2025年1月22日 (水)

日本の裁判所とはどういう組織か(その1):裁判官や最高裁調査官を務めた著者・瀬木比呂志明治大学教授が語る裁判所・裁判官の実態=最高裁及び事務総局を頂点とするヒエラルキー型の絶望組織(裁判官「収容所群島」)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(再紹介)暴露 スノーデンが私に託したファイル-グレン・グリーンウォルド/〔著〕 田口俊樹/訳 濱野大道/訳 武藤陽生/訳(新潮社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033092127&Action_id=121&Sza_id=C0

 <田中一郎コメント>

 今から約10年前に出たこの本は、マスゴミ報道を何の躊躇もなくそのまま信じ込んだり、「歩きスマホ」までしてSNSその他のネット情報にこれまたのめり込んでしまっている諸君への注告の書物です。物事は何でも「100%真実だ」などと認識してはいけないのであって、必ず「そうではない」という可能性があることを肝に銘じ、一旦、記憶にとどめたものをその後に起きる様々なことで自身の評価や認識が適正かどうか検証していく姿勢を崩してはいけない(例えば、正しい確率80%、誤っている確率20%、という具合に記憶認識すればいい)。これをせずに、さしたる調査もせず、疑問も抱かずに「間違いない!」などとやるから「アホダラ教」に陥ることとなる。このことは、特に単純単細胞が多い右翼・右派(日本の場合はそのほとんどが似非)に言えることだが、昨今では左翼・左派・リベラルでも似たような傾向にある。東京都知事選挙や兵庫県知事選挙での混乱は、上記のことが最大の原因である。

(関連)インターネット検閲や規制、サイトや言論の排除を、政府や巨大IT企業やファクトチェック機関に委ねてしまってはいけない(その1):月刊誌『地平』連載「ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か」(楊井人文弁護士)より- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-fe793a.html


2.イベント情報

(1)(チラシ)(2.12)福島原発被害東京訴訟 第2陣(本人尋問)(東京地裁#103)
 https://drive.google.com/file/d/1llAoa0UCyUCSnEqHYHAaVrHWIDi1U5Ta/view?usp=sharing

(2)(チラシ)(2.20)福島原発事故 避難住宅追い出し訴訟 控訴審公判(東京高裁#101)
 https://drive.google.com/file/d/10z7VbTCwd96vX0tE9h4OeLvpfT9X9NGM/view?usp=sharing

(3)(チラシ)(予約必要)(2.15)(3.15)(4.19)福島原発事故健康被害の因果関係論を世に問う(たんぽぽ舎)
 https://drive.google.com/file/d/1o_4zYiTxFq5L3TnHjPcuMLrdke8Xk4Wa/view?usp=sharing

(4)(2.23)小出裕章さん講演会『能登地震と原発』(朝霞市)
 http://labornetjp.org/EventItem/1734049579669staff01

◆開沼氏との訴訟 弁論再開と第11回口頭弁論期日のお知らせ(OUR PLANET TV)
日 時:2025年3月28日(金)10:30すぎ
場 所:東京地方裁判所415号法廷
傍 聴:抽選などはせずに傍聴いただけます
※原告側の書面提出の関係で、日程が変更になる可能性もあります

<長期化する本訴訟へのご支援をお願いいたします>
 https://www.ourplanet-tv.org/topics/45791/


3.小倉志郎 さんから:ジャパン・ファースト」
 https://tinyurl.com/23avfaxn

(関連)大統領令とは何か? 覆されることはあるのか、何でも命令できるのか【トランプ2.0】|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/01/533370.php


4.トランプ氏、「パリ協定」再離脱の大統領令に署名 政策転換打ち出す - 毎日新聞
 https://qr.paps.jp/EaPA3

 トランプ自身やトランプ政権の人間たちは、「人工排出CO2による地球温暖化」説についてどう考えているのか(ひょっとして何も考えていないのでは?)、また、アメリカの学者たち(宇宙物理学、地球物理学、気象学など、地球の気候変動を科学的実証的に判断できる分野の学者たち)はどういう見解なのか、日本のマスゴミは、この肝心なことを調査報道しないで、バカ騒ぎをしているだけである。私は人工排出CO2を少しばかり減らしたところで、地球の気候変動には何の影響もないのではないか、と思っている。IPCCというインチキ組織にたぶらかされてはいけない。少なくとも「脱炭素」などは全く不要である。:田中一郎)


5.トランプ大統領、WHO脱退表明 大統領令に署名 パリ協定も再離脱 :東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/380648?utm_source=tokyo_mailmag&utm_medium=email

(本日(1/22)朝の「羽鳥慎一モーニングショー」(TV朝日)で「WHOはみんなで協力して公衆衛生を進める国際組織だから脱退してはいけない」みたいなことをコメンテーター役の有識者(ドアホの別名)男女が声をそろえてさえずっていた。こんな番組ばかりを見続けていたら完璧に「アホ」が伝染する。WHOが推奨したmRNAコロナワクチンでいったい何人の人が死亡し、または重篤なワクチン後遺症に苦しんでいるのか、少し調べてみたらどうか? ついでに申し上げると、mRNAコロナワクチンを打ってしまった人間が7~8割にも上るこの国では、今度は「輸血」の危険性が浮かび上がっている。要注意だが、これに関する報道はないし、mRNAコロナワクチンに疑問を呈している科学者・医師からのまとまった発信も未だ見たことがない(下記程度)。それはともかく、国際医薬品巨大資本の代理店と化しているWHOは解体すべきである。日本もトランプ政権に続け!:田中一郎)

(関連)ワクチン接種者からの献血の問題点 - 髙取内科医院
 https://tinyurl.com/6jf34kce

(関連)命がけだよお注射は!! on Vimeo
 https://www.nicovideo.jp/watch/sm40405540


6.有明海地域再生シンポジウム「漁業被害に私たちはどう向き合うか」 宝の海を死滅に追いやった諫早湾干拓事業 沿岸漁業者が訴える実情 - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/shakai/33579

(関連)当日配布資料
 https://tinyurl.com/mrxmns4f

(関連)1-13開催の〝有明海地域再生シンポジウム2025〟の当日資料をご紹介します – よみがえれ有明海
 https://www.ariakekai.jp/archives/1719


7.日刊IWJガイド・非会員版「フジテレビの調査委員会は『第三者委員会』ではなく、『第三者「も」入る委員会』だった! トヨタ、日生、花王など3割のスポンサーを降板!」2025.1.21号~No.4434 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54342

■石破総理がインドネシアのプラボウォ大統領との首脳会談で、貧困対策としての学校給食の無料化プログラムへの支援を表明! 日本国内の学校給食無償化が進まず、日本の明日を担う子供達の飢えは放置されているのに、外国が先!? インドネシアの国家予算の1割に相当する4兆円の目玉事業への支援表明に、ネットでは批判が拡大!
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「日本の裁判所とはどういう組織か(その1):裁判官や最高裁調査官を務めた著者・瀬木比呂志明治大学教授が語る裁判所・裁判官の実態=最高裁及び事務総局を頂点とするヒエラルキー型の絶望組織(裁判官「収容所群島」)」をお送りいたします。

 瀬木比呂志氏著作のこのテーマのサイトは、2025年1月21日段階で全部で45個ありますので、2回に分けてお送りします。1つ1つのサイトには、あまりたくさんのことは書かれていないので、1つのサイトは短時間で読むことができます。サイトの個数は多いですが、ボリューム全体はそれほど膨大なものではありませんから、安心してご覧ください。それよりも、日本の司法・裁判所(&検察)に少しばかりは期待をしている方々は、このサイトに書かれていることをしっかりとご覧になり、この組織への淡い期待を捨てていただければと思います。そして、日本の裁判所組織全体を一旦叩き潰して、一からまともな司法制度・裁判所体制を創りなおす必要性をご確認いただければと願っています。

まずは毎度の衆議院選挙の際に行われている最高裁判事の国民審査において、候補者全員に「×××××」を付けて投票して下さい。全員に「×××××」を付ける意味は、有権者として今日の司法・裁判所のあり方を「許しがたいと考えている」という意思表示になります。マスごみ報道に誘われて、この人はダメだが、こっちの人ならいい、などと、候補者個々人の評価で悩むことは、現段階では無意味です。そもそも最高裁判事の国民審査そのものの運営がデタラメです。また、決して白票で投票してはいけません。それは「信任する」という意思表示になるからです。口コミその他で全員「×××××」投票を可能な限り広めてください。

著者の瀬木比呂志氏(明治大学教授)ですが、私は少し前に知人の弁護士さんを介して講演をお願いしたことがありますが、あっさりと断られました。このシリーズ・サイトにも少し書かれていますが、どうも左翼・左派嫌いでいらっしゃるようです。私などは左翼・左派は大好きですが、この方は「自由主義者・リベラル」はよくても、マルクス主義・共産主義を含む左翼・左派はお嫌いだとか。自身を学究肌と評していて、戦後延々と続く、前近代的とも言える日本の裁判所という「第二法務省」=ヒエラルキー型官僚全体主義組織はうっとうしい限りの「ムラ社会」を形成していて、非常に居心地が悪いとおっしゃっています。よく理解できます。実は日本の司法・裁判所は、戦後間もなくのGHQ主導の民主化改革の対象から外れ、戦後も大日本帝国時代の組織体質を引きずったまま今日に至っているとのことらしいのです。

同氏の日本の司法・裁判所制度についての処方箋は「法曹一元化」です。それにより、ヒエラルキー官僚組織の頂点に立つ最高裁・事務総局が人事権を濫用して組織全体を私物化し統制している状態を解消したいとおっしゃっています。同氏のサイトの説明によれば、今日の日本のような司法・裁判所の制度は、ドイツなどの欧州大陸型、なのだそうで、米英系の国では「法曹一元化」が一般的なのだそうです。これは知りませんでした。おかげでアメリカの裁判所の裁判官たちは、日本のように病的で言動のおかしな連中はあまり見かけず、生き生きと建設的・創造的な「司法の仕事」に取組んでいるのだそうです。私も「法曹一元化」を実現した方がいいように思います。なお、日本の司法・裁判所(&検察)の抜本改革については、下記をご覧ください。改革のハードルは政治改革に比べたら高いですが、有権者・国民がその気になればできない改革ではありません。

◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html


 <瀬木比呂志氏著書>

(1)絶望の裁判所-瀬木比呂志/著(講談社現代新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033051213&Action_id=121&Sza_id=G2

(2)現代日本人の法意識-瀬木比呂志/著(講談社現代新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034675988&Action_id=121&Sza_id=C0


 <若干の関連情報>

(1)最高裁判所の組織 - 裁判所
 https://www.courts.go.jp/saikosai/about/sosiki/index.html

(2)映画「日独裁判官物語」1999年制作(制作・普及100人委員会) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=FLbp39nxlw4

(3)虎に翼 - NHK
 https://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

(4)裁判官と東証元社員を刑事告発 インサイダー取引の疑い 監視委 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20241223/k00/00m/040/159000c

(5)国民審査2024:34年ぶりの「異変」 国民審査で浮かんだ「民意」の正体 - 毎日新聞
 https://x.gd/TwALI

(6)法廷は誰のもの? その秩序を問う訴訟(青柳雄介 『サンデー毎日 2024.12.1』)
 https://www.fujisan.co.jp/product/1017/b/2593898/

(7)(別添PDFファイル)ルポ 司法崩壊(第6回)、揺らぐ三権分立と三審制(イントロ部分)(『地平 2024.12』)
 https://drive.google.com/file/d/1iYxPawhkVJEqJ5WlVtD3evqZALEQ8fyz/view?usp=sharing

(8)(別添PDFファイル)ルポ司法崩壊(第7回):最高裁はどうすれば立ち直るか(イントロ部分)(後藤秀典『地平 2025.2』)
 https://drive.google.com/file/d/1TJugo6aGpuPDi8P5iMagxc6i7JZlo7a7/view?usp=sharing


 <最近のロクデモナイ判決>

(1)安保関連法の違憲訴訟 最高裁が岡山市民らの上告棄却 憲法違反かの判断せず一審と二審の判決を支持(KSB瀬戸内海放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/85a64fc4f502f9eb7639fd4ed7f21bfefbfecc1d

(2)勾留中のがんで死亡、大川原化工機の元顧問遺族「拘置所で健康が犠牲、裁判所も認めた」 国賠訴訟、控訴は棄却:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/365165

(3)最高裁の「棄却」決定に抗議します!-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2024/12/blog-post.html

(4)袴田巌さんの人生壊した「証拠捏造」をスルー…最高検が「検証」公表 再審無罪なのに「立証に問題なし」:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/376158

(5)飯塚事件 黒塗りの死刑執行文書 元死刑囚の遺族が開示求め提訴 - 毎日新聞
 https://x.gd/H8h3a

(6)(別添PDFファイル)東京都と裁判所の闇:北区志茂一丁目・補助八六号線(『東京きたほうりつ 2025年第44号新春』)
 https://drive.google.com/file/d/1WdfkYm8i5sTao0uiXRAyEnQnt7fHfpbV/view?usp=sharing


 <いちろうちゃんのブログ>

(1)(報告)司法よ 本来の姿を取り戻せ! 617最高裁共同行動 ヒューマンチェーン:この運動が、腐敗堕落する日本の司法・裁判所の民主化、というよりは「正常化」のための継続的な動きになることを願う- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-2908f9.html

(2)「子ども脱被ばく裁判」上告棄却に怒りを持って抗議:このままでは同じことがまた起きる=福島原発事故により子どもたちが被ばくするのを防ぐ何らの措置も取らないどころか、放射能の危険性をごまかし、被害を隠蔽し続ける政府・福島県・自治体- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-1f29a8.html

(3)基本的人権を守らず、国民主権を踏みつぶし、対米隷属を追認して平和を破壊する「反社会的勢力」=日本の司法・裁判所・検察を叩き潰せ(その1)=①弾劾裁判の在り方、②巨悪を逃す検察の言い訳、③司法が株主代表訴訟を骨抜きにする- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-464871.html

(4)本日(9/27)がNHK朝ドラ「虎に翼」の最終回:①福島寅子(みずほ)さんからのメール、②寅子(みずほ)さんの「事実婚」連れ合い=海渡雄一弁護士の「虎に翼」評論- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-13ed70.html


(下記サイトから一部抜粋)
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「裁判官」という言葉からどんなイメージを思い浮かべるだろうか? ごく普通の市民であれば、少し冷たいけれども公正、中立、誠実で、優秀な人々を想起し、またそのような裁判官によって行われる裁判についても、信頼できると考えているのではないだろうか。

残念ながら、日本の裁判官、少なくともその多数派はそのような人々ではない。彼らの関心は、端的にいえば「事件処理」に尽きている。とにかく、早く、そつなく、事件を「処理」しさえすればそれでよい。庶民のどうでもいいような紛争などは淡々と処理するに越したことはなく、多少の冤罪事件など特に気にしない。それよりも権力や政治家、大企業等の意向に沿った秩序維持、社会防衛のほうが大切なのだ。

裁判官を33年間務め、多数の著書をもつ大学教授として法学の権威でもある瀬木氏が初めて社会に衝撃を与えた名著『絶望の裁判所』 (講談社現代新書)から、「民を愚かに保ち続け、支配し続ける」ことに固執する日本の裁判所の恐ろしい実態をお届けしていこう。

(中略)庶民のどうでもいいような事件、紛争などともかく早く終わらせるにこしたことはなく、冤罪事件などいくらかあっても別にどうということはなく、それよりも、全体としての秩序維持、社会防衛のほうが大切であり、また、司法が「大きな正義」などに深い関心を示すことは望ましくない、あるいは、そうなったら大変に都合が悪い。

大国の権力や政治家や大企業は、おおむねそのように考えているに違いない。そして、日本の裁判所は、そういう意味、つまり、「民を愚かに保ち続け、支配し続ける」という意味では、非常に、「模範的」な裁判所なのである。

そして、まさにそのような意味合いにおいて、私は、日本の裁判所、裁判官、少なくともそのトップと、裁判官の多数派、マジョリティーとに、深く失望、絶望している。つまり、日本の裁判所は、大局的にみれば、「国民、市民支配のための道具、装置」なのであり、また、そうした道具、装置としてみれば、きわめてよくできているのだ。
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(前半部分です)
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(1)ベテラン裁判官「痴漢冤罪で無罪はほぼ出ない」…検察の主張を鵜呑みにする「裁判所のヤバすぎる内部事情」(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/139249

(2)裁判官にとって「国民はただの記号にすぎない」…裁判所が「理念」を捨ててまで「正義を踏みにじるワケ」(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/139251

(3)なぜ日本の裁判所は「国民を支配するための道具」と化したのか…元判事の法学者が明かす、衝撃の『ウラ事情』(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-2)
 https://gendai.media/articles/-/139260

(4)東大に合格し在学中に司法試験にも合格…「エリート街道」を駆け上がった法学者が「本当はやりたかった事」(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-2)
 https://gendai.media/articles/-/139285

