仲間”が裏切りの“コバホーク推し”! 「中身がない」と盟友を失望させた環境相時代の「発言」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/30e8d8547dd401c3908ed7bc368300524a5a5ddd

(関連)<社説>自民党総裁選 裏金・教団不問に付せぬ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348935

(正論)自民党総裁選は刷新感などまるでなし 旧態依然の日本改悪候補揃い|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359401

(石丸伸二と並ぶスッカラカン男が「壊憲」を公約に自民党の総裁選に立候補するという。笑止千万だ。有権者・国民が求めているものは、トンズラしてしまったボンクラの岸田文雄に代わり、「壊憲」ではなくて「裏金・脱税」問題(該当議員の適正な処分を含む)と「統一教会」問題の解決だ。顔を洗って出直して来い!:田中一郎)


6.注目情報

(1)(別添PDFファイル)機密費12億円、23年間同額、情勢反映せず 計上の根拠不透明(東京 2024.8.18)
(この制度は一部の政治家どもに完璧に私物化されている。廃止しなければいけない:田中一郎)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348145

(2)”令和のコメ騒動”生産者側にも届く“コメ不足”の声…JAは農家への“仮渡し金”大幅増額 新米高騰も農家の収入増へ(新潟ニュースNST) - Yahoo!ニュース
(まもなくコメ不足は恒常化する。一般の消費者・国民は「麦を食え」(故池田勇人首相)ではなく、アメリカから送られてくる家畜用飼料を口にする時代が間もなく来る(貧乏人はエサを食え)。自国の農業と生産者・農家を足蹴りにしてきた結果だ。自業自得である。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3a0c5ec340d13f2d5c250770112e1615f4019287

(3)「表現の自由」認められるも…北海道警ヤジ訴訟、原告2人明暗分かれ(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
(足して2で割るようなスカタン判決から見えるものは、裁判官どもの自己保身だ、クタバレ司法! ヒラメ裁判官ども!:田中一郎)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348935

(4)マイナ保険証“本格運用”まで4か月切る「いずれ致命的なトラブルが起きるのでは」 現役開業医が不安を吐露(弁護士JPニュース) - Yahoo!ニュース
(今の保険証が廃止される前に、河野太郎と武見敬三を廃止し、自民党を国会から追い払いましょう。自己防衛です。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8f7e6a96c76e87a01c8c4e4610ed23f58533000a

(5)広がる「PFAS汚染列島」…行政が動かない中、市民が独自の調査で解明も(SlowNews/スローニュース) - Yahoo!ニュース
(行政が動かないのは政治が動くなと言っているからだ。その政治も行政も、現政権政府(自公政権)がある限り、国民の健康のことなどどうでもいいと思っている。要するに、国民よりもアメリカさまが大切なのだ。こんな政治家どもを選挙で選んでいるのはあなたです。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/38d97a63e4528905d9c83f738a43e4055c620746

(6)社説:防衛相の靖国参拝 旧軍との決別に疑念招く - 毎日新聞
(自衛隊・防衛省の不祥事を棚上げにしたまま、自衛官の組織的靖国参拝禁止規則が破られている中で、このチンピラ似非右翼の大臣は何をやっとるのか! 靖国とは戦前天皇制と戦争国家賛美の「国民精神総動員」のシンボルだ。:田中一郎)
 https://mainichi.jp/articles/20240822/ddm/005/070/100000c

(7)カップヌードルの値上げ、同意しない店に8回も要請か 公取委が警告:朝日新聞デジタル
(何でコレで「警告」なのか?! 処罰でしょうに! 公正取引委員会は犯罪企業と馴れ合いするのか?!:田中一郎)
 https://x.gd/9jeU7

◆日刊IWJガイド・非会員版「巨大地震と噴火、浜岡原発の事故リスク!! 南海トラフ地震の全犠牲者の約3分の1が静岡県に集中! 津波だけで死者約9万6000人!」2024.8.22号~No.4308 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53813
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「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(157):きちんとした判断ができず、仕事もまともにできないような人達が原発を稼働する恐ろしさ(原子力ムラ総無責任体制)」をお送りします。

日本全国あちこちで原発を巡る不祥事や出鱈目や低レベルの手抜きが発覚して問題になっています。末期症状を露呈する日本の原発と、相も変らぬ放射線被曝の危険性のゴマカシについて告発します。

 <別添PDFファイル>
(1)北陸電力 2014.8.26 申請の概要
(2)事故対策強化コスト上昇、「原発活用」国民負担重く、米企業資産 再生エネの3倍超(東京 2024.8.21)
(3)原発安全対策費 6兆円超(朝日 2024.8.20)
(4)柏崎刈羽の一部廃炉判断、再稼働後 2年以内に、東電が前倒し方針(日経 2024.8.22)
(5)「よい子の安全原発幼稚園」(新潟技術委員会からの提言)(池内了『新潟から問いかける原発問題』明石書店)
(6)防潮堤不備 原電「補強で対応」、規制委要求は造り直し、東海第2 工事完了見通せず(東京 2024.8.14)
(7)スクリーニング及び避難退域時検査における論点整理(池内了『新潟から問いかける原発問題』明石書店)
(8)放射線被曝毒性と化学物質毒性、防護規制値の違い(田中一郎 2022.5.28)

◆(イラスト)汚染水問題って何だ? コレだ!
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhkf0QyRAUkrnzdU?e=cHaJKl

◆新潟から問いかける原発問題 福島事故の検証と柏崎刈羽原発の再稼働-池内了著(明石書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034595112&Action_id=121&Sza_id=B0


1.能登半島地震の地震動について井戸謙一弁護士から貴重で重要なアドバイスをいただきました

 先般みなさまにお送りした私のメール&ブログに記載した事項について、さっそく井戸謙一弁護士より貴重で重要なアドバイスをいただきました。私の地震学や基準地震動についての理解が十分でないことによるものと思われ、みなさまには深くお詫び申し上げます。また、井戸謙一弁護士にはご多忙のところ、貴重かつ重要なアドバイスをいただき厚くお礼申し上げます。

◆(再掲)基準地震動に関する「新規制基準」は作り直せ!:能登半島地震で(1)志賀町北部で1万ガルを越える地震動を記録(2)5km程度までしか連動しないと規制委が言っていたが、20km遠方の断層が連動した能登半島地震- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-89b9e0.html

◆「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(156):1KWの電力も発電・供給しない日本原電に、毎年毎年約1千億円の「前払い金」を13年間もくれてやる東電・関電他の電力会社は背任だ=第二次株主代表訴訟を提訴せよ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-64fe35.html

(上記2つのサイト&メールに記載した下記の部分についてアドバイスをいただきました)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆1万ガルのグラフは京都大学境有紀教授の研究室のホームページにあります。
 https://qr.paps.jp/lxWx

(サイトの中ほどのカラーの5本の線グラフの1つ目(弾性加速度応答スペクトル(減衰定数5%,水平2方向ベクトル和))をご覧ください。この中の「(志賀町)(5)K-NET富来」(薄い桃色)はグラフの天井を上方へ突き破っています。グラフの縦軸は「加速度(g)」で最大値が5g=5×980ガル=約5000ガルです。どこまで上方に伸びているかというと、1万ガルを越えているそうです。つまり、志賀原発がある志賀町のわずか10kmほど北方の観測点「旧富来町」で1万ガルを越える強い地震動があったということを意味します。この揺れの場所が少し南で、かつ志賀原発が稼働していたら、日本は志賀原発の大破壊により「終末」を迎えていたでしょう。珠洲原発が動いていなくてよかったと喜んでいる場合ではありません。原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が進めている基準地震動の「新規制基準」を抜本的に見直さなければなりません。:田中一郎)

(関連)震度7観測の石川県志賀町 揺れは東日本大震災に匹敵 気象庁 - NHK - 令和6年能登半島地震
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240103/k10014307941000.html

(「気象庁によりますと、今回の地震で震度7の揺れを観測した石川県志賀町の地震計から算出された、揺れの強さを表す「加速度」は2825.8ガルに達していたということです。」(NHK)ではないのだよ。1万ガルを越えているのだ!! もっとしっかり取材して報道しろよ!! 京都大学境有紀教授の研究室へ行ってこい!!:田中一郎)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(以下、井戸謙一弁護士と私とのメールでのやりとりをそのまま転記いたします)

(1)井戸謙一弁護士からのメール
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◆(別添PDFファイル)北陸電力 2014.8.26 申請の概要
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhp5VNJ7Hkn2jncO?e=cvx0UA

