2025年6月17日 (火)

本日(6/16)のちょっとだけ情報:(1)対談「茨城をどうするのか」村上達也×小林美希(2)デジタル時代の国際課税(3)「両陛下お出迎え」=学徒動員の広島市通知で混乱他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(7.14)オルタナティブな日本を目指して:緊急開催「新ちょぼゼミ」: 「令和の米騒動(日本農業とコメ政策のあり方)」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-de5ddb.html

(会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください)


2.イベント情報

(1)第56 回「老朽原発うごかすな!実行委員会」のご案内
 日 時;6月17日(火)14:00~16:30
 場 所;大阪市北区(国労大阪会館・3階大会議室:添付地図参照)
 ZOOM参加も可能です。ZOOM参加ご希望の方は、事前に下記にご連絡下さい。
 masahiko@mbp.nifty.com(山本) または、dkddw406@kyoto.zaq.ne.jp (橋田)

(2)(チラシ)(6.28)メディアは誰のためにあるのか、行政は誰のためにあるのか:砂川浩慶立教大教授(横浜)
 https://drive.google.com/file/d/1bM2V-outj3OppxtUFqSKyNr6JxFoxWf4/view?usp=sharing

(関連)県民センター:交通アクセス・駐車場 - 神奈川県ホームページ
 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/u3x/cnt/f5681/access.html

(3)(チラシ)(7.11)横浜市によるメディア報道への検閲・容喙違憲裁判 第1回公判(横浜地裁)
 https://drive.google.com/file/d/1bM2V-outj3OppxtUFqSKyNr6JxFoxWf4/view?usp=sharing

(4)(7.24)『司法が原発を止める』刊行記念シンポジウムのお知らせ - 株式会社旬報社
 https://www.junposha.com/news/n61181.html

(関連)(新刊書)司法が原発を止める - 株式会社旬報社 働く、学ぶ、育てる、暮らすなどをテーマにする生活に身近な出版社
 https://www.junposha.com/book/b662940.html


3.「もう限界だ」医療現場から悲鳴…診療報酬の抑制で病院経営が苦しく 「崩壊の危機」保団連が訴え(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/293469825d9c635f9167c3a4eb33f3e11dad8a61

(この国の政府は、対米隷属のまま巨額の軍事費予算を湯水のように使い、ハリネズミのようになりながら、他方で、国民の命や健康にかかわる予算を削るという愚かなことを続けている。一刻も早く「ホンモノの政権交代」をしなければ、この国はもう引き返せないところに来てしまっている(ニセモノの政権交代ではダメ=かえって事態は悪くなる)。:田中一郎)まで


4.山尾志桜里と玉木雄一郎の不倫国民民主党コンビのブザマ
 こんな政党=国民民主党に、まだ投票しようというのですか? 頭の中、大丈夫ですか?

(1)山尾志桜里氏が不倫相手の元妻“自死”にゼロ回答で「公認見送り」…党内にくすぶる玉木代表の責任論(FRIDAY) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/01f1ced8f841532fbc4b20c8062db53d6e66c480

(2)山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/373156

(3)山尾志桜里氏が不倫相手の元妻“自死”にゼロ回答で「公認見送り」…党内にくすぶる玉木代表の責任論(FRIDAY) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/01f1ced8f841532fbc4b20c8062db53d6e66c480

(4)山尾志桜里氏が国民民主に離党届 公認撤回に不満 「党の統治能力に疑問」(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e8ab93083ebfcac8c15cd025b4df0f1d5f64c6b4

(5)玉木雄一郎代表(55)の不倫相手・小泉みゆき(39)は国民民主党の候補者だった! - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/75105

(関連)前原氏は謝罪、玉木氏は涙、蓮舫氏「男が泣くな」(16-09-08) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Hv_ZiRV7xfk

(玉木雄一郎=こんな「泣きべそ男」に責任感などあるのかな? 国民民主党の不倫騒動=徹底追及したらいい:田中一郎)


5.日刊IWJガイド・非会員版「イラン・イスラエル戦争と米国の分裂、2つのとんでもない出来事が、偶然か、必然か、今、米国内外で同時進行中! カリフォルニアが独立!-」2025.6.16号~No.4550 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54755

■イスラエルとイランの戦争の危険なエスカレーションが続く! イスラエルの先制攻撃に対して、イランもイスラエルに弾道ミサイルとドローンで報復攻撃! イスラエルは攻撃対象を核施設だけでなく、石油・ガス関連施設にも向ける! イラン議員は、ホルムズ海峡封鎖を検討していると言及!! 第3次石油危機の到来か!? 石油・天然ガスを中東に依存している日本経済はこの戦争の直撃を受ける! G7で唯一、停戦を求めた日本! 今こそ独自外交が必要!!

■<岩上安身によるインタビュー配信!!>本日午後7時より、「大阪・関西万博の開催を口実に、大阪府・市と関西財界はカジノ・IR運営に必要なインフラを税金で整備する算段!! しかし、カジノを中核とした統合型リゾートは既に時代遅れ! 岩上安身によるインタビュー第1196回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏 第2回前編」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします! ぜひ、お見逃しなく!
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「本日(6/16)のちょっとだけ情報:(1)対談「茨城をどうするのか」村上達也×小林美希(2)デジタル時代の国際課税(3)「両陛下お出迎え」=学徒動員の広島市通知で混乱他」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)(レジメ)いかに闘ってきたか(安原幸彦弁護士 2025.6.15 明治大学)
(2)(レジメ)どう再生をめざすか~「司法崩壊」の現実を見据えて(後藤秀典 2025.6.15 明治大学)
(3)茨城をどうするのか? 進むべき道をめぐって:村上達也×小林美希(イントロ部分)(『地平 2025.7』)
(4)デジタル時代の国際課税(1)~(8)(篠田剛立命館大学教授 日経 2025.5.23―6.3)
(5)その「お願い」問題ない?「両陛下お出迎え」広島市通知でドタバタ、児童名簿要求=実は不要(東京 2025.6.13)
(6)米国と米穀(三木義一 東京 2025.6.12)
(7)感染症研究 悪用される危険性、生物兵器やバイオテロ、指針求める声も(毎日 2025.6.13)
(8)中国軍機 45メートル、異常接近、自衛隊の監視に圧力(日経 2025.6.13)


1.「6・17最高裁包囲行動」実行委員からのご案内|イベント情報|生協の宅配 │ パルシステム神奈川
 https://www.palsystem-kanagawa.coop/event/detail/fukushima_0617/

(1)20250615 UPLAN【公開市民シンポジウム第3弾!】人権と司法~揺らぐ「最後の砦」を前にして - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=rxZr8ZGQ7bw

(関連)(別添PDFファイル)(レジメ)いかに闘ってきたか(安原幸彦弁護士 2025.6.15 明治大学)
 https://drive.google.com/file/d/1NXDP157OO2XId6TrYaUhgiVqhvY_3Hbx/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)(レジメ)どう再生をめざすか~「司法崩壊」の現実を見据えて(後藤秀典 2025.6.15 明治大学)
 https://drive.google.com/file/d/1EFpA9fq2DYmOBIb9KUf3V0zgTXnpxK67/view?usp=sharing

(2)20250615 UPLAN【デモ】人権と司法~揺らぐ「最後の砦」を前にして - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=C3AAWeBK5JA

(3)2025最高裁包囲ヒューマンチェーン - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=LZtsqSiJch4


2.釧路市は「ノーモア メガソーラー宣言」をしました|釧路市ホームページ
 https://www.city.kushiro.lg.jp/machi/kankyou/1004263/1004289/no-more-mega-solar.html

<社説>メガソーラー 釧路市の「ノー宣言」重い:北海道新聞デジタル
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1173408/

(「再生エネ」だったら何でもいい、ではありません。今日では、「再生エネ」は太陽光パネルに限らず、日本全国いたるところで自然環境を破壊し、地域社会を破壊し、地域住民の健康を害しています。科学的実証的根拠のない「人工CO2温暖化」説に基づいて「脱炭素」「脱炭素」と騒いでいる人間たちほど、「再生エネ」盲従の度合いはひどい。早く目を覚ませ!!:田中一郎)

(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html


3.(別添PDFファイル)デジタル時代の国際課税(1)~(8)(篠田剛立命館大学教授 日経 2025.5.23―6.3)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88848660S5A520C2KE8000/

(この日経記事は非常に重要です。熟読して頭に叩き込んでおいてください。米トランプ政権の成立で、ここに書かれている「国際デジタル税制」は成立する見込みがなくなりました。そこでどうするかを考え、有権者・市民として対策を打ち出していく必要があります。課税主権を多国籍巨大企業からどう守るかという問題です。:田中一郎)

(記事の後半(5)~(8)の内容がわかりにくいですね。別の文献で調べないといけません)

(関連)デジタル経済課税を巡る動向:OECD公表による合意内容および第1の柱・第2の柱の概要 - PwC Japanグループ
 https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/oecd-digital-economy-tax.html

(関連)デジタル課税 BEPS 2.0 第1の柱「利益B」対応のための移転価格管理 - デロイト トーマツ グループ
 https://www.deloitte.com/jp/ja/services/tax/perspectives/amount-b.html


4.(別添PDFファイル)茨城をどうするのか? 進むべき道をめぐって:村上達也×小林美希(イントロ部分)(『地平 2025.7』)
 https://drive.google.com/file/d/17OP3Zr3eGCTc9uNp3gL_dW7CiBufxY-w/view?usp=sharing

(関連)(チラシ)(7.5)とめよう! 東海第二原発、東海村前村長 村上達也講演会(足立区)
 https://drive.google.com/file/d/1I-KBbWvstJUwLzFWZmcqZAM-xQiJPnYD/view?usp=sharing

 <田中一郎コメント>

 数年前、岩波書店月刊誌『世界』に連載された「ルポ 保育園株式会社 職業としての保育」により優秀な独立系ジャーナリストとしてゆるぎない地位を築いた小林美希氏だが、今般は媒体を月刊誌『地平』に変えて、自身の出身地である茨城県の大井川和彦という東京(頭狂)大学出身のトンデモ知事による県政大混乱をルポし、今回のこの対談は、その総括特別編にあたるものである。一方の、元東海村村長の村上達也氏だが、原発推進には慎重な姿勢を続けて村長を4期務めて引退、その後は脱原発の市民集会などに講師として時々顔を出しては、東海第2原発再稼働を含む原発の再稼働や原子力推進に反対の主張をしてきた人物だ。

私はこの対談を見るまでは、村上達也氏の評価はあまりよろしくなかった。なんとなく「ボー」としていて「昼行燈」のごとしであり、話の内容もメリハリが効いていないため、どこにでもあるような平凡な、わざわざ聞かなくても大丈夫みたいな話が多く、まあ、それでも脱原発派の一人だから「許す!」みたいな感じで受け止めていた。

しかし、この対談を読んで村上達也氏に対する評価と見方は大きく転換した。内容豊かで、その内容はもっぱら村上氏が提供している状態を見て、同氏の「昼行燈」雰囲気は実はポーズであり、周りを原子力ムラの乱暴な連中に囲まれる中で、まるで「能ある鷹は爪を隠す」がごときに振る舞い、長期にわたって村長を務めあげ、立派にその職責を果たしていたのだな、と推察させてもらった。それほどこの対談は一読に値する充実した内容になっている。

先般は、この村上氏の後継者だった東海村の現村長の山田修が東海第2原発の再稼働を容認する発言をし、天下に恥をさらしてしまった。滅亡へ向かう原発再稼働の動きに抗うこともできない、小心者でちょうちん持ちのような現村長の情けない姿勢が浮き彫りになった出来事だった。村上達也氏は、自分が後継者に選んだ山田修のこの哀れなる姿を見て「裏切者」と評している。

茨城県民は、自分や自分たちの家族の命と健康、生活と子供たちの健全な成長を確保するために、きたる県知事選挙と東海村村長選挙で、大井川和彦と山田修を落選させる投票行動に打って出るべきである。そして、こうしたくだらない、県民そっちのけの県政や基礎自治体行政を牛耳る、今の与党集団(自民、公明、維新、国民、地元保守系党派、日立製作所の手下に成り下がっている立憲民主党)を地方議会から一掃することが必要だ。さすれば、「都道府県魅力度ランキング - 日本全国ご当地ランキング」(ダイヤモンド)で、毎年毎年最下位やブービー賞に甘んじることもなく、もっと住みよい安全で楽しく豊かな県に生まれ変わるだろう。茨城県の行方は、当然のことながら、有権者・県民が握っているのである。

(関連)都道府県魅力度ランキング2024【47都道府県・完全版】 - 日本全国ご当地ランキング - ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/articles/-/351956

(関連)西の兵庫・東の茨城:デタラメ知事による県庁お家騒動(その1)「冷血の知事」(1~5『週刊文春』)=トラブル発祥・発展の原因はここでも「維新」、そしてネット・デマゴーグに煽られて投票する愚かな県民たちが事態悪化を招いた- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-bcf9ea.html

(関連)西の兵庫・東の茨城:デタラメ知事による県庁お家騒動(その2):経産省エリート官僚出身の「殿様知事」大井川和彦が魅力度ランキング最下位の茨城県の知事に君臨して猛威をふるい、県の翼賛的体質がこれを支える悲惨と愚かしさ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-2fb975.html


5.(別添PDFファイル)その「お願い」問題ない?「両陛下お出迎え」広島市通知でドタバタ、児童名簿要求=実は不要(東京 2025.6.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/411354?rct=tokuhou

 <田中一郎コメント>

 この東京新聞「こちら特報部」の記事の最後のところに編集デスクが次のように書いている。「デスクメモ:80年前、主権は天皇にあり、国民は「臣民」だった。広島への原爆投下をへて敗戦後、日本は主権在民の民主主義国家に生まれ変わった。社会科の一環として、その重い歴史まで教えるのだろうか。それをせずに国旗を振っての「お出迎え」だけなら、歴史観に欠け教育的意義は薄い。」=なかなかいいコメントだ。教育的意義は薄い、というよりも、教育的にはマイナスの意義しかない。


6.(別添PDFファイル)米国と米穀(三木義一 東京 2025.6.12)
 https://x.com/tokyonewsroom/status/1933002534102429802


7.(別添PDFファイル)感染症研究 悪用される危険性、生物兵器やバイオテロ、指針求める声も(朝日 2025.6.13)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16234098.html

(関連)新型コロナは人工物か? パンデミックとワクチンをウイルス学者が検証する (PHP新書) 宮沢孝幸 通販 - Amazon
 https://qr.paps.jp/LnNq1
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034630874&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)迅速・簡便な新型コロナウイルス人工合成技術を開発(松浦研がCell Reportsに発表) - 研究成果 - 大阪大学微生物病研究所 RIMD 文部科学省共同利用・共同研究拠点
 https://www.biken.osaka-u.ac.jp/achievement/research/2021/152

(「新型コロナ」ウィルスは人工物だった。そして、mRNAコロナワクチンはアメリカ「国防高等研究計画局(DARPA)」が開発に大きく関与していた。つまり、ウィルスもワクチンも、両方とも人工物=生物兵器として開発されていた、ということになる。これは大変なことだ。徹底して調べて真相を明らかにすること、これが科学者の使命である。:田中一郎)


8.(別添PDFファイル)中国軍機 45メートル、異常接近、自衛隊の監視に圧力(日経 2025.6.13)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO89330040S5A610C2PD0000/

(関連)中国機が自衛隊機に異常接近繰り返す…40分間と80分間にわたりつきまとい最接近は約45m 空母から発艦 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=2rU9J4nYSMY

(確かに「異常接近」は危険だから、やめてもらわないといけないけれど、その前に、この自衛隊機は「太平洋上」で何をしていたの? また、太平洋上というけれど、それは公海上なの? それとも200カイリ内? それとも領海内? 場所のこともはっきり言わないね。この自衛隊機はP3Cだから、対潜哨戒機であり、海に潜る潜水艦の追跡などを行う「索敵機」でしょ、違いますか? だったら、そんな飛行機を飛ばして「何をしていたの?」。ちなみに中国側の反論は下記の通りです。マスゴミは、わざと対中共中国との緊張関係を煽るような報道はやめてもらえないかな。日本側の行動が何だったのかについて、何故、報道しないの?

(関連)中国国防省「危険な挑発行為停止せよ」日本に厳重抗議 中国軍戦闘機が異常接近|TBS NEWS DIG - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=-PcMR1MfWSA


9.その他

(1)下請未払い・レジオネラ・救急車~見えてきた万博の闇(西谷文和さん)【The Burning Issues】20250612 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=YodE7hHlsn0

(2)イスラエルがドローン攻撃 イラン石油ガス施設を爆破 インフラ施設への攻撃は初【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年6月15日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=kliaL1bcFIg

(3)USスチールの黄金株、米政府の保有は「永続的」で設備投資や調達にも影響…商務長官が明らかに(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7fe6eecde776b6be4462a3c07d893b179d8b0dae

(アメリカの斜陽鉄鋼企業を米政府の黄金株まで認めて買収するなんて、こんなアホラシイことして、何になるの?)

(4)小泉進次郎農相の地元で自民推薦の現職が敗北 神奈川・三浦市長選、43歳新人が初当選(日刊スポーツ)
 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202506160000133.html

(なんで当選した人の写真を記事にアップしないで、小泉進次郎の写真を載せているのか? 日刊スポーツ=この新聞も「ゴミ」新聞ということなのか?:田中一郎)

(5)裏金問題は有権者の6割が「重視する」 自民支持層は25%だけ 東京都議会議員選挙 電話調査で意識を探った:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/411950?utm_source=tokyo_mailmag&utm_medium=email


◆市民と野党をつなぐ会@東京 - 市民と野党の共闘
<2025/6/13  都議選3人区まで候補者一本化に共闘が進化した>
 https://tunagu2.jimdofree.com/

 <田中一郎コメント>

 「(注2)れいわは、3人区以下の選挙区で候補者を立てていません。」だそうです。少なくとも日本共産党は、この件で「れいわ新選組」に「御礼」の申入れをした上で「仲直り」を模索したらどうか。ほとんど同じような公約を掲げている共産とれいわがケンカをして候補者を乱立させ共倒れになったら、一体誰が喜ぶの? れいわもれいわだ。早く日本共産党と仲直りするきっかけを見つけて頂戴。れいわ、共産、社民・新社は、日本のホンモノの「世直し」の先頭に立つ「三本の矢」ですから、その自覚を持って行動してください(野田佳彦「脱憲反民主党」は突き放していいですよ)。
草々

2025年6月15日 (日)

(報告)(6.10)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第11回: 「バイオテクノロジーと現代社会」(天笠啓祐さん:たんぽぽ舎)

前略,田中一郎です。


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 去る2025年6月10日、水道橋のたんぽぽ舎に於きまして、「再開新ちょぼゼミ第11回:オルタナティブな日本をめざして:「バイオテクノロジーと現代社会」を開催いたしました。講師をお引き受け下さった天笠啓祐様にはご多忙のところ、ご無理を申し上げ、ご講演いただきましたことを心より感謝申し上げます。以下、当日のレジメや録画、関連情報などを添付して簡単にご報告申し上げます。


◆(イベント情報)(予約必要)(6.10)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第11回: 「バイオテクノロジーと現代社会」(天笠啓祐さん:たんぽぽ舎)+ 「放射線被曝の基本知識(その3)」(BY田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-d98ccb.html

 1995年に遺伝子組換え食品が世界に大々的に登場してから約30年が経過しました。人間を含む生物の遺伝子を操作するバイオ技術の高度化とその拡大・拡張はめまぐるしく、その後、クローン技術、合成生物学、人工細胞(ES細胞やiPS細胞関連の技術を含む)、ゲノム編集、そしてmRNAコロナワクチンとバイオ医薬品など、まるでビックバン後の宇宙のように、分子生物学の新知見を次々と積み重ねながらバイオテクノロジーの利用領域を広げてきています。しかし他方ではこの技術が、例えば昭和電工のトリプトファン事件に見られるような人体に有害な物質生産や食料品につながったり、今般のmRNAコロナワクチンに象徴されるように、広範囲に使われて甚大な人体被害をもたらす医薬品やワクチンの開発に結果したりと、その危険性もまた巨大化しています。今回は科学ジャーナリストの天笠啓祐さんに、昨今のバイオテクノロジーの動向を教えていただきながら、今日のバイオ技術に潜む「楽観主義的ご都合主義」の危険性を明らかにしていきたいと思います。

◆講 師:天笠啓祐(あまがさ けいすけ)さん
 フリージャーナリスト: 環境問題が専門、市民バイオテクノロジー情報室代表


◆(当日録画)20250610 UPLAN 天笠啓祐「バイオテクノロジーと現代社会」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=WJNxMJYD2Kw
 https://www.youtube.com/watch?v=WJNxMJYD2Kw

◆(当日レジメ)バイオテクノロジーと現代社会(天笠啓祐さん 2025-6-10・たんぽぽ舎)
https://drive.google.com/file/d/1VEV6X0T-rGAbmqF6kMZF-mmDizRil4vK/view?usp=sharing
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EZpI2XvIcElBpSJo-bUZnKYB0yuhO46l86e_MHRG5aNypA?e=hEWh8O