(5)“医師”と“製薬会社”がグルになって不正を…《癒着》が引き起こした恐るべき薬害『クロロキン事件』とは(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-2)
 https://gendai.media/articles/-/139301

(6)「最高裁事務総局での生活は苦痛でしかなかった」…アメリカ留学から帰国した「エリート裁判官」を待ち受けていた2年間の“地獄の日々”(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-2)
 https://gendai.media/articles/-/139385

(7)ある裁判官のゲスすぎる提案に絶句「週刊誌にリークすればいい」…日本の裁判所で日夜行われる仁義なき「出世のための戦い」を大暴露(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-2)
 https://gendai.media/articles/-/139382

(8)裁判官の衝撃告白「国が《法の抜け穴》を悪用して」…横行する「談合」「事前リーク」「出来レース」はもはや「裁判の自殺」(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-2)
 https://gendai.media/articles/-/139387

(9)最高裁長官が「マッカーサー駐日米大使に判決内容をリーク」…アメリカの機密文書が明らかにした“あの事件”の「衝撃の顛末」(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-2)
 https://gendai.media/articles/-/139390

(10)「当選結果は最初から決まっている」…元裁判官が「無意味」と一蹴した、いい加減すぎる『選挙制度』の実態(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-2)
 https://gendai.media/articles/-/139395

(11)「この理屈は本当に正しいのか?」…若い合議体が最高裁判決に感じた違和感とは?(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/139694

(12)“最高裁歴史の恥部”とまで言われた「裁判官いじめ」への関与を自慢げに語る最高裁判事…うつになるほど耐え難い『最高裁勤め』の実態とは(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/139692

(13)裁判官の「タブー」に踏み込んだ書物を批判する“飼い慣らされた”裁判官たち…裁判所上層部の「腐敗」の実態に迫る(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/139814

(14)裁判官時代の立場はまるで「共産主義下の知識人」…都合の悪い人間を排除する組織の「闇」に耐えかねて裁判官を辞めるまで(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-2)
 https://gendai.media/articles/-/139786

(15)“裁判所所長”による「法律」も「憲法」も無視したパワハラ…日本中に蔓延する“問題の大きい管理者裁判官たち”の実態(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/139854

(16)司法はもはや「物事の理非で決着がつけられる世界」ではない…日本のヒエラルキー的官僚組織の「深い闇」(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-2)
 https://gendai.media/articles/-/139861

(17)事務総局の方針に意見を述べただけで「不利な人事」…良識派ほど上に行けない、裁判所の腐りきった「実態」(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/139864

(18)人間味のある人物はたったの「5%」…最高裁判事たちの知られざる「人物像」に迫る(瀬木 比呂志)-現代新書 - 講談社(1-2)
 https://gendai.media/articles/-/139869

(19)最高裁に潜む「感情が全くない“怪物”」…他者を見下し躊躇なく切って捨てるトップエリートたちの「実態」(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/139870

(20)最高裁判事の隠された“素顔”──表の顔と裏の顔を巧みに使い分ける権謀術数の策士たち(瀬木比呂志)現代新書-講談社(1-2)
 https://gendai.media/articles/-/139871

(21)裁判所トップの“不正な思惑”に突き動かされて…裁判員制度導入の「裏側」に潜む「公然の秘密」とは(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/140144

(22)被告人を「奴ら」「あいつら」と語る…国民を脅かす“冤罪事件”につながりかねない「刑事系裁判官」の問題点(瀬木 比呂志) - 現代新書 - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/141473
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(以下、次回以降)
草々

2025年1月21日 (火)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(164):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その25):矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授「避難者通信154号=科学と人権に立脚した被ばく評価体系の確立に向けて」

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(2.4)子ども脱被ばく裁判総括集会のご案内-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2025/01/blog-post.html

(関連)最高裁 棄却決定調書(PDF)
 https://drive.google.com/file/d/1bPOhi-aHpbZt1p1XWGcUqQgdFpYJPn0l/view?usp=sharing

(ちなみに、第1審福島地裁は「行政裁量の範囲内につき、山下俊一長崎大学教授の「にこにこ笑っている人には放射能は来ません」も含めて全てOK(原告敗訴:遠藤東路裁判長)、第2審仙台高裁は、言語明瞭・意味不明、の判決文でした(原告敗訴:石栗正子裁判長。そのデタラメ判決を不服として上告した結果、最高裁(サイテーサイと読む)の判決文は上記です。審理せずに「棄却」しています。こんなものを放置しておくわけにはいかないのです。:田中一郎)
 https://www.youtube.com/watch?v=PuwFrNEgDTg

(関連)「子ども脱被ばく裁判」上告棄却に怒りを持って抗議:このままでは同じことがまた起きる=福島原発事故により子どもたちが被ばくするのを防ぐ何らの措置も取らないどころか、放射能の危険性をごまかし、被害を隠蔽し続ける政府・福島県・自治体- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-1f29a8.html


2.(別添PDFファイル)国無断提供の名簿で靖国合祀、韓国人遺族の敗訴確定、最高裁判決(東京 2025.1.18)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/379953

(関連)(別添PDFファイル)靖国神社・韓国人合祀に冷淡な最高裁判決…日本国は他者の心に対する思いやりに欠ける(小林節 日刊ゲンダイ 2025.1.21)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366494?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(関連)日本最高裁「韓国人の靖国合祀撤回要求」また棄却…遺族敗訴(中央日報日本語版) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/46a23e16d0c9479af25ea4dbe0c633347f5afa4f

 <田中一郎コメント>

 原告は靖国神社に対して「合祀」取りやめを請求しなかったのだろうか? 日本政府に対してだけ慰謝料請求をしている裁判なのだろうか。記事からはよくわからない。しかし今現在も「合祀」されたままなのだから、少なくとも靖国神社に対して「合祀」取りやめの請求を行い、日本政府とグルになって無断で合祀したことに対して慰謝料を請求することはできるはずである。

またこの事件は、大日本帝国の侵略戦争犯罪に関連することだから、時効を単純に使うことも許されない。日本政府は時効に関係なく、韓国の方々に対する戦争責任の一環でこの問題に対処すべきである。かようなことは日本の国際的な恥さらしであり、この「合祀」されている人が欧米人であった場合(特にアメリカ人の白人であった場合)、日本政府や日本の司法・裁判所は同じような態度をとるのだろうか?

これほど重大な人権侵害が日本の腐った司法・裁判所で却下されたり、時効による「門前払い」(最高裁)にされたりしていることが信じがたい。そして大切な隣国・韓国の方々に対して許しがたい侮辱であり、日本人として申し訳ないと思う。やはり日本の司法・裁判所は解体されなければならない。今日の裁判官どもに得手勝手な司法権力の濫用を許してはならない。

(ついでに申し上げれば、およそ法律というものは、かような理不尽極まることを許すような「道具」になっており、そもそもが法律は支配権力や巨大資本を守りこそすれ、我々吹けば飛ぶような一般庶民を守るようなものではないことも付記しておく。それはちょうど軍隊が国民を守るものではなく、支配権力者たちを守るための階級支配の暴力装置であることと同義である。)


3.小倉志郎 さんから:「フェイクとファクトチェック」
 https://tinyurl.com/2th52hne

(関連)インターネット検閲や規制、サイトや言論の排除を、政府や巨大IT企業やファクトチェック機関に委ねてしまってはいけない(その1):月刊誌『地平』連載「ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か」(楊井人文弁護士)より- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-fe793a.html


4.(別添PDFファイル)三里塚教会が今、そこに建つ意味 故戸村一作さんと成田空港をめぐる激動の歴史と、信徒を驚かせた「設計者」(東京 2025.1.19)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/380151?rct=tokuhou

(関連)三里塚アンソロジー-宇沢弘文/編(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000018740448&Action_id=121&Sza_id=F3


5.(必見記事)これが国際政治の現実だ:「権威主義国家=ロシアや中共中国を封じ込め弱体化させろ!」の掛け声の裏側で取引される低濃縮ウラン(原発用核燃料)のご都合主義、何が経済制裁か!?

◆(別添PDFファイル)中露、核燃料で揺さぶり、対米禁輸 切り札に、代替に時間 原発維持にリスク(日経 2025.1.14)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO86027810U5A110C2NN1000/

(関連)ゼレンスキー大統領の国会生演説「スタンディング・オベーション約1分」にネット民は違和感 - 東スポWEB
 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/165047

(関連)【ノーカット】ゼレンスキー大統領 国会で演説 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=bDwN-znczfs
 https://www.youtube.com/watch?v=C6Ndu6xGyJA

(国会議員たちのスタンディング・オベーションの様子は上記VTRの最後のところに若干出てきます)

 <田中一郎コメント>

 よく見ておいてください。これが生々しい国際政治・経済の実態の一角です。中共中国やロシアは「サタンの国」「悪の帝国」「権威主義国家」(要するに全体主義)だから封じ込めて弱体化させろ、ウクライナへのロシア侵略や中共中国による台湾への軍事侵攻を阻止せよ、そのためには経済制裁が必要不可欠、ウクライナは対ロシア、日本は対中共中国、ともに戦う覚悟を決めよ! 「私たち欧米人は、応援し指示する人、あなた方ウクライナ人や日本人は戦って死ぬ人」ということらしい。他国で戦争してくれたら儲かるし。(日本の国会は一部の議員(沖縄選出の髙良鉄美参議院議員と「れいわ新選組」の一部)を除き、日本共産党まで含めて、ゼレンスキー大統領賛美のスタンディング・オーベイションまでしている始末)

◆加川良 「Ryō Kagawa」 --- 教訓1「Lessons learned 1」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=uLcfDWyRfyI

なんちゃって、それでもって、この戦争屋たちがやっていることは、アメリカも欧州も、原発稼働継続のためのウラン燃料(低濃縮ウラン)をロシア及び中共中国から自分たちの裏口を通して大量に輸入するという、お粗末丸出しのご都合主義を展開中だ。ロシア産や中共中国産のウラン燃料は禁輸しなくてもいいが、ロシア産のカニや天然ガスは禁輸、中共中国産の落花生もダメ、ということらしい。なんでやの???

(ウクライナ戦争に関する誤った認識は日本の左翼・左派・リベラルの誤り3つのうちの1つ:あとの2つは、「新型コロナ」&mRNAコロナワクチン、「人工排出CO2による地球温暖化」説カルト信仰、そしてまもなくこれに「インターネット上のフェイク・悪質情報対策」が加わりそうだ)

「軍産情報複合体」に踊らされる、全くバカバカしい経済制裁と戦争支援(バックアップ)、それをアメリカの「一の子分」として、有権者・国民の負担と命の危険を犠牲にしてまい進しているのが、政府政権を牛耳る売国奴政党=自民党と、それに協力する公明党・「日本維新の会」・国民民主党である(一部は野田佳彦「脱憲反民主党」)。この連中を政界から追い払う投票行動をいたしましょう。


6.類は友を呼ぶ:維新と石丸伸二
 時代遅れのデマゴーグと「すっからかん」の連合です。頭がイカレタ滅亡したい方々が投票するようです。

(1)維新吉村代表が石丸新党と連携前向きのトンチンカン、「政治屋の一掃」に危機感ゼロのお気楽ぶり|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366356

(2)吉村維新の“石丸ラブ”が止まらない…新党に「連携参加の可能性を前向きに」と秋波送った皮算用|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366390

(3)創設者・橋下徹氏が石丸伸二氏に露骨な“抱きつき”…政界プチ再編で「維新瓦解」待ったなし?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365612

(4)早くも見えた石丸伸二氏「再生の道」の“ポンコツ化”…政策への言及なし、新党参加にこれだけのリスク|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/366323

(5)石丸新党“旋風”が吹かないワケ…主義も施策もサッパリわからず「政党とは言えない」識者らバッサリ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366409

(6)裏金3500万円で職員略式起訴、「都議会自民党」解散で自民は都議選“死屍累々”…ほくそ笑む小池・石丸・玉木|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/366442

(自民党がダメやから、それを石丸伸二新党や都民Fや維新に替えても、やっぱりダメや、ということが、まだわからんのかねえ?)

◆(別添PDFファイル)政治屋への転職斡旋業(前川喜平 東京 2025.1.19)
 https://www.facebook.com/groups/331535984952571/posts/1121423622630466/
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「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(164):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その25):矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授「避難者通信154号=科学と人権に立脚した被ばく評価体系の確立に向けて」」をお送りいたします。関連情報も添付いたします。

 <別添PDFファイル>
(1)恐るべし日本の行政と医療:ICRPに従った結果(矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授 2025.1)
(2)内部被曝を無視した被爆者援護法の基準は巨大な差別を生んだ(矢ケ崎克馬『放射線防護の科学と人権』緑風出版)
(3)IAEAの1996年会議「チェルノブイリ事故後10年」(矢ケ崎克馬『放射線防護の科学と人権』緑風出版)
(4)私がお薦めしたい本『放射線防護の科学と人権』(山田耕作京都大学名誉教授 2024.12.27)


1.矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授からのメール

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『科学と人権に立脚した被曝評価体系の確立』に向けた取り組みは、事務局が確立次第動き始める予定です。避難者通信大154号を発行いたしましたので、ご紹介いたします。(矢ヶ﨑克馬 2015/1/20)

内容は、第65回つなごう命の会定例学習会の内容です。

(1)第154- まさに断腸の記録ー厚労省人口動態調査、なぜ公表されないのか?(矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授 2025.1)
 https://tinyurl.com/2s3nw4dv

(2)第154- ICRPを科学の目で批判する(矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授 2025.1)
 https://tinyurl.com/26y5ut79

(3)第154- (別添PDFファイル)恐るべし日本の行政と医療:ICRPに従った結果(矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授 2025.1)
 https://tinyurl.com/2n28x2uz
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2.「隠蔽され続ける内部被曝」(矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授 2024.8.9)
 https://drive.google.com/file/d/1bKrW4yRMUuDeWkpb25C4FG6nx_PRpEd7/view


3.(別添PDFファイル)私がお薦めしたい本『放射線防護の科学と人権』(山田耕作京都大学名誉教授 2024.12.27)
 https://drive.google.com/file/d/1XCD3OhNdnU98rT1bVUYbl8XAOVMCr98W/view?usp=sharing


4.(再掲)(必読新刊書)放射線防護の科学と人権-矢ヶ崎克馬/著(緑風出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034685618&Action_id=121&Sza_id=GG

(1)(別添PDFファイル)(上記から一部抜粋:必読)内部被曝を無視した被爆者援護法の基準は巨大な差別を生んだ(矢ケ崎克馬『放射線防護の科学と人権』緑風出版)
 https://drive.google.com/file/d/1LBV7485wpoRscXviO-IMbeylRJzM7t4E/view?usp=sharing

(上記でご紹介した図書抜粋の最後の方、長崎県の「第二種健康診断受診者」(「長崎被爆体験者」と称される)が医療手当を受給するには、精神神経科ないしは心療内科の受診証明が必要、などとされている点に注目されたい。長崎県の被爆者の健康被害を「精神疾患」と決めつけて差別を煽る悪質極まりないことが、政府自らの手で「制度として」実施されていることに驚愕を受けた。こんなものが未だに生きているのか・強行されているのか? この国の政治家や官僚どもは一体何なのか!? ともかく、この数ページの矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授執筆の文章を読めば、戦後長く続く(今も続く)原爆被爆者を差別・切り捨ての、原爆医療法・被爆者援護法の悪質極まる「しくみ」が一目で明らかとなります。必ずご覧ください。(逆に、広島では、先般の「黒い雨」裁判の広島高裁判決により、裁判原告はほぼ完ぺきな形で勝訴し、救済が図られた。しかし、その後のことが、厚生労働省および御用学者および政治家どもの妨害にあい、原爆被爆者の完全救済には至らない。その最先端にいるのが長崎の原爆被爆者である。:田中一郎)

(関連)広島原爆「黒い雨」訴訟の原告全面勝訴(国の上告断念)と長崎原爆「黒い雨」被ばく被害者=何故、国は広島と長崎で被ばく被害者を区別・差別・分断するのか!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-a5a9b3.html

(関連)(名著)「黒い雨」訴訟-小山美砂/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034358919&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)通信No.2943 (2024-8-31 黒い雨と長崎被爆体験者)
 https://drive.google.com/file/d/1lIGJswqgSdto-GzpiBu2YpPTxIHwdxjy/view?usp=sharing

(関連)長崎・被爆体験者への支援拡大へ 首相が表明 地裁判決には控訴方針 - 毎日新聞
 https://qr.paps.jp/1I3Qm

(2)[NHKスペシャル] スクープドキュメント - 封じられた“第四の被曝(ひばく)” -なぜ夫は死んだのか- - NHK - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=erNEbdW0i78

(3)(別添PDFファイル)IAEAの1996年会議「チェルノブイリ事故後10年」(矢ケ崎克馬『放射線防護の科学と人権』)
 https://drive.google.com/file/d/1vTcv3QhUMO7rbJWMo2nmPmV70kV8RthI/view?usp=sharing