田中一郎さま

富来観測点の地震動の問題について拡散していただきありがとうございます。
念のため、1点だけ指摘させてください。

「「加速度」は2825.8ガルに達していた」というのは、間違いではないのです。
 ここにいう加速度は地盤自体の加速度です。

これに対し、1万ガルを突き抜けていたのは、周期0.5秒以下の応答値です。
仮に周期0.2秒の応答値が1万1000ガルだったとすると(正確には読み取れませんが)、

これは、当該地盤の上に、固有周期0.2秒の物があった場合に、その物が動く加速度が1万2000ガルだいうことを意味します。

原発の基準地震動と比較する場合、
基準地震動は、地盤自体の揺れで代表させて表現します。

志賀2号機の申請中の基準地震動は添付の10頁にあるとおりです。
この中央のグラフによると、周期0.02秒の加速度(右上から左下に向かう斜めの直線のスケール)が1000ガルになっています(これによって、現在申請中の志賀2号機の基準地震動は1000ガルだと表現します。)

このグラフの周期0.2秒付近では加速度が2000ガル強を超えていると思います。これが応答値です。したがって、
富来観測点の2825.8ガルと比較するのは志賀2号機の1000ガル

富来観測点の周期0.2秒の応答値1万1000ガルと比較するのは志賀2号機の基準地震動応答スペクトルの周期0.2秒の応答値約2000ガルということになります。

既にご理解いただいているのかもしれませんが、老婆心ながら念のため申し上げました。
井戸謙一
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(2)私からの返信
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(御礼)2つばかり質問します

井戸謙一弁護士さま
ご指摘に感謝申し上げます。

地震学は頭が痛い問題で、まだきちんと理解できていない証拠です。
原発施設の固有周期に対応して揺れの力(ガル)を見なければいけないことは承知していましたが、なかなか個別問題の時にどう解釈すればいいのかが、まだ未熟です。

それで2つばかり質問です。

<1>「仮に周期0.2秒の応答値が1万1000ガルだったとすると(正確には読み取れませんが)、これは、当該地盤の上に、固有周期0.2秒の物があった場合に、その物が動く加速度が1万2000ガルだいうことを意味します。」

  1万1000ガルと1万2000ガルの2つの数字が現れますが、どちらが正しいでしょうか?

<2>周期0.02秒と、0.2秒の2つが出てきますが、基準地震動1000ガルと比べるのは周期0.02秒(富来観測点の2825.8ガル)だということのようですが、これは何故でしょうか? この「周期0.02秒」というのは汎用性・普遍性はあるのでしょうか(つまり、どの原発でも、周期0.02秒、のところに焦点をあわせてガル数を比較するということ)?

なんだかピンボケ質問かもしれませんが、よろしくお願い申し上げます。
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(3)井戸謙一弁護士からの回答
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田中一郎様

> 1万1000ガルと1万2000ガルの2つの数字が現れますが、どちらが正しいでしょうか?

  私の書き損じです。仮定の数字なので、どちらでもよいのです。1万2000ガルを1万1000ガルに訂正してください。

> 周期0.02秒と、0.2秒の2つが出てきますが、基準地震動1000ガルと比べるのは周期0.02秒(富来観測点の2825.8ガル)だということのようですが、これは何故でしょうか? この「周期0.02秒」というのは汎用性・普遍性はあるのでしょうか(つまり、どの原発でも、周期0.02秒、のところに焦点をあわせてガル数を比較するということ)?

どの原発でも、基準地震動を「○○ガル」と表現しますが、この○○の数字は、応答スペクトル図の周期0.02秒の加速度です。

正確には、基準地震動というのは、応答スペクトル図のグラフすべてをいうのですが、便宜的に、周期0.02秒の加速度で言い表しています。「今まで、原発が何回も基準地震動を超える揺れに襲われた」と言われています(樋口さんの大飯原発差止め判決にもかかれています)が、これらのケースは、周期0.5秒とか、周期0.8秒とかの部分で基準地震動を超えているのであって、周期0.02秒における加速度が基準地震動を超えた例はないと思います。

なぜ、周期0.02秒の応答値が地盤自体の揺れとみなされるのかについては、以前、石橋克彦先生にお尋ねしたことがあるのですが、「ここまで周期が短い場合の応答値は地盤自体の揺れと同視できるのだ」というご説明でした。

基準地震動で大切なのは、原発の施設のほとんどの固有周期が周期0.5秒以下の短周期なので、その付近の応答値なのです。周期0.02秒の応答値はそれに比べれば重要度は落ちるのだと私は考えています。その意味で、今回の境先生の解析結果は重要だと思っています。

井戸謙一
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(4)私からの2度目の返信
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どうもありがとうございました。

「原発の施設のほとんどの固有周期が周期0.5秒以下の短周期」は存じておりましたが、今後は「周期0.5秒以下」とともに「周期0.02秒」にもしっかりと注目したいと思います。他方で、井戸謙一弁護士がおっしゃる「周期0.02秒の応答値はそれに比べれば重要度は落ちるのだと私は考えています」もその通りだと思います。原発の安全性確保の観点では「ワースト・シナリオ」で検討すべきでしょうから、「周期0.5秒以下の短周期」のところで最も不利な・危険な・ダメージが大きい「揺れの力」を見ておくべきでしょう。

また、よろしくお願い申し上げます。
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(関連)(報告)(11.27)オルタナティブな日本をめざして(第95回)「いまさら聞けない原発と基準地震動:その基本を解説」(只野靖弁護士:新ちょぼゼミ)(2023年11月27日)- いちろうちゃんのブログ
 https://www.youtube.com/watch?v=cHJwoqElggY


2.(別添PDFファイル)事故対策強化コスト上昇、「原発活用」国民負担重く、米企業資産 再生エネの3倍超(東京 2024.8.21)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348660

(関連)(別添PDFファイル)原発安全対策費 6兆円超(朝日 2024.8.20)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS8M23PDS8MULBH00FM.html

 <田中一郎コメント>

 小泉純一郎元首相「原発は安全、安い、クリーン、これ全部ウソ」、この一言に尽きます。もし原発が安い=低コストなら、何故に下記のようなことをしなければいけないのか、ということです。マスごみが地域独占(原発)電力会社(「毒電」)の経営や振る舞いに対して批判的な観点から徹底的に調査し追及して報道しないから、原発のコストの「ほんとうのこと」がいつまでたっても衆目の下で明らかにならないのです。そもそも電力自由化が、「毒電」の旧営業エリアである地域ブロック内での独占状態を解体しないまま進められ、「毒電」全9社(除く沖縄)の電力発電シェアが8割にもなる状態では、原発だけでなく、さまざまな電力のコスト構造も不透明なままで、「毒電」のやりたい放題になっている様子がうかがえます。そこに自公政権だけでなく、国民民主党や立憲民主党までもがタカリを働いている、ということでしょう。この電力業界の構図はホンモノの政権交代によって叩き潰さなければいけません。

◆何もしないでも原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにある

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*東京電力の福島原発事故後始末費用=奉加帳方式(原発賠償損害保険料の後払い)

*東京電力賠償費用を過去に遡って「託送料」に上乗せ 電気料金へ転嫁

*福島第一原発以外の原発廃炉費用も過去分を「託送料」に上乗せ 電気料金へ転嫁
(経済産業省がこっそり「毒電」の年間負担金を減額、顧客からの徴収金を「毒電」がネコババ)

*容量市場(老朽原発・老朽火力の温存へのインセンティブとなる)(独は戦略的予備電源)
  容量市場 2024年(1年目)入札 約1兆5千億円   
   同上  2025年(2年目)入札 約   5千億円  価格が政治的に決められている?
   同上  2026年(3年目)入札 約  9千億円  価格が政治的に決められている?
   同上  2027年(4年目)入札 約1兆3千億円

*「長期脱炭素電源オークション」制度創設
 (原発投資を丸抱えで政府が支え、投資すれば必ず儲かる仕組みを提供、既存のの原発再稼働にも適用)

*非化石価値市場(原発を含む)、ベースロード電源市場(=事実上の原発電力市場)

*2030年非化石電源比率44%の法的強制(原発を含む=ゴマカシ表示:ENERGY供給構造高度化法)

*ベースロード電源市場は廃止せよ(電力取引の卸売市場への集中義務で存在意味なし)

*原発損害賠償保険掛け金(保険料)の正常化(大幅引き上げ)(= 特別会計が巨額の赤字)