 <天笠啓祐さんのご著書>

(1)(新刊書)フッ素の社会史 天笠啓祐(著) - 地平社
 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784911256237

(2)食品添加物よりはるかにこわいゲノム編集食品 みんな知らずに食べている-天笠啓祐/著(ユサブル)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034722398&Action_id=121&Sza_id=C0

(3)これ、本当に「食べもの」ですか?-天笠啓祐/〔著〕(食べもの通信社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034580000&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)新地球とからだに優しい生き方・暮らし方-天笠啓祐/著(柘植書房新社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034551035&Action_id=121&Sza_id=GG

(5)新型コロナワクチン その実像と問題点-天笠啓祐/著(緑風出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034213107&Action_id=121&Sza_id=GG

(6)ゲノム操作と人権 新たな優生学の時代を迎えて-天笠啓祐/著(解放出版社)
 https://cutt.ly/afYRs2f

(7)ゲノム操作・遺伝子組み換え食品入門 食卓の安全は守られるのか?-天笠啓祐/著(緑風出版)
 https://cutt.ly/tfYRgnn

(8)ゲノム操作食品の争点-天笠啓祐/著(緑風出版)
 http://urx.space/Wa5b

(9)子どもに飲ませたくない清涼飲料-天笠啓祐/編著 食べもの文化編集部/編著(芽ばえ社)
 http://urx.space/Zv54

(10)子どもに食べさせたくない遺伝子組み換え食品-天笠啓祐/編著 食べもの文化編集部/編著(芽ばえ社)
 http://urx.space/DVAX

(11)子どもに食べさせたくない食品添加物-天笠啓祐/編著 食べもの文化編集部/編著(芽ばえ社)
 http://urx.space/Z09a

(関連)20250605 UPLAN【出版記念討論会】天笠啓祐「食品添加物よりはるかにこわいゲノム編集食品」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=g7lieRJ_JQ0

(関連)(報告)(2.9)オルタナティブな日本をめざして(第82回):「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)(2023年2月9日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-8c8cb2.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(再開新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-57c992.html
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草々

 

2025年6月14日 (土)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(168):核融合と核融合発電では技術のレベルが違う=今中哲二氏の論文より & 有権者・国民の税金で収入を得ながら有権者・国民のためには仕事をしない日本の司法・裁判所

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(ナツメロ)かぐや姫 僕の胸でおやすみ 2005 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=bh3x5p43QnQ
 https://www.youtube.com/watch?v=acY-MtH21KU


2.(予約必要)(7.14)オルタナティブな日本を目指して:緊急開催「新ちょぼゼミ」: 「令和の米騒動(日本農業とコメ政策のあり方)」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-de5ddb.html

(会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください)

 日本の主食であるコメの小売価格が上昇し始め、今では昨年の2倍以上の値段となっています。TVや新聞・雑誌等のマスコミは「コメは高い、高い」と世論を煽り続け、一刻も早く備蓄米を放出してでもコメの値段を引き下げろの大合唱となっています。石破政権では、失言で退任した江藤拓の後任農相に小泉進次郎を任命し、来たる参議院選挙向けのPRも兼ねながら、煽られた世論に迎合するような対策を取ろうとしています。この動きをどう見ればいいのでしょうか。これまでコメをはじめ多くの国産農産物の価格が、市場原理主義的な農業政策と自民党NO政のおかげで低迷し、他方で、円安やインフレのために農業資材が高騰する中、生産者・農家ではコストカバーさえままならない事態に陥っています。そしてその生産者・農家も経営難と高齢化のため、担い手や後継者がどんどんいなくなり、崩壊寸前の状況にあるのです。今回はコメ問題をテーマに、持続可能な稲作農業を確保できる農業政策を考えます。みなさまのご参加をお待ちしています。


3.(新刊書)フッ素の社会史 天笠啓祐(著) - 地平社
 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784911256237


4.裁判長、国の説明を一蹴「5W1Hを意識して」と再提出を求める 国葬文書隠蔽裁判・第3回口頭弁論 - Tansa
 https://qr.paps.jp/UKmTY

(関連)オンライン署名 · #ないわけないだろ国葬文書/政府が開示を拒否する、安倍晋三元首相の「国葬文書」の開示を求めます - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/qUENL


5.イベント情報

(1)(チラシ)(6.16)2025最高裁包囲ヒューマンチェーン共同行動!&(6.15)プレ集会&デモ行進(明治大学)
 https://drive.google.com/file/d/1ce_U1-2sJbH5Dn1vwI-K7TSbPHUH9d5v/view?usp=sharing

(2)(チラシ)(6.16)原発(震災)避難者の住まいと人権保障を求める交流集会(衆2-1)
 https://drive.google.com/file/d/1DmHegX8BBOdrOgYVgpKyn7WQzCMh1xFf/view?usp=sharing

(3)(6.21)2025沖縄シンポジウム「沖縄とともに―慰霊の日を迎えて―」のご案内 - 東京弁護士会(弁護士会館)
 https://www.toben.or.jp/know/iinkai/jinken/cat188/2025.html

(4)(6.21)日韓条約と植民地主義を問う:太田修同志社大学教授他(明大リバティタワー)
 http://nikkan-net.cocolog-nifty.com/

(5)(6.24)戦後80周年の沖縄から国際平和を考える(新外交イニシアティブ)(オンライン配信あり:無料)
 https://www.nd-initiative.org/event/13378/

(6)(6.25)311子ども甲状腺がん裁判 第14回口頭弁論期日のお知らせ(東京地裁)
 https://www.311support.net/news-250523/

(7)(予約必要)(6.26)再開新ちょぼゼミ第12回:オルタナティブな日本を目指して 「シリーズ戦後改革(第7回目):サンフランシスコ講和条約と日米安保」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-c5729d.html

(8)(チラシ)(7.2)福島原発被害東京訴訟 第二陣控訴審(東京地裁#103)
 https://drive.google.com/file/d/1m5JqPMcmm5KPaxa3Yf_QVaw2HHF-hy2r/view?usp=sharing

(9)(7.3)アベスガキシダイシバ政治を許さない=国会前行動(毎月3日の午後1時:澤地久枝さんは入院中)
 http://www.labornetjp.org/news/2020/0903shasin

(10)(チラシ)(7.26―27)第17回大間原発反対現地集会 Oh!MAGROCK17(青森県)
 https://drive.google.com/file/d/1iwRMRs7PElzzj-KmUBMRWLiroLmb0bil/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/1fKUwsAUXaycNRjjC8hpj4EhFd0LSNvGf/view?usp=sharing


6.埼玉 志木市長選挙2025 立候補者は 開票結果もこちらで6月15日投開票 - NHK
 https://www.nhk.or.jp/shutoken/saitama/articles/101/024/49/

(関連)水谷としみ 〜明るい志木市をつくる会〜 - YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UCgPhD12GtbYD9-p_imnKEMw


7.(別添PDFファイル)その「お願い」問題ない?「両陛下お出迎え」広島市通知でドタバタ、児童名簿要求=実は不要(東京 2025.6.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/411354?rct=tokuhou

(関連)小学生を天皇来広行事に参加させない要請書(Knet 2025.6)
 https://drive.google.com/file/d/1j7pS2_4t0lNJsRZOdSpvWICfh6CBisgq/view?usp=sharing

(これは天皇陛下の「政治利用」であり、また、現代版「学徒動員」である。断固として許されない。昨今の広島市は、はだしのゲン、のこともあるし、その他さまざまなことで頭がおかしくなっているようだ。まずは現在の市長と市議会議員たちを総入替したらどうか。今のままでは、同県呉市と共に、昔の「軍都ヒロシマ」へ向けてまっしぐらではないか?! 再度、核兵器での攻撃を受けかねない。:田中一郎)

(関連)広島市平和教育教材『はだしのゲン』削除問題を考える 日本図書館協会・図書館の自由委員長 西河内靖泰-長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/kyoikubunka/26101

(関連)(現代の肖像)講談師 神田香織:「悲しみを勇気に変える(『AERA 2025.6.9』)」
 https://x.com/kandakaori/status/1929417830480396302


8.日刊IWJガイド・非会員版「イーロン・マスク氏、トランプ大統領、イスラエルは、三位一体の強力なレイシスト・チーム! マスク氏『西欧文明の弱点は共感』と発言!」2025.6.13号~No.4549 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54752

■<シリーズ特集 2025年7月20日参院選! 投票に行こう! 第15回>国民民主党が山尾しおり氏の公認取り消しで、山尾氏は逆ギレコメントを発表し離党届を提出! 不倫相手とされる倉持氏が突然YouTubeに出演の怪!! メディアもネットも手の平返しで、国民民主党の対応を猛批判! 玉木代表、榛葉幹事長の会見は山尾氏の言い分との間にズレ! 自分には甘い不適切な処分しかしない代表の、不適切な候補の擁立と、不適切なやり方での取り消し、国民民主党の支持率は、どのみちダウン!? 山尾・国民民主が進めたい政策は、改憲による緊急事態条項の一択という不適切な政策!

■<号外報告>「<速報>イスラエルがイランの軍事施設と核施設に大規模攻撃を開始!」を発行しました!
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「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(168):核融合と核融合発電では技術のレベルが違う=今中哲二氏の論文より & 有権者・国民の税金で収入を得ながら有権者・国民のためには仕事をしない日本の司法・裁判所」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)(集会決議案)司法よ、国民の憂いは頂点に達している(617最高裁共同行動2025)
(2)核融合から”核融合発電”への遙かなる道(イントロ部分)(今中哲二 『原子力資料情報室通信 NO.612 2025.6』]
(3)核融合発電という蜃気楼(イントロ部分)(今中哲二『地平 2025.3』)
(4)核融合はできないし、やってもいけない(小出裕章 『季節 2024 年冬』 )
(5)核融合発電 実証めざし議論へ、安全規制方針まとまる、新技術に懸念の声も(朝日 2025.3.28)
(6)核融合の投資熱とリスク、冷静に柔軟な戦略を(日経 2025.3.2)
(7)核融合発電「30年代に実証」、国家戦略に明記へ(日経 2025.5.20)
(8)再稼働へ規制委、「常陽」審査 事実上の適合、高速炉「もんじゅ」より古く(東京 2023.5.25)
(9)「新試験研究炉」長期化か、もんじゅ敷地内 推定活断層調査に時間(東京 2025.6.9夕刊)

◆(チラシ)(6.16)2025最高裁包囲ヒューマンチェーン共同行動!&(6.15)プレ集会&デモ行進(明治大学)
 https://drive.google.com/file/d/1ce_U1-2sJbH5Dn1vwI-K7TSbPHUH9d5v/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)(集会決議案)司法よ、国民の憂いは頂点に達している(617最高裁共同行動2025)
 https://drive.google.com/file/d/1UVBkLfo6hxllg1vBUDUMK7bYeT8fPKgh/view?usp=sharing

(関連)(6.16)プログラム他(617最高裁共同行動2025)
 https://drive.google.com/file/d/1WDQ-yQLQYTf0_VmWl_peZqmBNQ3Ieewq/view?usp=sharing

(明日・明後日のイベントです。たくさん集まって最高裁に対して抗議の意思表示をみんなで致しましょう。:田中一郎)


1.ALPS処理汚染水差止訴訟- 【緊急】6月20日の口頭弁論が延期になりました
 https://alps-sashitome.blogspot.com/2025/06/620.html

(知人よりいただいたメール)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
またまたこんな理不尽な事態に巻き込まれています。
ほんとに裁判所という所にうんざりしてます。

緊急告知!
裁判所のミス!汚染水海洋投棄差止訴訟期日延期(中止)!

6月20日に指定されていた第5回口頭弁論期日ですが、裁判所の予定調整(?)ミスにより、10月1日の第6回口頭弁論予定日に延期されました。第4回裁判が今年1月に開かれてから9か月、審理が止まることになります。その間にもALPS処理汚染水はじゃぶじゃぶ流され続けています。弁護団からも裁判所に対し、この件に対する抗議と説明を求める書面を提出しました。(改めて別途公開予定)

傍聴支援を予定されていた皆様から「飛行機チケットのキャンセル料発生」や事務局の告知費用、当日の対応費用など様々な実害も報告されています。関係者の皆様には本当に申し訳ありません。

私達原告団事務局も先例のない今回の突然の事態に困惑と、裁判所不審、怒りも覚えるものです。次回10月1日期日には裁判冒頭に、裁判長より今回の事態の経緯報告や6.20に予定していた原告陳述も含め、弁護団の陳述時間を予定より長くし、弁論更新陳述をしっかり受け止める事を求める申し入れもしています。ぜひ10月1日皆様の傍聴支援お願いいたします。

さらに、至急6.20裁判が延期になったことをお知り合いの方などへご周知お手伝い頂けますと幸いです。勿論、6月20日には私ら事務局が裁判所で待機、いらして下さった皆様に事情説明をする準備も進めています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <私からの返信>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
腹立たしい限りですね。

日本の裁判所は、福島原発事故以来、約14年間付き合って、こいつら、国民の税金で飯食わせてもらって、国民のために仕事しとらんな、ということがはっきりと目に見えるようにわかりました。

なので、ぶっ潰しましょう。
新しく「国民のための裁判所、裁判所システム」を創ればいいのです。

◆日本の邪悪を追認する反社会的勢力に転落した腐敗司法を許すな!=裁判所での闘争から裁判所に対する闘争に切り替えましょう(東電株主代表訴訟、OUR PLANET TVスラップ訴訟、日航123便情報公開、砂川裁判国賠他)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-396e18.html

(今の裁判所のままでは、原発事故の責任追及も、被害者救済も、原発再稼働差し止めもできません。そうだとわかったわけですから、ぶっつぶすのです。おまけに原子力ムラやその弁護代理人の弁護士事務所と癒着までして腐っています。:田中一郎)

(関連)(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html


2.(別添PDFファイル)「新試験研究炉」長期化か、もんじゅ敷地内 推定活断層調査に時間(東京 2025.6.9夕刊)
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20250318/3050020176.html

(関連)(別添PDFファイル)再稼働へ規制委、「常陽」審査 事実上の適合、高速炉「もんじゅ」より古く(東京 2023.5.25)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/252273

 <田中一郎コメント>

 核燃料サイクル推進の原子力ムラのガラクタ研究者たちは、とうの昔にオシャカにされたと思っていた高速増殖炉「もんじゅ」の一世代前の高速炉「常陽」(茨城県大洗町)にしがみついていたかと思いきや、今度は廃炉になった「もんじゅ」の跡地に「核分裂で発生する中性子を先端材料や医薬品の開発などに利用する目的で、建設費用1,500億円をかけて新たに試験研究炉を建設する」(東京新聞記事より)という。全くアホラシイ研究実験炉だ。こんな研究がうまくいって先端材料や医薬品の開発につながるという証拠を見せろ、という話で、日本の国公立大学や公的研究機関はどこも研究費を絞られてヒイヒイ言っている時に、原子力ムラのガラクタ研究費が、あれもこれもと湯水のように用意されるというのはいったい何なのか? しかも1,500億円と巨額である。ロクデモナイ使い方をされるのは目に見えている。老朽炉「常陽」などは、さっさと廃炉にしてしまえ、だし、活断層は間違いなくい存在する「もんじゅ」跡地の試験研究炉など危険で無用の長物で論外だ。「もんじゅ」が廃炉になったにもかかわらず、その研究・推進組織(日本原子力研究開発機構)をそのままにしておくから、こういうロクデモナイ無駄遣いを、巨額のカネを使ってやろうとするのだ。日本原子力研究開発機構は政権交代により直ちに廃止すべきムラ組織であり、かようなところに予算など付けてはいけない。:田中一郎)


3.巨大太陽嵐の新たな最悪シナリオ、科学者が警鐘 衛星観測史上最大の500倍規模も(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f3e9bd7ea0debb45e2d5133ef111bfd91611436e

(「太陽嵐」は太陽から地球に降り注いでくる「磁気嵐」のこと(記事では「太陽粒子嵐」と書かれているが、おそらく「磁気嵐」の間違い)。この「太陽嵐」(「磁気嵐」)は地球上の気候変動に決定的な影響を及ぼしており、そのメカニズムは下記サイトにある「気候変動の宇宙物理学」(広瀬隆氏)により詳しく説明されている。知らない方は必ずご覧ください。地球上の気候変動が、人間の活動が排出するCO2によって引き起こされているという科学的実証的根拠のない、おかしな説にたぶらかされている方々は、なおさらこのサイトのVTRは必見です。「人工CO2温暖化」説に基づいて「脱炭素」「脱炭素」と言って火力発電をつぶして回り、結局は原子力ムラ代理店政府の原発大推進の片棒を担がされている、そんな愚かな構図が見て取れるからです。百聞は一見に如かず、善は急げで、早く見ましょう。:田中一郎)

(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html


4.「新ちょぼゼミ」開催中:放射線被ばくの基本知識

 今年4月から、たんぽぽ舎で毎月開催しています「新ちょぼゼミ」で、このテーマの勉強会を始めています。放射能汚染と放射線被ばくについて、基本的なことを一からきちんと知りたい方のご参加をお誘いしています。下記は今まで実施した3回分の報告です。次回は来たる8月25日(月)(夜6時から)に開催予定です。

(1)(報告)(4.21)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その1):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(1)」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-ef5b7f.html

(2)(報告)(5.29)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その2):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(2)」(田中一郎:たんぽぽ舎)+「コメの値段が高い」を徹底批判します- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-9c4fd6.html

(3)(報告)(6.10)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その3):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(3)」(田中一郎:たんぽぽ舎)+「コメの値段が高い」を徹底批判します- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-3e5150.html


5.核融合と核融合発電は技術のレベルが違う=今中哲二氏の論文より

◆(別添PDFファイル)核融合から”核融合発電”への遙かなる道(イントロ部分)(今中哲二 『原子力資料情報室通信 NO.612 2025.6』)
 https://drive.google.com/file/d/1_h2zM2ihVFUY5cgkTaDs0oZepZyn9Y1W/view?usp=sharing

 <田中一郎の備忘録メモ>

 今中哲二氏の上記論文を読んで下記の備忘録メモを書き落としました。核融合を発電として利用することは途方もないレベルの話であって、詐欺師が語る夢物語の域を出ないと、同氏は具体的に説明をされています。核融合の地上での制御された状態での実現と(制御されないままの核融合の実現は「水爆」です)、その核融合反応をもとに発電して人間社会がその電力を使う、ということとは全く別のことと考えるべきだということが強調されています。

(参考)実際の核融合炉と発電の仕組み:核融合発電 基本のキ(2)(1-3 ページ) - MONOist
 https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2410/17/news008.html

 <核融合発電が困難な理由>

(1)超高温プラズマを真空磁場の中に閉じ込める方式で、プラズマ状態を制御可能な形で(つまり出力調整ができる形で)長時間にわたって持続させることは困難

(2)核融合DT反応(二重水素(D:デューテリウム)と三重水素(T:トリチウム)の融合反応)で生成する中性子の運動エネルギーを熱エネルギーとして集めて電気エネルギーに転換することになるが、その中性子を受け止めるのが「ブランケット」と呼ばれるプラズマを取り囲むドーナツ型の壁である。この「ブランケット」がどこまで効率的に中性子エネルギーを集めてタービンを回す熱エネルギーに転換して行けるかは「やってみなければわからない」(今現在、国際協力で進められているフランス所在の「イーター(ITER)」がその実験炉である)。

(3)核融合DT反応の原料のうち、トリチウムは自然界にはわずかしかなく、大規模発電のためには大量のトリチウムを人工的に作りだす必要がある。今考えられているのは、上記「ブランケット」に細工をして、熱エネルギー回収系とトリチウム再生産回収系の2系統を配管として用意する必要があるが、大規模発電用の炉の場合の「ブランケット」は500体以上も連結されるため、極めて複雑な装置となる。これを無事、長時間にわたって制御するのは容易ではない。

(4)上記のトリチウム再生産回収のプロセスでは、生産・精製が気体を通して行われるため、トリチウムが遺漏して深刻な環境汚染につながる可能性が高い。

(5)「ブランケット」は劣化が激しく、2-3年で交換されることになっている。その「ブランケット」は1つが約4トンで、これが500個もある。しかも単純な壁ではなく、トリチウム再生産回収系や冷却系(熱の電気への転換系)の配管も付属している複雑系の装置、更に核融合炉内部の放射線量は250Sv(Gy)もあるため人は近づけず、ロボットアームなどの遠隔操作になる。4トンの複雑系の装置を遠隔操作で500個も取り換える作業=こんなものがうまくいくわけがない(必ず放射能00遺漏事故を起こす)。

(6)結論です:核融合発電は「スジの悪い技術」=たどりつけそうもない蜃気楼のようなスローガンを掲げて、多額の税金を投入するような愚をすべきではない。(上記のポンコツ炉「常陽」や、「もんじゅ」跡地に巨額なカネを使って建設しようとしている新型実験炉と「そっくり」な形になっていることに注目)。原子力ムラのアホウどもに貴重な財源を浪費させるな!! 凡そ、今現在、「脱炭素」「GX推進」などと言われて進められているほとんどのPJが、このたぐい、であることにも注意してください。すべては、科学的実証的根拠のない「人工排出CO2による地球温暖化」説にたぶらかされているところから来ているのです。