(「古典的被曝軽減措置をもはや行わないと断じて、「高汚染地帯に住み続けさせる」に大転換した(矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授)=その具体化が国際放射線防護委員会(ICRP)2007年勧告(計画被ばく、緊急時被ばく、現存被ばく)である。そしてその「実験的実践場」がフクシマだ=県民が放射線ムラの被ばくモルモットにされようとしている:下記参照)

◆大熊で働く|おおくまStyle
 https://qr.paps.jp/vryqa

 <関連サイト>

(1)国際放射線防護委員会の 2007 年勧告
 https://www.icrp.org/docs/p103_japanese.pdf

(2)原子力「寄生」委員会
 https://www.nra.go.jp/data/000423739.pdf
 https://www.nra.go.jp/data/000442948.pdf


5.たんぽぽ舎MGより

(1)日本の被曝行政・医療対応恐るべし (上)(2回の連載)
 | 住民の健康を守るべき医療現場には「放射線障害」を見抜く診療指針も診断処方も無い
 | 政府や福島県は、多発している小児甲状腺がんを「放射能とは関係ない」として処理
 └──── 矢ヶ崎克馬(沖縄県西原町在住)

 皆々様 寒い季節を迎えています。お元気にお過ごしでしょうか? 沖縄、西原町も現在15.7度C。朝から暖房つけています。今年は沖縄戦・大空襲・被爆80年。東電事故(福島第一原発)14年。『安全保障関連法案』施行10年。世界では殺戮と破壊の戦争継続。非常に不気味な政治・世情が展開しています。

日本の戦後は国家主権放棄、米国傀儡(かいらい)政権として出発し、主権在民とされる民主憲法を守る力と破壊しようとする力がぶつかり合ってきました。新憲法を目の上のたんこぶのように迷惑物として除去しよう(戦後政治の総決算)と保守勢力は75年間にわたり政治を展開してきました。75年間の、「主権者」では無く「隷従者」を育てる“道徳教育”が効果を発揮し、今や日本の民は「自発的隷従者」(政府筋に反するような動きを政府に成り代わって市民が制裁する)としての様相を深めているとの指摘もあります。

しかし、憲法はさすがに憲法。主権者を育てています。平和憲法を守らなければならないという主権者の動きも国民的に深く定着しています。東電事故(福島第一原発)後14年、この間の苦渋を悲鳴のように述べます。

(a)東電事故以来、政府は「法律では公衆は1mSv/年となっているのに、20mSv/年で規制」し、国民との約束事である法律を適用しない「法治主義放棄」をして来ました。「放射能はたいしたことない」、大事なことは高汚染地域にいる人々の生活を守るために「食べて応援」だとしてきました。

食べて応援だけではありません、除染で出た大量の汚染土砂を全国に建築・土木資源としてばらまき、アルプス汚染水を海洋に投棄し、メルトダウンした原子炉は外界に応射能を拡散し続けるという暴政を行っています。被曝から国民を守ることをしないできました。この棄民策は本当に大きな犠牲を民に与え続けてきました。「苛政は虎よりも猛なり」です。

(b)お母さんが子どもの命を守ることを中心に、自主避難者が大量に出ました。行政からの支援などあるか無いかなど分らない状態で、生活の展望も立たない中で「主権者」として悲壮感溢れる、しかし、素晴らしい「命を守る」決断でした。これらの人々は短期間お恵み的な援助を受けましたが、人権的視点に基づく社会的/経済的保障はありませんでした。「国内避難民に対する指導原則」が国際的に存在し、チェルノブイリでは1mSv/年以上では自主避難者は強制避難者と全く同等に権利を与えられ保護されたのとは、およそ真逆です。安孫子亘監督の「決断」-運命を変えた3・11母子避難-、等々の映画は避難者の実態を伝えています。

(c)「保養」も政府の責任として実施されませんでした。コロナ以前は民間でかなり活発になされてきましたが、現在はほとんどその火が消えてしまいました。チェルノブイリ事故周辺国が国の責任に於いて1ヵ月規模での子どもと市民の「保養」事業を30年にわたって継続してきたこととは大違いです。ここでも大きな棄民が行われています。

『かくれキニシタン』(へっついの家シリーズ第2弾)という記録映画があります。タイトルは、「放射能被曝を非常に気にしているけれども、気にしているとは世間に言うことができず、こっそりと保養をしています」というものだと説明がありました。なんということでしょう。政府も日本の民間も「放射能は語ってはならない」という状態を保ち、それに反する人々-避難者や保養者-を排撃しているのです(政府は棄民、市民は自発的隷従か)。「避難は絆を破壊する」とさえ言われました。

(d)では、保養や避難をする必要が無いのか? 政府や福島県は、多発している小児甲状腺がんを「放射能とは関係ない」として処理いたします。放射線被曝被害は無いとしています。実態はそれに反し、厚労省「人口動態調査」のデータは凄まじい被害を示しています。が、一切隠されています。しかし公的データなのに、公的機関は発表しない、何も言わない。可視化もされない。強力に「隠蔽」されているのです。各種疾病の患者急増や死亡者の異常増加が2011年以降継続していることが『極秘』扱いなのです。(下)に続く。 (避難者通信 第153号 2025/1/12より)

注:矢ヶ崎克馬氏の「崎」は、本来「たつさき」ですが、「環境依存文字」と  指摘されるので、やむなく、「崎」を使いました。


(2)日本の被曝行政・医療対応恐るべし 即刻の改善を (下)(了)
 | 住民の健康を守るべき医療現場には「放射線障害」を見抜く診療指針も診断処方も無い
 └──── 矢ヶ崎克馬(沖縄県西原町在住)

(e)厚労省「人口動態調査」は矢ヶ崎克馬と小柴信子が分析を進めています。『放射線被曝の隠蔽と科学』では「粗死亡率(毎年の死亡者を人口で除する)」から、2011年以降2017年までで、死亡者の異常増加が27万人に及ぶことを示しました。

(f)その後「人口調整死亡率」(1985年を標準として、年齢構成が不変とした場合の死亡率)では明瞭に2011年以降死亡率が一貫して増加していることを確認いたしました。

(g)「男女別年齢別死亡率」では体力のある青年・壮年層の死亡率は2011年以降減少し、19歳以下と60才以上の小児/お年寄りは死亡者の異常増加がありました。9年間で死亡者の異常減少した人数が57万人、異常増加した人数が63万人で、見かけ上、7万人の死亡増加があることが確認出来ました。

沖縄では「チュラシマ・ウツクシマ交流協定」(チュラシマは沖縄、ウツクシマは福島)があり、大量に福島米が移入されました2012年、県民一人あたり3.2kg)。各種の健康異変が起きていますが、「老衰死」は2010年以前の約20倍に急増して継続しています。これらのデータは他の健康不良と合せて拙著『放射線防護の科学と人権』に掲載されています。

(h)子どもに現れている健康不良は小児甲状腺がんだけではありません。学校の特別指導学級の生徒数も2011年以降うなぎ登りです(文科省データ)。学生の健康不良も同様です(日本学徒援護会)。原子力ムラは放射能のデータを示さないと放射能被害とは絶対認めない姿勢を取っています。しかし諸健康指標が一斉に2011年で急変することは原発事故と時間的相関があり、「被曝の影響」が第一の原因と思料されます。

(i)なぜこの様に多くの犠牲者が出たのか? それはこの国が、市民を守らなかったからです。「永久的に汚染された地域に住民を住み続けさせる(IAEA1996年会議)」ことをした上で、人権的に棄民した汚染地域居住者に、生産させ、生産物を内部被曝(汚染された食材・水と共に放射性物質を体内に入れ、体内で放射線が発射されて被曝する)を半ば強制する「食べて応援」で全国民に被曝させたのです。被曝被害が全国化しました。

(j)小生と連れ合いの沖本八重美(広島胎内被爆者)は東電事故で拡散された放射能の「内部被曝を少しでも阻止しなければ」との思いを強く持ち、小生は2011年3月24日に福島入りをしたのをきっかけに、2011~2022年の2年間で合計245回に及ぶ内部被曝警告の講演活動を行いました。沖本は沖縄で避難者支援を行い、福島には私と共に多数回入り懇談活動をしました。悲劇が起き、沖本は2013年初頭に心臓発作で斃れ、小生は心臓下半分が麻痺し、大脳が萎縮する異変を起こしました。残念ながら、「食べて応援」の大合唱に対して流れを変えることはできませんでした。

(k)非常に重大なのは、住民の健康を守るべき医療現場には「放射線障害」を見抜く診療指針も診断処方も無いのです。肥満症とか糖尿病患者さんは、カロリーを減らせとか、糖分は制限しなさいとか、原因を絶つ指導がなされますが、医療現場、保健現場には「内部被曝を軽減しなさい」等という指導は全くありませんでした。むしろ食べて応援に協力して病院食を福島米に指定した病院が実に多いのです。

被曝被害は、がんに対する対処は明確ですが、がん以外の被曝症状に対しては全く無力であり、住民を守ることができていません。それも加わって、日本の健康被害が拡大したものと思われます。チェルノブイリ周辺では行政だけでなく(チェルノブイリ法などに現れている)、医療者や専門家が放射線被曝から市民を守ることに全力を挙げ、20年間に5000報を超える医療報告が出されたの対し、日本では両手で数えられるほどしかありません。日本の被曝診療・医療怖るべし。即刻の改善が求められます。

なお、『放射線防護の科学と人権』を矢ヶ崎克馬から、直接購入される場合は、著者割引の価格で、送料込みで2500円でお分けすることができます。yagasaki888@gmail.com 迄ご連絡ください。

私たちは「科学と人権に立脚する被曝評価体系」を作らねばなりません。人間と環境・地球の未来を守る被曝評価体系です。頑張りたいと思います。力を合わせましょう。(避難者通信 第153号 2025/1/12より)


6.矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授著書

(1)隠された被曝-矢ケ崎克馬/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032454729&Action_id=121&Sza_id=C0

(この矢ケ崎克馬先生の著書は、私が下記のレポート『放射線被曝の評価単位 シーベルトへの疑問』を書くヒントをいただいた貴重な図書です:なお『放射線被曝の評価単位 シーベルトへの疑問』は印刷費 ¥100 で販売中です:田中一郎)

(関連)(増補版) 放射線被ばく評価の単位「シーベルト」への疑問- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html

(関連)(セシウムの百倍の危険性) 放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-cc7b.html

(2)裁かれた内部被曝 熊本原爆症認定訴訟の記録-熊本県原爆被害者団体協議会/編 原爆症認定訴訟熊本弁護団/編 矢ケ崎克馬/監修 牟田喜雄/監修(花伝社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032794315&Action_id=121&Sza_id=C0

(3)内部被曝-矢ケ崎克馬/著 守田敏也/著(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032719879&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)福島への帰還を進める日本政府の4つの誤り 隠される放射線障害と健康に生きる権利-沢田昭二/著 松崎道幸/著 矢ケ崎克馬/著 島薗進/著 山田耕作/著 生井兵治/著 満田夏花/著(旬報社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033152302&Action_id=121&Sza_id=C0

(5)放射線被曝の隠蔽と科学-矢ケ崎克馬/著(緑風出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034201415&Action_id=121&Sza_id=A0

草々

 

2025年1月20日 (月)

(報告)(1.16)再開第4回:オルタナティブな日本をめざして :「シリーズ「戦後改革」 (第2回目)「日本国憲法で日本はどう変わったか」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)

前略,田中一郎です。


 去る2025年1月16日、水道橋のたんぽぽ舎に於きまして、「再開新ちょぼゼミ(第4回):オルタナティブな日本をめざして「シリーズ「戦後改革」(第2回目)「日本国憲法で日本はどう変わったか」」を開催いたしました。講師をお引き受け下さった山田朗明治大学教授にはご多忙のところ、ご無理を申し上げ、ご講演いただきましたことを心より感謝申し上げます。以下、当日のレジメや録画、関連情報などを添付して簡単にご報告申し上げます。


◆(イベント情報)(予約必要)(1.16)再開新ちょぼゼミ第4回:オルタナティブな日本を目指して 「シリーズ戦後改革(第2回):日本国憲法で日本はどう変わったか」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-1fa39a.html

戦後日本は、日本国憲法の下で、国民主権、基本的人権の尊重、徹底的平和主義に加え、三権分立や地方自治などを加えた民主主義社会を曲がりなりにも形成し(いろいろと問題はあったけれども)、平和で豊かで合理的な法治国家と市民社会を築いてきました。しかし、ここにきて、この日本国憲法を改悪し、大日本帝国時代に逆戻りせんとする勢力が台頭してきています。こうした動きに対して、戦後日本のスタート時点だった「戦後改革」の詳細を知り、日本国憲法の時代が、どのように大日本帝国憲法の時代と変わったのか・変えられたのかを確認しておこうと思います。日本近現代史がご専門の山田朗明治大学教授に講師をお願いして、シリーズ「戦後改革」で全7回のゼミナールを開催いたします。第2回目は「日本国憲法で日本はどう変わったか 」です。

◆講 師:山田朗明治大学教授
博士(史学/東京都立大学) 明治大学文学部教授 明治大学平和教育登戸研究所資料館館長
日本近現代の国家戦略史・軍事史・天皇制・植民地支配・戦争責任の諸問題、歴史認識・歴史教育論


◆(当日録画)20250116 UPLAN 山田朗「【シリーズ戦後改革2】日本国憲法で日本はどう変わったか」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=n6nt_Ahlp9g
 https://www.youtube.com/watch?v=n6nt_Ahlp9g

◆(当日のレジメ)(別添PDFファイル)(レジメ)シリーズ戦後改革02:日本国憲法で日本はどう変わったか(山田朗明治大学教授 2025.1.16)
 https://drive.google.com/file/d/1eXARh3_i4--fJNA9QSx9fINZx67vCEr0/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/1eXARh3_i4--fJNA9QSx9fINZx67vCEr0/view?usp=sharing


 <山田朗明治大学教授のご著書>

(1)関東大震災一〇〇年の今を問う 虐殺否定・歴史改ざんを許さず-山田朗/監修 関東大震災朝鮮人・中国人虐殺一〇〇年犠牲者追悼大会実行委員会/編(日本経済評論社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034645103&Action_id=121&Sza_id=E1

(2)昭和天皇の戦争:「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと-山田朗/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034511389&Action_id=121&Sza_id=C0

(3)軍事力で平和は守れるのか 歴史から考える-南塚信吾/油井大三郎/木畑洋一/山田朗/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034499586&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)昭和天皇の戦争認識 『拝謁記』を中心に-山田朗/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034491694&Action_id=121&Sza_id=GG

(5)帝銀事件と日本の秘密戦-山田朗/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034089960&Action_id=121&Sza_id=GG


 <関連サイト>

(1)日本史縦横無尽:森正蔵『解禁 昭和裏面史』(保阪正康 日刊ゲンダイ 2024.11.27-28)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364008
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364077

(2)寅子の憲法教科書(前川喜平 東京 2024.5.12)
 https://x.com/akykoda/status/1789503095594270774

(3)敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 上-ジョン・ダワー〔著〕 三浦陽一/高杉忠明/訳(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031329945&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 下-ジョン・ダワー〔著〕 三浦陽一/高杉忠明/田代泰子/訳(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031329948&Action_id=121&Sza_id=C0

◆(報告)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-ab8c45.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(再開新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-57c992.html
草々

 

2025年1月19日 (日)

(報告)(1.16)「新ちょぼゼミ」:老朽原発である東海第二原発の再稼働は非常に危険で、首都圏に深刻な原発事故被害をもたらす可能性大=日本原電は原発を動かす資格なし(田中一郎:2025年1月16日)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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 さる2025年1月16日、水道橋のたんぽぽ舎に於きまして、標記「新ちょぼゼミ」:老朽原発である東海第二原発の再稼働は非常に危険で、首都圏に深刻な原発事故被害をもたらす可能性大=日本原電は原発を動かす資格なし(田中一郎プレゼン)、を開催いたしました。以下、当日の資料と録画をアップして簡単にご報告申し上げます。

この東海第二原発を再稼働させることは、首都圏の「自殺行為」にも等しい愚かなことです。近未来に襲うであろう首都圏直下型の地震、あるいは太平洋沖合のプレート変動型地震により、東海第2原発は深刻な過酷事故を引き起こし、首都圏及びその周辺の都県にひどい放射能汚染をもたらす可能性大です。また、福島原発事故以降の日本原電の振る舞いから言えることは、もはやこの会社に原発を稼働させ運営するだけの能力も資格も体制も財務基盤もない、ということを示しています。東海第二原発のようなボロボロになった老朽原発などを動かさなくても電力は十分に足りていますし、原発を動かせば動かすほど、厄介な核のゴミはどんどん増えていきます。原子力「寄生」委員会・「寄生」庁および経済産業省は、日本原電のすべての原発(東海第二と敦賀)の再稼働をやめさせ、原発運転免許を剥奪するとともに、この会社を「廃炉ビジネスを含むエネルギーソリューション会社」へと脱皮させ、これからの脱原発の時代に備えさせるべきでしょう。日本の命運がかかっています。