*電源三法や粉飾決算会計基準など、原発優遇の制度を全て廃止せよ
(廃炉にかかる損金会計処理を「繰延資産」として先送りする粉飾会計(会計基準踏みにじり))

*再処理機構と再処理費用の上乗せ、バックエンド(核ゴミ処分)費用の上乗せ
「薄く広く」=一般の電力ユーザーは気が付いていない、再処理機構は再処理をやめさせない仕組

(ポイント) 原発は運転期間中の燃料費が安いというだけで、それ以外のコストはべらぼうに高い。そのコストを他に転嫁している(もっぱら政府が税金で丸抱えして「国策民営」)。
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(関連)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(153):寝ていても原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにつくられている=また2つ 「長期脱炭素電源オークション」制度 「原発の新増設費、電気代上乗せ」制度(これから制度設計)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-06a2e5.html


3.(必見)緊急オンラインセミナー:原発建設費用を国民から徴収? RABモデルとは?(8-19) - 国際環境NGO FoE Japan
 https://foejapan.org/issue/20240813/19899/

(上記の私のブログにある「②「原発の新増設費、電気代上乗せ」制度(これから制度設計)」が上記で大島堅一龍谷大学教授が説明する「RABモデル」です。一言で言えば、原発だけに「総括原価主義」を復活させる、ということです(大島堅一氏)。愚かにも「脱炭素」のために原発回帰に舵を切っているイギリスの事例から取ってきた制度だそうです。容量市場(メインオークション)や「長期脱炭素電源オークション」制度を創ってスタートさせてもまだ足りない、それだけでは新設の原発への投資が出てこない(1基数兆円)から、この「RABモデル」まで創って新規原発投資を誘導し、原発にのめり込もうというわけです。上記VTRは重要ですので必ずご覧ください。:田中一郎)

(関連)原発新設への資金調達 電力会社が支援策求める 慎重意見も NHK 2024年8月20日(火) 18時44分
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240820/k10014553981000.html

(関連)第40回 総合資源エネルギー調査会 電力・ガス事業分科会 原子力小委員会におけるご説明について 電気事業連合会 プレスリリース 2024年8月20日(火)
 https://www.fepc.or.jp/about_us/pr/sonota/1261814_1511.html

(関連)原子力の持続的かつ最大限の活用に向けて 電気事業連合会 2024年8月20日(火)
https://www.fepc.or.jp/about_us/pr/sonota/__icsFiles/afieldfile/2024/08/20/oshirase_20240820.pdf


4.(別添PDFファイル)柏崎刈羽の一部廃炉判断、再稼働後 2年以内に、東電が前倒し方針(日経 2024.8.22)
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20240822/1030030295.html

(関連)東京電力 プレスリリース「『柏崎刈羽原子力発電所の再稼働および廃炉に関する基本的な考え方』への評価」 に関する取り組み状況についての櫻井柏崎市長へのご報告 2024 年8月22日(木)
 https://www.tepco.co.jp/press/release/2024/pdf3/240822j0201.pdf

(関連)東京電力 柏崎刈羽原発の一部廃炉の検討前倒しへ 桜井市長は再稼働を容認する考え 「要請あれば応える」《新潟》日テレ テレビ新潟 2024年08月22日(木)19:28
 https://news.ntv.co.jp/n/teny/category/society/tee6357c7abe084554926eef070a843c84

(関連)柏崎市長「再稼働要請あれば応じる」7号機再稼働を容認する条件が整ったとの認識示す 一方の東電社長は慎重姿勢崩さず TBS 新潟放送 2024年8月22日(木) 18:52
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1373767?display=1

(柏崎市もまた、桜井雅浩とかいう「タカリじじい」の市長に牛耳られてしまっているようです。柏崎市の一般市民は本当にそれでいいのですか? 福島原発事故を見たのではないのですか? 柏崎刈羽原発などを再稼働させたら、近未来は第二のフクシマです。そうなってから後悔しても仕方ないでしょう。この桜井雅浩とかいう「タカリじじい」の市長を更迭して、別のちゃんとした人に市長をやってもらって、柏崎刈羽原発の再稼働など認められるわけがないという柏崎市の意思を示してもらいましょう。それが故郷を守る唯一の方法です。また、次期県知事選挙では、花角英世現職知事を落選させ、脱原発新潟を宣言する知事を選びましょう。柏崎刈羽原発などなくても新潟県はびくともしません。:田中一郎)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E4%BA%95%E9%9B%85%E6%B5%A9

◆(別添PDFファイル)「よい子の安全原発幼稚園」(新潟技術委員会からの提言)(池内了『新潟から問いかける原発問題』明石書店)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhvWY2nui94utCLx?e=0dTnre

(米山隆一前知事がつくった「柏崎刈羽原発にかかる検証体制」を花角英世現知事が解体し、唯一残って「御用委員会」と化した(そうでない人は年齢などを口実に委員を解任されている)「技術委員会」が提出した「安全のための取組」の提案が上記である。原発を始めて半世紀以上がたち、かつ福島原発事故を経験した上での提案が、「この程度」なのか? こんなもの、気の利いた中学生でも書けるバカバカしいまでの無内容文章ではないか。新潟県は今や、花角英世原子力ムラ代理店知事のおかげで、県独自の柏崎刈羽原発のチェック体制が解体されてしまい、再稼働のための御用委員会や協賛団体・翼賛組織だけが残されている状態です。次期県知事選挙では、必ず花角英世を知事から退け、ちゃんとした人を知事選んで、再度、新潟県が柏崎刈羽原発を厳しくチェックする・出来る体制を創らないといけません。:田中一郎)

(関連)3つの検証 検証体制 - 新潟県ホームページ
 https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/248370.pdf

(関連)福島第一原発事故に関する3つの検証について - 新潟県ホームページ
 https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/genshiryoku/kensyo.html

(関連)【コラム】新潟県の3つの検証は何が間違っているか(米山隆一衆議院議員・弁護士・医師)|にいがた経済新聞
 https://www.niikei.jp/op-ed/932142/

◆新潟から問いかける原発問題 福島事故の検証と柏崎刈羽原発の再稼働-池内了著(明石書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034595112&Action_id=121&Sza_id=B0


5.西尾正道北海道がんセンター名誉院長からいただいたファイル
 (噓と隠蔽の現実とCs-137の心筋障害)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhzyrg_OKjL92_7y?e=spcDa6


6.(別添PDFファイル)防潮堤不備 原電「補強で対応」、規制委要求は造り直し、東海第2 工事完了見通せず(東京 2024.8.14)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347309

(関連)(チラシ)東海第二原発が危ない、内部告発で防潮堤基礎工事で施工不良が発覚!(2024年)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlh1t5YDTARLdwMM3?e=wmyrrZ

(関連)(茨城県民は必見、首都圏住民も必ず目を通してください)東日本大震災で被災したボロボロの老朽原発=東海第二原発の再稼働は「首都圏壊滅」へのスタートボタン 日本原電と団子状態になって再稼働を進める原子力規制委を更迭・解体せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-d38c4a.html

(関連)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(156):1KWの電力も発電・供給しない日本原電に、毎年毎年約1千億円の「前払い金」を13年間もくれてやる東電・関電他の電力会社は背任だ=第二次株主代表訴訟を提訴せよ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-64fe35.html

(原子力「寄生」委員会・「寄生」庁でさえ、隠蔽していた手抜き工事の防潮堤については「造り直し」だと言っているものを(もちろんそれだけでは不十分で、当事者の日本原電の組織問題や担当していたゼネコンや業者の処罰にも手を付けるべき)、日本原電は「補強で対応」などと居直っている。規制当局など政治力を使って圧力をかければ何とでもなるという不遜な態度という他ない。信じがたい出鱈目だ。しかし、原子力に「寄生」している原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は、これに対して断固たる態度を取れないでいる。いい加減な原発運営をする日本原電と、原発に「寄生」して原発を規制できない規制当局のコンビは、近未来の原発過酷事故と首都圏壊滅を意味している。;田中一郎)


7.(別添PDFファイル)スクリーニング及び避難退域時検査における論点整理(池内了『新潟から問いかける原発問題』明石書店)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlh5T_eF_y1mlFvBX?e=6kbGdG