(関連)(別添PDFファイル)核融合発電という蜃気楼(イントロ部分)(今中哲二『地平 2025.3』)
 https://drive.google.com/file/d/1KBQgnsaGeeCzm5NAmbMF2ETuZtdmFqMo/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)核融合はできないし、やってもいけない(小出裕章 『季節 2024 年冬』)
 https://drive.google.com/file/d/11v-LeeIogFZondIOBS8sVktDtotvR_Av/view?usp=sharing

(関連)20170303 小出裕章先生にきいてみた!!〜土岐市核融合科学研究所 重水素実験について - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=QdLNEqDfvmc&list=PLHrniIMvBsTWCj2TCR-riwCy0MO_uj7rK&index=2&t=5s

(関連)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(165):幻想の核融合発電=毒を食らわば皿までも(核融合発電原型炉を青森県が誘致するという朝日新聞ニュースに関連して)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/02/post-fd4c7d.html


 <関連:別添PDFファイル>

(1)核融合発電 実証めざし議論へ、安全規制方針まとまる、新技術に懸念の声も(朝日 2025.3.28)
 https://www.asahi.com/articles/photo/AS20250328000342.html

(2)核融合の投資熱とリスク、冷静に柔軟な戦略を(日経 2025.3.2)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO87061340R00C25A3TYC000/

(3)核融合発電「30年代に実証」、国家戦略に明記へ(日経 2025.5.20)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88781810Q5A520C2EA2000/

 <関連サイト>

(1)脱原発団体が次世代革新炉計画中止求め知事に要請 - 鹿児島のニュース|MBC NEWS|南日本放送 (1ページ)
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mbc/1959791?display=1

(2)米研究所「太陽の力を再現」に成功も、「核融合発電」の実用化に壁 実現は「数十年先」か - AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/articles/-/658?page=1

(3)一般の方向けページのご案内|核融合実験炉ITER日本国内機関
 https://www.fusion.qst.go.jp/ITER/iter/about.html
草々

2025年6月13日 (金)

(予約必要)(7.14)オルタナティブな日本を目指して:緊急開催「新ちょぼゼミ」: 「令和の米騒動(日本農業とコメ政策のあり方)」(田中一郎:たんぽぽ舎)

前略,田中一郎です。


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2025年7月の(緊急開催)「新ちょぼゼミ」のご案内です。会場のたんぽぽ舎が昨年11/23に近所の雑居ビルに引っ越しました。会場の場所をお間違いなくおいで下さい。


◆(別添PDFファイル)(予約必要)(チラシ)(7.14)緊急開催「令和の米騒動:日本農業とコメ政策のあり方」(田中一郎:新ちょぼゼミ)
 https://drive.google.com/file/d/16iv-dUJwhrQCYOZWOefTTFlmB6Cxg3Tv/view?usp=sharing

 日本の主食であるコメの小売価格が上昇し始め、今では昨年の2倍以上の値段となっています。TVや新聞・雑誌等のマスコミは「コメは高い、高い」と世論を煽り続け、一刻も早く備蓄米を放出してでもコメの値段を引き下げろの大合唱となっています。石破政権では、失言で退任した江藤拓の後任農相に小泉進次郎を任命し、来たる参議院選挙向けのPRも兼ねながら、煽られた世論に迎合するような対策を取ろうとしています。この動きをどう見ればいいのでしょうか。これまでコメをはじめ多くの国産農産物の価格が、市場原理主義的な農業政策と自民党NO政のおかげで低迷し、他方で、円安やインフレのために農業資材が高騰する中、生産者・農家ではコストカバーさえままならない事態に陥っています。そしてその生産者・農家も経営難と高齢化のため、担い手や後継者がどんどんいなくなり、崩壊寸前の状況にあるのです。今回はコメ問題をテーマに、持続可能な稲作農業を確保できる農業政策を考えます。みなさまのご参加をお待ちしています。


 <次 第>
プレゼン:田中一郎(たなか いちろう)
日  時:2025年7月14日(月) 18時~20時30分(開場17時30分)
会  場:たんぽぽ舎セミナー室 参加費(資料代含む):900円(学生500円)
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/

 TKiビル3階 JR水道橋駅西口から4分:水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、
 グローバルスポーツビルを過ぎて左側にセブンイレブンのある6差路の信号を右に渡り、
 右側の2軒目。

東京都千代田区神田三崎町3-3-1 TKiビル3階  TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
Email: tanpopo3238@yahoo.co.jp  URL: http://www.tanpoposya.com 


 <関連資料・サイトなど>

(1)(別添PDFファイル)日米「コメ密約」の闇、ミニマム・アクセス米と塩飽文書(イントロ部分)(山田優『世界 2025.7』)
 https://drive.google.com/file/d/1Is5bVBlEBGm-pceJjupJJefUM1bhTmu6/view?usp=sharing

(2)迫る!食料・農業危機 私たちは何をすべきか―ミサイルでは守れない命と生活、地域の未来 東京大学大学院教授・鈴木宣弘  - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/27563

(3)米 値上がり続く 去年の2倍超に 備蓄米でどれだけ下がるか?「ブレンド米として販売 数百円安く」大手卸売 - NHK - 物価高騰
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250324/k10014758561000.html

(4)日本の食料自給率:農林水産省
 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html
 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/attach/pdf/012-9.pdf

(5)米価格の推移 - 世界経済のネタ帳
 https://ecodb.net/commodity/rice_05.html

(6)(報告)(6.10)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その3):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(3)」(田中一郎:たんぽぽ舎)+「コメの値段が高い」を徹底批判します- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-3e5150.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(再開新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-57c992.html
草々

 

2025年6月12日 (木)

(報告)(6.10)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その3):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(3)」(田中一郎:たんぽぽ舎)+「コメの値段が高い」を徹底批判します

前略,田中一郎です。


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 さる2025年6月10日、水道橋のたんぽぽ舎に於きまして、「新ちょぼゼミ:放射線被曝の基本知識(その3):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(3)」を開催いたしました。以下、当日の資料と録画をアップして簡単にご報告申し上げます。今回の続きは、来たる8/25の「新ちょぼゼミ」の際に最初の1時間でプレゼンを行いますので、よろしくお願い申し上げます。

このシリーズでは、放射線被曝問題に関して、これだけは知っておいていただきたいということを、私が知る限りで全部お話しするつもりでおりますので(逆に、私たち一般市民は「被ばく問題マニア・おたく」ではないので、あまり詳しく難解なことまでは知る必要はない、と考えています。初歩的なことを含め必要最低限のことをお話しするつもりです)、この機会に放射能と放射線被曝のことをきちんと知っておきたいと思われる方はぜひご参加下さい。ところどころで「質問タイム」も入れて、質疑応答を繰り返しながら進めたいとも思っています(すべての疑問に私が答えられるかどうかは定かではありませんが)。よろしくお願い申し上げます。

 <みなさまへの主催者からのお願い>
 https://www.youtube.com/watch?v=WO6RLTTvoTc

(「新ちょぼゼミ」は小さな勉強会ですが、みなさまのご参加がないとコスト的に支障が出て開催が困難となります。今後とも、みなさまのご参加をお待ちしています)

 <緊急開催のお知らせ>

◆(別添PDFファイル)(予約必要)(チラシ)(7.14)緊急開催「令和の米騒動:日本農業とコメ政策のあり方(田中一郎:新ちょぼゼミ)
 https://drive.google.com/file/d/16iv-dUJwhrQCYOZWOefTTFlmB6Cxg3Tv/view?usp=sharing

(日本農業や稲作が崩壊寸前にあるにもかかわらず、メディアの報道や言論界の議論があまりにひどいので、急遽、それを正すべく緊急開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。:今回もこの「コメ問題」について若干触れておりますので、下記のVTRをご覧ください。:田中一郎)


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記載先頭の番号は主催者の方で便宜的に付けているものですので無視して下さい。

◆(当日録画)20250610 UPLAN 田中一郎「コメ問題・確率的影響と確定的影響・シーベルトなど」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Wk8pkIa4ib4
 https://www.youtube.com/watch?v=Wk8pkIa4ib4

◆(当日のレジメ)

(1-1)(別添PDFファイル)MEMO(放射線被曝評価のインチキ:その3)(田中一郎 2025年6月10日)
 https://drive.google.com/file/d/1GASC25yh46WsC9XT9KATABLA2NwkpsQ0/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/1GASC25yh46WsC9XT9KATABLA2NwkpsQ0/view?usp=sharing

(2)(別添PDFファイル)放射線被曝の評価単位=シーベルトは内部被曝の実態を現さないインチキ概念です(田中一郎 2025年4月21日)
 https://drive.google.com/file/d/10ZFAmj0BV0dwuyhIwuwWrSohZurq6qjY/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/10ZFAmj0BV0dwuyhIwuwWrSohZurq6qjY/view?usp=sharing

 <前回まで>

◆(前々回)(0-3)(報告)(4.21)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その1):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(1)」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-ef5b7f.html

◆(前回)(1-3)(報告)(5.29)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その2):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(2)」(田中一郎:たんぽぽ舎)+「コメの値段が高い」を徹底批判します- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-9c4fd6.html


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(以下、当日のご紹介資料など)

(0-0)(必見重要録画)追跡!真相ファイル 「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/xncvsv
 https://www.dailymotion.com/video/xncvsv

(国際放射線防護委員会(ICRP)が被ばく防護の基準を、科学的に決めるのではなく政治的に決めているということを立証した貴重な映像です。必ずご覧ください。)

(1-1-2)食品中の放射性銀について教えて下さい :放射線診療への疑問にお答えします
 https://ndrecovery.niph.go.jp/trustrad/ag-110m.html

(1-1-3)認定NPO法人 いわき放射能市民測定室 たらちね - トップページ
 https://tarachineiwaki.org/
 https://tarachineiwaki.org/radiation/result

(2)多核種除去設備 (ALPS)|東京電力
(福島原発事故で生まれた危険極まりない人工放射性核種の一覧表があります)
 https://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/genkyo/fp_cc/fp_alps/

(私が問題にしているのは、汚染水に含まれる放射性核種だけを事故を起こした東京電力が示すのではなく、福島原発事故により環境放出された様々な放射性核種について、全ての核種名と、それぞれの、放出量(推定値)、半減期、人体内や環境生態系での悪影響や危険性、その他必要事項を明らかにして、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が責任を持って有権者・国民や福島県民に対して説明すべきですが、そんなことは全く歯牙にもかけていないことです。:田中一郎)

(3)(増補版) 放射線被ばく評価の単位 「シーベルト」 への疑問- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html

(冊子化したものを、当日、会場で、¥100で販売しています=印刷費だけをいただいています)

(4)(セシウムの百倍の危険性) 放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-cc7b.html

(冊子化したものを、当日、会場で、¥150で販売しています=印刷費だけをいただいています)

 用意しておいた資料はまだまだたくさんありますが、時間の関係で話しきれておりません。次回以降、追ってご紹介していきます。さしあたり、下記だけは目を通しておいていただければ幸いです。次回以降、この「表」の見方もご説明します。

(1-4)悪性疑い400人〜福島県の甲状腺検査 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/50877/

(1-4-4)(別添PDFファイル)青森県 小児がん調査
 https://drive.google.com/file/d/1fVFAH9HMeDn1_vZShW9Lo-MKx7V-G63z/view?usp=sharing


 <コメ問題>

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(A-1)(別添PDFファイル)「コメが高い」を煽るマスゴミ(田中一郎 2025年6月10日)
 https://drive.google.com/file/d/1oSqL1wi5EzNTDWxupgy5-NBbjCxm1_-P/view?usp=sharing

(A-2)(別添PDFファイル)(資料)コメ問題と食料安全保障(一部抜粋)(神山安雄 2025.5.19 立憲フォーラム院内集会)
 https://drive.google.com/file/d/15GJOTu1umB9BsZ2UfeMT7w1jvRPrHqya/view?usp=sharing

(A-3)日本の食料自給率:農林水産省
 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/attach/pdf/012-9.pdf
 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html
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◆推薦図書・物販

(1)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(必見保存版:報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html

(2)打ってはいけない! ーレプリコンワクチンの不都合な真実ー』(表紙)(川田龍平・堤未果 2024.11)
https://drive.google.com/file/d/1Vt-J50mW0COWf6Tm9pspl5TgY4s_fawt/view?usp=sharing
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EYAda-KorypGuDl3TniisT8BAmy4FhgrsxehcjX41Vu5Mg?e=Aa15R8
(開けない時は2~3度、クリックしてみてください。それでもダメならMSによる言論妨害です:田中一郎)

(3)今だから分かる、コロナワクチンの真実 世界の実態と日本の現実-村上康文/著 山路徹/著(花伝社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034603926&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)高齢者の予防接種は危ない 私は薬害を黙っていられない-川田龍平/著(飛鳥新社)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034728077&Action_id=121&Sza_id=G1
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(参考)オルタナティブな日本を目指して(再開新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-57c992.html
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草々

2025年6月 9日 (月)

日本の邪悪を追認する反社会的勢力に転落した腐敗司法を許すな!=裁判所での闘争から裁判所に対する闘争に切り替えましょう(東電株主代表訴訟、OUR PLANET TVスラップ訴訟、日航123便情報公開、砂川裁判国賠他)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(6.10)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第11回: 「バイオテクノロジーと現代社会」(天笠啓祐さん:たんぽぽ舎)+ 「放射線被曝の基本知識(その3)」(BY田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-d98ccb.html


2.イベント情報

(1)(チラシ)(6.9)院内集会 「非戦の安全保障論」:柳澤協二さん(参議院議員会館)
 https://drive.google.com/file/d/1kmomFzMQHlb0GZB7IZsXj6ZHBN0Y5zIt/view?usp=sharing

(2)(チラシ)(6.14)「台湾有事」に突き進む日米同盟“参戦”しないために:石井曉(早稲田大)
 https://drive.google.com/file/d/1qGPBAoOo5g2K3MnrGJRVWoXx2LI2cV8t/view?usp=sharing

(3)(チラシ)(6.15)シンポ「人権と司法」(明治大学)&デモ行進、(6.16)最高裁包囲行動
 https://drive.google.com/file/d/1zrvJn7kGX7fuCZmacWZNMRFyiXXwzlp1/view?usp=sharing

(4)(チラシ)(7.2)福島原発被害東京訴訟 第二陣控訴審(東京地裁#103)
 https://drive.google.com/file/d/1m5JqPMcmm5KPaxa3Yf_QVaw2HHF-hy2r/view?usp=sharing

◆(予約必要)(6.26)再開新ちょぼゼミ第12回:オルタナティブな日本を目指して 「シリーズ戦後改革(第7回目):サンフランシスコ講和条約と日米安保」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-c5729d.html

(会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください)


3.緊急のお願い「小学生を天皇来広島行事に参加させないことを求める要請書」に賛同をしてください(教科書ネット・ひろしま)(締め切り:6/12)

(1)【個人賛同用フォーム】
 https://forms.gle/VpWH39DbZm3kPufG6

(2)【団体賛同用フォーム】
 https://forms.gle/ji2zQtzPMuGw7DuR7


4.(別添PDFファイル)近未来の人間国宝:(現代の肖像)講談師 神田香織:「悲しみを勇気に変える(『AERA 2025.6.9』)」(みんなで応援しましょう:田中一郎)
 https://x.com/kandakaori/status/1929417830480396302


5.公共施設で子どもたちに戦闘訓練
 信じがたい話ですね。岸本聡子杉並区長他、板橋区や豊島区の各区長の見解は? 区議会の動きはどうですか?

◆都内公共施設で子ども向け「戦闘訓練」 埼玉の法人 市民団体が反発 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20250602/k00/00m/040/282000c

(関連)板橋区長宛 要望書(市民団体 2025.5.15)
 https://drive.google.com/file/d/1UIy78sC-7fXfpQtMosQt2FMkH5y1Z298/view?usp=sharing


6.小倉志郎 さんから:「自衛隊員の意識」
 https://tinyurl.com/49nrwwrr

(クーデタを引き起こす軍隊にしないために、自衛隊内における民主教育や日本国憲法教育を抜本的に見直す必要があります。また、文民統制(シビリアン・コントロール)についても制度として、しっかりとしたものを創っておく必要があります。そして、こうした平和国家の軍隊としてふさわしくない振る舞いをする自衛官達は毅然と更迭することも大事です。:田中一郎)


7.(新刊書)高齢者の予防接種は危ない 私は薬害を黙っていられない-川田龍平/著(飛鳥新社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034728077&Action_id=121&Sza_id=C0


8.その他

(1)【対談】Tansaが国を提訴、国葬文書「不存在」のウソを問う(ゲスト:日刊ゲンダイ小塚かおるさん) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=tW1ekg-xAD8

(2)山尾志桜里氏、参院選に出馬表明も「不倫疑惑」「不正請求」蒸し返される数々のトラブル(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/20f0e2bd23b35338c70b18153393a91f4b4316f9

(この女、一回議員を辞める前に「改憲の話し合いは国会でしっかりやりましょう」などと言い、当時所属していた立憲民主党に相手にされなくなるや、今度は小林よしのりの「ゴー宣道場」にまで乗り込んで「壊憲」論をぶっていた人物だ(今現在のネット上では、山尾志桜里を応援する「ゴー宣道場」のサイトで溢れている状態である=似非右翼の巣窟か?)。国会を小中学校のホームルームと間違えていたのではないか? 下記のウィキペディアはどこまで信用できるかわからないけれど、ロクデモナイことがいっぱい書いてある。チラッと見ておいてもいいかもしれない。こんな女を国民民主党は推薦するのか?! どういう感覚をしているのか?!:田中一郎)
 https://qr.paps.jp/ZFvk3

(3)情報漏洩、斎藤知事の「指示」巡り全面対立 蜜月「牛タン倶楽部」の複数側近が〝反旗〟(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/aece7be6c4a7722b97056b9c1dea7fcd289cb7f0

(4)泉房穂氏 公明党の消費減税“見送り”の意向に「“国民の生活”より“自民党に嫌われないこと”を優先」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b21959ecab35747b20b2c306a09601d576dfa5b7

(公明党とやら、昔は「平和と福祉の党」とか言っていたんだけれど、今はここまで堕ちましたか。まだかような政党に投票する人がいることが七不思議の1つです。有権者・国民に嫌われないようにすることを「ポピュリズム」とか言うそうですが、自民党に嫌われないようにすることは何というのでしょうネ? 「金魚のフン」? 「下駄の雪」? それとも何? 下記サイトから選んでください)
 https://rakublog-style.com/?p=17747

(5)グレタさん、ガザに向けて船で出航 「ジェノサイドに沈黙は危険」 [イスラエル・パレスチナ問題]:朝日新聞
 https://x.gd/f9oig

(6)大川原冤罪 警察・検察、捜査の問題点検証へ 国など上告断念の方針(毎日新聞)
 https://mainichi.jp/articles/20250607/k00/00m/040/184000c

(7)福岡厚労相ついに“白旗”…健康保険証の代わり「資格確認書」の一律送付「最後は自治体の判断に委ねる」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372947

(8)日刊IWJガイド: <IWJ取材報告>ウクライナがデフォルトへ!「ウクライナの6億6500万ドルの債務不履行について、日本が肩代わりするのか?」IWJ記者の質問に、「日本政府はかかる債権を保有していない。日本政府保有の公的債権に債務不履行が発生した場合、日本が直ちに肩代わりするのではなく、国際的な協議の枠組みの中で対応を検討する」と岩屋外務大臣~6.3岩屋毅 外務大臣 定例会見 2025.6.5号~No.4543
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54723
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「日本の邪悪を追認する反社会的勢力に転落した腐敗司法を許すな!=裁判所での闘争から裁判所に対する闘争に切り替えましょう(東電株主代表訴訟、OUR PLANET TVスラップ訴訟、日航123便情報公開、砂川裁判国賠他)」をお送りします。

◆(チラシ)(6.15)シンポ「人権と司法」(明治大学)& デモ行進、(6.16)最高裁包囲行動
  https://drive.google.com/file/d/1zrvJn7kGX7fuCZmacWZNMRFyiXXwzlp1/view?usp=sharing

(昨年)(報告)司法よ 本来の姿を取り戻せ! 617最高裁共同行動 ヒューマンチェーン:この運動が、腐敗堕落する日本の司法・裁判所の民主化、というよりは「正常化」のための継続的な動きになることを願う- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-2908f9.html


 <別添PDFファイル>

(1)東電株主代表訴訟控訴審、旧経営陣の責任認めず、賠償取り消し(東京 2025.6.7)
(2)東電株主代表訴訟控訴審、旧経営陣の賠償取り消し、一審13兆円(朝日 2025.6.7)
(3)東電株主代表訴訟控訴審、東電旧経営陣の責任否定、株主逆転敗訴、13兆円賠償取り消し(毎日 2025.6.7)
(4)東電株主代表訴訟控訴審、東電旧経営陣の賠償命じず、株主ら逆転敗訴、一審13兆円(日経 2025.6.7)
(5)東芝の「巨悪」を逃がす大甘判決(『FACTA 2023.5』)
(6)日航ジャンボ機を撃墜したとの疑いがある自衛隊練習用ミサイル(青山透子『日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす』河出書房新社)
(7)日本は独立国家なのか、日米安保・地位協定体制と砂川最高裁判決の「黒い霧」(吉田敏浩『サンデー毎日 2025.6.15,22』)