◆(当日録画)20250116 UPLAN 田中一郎「老朽原発・東海第2原発を動かしてはならない」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=0Wy-kEtXbwA&t=1097s
 https://www.youtube.com/watch?v=0Wy-kEtXbwA&t=1097s

(カーソルを使って録画を最初のスタート時点に戻してご覧ください:画面下の赤線の左端をクリックする)

◆当日の資料
 防潮堤手抜き工事の発覚後の日本原電の態度の悪さが見て取れます。原子力「寄生」庁の指示(防潮堤は造り直し=改めて詳細設計を示せ)を無視して、一部修理を行って完成予定日程は変えない、などと勝手なことを言っています。このフザケタ強気の態度は、今日の政権を握る自公政権の「原発大推進」政策という「政治によるバックアップ」を受けてのものと思われます。選挙で自公の候補を落選させないと、原発は止まりそうにありません。

(1)(別添PDFファイル)世界の気温 1.6上昇、EU気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」(日経 2025.1.11)
 https://tinyurl.com/5y3mwzkz

(2)(別添PDFファイル)(レジメ)老朽原発・東海第2原発を動かしてはならない(田中一郎 2024年11月6日)
 https://drive.google.com/file/d/1VPHXyimQ5KMOpYN1-ka-7KYP_c6dmQo2/view?usp=sharing

(3-1)(別添PDFファイル)(チラシ)東海第二原発が危ない、内部告発で防潮堤基礎工事で施工不良が発覚!(2024年)
 https://drive.google.com/file/d/13uI4DYJ_kw0mWcDH0kx0r2wLXzALFawq/view?usp=sharing

(3-2)(国会質問:塩川鉄也衆議院議員:日本共産党)東海第2原発堤防巡り 原電、安全軽視で工事 2023.11.17 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=1ZQ9GAM29Qg

(4-1)東海第二原発 防潮堤問題 規制庁“改めて詳細設計示すよう”|NHK 茨城県のニュース
 https://qr.paps.jp/ypzka

(4-2)東海第2原発、施工不良の防潮堤は「補強工事や地盤改良で対応」 工期は先送り強まる 日本原電の目標達成難しく:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347309

(4-3)東海第二原発の安全対策工事 原電社長“完了時期変更なし”|NHK 茨城県のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20250109/1070026182.html

(5)(別添PDFファイル)東電、原電に「電力料金の前払い」1400億円 運転停止中でも(毎日 2024.8.8)
 https://mainichi.jp/graphs/20240807/mpj/00m/040/305000f/20240807k0000m040285000p

(6)(必読)原発がどんなものか知ってほしい(故平井憲夫さん)
 https://iam-k.com/HIRAI/


 <当日ご紹介した推薦図書>

(1)沈む日本4つの大罪 経済、政治、外交、メディアの大嘘にダマされるな!-植草一秀/著 白井聡/著(ビジネス社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034622562&Action_id=121&Sza_id=B0

(2)最新電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 発電・送配電の仕組みと概要を掴む(第4版)-木舟辰平/著
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034605660&Action_id=121&Sza_id=B0

(3)今だから分かる、コロナワクチンの真実 世界の実態と日本の現実-村上康文/著 山路徹/著(花伝社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034603926&Action_id=121&Sza_id=C0


 <ご紹介サイト>

(1)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(2)(必見保存版:報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html

(3)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html


 <参考>
◆オルタナティブな日本を目指して(再開新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-57c992.html
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草々

 

2025年1月18日 (土)

インターネット検閲や規制、サイトや言論の排除を、政府や巨大IT企業やファクトチェック機関に委ねてしまってはいけない(その1):月刊誌『地平』連載「ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か」(楊井人文弁護士)より

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(昨年末)たんぽぽ舎が引っ越しました

 昨年暮れに、草の根脱原発団体のたんぽぽ舎が引っ越しを余儀なくされました。それに伴う費用が大きく、これから更に内装の整備にも費用がかなり掛かりそうになっています。みなさまのボランティアで支えられてきた団体ですが、更にここにきて、引っ越し費用のカンパもお願い申し上げる次第です。みなさまの浄財にて、このたんぽぽ舎を支えていただきますよう、伏してお願い申し上げます。

◆たんぽぽ舎へのアクセス(新住所地図:旧住所から歩いて数分)
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/

◆カンパする - たんぽぽ舎
https://www.tanpoposya.com/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91%E3%81%99%E3%82%8B/

◆たんぽぽ舎 HP
 https://www.tanpoposya.com/


2.イベント情報

(1)(チラシ)(1.17)福島原発さいたま訴訟 控訴審第5回公判(東京高裁)
 https://drive.google.com/file/d/14qgAh2De-6rC5dOrAoBcDeuAZP94d0Ok/view?usp=sharing

(2)(チラシ)(1.23)レプリコンワクチンの危険性と社会的問題(飯田橋:DNA問題研究会)
 https://tinyurl.com/539xzprv

(3)(チラシ)(1.23)有田芳生さん 旧統一教会への反撃訴訟(損害賠償)(日比谷図書館4F)
 https://drive.google.com/file/d/1FU-04MNDTo0Cuo7-fypMCQfJEMobEorP/view?usp=sharing

(4)(チラシ)(1.26)シンポ:原発と司法:いま私たちに問われていること(明治大学駿河台)
 https://drive.google.com/file/d/1PblMv4yc8yeVVST3ZRJmIBX7nlsx_IIn/view?usp=sharing

(5)(チラシ)(1.29)広がる新たなバイオテクノロジーを受け容れることができるか(飯田橋)
https://6237eb3f-424b-4527-9cc8-ec0e9ac2d8d9.usrfiles.com/ugd/6237eb_f14fe835abfb4c89b870cd35a6bbc463.pdf

(6)(チラシ)(1.31)砂川事件裁判国家賠償請求訴訟控訴審 第2回公判(東京高裁)
 https://drive.google.com/file/d/1gU5R1Zkzsa0o9dmKs385CGWzeIVMzBOV/view?usp=sharing

(7)(2.21)第14回シンポ 税金で育つ『死の商人』武器で平和は創れない:共同テーブル
 https://www.kyodotable.com/


3.小倉志郎 さんから:「戦争と原発」 
 https://tinyurl.com/4yyh4n86


4.ヤメロ万博・買うなチケット・行くな大阪

 いよいよこの時代錯誤のガラクタ市=「昔は水の都、今はアホの都」大阪万博の大失敗が目に見えてきました。国と大阪「府市合わせ」の税金を湯水のごとく使い、「よしもと・タコヤキ」万博と酷評されるバカバカしい展示を並べ、更に、メタンガス爆発・熱中症・災害時の逃げ場なし・落雷リスク・大渋滞(それとも閑古鳥???)・感染症・救急医師ほとんどいない、などの危険を冒して、巨額の入場料や駐車料金まで払って、こんなものを見に行くのでしょうか? 前売りチケットは全く売れず、近々、金券ショップに定価の数分の1の値段で売りに出る、という噂もあるくらいです。このドアホ・イベントの赤字は、「昔は水の都、今はアホの都」大阪の「府市合わせ」愚民の負担で穴埋めしていただきましょう。みなさま、「ヤメロ万博・買うなチケット・行くな大阪」です!! お間違いなく!!

(1)関西万博入場券、売れ行き目標の半分 開幕3カ月前も「口コミ」頼み - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20250112/k00/00m/040/187000c

<抜粋:立憲フォーラムMGより>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大阪市の夢洲(ゆめしま)で開かれる2025年大阪・関西万博(4月13日~10月13日)は13日で開幕まで3カ月となったが、準備が万全とは言えない状態だ。入場券の売れ行きは目標の半分止まりで、開幕後の「口コミ」に頼らざるを得ない状況となっている。入場券は全体で2300万枚の販売を予定で、開幕までの前売りで1400万枚を売る計画。1月8日現在の販売実績は約751万枚と目標の約53%で、ほとんどが企業による購入だ。万博の運営費の多くは入場券収入でまかなわれるが、赤字を出さないためにはおおよそ全体の8割に当たる1840万枚を売る必要があるという。大阪府の吉村洋文知事は7日、赤字が出た場合の対応について「国、府・市、経済界の3者で協議するというのが今の一定の結論だが、そうならないよう努めていく」と述べた。

「赤字になったらどうにもならん。チケットを買っていない方は、明日にでもコンビニでもどこでも買っていただきたい」。6日、関西の経済人らの新年の集いで、関西経済連合会の松本正義会長は危機感をあらわにした。万博協会の十倉雅和会長(経団連会長)は「企業への追加購入は求めない」と明言しており、個人への販売をいかに伸ばすかが鍵を握る。しかし、機運の醸成は奏功していない。三菱総合研究所が昨秋、インターネットで実施した万博の来場意向調査では、「行きたい」と答えた人が昨春の前回調査から3ポイント減って24%。地域別では京阪神圏が36・3%と最も高かったが、前回からは7・2ポイント減と深刻だ――と「毎日」。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2)万博開幕まであと90日 心配事は? チケット・熱中症対策・メタンガス対策 日本企業による最先端技術展示には期待! - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=5YlYmVUI2lA

(3)大阪万博は4月開幕でもコロナ&インフルのパンデミックに要注意…専門家が懸念する「変異株の流入」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365969

(4)万博、会場整備費の8割超消化 開幕まで3カ月、赤字懸念:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/378862

◆建築家山本理顕さん登場!大阪万博、責任者はだれだ!(西谷文和さん)【The Burning Issues】20241218 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=EjHVrsCoBT4

◆キケンでムダな大阪化石万博(西谷文和さん)【The Burning Issues】20241126 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=jnA06fNLOuk


5.安保関連法の違憲訴訟 最高裁が岡山市民らの上告棄却 憲法違反かの判断せず一審と二審の判決を支持(KSB瀬戸内海放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/85a64fc4f502f9eb7639fd4ed7f21bfefbfecc1d

(関連)気に入らない裁判官の”再任拒否”は人事局の思いのまま…裁判所制度の諸改革を「悪用」する当局の実態(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/583968eddca070f8785c99d861461e6ada363a9c

(日本の司法・裁判所は機能していませんから、壊して一から創りなおすしかないのです。三権分立ではなく三権役割分担をしています。今や裁判官という「反社会的勢力」の巣窟になっています。有権者は私たちですから、彼らは私達のために働かなくてはいけないのです。あきらめたらダメですし、そんなことできるわけがない、などと思っていてもダメです。人間がやることなら全て変更可能です。:田中一郎)

◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html


6.ヘドロ政治:ストップをかけるのはあなたの一票です

(1)財務省2度目の解体デモされてしまう#自民党 #石破茂 #財務省解体 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=OgeLHe_fxYY

(2)生活苦の庶民の神経をまた逆撫で…石破さん、「楽しい日本」って何なのさ|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366032?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(3)国民の声は届くか《#岩屋毅外務大臣の更迭を求めます》が急拡散! 万博の“外国人誘致策=コロナの二の舞”懸念で大炎上|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/366010

(4)もう野党は予算案賛成に含み…こんな調子だと参院選後は大連立|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365845

(5)トランプとの首脳会談を控え麻生太郎に教えを請うた石破茂は、“夜の戦友”アーミテージと手を切れるのか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365808

(6)石破首相が言及「衆参W選挙」は無理筋…自民は深刻な“金欠”、身内からも「やめてくれ」の声|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365960

(7)(別添PDFファイル)内閣不信任に現実味、可決なら解散か総辞職、野党も提出にジレンマ(日経 2024.12.24)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA047030U4A201C2000000/
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「インターネット検閲や規制、サイトや言論の排除を、政府や巨大IT企業やファクトチェック機関に委ねてしまってはいけない(その1):月刊誌『地平』連載「ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か」(楊井人文弁護士)より」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か(上):政府主導の誤情報対策の罠(イントロ部分)(楊井人文『地平 2024.12』)
(2)ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か(中):独立した団体を装うメディア(イントロ部分)(楊井人文『地平 2025.1』)
(3)ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か(下):過剰な脅威に潜る官製ファクトチェック(イントロ部分)(楊井人文『地平 2025.2』)
(4)「官製ファクトチェック」懸念、偽・誤情報対策 慎重意見受け修正(朝日 2024.9.5)
(5)ネット上で偽・誤情報深刻化 総務省会議が対策案 事業者規制、表現の自由侵害恐れ(毎日 2024.8.26)
(6)偽情報対策、システム競う、エンジニアら「ハッカソン」に集結(日経 2025.1.11)
(7)まさか、まさかの・・・(三木義一 東京 2025.1.9)
(8)オーストラリアはなぜSNSを禁じたか:世界初の試みとその背景(イントロ部分)(杉田弘也『地平 2025.2』)
(9)日本も16歳未満のSNS規制を急げ(斎藤貴男 日刊ゲンダイ 2024.12.4)


アメリカ大統領選挙でのトランプ陣営のキャンペーンが、ネット上でSNS等を使って虚実入り混じる民主党政権批判を行い、返す刀で既存の大手マスコミ報道を「これこそフェイク報道」「真実を報道しない既存メディア」と非難して、結果的にトランプ陣営の地滑り的な大勝利となったことで、今回問題として取り上げる「インターネット検閲や規制、(虚偽・誹謗中傷・陰謀論などの)サイトや言論の排除」の問題が、いよいよ避けられない焦眉の問題となってきた。

もともとこの問題は今に始まったことではなく、アメリカでは既に8年前の2016年の(予想外の)トランプ政権成立以降、そのトランプ大統領自身の発言や、それとハーモナイズする少なくない人間達、あるいはサイトが、いわゆる「ネット上でのフェイク問題」を浮き上がらせていたので、昨今のAIによる偽映像・偽音声の創作というテクニカルな問題も含めて、いよいよこれがアメリカのみならず全世界を揺るがす大問題となってきたということなのだろう。

しかしこの問題は、申し上げるまでもなく「言論・表現の自由」や「政治活動・社会運動の自由」と民主主義のあり方に関する根幹部分に触れるほか、ネットをビジネスとして展開している巨大企業群の優越的地位の濫用の問題や、政府や巨大資本ないしは権力組織の周辺にいて「政商」的・「利権団体」的な動きをする様々な団体・組織の言動の是非の問題など、関連する多くの諸問題を引きずり、政府政権としても、私たちとしても、マスコミ業界にとっても、慎重な判断や対応が強く求められている。

日本においても、最近、①東京都知事選挙における「石丸伸二」現象、②兵庫県知事選挙における「斎藤元彦」現象、など、アメリカと似たような動きが起き、選挙の結果が予想外の方向に大きく流れるという事態が起きた。これを巡って、昨今では百家争鳴の観があるくらい様々な評価や処方箋が飛び交っていて、政府もまた、総務省や経済産業省あたりが中心になって、ネット上の言論・表現に関して有識者検討会を主催し、法的措置を含む対処策の提言が行われるようになってきた。

しかし、である。江戸時代よろしく政府や霞が関の官僚たちを「目上」「(無条件に)間違いはない」として盲従しがちな「お上意識」が強く、人権感覚が希薄で口を開けば「国民としての義務」などという似非説教の「物まね」をやる御仁も少なくない中で、毎度毎度の選挙を見ればわかるように民主主義の定着も怪しい民度の低いこの国で、政府政権主導、あるいは官僚主導の「ファクトチェック」や、巨大IT企業任せの「ネット検閲」「言論表現排除」をしていていいのかという根本問題が不問のままである。

アメリカのようなネット情報大国とは違い、まだまだ既存のマスゴミ(特にテレビ放送)報道が強い影響力を持っているこの国で、そのマスゴミが政治・政権の影響を受けておかしくなり、更に、これまで自由奔放だったネット上の言論・表現が、一種の大衆化現象を起こして真偽不明のガラクタ情報で溢れかえる事態になった。そして、これに対して、マスゴミ報道の在り方はそのままに、今度はネット上のガラクタ退治をしようというのが、今回の動きではないのか、その「鬼退治」に、政府政権と巨大IT企業にお願いをしようという態度で、ほんとうにガラクタが退治できるのか。むしろ退治されるのは、貴重で数が少ない、既存権力への異議申し立てや不正・不公正・不合理の告発、あるいは物事を批判的に伝える真実情報=つまりはホンモノのジャーナリズム言論ではないのか? この疑念はますます深まるばかりである。

(参考)アメリカ不正選挙2020 忘れてはいけない歴史記録 JFK暗殺、9・11を凌ぐ巨大陰謀-船瀬俊介著(成甲書房)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034209406&Action_id=121&Sza_id=F3