 <田中一郎コメント>

 池内了氏の昨今の新著より抜粋させてもらった。別添PDFファイルの「!」マークの部分をご覧いただきたい。福島原発事故の際には、事故直後に、原発周辺地域から逃げてくる方々の初期被ばくを後日わからなくするために、事故前にはこうすると決めていた「スクリーニング」の規制値13,000CPM(甲状腺等価線量100mSvに相当)を、「低体温症防止」を口実に、当時現場にあった測定器具の上限である100,000CPMに一気に引き上げるという「暴挙」を行った。そして既知の通り安定ヨウ素剤の配布・飲用は行っていない。それでも当時は「スクリーニング」の現場で針が振り切れる(100,000CPMを超える)人が多くいたのだが、その記録さえしないという許しがたい意図的な「手抜き」まで行っていた。そしてその「犯罪」とでも言うべき「初期被ばく隠し」を、さも被害者・避難者の健康を守るために頑張った放射線医学総合研究所その他の医師たちの努力の一環であるかのような嘘八百の放送を幾度となく垂れ流したのがNHKだった(下記参照)。まさに国家組織犯罪的な原発過酷事故による健康被害・被ばく被害隠蔽工作そのものと言っていいだろう。原発や核には、こうした国家組織犯罪的な放射線被曝被害者の被害隠蔽・切り捨てが常に付きまとっていることを忘れてはならない。

(関連)ETV特集「誰が命を救うのか 医師たちの原発事故」|番組|NHKアーカイブス
 https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009051282_00000

(関連)BS1スペシャル「緊急被ばく医療の戦い~誰が命を救うのか~」20190310 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x740t3o

 ところが、別添PDFファイルの池内了氏の著書の記載をご覧いただきたい。福島原発事故のこうした教訓を活かして、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は何と、原発過酷事故時のスクリーニングでは、完璧に手抜き・簡素化して、初期被ばくは事後的には全く分からなくしてしまうための制度化を、もっともらしい体裁でほぼ完璧な形で行ったというわけである。本来であれば、広くて空調の利いたスクリーニングをする会場をあらかじめ決めておき、福島原発事故のような「手抜き」「隠蔽」が起きないよう、衣服汚染の計測、安定ヨウ素剤交付・飲用、衣服着替えや体の洗浄、車などの運搬車両の洗浄ないしは使用禁止(弁償前提)、個人別の記録公布と控えの保存、などをしっかりと制度化しておくべきところを、その真逆を行っているというわけである。これが原子力の規制当局のやることなのか?!(この問題は以前に関西の脱原発団体である「美浜の会」が取り上げて原子力「寄生」委員会・「寄生」庁を追及していた)

SPEEDIの使用放棄もそうだが(池内了氏も自著で言及している)、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が持つ福島原発事故の教訓とは、原発事故によって放射能や被ばくで大騒ぎとならないよう、放射能も放射線被曝も「見えないようにする」ということらしい。ふざけた話であり、現在の原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は解体しなければならないことが、あらゆる面から立証されたというべきだ。

(関連)(別添PDFファイル)放射線被曝毒性と化学物質毒性、防護規制値の違い(田中一郎 2022.5.28)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlFH5Bvh7IL_wdpvC?e=UyMzRl


8.(メール転送です)柳原敏夫弁護士からのメール
 【続報】ブックレットをめぐって発生した人権侵害事件の公開質問状その2「どうか、私たちにテロ組織という「えん罪」を晴らす方法を教えて下さい」

柳原です。
7月10日に、ブックレットをめぐって発生した人権侵害事件について報告させていただきましたが、以下はその続報です。

人を食った人権侵害の実行者ゆうちょ銀行は、権力者がやるいつものパターンで、こちらの質問書を一切無視、スルーする態度に出たので、18日後に、再質問書を出そうと完成させ、あわや投函しようという寸前に、ゆうちょから回答が届きました。

しかし、それは「回答しません」という回答でした。こんなゴミみたいな書面を作るのに18日もかけるとはますます腹が立ち、そのまま再質問書を投函しました。以下は、その報告です。

この市民運動を見えない真綿でじわじわと首を絞めるような人権侵害事件に対し、引き続き、注視して、拡散して頂けたら幸いです。

どうか、私たちにテロ組織という「えん罪」を晴らす方法を教えて下さい。
https://disasterright.blogspot.com/2024/08/2484.html


9.(メール転送です)紙版(PDF)『止めよう!再処理』天恵の海 第259号 
「三陸の海・岩手の会」ホームページ 岩手の環境/RI廃棄物>ミニコミ通信
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.259.pdf

 <「三陸の海を放射能から守る岩手の会」から>

◆六ケ所再処理工場(青森県)、完工2年半延期へ 日本原燃、「2026年度」で調整 27度目 8/17 東奥日報
 https://news.yahoo.co.jp/articles/aa6d88a87a42dc51c0d9e75e46375b6a977e4f4b

 「青森県六ケ所村に立地する使用済み核燃料再処理工場を巡り、日本原燃が9月末までとしてきた完成目標を断念し、2年半程度延期する方向で調整していることが16日、関係者への取材で分かった。規制当局の認可審査などになお時間を要するためで、8月下旬に開かれる次回審査会合の議論を経て、延期幅が最終決定する見通し。1993年に着工した再処理工場の完成延期は27度目。原燃は近く県、村に報告する方針。

原燃は26度目の延期を表明した2022年12月、新たな工程目標として「24年度上期(4~9月)」の工場完成を掲げた。当初は24年6月末までを目安に「できるだけ早期」の完成を目指したものの、原子力規制委員会の認可審査への対応が難航。申請書に大量の不備が発覚したり、建屋・機器の耐震設計に必要な「地盤モデル」の全面的な見直しが響き、増田尚宏社長が1月に「6月完成」の旗を降ろした経緯がある。・・・・・・」

*六ヶ所再処理工場は1993.4着工し31年目が過ぎました。しかしまだ操業できません。長期にわたり操業できないこんな工場は世界でもありえない工場だと思います。さらに2年半延期ということは、その後、もし操業した場合老朽化(腐食)によりすぐに漏洩事故が頻発しその対応に追われ操業はもう技術的・経済的に困難です。

米独を見習い再処理から撤退の政治的判断が下されなければならない時に至っています。

 1974年に米ではカーター大統領が商用再処理の中止を表明
 1989年に独バッカースドルフ再処理工場建設中止(国内再処理から撤退)
 2005年以降は海外委託再処理からも撤退

*六ヶ所再処理工場の課題山積(これらが解決できるのでしょうか)

(1)耐震:敷地が震度6強(830〜1500ガル)が予想されている。しかし設計基準地震動は700ガル

(2)建設30年以上経過、老朽化、アクティブ試験による汚染(近寄れない施設設備)により補強等ができない、稼働による事故の危険性が増大している。

(3)高レベル廃液の重大事故を蒸発乾固までとし超過小評価し、危険性が少ないとしている。UPZ5km、PAZなし(原発より安全!)蒸発乾固後の硝酸塩爆発が重大事故であるがこれを評価せず

(4)高レベル廃液のガラス固化失敗:白金族沈積問題を解決できず。

(5)アクティブ試験は失敗だった:プルトニウムの回収率が極端に悪い、ガラス固化失敗、再処理工場で実際の使用済燃料を使用したアクティブ試験の総括報告がなされていない。ガラス固化報告の審査が行われていない。

(6)安全上重要な施設設備の破損がそのままになっており、危険であり運転できないはず。ガラス固化溶融炉の天井レンガが剥離している。高レベル廃液用濃縮蒸発缶の温度センサー部の穴がそのままになっている。

(7)稼働により発生するトリチウム汚染水は全量海洋放出になるが、アクティブ試験時には最大トリチウム約1.7億Bq/Lで放出(2007.10.2)していた。このような海洋放出が許されるはずがない(福島第一事故炉から最大で1500Bq/Lで放出されていると記憶)。海洋トリチウムモニタリング値の不正(県と日本原燃測定値:全てND)が行われていた。

(8)その他、人が管理できる施設(巨大、複雑、放射能の危険)ではない。ヒューマンエラー必至


10.その他

(1)宗教者核燃裁判メールマガジン:原告団ニュース第9号を発行しました。
 https://www.kakunensaiban.tokyo/2024/08/01/news09/

(2)(社説)核のごみ調査 これで適地見つかるか:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/Nujz4

(3)玄海原発2訴訟大詰め 控訴審で福岡高裁が上岡直見氏の証人尋問認める(週刊金曜日) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/de8d1ef5860a48660ba18b9a1b6d3d975465706a
草々

 

 

2024年8月22日 (木)