1.東電株主代表訴訟 原告逆転敗訴、「13兆円払わなくてもいい」判決

◆福島第1原発事故めぐる株主訴訟、最後に裁判長が言ったこと 東京電力旧経営陣の賠償責任認めず 東京高裁:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/409797

(関連)福島第1原発事故、問われなかった東京電力の責任「安全よりコストの無責任体質」は今の経営陣にも:東京新聞
 https://x.gd/v2qvR

「13兆円超の賠償命令から一転して、東京電力旧経営陣の責任を否定した東京高裁判決。これによって福島第1原発事故を巡る主要な民事や刑事の三つの裁判は、いずれも東京電力旧経営陣や国の責任を認めず、被災者や株主側の訴えは退けられる結果となった。追い風を受けるように、事故当事者の東京電力は原発の再稼働に突き進もうとするが、世界最悪レベルの原発事故を起こした企業体質は変わらない。」(東京新聞)

▼判決書、弁護団声明など
 http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-450.html

▼報告集会の動画
 https://youtu.be/PyH6ElhkO8Y?si=CepZrov_gODp_9HU

(関連)福島第一原発事故 東電旧経営陣の責任認めず 1審と逆の判断 東京高裁 - NHK - 福島第一原発
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250606/k10014827481000.html

 <社 説>

(1)<社説>東電株主訴訟 原発事故の責任どこへ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/410145?rct=column

(2)<社説>東電株主訴訟控訴審 誰も責任を負わないのか - 琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-4311789.html

(3)(社説)東電株主訴訟 甘い判断 問わぬ理不尽:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16230426.html?iref=pc_rensai_long_16_article


 <田中一郎コメント>
 裁判の概要や判決は各報道をご覧いただくことにして、私からは若干の補足的コメントをいたします。

(1)13兆円の損害賠償を旧東電経営陣に命じた第1審の判決は、一種の「ヤラセ」(茶番)であり、裁判長の朝倉佳秀の履歴に「箔をつける」とともに、脱原発派の「ガス抜き」を狙ったものではないかと私は思っている。この1審裁判長の朝倉佳秀は裁判所組織内ではエリート裁判官の1人であり、将来の最高裁判事・最高裁長官の候補者の1人と推察する。その幹部エリート候補に「リベラル判決」の履歴を持たせることで、朝倉佳秀という人物は「立派な裁判官である」という「虚像」を創り上げておきたかったのではないか。また、1審から「門前払い」の判決を出すと脱原発派の反発もそれだけ強くなるので、ガス抜きを兼ねて原告全面勝訴の判決を下させたのでしょう。地裁判決など、高裁や最高裁で何とでもなるので、地裁で原告を勝たしても構わないという判断を裁判所はしていたのだろうと推測する。

(関連)朝倉佳秀 - Wikipedia
 https://x.gd/KeXGI

(「2017年4月1日東京地裁部総括判事、2019年内閣官房内閣審議官などを経て、2020年10月26日東京地裁部総括判事」(上記Wikipediaの一部抜粋)=首相官邸と裁判所が「人事交流」をしているのが見て取れる。こういうことを平気でやっているから今回のような判決が出てくることになるのだ。ところでこの人事異動から見て、「東電株主代表訴訟2012年提訴、2022年7月に1審判決」なので、朝倉佳秀がこの裁判の裁判長に就任したのは2020年10月以降ということか? 東京地裁部総括判事から内閣官房内閣審議官に出向し、再び東京地裁部総括判事に戻ったというところが気になる。内閣官房に行って何を「相談」していたのか?:田中一郎)

私が東電株主代表訴訟での朝倉佳秀裁判長の判決を「ヤラセ」(茶番)だと感じた契機は、下記の東京地裁での「東芝株主代表訴訟」での判決だった。同氏は東芝の株主代表訴訟に於いても裁判長をやっていたそうだ。そしてこちらの判決では、下記の月刊誌『FACTA』記事にもあるように、かつての東芝幹部たち(被告)の、会社を事実上つぶすまでの放漫経営と(最大の要因はアメリカの原発メーカーであるウェスチングハウス(WH)を破格の値段で買収したこと)、その結果、極度の経営不振に陥った会社の決算を粉飾するという大罪を、具体的にほとんど認めることなく、わずかの賠償を命じただけで終わらせた(2審では全面無罪)。もし朝倉佳秀が「正義の味方」の良識のある裁判官なら、東芝に対してこんな甘い判決は出すはずがないと、私は思ったのである。ということは、東電株主代表訴訟の方は、多分に政治的に動いた結果なのではないか、と想像力を働かせたのだ。

◆(別添PDFファイル)東芝の「巨悪」を逃がす大甘判決(『FACTA 2023.5』)
 https://news.facta.co.jp/article/202305003.html

(『FACTA』は通販の月刊誌なので、図書館等でご覧になるか、定期購読されてください)
 https://facta.co.jp/outline/

そして、その私の判断の是非は、東電株主代表訴訟の高裁での控訴審の判決の結果で明らかになるだろうと考えていた。恐らく私は原告が敗訴するだろうと思っていたし、2審判決までのこれまでの各地での原発関連の裁判での判決の状況を見る限りでも、司法・裁判所などにはもはや期待できないと思っていたので、6/6の東電株主代表訴訟2審判決は「予想通り」となった。そして、如何に「予想通り」とはいえ、怒りがこみあげてきて、それを押しとどめるのに苦労をした次第である。

福島原発事故関連の裁判では、以前にも申し上げたことがあるが、①東電刑事裁判(最高裁まで行って3審とも原告敗訴)、②東電株主代表訴訟(今回2審で敗訴=上告予定)、各地の福島原発事故損害賠償裁判(2023年6月17日の最高裁判決での原告敗訴以降、原告敗訴が下級審で続く)、原発事故後の国や自治体の放射線防護政策のひどさを追求する裁判(「子ども脱被ばく裁判」と「井戸川裁判」=うち前者は最高裁まで行って3審とも敗訴、「井戸川裁判」は来たる2025年7月末に第1審の判決が予定されている=情勢は厳しい)、原発メーカー訴訟(早々に原子力損害賠償法(=違憲)を根拠に3審とも原告敗訴)、といった状況にあり、一部を除いて、ほぼ全部で被害者側・追及する側の敗訴となり、日本の司法・裁判所は、福島原発事故の責任とその償いを加害者=東京電力や事故責任者=国に「取る必要はない」と言い放ったわけである(東京電力による被害者への賠償は、基本的に原子力損害賠償法に基づく「無過失責任」によるもので、この法律のこの「無過失責任」条項も間もなく葬り去られようとしていることを忘れてはならない)。

(東京電力の責任を認める判決もあるが、責任を認めても、それで賠償金額が増えるわけではない=被害者をバカにしていると思われるような「スズメの涙」にもならないような「はした金」で、裁判所は全ての損害賠償裁判で原発事故被害者を切り捨てた=いわば今世紀最大の人権侵害が私たちの面前で展開されているということだ。私は体が震えるほどの怒りを感じるし、明日は我が身で、今度は自分が原発事故により同様の悲劇に見舞われ、国から切り捨てられるだろうと想像し、更に怒りと恐怖が増していく状況である。この国はいったいどうなってんだ!!)

さて、今や戦後最大どころか、世界最大規模の「刑事犯罪巨大原発事故」について、その責任や償いを無罪放免してしまった日本の司法・裁判所のおかげで、今後どのような影響が出てくるかを、今思いつくところで個条書きにしておく。

一連の原発関連裁判の不当判決の積み重ねにより、日本の司法・裁判所は「邪悪を追認する反社会的勢力に転落した腐敗司法」となったわけで(「腐敗」については下記で簡単に説明します)、その結果日本は「法治国家」から「放置国家」となって、権力巨悪の犯罪はますます増長してはびこるようになり、悪貨が良貨を駆逐していく腐敗堕落の没落を経て、やがて再びの原発過酷事故などにより(他に対米隷属戦争がある)滅亡していく羽目になるであろうということだ。まさに福島原発事故が「第二の敗戦」のごときありさまとなり、誰もこの原発の手抜き管理による破局事故の責任を取らず取らせず、被害の賠償も保障も事実上棚上げにされていく。被害者は、まずは財産的に決定的な打撃を受け、続いて恒常的な低線量被ばく(外部被曝・内部被曝)による深刻な健康被害も現れ、その結果、加害者=東京電力や事故責任者=国からは、きちんとした償いも補償も受けることなく切り捨てられて、闇から闇へと葬られていくであろうことが推測される。

これはまるで80年前のアジア太平洋での侵略戦争で大日本帝国が犯した戦争犯罪(例:中国大陸での「三光作戦」やシンガポール華僑知識人の大量虐殺=リクアンユー自伝にも出てくる)について、誰も何一つ責任を取らず、ただ日本を占領した米国を中心とした連合軍による軍事裁判のみが実施されただけに終わった、あの時とそっくりの展開になってきた。

(先の大戦当時、空襲を受けた都市では、逃げる人間は非国民とされ、集団でバケツリレーで消火活動を行えという強制が行なわれ、それによりたくさんの人々が空襲の犠牲となった=翻って福島原発事故では、放射線被曝を回避するため福島県から避難した人々に対して、加害者側の権力がバッシングを行い、そのちょうちん持ちたちが避難者を非国民扱いし、被害者が事故後に更に社会的被害を受けるという事態が現出している。そして日本の司法・裁判所は、ここでも被害者の人権を守るどころか、加害権力側の追認者となり、もう1人の「ちょうちん持ち」ヨロシク、被害者を叩く「ちょうちん判決」を出し続けているのが今日の状況である。私は、この国のかような弱者・被害者踏みつけの在りようを耐えがたいと感じている。)

従って、私の結論はこのメールの表題に書いた通りである。「裁判所での闘争から裁判所に対する闘争に切り替えましょう」=そのココロは、日本の司法・裁判所をいったん叩き潰し、改めて「まともな裁判官・検察官による、まともな司法・裁判所・検察を創り直しましょう」ということです。そのやり方を下記にまとめておきました。そこにも書いていますが、今回の東電株主代表訴訟2審判決の裁判長・裁判官どもを含め、およそ巨悪を見逃し、罪なき無垢な被害者を踏みつけにする、極悪判決を下した裁判官どもは、時効なしの「裁判官弾劾裁判」にかけ、司法界のみならず法曹界から永久追放(第二次公職追放)する必要があると考えています。司法権力を濫用してロクデモナイ判決を濫造する裁判官どもに対しては厳罰を持って臨むべし、これが私の結論です。裁判所は不当判決の屁理屈製造所ではないのですから。

◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html


 <(今のままの司法を続けた場合の)今後予想されるこの国の進路>

(1)今日の司法・裁判所は様々な方面でロクデモナイ判決を濫造し、日本社会の破壊に大きく寄与している(その例を下記にいくつかご紹介している)ため、日本の法治主義は形骸化し、権力や財力のあるものが好き勝手をやる社会が次第にできてくる。支配権力の周辺にいる巨悪の犯罪者は裁かれず罰せられず、無実の人が冤罪で裁かれ処刑されていく、この無残なサカサマ事態が今以上に広がるだろう。

(2)原発・核燃料サイクルについて言えば、福島原発事故のような過酷事故を引き起こしても、何らの責任を取らされるわけではないので、今以上に経営や原発管理は弛緩して放漫丸出しとなる。やがて第二の原発・核燃料サイクル施設過酷事故を引き起こして、日本列島は悲惨な放射能汚染状態に沈み、同時に際限のない円安や株安などを招いて経済的にも破綻、大半の国民は、安全に住むところもなく、安全な食べ物や水もなく、地獄の状態に放り込まれることになるだろう。

(3)福島原発事故により環境放出された大量の放射能に対する環境規制も進まず(規制せよという訴えは、今のところことごとく裁判所で排除されている)、低線量放射線被ばくによる健康障害の晩発的発現が、今後大きく懸念される。しかし、今日の司法・裁判所をこのままにしておく限り、福島原発事故による健康被害は、ほんの一部の例外を除いて公式に認められることはなく、被害者は時間の経過とともに切り捨てられ、闇の中に葬られていくことになるだろう。福島原発事故の次に来る原発過酷事故の場合も、福島原発事故以上にデタラメな方法で放射能汚染や放射線被曝被害が隠蔽され、同様の国家犯罪が継続されることになる(既に原子力「寄生」委員会・「寄生」庁により、過酷事故時の初期被ばく隠蔽のための対策が次々と決定されている状態だ:例 「スクリーニング」の新たな決まり)。

もう一度、申し上げる。「日本の邪悪を追認する反社会的勢力に転落した腐敗司法を許すな!=裁判所での闘争から裁判所に対する闘争に切り替えましょう」=司法権力濫用の館=日本の裁判所を叩き潰せ!!


2.(腐敗)原子力ムラと一心同体化している5大法律事務所と癒着し、人的交流などで団子状態となった日本の裁判所

◆(報告)「大手法律事務所に支配される最高裁!東電刑事裁判で改めて問われる司法の独立」(後藤秀典さん:福島原発刑事訴訟支援団)(2)「(第50回)福島県民健康調査検討委員会」:小児甲状腺がん悪性370人- OurPlanet-TV- いちろうちゃんのブ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/02/post-866608.html

(関連)ルポ司法崩壊-後藤秀典/著(地平社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034733907&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)(腐る日本の司法・裁判所&原子力ムラと団子状態の法曹界)6.17福島原発損害賠償訴訟で民訴法違反の原告敗訴判決を下した最高裁裁判長=菅野博之が、関連裁判被告東電の弁護代理人法律事務所に天下り(他にも多数の事例)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-b3e3cc.html

(この617判決では、三浦守裁判官の少数意見というものが付いていました。三浦守という最高裁判事は元検察官だった人物で、私は同氏の在任中の詳細は知りませんが、この世界に詳しい人に言わせれば、あの少数意見のような社会正義の判決文を書くような人間とは思えないのだそうです。私はこれも「ヤラセ」(茶番)の一種だと見ていて、その狙いは原告(原発事故被害者)及び原告応援団の「ガス抜き」だったと見ています。何故なら、この三浦守は、下記の「子ども脱被ばく裁判」の上告をケンモホロロに棄却した時の最高裁の裁判長で、かような人物があのような立派な判決文を書くわけがないと判断しました。「子ども脱被ばく裁判」の1審福島地裁(遠藤東路裁判長)、2審仙台高裁(石栗正子裁判長)における判決文はいずれもひどいもので、かような判決文を許せば、また再び同じことが起きるであろうと思わせる、最悪の判決でした。高裁への差し戻しくらいを命ずるかと思いましたが、そんなことはお構いなしで、三下り半の判決文により棄却しています。

(関連)「子ども脱被ばく裁判」上告棄却に怒りを持って抗議:このままでは同じことがまた起きる=福島原発事故により子どもたちが被ばくするのを防ぐ何らの措置も取らないどころか、放射能の危険性をごまかし、被害を隠蔽し続ける政府・福島県・自治体- いちろうちゃんのブロ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-1f29a8.html

(関連)最高裁の「棄却」決定に抗議します!-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2024/12/blog-post.html


3.(メール転送です)東電刑事裁判、最高裁の上告棄却決定 & それに対して抗議する声明(福島原発告訴団)他 福島原発事故の責任を誰も取らない・取らせないこの国の異様と異常、最高裁以下、日本の司法・裁判所を解体せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-03bdc8.html

 <田中一郎コメント>

 福島原発事故をめぐる裁判の中でも、脱原発派の注目は、この東電刑事裁判に最も集まったが、しかし、原発事故防止の観点からは、東電刑事裁判よりも東電株主代表訴訟の方が「実効性」が高く重要である。もしも東電株主代表訴訟の1審判決がそのまま確定して今後もその判決に従うことになれば、原発運営電力会社の幹部どもが、今のままの原発手抜き管理を続けて過酷事故を起こせば、全財産をもってしても償いきれないほどの巨額の(兆円単位の)賠償金を取られるということになるので、おのずと原発運営から離れるか、原発を続けるにしてもその安全管理には万全を尽くすだろうからである。13兆円などという金額の賠償金を、株主代表訴訟に備えての経営者損害補償保険でカバーすることも不可能である。有罪判決が出ても、執行猶予付きか、厳しくても数年程度の実刑判決となるであろう刑事裁判などよりも、株主代表訴訟の方が、原発経営者にとっては大きな脅威であるからだ。しかし、いずれにせよ、日本の司法・裁判所が、原発過酷事故から国民と国土を守るまともな組織だったら、東電株主代表訴訟も東電刑事裁判も原告勝訴の判決で終わっていただろうと思われる。まともでない裁判所などは、この日本には要らない。


4.提訴報道で名誉毀損〜OurPlanet-TV敗訴
 https://www.ourplanet-tv.org/50974/

(下記はメール転送です)
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OurPlanet-TVの報道が名誉毀損であるとして、社会学者の開沼博氏がOurPlanet-TVを訴えた裁判は、本日14時判決をむかえ、東京地裁は原告・開沼氏の訴えを認める判決を下しました。

大寄麻代裁判長は、OurPlanet-TVの配信している記事と動画について、原告の社会的地位を低下させたとして名誉毀損の成立を認め、OurPlanet-Tに55万円の支払いを命じました。

News「提訴報道で名誉毀損~OurPlanet-TV敗訴」
https://www.ourplanet-tv.org/50974/

OurPlanet-TVとしては、この判決は、報道機関が第三者の声を伝えることによって成り立っているという前提を理解しない、極めて問題のある判断であると考えます。

OurPlanet-TVとしては控訴を検討中です。みなさまからの財政的なご支援を、心よりお願い申し上げます。
https://www.ourplanet-tv.org/topics/45791/

*判決文
 https://www.ourplanet-tv.org/wp/wp-content/uploads/2025/06/hanketsu20250606.pdf

*東京地裁判決に対するOurPlanet-TVの声明
 https://www.ourplanet-tv.org/wp/wp-content/uploads/2025/06/seimei20250606.pdf

(中略)

判決をうけての報告会を、小川隆太郎弁護士、ジャーナリストの金平茂紀さん、七沢潔さんとともに行います。

*判決報告会 ※ハイブリッド開催
 https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_RpweKKCDQqaxIOG_kbRu5w

引き続き、本訴訟にご関心をお寄せいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いします。
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(この判決も許しがたいデタラメ判決だ。こんな判決がはびこれば、この国の言論・表現の自由は踏み潰され、報道の自由も妨害されて、さながら、かつての旧ソ連・東欧諸国や、今日の中共中国・北朝鮮のようになってしまうだろう。後先見極めずに、何という愚かな判決を下すのか。そもそも日本国憲法違反の判決である。自己保身あるいは支配権力忖度だけで判決を書いてくるのなら、裁判官など辞めちまえ! この判決を下した大寄麻代裁判長以下、3人の裁判官も、弾劾裁判の上で公職追放だ。:田中一郎)


5.「JAL123便ボイスレコーダー公開請求」裁判は最高裁まで3審で敗訴

(下記はネット検索の結果です)
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 1985年の日航123便墜落事故に関するボイスレコーダー(音声記録装置)とフライトレコーダー(飛行記録装置)の生データの開示を求めた裁判において、最高裁判所は上告棄却および上告受理申立の不受理を決定しました。これは、遺族が日航に事故機の記録開示を求めた訴訟の最終的な判決です。

◆訴訟の背景:
 1985年8月12日、日航123便が御巣鷹の尾根に墜落し、乗客乗員520人が死亡しました。

◆遺族の主張:
 遺族は、夫や家族を亡くした遺族として、事故原因を明確にしたい、夫や家族がどのように死に至ったかを知りたい、プライバシー権に基づき事故機のデータを開示請求できると主張しました。

◆裁判経過:
 1審の東京地裁では、遺族の請求が棄却されました。
 2審の東京高裁でも、1審の判決が支持され、遺族の請求が再び棄却されました。
 最終的に、最高裁判所も上告を棄却し、裁判は終結しました.