(どこまでが本当で、どこまでがフェイクか、よくわからないことが詳細に書かれている本である。お勧めはしないが、リテラシーに自信のある方は目を通しておかれるといいでしょう。2020年の選挙のみならず、その1つ前の2016年選挙でもそうだが、どうもアメリカ民主党の主流派の一部が「インチキ選挙」を仕掛けていて(2016年では、民主党の大統領候補予備選挙で、ヒラリー・クリントンがバーニー・サンダースを追い落とすために党大会へ向け不正を行っていた、という話も、ずいぶん前に伝え聞いている)、2020年の大統領選挙では、それがあまりに露骨で大規模だったために、アメリカで民主党が大きく信頼を失い、上記のような本にまとめて掲載されるとともに、2024年のトランプ候補の地滑り的勝利(今回もまたマスごみの予想を大きく外れ)というよりもハリス候補の予想外の大敗に至っているのではないか、という推察は十分に可能である。私はこの2020年米大統領選挙の不正の有無について、日米のマスゴミたちは、何故、協力しながら徹底した調査報道をしないのだろうかと、不思議でならない。調査をしないということは、なんらかの不都合が彼らにあるためで、それでは2020年選挙の不正を間接的に証明している「状況証拠」ではないかと思われても仕方ないだろう。:田中一郎)

上記の、①東京都知事選挙における「石丸伸二」現象や、②兵庫県知事選挙における「斎藤元彦」現象は、もともとはロクデモナイ候補者に政治ゴロツキのたぐいが「くっ付き虫」でくっついて選挙をかき回し(カネ儲けの手段にまでしているというから驚きだ)、正誤の判断もつかぬ愚民たちがそれにつられて騒ぎ出し、日頃から政治問題・経済問題・社会問題や行政の在り方をきちんと考えたこともない、欠陥有権者がそれに乗せられて「お祭り騒ぎ」の片棒を担がされた、というのが、実際のところではないのか。ならば、そういう混乱の現場事情をよく踏まえて、対応策を暫定的に決めて行かなくてはいけないのではないかと思うのだが、事態はそのようには動いていない(選挙について申し上げれば、各地の選挙管理委員会と取り締まり当局であるケイサツの「事なかれ主義」が大きな原因の1つである)。

(関連)選挙の目的外利用は失格にできるはずだ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/341770

(関連)立花孝志氏の立候補は選挙制度の明白な悪用 だから受け付け拒否できるはずだ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364146

私は、上記で申し上げた我が国の政治・選挙情勢全体をとらえて、「ニューファシズム」の台頭と申し上げている。要するにこの国の有権者全体が、世代交代とともに民主主義制度のイロハをわきまえず、無責任な行動を繰り返し、どうせ政治など、どうでもいい、とばかりにシニカルに構えて、物事の判断をキチンとしない(その行きつく先が「投票権放棄」である)、そうした有権者としてのあるまじき態度をとる人間が無視できないまでに増えてしまった、そこに意識してか、せずしてかはよくわからないが、この国の伝統的な「事大主義」「田吾作根性」「同調圧力」「無責任体質」などが入り込んで、醜悪な政治体制ができあがってしまっているように思っている。

(注)日本社会の5つの特徴
(1)上に向かっての「頂点盲従主義」(田中一郎)
(2)横に向かっての「強い同調圧力」(田中一郎)
(3)下に向かっての「無限の責任転嫁・無責任」(田中一郎)
(4)タコツボ文化状況(故丸山真男)
(5)伝統化しない「流行思想・文化」(何の反省も蓄積もなく消えては現れ、現れては消え、過去が現在や未来に何も残さない:残るのはせいぜい情緒的な私的個別的な「想い出」くらいのもの)(故丸山真男)


そしてこの現代日本の病理的政治現象は、この国の支配権力を握るのが少なくとも形式的には政権政党・政治家どもであるが故に、1つには、21世紀に入るころから続いている(大きな契機は小泉竹中改革による「市場原理主義アホダラ教」政策)この国のあらゆる面での低迷・没落・破綻、につながり(没落途上国ニッポン)、他方では、戦争と原発核燃過酷事故という2つの「破滅」を自ら導いて、やがて「第二の敗戦」という日本国破滅にいたる、という「政治主導の国家破滅」をもたらすであろう、というのが私の見方である。事態は「ネットフェイクをどうする」などという牧歌的とも言えるような情況にあるのではなく、権力・大資本御用のマスごみと、アパシー・アノミー・シニカルを体現するネット情報の氾濫の中で、あらたなファシズム現象が大衆社会の底から、ボトムアップで突き上げるように台頭してきているということの結果でもある。

話をもどすと、さしあたりネット情報の真偽を正す「ファクトチェック」に関しては、次の4点を申し上げておく。今後、事態の推移を見定めながら、このネット上の「ファクトチェック」に関連することなども含めて(例:未成年SNS禁止問題、能動的サイバー防御など)、気が付いたことを追加的に申し上げ、この国がこのネット言論での混乱に対して、また再び誤った対応をしそうであることの警告として、ご覧いただければ幸いである(特に、これまできちんとした判断ができるはずだと思われてきた左翼・左派・リベラルがこの問題については危なそうだ)。国全体がおかしな方向に進まんとする時に、正気でいる有権者の責任は重大である。今回のような個別の諸問題を市民運動・社会運動で取り上げて追及していくとともに、それらを総括してまとめあげ、1つの政治運動として、ホンモノの政権交代を実現する中で転換を図らなければいけないという「生死存亡を賭した「世直し」という重大な使命」を背負っているからだ。くれぐれ日和見根性を起こし、今回の件を含む「ニューファシズム」に飲み込まれないよう、願っている。


 <ネット上の「ファクトチェック」についての留意事項>

(1)政府政権・政治家ども、およびその手下であるズル賢い霞が関官僚による口出しを許してはいけない。その場合、直接よりも間接に要注視、民間団体を装った「ファクトチェック」組織の背後に政府政権・政治家や霞が関官僚が隠れているか可能性がある。特に、東京(頭狂)大学をはじめ、日本の著名大学教授が座長や有力発言者になっている審議会や組織は要注意である。

(2)巨大IT企業(プラットフォーマー)は信頼できない。彼らにネット言論・表現の検閲や妨害・排除をゆだねてはいけない。彼らが広く大きく、適正に情報の真偽のほどを確認して、適切な対応を取れるなどとは全く考えられないからだ。事例を2つ挙げておく。左翼・左派・リベラルが陥りそうなのは、日本のマスゴミと平仄を合わせるように、この巨大IT企業(プラットフォーマー)への対応の誤りだ(私が若い頃の昔と違い、今日の左翼・左派・リベラルは、マスごみ報道への「追従型」が少なくない)。

(関連)暴露 スノーデンが私に託したファイル-グレン・グリーンウォルド/〔著〕 田口俊樹/訳 濱野大道/訳 武藤陽生/訳(新潮社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033092127&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)EU DSA法(Digital Services Act)の概観(株式会社野村総合研究所)
 https://www.soumu.go.jp/main_content/000932295.pdf

(政治家の質が劣化したEU(特に左翼・左派・リベラル:独緑の党など)では、ネット上の言論・表現の検閲や妨害・排除を巨大IT企業(プラットフォーマー)に委ねてしまって、それを法的義務として上記法律に入れてしまっている。愚か極まりない)

(3)マスゴミは上記(1)をしきりに発信するが、上記(2)は全然ダメ、下記に東京新聞の事例をご紹介しておく

(関連)<社説>事実確認の廃止 メタまで変質するとは:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/379377

(関連)「危険な領域に」 米メタのファクトチェック廃止、デマ対策は後退か - 毎日新聞
 https://x.gd/22xFn

(関連)東京新聞「こちら特報部」記事に見る「陰謀論」批判報道の乱暴と職務放棄:報道機関は一般市民の「疑義申し立て」を攻撃するのではなく、支配権力側の説明責任全く不十分を徹底して追及せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-4c3b54.html

(4)腐敗堕落して使命放棄している機能不全の日本の司法・裁判所はアテにならない(詳細は言いませんが、これまで申し上げてきた通りです。政府政権ないしは霞が関追従の判決しか書けない「第二法務省」です)。


 <左翼・左派・リベラル3つ目の誤りに「ファクトチェック」が入る?>
(1)ウクライナ戦争(「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論)
(2)「人工排出CO2による地球温暖化」説のカルト的信仰
(3)「新型コロナ」&mRNAコロナワクチン(レプリコンワクチンを含む)


1.ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か(月刊誌『地平』)

 必読の論文です。著者は「ファクトチェック」に詳しい弁護士さんです。この問題について、ここまで紙幅を割いて、突っ込んだ議論をしている媒体は今のところありません。この論文を読めば、政府政権や霞が関がとりもつ審議会や、その審議会に呼ばれてご都合主義の御用言論を花咲かせている(いつもの通り)有識者たちのおかしな言動がよくわかります。また、「ファクトチェック」機関と言われている組織にもいろいろある、ということにも気が付くでしょう。原本を入手し、ご一読下さい。

(1)(別添PDFファイル)ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か(上):政府主導の誤情報対策の罠(イントロ部分)(楊井人文『地平 2024.12』)
 https://drive.google.com/file/d/1NtxRdKd5-jvKGfwHsR1z52u6RQhwpzvf/view?usp=sharing

(2)(別添PDFファイル)ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か(中):独立した団体を装うメディア(イントロ部分)(楊井人文『地平 2025.1』)
 https://drive.google.com/file/d/1VBQLCcB_yTLTpnYw4Pk3gsV8tR0Tq_qk/view?usp=sharing

(3)(別添PDFファイル)ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か(下):過剰な脅威に潜る官製ファクトチェック(イントロ部分)(楊井人文『地平 2025.2』)
 https://drive.google.com/file/d/1aVOGP5Y2TRyNdAnNqadybmwf-FwQmhF3/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)ネット上で偽・誤情報深刻化 総務省会議が対策案 事業者規制、表現の自由侵害恐れ(毎日 2024.8.26)
 https://mainichi.jp/articles/20240826/ddm/004/040/022000c

(関連)(別添PDFファイル)「官製ファクトチェック」懸念、偽・誤情報対策 慎重意見受け修正(朝日 2024.9.5)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS94428BS94UTIL010M.html

(関連)(別添PDFファイル)偽情報対策、システム競う、エンジニアら「ハッカソン」に集結(日経 2025.1.11)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO86009140R10C25A1EA3000/

(上記月刊誌『地平』の論文に書かれている「雰囲気」と、特に朝日新聞記事にある雰囲気とは、だいぶ違う感じがします。日本のマスゴミは、基本的にネット言論への規制・検閲・統制には反対しておらず(上記でご紹介した東京新聞が正直)、格好をつけるために「政府の関与」や「官製ファクトチェック」はよくない、ということを付け加え、あとはこの総務省主催の怪しげな審議会をフォロー・肯定するような報道の仕方をしているのではないかと疑っています。特に巨大IT企業(プラットフォーマー)に検閲や妨害・排除を担わせればいい、と考えている様子がありありです(左翼・左派・リベラルのかなりもそうです)。みなさまも、今後、マスゴミ情報にはくれぐれもお気をつけてご覧ください。日頃、チョウチン報道ばかりしているマスごみが、この関連の問題についてだけはまともな報道をする、などとはお考えにならない方がいいでしょう。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)まさか、まさかの・・・(三木義一 東京 2025.1.9)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/378051

(この方も「メタの「ファクトチェック」廃止でSNSはますます危なくなり」などと言っているので、巨大IT企業(プラットフォーマー)への「ファクトチェック」委託(丸投げ)は必要だと思っている様子です。:田中一郎)


2.SNSのみならずスマホもまた18歳未満は禁止にすべき

 下記はSNS禁止をめぐる議論ですが、私はスマホもまた禁止にすべきと考えています。これまでも何度か申し上げましたが、ネット上の多くのサイトは、SNSも含めて「公衆便所の落書き」状態だと思っていていいのです。一般に「公衆便所の落書き」を見てその内容を本気にしたり、その落書きをもとに判断したり態度を決めたりする人は、ほとんどいないでしょう(たまにいるかもしれないが、ごく少数)。しかし、SNSやネットサイトは、そこに何が書かれていても、そのまま本気にしたり投票行動の判断基準にしたりしている人たちがかなりいる、というのが今の日本の現状です。私はこれは小中高校時代の10代の間にスマホやSNSを、それに対するリテラシーも判断力も育たないままに(教えられることもなく)、興味本位でしきりに使いすぎて半ば中毒症状を起こしてきたことが大きく影響しているのではないかと思っています。未熟な年齢のうちは、SNSやスマホは「益よりも害の方が大きい」と思いますから、成人するまでの間は、酒やたばこやポルノ映画などとともに禁止した方がいいと思います。子どもたちが「公衆便所の落書き」から学ぶものはありませんし、子どもたちはもっと他のことに熱中した方が、健康で文化的で健全で民主的な人間に育っていくだろうと思います。つまり、未成年SNSやスマホには「教育的観点による判断」が厳しく下されるべきです(学校へは親も含めて持ち込み禁止)。山手線や地下鉄の電車の中でスマホをかちゃかちゃやっている人間や危険な歩きスマホをしている人間が異常に多い、この国の異常は、もはや看過できないように思います。

(関連)(別添PDFファイル)オーストラリアはなぜSNSを禁じたか:世界初の試みとその背景(イントロ部分)(杉田弘也『地平 2025.2』)
 https://drive.google.com/file/d/1NzdCXQJanxsDg0ep8DgwJfYks8Kpv7Zp/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)日本も16歳未満のSNS規制を急げ(斎藤貴男 日刊ゲンダイ 2024.12.4)
 https://drive.google.com/file/d/1-rgJowmqm4x-RWs5NaPpgTil9UEcAIHk/view?usp=sharing

(関連)16歳未満は「SNS禁止」法案が浮上 親は歓迎?オーストラリア 日本でも「規制条例」の動きはあったが:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/366477?rct=tokuhou


3.その他関連サイト

(1)(いちからわかる!)米メタが取り組んできた、ファクトチェックとは?:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/LqmmB

(2)(時時刻刻)偽情報対策揺り戻し 保守派から「検閲」批判 メタが路線転換:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/f8uNr

(3)「正しいこと」が難しい、大局観失うメディア 選挙で一喜一憂しない:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/lGuhC

(4)IT大手の事実確認 社会的な責任を直視せよ - 中国新聞デジタル
 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/582704

(5)VIDEO ACT! 上映会 ~巨大IT企業が支配する世界で~
 http://videoact.seesaa.net/category/6948134-1.html

(6)イーロン・マスクが世界中で「表現の自由」を振りかざした末路…-Twitter大国-が「利用停止」に踏み切ったワケ(プレジデントオンライン)
 https://president.jp/articles/-/85907?page=1

(7)トランプ氏への「すり寄り」あらわに 米メタがファクトチェック廃止 - 毎日新聞
 https://x.gd/Mz2Z6

(8)米メタ、ファクトチェック廃止 政治的投稿、制限緩和 トランプ氏就任を前に SNS:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/1CHsG

(9)独など60超大学、機関がX中止 「価値観相いれず」(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5574871482b8e10a0dcbcb70d840a74f9c9cc78b

(10)国家機密と良心 私はなぜペンタゴン情報を暴露したか-ダニエル・エルズバーグ/〔述〕 梓澤登/訳 若林希和/訳 (岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033902652&Action_id=121&Sza_id=C0

◆(マスごみ「陰謀論」批判=報道機関としての使命をきちんと自覚せよ!)ロシアのプロパガンダ、誰が拡散? SNS分析でみえた情報戦の姿 - 毎日新聞- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/05/post-aee029.html
草々

 

2025年1月14日 (火)

「子ども脱被ばく裁判」上告棄却に怒りを持って抗議:このままでは同じことがまた起きる=福島原発事故により子どもたちが被ばくするのを防ぐ何らの措置も取らないどころか、放射能の危険性をごまかし、被害を隠蔽し続ける政府・福島県・自治体

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(2.4)子ども脱被ばく裁判総まとめ集会を開きます

子ども脱被ばく裁判は呆れ果てても、諦めない!
「最高裁に物申す!抗議集会〜司法の問題点と私たちが勝ち取ったこと」

日 時:2025年2月4日(火)13:30〜16:50(開場13:00)
会 場:参議院議員会館 101会議室(収容人数100名)
プログラム:
・弁護団報告「審議で勝ち取ったこと〜一審からの振り返り」
・原告や支援者のリレー発言
・ひだんれんや上告中の裁判団体からのアピール
・挨拶、記念撮影


2.(3.5)311子ども甲状腺がん裁判 第13回公判(東京地裁#103)
 https://www.311support.net/news-241212/

(関連)「311子ども甲状腺がん裁判」第12回口頭弁論期日集会 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/49986/

(お願い)OUR PLANET TVへのご支援をお願い申し上げます
(寄付金は税還付の対象になります)
 https://www.ourplanet-tv.org/donation/
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「「子ども脱被ばく裁判」上告棄却に怒りを持って抗議:このままでは同じことがまた起きる=福島原発事故により子どもたちが被ばくするのを防ぐ何らの措置も取らないどころか、放射能の危険性をごまかし、被害を隠蔽し続ける政府・福島県・自治体」をお送りします。