「再生エネ」は環境にやさしいから何でもいいという「神話」は捨てるべき(1):すさまじい建設ラッシュの巨大洋上風力発電団地が日本列島沿岸の自然環境や地域住民の健康を破壊する(例:北海道石狩湾他)他イロイロ

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.受験生ブルース(リサイタル・バージョン)~高石友也 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=7ZYfYbdWpic
 https://www.youtube.com/watch?v=NiAXoMhq71M

◆フォークシンガー、高石ともやさん死去 82歳「受験生ブルース」- 毎日新聞
(ご冥福を祈ります。同時代人が次々と亡くなるのはとても寂しいですね)
 https://mainichi.jp/articles/20240819/k00/00m/040/049000c

(関連)高石ともや公式HP TOPページ
 http://www.tees.ne.jp/~isawada/index.html


2.8・23東電刑事裁判 第7回最高裁行動のお知らせ – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/20240823-event/


3.キャンペーン

(1)オンライン署名 青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の操業反対を求めます· Change.org
 https://qr.paps.jp/8MRtS

(2)署名活動についてのお知らせ · 7000人中、91.9%の人がインボイスの「見直し・廃止を希望」、登録者の6割超が税負担分を値上げできず、貯蓄などを削って補填【7000人実態調査結果報告】 Change.org
 https://qr.paps.jp/h9s7W

(3)オンライン署名 · 現行の健康保険証を残してください - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/KmKkc

(4)(署名用紙)津島原発訴訟 原発事故責任を問い故郷原状回復のための公正判決を求める署名
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlRhJBxYpKtl6mDQT?e=IP1lcT

(こうしたことをやめさせるためには政治を変えるしかありません。逆に言えば、自民党や公明党に投票をし続ける限り、上記のようなことは止まることはないのです。諸悪の根源は政治です。:田中一郎)


4.【横田一の現場直撃 No.279】 実測!万博リングも灼熱45 小池 初公務で能登視察 兵庫・長崎、どっちが先? 20240805 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=w-PUwUb7YS0

(関連)IR用地となる大阪・夢洲の液状化対策工事を巡る住民監査請求、一部棄却と合議不調 :地域ニュース - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240813-OYO1T50002/

(関連)吉村洋文知事にIR撤退の危機感 万博開催中の工事中断要望に事業者「商売として成立しないなら…」(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ba1bb13f0effe9323578f2ec094788464eeb1de0


5.「すっぱい」消滅危機にCF1千万円超え 若手梅農家の甘くない挑戦 [和歌山県]:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS820RB5S82PQIP00CM.html

(梅だけでなく、日本の素晴らしい伝統食があちこちで消滅しかかっています(例:海苔が危ない!)。この国が自身の伝統食も守れない実につまらない「成り上がり」「場当たり」国家であることの証左であるように思われます。現場の人は頑張ってほしい。我々消費者はインスタント食やファーストフードなどはヤメて、極力、努力の塊の伝統食を買って食べるようにしたいものです。:田中一郎)


6.(新刊書)民間軍事会社「戦争サービス業」の変遷と現在地-菅原出/著(平凡社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034596423&Action_id=121&Sza_id=B0

(いわゆる欧米の先進国を除く世界では、こういう「戦争屋」が跋扈する「戦国時代」だということがよくわかります。南アの民間軍事会社(PMC)とアフリカのいくつかの国での内戦下の「戦争サービス業」、アフガニスタンやイラクでのブラックウォーター他の米国PMCの無法地帯、ロシアPMCのワグネルとプリゴジンの反乱、などの記述が記憶に残ります。現代世界と軍事の問題を考える時には、この新書に書かれたPMCの実態についても十分に知っておく必要がありそうです。私は水面下に欧米の「軍産情報複合体」が暗躍しているように思いますが、この新書からはその辺のことはよくわかりません。著者もやや怪しげです。:田中一郎)

(関連)米ブラックウオーター元警備員4人に有罪評決、イラクで民間人射殺 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
 https://www.afpbb.com/articles/smp/3029756

 <最近の戦争・軍事関連情報>

(1)〈部下に自殺強要し責任逃れ〉辻政信には「旧軍エリートの悪いところが如実に表れている」《保阪正康氏らが徹底分析》 - 79年目の終戦 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/72579

(2)「戦える国」へ加速した岸田政権の3年 外交では日韓関係改善 「抜け穴」残した裏金事件の法改正:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347539?rct=politics

(3)安倍晋三氏の遺志に便乗か…岸田首相が自民党に「9条改憲」議論加速を指示 総裁選を控え保守色アピール:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/345969

(4)人間魚雷を保管した洞穴が思い出させる「戦争のむなしさ」 上官から聞いた特攻兵器に「人間軽視も甚だしい」:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347516

(5)木原稔防衛相、不祥事の釈明の機会なのに「原因」説明は避ける 辞任は否定 自衛隊「文民統制に問題」:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344031

(6)<独自>在日米軍のPFAS汚染、対策費を日本政府が肩代わり 普天間飛行場で計2.7億円 周辺対策は沖縄県に押しつけ:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348407

(7)8月15日の靖国神社 14歳がつぶやいた「戦争って、なんでやってるんだろう」 参拝者、それぞれの思い:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347752?rct=tokuhou

(8)防衛費初の8兆円台要求へ 25年度予算、過去最大(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4538f74bba4d8da5ab6ebd24a5d81be1c720aed1

◆【元少年隊員・94歳】「悲惨な思いさせて…」 “細菌兵器研究”731部隊の跡地で… 中国・ハルビン市 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=6JSoBNHZuaE


7.その他

(1)「統一教会に救われている人もいる」日テレ系・ザ!世界仰天ニュースの放送内容が物議、TVerは配信終了で憶測呼ぶ:中日スポーツ
 https://www.chunichi.co.jp/article/943859

(2)「不毛なコピペ挨拶」岸田文雄、広島平和記念式典の挨拶が安倍元首相の “丸パクリ” で「もっと自分の言葉で話して」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/00188bb73c8e1d93f2c2e6ef21a56800e601908b

(3)岸田内閣「支持率3割台」でも高すぎる! 政治不信の矛先はメディアの世論調査にまで|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358688

(4)玉川上水緑道の樹木守った住民の声 渋谷区が方針転換、伐採予定の8割残す 今後は維持管理が課題:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/325345

(5)週刊紙を家宅捜索した警察に「言論弾圧」と批判 訴追も 米中西部(毎日新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/36b5b17fa5aae711fd88364e43ebf276dd209a3d

◆食べる物もなくエアコンも使えない。“悲しい夏休み”を送るシングルマザー家庭支援を民間に丸投げし税金で海外視察というバカンスを楽しむ100人以上の自民党議員たち - まぐまぐニュース!
 https://www.mag2.com/p/news/611800
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「「再生エネ」は環境にやさしいから何でもいいという「神話」は捨てるべき(1):すさまじい建設ラッシュの巨大洋上風力発電団地が日本列島沿岸の自然環境や地域住民の健康を破壊する(例:北海道石狩湾他)」をお送りします。

「「再生エネ」電源なら環境にやさしいに違いないから何でも賛成・推進」などという安易で無責任な態度の人が市民運動・社会運動内に増えました。「人工排出CO2による地球温暖化」説の科学的実証的根拠を厳しく問うこともなく、IPCCや政府の広報と、それを垂れ流すマスゴミ報道に「コロッと」洗脳され、「脱炭素」=「再生エネ」を信じて疑わない「(似非)環境カルト」集団のような群集が形成されてしまっているのです。しかも、電力以外にはほとんど関心がなく、新設の火力発電ばかりをやり玉に挙げています。例えばプラごみの氾濫などが「脱炭素」なるものに関連して運動の課題として真剣に議論され検討されたことはほとんどないでしょう。しかし、(どうでもいいのですが)CO2排出量で見れば、電力4割・電力以外6割ですから、電力だけに必死になっても「脱炭素」にはならないのです。不勉強甚だしく、愚か極まりない。

かつて1990年代の後半、当時も似たような社会現象があり、多くの人々は「NPO・NGOなら何でもいいものだ」という雰囲気に飲まれていたことを思い出します。日本の市民運動・社会運動もご多分に漏れず、大衆社会化し、「世直し」勢力のはずが「世直し」されなくてはならない組織の1つになってしまっているのです。しかし、2度目の「大衆化」はいけませんね。「人工排出CO2による地球温暖化」説と、「再エネ」「脱炭素」に対して、もっと鋭い切り口で批判的な目を持たなくてはいけない事態が生まれています。問題をもっと丁寧に、よく調べて勉強して、しっかりと疑問を持ち続けて、時々のことに相対的で暫定的な判断をしていく他ありません。