◆裁判所の判断:
 裁判所は、ボイスレコーダー等の記録は個人情報に該当しない、プライバシー権に基づく開示請求は認められない、日航に事故原因の解明への協力義務はないなどの理由で、遺族の請求を棄却しました.
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(史上最悪の犠牲者数を出した日航ジャンボ123便の墜落は、事故ではなく「事件」だった。その大きな根拠となりうる同機のボイスレコーダー&フライトレコーダーの公開請求裁判が、3審でことごとく、説得力のある理由もなく原告敗訴となっている。自衛隊の練習用ミサイルで撃墜された疑いが濃厚の、この日航ジャンボ123便の墜落は、ミサイルが当たった垂直尾翼が相模湾に落ちて沈んでいて、その場所もわかっているのに引き上げようともしない、そのおかしさとともに、ボイスレコーダー&フライトレコーダーの隠蔽とともに、国家犯罪として闇から闇へと流されようとしています。政治の力で食い止めましょう。それがせめてもの犠牲になった方々への供養でもあります。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)日航ジャンボ機を撃墜したとの疑いがある自衛隊練習用ミサイル(青山透子『日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす』河出書房新社)
 https://drive.google.com/file/d/1ZLrPQ-FNAV9I_FwIVBFxIFM6pyU0-3W7/view?usp=sharing

(関連)(必読新刊書)JAL裁判 日航123便墜落事件-青山透子/著:何故ボイスレコーダーは公開されないのか!? 日航ジャンボ123便は「墜落」ではなく(陸自の練習用ミサイルによる)「撃墜」だったという疑いが濃厚- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-25c2a1.html

(関連)青山透子氏著書 一覧
 https://qr.paps.jp/TIZv7

(関連)マンガ誰も書かない「真実」日航123便はなぜ墜落したのか-森永卓郎著 青山透子監修 前山三都里マンガ(宝島社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034632441&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)日航123便はなぜ墜落したのか 水島朝穂早稲田大学教授
 http://www.asaho.com/jpn/bkno/2010/0809.html

(関連)日航123便墜落ー真相究明に政治の言論封殺 「紙の爆弾」雑誌にインタビュー掲載中 - 青山透子公式サイト 日航123便墜落の真相
 https://tenku123.hateblo.jp/entry/2025/06/06/012949


6.砂川事件裁判長の「不適切行為」を認めた判決なのに… アメリカ側への情報漏えい訴訟、原告が敗訴に憤り:東京新聞デジタル (控訴審判決です=現在、最高裁に上告中)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/383046

(関連)(別添PDFファイル)日本は独立国家なのか、日米安保・地位協定体制と砂川最高裁判決の「黒い霧」(吉田敏浩『サンデー毎日 2025.6.15,22』)
 https://www.yodobashi.com/product/100000086602816064/

(関連)日米安保と砂川判決の黒い霧 - 吉田敏浩著 彩流社
 https://www.sairyusha.co.jp/book/b10015508.html

(田中耕太郎最高裁長官による不公正な裁判により、歴史的な銘判決だった伊達(秋雄)判決は権力的に葬り去られました。その理不尽さについての解説は上記の吉田敏浩氏の著書をご覧になっていただければと思います。「統治行為論」などという「憲法判断回避=違憲立法審査権行使からの逃亡」を合理化した、全くバカバカしいまでの屁理屈がこの時に生まれ、戦後日本の司法は、日本国憲法の下で、この時に死んだのです。今日の司法・裁判所は、その屍が生き続けて国民弾圧と巨悪を追認する「ゾンビ司法」として、今もなお機能し続けています。有権者・国民は、まずもってこれを完璧に退治する必要があるのです。砂川裁判は戦後日本の司法・裁判所の堕落の原点です。:田中一郎)


このほかにも、日本の司法・裁判所は、様々な分野で、山のように不当判決=ガラクタ判決を大量に濫造し、日本社会の破壊行為を追認、今日の日本の没落に大いに寄与しています(その代表格が、上記の原発関連裁判であり、各種スラップ訴訟であり、安保法制違憲訴訟であり、JAL裁判であり、砂川裁判国賠訴訟であり、生活保護費削減違憲訴訟などです)。この日本破壊勢力に属する反社会的組織=日本の司法・裁判所を一刻も早くぶっ潰し、ここを占拠している腐ったヒラメ裁判官どもを「第二次公職追放」にして、本当の意味で法治国家と日本国憲法、そして平和と国民主権と基本的人権を守る、新しい「ホンモノの裁判所」を創っていきましょう。主権者は私たちです。その気になればできないはずはないのです。
草々

2025年6月 3日 (火)

(他のMLでの議論)野田佳彦「脱憲反民主党」を野党第1党から降ろし、「三本の矢」(れいわ、共産、社民・新社)を軸とする新たな「市民リベラル(ホンモノ)」党派を立ち上げ、「世直し」勢力総結集で政治を大きく変えていきましょう

前略、田中一郎です。
(他のMLでの議論です)


1.(5.27)「共同テーブル」集会(第16回シンポ動画公開 : 私たちが実現を望む政策はこれだ!)での私の発言
 https://www.kyodotable.com/
 https://www.youtube.com/watch?v=9ondXFyWO4Q&t=6168s

 1時間44分あたりのところで私から発言をいたしましたが、発言途中でさえぎられ、申し上げたかったことが全く伝わっておりません。改めて下記に簡単に申し上げようとしたことを箇条書きにしておきます。また、5月29日開催の「新ちょぼゼミ」でも若干の時間でこの件について話しておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。

◆(5.29)「新ちょぼゼミ」(最初の6分30秒くらいのところから数分間)
 https://www.youtube.com/watch?v=7hfY6NOMptk&t=399s

 <私の発言の主旨>

1.野田佳彦「脱憲反民主党」を野党第1党から降ろし、「三本の矢」(れいわ、共産、社民・新社)を軸とする新たな「市民リベラル(ホンモノ)」党派を立ち上げ、「世直し」勢力総結集で政治を大きく変えていきましょう。狙いは「日本政治の対立軸=争点の明確化」です。

(1)馬鹿な大将、敵よりこわい

*アベスガキシダイシバ自公政権が国会に出してくる大半の「戦争準備法」や「新治安維持法」の多くに賛成(最近では「経済秘密保護法(SC法)」や「能動的サイバー防御」法に賛成)。また、対米隷属的態度は自公政権とほとんど変わらない。
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2025051600923&g=pol

*原発再稼働を容認し、いつまでたっても脱原発に着手しようとしない(例:脱原発を具体的に実施する各法の案(脱原発ロードマップ)を提示せず基本法案のようなものを作って事実上の棚上げ、他方で、原発再稼働を容認する発言が相次いでいる)

*国家財政や大企業の利益を国民生活に優先させるような経済関連法や経済政策を持ち込んだり(消費税減税については野党の中で唯一最後まで抵抗)、国民生活向上の経済政策を展開するのかどうかも怪しい限り(2009年政権交代の反省なし)。

*「失敗団子3兄弟」の泉健太、枝野幸男、野田佳彦と、「刺身のツマ」のような新米議員である吉田晴美の4人で「茶番の代表選挙」を展開(最初から野田佳彦か枝野幸男かの選択であることが党内では自明だった=吉田晴美に支持者を融通していた)。有権者・国民をバカにしているのではないか。こんな代表で選挙に勝てるわけがないのに、自己都合だけで代表を決める愚かなことを繰り返す。

*2009年の「口先やるやる詐欺」政権交代から約15年が経過したが、選挙では敗北を続け、今もまだ得票を増やして政権の奪還できるような雰囲気は全くない。それでいて小選挙区制に固執したり、与党の自公政権と馴れ合いをやり「御しやすい野党第1党」(山本太郎氏)と言われたり、対決すべき相手である「日本維新の会」と選挙協力をしてみたり(小沢一郎氏が仕掛け人)、御用組合「連合」の「下僕」のような態度でいたりと、野党第1党にはふさわしくない愚かなことを繰り返している。

◆衆議院選挙2024 選挙結果 -衆院選- NHK
 https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/

(立憲民主党は得票を増やして議席増となったのではなく、従来、自民党や公明党に投票をしていた有権者が棄権したか国民民主党に投票したため、小選挙区マジックで浮上して議席を増やしている。この選挙を立憲民主党の勝利と見るのは甘い。)

(2)新たな「市民リベラル(ホンモノ)」党派の「四本の柱」の政策

*積極的日本国憲法主義(国民主権、徹底平和主義、基本的人権、三権分立、地方分権自治)

*再稼働ナシの脱原発・核燃料サイクルは即時廃棄

*国民生活最優先の経済政策(①セイフティネットの拡充(生活保障制度)、②労働力政策の抜本的改革(働く人が主役)と失業対策の拡充、③地方再生と農林水産業の復興、④子育て支援と保育・教育、⑤老人及び身障者の介護、の5本の重点政策)と、税財政の抜本改革(大軍拡予算の中止と、税金を払わない4悪を退治、消費税はまず減税他)

*「政治とカネ」問題の最終解決と選挙制度の抜本改革(少なくとも衆議院は小選挙区制から完全比例代表制へ)

(関連)(レジメ)税制改正のポイント(田中一郎 2025年4月17日)
 https://drive.google.com/file/d/1D36HEQLpc8Tw9pnXHxW3jLDOLZTEN89D/view?usp=sharing

(3)新たな「市民リベラル(ホンモノ)」党派の「三本の矢」

 山本太郎「れいわ新選組」、日本共産党、社会民主党・新社会党の3党が軸となるべく、強力な政治協力体制を敷き、WINWIN関係を前提に選挙協力や国会内での統一会派など、具体的な政治行動で日本政治の抜本改革を目指す先頭に立つ。立憲民主党リベラルや沖縄の風など、3党以外のリベラル政治家とは、党派ではなく固有名詞で個々に協力関係を築く。政権獲得後は山本太郎氏(「れいわ新選組」)が総理大臣候補となるのが自然(若い世代を中心に支持層を拡大していることがその理由)。

*山本太郎「れいわ新選組」と日本共産党はケンカをやめてください。

*山本太郎「れいわ新選組」は「オレサマ」型単独行動主義をやめ、連立政権を前提とする野党協力共闘の先頭に立て。

*来たる今夏の参議院選挙では、定数1~3人の選挙区に於いて道府県域を越えた選挙協力を実現し、各党候補者乱立による共倒れを回避していただきたい。(選挙協力は「三本の矢」以外のリベラル議員とも個別に対応を検討(立憲民主党は当面は道府県域越えの選挙協力は困難か?=だからこの党はダメなのだ)。また、その次に来る衆院選でも同様で、小選挙区での選挙協力だけでなく、比例区がブロックで細かく刻まれてしまっていて死票が多いため、更に進んで「比例区にオリーブの木方式」の導入も検討されたい)

(関連)石破自民「参院選戦略」ダダ漏れの体たらく…流出の“内部資料”では野党共闘をピリピリ警戒|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372656


2.鈴木国夫さんからのメール

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質疑と応答(立民は譲るべきは譲って、野党をまとめ政権を目指すべし)

「新しい戦前にさせない」連続シンポジウム第16回 (5/27)
参議院選挙でも与党過半数割れ 次の衆議院選挙で政権交代を目指して!  私たちが実現を望む政策はこれだ! の動画がアップされました。映像も、音声もクリアで、主催者の努力に感謝します。
 https://youtu.be/E3rw27FZTOI

53分 司会者の清水雅彦先生が、鋭い直球質問をしました。「立民は譲るべきは譲って野党をまとめ、政権を目指すべき。なんで偉そうなのか」「共産党は1人区で競合候補を出している」。この質問に対して、続けて立憲民主党の落合貴之 衆議院議員と日本共産党の吉良よし子 参議院議員が答えていますのでご覧ください。

【注釈】実はこの「なぜ共闘しないのか」という問いに対する答えは、東京の10年間の市民と野党の共闘の積重ねが「やれば出来る」と実証しています。共闘以前の2014年に東京の小選挙区で当選出来たのは、長妻さん1議席だけでした。それが2024年には15議席獲得まで前進しています。
 http://tunagu2.jimdo.com/

落合議員も、共闘により小選挙区(世田谷)当選した一人です。また共闘で当選した手塚よしお議員は、東京都連の幹事長として東京全域を調整する推進役となっています。その流れは定着しており、今回の都議選でも1から3人区の予定候補者は、競合しないようかなり調整されています(次の課題は相互応援です)。立民、共産だけではなく、下記の少数会派も一本化枠組みに入っています。

・北多摩第二選挙区  東京・生活者ネットワーク 岩永 やす代
・小金井市選挙区   緑の党グリーンズジャパン(無所属)漢人あきこ

中央レベルで出来ていない共闘を、東京地域で先駆けて出来ている大きな要素は、各種の困難を乗り越える市民と各党の努力の積重ねであると思います。質疑司会の佐高さんが「頑張っている議員を責めることはしてはいけない」と言っておられましたが、頑張る議員を応援し、増やすことが市民が出来る有効な方策と考えます。

初登壇の、参議院選予定候補者、社民党の西さん、新社会党の甲斐さんもそれぞれのキャラを発揮されています。また、後半では、会場からの質問で「新しい市民党をつくったらどうか」「汚染土の東京での実証実験への態度表明を問う」等の質問も出て、それぞれ登壇者が答えています。

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日時  5月27日(火)1 文京区民センター3A
主催  共同テーブル

第1部 私たち(共同テーブル発起人)が望む政策

杉浦ひとみ(弁護士)「選択的夫婦別姓問題など女性問題」
竹信三恵子(和光大学名誉教授)「非正規雇用問題などジェンダーと労働問題」
白石孝(官製ワーキングプア研究会理事長)「民間委託・民営化など自治体問題」
佐高信(評論家)「原発問題」
纐纈厚(山口大学名誉教授)「現在の国際情勢から考える平和問題」
清水雅彦(日体大教授)「教育問題」

第2部 立憲野党はどう受け止めたか   コーディネーター:佐高信

立憲民主党(落合貴之・衆議院議員)
日本共産党(吉良よし子・東京選出参議院議員)
社会民主党(西みゆか・参議院選挙東京選挙区予定候補者)
新社会党(かい正康・参議院選挙社民党比例区予定候補者)

補足:音声は大事です。主催者であれば、別マイクをテープ止め、
または音声出力接続によりクリアな録音が可能です。
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2.私(田中一郎)からの発信メール その1(一部加筆修正)

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立憲民主党なんぞを総大将にしていても、日本の政治は微塵も変わらない

今、ゆっくり論じている時間がないので、簡単に書いておきます。
もし、ある程度人数が集まるのであれば、座談会のような市民の会を設けてもいいですが、その場合、何人ぐらいの方が参加されますか? ご一報ください。

(昨日の「新ちょぼゼミ」で少しだけしゃべっています。下記VTRと、その時のホワイトボードをご覧ください。)
 https://www.youtube.com/watch?v=7hfY6NOMptk

(1)立憲民主党なんぞを総大将にしていても、日本の政治は微塵も変わらない。

(2)東京の衆議院小選挙区では、比較的うまくいっているという感覚があるのでしょうが、それは「部分最適」にすぎない。

(3)立憲民主党、日本共産党、社会民主党・新社会党は、日本全国に目をやれば「総負け状態」(原因はそれぞれの党のオウンゴールによるものが大半=少なくとも、没落・滅亡へ向かう最大の原因である政治を根本転換できていない)。

(4)そんな中、躍進しているのは山本太郎「れいわ新選組」のみ、何故、山本太郎「れいわ新選組」が左翼・左派・リベラル衰退の中で一人躍進しているのか、理由を考えたことがあるか? 何故、山本太郎「れいわ新選組」を中心に左翼・左派・リベラルはまとまろうとしないのか?(犬ザル関係にあった自民と公明が連立を組んで20年以上、政権への固執というか、政権を握って政治を転換しなければいけない、という「絶対的な危機感・使命感」が今のリベラル系野党にはない・感じない)

(5)立憲民主党なんぞを総大将にしていても選挙には勝てないし(東京は例外)、仮に奇跡的に勝ったとしても、再びの「口先やるやる詐欺」のようなことをやり、2009年政権交代の時と同じようなことになるのは必定(いや、もっとひどいことになる)。バカバカしくて応援などしておれるか! ということ。

(6)その東京でさえ、この前の都知事選挙の際に、手塚仁雄(野田佳彦派)をはじめ、立民幹部たちによる「世直し」市民排除の経験をさせられたことをもうお忘れか? 1月開催の市民主催の第1回総決起大会には、立民幹部は誰1人来なかった。お忘れか?

(7)結論=新しい市民政党・党派・政治団体を立ち上げ、「れいわ新選組」+日本共産党+社会民主党・新社会の3党を軸にして、市民を含む「世直し」勢力が結集、立憲民主党に代わって野党第1党の議席を獲得し、ホンモノの「世直し」を実現させる。ホンモノとは、①再稼働ナシの脱原発、②積極的日本国憲法主義、③国民生活最優先の経済政策、④公職選挙法・政治資金規正法・選挙制度の抜本改正、の4つを柱とすることを意味。立民のうち、リベラル議員は、タイミングを見て合流すればいい。ねらいは、政治の対立軸をはっきりさせること、日本の没落・滅亡を防ぐための政治方針を明らかにして、自公維国+野田佳彦「脱憲反民主党」らの日本破壊勢力との対決色を明確にする。総理大臣候補は山本太郎。

(8)危機の時代に、優柔不断のまま、従来の政治迷走にしがみつき、合従連衡を組み立てている限りでは、諸悪の根源である日本の政治を転換させることはできず、近未来に(大日本帝国のごとき)「第二の滅亡」が待ち構えている。

(これが優柔不断がもたらす1つの失敗事例です)

日本学術会議の政府御用代理人をやっていた4人の日本学術会議元・現会長が、アカデミズム抹殺法案が可決される寸前になって、まるでアリバイ行為のごとく「私たちは日本学術会議法案に反対でーす=私たちはリベラルでーす」などと声明を出している。アホか! という話だ。お前らが会長だった時代に、お前らが覚悟を持ってキチンと行動していたら、こんなことにはなっていないし、仮に法案が可決されたら、お前らが中心になって「本家日本学術会議」を創立して、アカデミズムを死守すればいいのだ。闘いもしないで、のほほんといい加減なことをやってきた、この4人こそ、日本学術会議と日本のアカデミズムの正体を現していると言える。そして、法案がどうなろうとも、この連中の態度は変わらない。

追い詰められてから、立憲民主党じゃダメだったんだ、などと騒いでももう遅い!! 決断するのは今しかない。立憲民主党は野党第1党から降りてもらいましょう。
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3.Iさんからのメール

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皆さん、田中一郎さん

今大切なのは、「インド・ガンディーの非暴力・不服従」ではないですか。結果を重視せず、行動することでしょう。ガンディーの思想は憲法九条の実現です。 今の世界は大国が小国を利用している時代です。国連も総会が実権を握らないと世界平和は来ないようです。
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4.私(田中一郎)からの発信メール その2(一部加筆修正)

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Iさん、もう少し具体的に想像してみてください。

容易ではありませんが、働いている組織をクビになっても、左遷されても、不服従を貫いたとします。まず、経済的に非常に苦しくなります。

その上で、政治の方は従来と変わりませんから、好き勝手なことをやるでしょう。それで私が心配をしているのは、①原発・核燃料サイクル施設の過酷事故です。今のまま行けば近未来に再び必ず起きます。お約束してもいい。これにより、際限のない円安に食料や物資の極端な不足が発生する可能性が高い。放射能で汚染したものは食べられませんからね。地獄ですよ。不服従していてもラチはあきません。

②戦争です。しかも対米隷属下で、米国の代理戦争のような戦争をして、そして、日本は今のウクライナのようになる。そこで抵抗ですか? 不服従ですか? 非国民扱いされますよ。日本が対米隷属の米国代理戦争に突入した後では不服従や抵抗は非常に困難になるでしょう。

そんなことが起きる前に、日本の政治を変えることに全力を挙げた方がいい。全力を挙げたけれども変わらないとしたら、その時は運命だと思ってあきらめましょう。日本を去るのもいいかもしれません(但し、経済的に余裕がないとできない)。

「インド・ガンディーの非暴力・不服従」は口で言うほどたやすくはありません。原発建設や再稼働を阻止しようとして、「非暴力・不服従」で座り込んだとしても、ごぼう抜きにされて、それでも抵抗すると公務執行妨害で逮捕されます。どうしますか? インドでは、こん棒でぶん殴られて、身体障害者になったり、死亡してしまった人もいたでしょう。ガンジー自身が暗殺されました。

そういう社会にしないように、今、選挙権を行使して頑張る方が、ずっとずっといいに決まっている、と思いませんか?