◆子ども脱被ばく裁判とは?-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/p/about.html

◆20250107 最高裁前 「子ども脱ひばく裁判」棄却決定への抗議集会
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2025/01/20250107-30.html
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2025/01/20250107-30.html

(主催者の方のスピーチの後に、私から少し長めの「怒りのスピーチ」をしています。それでも後半部分は時間が足りず舌足らずになっています。近々、私が主催する「新ちょぼゼミ」で少し詳しくご説明いたします。あいかわらずスピーチは下手で、苦手なままです。申し訳なく思っております。なお、義務教育における子どもたちの放射線被曝防護の法体系については、下記(別添PDFファイル)の(抜粋)「子ども脱被ばく裁判」福島地裁 最終準備書面をご覧ください。

この「最終準備書面」は、「子ども脱被ばく裁判」の原告弁護団をお引き受けいただいた弁護士の方々の「血のにじむような努力」の産物であり、これからの脱被ばく運動を担うものにとっては貴重な文献です。数年前に販売されましたが、既に完売で在庫はありません。私はこの最終準備書面が、表題を変えて、図書ないしは簡易印刷の出版物として再販されることを願っています(変更後の表題例:「子どもたちを原発事故の放射能から守る」。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)(抜粋)義務教育における被曝防護と子どもたち(「子ども脱被ばく裁判」福島地裁 最終準備書面より 2020.11)
https://drive.google.com/file/d/1QesUuRev-BEP2q8VhmdLR4JqTAJfbJ7J/view?usp=sharing
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EUzJmT3yyiVCuei1cWQAFl4BaDJnEiLRURN_HXUkJEisXw?e=wEyVtc

(関連)(別添PDFファイル)放射線被曝毒性と化学物質毒性、防護規制値の違い(田中一郎 2022.5.28)
https://drive.google.com/file/d/14etNWI_mGeO1VdPsQPXXdCOMkev3BZ3y/view?usp=sharing
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EW5Kvuhfe5BGnHtt6ZRyESUBu2ORYJcU-9kxqrepNreVAw?e=fOFqAb

(上記2つのPDFファイルを何度かクリックしても開けない場合は、グーグルやマイクロソフトの検閲・言論妨害だと思われます。私宛、メールでご一報いただければ、私から当該PDFファイルを直送いたします。:田中一郎)

◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html

 <田中一郎コメント>

 私は「世直し」を進め社会正義を実現するためには「裁判しました、負けました、終わりました」ではダメだと考えています。この「子ども脱被ばく裁判」について、裁判のやり直し=「再審」が必要だと考えています。しかし、私はこの「再審」を、必ずしも今現在の日本の法体系の下でやろうとは考えておりません。基本は、今の裁判・裁判所の関連法令(日本国憲法を含む)をすべて入れ替えて、日本の司法・裁判所の抜本改革の後に「再審」する、というのがベストです(時効については、殺人事件についてと同様に、福島原発事故については当分の間「人道に対する罪」と位置付けて「時効なし」を法令で定め、返す刀で「人道に対する罪」を犯した福島地裁から最高裁までの裁判官どもを、弾劾裁判にかけ法曹界から追放するのがいい、と思っています)。

しかし、そうでなくても、①国連機関を含む公式ないしは非公式の「外国法廷」で裁く(例:「福島原発事故に伴う放射能・被ばく政策犯罪に関する民衆法廷(国連機関主催など)」)、②新しい裁判を提起し改めて福島原発事故後の放射線防護政策の是非を問う(これは今現在、311子ども甲状腺がん裁判でも展開されています)=何故なら、政府や自治体の「安全安心キャンペーン」に見られるように、放射線被曝防護政策のデタラメは今も続いているからです。③福島原発事故後の放射線被曝継続に対する新たな損害賠償裁判を提訴する(政府が言う20mSvは生涯被ばく量の話であって「1年あたり」ではないハズである=しかし、もし「1年あたり」だというのなら、既に福島原発事故から14年が経過しており、内部被曝を含めて福島県民やその周辺県の住民は、あの国際放射線防護委員会(ICRP)でさえもが健康被害が出ると認める累計100mSvを超える被ばくを受けている可能性が高い=重大な人権侵害)、など、いくつか方法が考えられると思います。

大事なことは、福島原発事故を受け、日本の放射線防護の法体系を抜本的に転換しなければいけないことは明らかになっており、そのためには、①「原子力災害救済法(日本版チェルノブイリ法)制定や「放射能汚染防止法」「放射能汚染処罰法」を制定する(いずれも1970年頃の公害国会時のやり方を踏襲)、「子ども脱被ばく裁判」の事実上の「再審」により、各論としての福島原発事故による子どもへの放射線被曝強制・押しつけを犯罪(未必の故意:刑事)ないしは失敗政策(行政&民事)として裁いていくこと、の2つが、同時並行的に行われる必要があると思っています。法律はあっても守らない者が「権力側」にいる(一般自然人の放射線被曝限度1mSv棚上げがその典型事例)状態を許してはいけないのであって、これは「法治国家ニッポン」を守る闘い・運動でもあるのです。


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 <関連サイト>

(1)子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/

◆最高裁の「棄却」決定に抗議します!-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2024/12/blog-post.html

◆最高裁 上告棄却判決文
 https://drive.google.com/file/d/1bPOhi-aHpbZt1p1XWGcUqQgdFpYJPn0l/view?usp=sharing

(こんな「三下り半」のふざけた判決文、許せますか?!)


(2)省庁(環境省、内閣府、原子力規制庁、文科省)との意見交換動画(子ども脱被ばく裁判第3回最高裁要請行動/2024.9.26)-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2024/10/32024926.html

(当日の録画は必見です=環境基本法の下にある各法(たとえば大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染防止法など)に具体的な規制値(ベクレル/g)や環境基準(ベクレル/g)を入れよ(定めよ)、と言う弁護団の追及に、政府・各省庁は口を合わせたように、国際放射線防護委員会(ICRP)が要らないと言っているので「入れない(定めない)」と突っ張っています。この連中は「どっちを向いて」仕事をしているのでしょうか?:田中一郎)

(関連)制定しよう放射能汚染防止法 総理!逃げた後はどうなりますか-山本行雄/著(ブイツーソリューション)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033545713&Action_id=121&Sza_id=C0


(3)(子ども被災者支援法)東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律 - e-Gov 法令検索
 https://laws.e-gov.go.jp/law/424AC0100000048/

(関連)復興庁 - 子ども被災者支援法関係
 https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/20140526155840.html

(関連)子ども・被災者支援法について - 福島県ホームページ
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16055b/hisaishashienho.html

(私は、この裁判も含めて、日本の法曹界・原告弁護団・被告弁護団(住宅追い出しなど)が「横並び」で、福島原発事故の責任や損害賠償や事故後の政策対応の不当さを告発し訴える多くの裁判において、「子ども被災者支援法」を全く使おうとしないことに強い疑問を感じています。福島原発事故直後に国会で全会一致で制定されたこの法律が、全くもって守られていないにもかかわらず、事態を告発する側からも無視されることを、私は「おかしい」と考えています。ある裁判報告会で私から「何故、「子ども被災者支援法」を使わないのか」と聞いた時の弁護団の答えは「当該法律は基本法であって抽象的・一般的なことしか定められておらず、具体的なことは何も書かれていないため、役に立たない」というものでした。

おかしな話です。だったら日本国憲法を根拠とする裁判などは、ほとんど成り立たないし(日本国憲法の条文は大半が抽象的・一般的です)、およそ基本法などという法律は制定しても無意味ということになります。具体的な条文がないのなら、それは判例で埋めていく(法律の隙間を埋める=事件個性が強い労働法などは判例が実質的な立法になっている)、というスタンスを取るのが、これまでの日本の法曹界の態度ではなかったのか? とも思います。私は、この「意図された「子ども被災者支援法」回避」の弁護団・法曹界の裁判方針は大問題だと見ています。そもそも、この「子ども被災者支援法」の下に創られた政府の「基本方針」や、それに追従する福島県庁が、真っ先にこの「子ども被災者支援法」に違反していると思われ、これを追及しないというのはどう考えてもおかしいと言わざるを得ません。:田中一郎)


(4)甲状腺がん悪性391人へ〜集計外は47人 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/49852/

(行政による福島原発事故後の放射線被曝防護のありようがわかります。「福島県民健康調査検討委員会」では「福島県民健康調査」自体をつぶそうという動きが強くなっています。それに呼応するかのように、この調査の受診者が年々減少する事態が起きています。すべてが「愚か」と言う他ありません。放射線被曝被害は甲状腺ガンだけではなく、人間の体のあらゆるものをむしばんでいく「人間の緩慢な死」を意味し、遺伝的障害もあり得る話です(既にネズミを使った動物実験では、何世代もの後に放射線被曝障害がたくさん出ています=ネズミに起きることは人間には起きないと言えますか?)。誤魔化したところで、時間の経過とともに、福島県を中心にひどい健康被害が間もなく出始める可能性は否定できません(子ども甲状腺ガンだけでなく、それ以外の様々な健康障害が既に一部出ているという報告は後を絶ちませんが、政府や福島県、自治体は(原子力ムラ・放射線ムラに占拠され、その代理店と化しています)、福島原発事故による被ばく被害者の健康状態をきちんと調べようとはしておりません。闇から闇へと葬り去ろうという魂胆です。ちなみに、チェルノブイリ原発事故後の旧ソ連諸国では、チェルノブイリ法を制定して積極的な避難計画その他の対処をしてきましたが、それでも今現在の子どもたちは、そのほとんどが(70~80%)何らかの健康上の問題を抱えていると言われていて、恒常的な低線量被ばく(外部被曝・内部被曝)の危険性を警告していると言えるでしょう。近未来の福島県やその周辺県が、チェルノブイリのようにならないことを祈るばかりです。:田中一郎)


(5)ホーム - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://www.311support.net/

(関連)「311子ども甲状腺がん裁判」第12回口頭弁論期日集会 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/49986/

(こちらは司法・裁判所による福島原発事故後の放射線被曝防護についての姿勢がわかります。東京地裁判決は間もなく出るでしょう。:田中一郎)


 <いちろうちゃんのブログ>

◆福島原発事故後の政府や自治体の放射線防護の不適切を訴えていた「子ども脱被ばく裁判」で最高裁が原告訴えを「門前払い」=次は日本の司法・裁判所を大きく変え、この「子ども脱被ばく裁判」の再審を可能にさせることです- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-0f18bc.html

◆(続)福島原発事故後の政府や自治体の放射線防護の不適切を訴えていた「子ども脱被ばく裁判」で最高裁が原告訴えを「門前払い」(その2):日本の司法・裁判所を抜本改革し、現状の放射線防護制度を問い直す「(事実上の)再審」を目指せ!!- いちろうちゃんのブロ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-d810d0.html

◆(増補版) 放射線被ばく評価の単位「シーベルト」への疑問- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html

(印刷代¥100にて販売しています。次回1/16「新ちょぼゼミ」でも販売いたします:田中一郎)

◆(セシウムの百倍の危険性) 放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-cc7b.html

◆「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(163):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その24)=原発や核(兵器)利用の推進は、放射線被曝のごまかし・矮小化と一体である- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-3ff0ec.html
草々

 

 

 

2025年1月13日 (月)

本日(1/13)のちょっとだけ情報:(1)自民党大軍拡と拡大しつつある「兵器輸出」のど真ん中に三菱重工業がいる(2)「能動的サイバー防御」という「敵基地攻撃」(3)大川原化工機の元顧問遺族 国賠訴訟、控訴は棄却他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.この海は誰のもの~うらそえ西海岸物語~ 浦添西海岸を未来のために守りたい - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Dc2z-VjlC2c

(関連)(別添PDFファイル)シリーズ米軍主権国家:沖縄の新たな米軍基地、浦添軍港、海を守る願いを未来へ(イントロ部分)(平良いずみ『地平 2025.2』)
 https://drive.google.com/file/d/1jLXdX4_I6JuXvzyfVhL7qxPnZ8xD9PIs/view?usp=sharing

(関連)この海は誰のもの・・・浦添西海岸巡る人々の短編ドキュメンタリー公開へ (沖縄テレビ)2024-11-6 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=KwK8JxaSQrY


2.(チラシ)(1.23)レプリコンワクチンの危険性と社会的問題(飯田橋:DNA問題研究会)
 https://drive.google.com/file/d/1oHfqtH2JBEO5cDSg5yo6T7-YmohODJij/view?usp=sharing


3.キャンペーン

(1)長崎市│長崎平和宣言(賛同ボタンあり)
 https://www.city.nagasaki.lg.jp/heiwa/3070000/307100/p036984.html

(2)【ネット署名】「国立女性教育会館の研修棟・宿泊棟の撤去に反対する声明」に個人賛同します。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfkoEulYuTkL6f8l39bqgoXAy8kX8-y5II653sv9W00ByoZBw/viewform

(関連)国立女性教育会館の研修棟・宿泊棟の存続を求める市民ネットワーク/通称ヌエネット
 https://sites.google.com/view/nwenet/


4.小倉志郎 さんから:

(1)「放射能は原発のウンチ」
  https://tinyurl.com/3mdz82kh

(2)「原発再稼働の可否は住民が判断すべき」
 https://tinyurl.com/4vet6x3v


5.共産、1人区の共闘明言せず 参院選へ「各党の姿勢見極め」(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/54156affab53d03597bf0101cc9c67977ed7768c

(関連)共産・田村氏、参院選の予備選に「自民に勝てるか、でやるのは違う」(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/13074f7a8a5150962b79b081b186329c2b485a99

(「原発推進+戦争準備協力」の野田佳彦「脱憲反民主党」との共闘など、ありえない話である。日本共産党の「態度控えめ」のこの姿勢は評価できる。ここからさらに一歩進んで、「れいわ新選組」や社会民主党や他の革新系との「共闘」を「世直し」市民とともに模索してほしい。この国は「時間との勝負」になってきているように思う。日本破壊勢力の動きを止めなければいけない。日和見は禁物。政権交代成功後は、まず、選挙制度の抜本改正をしてほしい。もちろん小選挙区制度は廃止である。:田中一郎)


6.ヘドロ政治

(1)物価高放置で企業に“介入” 自民党政治が続く限り実質賃金は上がらない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366144

(2)一体いつまで? 実質賃金4カ月連続のマイナスに庶民の嘆き《安倍さん、給料が下がり続けて発泡酒が水道水に変わったよ》|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/366066

(3)菅義偉元首相の訪米きっかけに自民でキングメーカー争い再燃!裏で蠢くのは麻生太郎と岸田文雄|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366078

(4)維新「教育無償化」で少数与党にモーレツ揺さぶり…インチキ政策の全国化へ、セコすぎる皮算用|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/366141

(5)自民“裏金”決着急ぐも終わらぬ「政治とカネ」 支持率伸び悩み“選挙イヤー”も暗雲【JNN世論調査解説】(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d30b5a00f752313994f5dc2a1c249e60df039339

◆タガの外れた権力に抗する(143) - Tansa
 https://tansajp.org/columnists/11518/
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「本日(1/13)のちょっとだけ情報:(1)自民党大軍拡と拡大しつつある「兵器輸出」のど真ん中に三菱重工業がいる(2)「能動的サイバー防御」という「敵基地攻撃」(3)大川原化工機の元顧問遺族 国賠訴訟、控訴は棄却他」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)自民党軍拡のど真ん中に三菱重工業がいる(山崎雅弘『底が抜けた国』朝日新書)
(2)岸田政権が既成事実化し拡大しつつある「兵器輸出」政策(山崎雅弘『底が抜けた国』朝日新書)
(3)「重要工場」有事に国有化、半導体など 政府、来年の導入目指す(東京 2024.12.25)
(4)サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた提言:まとめ(有識者会議 2024.11.29)
(5)サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた提言(有識者会議 2024.11.29


1.(必読新刊書)底が抜けた国 自浄能力を失った日本は再生できるのか?-山崎雅弘著(朝日新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034683608&Action_id=121&Sza_id=A0

(関連)(別添PDFファイル)(一部抜粋)自民党軍拡のど真ん中に三菱重工業がいる(山崎雅弘『底が抜けた国』朝日新書)
 https://drive.google.com/file/d/10SUexDde8O0roxPq4Afw3jMfC_VoZD8W/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)(一部抜粋)岸田政権が既成事実化し拡大しつつある「兵器輸出」政策(山崎雅弘『底が抜けた国』朝日新書)
 https://drive.google.com/file/d/1MwZAX9PkVYBM9k459Ur8qtApkIAtW774/view?usp=sharing


◆(必見)2024年3月4日 予算委員会 質疑全テキスト:裏金問題、企業献金、次期戦闘機、辺野古など 活動ブログ つじもと清美公式サイト
 https://www.kiyomi.gr.jp/blog/17324/