 <別添PDFファイル>
(1)再生可能エネルギー発電の普及をめぐる課題(環境問題を除く)(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
(2)国・企業動かず「人権侵害」若者ら 火力10社提訴(毎日 2024.8.14)
(3)着床式洋上風力計画での最短離岸距離等&諸外国における洋上風力の離岸距離(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
(4)石狩湾周辺の主な大規模風力発電所(稼働中+計画段階)(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
(5)太陽光、主戦場は屋根へ、メガソーラーは開発地に限り(日経 2024.7.3)
(6)カナダの原生林皆伐と日本のバイオマス発電(岡田広行『週刊東洋経済 2024.6.29』)
(7)水素社会(上)、未来のエネルギー活用進む欧州、風力で製造し輸出へ 航空機の開発も(朝日 2024.8.2)
(8)水素社会(下)、脱炭素の力に 走り始めた国内、商用車から普及狙う 製造コスト課題(朝日 2024.8.9)
(9)エビデンス不全:水素拠点、3割「開店休業」、脱炭素目標 道筋見えず(日経 2024.7.19)
(10)激臭アンモニア、石炭と混ぜて燃やして発電 CO2減る?(朝日 2024.7.7)

◆(必読新刊書)再エネ乱開発 環境破壊と住民のたたかい-傘木宏夫著(自治体研究社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034625729&Action_id=121&Sza_id=GG

◆(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(必見保存版:報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html

(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html


1.日本における「再生エネ」電源の現状
 https://www.meti.go.jp/press/2023/11/20231129003/20231129003-1.pdf

◆電源別発電割合(2022年:経済産業省)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhLF-ts8YOaYByOp?e=8Hk9qt

 <田中一郎コメント>

 2022年に再生可能エネルギーが占める割合は、全発電電力量のうちの21.7%です。このうちダム発電7.6%(環境破壊型=今は治水型・発電型の巨大ダムは解体していく時代です)を除くと14.1%、更に環境破壊型の疑い濃厚のバイオマス(例:国内森林や熱帯雨林の破壊)を除くと、概ね太陽光と風力合計で約10%程度となる。さて、このわずか10%の「再生エネ」電源のうち、自然環境を破壊せず、地域住民の健康を破壊せず、地域社会を破壊しないもの(以下「破壊型ではない」という表現を使います)は如何ほどあるでしょうか? いわゆる「再生エネ」メガ団地ほど「破壊型」ですから、おそらくはせいぜい5%もあればいい方でしょう。つまり、こんなわずか5%程度のものを頼って日本の化石燃料電源をすべてスクラップなどできはしないということです。しかも狭い国土に1.2億人がひしめき合って生きているこの日本列島には「破壊型」ではない「再生エネ」適地はあまり存在していません。ということは、電気なしで暮らしていくことは考えられませんから、「脱炭素」=「原発大推進」に帰結していくということを意味しています。これは賛成か反対かの問題ではなく、現実経済・産業のリアリティの問題です。

更に、日本の人工排出CO2の割合は大きく分けて、電力=40%、非電力(鉄鋼・化学・セメント・運輸流通など)=60%、です。電力の分野で必死になって新型火力の建設を阻止してみても、電力以外の部門をほったらかしにしていては「脱炭素」などできっこない(する必要もない)のです。そんなことをすれば、ただ単純に新型火力の持つ先端技術の導入が遅れていき、今現在約72%を占める火力発電の技術革新が遅れ、あとには老朽化したエネルギー効率の悪い有害ガスを排出する汚い火力発電(それと老朽原発の再稼働)がどんどん増えていくだけの話になるのです。「人工排出CO2による地球温暖化」説には科学的実証的根拠がないことは上記の広瀬隆氏の講演サイトをご覧いただきたいのですが、そのこととは直接関係なく、こんな「再生エネ」電源だけを頼りにして、しかも「脱原発を(形だけ)叫び」びながら「脱炭素」を実現しようなどというのは、よほどの世間知らず・実業界知らずのオバカ、ということになります。お気楽なことを言ってんじゃねえ! ということです。

(関連)(別添PDFファイル)国・企業動かず「人権侵害」若者ら 火力10社提訴(毎日 2024.8.14)
 https://mainichi.jp/articles/20240814/ddm/002/040/099000c
 https://mainichi.jp/articles/20240806/k00/00m/040/331000c

(上記の毎日新聞記事ですが、こういう連中のことを、若者ならぬ、時流に流された体制迎合型の「バカ者」というのです。自分たちがやっていることの意味が全く理解できておらず、理解しようともせず、です。「人工CO2温暖化」説の賛否の問題ではありません。若ければ何だっていい、という話にはなりません。最近は若者に向かって、猫なで声ばかり挙げる人間が多くなりすぎています)

しかも、下記に見るように、「再生エネ」電源普及にはたくさんの問題や課題があり、もちろん地域独占(原発)電力会社(「毒電」)も、その代理店である政府・経済産業省も、こうした課題を丁寧に解決しながら「再生エネ」を近未来のエネルギー源・電源としていこうという考えはありません。そもそも「再生エネ」推進などは、もうかれこれ30年近く取り組んできていますが、その結果が上記の状態であり、今もなお、原発稼働を優先させてせっかくの「再生エネ」電源を需給バランスを取るために停止させるなどということをやっています。「再生エネ」電源のための適地が国内には乏しいことに加え、今後の「再生エネ」を考えた場合、大きく拡大する可能性があるのは太陽光の新型パネルであるペロブスカイト太陽電池くらいのもので(マイナス面にも十分に留意する必要あり、例:鉛使用のこと=下記参照)、政府・経済産業省は洋上風力発電に大きく肩入れしていますが、これは下記で見るように、既に「破壊型」「利権化」してしまっています。つまり健全な「再生エネ」電源が今後大きく飛躍的に伸びていく可能性はほとんどありません。

(関連)ペロブスカイト太陽電池とは?メリット・デメリットと次世代太陽電池がもたらす可能性:朝日新聞SDGs ACTION!
 https://www.asahi.com/sdgs/article/15111722

そんな中、岸田文雄自公政権は経済産業省の原子力ムラ官僚たちに知恵を付けてもらって「GX推進」にアクセルを大きく踏み始めました。合言葉は(「GX推進」=)「脱炭素」です。ここ1~2年、御用マスごみを使って国を挙げて「脱炭素」の大騒ぎをしています。もちろんそのココロは「再生エネ」ではなく「原発大推進」です(「脱炭素」便乗型「原発大推進」ショックドクトリン)。そして愚かなことに、多くの「脱原発」市民運動・社会運動が、この岸田GX音頭に乗せられて「脱炭素」大合唱を始める始末です。昨今の脱原発運動の質の低下は目を覆いたくなる状態です。

 <原発がダメな理由>
(1)「原発は安全、安い、クリーン」、コレ全部ウソ(小泉純一郎元首相)
(2)原発推進の3種の神器と言われる「虚偽、カネ、脅し」=原発は現代日本のあらゆる邪悪が凝集したグロテスクの塊

ではどうすればいいのか、下記にそれを箇条書きにしたものを添付しておきます。近々、このテーマでたんぽぽ舎にお願いをして「新ちょぼゼミ」勉強会でも開催しようかと思っています。その折には是非、ご参加ください。ポイントは2つ、①エネルギー効率の大幅アップ(現状の30%未満 80%超へ)、エネルギー消費構造の転換とエネルギー大量消費型社会からの長期段階的脱却、です。「脱炭素」など必要ありません。必死になって「脱炭素」などしても地球の温暖化や寒冷化は自然現象なので止めることはできないだろう、というのが現段階での科学的な結論です。

◆エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎 2024年9月4日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUNU-GZxYJfhrHRK?e=usErfe

◆(別添PDFファイル)再生可能エネルギー発電の普及をめぐる課題(環境問題を除く)(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhNUC_gJwojWsfDg?e=kzIUVm

(関連)日本の再エネ 電力量の1/4 風力・太陽光システム進む欧州の半分 環境エネルギー政策研究所(朝日 2024.7.25夕刊)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15993760.html

(日本の「再生エネ」電源が抱える諸問題を真剣に考えることなく(そもそも「毒電」や政府がやる気なし)、日本の「再生エネ」は欧州に比べて大きく出遅れている、などと言って、相変わらずの「煽り記事」を書いているだけのマスゴミの事例の1つ)


2.利権化して自然環境や地域を破壊する洋上風力発電の巨大団地
 「再生エネ」乱開発:北海道の沿岸を荒らしまわる巨大洋上風力発電団地=しかも欧米とは違い沿岸から超近距離、石狩湾だけでも約1500基、北海道全体では3000基超の異常事態(利権と化した洋上風力)

 <田中一郎コメント>
 表題に書いた通りです。コレ、異常です。北海道の自然がメチャクチャになります。沿岸地域住民にも少なくない健康被害(低周波音傷害)が出るでしょう。「再生エネ」って、環境にやさしい・・・・??? 御冗談でショ!!