イヤイヤ、そんな想像をするのは極端だよ、と思われるかもしれませんが、そう思うことは「甘い」=つまり平和ボケ=一種の「正常性バイアス」です。今の日本は、原発・核燃料サイクル施設過酷事故前夜、& 戦争前夜です。何かを契機として、一気に社会の雰囲気が悪い方に変わる可能性が高まっています。そういうことを引き起こさないためには、ホンモノの政治改革のためのホンモノの政権交代が必要不可欠です。

そして立憲民主党が野党第1党では、それはかないません。そんなところを応援しても意味がない、と申し上げているのです。民主民進党や、立民・国民が、応援するに値する政党なら、2009年の政権はあんな形で終わりはしなかったし、その後も、とうの昔に政権交代を実現していたでしょう。15年近くも付き合って応援して、事態はどんどん悪くなり、それでいて立憲民主党は国会でも各種選挙でも運動でも、ろくなことはしない。

ダメなものを応援したところで、ダメはダメ、です。「よりマシ」で選べ、などと、あの立民御用学者の山口二郎が言っていますが、立民は決して「よりマシ」ではないのです。同じ穴のムジナか、より悪い・よりダメ」な政党です。万年負け組で、抵抗している格好をつけているだけです。
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5.再びIさんからのメール

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みなさん田中一郎さん、返信ありがとうございます。

1)容易ではありませんが、働いている組織をクビになっても、左遷されても、不服従を貫いたとします。まず、経済的に非常に苦しくなります。

A1、これは労組問題です。私は労組で永い間役員をやっていました。これは日本共産党が組合分裂させたことです。この分裂より、新入社員は労組に入らなくなり、組合員は激減、非正規従業員は一気増大し、労働運動は確実に後退しました。

2-1)それで私が心配をしているのは、原発・核燃料サイクル施設の過酷事故です。今のまま行けば近未来に再び必ず起きます。お約束してもいい。これにより、際限のない円安に食料や物資の極端な不足が発生する可能性が高い。放射能で汚染したものは食べられませんからね。地獄ですよ。不服従していてもラチはあきません。

A2-1、原発は原爆同様、人類を破滅に向かわせる、創造物です。これに変わる、例えば海水から、水素を産みだす物等を創り出すことでしょう。

2-2)戦争です。しかも対米隷属下で、米国の代理戦争のような戦争をして、そして、日本は今のウクライナのようになる。そこで抵抗ですか? 不服従ですか?非国民扱いされますよ。日本が対米隷属の米国代理戦争に突入した後では不服従や抵抗は非常に困難になるでしょう。そんなことが起きる前に、日本の政治を変えることに全力を挙げた方がいい。全力を挙げたけれども変わらないとしたら、その時は運命だと思ってあきらめましょう。日本を去るのもいいかもしれません(但し、経済的に余裕がないとできない)。

A2-2、田中さんは米軍が去れば、中国が攻めてくる、とお考えですか。これはない、と考えています。これは政治で日中、日韓、日朝の平和共存を成立させることでしょう。この視点がなければ、対米従属は永久に続くでしょう。(米政府はウクライナ・ロシア同様、同じ民族アジア人どうし戦わせようとしています。そうすれば、武器を売り、莫大な利益を上げ続けます)

3)「インド・ガンディーの非暴力・不服従」は口で言うほどたやすくはありません。原発建設や再稼働を阻止しようとして、非暴力・不服従」で座り込んだとしてもごぼう抜きにされて、それでも抵抗すると公務執行妨害で逮捕されます。どうしますか? インドでは、こん棒でぶん殴られて、身体障碍者になったり、死亡してしまった人もいたでしょう。ガンジー自身が暗殺されました。

A3、これはおっしゃる通りです。勿論選挙運動は継続させます。しかし、市民庶民の非暴力・不服従が無ければ、どのような政党が生まれても反動は進みます。(国家とは暴力装置・マルクス)世界中が平和共存を結ばなければ、戦争は無くなりません。

4)そういう社会にしないように、今、選挙権を行使して頑張る方が、ずっとずっといいに決まっている、と思いませんか? イヤイヤ、そんな想像をするのは極端だよ、と思われるかもしれませんが、そう思うことは「甘い」=つまり平和ボケ=一種の「正常性バイアス」です。

A4、私は選挙制度を否定はしていません。

5)今の日本は、原発・核燃料サイクル施設過酷事故前夜、& 戦争前夜です。何かを契機として、一気に社会の雰囲気が悪い方に変わる可能性が高まっています。そういうことを引き起こさないためには、ホンモノの政治改革が必要不可欠です。そして立憲民主党が野党第1党では、それはかないません。そんなところを応援しても意味がない、と申し上げているのです。民主民進党や、立民・国民が、応援するに値する政党なら、2009年の政権はあんな形で終わりはしなかったし、その後も、とうの昔に政権交代を実現していたでしょう。15年近くも付き合って応援して、事態はどんどん悪くなり、それでいて立憲民主党は国会でも各種選挙でも運動でも、ろくなことはしない。

A5.2009年は野田のアホーが解散を許してしまったからです。

6)ダメなものを応援したところで、ダメはダメ、です。「よりマシ」で選べ、などと、あの立民御用学者の山口二郎が言っていますが、立民は決して「よりマシ」ではないのです。同じ穴のムジナか、より悪い・よりダメ」な政党です。万年負け組で、抵抗している格好をつけているだけです。(立憲民主党なんぞを総大将にしていても、日本の政治は微塵も変わらない)

A6、これは同感です。立民の議員にも、野田のアホー状況をいつも言っています。枝野も日米の協力を訴えていますね。これでは防衛費が上るだけで、米国に対する、隷属は深まるだけでしょう。

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(追)みなさん、田中一郎さん、お世話さま
 社民党で立候補される、花岡しげるさんはどうですか。

米軍撤退、恒久平和、この方がとても面白く、ユニークであり、現実的だと思いますが。私は「米軍追い出しは簡単だと思います」。「駐留経費を日本は出しません。よろしかったら、米国にお帰りください」。これでOKです。米軍がいなくなれば、中国は攻めてきません。

日本と戦争すれば、原発60基ある日本は放射能だらけになり、住めなくなり、韓国・北朝鮮・中国等東アジアは放射能だらけになり、住めなくなります。米政府は・「戦争は金儲けのため」でウクライナ・ロシア、イスラエル・パレスチナ、等戦わせ、米国は兵器を売り莫大な収入をあげています。アフガンから引き揚げた米政府は金儲けに路線を変えています。  
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6.私(田中一郎)からの発信メール その3(一部加筆修正)

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花岡さんだけでなく、社会民主党がもっと大きくならないといけません

花岡さんだけでなく、社会民主党がもっと大きくならないといけません。社会民主主義という、21世紀に於いても有効な政治イデオロギーに立脚する政党が、この国から消えてなくなっていいはずはありません。この政党が苦境にあるのは、逆に、社民党のかわりに立憲民主党などという中途半端でご都合主義の政党が一定の勢力を保っているのは、主体的な要因に加えて、日本の有権者・国民がアホウであることの証左の1つです。何回かの選挙の際に(例えば菅直人政権時の2010参議院選挙)、立憲民主党がいやなら、再び自民党に投票せずに社民党に投票しておけば、あの政権交代はもう少しまともに展開したでしょうし、福島原発事故を含む日本の転落はもう少し食い止められたと思われます。

今回の参院選では、辺野古基地建設反対を含め、沖縄を中心に日本の平和を守り、反戦運動を人生をかけて闘い貫いてきた山城ひろじさんが立候補を予定しています。こういう方々が国会で多数の議席を占めることで、日本の政治は大きく変わる可能性が出てきます。

社民党が衰退していった原因は、社民党自身と有権者との、両方に原因があります。それに適切に対応してこなかったことが今日の厳しい情勢をもたらしていると言えるでしょう。政治は良心的であるだけでは勝利することはできず、従ってまた、それを主体的に変えていくことは困難なのです。様々な情報や知識と共に、知恵が要ります。

日本共産党が再び退潮となり(まるで社会民主党のあとを追いかけるように)、「れいわ新選組」が若い世代を中心に支持を伸ばしている、これが何故なのかを、具体的にしっかりと考え抜いて、試行錯誤で取り組むしかありません。その際大事なことは、概ね同じ方向を向き、同じ政策を掲げている、「れいわ新選組」と日本共産党と社民党・新社会の「三本の矢」は、すくなくとも政治情勢が変わってくるまでは、しっかりと結束して、「世直し」政治の先頭に立つということです。ケンカなんかしている場合ではありません。ケンカは自公維国を相手にやっていただきたい。

中途半端な姿勢でアンシャンレジームの似非対決構図にしがみつき、ニセモノ勢力にすがりついて、事態をどんどん悪化させていく、こんなことは過去の歴史を振り返ればいくらでもあるし、直近では、2024衆議院選挙がそうでした。有権者・国民の投票態度が、「政治とカネ」が焦点の選挙であったにもかかわらず、自公に投票する愚か者や、維新・国民に投票する日和見・中途半端が少なくなく、「世直し」勢力も支援の焦点が定まらないままに総花的なスローガンを掲げ、合従連衡のことばかりに執心していました。結果は、従来から自公に投票していた有権者が棄権したため、小選挙区制度という歪み切った選挙制度の下で、得票を増やさないままに野田佳彦「脱憲反民主党」が議席を中途半端に得たということになり、案の定、新議席で構成された国会では、維新と国民が有権者・国民そっちのけのパフォーマンスをやり、野田佳彦「脱憲反民主党」は政治の争点を明確にできないままダラダラと政局を流し続けて、少数派に転落した石破茂自公政権にとっては「御しやすい野党代表」(山本太郎「れいわ新選組」代表)を担い続けているのです。「ゆ党(ゆちゃく党)」を野党などといって虚偽報道する自公政権忖度報道のマスごみのせいでもあります。

こんな政治はバカバカしい、ふざけるな、と思う人が立ち上がり、私が申し上げているように、自公+補完似非野党との対立軸(争点)をはっきりさせる「世直し」新党に、総力を結集して最終決戦に臨んでいく、これが今時点で最も求められていることです。政治はリアリティと機動力がないとダメですから、既成政党を軸にことを始めるのは当たり前のこと。一定の擬制的結集をこなして、政治を大きく変える=日本破壊勢力を破壊する、このことを日本が追い詰められて、にっちもさっちもいかなくなってしまう前にスタートしていく、それが強く求められているのです。いよいよ戦前の社会大衆党と似たような政党になってきた立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」は、歴史のゴミ箱へ消えていただきましょう。ホンモノのリベラルは「三本の矢」党派に結集すればいい。狙いは政治争点の明確化、そして「石の上にも3年」のみならず「世直し」政治活動の上では10年を覚悟してやっていくのです。

それとも優柔不断を続けて、「世直し」市民が歴史のゴミ箱へ消えていきますか?
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7.Iさんから「最後に一言」

 私は「インド・ガンディの優れているところは」「結果を恐れて、行動を自粛してはいけない」。と述べていることです。自称インテリは言葉だけで行動しないことです。
草々

2025年6月 2日 (月)

(報告)(5.29)再開第10回:オルタナティブな日本を目指して 「トランプ政権とこれからの日本」(孫崎享さん:たんぽぽ舎)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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 去る2025年5月29日、水道橋のたんぽぽ舎に於きまして、「再開新ちょぼゼミ第10回:オルタナティブな日本をめざして:トランプ政権とこれからの日本」を開催いたしました。講師をお引き受け下さった孫崎享様にはご多忙のところ、ご無理を申し上げ、ご講演いただきましたことを心より感謝申し上げます。以下、当日のレジメや録画、関連情報などを添付して簡単にご報告申し上げます。

◆(イベント情報)(5.29)再開第10回:オルタナティブな日本を目指して 「トランプ政権とこれからの日本」(孫崎享さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-2f3b02.html

「トランプ政権の特徴は、①敵味方を厳しく峻別し、敵には報復する、媚びる者は優遇する、②短期的米国の利益の獲得を追求するにある。この基本姿勢の下、トランプ大統領は国際関係において次々に提言をする。だが彼にその提言を貫徹するつもりはない。(中略)私は「トランプ大統領は極めて高い知的能力を有する人物」と思っている。彼のアドバルーン的発言と真の狙いとを峻別する能力が問われる。」「米国が同盟国だからと言って特別の厚遇を与える時代は終わった。そして、経済・安全保障面で米国に依存すれば安全が確保され、経済が繁栄する時期は終わった。日本は今、自ら自己の国益を基礎に外交・安全保障政策を考えなければならない時にいる」(以上、孫崎享さん)。米国に第二次トランプ政権が発足し、日本も含めて世界は「大騒動」となっています。今まで対米従属一辺倒だった日本の外交や安全保障について、いよいよ真剣に考える時が来ています。今回は元外務省の孫崎享氏においでいただき「トランプ政権とこれからの日本」をテーマにお話しいただきます。

講師:孫崎享(まごさき うける)さん
東アジア共同体研究所理事・所長。東京大学法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。大学を中途退学し外務省に入省。外務省国際情報局長、駐イラン大使などを歴任。著書『戦後史の正体1945-2012』(創元社)、『朝鮮戦争の正体』(祥伝社)『私とスパイの物語』(ワニブックス)など多数

◆(当日の録画)20250529 UPLAN 孫崎享「トランプ政権とこれからの日本」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=t9U3LjeXiq0
 https://www.youtube.com/watch?v=t9U3LjeXiq0

◆(当日のレジメ)(別添PDFファイル)どうなるトランプの世界第2次政権始動特徴を読み解く(孫崎享)
 https://drive.google.com/file/d/1OBHRveIQUXbcpXmpic-_PLS_7iR0O_x0/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/1OBHRveIQUXbcpXmpic-_PLS_7iR0O_x0/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)(2.19)(簡単なレジメ)立憲フォーラム「トランプ政権とわたしたち=日本の進むべき道」(孫崎享さん)
 https://drive.google.com/file/d/1fA0AedWnwcx79xjIIolStAMixbt2B3bX/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)米・ウクライナ首脳会談が決裂した意味(孫崎享 日刊ゲンダイ 2025.3.7)」
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/368651

(関連)(別添PDFファイル)トランプ政権の政策変更で米国は台湾を「捨てる0」可能性(孫崎享 日刊ゲンダイ 2025.5.23)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372181

(参考)国連憲章テキスト - 国連広報センター
 https://www.unic.or.jp/info/un/charter/text_japanese/

(「第1条(国際連合の目的)第2項 人民の同権及び自決の原則の尊重に基礎をおく諸国間の友好関係を発展させること並びに世界平和を強化するために他の適当な措置をとること」に注目 東ウクライナ問題の解決の基本となる条項:田中一郎)


 <孫崎享さんのご著書>

(1)私とスパイの物語-孫崎享/著(ワニブックス)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034697570&Action_id=121&Sza_id=B0

(2)同盟は家臣ではない 日本独自の安全保障について-孫崎享/著
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034509621&Action_id=121&Sza_id=C0

(3)世界が破壊される前に日本に何ができるか-孫崎享/著 副島隆彦/著(徳間書店)
 https://tinyurl.com/yckjje8z

(4)ゾルゲ事件の正体 日米開戦とスパイ-孫崎享/著(祥伝社文庫)
 https://bit.ly/3XTRK6a

(5)平和を創る道の探求 ウクライナ危機の「糾弾」「制裁」を超えて-孫崎享著(かもがわ出版)
 https://tinyurl.com/5n95ukhu

(6)アメリカは中国に負ける 日本はどう生きるのか-孫崎享/著(河出文庫)
 https://bit.ly/3Je6xUY

(7)アメリカに潰された政治家たち-孫崎享/著(河出文庫)
 https://tinyurl.com/y992k6wb

(8)朝鮮戦争の正体 なぜ戦争協力の全貌は隠されたのか-孫崎享/著(祥伝社)
 https://cutt.ly/JgD79Sr

(9)日本国の正体 「異国の眼」で見た真実の歴史-孫崎享/著(毎日新聞出版)
 https://cutt.ly/FgD75v4

(10)戦後史の正体 1945-2012-孫崎享/著(創元社)
 https://cutt.ly/3gD5flh


 <関連サイト>

(1)日本外交と政治の正体|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2185

(2)孫崎享のつぶやき-孫崎享チャンネル(孫崎享) - ニコニコチャンネル-社会・言論
 https://ch.nicovideo.jp/magosaki/blomaga

(3)孫崎享(@magosaki_ukeru)さん - X
https://twitter.com/magosaki_ukeru?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

(4)トランプ政権誕生と国際情勢の劇的変化
 https://kokuminrengo.net/2025/03/30/post-9736/

(5)米・ウクライナ首脳会談が決裂した意味(孫崎享 日刊ゲンダイ 2025.3.7)」
 https://drive.google.com/file/d/1iiS5aJflyMWqSLXOsI6w3G9-oZQ_xd4n/view?usp=sharing

(6)戦争をさせない1000人委員会・立憲フォーラム2 19院内集会「トランプ政権とわたしたち――日本の進むべき道」―講演:孫崎享氏(元外務省国際情報局長) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=JQ_1HDPZxYM

(7)<社説>多極世界と日本 対米追随外交の転機だ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/388636

(前回)(報告)(9.26)オルタナティブな日本をめざして(第91回)「台湾有事と日本外交・日米同盟」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)(2023年9月26日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/09/post-35d31b.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(再開新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-57c992.html
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草々 

2025年6月 1日 (日)

(報告)(5.29)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その2):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(2)」(田中一郎:たんぽぽ舎)+「コメの値段が高い」を徹底批判します

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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 さる2025年5月29日、水道橋のたんぽぽ舎に於きまして、「新ちょぼゼミ:放射線被曝の基本知識(その2):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(2)」を開催いたしました。以下、当日の資料と録画をアップして簡単にご報告申し上げます。今回の続きは、来たる6/10の「新ちょぼゼミ」(下記参照)の際に、最初の1時間でプレゼンを行いますので、よろしくお願い申し上げます。

◆(予約必要)(6.10)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第11回: 「バイオテクノロジーと現代社会」(天笠啓祐さん:たんぽぽ舎)+ 「放射線被曝の基本知識(その3)」(BY田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-d98ccb.html


 今回以降、放射線被曝問題に関して、これだけは知っておいていただきたいということを、私が知る限りで全部お話しするつもりでおりますので(逆に、私たち一般市民は「被ばく問題マニア・おたく」ではないので、あまり詳しく難解なことは知る必要はない、と考えています。必要最低限のことをお話しするつもりです)、この機会に放射能と放射線被曝のことをきちんと知っておきたいと思われる方はぜひご参加下さい。次回以降は、ところどころで「質問タイム」も入れて、質疑応答を繰り返しながら進めたいとも思っています(すべての疑問に私が答えられるかどうかは定かではありませんが)。よろしくお願い申し上げます。

◆(当日録画)20250529 UPLAN 田中一郎「シーベルトへの疑問」「放射線被曝評価のインチキ」その他 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=7hfY6NOMptk
 https://www.youtube.com/watch?v=7hfY6NOMptk

(必見重要録画)(0-0)追跡!真相ファイル 「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/xncvsv
 https://www.dailymotion.com/video/xncvsv

(国際放射線防護委員会(ICRP)が被ばく防護の基準を、科学的に決めるのではなく政治的に決めているということを立証した貴重な映像です。必ずご覧ください。)

◆(前回)(0-3)(報告)(4.21)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その1):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(1)」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-ef5b7f.html


◆(当日のレジメ)

(1)(別添PDFファイル)MEMO(ホワイトボード:放射線被曝評価のインチキ)(一部修正)(田中一郎 2025年4月21日)
 https://drive.google.com/file/d/1LwwAMHt4WdZ4guOdQ-WLhdSG2bF3fiDO/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/1LwwAMHt4WdZ4guOdQ-WLhdSG2bF3fiDO/view?usp=sharing

(2)(別添PDFファイル)(0-5)MEMO(放射線被曝評価のインチキ:その2)(田中一郎 2025年5月29日)
 https://drive.google.com/file/d/1-ls-iPDylaYlSIW_HppsJ9CFexL_N7mK/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/1-ls-iPDylaYlSIW_HppsJ9CFexL_N7mK/view?usp=sharing

(3)(別添PDFファイル)(レジメ)放射線被曝の評価単位=シーベルトはインチキです(田中一郎 2025年4月21日)
 https://drive.google.com/file/d/10ZFAmj0BV0dwuyhIwuwWrSohZurq6qjY/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/10ZFAmj0BV0dwuyhIwuwWrSohZurq6qjY/view?usp=sharing

◆当日の資料など
(先頭についている番号は私が整理のため便宜的に付けているもので無視して下さい)

(1)(別添PDFファイル)(5)被爆者傷害調査の致命的欠陥と被ばく危険の過小評価(中川保雄『(増補)放射線被曝の歴史』明石書店)
 https://drive.google.com/file/d/1hpltEfGF_uZFxHqFuLRgVAn9KIbrITTg/view?usp=sharing

(2)(別添PDFファイル)(5-1)書評:中川保雄『(増補版)放射線被曝の歴史』(明石書店)(天笠啓祐『社会運動 2012.4.15』)
 https://drive.google.com/file/d/1-4qMaeRUZs7mnMH2q8kDhz1BZ62wrWic/view?usp=sharing

(3)(別添PDFファイル)車の炭素繊維 EU禁止案、東レや三菱ケミ 先端素材に打撃、廃棄時 人体に悪影響懸念(日経 2025.4.9)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO87911040Z00C25A4MM8000/

(有害なナノサイズ物質と体内の放射性物質による被ばくの「相乗効果」が懸念されます:田中一郎)
 https://qr.paps.jp/vQd8G

(4)(増補版) 放射線被ばく評価の単位 「シーベルト」 への疑問- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html

(冊子化したものを、当日、会場で、¥100で販売しています=印刷費だけをいただいています)

(5)(セシウムの百倍の危険性) 放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-cc7b.html

(冊子化したものを、当日、会場で、¥150で販売しています=印刷費だけをいただいています)


◆当日の脱線番外編
 立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」の話と、コメ問題について、ごく簡単にお話ししました。この2点については、別メールにて詳しく書いて別途お送りいたします。

 <コメ問題について私が申し上げた4点を少し詳しくご説明します>

◆(別添PDFファイル)(資料)コメ問題と食料安全保障(一部抜粋)(神山安雄 2025.5.19 立憲フォーラム院内集会)
 https://drive.google.com/file/d/15GJOTu1umB9BsZ2UfeMT7w1jvRPrHqya/view?usp=sharing

(1)精米小売価格4,000円/5kg(0.8円/g)は茶碗1杯分(約65g)にすると52円です。この値段が「高い」と言えますか?(農家の手取りはその半分の約26円) 「高い」という人にお聞きしますが、アンパン1個いくらで売っていますか? ペットボトルの水は1本いくらですか? コーヒー1杯はいくらですか? コメ5kg=4,000円が「高い」などと感じるのは、①今までが安すぎた、②給料や所得が少なすぎる、の2つから来る「錯覚」です。それで更にお聞きしますが、生産者・農家が精魂込めて作ったおいしいコメの値段が、茶碗1杯25円でいいと思いますか? 「それでいいと思う」などと答えるなら、それは生産者・農家をあまりにバカにしていませんか?