(関連)2024年3月4日「参議院」予算委員会 辻元清美議員2「儲かる話で、今まで、人を殺す兵器は輸出するのをやめようというのを、一部の人たちで決めるのかと言ってるわけです。戦闘機密約じゃないですか」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=niL6TeBNvLc

(関連)これも「キックバック」では? 自民に献金し、自衛隊に戦車を納める三菱重工が防衛省の会議メンバー:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/313089

(関連)防衛装備輸出で火花 辻元氏「密室」批判、首相反論―参院予算委:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2024030400944&g=pol

(野田佳彦が代表では、立憲民主党はいつまでたっても政権交代はできないし、また、ホンモノの「世直し」政治改革も期待できない。だからこの際、上記の辻元清美氏を立憲民主党の代表にして、ほとんどが女性の執行部を創り、自公政権に最終決戦を挑めばいいと申し上げている(「後がない」という意味で「最終決戦」である)。政治資金・選挙制度改革、軍拡停止・国民生活優先(教育・子育て・介護)・税制改正、脱原発、地方経済再建、マイナ免許証への一本化中止(既往保険証存続)、選択的夫婦別姓くらいを直ちに行動力で実現していただきたい。ダメ野党が続く理由は「臨機応変さ」と「覚悟」がないからだ。:田中一郎)


2.「能動的サイバー防御」という「敵基地攻撃」

 これは「宇宙戦線」とならぶ「ネット戦線」という「新たな戦場」の開拓で、この背後・水面下にも(IT関連の)「軍産情報複合体」の影がちらついています。「防御」というなら、「能動的」=「攻撃的」などと言わずに、何故、もっとネット接続のコンピュータ・システム防御のことを議論しないのでしょうか?(単純化すれば「ネットにつながなければいい」「つなぐならカネをかけて専用回線にすればいい」「無線はダメ、有線で行け」など)。この法案の隠された意図は、またぞろアメリカの手下となって、中共中国・ロシア・北朝鮮と、サイバー・インターネット上のことでイクサを仕掛けようというものでしょう。直感的にそう思いますね。

(参考)防衛装備移転三原則|外務省
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/nsp/page1w_000097.html

日本の有権者はバカだから、「武器輸出」を「防衛装備品の移転」などと表現すれば「それなら安心」と思うだろう、と同じように、サイバー先制攻撃を「能動的サイバー防御」と表現すれば、「防御」だからやむを得ない、とでも思うだろう、と言うのでしょうか? あるいは、お上がサイバー攻撃から私たちを守ってくださる、とでも??? 相当に目出度い認識です。この法律は、民間のことよりも、アメリカの指示に従い、アメリカの属軍となり、インターネット上(無線を含む)での「戦争体制」=「敵基地先制攻撃のための法的準備」をつくる軍事・安全保障の問題です。民のことなどは後回しです。

下記に,1/11の講演の録画と資料を掲載しておきます。

◆(当日録画:一番上の右側)経済安保法に異議ありキャンペーン:「能動的サイバー防御」って何?
 https://keizaianpoigi.wixsite.com/com-com/videos 

 <当日の資料>

(1)サイバー防御等・・・法律案 その概要と問題点(三宅弘 2025.1.11講演)
 https://drive.google.com/file/d/1OOOGRPgA5BVlGC-uJhYGOycsfI2QhUKi/view?usp=sharing

(2)能動的サイバー防御 オンライン(海渡雄一弁護士 2025.1.11)
 https://drive.google.com/file/d/1PH-L_8zB1YntieQBKIcCyU4gXMHyllBU/view?usp=sharing

(3)(別添PDFファイル)サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた提言:まとめ(有識者会議 2024.11.29)
 https://drive.google.com/file/d/1p0LKGJuGCWI7v-bDkozqHM8iA9XY3gIx/view?usp=sharing

(4)(別添PDFファイル)サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた提言(有識者会議 2024.11.29
 https://drive.google.com/file/d/1D9bH_aWpCCjm_ufUU6K0rCp5b3OCmpoL/view?usp=sharing


3.この司法・裁判所は「一体なんだ?!」

 政治もひどいが司法・裁判所もひどい。こちらは「解体的出直し」=つまり、今の仕組みを叩き潰して、有権者・国民のための司法制度を一から創っていくつもりで立ち向かわないとダメ。ハードルは高いができないことではない。基本は他のことと同じで、公開、国民参加、信賞必罰、そして三権分立の徹底だ。まずは最高裁判事の国民審査で全候補者に「×××××」を付けて投票してください。

(1)勾留中のがんで死亡、大川原化工機の元顧問遺族「拘置所で健康が犠牲、裁判所も認めた」 国賠訴訟、控訴は棄却:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/365165

(関連)国会の憲法審査会は恣意的な「壊憲」論議をする場ではない=国や地方の政治や行政について日本国憲法の理念が生かされているか否か、それを具体的にチェックし、改善策などを検討する場だ=まずは「生存権」保障を点検せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-73112f.html

(2)追跡公安捜査:警視庁、大川原化工機の冤罪巡る公益通報への連絡放置 違法の可能性 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20241223/k00/00m/040/028000c

(関連)「公益通報者保護法」通報者を解雇・懲戒で事業者側に刑事罰へ - NHK - ニュース深掘り
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241224/k10014677231000.html

(財界や霞が関の主要官庁、そしそれらを代弁する自民党の政治家どもから圧力を受けて腰が砕けている消費者庁に、「公益通報者保護制度」を正常なものにする抜本的な改革など、できるわけがない。この問題もまた、政権交代を待って着手するしか方法はないだろう。上記NHKニュースが伝えるような改正内容では「お話にならない」。それにしても、これでも裁判所は国賠を認めない、どうなってるの?!:田中一郎)


4.医師の偏在対策 踏み込み不足が否めない  - 中国新聞デジタル
 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/582452

(関連)余録:若者らが関心を抱いた地方に移り住むことを後押しする制度に… - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20250112/ddm/001/070/078000c

(この毎日新聞の寝ぼけたような記事、いい気なものだ。各論の政策を提言しないで、若者に地方においで、などと言ったって、行けるわけないだろう。上記社説では、地方には医者がいない、という。どうするのか? 政府・政権が本気で地方経済や地方社会の再建に取り組むかどうか、それがポイントだ。予算規模は数十兆円、そして10年単位の時間がかかるだろう。でも、今やらなければ、もう地方の衰退は止まらないかもしれない。企業誘致なんぞはダメだから、それだけは申し上げておく。:田中一郎)

(関連)ロスジェネ世代の救済(正規職員として安定雇用)は日本経済の救済・再建と同義である=ニュー・ニューディール政策(NND)による「地方振興公社」(新設)を軸に経済政策の抜本転換をはかれ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-5333dd.html

(ロスジェネ世代・中年非正規貧困層を救済し、キャリア形成ができる形での正規雇用を公的ファクターが大量に創らなければ、彼らは近未来に数千万人単位で、自治体の生活保護窓口に並ぶことになるだろう。行政サービスの向上や地方再生の狙いもかねて、大きく予算を確保し、本気で取り組め! 日本経済の近未来の浮沈は、この政策如何にかかっている。:田中一郎)


5.その他注目サイト

(1)(別添PDFファイル)「重要工場」有事に国有化、半導体など 政府、来年の導入目指す(東京 2024.12.25)
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241224/k10014678161000.html

(だんだん旧ソ連か満州帝国のようになってきたぞ。この国の政治を握る者たちの頭がイカレてきていることを示す事例の1つだ:田中一郎)

(2)戦時下のイスラエルに投資の是非 ビジネスと人権の危うい関係:日経ビジネス電子版
 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00611/120600018/

(関連)ノルウェー政府系ファンド、イスラエル企業から投資引き揚げ - オルタナ
 https://www.alterna.co.jp/141325/

(日本はどうした? ひょっとして「逆行」しているのじゃないのか? :田中一郎)

(3)「石破総理の独壇場」日本被団協の代表者らが石破総理と面会も、不満を漏らす「反論する時間が設けられていなかった」TBS NEWS DIG
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1655618

(ただの「軍事オタク」の「ウソツキおやじ」だったということだ。自民党に未だに投票しているからこうなる。自民党国会議員と石破茂を更迭すればいい。簡単なことだ。:田中一郎)

(関連)「核兵器と重ねる発言、理解に苦しむ」日本被団協 箕牧代表委員 山火事「原爆投下後の広島」と表現(テレビ新広島) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/810ace913ed2e34ea15f27bbd942d7982ed27af2

(4)<社説>次期戦闘機開発 サウジ参画を憂慮する:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/378214

(この次期戦闘機開発もまた、三菱重工業がやっているそうだ。「死の商人」さながらである。:田中一郎)

(5)日本ではまだ「平和が大事」という本が出せる、だから… 児童文学作家・富安陽子が子どもたちに伝えたい物語:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/378754?rct=tokuhou
草々

 

2025年1月12日 (日)

(予約必要)(2.20)再開新ちょぼゼミ第5回:オルタナティブな日本を目指して 「シリーズ戦後改革(第3回):GHQの経済民主化政策」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)

前略,田中一郎です。


(再開)「新ちょぼゼミ」(第5回目)のご案内です。会場のたんぽぽ舎が昨年11/23に近所の雑居ビルに引っ越しました。会場の場所をお間違えなくおいで下さい。

◆(イベント情報)(別添PDFファイル)(予約必要)(チラシ)(2.20)再開新ちょぼゼミ第5回 「シリーズ戦後改革(第3回):GHQの経済民主化政策」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)
 https://drive.google.com/file/d/1vhlQtl7EC04YLeUsOBPohpohZBcQVi0r/view?usp=sharing
 https://qr.paps.jp/oKI2u

 戦後日本は、日本国憲法の下で、国民主権、基本的人権の尊重、徹底的平和主義に加え、三権分立や地方自治などを加えた民主主義社会を曲がりなりにも形成し(いろいろと問題はあったけれども)、平和で豊かで合理的な法治国家と市民社会を築いてきました。しかし、ここにきて、この日本国憲法を改悪し、大日本帝国時代に逆戻りせんとする勢力が台頭してきています。こうした動きに対して、戦後日本のスタート時点だった「戦後改革」の詳細を知り、日本国憲法の時代が、どのように大日本帝国憲法の時代と変わったのか・変えられたのかを確認しておこうと思います。日本近現代史がご専門の山田朗明治大学教授に講師をお願いして、シリーズ「戦後改革」で全7回のゼミナールを開催いたします。第3回目は「GHQの経済民主化政策」です。みなさまのご参加をお待ちします。(なお、最初の30分は主催者より簡単なご連絡・プレゼンを行います)

◆講 師:山田朗明治大学教授
博士(史学/東京都立大学) 明治大学文学部教授 明治大学平和教育登戸研究所資料館館長
日本近現代の国家戦略史・軍事史・天皇制・植民地支配・戦争責任の諸問題、歴史認識・歴史教育論


◆次 第
日 時:2025年2月20日(木) 18時~20時30分(開場17時30分)
会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 TKiビル3階 JR水道橋駅西口から4分:水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、
 グローバルスポーツビルを過ぎて左側にセブンイレブンのある6差路の信号を右に渡り、右側の2軒目。

 東京都千代田区神田三崎町3-3-1 TKiビル3階  TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 Email: tanpopo3238@yahoo.co.jp  URL: http://www.tanpoposya.com/

◆(別添PDFファイル)たんぽぽ舎新住所 地図
 https://drive.google.com/file/d/1fUqSgZogRVZ-7IJJjiA63yigRrFB3F1W/view?usp=sharing
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EafWPfEFCa9Pp4ruQ3BOWbkBu2ilfVEzOBcQ7BZ_UmAWcw?e=RmCTtB

◆今後の開催予定(第4回~第7回)
第4回 2025年3月17日(月)『戦後労働運動と2.1ゼネスト』
第5回 2025年4月17日(木)『ドッジラインとシャウプ勧告』
第6回 2025年5月15日(木)『GⅡと「逆コース」、朝鮮戦争と再軍備』
第7回 2025年6月26日(木)『サンフランシスコ講和条約と日米安保』


 <山田朗明治大学教授のご著書>

(1)関東大震災一〇〇年の今を問う 虐殺否定・歴史改ざんを許さず-山田朗/監修 関東大震災朝鮮人・中国人虐殺一〇〇年犠牲者追悼大会実行委員会/編(日本経済評論社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034645103&Action_id=121&Sza_id=E1

(2)昭和天皇の戦争:「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと-山田朗/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034511389&Action_id=121&Sza_id=C0

(3)軍事力で平和は守れるのか 歴史から考える-南塚信吾/油井大三郎/木畑洋一/山田朗/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034499586&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)昭和天皇の戦争認識 『拝謁記』を中心に-山田朗/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034491694&Action_id=121&Sza_id=GG

(5)帝銀事件と日本の秘密戦-山田朗/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034089960&Action_id=121&Sza_id=GG


 <関連サイト>

(1)日本史縦横無尽:森正蔵『解禁 昭和裏面史』(保阪正康 日刊ゲンダイ 2024.11.27-28)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364008
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364077

(2)経済民主化(けいざいみんしゅか)とは? 意味や使い方 - コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%8C%96-58784

(3)敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 上-ジョン・ダワー〔著〕 三浦陽一/高杉忠明/訳(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031329945&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 下-ジョン・ダワー〔著〕 三浦陽一/高杉忠明/田代泰子/訳(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031329948&Action_id=121&Sza_id=C0


◆(報告)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-ab8c45.html

(参考)オルタナティブな日本を目指して(再開新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-57c992.html
草々

 

2025年1月11日 (土)

国会の憲法審査会は恣意的な「壊憲」論議をする場ではない=国や地方の政治や行政について日本国憲法の理念が生かされているか否か、それを具体的にチェックし、改善策などを検討する場だ=まずは「生存権」保障を点検せよ

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.『誰のための公共事業~ギロチンが宝の海を壊した~』|予告編 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=MIWlTItYE8I

(関連)(1.13)有明海地域再生シンポ2025チラシ.pdf - Google ドライブ
 https://drive.google.com/file/d/1-vpNcxqsYcD14cqF780y89YC3MKzPS8L/view

 <田中一郎コメント>

 リニア新幹線に次ぐ史上最悪サイテーの公共事業=諫早湾ギロチン、「過ち」であることは事業が始まる前から分かっていたし、多くの人は「ヤメロ」と叫んでいた、それを無視して事業を進めたのは農林水産省の構造改善局。この役所からは公共事業を取り上げないといけない。ギロチン後には裁判もあり、諫早湾再生のための「開門」の判決が確定していたにもかかわらず、政府自身がその判決に従わず、逆に、その従わない政府を同じ司法・裁判所が追認するという、三権分立を自滅させるこの国のどうしようもないデタラメも赤裸々となった。日本の司法・裁判所からは今の裁判官どもを全員公職追放する必要ありである。ことわざに「過(あやま)ちを改(あらた)めざるこれを過(あやま)ちという」というのがある。諫早湾ギロチン事業のことだ。解決策は簡単で、再び巨額な財政資金を投じ、諫早湾ギロチンを撤去して海を元に戻す(調整池汚水浄化も必要)、そして干拓地農家には他の場所へコスト全部政府負担・慰謝料付で移転してもらえばよい。

(関連)【写真まとめ】「ギロチン」から25年 諫早湾干拓事業を振り返る:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASQ3S4QZGQ3RTIPE017.html

(関連)過(あやま)ちを改(あらた)めざるこれを過(あやま)ちという - 今週のことわざ(三省堂辞書編集部)
 https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/kotowaza04


2.キャンペーン

 今や「再生可能エネルギー」とは自然環境破壊・地域社会破壊の元凶である。科学的実証的根拠の疑わしい「人工排出CO2による地球温暖化」説に盲従して(その根拠を厳しく確認しようともせず)「脱炭素=再エネ100%」を実現するということは、原発を大推進するとともに、全国各地での「再生エネ」電源設置によって日本列島すべてを破壊し尽くすということを意味している。自分の頭で物事を考えない一部の左翼・左派・リベラルの諸君は、今や日本破壊勢力の一翼を、「それとは意識しないで」(つまり善意で)担おうとしていることになる。ファシズムと原発大推進は善意に担がれてやってくる。

(1)【署名サイトVoice】出雲國一之宮「熊野大社」の神域に太陽光発電所はふさわしくない - オンライン署名&クラウドファンディング - Voice -日本の署名活動を変えるサイト
 https://voice.charity/events/2641

(2)【署名サイトVoice】吾妻山の景観と自然環境を守ることに関する要望に賛同するご署名のお願いについて - オンライン署名&クラウドファンディング - Voice -日本の署名活動を変えるサイト
 https://voice.charity/events/4324

(3)オンライン署名 · 石狩市厚田区と当別町の山や森や農地に最大57基の巨大風車を乱立させる4つの風力発電事業の中止を求めます。 - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/ogDFg

(関連)(報告)(10.31)再開第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎 2024年10月31日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-9a8f12.html