◆(別添PDFファイル)石狩湾周辺の主な大規模風力発電所(稼働中+計画段階)(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlg8Twjp0u9sHPIX9?e=AjLtCr

◆(別添PDFファイル)着床式洋上風力計画での最短離岸距離等 & 諸外国における洋上風力の離岸距離(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhD2hlM4FAY7saFt?e=Ko2KaA

(風力発電機の沿岸からの距離を、日本と欧米などの諸外国とを比べてみて下さい)

(関連)恐ろしい…風力発電施設から発生する「低周波音」の健康影響 - ゴールドオンライン
 https://gentosha-go.com/articles/-/38624

◆洋上風力発電の海洋生態系への影響(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhTsfXPq4P_FDSTC?e=tOiQHT

(海外にも事例がなく、洋上風力発電団地の海洋生態系への影響はまだまだ未知です。にもかかわらず、建設予定基数の巨大さは一体なんだという話です。:田中一郎)

(関連)風力発電が環境を脅かす風力ブレードの廃棄問題 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=j4Bn_SVrxyo

(関連)青森県「最大級の陸上風力」で地元から怒りの声 ユーラスは当初計画を縮小も、議論は泥沼化-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/651582

(関連)ユーラス副社長激白、「みちのく風力」断念の真相 2度の譲歩をしても拭えなかった「地元の不安」-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/723658


◆【沿岸風車に吠える】国内最大8MW洋上風車1.6km沖の浜から吠える!2024.7.22 4 分 @石狩市 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=zU_Grcvm6Xs&feature=youtu.be

 <田中一郎コメント>

 洋上風力がうまくいくかどうか、つまり採算が合うかどうかは、これからの「社会実験」になります、陸上風力はかなり離れた範囲の近隣地区に低周波公害をもたらすとともに、建設に伴う環境破壊(建設用道路敷設など)や、建設後の景観破壊やバードストライクなど、多くの問題があって。この狭い日本列島に適地はあまりありません。逆に、陸上も洋上も、今風力を設置しているところでは、その多くが「撤去が課題」となってくるでしょう。また、北欧などと違い、日本近海では年を通じて風があまり吹かず、従って風力発電の効率はあまりよろしくない、とも言われています(採算性に大きく影響する)。

太陽光パネルについても、自然環境を破壊しない・地域社会を破壊しない、という条件を付けると、その適地はかなり限られていて、メガソーラーは基本的に×ということになります(しかも太陽光パネルのほとんどは中共中国製です。これもよろしくない)。可能性があるのはペロブスカイトですが、これも設置場所をよく考えて、かつ、利用後の廃棄物処分や健康被害の有無などにも配慮して、ゆっくりと慎重に拡大していく他ないでしょう。

洋上風力については、あまり陸地にちかいところに造ると、陸上風力と同じことが起きます。しかし逆に、陸から遠いところに造れば送電設備費などコストが大きくかさみ、採算が合わなくなります。ご指摘の石狩湾を含め、日本の洋上風力が陸に極度に近いのは、主にコストがらみの話だと思います。また、福島県沖の洋上風力が失敗に終わっていますが、その詳細も公開されず、何故うまくいかなかったのか、失敗だったのか、不明のままです。本来であれば教訓にすべきところです。

(洋上風力だけでなく、北海道には今、数千件の「再生エネ」電源開発の申請が出ていると地元の人が言っていて、その多くが自然環境破壊型・地域社会破壊型であるようです。その典型が、石狩湾の洋上風力団地と釧路湿原への太陽光パネルの設置です。自然の宝庫=北海道が潰されます、泊原発も「脱炭素」で「とまり」ません。「脱原発」と「脱炭素」の同時実現など夢物語です。リアリティ・ゼロ。こんなことは、政府も政権も財界も電力会社も、皆知っていることです。)

昨今は、お気楽な「脱炭素」盲従主義がはびこっているようですが、こんな調子だと、火力が潰されるとともに、この国は大半が原発・核燃料サイクルの電源と、失敗がほぼ見えているバカバカしい技術(アンモニア発電など)、そして環境破壊型・地域社会破壊型の「再生エネ」電力設備ばかりとなり、生き残った火力も老朽化した旧態依然技術の低効率なものばかりとなるでしょう。この国はエネルギーから崩壊していきます。そのうちに原発・核燃料サイクル施設が過酷事故を起こします。(近未来の地獄が見える)

そもそも「人工排出CO2による地球温暖化」説の科学的実証的根拠が怪しい。地球は少しばかり温暖化してきているかもしれませんが、それが人工排出のCO2が原因である科学的実証的根拠はありません。化石燃料を野放図に使ってもいいとは言いませんが、CO2を人類の敵であるかのように言って「脱炭素」「新型火力潰し」を叫ぶことは愚かです。現代の「福田村事件」です。

反論のある方は、まず上記をご覧になってから議論してください。情緒的なものは議論になりません。エネルギー革命の乗り切り方は「脱炭素」盲従主義ではありません。ひとことで申し上げれば、エネルギー効率の大幅アップと、ビジネススタイル改革によるエネルギー大量消費社会からの脱却です。CO2を目の敵にする必要はありません。

(関連)風力発電事業による自然破壊、健康被害、景観破壊に立ち向かおう - 石狩湾岸の風力発電を考える石狩市民の会
 https://windturbine.lbcc-alumni.jp/

(関連)日本:北海道石狩の洋上風力発電が、「すぐれた自然地域」の環境破壊につながる懸念を環境活動家が訴える - Business & Human Rights Resource Centre
 https://qr.paps.jp/2ra7P


3.環境破壊のメガソーラー

 ネット上にはメガソーラーが地域の自然環境や地域社会を破壊している事例を告発するサイトがたくさんあります。代表的なものをいくつかご紹介しておきましょう。こんなものは即時にストップし、パネルは剥がすべきです。おそらく「再生エネ」電源の大半はこんな具合だろうと推定されます。規模が大きいものほどひどいからです。更に、太陽光パネルが激増するにつれて様々な問題が出てきていますが、これに対してもいい加減です。政治や行政と癒着して巨大な利権と化しています。この国は何をやってもダメな国になってしまいました。

(1)北海道「釧路湿原」侵食するソーラーパネルの深刻 天然記念物も生息する日本最大の湿原に異変-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/676109

(関連)釧路湿原の大量メガソーラーに土地買取で対抗 原野商法で取得した土地「手放したい」人々も-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/764519

(2)メガソーラーに侵される阿蘇外輪山――ルポ・熊本県山都町を訪ねて 世界文化遺産登録を目指す雄大な草原にパネル20万枚 再エネのあるべき姿とは? - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/shakai/27591

(3)阿蘇、釧路に続き知床でも…景観破壊の元凶「太陽光パネル」思い出される小泉進次郎氏「国立公園で再エネ促進」発言(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ba292505b96f9e25eeb1d8406cd120d335dcfae5

(4)埼玉・日高「メガソーラー法廷闘争」が招く波紋 豪雨被害や景観破壊恐れ、条例の規制強まる中で-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/409507

(5)埼玉・小川町メガソーラー、事業化困難で大誤算 経産省が大量の認定失効に踏み切った背景-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/664196

(6)太陽光パネルと土砂災害、解明迫られる因果関係 盛り土や建設残土の問題と併せて総点検が必要だ-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/440093?display=b

(大変な犠牲が出た熱海土石流ですが、積み上げられた建設残土があった場所の西側の山の尾根に太陽光パネルが敷き詰められていました。これが降った雨水や地下水の動きに影響し、土石流発生につながらなかったのかどうか、科学的な解明が望まれていますが、調査・検証しようという動きは現状では皆無です。:田中一郎)

 <更に太陽光パネルについては下記のような問題もありますがほったらかしです>

(1)太陽光発電を小分けにして建設計画…「条例逃れ」と指摘された事業者、完全撤退で町と合意 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20240627-OYT1T50235/