(2)「コメが暴騰して高い」は、マスごみに煽られた結果です。そして情けないことに、リベラルや左翼左派を代表するような有識者が一緒になって「高いから何とかしなければいけない」などと、大衆迎合のポピュリズムをやっています。その代表格が金子勝慶応大学名誉教授であり、「羽鳥慎一モーニングショー」の常連メンバーである玉川徹氏(コメを輸入して値段を下げろなどと言っています)です。

(関連)(別添PDFファイル)小泉進次郎農相の「コメ高騰」対策は詰めが甘い(金子勝慶応大学名誉教授 日刊ゲンダイ 2025.5.28) ➾「詰めが甘い」のはあなたも同じです!!(田中一郎)
 https://drive.google.com/file/d/1Lo7AZ3g0SY7KPUkd3WurtIElX0tEDtbT/view?usp=sharing

(当日の録画(上記)の中で、コメを自由に作れるようにして価格が暴落した場合、政府による直接支払いで生産者・農家の所得保障をする場合に、およそ「1兆円」近い財源が必要になるのではないか、というべきところを「1億円」近いと言い間違えています。お詫びして訂正いたします。ところで、こんなことをしても益々コメ余りが生ずるだけで、ミニマムアクセス米と合わさって、毎年1百万トン以上の過剰米に苦慮し、バカバカしくも巨額の税金を突っ込むことになるでしょう。それでいて、日本の食料自給率はちっとも上昇しません。そんなことに財源を使うのなら、コメの生産調整を行い、需要に見合った生産体制を敷くべく、転作奨励金をコメ作収入以上になるよう生産者・農家に交付すればいいのです。これを「減反だ」などといってピンボケな批判をするからおかしなことになるのです。また、学校給食など、米飯需要拡大政策も非常に重要で、有機食材=自校方式=米飯100%の学校給食無料化=現場食育の推進をセットで行うことで、教育再生と日本農業の再興の大きな契機となるでしょう。:田中一郎)

(3)日本は「米を作らせないことに補助金を出す減反政策」など、とうの昔にやめています。実施しているのは、コメの潜在的自給率140%程度、小麦自給率15%前後、大麦自給率10%前後(ビール原料麦はもっと低い)、大豆自給率5%前後、ソバ自給率30%程度、という状態の中で、極力、消費者の有効需要に合わせた生産を行えるよう、コメからその他穀物への転作政策を進めてきています。これが必ずしもうまくいっていないのは、転作奨励金をケチって十分な所得確保のための安定した補助金を出さないため、コメ優先の生産者・農家の経営姿勢が変わらないからです。
 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-11.html

(4)狭い国土で、山あり岡あり谷あり起伏ありの変化にとんだ土地事情に加え、伝統的な分散錯圃と戦後の農地改革により、1つ1つが小さな圃場のまま、あちこちに散在するという「分散錯圃」が一般的で、そうした農村事情の下で、それぞれの生産者・農家が創意工夫を凝らして付加価値が高い労働集約型の精密農業を展開してきました。これが日本の農産物の高品質と美味の所以です。しかし、1990年頃から、この国は「市場原理主義アホダラ教」政策をこの日本農業にも強引に押し付け、今申し上げた日本農業の長所であり優れた特性であるところの農業文化・稲作文化を踏みつぶし、新大陸型の大規模農業一点張りの政策を生産者・農家に強要したのです。しかし、経営の大規模化は、上記のような事情からコスト削減には必ずしもつながらず、一定規模以上になると逆に手間暇がかかってコストは上昇気味となり、かつ昨今では高齢化・後継者なし・人手不足のため、経営規模拡大そのものが困難になってきています。日本農業における「市場原理主義アホダラ教」政策の破綻です。(その典型のバカ者が山下一仁(キャノン・グローバル)です。)

(5)日本農業は苦労多くして所得があまりにわずかであることに加え、「市場原理主義アホダラ教」政策により政府からも見放され、財界やマスゴミやボンクラ有識者からはバッシングを受け、高齢化して後継者もなく、耕作放棄地が増える中、次第に安楽死状態となりつつあります。日本農業がなくなろうとしているまさにこの時に、小泉進次郎という中身スッカラカンのドアホが農水大臣として登場し、古古古米などを使ってコメの価格破壊を始めました。マスごみが大はしゃぎをしています。この国は間もなく、広範な生産者・農家がいなくなり(特殊な金持ち向けの高価格高付加価値農産物生産者だけが残る)、貧乏人は輸入される家畜のエサ(安かろう、まずかろう、危なかろう)を食う時代がやってくるでしょう。まさに自業自得では??


◆推薦図書・物販

(1)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(必見保存版:報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html

(2)打ってはいけない! ーレプリコンワクチンの不都合な真実ー』(表紙)(川田龍平・堤未果 2024.11)
https://drive.google.com/file/d/1Vt-J50mW0COWf6Tm9pspl5TgY4s_fawt/view?usp=sharing
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EYAda-KorypGuDl3TniisT8BAmy4FhgrsxehcjX41Vu5Mg?e=Aa15R8
(開けない時は2~3度、クリックしてみてください。それでもダメならMSによる言論妨害です:田中一郎)

(3)今だから分かる、コロナワクチンの真実 世界の実態と日本の現実-村上康文/著 山路徹/著(花伝社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034603926&Action_id=121&Sza_id=C0

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(参考)オルタナティブな日本を目指して(再開新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-57c992.html
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草々 

 

2025年5月29日 (木)

現代戦争論(その3):アベスガキシダイシバと続く軍拡財政の愚かさ(半田滋さん講演レジメと永山茂樹さん月刊誌『地平 2025.6』論文)=戦争のリアリズムを喪失した自公維国の「戦争屋」政治家たち

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.「火垂るの墓」が7年ぶりの地上波へ 放送されなかった背景事情は [戦後80年]:朝日新聞
 https://qr.paps.jp/XVRnX
 https://digital.asahi.com/articles/AST5P2SMST5PULLI01CM.html?iref=pc_extlink
 https://digital.asahi.com/articles/AST5P2PJ0T5PULLI015M.html?iref=pc_extlink
 https://digital.asahi.com/articles/AST5P2SMST5PULLI01CM.html?iref=pc_extlink

(関連)Grave of the Fireflies (火垂るの墓) Part 1 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x43ny2v

(関連)「火垂るの墓」1988年/トラウマになるほど悲しい映画/「シネマプロムナード 」 クラシック映画チャンネル - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Fs2y1MQRWNc


2.(予約必要)(6.10)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第11回:「バイオテクノロジーと現代社会」(天笠啓祐さん:たんぽぽ舎)+「放射線被曝の基本知識(その3)」(BY田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-d98ccb.html

(会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください)


3.イベント情報

(1)(チラシ)(5.30)戦後80年の歩みと共に考える日本国憲法:清水雅彦日体大教授(連合会館)
 https://drive.google.com/file/d/1Y-ToTwFDGbg3oFKrF8SrF1lWkkT3luGQ/view?usp=sharing

(2)(チラシ)(5.30-6.8)前進座歌舞伎公演「裏長屋騒動記」(池袋サンシャイン劇場)
 https://drive.google.com/file/d/1hFUcyRsX2DaIGZMAorQziLjm0t_thmD4/view?usp=sharing

(3)(チラシ)(5.31)たんぽぽ舎総会記念講演会(青木美希、山崎久隆)(東京学院3F)
 https://drive.google.com/file/d/1vQefXPQWH3eedsd11IHv4aKhq_q3ZdK6/view?usp=sharing

(4)(チラシ)(6.4)山城ひろじ全国勝手連 総決起集会(文京区民3A)
 https://drive.google.com/file/d/12681pcSGzGvU80aef-v0ErDhgc8lVJ9e/view?usp=sharing

(5)(6.6)東電株主代表訴訟控訴審判決(東京高裁#101)
 https://tepcodaihyososho.jimdosite.com/

(6)(チラシ)(6.16)2025最高裁包囲ヒューマンチェーン共同行動!&(6.15)プレ集会(明治大学)
 https://drive.google.com/file/d/1G-pcyBA7pWECRoyQKCClgjtGJxmotyr0/view?usp=sharing


4.【5-22超速報】国会を舐めるな!分かってないのは政府だろ!新人議員のやはた愛が笑顔で大臣たちをガン詰め!【れいわ 山本太郎 国会 】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=EIOpQVUW2MQ


5.新刊書

(1)ルポ軍事優先社会 暮らしの中の「戦争準備」-吉田敏浩/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034698691&Action_id=121&Sza_id=A0

(2)沈む祖国を救うには-内田樹/著(マガジンハウス新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034719375&Action_id=121&Sza_id=G1

(3)動乱期を生きる-内田樹/〔述〕 山崎雅弘/〔述〕(祥伝社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034708762&Action_id=121&Sza_id=G4

(上記(3)は皆様にもお読みいただきたい「対談本」です。一言で申し上げれば「現代の新しいファシズムと日本の没落・衰退を深く掘り下げた分析書」とでも言えるでしょうか。著者お二人の共通点は、何と「高校中退」です!:田中一郎)


6.選択的夫婦別姓の行方

(1)国民民主党の選択的夫婦別姓案がまとまる 皆さんの疑問にお答えします 玉木雄一郎が解説 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=GenYo-Rnxo4

(2)自民の別姓説明はミスリード 「関係法律650以上」巡り 立民・辻元氏(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/dc2e9ed2ab4bbe85978db68804e2ebc020fc186d

(3)選択的夫婦別姓の審議「おあずけ」やっと国民民主案まとまったけど…ここまで提出が遅れたワケ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/406868

(4)【選択的夫婦別姓】結論は出る? 立憲が法案提出も…野党はバラバラ 自民幹部「一致するなんて無理」 国会審議の行方は - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=T9plN3RD5DM

(人の姓名は究極のアイデンティティです。江戸時代の「農民 田吾作」でもあるまいに、他人様の姓名について、国や行政機関や政治家どもが、ああしろ・こうしろと指図して法令で強制するようなものではありません。各自が自由に名乗ればいいだけで、行政事務はこれを追認していけばいいのです(頻繁に変更されると事務負担が大きいので、いったん決めたら相当の期間は変更不可にしておくのがいい)。また、私は「戸籍制度」(家制度に立脚する臣民身分規定制度)の廃止論者なので、国民民主党の「折衷案」にも反対です。選択的夫婦別姓について、巷の一般市民へのインタビュー報道を聞いていると、この国の少なくない一般の人たちが「近代的市民」として自立していないことがよくわかります。OECD諸国の中で、自力で市民革命を経ていない国は日本だけではなかったでしょうか。こんな国は、とても「先進国」などと言えたものではありません。:田中一郎)


7.こんな政治や政治家は皆、ダメや

(1)参院選は自民苦戦必至、江藤拓前農相も落選危機…「コメ買ったことない」妄言に地元宮崎も怒り心頭!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372175

(2)参院選公示まで2カ月 自民の“テッパン選挙区”に異変! 東京・千葉・兵庫は大苦戦確実…複数区で共倒れ危機|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/371343

(3)自民は「政治とカネ」改革まんまと逃げ切り…裏金事件の反省なく企業・団体献金を死守する醜悪|日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372324?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(4)自民党への政治献金を増やした大企業と業界団体に聞きました 目的は?増額理由は? 日鉄、鉄連、マツダ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/407208?utm_source=tokyo_mailmag&utm_medium=email

(5)「あまり突っ込まれなかった」…謝罪会見を終えた自民党都議たちが軽口 「裏金」取材記者はもちろん悔しくて:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/403957?utm_source=tokyo_mailmag&utm_medium=email

(6)自民、参院選公約に「消費減税」盛り込まず 財政重視をアピール [自由民主党(自民党)]:朝日新聞
 https://x.gd/XkfTV

(7)石破首相「トランプ関税交渉で選挙対策」シナリオは水の泡…米中115%引き下げ合意は日本に逆風の恐れ|日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/371706?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(8)石破茂首相が「防災庁」設置に前のめり…でも肝心の中身の議論が進まない 早くも「税金の無駄遣い」の心配:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/403986?rct=tokuhou

(9)野党は石破首相「ヤミ献金疑惑」の追及が甘すぎる!立憲・野田代表は“私怨説”強調、トボけ得を許す展開に|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/371771?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(10)立憲民主党がネット調査でも支持伸ばす!石破内閣の不支持率が過去最高に 2025年5月電話×ネット意識調査(選挙ドットコム) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/dc7ec850c41fee7d872058f1db056d22d05d2ef8

(「政治とカネ」の問題が最大の争点となった2024年衆議院選挙、有権者が「三本の矢」(「れいわ新選組」、日本共産党、社民・新社)を中心に立民リベラルなど、企業団体献金の禁止を含む政治資金制度の抜本改革法案を推し進める党派に投票を集中せず、「日本維新の会」だの、国民民主党だのといった中途半端な自民党補完政党に投票するから、選挙後の国会がこういう連中のパフォーマンスで混乱し、結局何も決められないままに国会期末を迎えそうになっているわけだ。全くバカバカしい話である。この国の多数の有権者の政治家選択の愚かしさが治らないことに加え、昨今では、その投票行動に「狂気」が混じり始め、さながら滅亡へ向かっての集団行進(新しいファシズム)の様相も呈し始めている。諸悪の根源=日本の政治は、いつになったら転換できるのだろうか?

(「三本の矢」のそれぞれが我を張り合ってケンカをしていてどうするのか?! 山本太郎氏は「総理の座」を狙うのなら、この小さな「矢の束」をしっかりとした強固なものにする取組を強めなくてどうするのか?! 時代は世界観の多様化を受けて「連立政権の時代」である。オレがオレが、の単独行動主義では、いつまでたっても野党のままだ。頭から水でもかぶって、選挙対策や他党との連携戦略を見直せ! 共産・社民も同様だ。万年野党では「お話にならない」。:田中一郎)

◆日刊IWJガイド・非会員版「ウクライナ紛争の局面が大きく変わる! 米国は仲介役から降りて、代わりにバチカンが関与!- 米露は緊張緩和の方向へ!-」2025.5.23号~No.4534 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54688

■<岩上安身による最新インタビュー報告! 1>世界の中でも、際立って「多極化」をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が「多極化」に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1190回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第2回!

■<岩上安身による最新インタビュー報告! 2>世界の中でも、際立って「多極化」をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が「多極化」に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1192回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第3回!

(高良鉄美さんは今度の参議院選挙に出馬しないそうです。「オール沖縄」内部で異議が出ている、などと伝えられています。昨今の沖縄はどうも変です。世代交代とともにおかしくなってきたのでしょうか? (もめ事が昨年の衆院選の沖縄4区立候補の立民新人についてなら、あんな人物はダメ、ですよ。髙良さんや当時の沖縄大衆党の「支援せず」は正解です。:田中一郎)
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20250317/5090030953.html

(関連)沖縄4区 衆議院選挙 選挙速報・開票結果 最新ニュース - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/YA47XXXXXX000/004/
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「現代戦争論(その3):アベスガキシダイシバと続く軍拡財政の愚かさ(半田滋さん講演レジメと永山茂樹さん月刊誌『地平 2025.6』論文)=戦争のリアリズムを喪失した自公維国の「戦争屋」政治家たち」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)(半田滋さんのレジメ:その1)敵基地攻撃と日米一体化、防衛費倍増は国民負担に(2025.5.17)
(2)(半田滋さんのレジメ:その2)防衛費 対GDP比2%突入へ(2025.5.17)
(3)(半田滋さんのレジメ:その3)台湾有事に巻き込まれる日本(2025.5.17)
(4)よみがえる日本軍需産業:軍拡と対米一体化の中で(イントロ部分)(半田滋『地平 2025.6』)
(5)税と財政はどう軍事化されているか(一部抜粋)(永山茂樹 『地平 2025.6』)
(6)防衛施設強靭化推進協会:政官財「利権屋」が貪る巨額予算(『選択 2025.5』)
(7)防衛費GDP比2%の財政とはどういうものか(一部抜粋)(梅原英治 『地平 2025.6』)
(8)防衛装備 海外市場を開拓、政府主導、国内産業を維持・育成(日経 2025.5.23)
(9)地下シェルター1000万人分、政府、ミサイル想定し倍増(日経 2025.5.21)
(10)グリーンランドに砕氷船、政府 国際研究の基盤に、北極海情報 中ロ独占を懸念(日経 2025.5.2)


1.アベスガキシダイシバと続く自公政権と、それを補完して何とか連立の仲間入りのタイミングを狙う国民民主党や「日本維新の会」による「戦争屋」利権肥大化政権が続く中、一方では、治安維持弾圧や国家総動員を可能にする「戦争準備法」が着々と国会で可決成立し、他方では、国民生活関連予算が削られながら、とてつもない「財政使い放題」の軍拡予算が毎年のように積み上げられています。すさまじいまでの軍拡予算で、まるで別の国にいるようなおどろおどろしい軍事国家に、この国は「変態」しているのです。これが日本国憲法第9条を持った「平和国家」のすることなのでしょうか?

制定された主な法律には、集団的自衛権の行使を認めるアベ戦争法の外にも「重要土地等調査規制法」「経済安全保障推進法」「経済秘密保護法(SC法)」「防衛生産基盤強化法」「能動的サイバー防御」「改悪宇宙基本法」「改悪原子力基本法」「防衛財源確保法」などがあり、また、在日米軍と自衛隊の一体化、武器輸出解禁、防衛費GDP2%、「統合作戦司令部」創設、米国以外に韓国・台湾だけでなくNATOや豪州やインドなどとも軍事協力を展開、防衛国債の発行などが進められています。

昨今の日米合同軍事演習では、北はアリューシャン列島からアラスカへ、南は南太平洋諸島の海域近くまで進出し、米国の手下としての大国ニッポンを世界に向けて誇示し、オレサマ・ニッポンに逆らうことはアメリカさまに逆らうことだと言わんばかりの「ちょうちん役者」を演じるありさまです。仮想敵国は、まずは中共中国と北朝鮮、そしてロシアです。西太平洋の軍事大国として、東アジア・極東地域における国際紛争に対して、ニッポンは軍事力行使も含めた統制力を発揮せよと、第二次トランプ政権のピート・ヘグセス国防長官からハッパを掛けられる始末です。一体全体何をやっとるのか! です。

(関連)対米隷属の国ニッポンが、アメリカの指示により「統合作戦司令部」を新設=東アジアでのアメリカの代理戦争を担う準備であることがミエミエ、そして文民統制の形骸化、日本国憲法第9条はどこへ行った?(& 内田樹氏の「日韓同盟」論について)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-b2ec2b.html

(バイデン政権時代に上記の「統合作戦司令部」とマッチングさせるべく「米軍新統合司令部」を日本に創設するとしていた話は、第二次トランプ政権による「世界の憲兵」としての米国の役割放棄の一環で「取りやめ」となる可能性が報じられていましたが、このほどヘグセス国防長官から「計画通り進める」ことが明らかにされています。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)グリーンランドに砕氷船、政府 国際研究の基盤に、北極海情報 中ロ独占を懸念(日経 2025.5.2)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88425780R00C25A5PD0000/

(グリーンランドに食指を伸ばすトランプ政権のための情報収集と、対ロ諜報・牽制の布石としてスパイ船を、「国際研究」を名目に、水面下で米国の了解の下、派遣されるのではないか。うさん臭さ、満載の「砕氷船」である。:田中一郎)


 <半田滋さん レジメ&論文:別添PDFファイル>

(1)(半田滋さんのレジメ:その1)敵基地攻撃と日米一体化、防衛費倍増は国民負担に(2025.5.17
 https://drive.google.com/file/d/16n5QOJEX3GGV7fzetdlWPKqGIFPyTKdP/view?usp=sharing

(2)(半田滋さんのレジメ:その2)防衛費 対GDP比2%突入へ(2025.5.17)
 https://drive.google.com/file/d/1AoiPPpk0ewssBg-QEHeDFEdQmA_f4LHE/view?usp=sharing

(3)(半田滋さんのレジメ:その3)台湾有事に巻き込まれる日本(2025.5.17)
 https://drive.google.com/file/d/1Q4cLsPYvZu70UGxr3aE7-x-p178wDxXy/view?usp=sharing

(4)(別添PDFファイル)よみがえる日本軍需産業:軍拡と対米一体化の中で(イントロ部分)(半田滋『地平 2025.6』)
 https://drive.google.com/file/d/1QatQGxO_Uxah2JuWMXrNUyzRvnbdr8FK/view?usp=sharing


2.ところで、対米隷属性が従来にも増してひどく、ニセモノ愛国主義者=安倍晋三政権の時代から極端な形で膨発した「米国製兵器の爆買い」は、この間のニッポンの「分不相応な」「憲法違反の」大軍拡の「お粗末極まりない」税金無駄遣いの内容を露呈しています。

 <米国製兵器爆買いのお粗末な特徴>

(1)自衛隊の現場からのボトムアップで兵器が選択されるのではなく、アベ・トランプないしは日米首脳の談合(もっぱら米国から日本に対して押し売りがなされ、日本が米国のご機嫌伺いのためにこれを飲み込む)によりトップダウンで決まる。

(2)その結果、使えない、ポンコツの、米国で間もなく廃品となる老朽兵器を大量に買わされる(例:オズプレイ、グローバルホーク偵察機、トマホーク・ミサイルなど)

(関連)自衛隊新導入の無人機、対中国で無力- 米軍では退役へ:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/ASP8X4WFWP8LULZU003.html

(関連){時事解説}今さら聞けない、なぜ日本はトマホークミサイルを急ぐのか? - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=gtjkIaOc3m4

(こちらは戦争扇動VTRです。テキトーに見ておいてください。トマホークは(特に古い型)民間航空機よりも速度が遅く、単発で発射してもミサイル防衛網で撃ち落とされると言われています。使う場合には、先制攻撃で、大量のトマホークミサイルを、敵地へ向けて一斉に発射することで威力を持つなどと言われていますが、しかし、そんな使い方をこのニッポンができるのでしょうか? 結局使えないままのポンコツミサイルを大量に抱え込み、メンテ費用だけを負担する羽目になるでしょう。全くバカカバしい買い物です(安倍晋三(当時首相)が第一次トランプ政権の時にトランプから言われて買ったもの))。

(関連)自衛隊新導入の無人機、対中国で無力- 米軍では退役へ:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/ASP8X4WFWP8LULZU003.html

(3)米国兵器の多くは、①有償援助(FMS)調達によるもので、米国の言い値・納期約束を守らず・契約後の値上げ常習など、理不尽極まりない売買契約の履行状況下、巨額の兵器ローン(ツケ買い=分割払い)を積み上げる形で行われている。米国製兵器の購入のありかたが、まるで「対米隷属下僕国家」さながらです。また、防衛費GDP2%上限などは、兵器ローン積上げにより後年度負担が増大しており、目標年の2027年頃には、兵器ローンの支払いが回って来てGDP2%では、自衛隊そのものを維持できなくなって、次の目標であるGDP3%へ向けてさらに軍拡を進める「下準備」も並行して進められている状態です。

(関連)有償援助(FMS)調達の概要と課題(国立国会図書館『調査と情報 2022.3.1』)
 https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_12132542_po_1176.pdf?contentNo=1

(関連)(別添PDFファイル)防衛費GDP比2%の財政とはどういうものか(一部抜粋)(梅原英治 『地平 2025.6』)
 https://drive.google.com/file/d/1AFT87gRT2m6MUR6HZeMCs621fqrUrtAF/view?usp=sharing

(この一部抜粋の資料の2枚目「図②」をご覧ください。右にはみ出している④が後年度負担分です:田中一郎)

(4)この大軍拡予算のおかげで、半分仮死状態だった日本の防衛産業がにわかに息を吹き返し、特に民生技術では完璧に「ひだり前」で経営難に陥っていた政商=三菱重工業の売り上げ・利益・株価が、一気に反転・急騰しています。本来なら「自然死・安楽死」するはずだった「死の商人」資本が、軍拡予算・軍事優先政治のおかげでゾンビのごとく復活です。


3.軍事費拡大は国民生活関連予算の削減や消費税増税とセット

 補正予算も含めて約6兆円程度だった防衛費が、当初予算ベースで、そのほぼ倍の11兆円レベルに引き上げられ、かつ、上記で申し上げたように兵器ローンで米国から役に立たない兵器を大量に買い込んで後年度負担としていく、こんな愚かなことを年々より激しく、狂ったようにやり通して財源を浪費させ、その分、国民の社会保障や福祉や生活関連の財源が奪われていく、そんなことが起きています。許しがたいことです。怒りましょう。やっているのは自公維国の各党と、そのとり巻き連中です。選挙で落としましょう。玉木雄一郎国民民主党に騙されて、わずかな手取りにしがみついてはいけません。もっと大きく日本の政治を変えるため、大きく手取りを増やすため、「三本の矢」(れいわ・共産・社民新社)を軸に投票先を熟慮してください。自公維国に投票したり棄権したりすれば「今のままでいい」という意思表示になります。

(関連)(別添PDFファイル)税と財政はどう軍事化されているか(一部抜粋)(永山茂樹 『地平 2025.6』)
 https://drive.google.com/file/d/1dgkaRuaQitaz2Zx2WE2r-EzaHj1Slbu0/view?usp=sharing

いずれにせよ、今のままの財政運営を続けて、財源を軍事費その他に巨額に浪費し続ければ、そのうちに消費税増税がやってくることになります。今の10%から15%へ、そして更に20%に向かうことになるでしょう。社会保障を充実したり、保育や教育などには財源がいるから、こうした行政サービスを求めるなら応分の負担をせよ、財源を示さない政策論議は無責任だ、てな調子でマスごみを使って脅してくるでしょう。しかし、何が財源ですか?! 軍拡政策をやめればいいのです。税金を払わない大企業や富裕層や外国法人やタックスヘイブンから、納めるべき税金を納めてもらえばいいのです。

(関連)既に防衛費の半分を占める「兵器ローン」 ますます借金しやすくする法が成立、防衛費全体が膨れ上がる恐れ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/317949

(関連)軍事ローン15兆円超-軍事費全体の1.8倍-予算硬直化招く
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2024-12-29/2024122901_02_0.html


 <軍拡政策で犠牲にされている国民生活向けの政策:具体例>

*ロスジェネ世代を中心に、老後の備えの年金拡充が緊結の課題なのに、財源をケチり、対策を先送り(非正規を大量に雇用する大企業に社会保険料を支払わせろ! 厚生年金積み立てを基礎年金に使うな! 政府がカネを出せ!)

*軽度介護の切捨て(要支援は既に切捨て済み、今度は要介護の「1」「2」を介護保険から外して切捨て)=国民は年を取ったら何かとカネがかかるので、一部の金持ち以外の貧乏人はさっさと死んでください、ということ。介護保険詐欺丸出し。

*大学運営費の切りつめ(大学教員たちを御用化するための「兵糧攻め」を兼ねる)と、バカ高い大学授業料の更なる値上げ(金沢大学ではトイレの修繕費さえ確保できなかった)
 https://digital.asahi.com/articles/ASRBV74PDRBVPISC003.html

*農林水産業の崩壊間近なのに、米価放置政策のあと、今度は備蓄米・輸入米を使って低米価政策に転換=日本農業への最後のトドメとなるでしょう。「我々金持ちはたらふく食っておるぞ、なんじ臣民、飢えて死ね」を態度で示す自公政権。

*コメが高いと騒ぐけれど、輸入するものが世界的なインフレや円安で高騰しているというけれど、生活保護の給付金は引き上げられたのか?! 中小零細企業の給料は上がったのか?! 上げようと思っても、ミサイルや軍艦を買うために、そっちに回す財源はございませんが、今の政府です。

*自民党の政治家先生たちは、正規給与や費用国庫負担(調査研究広報滞在費など)でしこたまうるおい(約5千万円程度)、政党助成金ももらい、企業献金を一手に引き受けて、更にコメも支持者からたんまりとタダでもらって、それで更に統一教会に選挙まで手伝ってもらっている。相続税も政治団体を使って尻抜け、まさに「3日やったらやめられない自民党の政治家」状態で笑いが止まらない中、この国をハリネズミのように武装するために巨額の軍拡予算を更にドでかくしようとしている。こんな自民党の政治家どもに、選挙のたびに投票するオバカがこの国にはたくさんいるので、自民党は「金持ち喧嘩せず」を決め込んでいる。

結 論:自公維国に投票するのをやめて、「三本の矢」(れいわ・共産・社民新社)を軸にホンモノの政治改革をしてくれる候補者に投票をすれば、この国は10年もたてば見違えるように変わります。「野党はどうだこうだ」とつべこべグーたれて自公維国に投票したり、選挙に行かなかったりしているから、自分のクビを自分で絞めて死にそうになっているのが今の日本の大半の有権者・国民です。アホなことはやめなはれ!


4.新外交イニシアティブ(ND)5/26シンポから
 https://www.nd-initiative.org/event/13278/

(関連)【政策提言】トランプ政権とどう向き合うか-求められる日本政治の胆力-|研究・報告|New Diplomacy Initiative(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/research/13294/

 先般5/27に新外交イニシアティブ(ND)主催の上記シンポジウムが開催され、私も参加してきました。その際、代表の猿田佐世さんが、下記のように「今後の日本外交・安保政策の行方」をコンパクトに次の3つにまとめていました。

◆プランA   対米隷属の深化・継続

◆プランBー1 軍事的自立(対米隷属をやめる)と一層の大軍拡 憲法改正、徴兵制、核武装

◆プランB-2 対米自立の平和外交 緊張緩和と軍拡競争の防止、専守防衛

 そして、今後の日本政府は、上記「プランA」をより一層強め、米国第二次トランプ政権への「ケツなめ」姿勢をどんどんひどくしていくだろうと、猿田氏をはじめ多くの論者は予想していました。「プランB」という、より一層危険な動きも今後は目立ち始め、自民党右派や「日本維新の会」、参政党や保守党、それに自衛隊内部や霞が関官僚なども加わり、「プランA」と「プランB-1」のせめぎあいが続くような展開になるのではないかというのです。それを阻止するために「プランB-2」を提示して、大きく世論を「平和国家路線」へ導いていこうというのが、新外交イニシアティブ(ND)が開催したこのシンポジウムの狙いでもあるのでしょう。

しかし私は、更に進んで、明治以降のこの国に支配的な「世界に冠たる大国ニッポン」というイデオロギーから脱却する必要性を訴えたいと思っています。大日本主義から小国日本主義へという、かつて石橋湛山が唱えた小日本主義の現代版です。

「世界に冠たる大国ニッポン」の右翼的内実は、まさに滅亡した旧大日本帝国と、戦後の対米隷属下のプチ大帝国ニッポンです(「プチ大帝国」などというのが如何に滑稽でブザマかが、それを主張する当事者たちに理解されていないのですが=安倍晋三が代表者)。「大帝国」ですから、タイミングを見計らって、核兵器を保有し、国連安保理の常任理事国にならないといけないので、原発や核燃料サイクルを続けて潜在的核兵器開発能力も(人材と共に)維持しなければいけないと考える。国を統率していくために天皇を頂点とする国民統合を徐々に進めなければいけないし、他方で、こうしたことに逆らう連中に対しては、治安立法を次から次へと制定して、不満分子や反政府勢力を締め上げ、窒息させていくことも必要だ。西欧かぶれの民主主義など、この日本の国民性にはなじまない、と考えている。情勢次第でこのホンネがやがて表面化してくるでしょう。

しかし他方では、左翼・左派・リベラルの中にも散見される「世界平和に貢献する一大平和国家論」や「アジアや世界経済の発展に寄与する経済大国ニッポン」という、一種のナルシズム的自国(偉大)意識もまた、大国日本主義の一翼を担っていると考えるべきだと思っています。詳細は後日にしますが、私がそう考える没落国家ニッポンの下記のような現状を鑑みた場合、かような大国意識さながらの外交論や国際貢献論は「背伸びのし過ぎ」であり、もっと今の日本のみじめなまでの没落状況や無能さを、身に刻み付けた方がいい、と思います。

◆(必読)兵器産業・経済の軍事化にのめり込む日本(内田樹・山崎雅弘『動乱の時代を生きる』祥伝社新書)
 https://drive.google.com/file/d/1U0zKgIFyVVx1kahTCvDx3WkB2CmZaLc8/view?usp=sharing

(兵器産業に官民挙げてのめり込んでいく今日の日本を、内田樹氏は「もう成長産業がないんですよ」と指摘し、兵器産業の特性とでも言うべきものが、日本経済や産業の没落と平仄があっていることも指摘しています。するどい着眼です。)

(関連)(別添PDFファイル)防衛装備 海外市場を開拓、政府主導、国内産業を維持・育成(日経 2025.5.23)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88866440T20C25A5EA2000/

(記事の中に出てきますが、世界防衛産業ランキングに掲げられた日本の軍事企業のうち、第1位は断トツの三菱重工業、第2位は防衛省・海上自衛隊への裏金接待で有名な川崎重工業、そして3位が、なんと富士通だそうです。まさに兵器産業に官民挙げてのめり込んでいく今日の日本のことが赤裸々に報道されています)
 https://www.youtube.com/watch?v=B-ExJQJ4v38


(1)依然として世界やアジアに君臨する政治的経済的「大国」であるべしとする「大国ニッポン」の共同幻想

(2)経済1流・政治2流の国家が経済2流・政治3流に転落し、高望みとなった国連安保理常任理事国就任

(3)潜在的核兵器開発能力の維持=核燃料サイクルや原発にしがみつき

(4)対米隷属下で国産巨大資本の海外進出をサポートする自衛隊の位置づけ=国防とは無関係

(5)国際競争力の低下と産業ランキングの低位への移行

(6)政治も経済も文化も、対米依存から対米従属を経て、対米隷属状態、深刻なまでの事大主義

(7)1人あたりGDPや実質賃金など、国民の豊かさ指標がいずれも悲惨な状態

(8)失敗に終わった銭ゲバ東京(頭狂)五輪、それに懲りずにまた失敗に終わろうとしている大阪ゴミ山万博

(9)恒常化する貿易赤字構造と、過去の先人たちの海外投資の果実収入でかろうじて黒字の経常収支

(10)国民の命と健康、生活と平穏を守り維持することを最重要と考えないどころか、そうしたものを踏み潰しても、国家のメンツや財政システムなど、国家をより重要と考える「安っぽい国家中世主義」の繁殖・政治家や幹部官僚の存在

(結論)「対米隷属」と「大日本主義」を矛盾していると思わない、左右を問わない「大日本主義」のイデオロギーを廃棄して、「ひょっこりひょうたん島戦略」とでも言うべき、新しい「小国ニッポン」主義を立ち上げていきましょう


5.戦争のリアリズム・リアリティの欠如は極めて危険

 この国はいつからかような「政官財民」挙げての「お花畑」国家になってしまったのでしょうか。章題の通り、「戦争のリアリティ・リアリズムを欠如」した有権者・国民が、同じく「戦争のリアリティ・リアリズムを欠如」した政治家を選挙で選び、ウヌボレの大国主義的発想を振り回して、ハリネズミのように武装していく日本の今日の在りようは非常に危険です。特に今の自公政権やその補完勢力の「日本維新の会」や国民民主党は、下記のような「この国が戦争をできない多くの理由」をどこまで理解しているのでしょうか? アジア太平洋戦争の体験世代が次々と鬼籍に入る中で、戦争の悲惨さ・愚かさと、そしていったん始めたら容易なことでは終わることができないという「地獄の迷路」としての戦争を、彼ら日本の支配層=日本破壊勢力は、ほとんど理解できていないのではないかと思われます。だったら、もう選挙で彼らに投票をしてはいけません。今以上に「戦争準備体制」が進めば、中共中国や北朝鮮やロシアと、いつ何時戦争状態に入ってもおかしくないといえるでしょう。日本の有権者・国民は、自らの命と健康と生活を守るため、投票行動を抜本的に転換しなければいけない時に来ているのです。

(関連)(別添PDFファイル)地下シェルター1000万人分、政府、ミサイル想定し倍増(日経 2025.5.21)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88811220R20C25A5PD0000/

(上記の日経記事は、今の政治家や官僚に戦争リアリティ・リアリズムがない、1つの証拠、としてご覧ください。巨額の財源を投じてこんなことをして何の意味があるのでしょうか? :田中一郎)

 <日本が戦争をできない多くの理由>

(1)原発・核燃料サイクル施設を60基以上も狭い日本列島に並べていること。ユーラシア大陸から日本列島の原発・核燃料サイクル施設を見て見れば、まるで射撃場の的が並べられているような雰囲気です。日本列島にある原発・核燃料サイクル施設は、自国向けの自滅用原水爆とでも言うべきものです。もちろん、ミサイル攻撃をされればひとたまりもないでしょう。いや、そんなことをしなくても、プールや外部電源を破壊するなどして、使用済み核燃料が冷却できなくしてやることで、原発・核燃料サイクル施設は容易に自滅用核兵器に転換できます。

(2)食料自給率が、表面上は38%、タネや肥料や飼料やエネルギーや労働力などの多くの生産要素を含有した総合自給率では10%を切る水準であり、戦争が始まれば海外から食料や農業の関連資材などの供給が止まり、たちまち飢餓地獄が現出します。腹が減ってはイクサはできないのです。

(3)大都市に人口が集中していること。東京・首都圏だけでも、日本の全人口の約1/3が住んでいます。この大都市や全国各地の都市部に集中攻撃をくらえば、ウクライナ戦争の比ではない悲惨な事態が一瞬にして広がります。この国の戦争遂行能力は、すぐにゼロ水準に落ちます。

(4)国土が狭く、戦争状態に陥っても逃げるところがない。戦争=日本人の生存否定、となります。

(5)抑止力などはアテにならないだけでなく、いい加減な思惑から、軍拡競争を経て核武装に至り、その核兵器はやがて使用されることになるでしょう。偶発戦争のリスクも高くなります。

(6)対米隷属がひどいため、日本の戦争はアメリカの手下として行われることになります=つまり、日本の今の体制下での戦争は、日本国の利益のためではなく、米国の利益のために行われるのです。

(7)戦争になると、真実情報が有権者・国民には伝わらなくなります。このことについての有権者・国民のみならず左翼・左派・リベラルの自覚も足りない。危険!!

 国内外に日本国憲法第9条を積極的に活用する時代が到来しています。


6.【速報】防衛財源確保法が成立 参院本会議 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=qipjJAcafog

(関連)防衛財源確保法が成立 なし崩しで借金に頼る恐れ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/257191

(関連)「財源確保法案」に透けて見える財務省の思惑と重大な問題点を解説 ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/articles/-/317747


7.(別添PDFファイル)防衛施設強靭化推進協会:政官財「利権屋」が貪る巨額予算(『選択 2025.5』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/25238

 <田中一郎コメント>

 沖縄軍事施設建設をめぐる利権構造を伝える記事です。「防衛施設強靭化推進協会」は日本全国共通の組織ですが、①岸田政権以降、防衛予算倍増の波に乗り、全国各地で防衛省及びその関連組織の設備・装備などが次々と新設・更新され、全国のゼネコン業界・土建屋連合を喜ばせていること、②とりわけ沖縄では、南西諸島・先島諸島の島々も含めて、敵基地攻撃施設を含む多くの軍事施設に毎年数千億円の防衛関連予算が投じられ、さしずめこの地域での利権構造は生々しく露骨で、首相官邸が直轄しながら管理統制するおぞましい事態が続いている。

沖縄の「防衛施設強靭化推進協会」の頂点に立つ土建屋の仕切りの下、利益は「防衛施設強靭化推進協会」に属する企業仲間内だけで分配する、まさに露骨な政官財=防衛省・自民党・タカリ土建屋、のトライアングルを形成している。他方、故翁長雄志氏と「オール沖縄」の側について辺野古基地建設に反対したグループは、「防衛施設強靭化推進協会」を含む首相官邸が統制する土建屋組織ルートを通じて沖縄での政府直轄土建事業(その多くが軍事施設)から締め出され、業界内で「村八分」とされ経営難に陥った。県や市町村独自の土建事業も、政府に反対する県やオール沖縄の首長のいる市町村への予算締め付けのためか、金額が縮小傾向にあり、沖縄の建設業界はおのずと政府・防衛省の軍事関連施設建設の工事に依存せざるを得なくなっている。

とりわけ先島諸島などの離島では、この傾向が強く、あちこちの市町村の首長や議会議員には、出来損ないのタカリ似非右翼のような人物が就任し、また、沖縄本島では、玉城デニー知事与党の「オール沖縄」系の首長は1人もいなくなってしまった。信じがたい話だがこれが現実だ。戦後間もなくの頃から続けられてきた政治や選挙をめぐる「土建屋利権」の古臭い、腐りきったような構造が、まだこの国では生き続けているのだろうか。

沖縄に限らず全国の軍事施設を抱える自治体に於いて、仮に上記のような「防衛施設強靭化推進協会」などの利権団体が選挙運動や地方政治を牛耳っていたとしても、その組織体が個々の有権者の投票行動に直接強い影響力を持つ人数は、私は限られたものだろうと推測する。言い換えれば、圧倒的多数の沖縄県民や一般有権者は、こうしたゼネコン・政治家・役人の利権構造とは無縁な、あるいは関係していても大した関係ではないところにいて、きちんとした意思や考え方を持ち、「正気」を保っていれば、その投票行動は、転換しようと思えば転換できるはずであると信じている。

私はここ数年の沖縄をはじめ、全国各地の有権者の投票行動が、いよいよ「狂気」を帯び始めている、と見ているが、その結果していくところはいちいち申し上げるまでもない。この「狂気」を増長させず、「正気」にかえていく動きをどう創り出すか、時間との勝負のような様相を呈する我が国の政治情勢の下、今回ご紹介した月刊誌『選択』の記事は、一読しておくべき記事だと思われましたので、ご紹介する次第です。


7.その他関連サイト

(1)(社説)防衛費の財源 欠陥だらけの確保法案:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15622884.html

(2)防衛装備庁 - 防衛生産基盤強化法について
 https://www.mod.go.jp/atla/hourei_dpb.html
草々

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