(2)太陽光パネル再生 大量廃棄避ける体制築け:山陽新聞デジタル|さんデジ
 https://www.sanyonews.jp/sp/article/1571710/

(3)いびつな真実! 現在、日本のメガソーラー事業の大半は“中国企業”が独占!世界中の太陽光発電ビジネスは中国がシェアを独占している、「再生可能エネルギー」の予算拡大は慎重に!|ワールドジェットスポーツマガジン
 https://www.wjsm.co.jp/article/public-Economy/a625

(嫌中型の右翼っぽいサイトのようですが「日本のメガソーラー事業の大半は“中国企業”が独占」はその通りでしょう:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)太陽光、主戦場は屋根へ、メガソーラーは開発地に限り(日経 2024.7.3)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO81813110S4A700C2TB2000/

(ソーラーシェアリングについては、この次のメールで言及します。一言で申し上げれば、農作業に邪魔になるソーラーシェアリングはダメです、ということ)


4.熱帯雨林や国内森林の破壊に大きく「寄与」するバイオマス発電

 「バイオマス」発電を「脱炭素」電源と位置付けることほどバカバカしいものはありません。制度として廃止すべきです。熱帯雨林や国内森林の破壊につながっていることはもはや説明を要しないでしょう。東南アジアやブラジル・アマゾン、アフリカの森林が如何に悲惨なことになっているか、ネット上には山のように情報があります。木材を燃やしてCO2を排出して「脱炭素」でエコだ、バカじゃねえのか? ということです。だったら化石燃料だって、ずいぶん前は「バイオマス」だったんだからね。時間が長いことが木材と違っているだけショ。

更に申し上げておかなければいけないのは国内森林から算出される木材の使い方のデタラメです。木材は「カスケード利用」と言われるように、素材丸太を用途別に丁寧に余すところなく使い(住宅用材 家具・木材製品 端材は再生木材 おかくずは畜産用 バーク(木の皮)や汚れたおがくずは肥料 残った使い道のない木材クズは燃やす)、日本の伝統的な木材利用文化を育ててきました。しかし、この「バイオマス」発電は、伐採した木材をすべて一律にチップにして発電所で全部燃やしてしまうという使い方です。何が「脱炭素」でしょうか? バカバカしい限りです。もったいない、の一言、樹木が用材を取れるまでに成長するには数十年以上の年月がかかります。先人たちが苦労して植えて育てた森林を、こんな使い方をして「脱炭素」などと言っていることが如何に愚かなのか、理解できない連中が推進しています。しかも、福島原発事故により放射能で汚染された地域の森林から木材を伐出すれば、放射能の拡散になることは自明です。

更に、北米で盛んなバイオエタノール用の遺伝子組換えトウモロコシに見られるような、食料を使うエネルギーも世界的に見ると飢餓につながる可能性や食料品価格の上昇に結果するため感心しません。また、海藻の利用についてはコスト問題があり未知数です。結局、私が「バイオマス」で唯一評価できるのは、畜産が排出する家畜の糞を使ってするバイオガス(メタン)の利用や、家庭・外食から出る廃油を使ったディーゼル燃料くらいでしょうか。しかし、量的にはたいしたことはありません。

以下、若干のサイトをご紹介しておきます。

◆再エネ業界に激震、バイオマス燃料で「認証偽装」 取引していた三井物産や伊藤忠はどう対応するか 洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/633934

(関連)エネ庁が是正しない「バイオマス認証偽装」の闇 「再エネ賦課金」として国民負担が増した懸念も 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/651374

(1)(別添PDFファイル)カナダの原生林皆伐と日本のバイオマス発電(岡田広行『週刊東洋経済 2024.6.29』)
 https://toyokeizai.net/articles/-/764862

(2)バイオマス発電が原生林を破壊する(田中淳夫) - エキスパート - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c0e56748367f99f997841b75e4ebc4782ebf0fd0

(3)原生林由来のバイオマス燃料、輸入国日本の責任 森林生態学の専門家がビジネスの危うさを指摘-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/766651

(4)「まさか発電所が建つとは」住民説明会ないまま着工 健康被害尋ねる質問に、事業者は「回答差し控える」 国には”飲食店で顔見せ”で「理解得られた」と報告(RKB毎日放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e8f11c0f93b70b9e686d1d6eff36b7e433796204

(これが「地球環境にやさしい」「脱炭素」の実態です。何がバイオマス「脱炭素」ですか! バカバカしい! パーム油や木材チップ・パレットや紙パルプなどはすべて日本が大量に海外から輸入しており、熱帯雨林や冷帯自然林を破壊して「生物多様性」を踏みつぶす元凶です。記事の著者は経済産業省や林野庁に「制度の見直し」を訴えていますが、既に「脱炭素」が利権の巣窟となっている現状では、聞き流されているだけです。大事なことは「脱炭素」ではなく、「環境や地域社会を破壊しない「再生エネ」の推進」です。くれぐれもお間違いなく。「脱炭素」アホダラ教の皆様、よろしいですか?:田中一郎)


5.水素がエコだって? あなた、その水素、どこから持って来るの?

◆最悪はEV(電気自動車)・FCV(水素燃料電池車)です。

 その燃料の電気や水素はどこから持って来るのか、よく考えてから発言しろよという話。(破壊型ではない)「再生エネ」電源は上記で申し上げたように電力の世界だけでも全然足りないので、水素生産に回す余力はありません。政府・財界・原子力ムラは、EVの電気もFCVの水素も原発によって大量生産しようと考えています。それで「脱炭素」が実現でき、クリーンな経済社会が生まれるというわけです。かようなことを言っている不勉強なオバカが市民運動・社会運動=特に反原発・脱原発運動の中に増えました。おかげで、下記のような有様です。

(関連)原発再稼働賛成50% 反対35%を上回る 朝日世論調査:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS2L7SJRS2HUZPS006.html

◆3種類の水素について:グレー水素・ブルー水素・グリーン水素 - 三菱重工業株式会社
 https://spectra.mhi.com/jp/what-are-the-three-colors-of-hydrogen

(グレー水素やブルー水素などのように化石資源からつくる水素なら、そんな回り道などせず直接化石資源を使えばいい。回り道をする分だけエネルギー効率は落ちていくからです。また、グリーン水素は「再生エネ」電力で水を電気分解して作りますが、コスト高であることに加え、量的に全然足りない(「破壊型」でない「再生エネ」電力はごくわずか)し、更にこれも電力源の水素として使うのなら、水素に迂回などせず「再生エネ」電力を直接使えばいいということです。

そして上記には書かれていませんが、原発(高温ガス炉など)を利用してつくる水素を「ピンク水素」といい、本命はコレです。しかし、高温ガス炉などは技術的に未確立の状態です。「ピンク水素」って、怪しげな水素みたいですね。ボッタクリではないですか? 結局、水素の適切な利用として考えられるのは、「再生エネ」電力の蓄電用としてローカルで小規模の水素貯留&活用化、コジェネで使う家庭用小型燃料電池(使用する水素は化石燃料由来でもいい=エネルギー効率(80%超)がいいので原発電力よりもずっといい:但し、低周波公害には要注意)くらいが考えられるところです。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)エビデンス不全:水素拠点、3割「開店休業」、脱炭素目標 道筋見えず(日経 2024.7.19)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82176510Z10C24A7MM8000/

(関連)(別添PDFファイル)水素社会(上)未来のエネルギー活用進む欧州 風力で製造し輸出へ 航空機の開発も(朝日 2024.8.2)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16000432.html

(関連)(別添PDFファイル)水素社会(下)脱炭素の力に走り始めた国内、商用車から普及狙う 製造コスト課題(朝日 2024.8.9)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16006589.html


6.(別添PDFファイル)激臭アンモニア、石炭と混ぜて燃やして発電 CO2減る?(朝日 2024.7.7)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15976688.html

(関連)激臭アンモニアで脱炭素? 石炭と混ぜて発電、「悪手」と批判も:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS5126L1S51ULFA01NM.html

(関連)【解説】石炭火力発電におけるアンモニア混焼は、欠陥のあるアプローチだと言える理由 - E3G
 https://tinyurl.com/4u7r4msb

(「脱炭素」を口実に何をおバカなことをやっているのか!! アンモニアは肥料の原料だ。昨今は肥料が不足して値上がりしているのだから、こんなことをしたら益々農業へのダメージが大きくなる。バカなことはヤメロ!! アンモニアを粗末にするな!:田中一郎)
草々

 

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