(関連)(報告)(12.18)脱原発と脱炭素(追補):科学的実証的根拠のない「人工CO2温暖化」説に基づき「脱炭素」を叫べば叫ぶほど「原発大推進」(GX推進)は進む(新ちょぼゼミ:田中一郎 2024年12月18日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-055d9e.html


3.イベント情報

(1)(1.16)VIDEO ACT! 主催 上映会:巨大IT企業が支配する世界で
 http://videoact.seesaa.net/category/6948134-1.html

(2)(1.20)「NPO・市民活動のための動画活用」説明会 - 認定NPO法人アカツキ
 https://aka-tsuki.org/info/training/11394/

(3)(1.26)カネミ油症事件を描く コラボ上映会のお知らせ」 - 地球が回ればフィルムも回る(gooブログ)
 https://blog.goo.ne.jp/kusukusu2022/e/115c2e23517b965728f2e0b32d3e4bc8

◆(予約必要)(1.16)再開新ちょぼゼミ第4回:オルタナティブな日本を目指して 「シリーズ戦後改革(第2回):日本国憲法で日本はどう変わったか」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-1fa39a.html


4.必見必読記事

(1)飯塚事件 黒塗りの死刑執行文書 元死刑囚の遺族が開示求め提訴 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20250108/k00/00m/040/005000c

(飯塚事件は冤罪の可能性が高い事件である。それがこの情報開示のあり様だ。何を隠すのか?! 許しがたい。日本の司法・裁判所が有権者・国民のために仕事をしていない数多ある証拠の1つと言えるだろう。それから、この記事に出てくる千葉景子法相という旧民主党議員は、口先で死刑反対を言い、法相になったら死刑を執行し、ど顰蹙を買ったニセモノ政治家だ。旧民主民進党議員はこんなのばっかりではないのか???:田中一郎)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E8%91%89%E6%99%AF%E5%AD%90

(2)日本の環境アセスはなぜ後退したのか 第一人者が指摘する石原慎太郎元都知事の陰、森友問題にも通じる問題点:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/377311?rct=tokuhou

(関連)環境アセスメントとは何か 対応から戦略へ-原科幸彦/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032560599&Action_id=121&Sza_id=C0

(3)一体いつまで? 実質賃金4カ月連続のマイナスに庶民の嘆き《安倍さん、給料が下がり続けて発泡酒が水道水に変わったよ》|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/366066

(「インフレ・ターゲット」とか何とか言ってたバカ学者、何とかしろ! 私が申し上げた通りになっているではないか! およそ中央銀行がインフレ制御など、国内・海外とも、できたためしがない。みなさまも経済学者を見たら詐欺師だと思ってください。:田中一郎)


5.いちろうちゃんのブログより

(1)本日(1/8)のいろいろ情報:(1)東海第二原発防潮堤の手抜き工事と隠蔽(2)備忘録「オリンピック選手村都有地投げ売り事件」(3)自治体のシステム統一化という愚策(4)ピンボケ「日本国憲法押しつけ論」他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-ff238a.html

(2)本日(1/2)のいろいろ情報:(1)大阪維新の教育破壊政策と闘う(ガンバレ平井美津子先生、そして応援する市民のみなさん)(2)兵庫県庁「お家騒動」の行方は?(3)日本の裁判所・裁判官はデタラメや、腐っとる=つぶせ・解体しろ!他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-817854.html

(3)現代戦争論(その2):(1)(報告)(12.16)トランプ当選後、戦争はどうなる(2)「日米密約」というやっかいなもの(3)モノ言う学者を「抹殺」可能なカラクリ(日本学術会議改組案)(4)ネット空間の検閲と言論妨害 他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-f03206.html
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「国会の憲法審査会は恣意的な「壊憲」論議をする場ではない=国や地方の政治や行政について日本国憲法の理念が生かされているか否か、それを具体的にチェックし、改善策などを検討する場だ=まずは「生存権」保障を点検せよ」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)衆議院憲法審査会傍聴MEMO(2024.12.19)
(2)衆議院憲法審査会配布資料(1)(2024.12.19)
(3)衆議院憲法審査会配布資料(2)(2024.12.19)
(4)衆議院憲法審査会配布資料(3)(2024.12.19)
(5)日の丸・君が代「都立高での強制やめて」、国連勧告軽視する国・都、「法的拘束力 有しない」(東京 2024.6.6)

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(6)防衛費だけは聖域か?「103万円の壁」自民党が財源を問うご都合主義(日刊ゲンダイ 2025.1.11)
(7)生活苦の庶民の神経をまた逆撫で…石破さん、「楽しい日本」って何なのさ(日刊ゲンダイ 2025.1.10)
(8)首相の伊勢神宮参拝は国民主権国家にふさわしいのか?(日刊ゲンダイ 2025.1.10)
(9)統一教会解散命令、山上徹也初裁判、スラップ訴訟対応…2025年も闘いは続く(鈴木エイト 日刊ゲンダイ 2025.1.11)
(10)維新・吉村の指示に唯々諾々、壊し屋・前原に党内が猛反発(『週刊文春 2024.12.26』)

◆日本国憲法
 https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/dl-constitution.htm


 知人より、衆議院の憲法審査会での傍聴メモと、衆議院法制局による配布資料の一部を送っていただきました。興味深いと思いましたので、私の簡単なコメントを付けて拡散したします。なお、このメールの後半には、日本国憲法を無視して行われている「ヘドロ政治」のありさまを日刊ゲンダイ記事他をご紹介して拡散しておきます。この国の有権者はいつになったら目が覚めるのでしょうね。

1.(別添PDFファイル)衆議院憲法審査会傍聴MEMO(2024.12.19)
 https://drive.google.com/file/d/11GdH-wq_4U6hkNrVzzuaTVlE5pFjlNPa/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)衆議院憲法審査会配布資料(1)(2024.12.19)
 https://drive.google.com/file/d/1rFHF684GCKXZNDV6-9zRcVrRSaec1btM/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)衆議院憲法審査会配布資料(2)(2024.12.19
 https://drive.google.com/file/d/1Ev-UaD5Tu03PWnRb_iN0MknuOST14W1j/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)衆議院憲法審査会配布資料(3)(2024.12.19
 https://drive.google.com/file/d/1F9stVPSurSOgiWlwbGwQuMpdnbeTXHKf/view?usp=sharing

 <田中一郎コメント>
 私は別添PDFファイルのMEMOにある次の点が重要と考えています。

「■緊急事態、国民投票が目下のテーマ、という事であったが、その必然性につき、説得力ある説明は無く、優先順位がそもそも違うのでは、と感じざるを得ない。れいわ・櫛渕議員「山本太郎が述べている。憲法改正を語る前に、今ある憲法を守れ。やるべき事をやれ。」、石破氏の過去の見解「憲法改正を望んでいる国民は7%しかいない。現実の政治が、憲法の精神から乖離しているのか、議論する事。」に、説得力を感じる。

■安保法制の違憲性を問う議論、が最優先・喫緊の課題である事は、火を見るより明らかであるのに、それを追求する議員が一人もいない事、野党の「情けなさ」に、落胆。」


 憲法審査会は、日本国憲法改正論議をするのではなく、今日の国政において、日本国憲法がどのように生かされているか、どのように歪められて運営されているか、如何に守られていないかを、まずは国民生活に直結する分野から個別具体的に調査して報告書を提出する「現状調査活動」から開始すべきである。このことは3~5年に1回、定期的に実施し定例化させること。そして、よろしくない点を改めるにはどうすればいいかを論議をすべきである。行政対応、予算、法改正、いろいろと方法はある。日本国憲法改正などは最後の最後の最後でいい。つまり「百年早い!」。

 <検証すべき日本国憲法の具体化状況:事例> 
第1番目 第25条(生存権)               違反:生活保護、災害救済活動他、山ほどある。
第2番目 第17条〔公務員の不法行為による損害の賠償〕  違反:国賠法(大川原加工機事件の被害者は賠償受けられず)
第3番目 第19条〔思想及び良心の自由〕         違反:教員への日の丸・君が代強制、議員会館、公共施設他
第4番目 第21条〔集会、結社及び表現の自由と通信秘密の保護〕   違反:グーグル他巨大ITによる検閲
第5番目 第28条〔勤労者の団結権及び団体行動権〕    違反:公務員の労働権剥奪、不当労働行為山ほど

目の前の憲法違反を山のように放置しておいて、憲法改正はないでしょう!!

(関連)(別添PDFファイル)日の丸・君が代「都立高での強制やめて」、国連勧告軽視する国・都、「法的拘束力 有しない」(東京 2024.6.6)( こんなことをまだやっている! 教員に成り手がいなくなるハズだ! 司法・裁判所まで追認する始末、ふざけるな!)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/331743


私は改憲派です。①天皇条項の削除、②司法、の2つを改正すべきと考えていますが、当分の間は、上記が優先です。司法については下記をご覧ください。
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html


(追)(質問)「野党が安保法制につき、法制局に諮問していたら、違憲判断をしたに違いないと思うのですが、なぜそうしなかったのか。どう思われます?」に対して、

  そうですね、今の政治情勢だと法制局に圧力がかかりますからね。法制局がまともに答えるかどうか疑問です。

 憲法審査会=改憲論議という「等式」を解体することが大事。そのためには、憲法審査会は国会議員どもの恣意的な「壊憲」談義をする場所ではなく、日本国憲法が実際の政治や行政に十分に活かされているかどうかを調査し、どうしたら日本国憲法を活かしながら有権者・国民のためのベストな政治や行政ができるかを検討する場所であること、今は自民党やその周りのチョウチン政党・自民補完政党の議員どもの横暴のため、その期待されている機能をはたしていない、ということを野党がもっとPRしなければいけない。(座長の枝野幸男の責任重大=立憲民主党の立憲主義が試されるのです)

「壊憲」だ、「壊憲」だ、と言って騒いでいるだけで、そのことがマンネリ化してしまっていて、問題だと思います。憲法審査会の期待される機能とは、私が上記で申し上げたことです。日本国憲法の順守状況を有権者・国民の生活に近いところでチェックするということです。積極的日本国憲法主義で国会の憲法審査会の中身を変えていく「挑戦」をしてみるべきです。

 <関連サイト>

(1)「ここから9条を広め、世界を良くする」 東京・杉並に「9条の家」がオープン カフェや動画配信スタジオ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/363575

(2)安保関連法の違憲訴訟 最高裁が岡山市民らの上告棄却 憲法違反かの判断せず一審と二審の判決を支持(KSB瀬戸内海放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/85a64fc4f502f9eb7639fd4ed7f21bfefbfecc1d

(3)核禁止条約会議への参加要望に石破首相は「ゼロ回答」 被団協、ノーベル平和賞後の初面会は「収穫なし」:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/378150

(4)枝野幸男氏が憲法審「中山方式」を再評価 維新「共産いる限り無理」と警戒、自民も釘刺す - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/article/20241220-37O7N2JPT5PAHADY6UMFF3BVDU/

(5)憲法改正が「冬の時代」へ 改憲勢力後退、石破茂首相への不信感も根強く(産経新聞) - Yahoo!ニュース
https://www.sankei.com/article/20241028-KOIN6KRSXFKNZBLUPV45ZCUSIM/photo/CK7IBNHS3FO45IUNNRYGRLQH3Y/


◆映画「不思議なクニの憲法」公式サイト
 http://fushigina.jp/

*「上記の中で伊勢崎さんの憲法についての態度があやふやだったのが気になります」に対して

  おっしゃる通り、伊勢崎賢治氏の憲法論には問題があります。「改憲論的護憲論」とか言っていて、日本国憲法の精神をストレートには継承しようとはしていません。自分が言うところのパワーポリティクスの現実から、安全保障のあり方を考えようとする姿勢が強いですね。

また、自衛隊についても、現場重視・制服組重視の立場から、政治家や背広組幹部のトンチンカンや不整合を批判する雰囲気が強く、これは、戦前の5.15事件以降に、日本全体が軍部に寄りかかりながら、ファシズム戦争国家へと突入して行った、あの時の大衆の雰囲気を再生させてしまう危険性があり、私は感心しません。

ただ、ウクライナ戦争以降は、あまり言わなくなりました。むしろ、私が常々申し上げてきたように、日本の左翼・左派・リベラルがウクライナ戦争に対する判断を間違え、自民党と一緒になってアメリカの「軍産情報複合体」が画策する対ロシア戦争を煽るようなことをする中で、ウクライナ戦争を一刻も早くやめさせる、リアリティのある、プラグマチックな議論を展開して、日本の実効的平和運動の先頭に立っています。

今回の伊勢崎賢治氏の「れいわ新選組」からの立候補での訴えも、その延長上にあり、その限りでは、依然としてウクライナ戦争をロシア叩きに使っている、左翼・左派・リベラルを含む日本の既成政党よりは、進歩的平和的と言えるでしょう。

今の日本の政治家には、こういうタイプがいないといけないと思っています。

(関連)伊勢崎賢治 れいわ新選組 - YouTube
 https://www.youtube.com/playlist?list=PLWNXAuur_F4EX8PXSokmWR7bokvDLrJR_

(関連)伊勢崎賢治(政策委員 外交・安全保障担当) - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/member/kenjiisezaki/


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 <日刊ゲンダイが伝えるヘドロ政治>

 こんな連中を国会議員に選挙で選んでいるのは有権者・国民です=それをお忘れなく! 日本国憲法も何もあったものではない。法治国家ならぬ放置国家さながらであり、こうした政治家が創りだす政治や行政が、有権者・国民の日々をどんどん生きづらく、住みづらく、暮らしづらくしています。選挙でこういう連中を選ばなければいいのです。

 <別添PDFファイル>

(6)防衛費だけは聖域か?「103万円の壁」自民党が財源を問うご都合主義(日刊ゲンダイ 2025.1.11)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366092

(7)生活苦の庶民の神経をまた逆撫で…石破さん、「楽しい日本」って何なのさ(日刊ゲンダイ 2025.1.10)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366032

(8)首相の伊勢神宮参拝は国民主権国家にふさわしいのか?(日刊ゲンダイ 2025.1.10)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366033

(9)統一教会解散命令、山上徹也初裁判、スラップ訴訟対応…2025年も闘いは続く(鈴木エイト 日刊ゲンダイ 2025.1.11)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/366107

(10)維新・吉村の指示に唯々諾々、壊し屋・前原に党内が猛反発(『週刊文春 2024.12.26』)
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b10311

*自民裏金ケジメ8億円寄附に「執行部は説明すべき」と苦言…萩生田光一氏に“おまいう”批判殺到の当然|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/366077

*菅義偉元首相の訪米きっかけに自民でキングメーカー争い再燃!裏で蠢くのは麻生太郎と岸田文雄|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366078
草々

2025年1月 8日 (水)

本日(1/8)のいろいろ情報:(1)東海第二原発防潮堤の手抜き工事と隠蔽(2)備忘録「オリンピック選手村都有地投げ売り事件」(3)自治体のシステム統一化という愚策(4)ピンボケ「日本国憲法押しつけ論」他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.野田佳彦立憲民主党は他の野党の協力を得て現行保険証を存続させる新法案を国会に提出し参議院選挙の争点とせよ

(関連)電子署名<マイナンバー違憲訴訟神奈川・上告受理を求めるための署名>
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScnZy6PPYrFcri7mro2g7xDcSih5MLOUOR_HTrcT6X4lWMPcQ/viewform

(関連)「マイナ保険証のせいで閉院することになるとは」 地域医療を支えてきた医師が嘆く「システム押しつけ」:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/375694?utm_source=tokyo_mailmag&utm_medium=email

(現行の健康保険証を廃止してマイナ保険証に一本化する政策には、圧倒的多数の有権者・国民が反対している。また、上記記事にもある通り、医師不足で悩む地方を中心にマイナ保険証一本化のおかげで廃業に追い込まれる医院も増え、更に、大病院の現場では更なる混乱も予想されている。まずは野党第1党の野田佳彦立憲民主党がリーダーシップを発揮し、他の野党の協力を得て、現行の健康保険証を存続させる簡単な新法案を国会に提出し、来たる参議院選挙の最大争点の1つにせよ。これは野田佳彦立憲民主党の政党としての「試金石」の1つである(何も難しい話ではない、下記の「選択的夫婦別姓法」案のようにやればいいのだ):田中一郎)

(関連)立憲民主党、夫婦別姓導入目指し民法改正案を通常国会提出へ…公明・国民民主も前向き - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250104-OYT1T50127/

(関連)(別添PDFファイル)立憲民主「石破攻め」の腰砕け:政権交代の覇気はいずこへ(『選択 2025.1』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/24875

◆マイナ保険証押しつけをやめさせ、今の保険証を残すためには、「押しつけ」犯罪人の河野太郎を次の衆議院選挙(今年10月か?)で落選させることが最重要=神奈川15区(茅ヶ崎・平塚他)で落選運動の全国大集会・大運動を!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-9b30a9.html

(関連)神奈川15区の候補者|第50回衆議院議員総選挙(衆院選2024)|選挙ドットコム
 https://shugiin.go2senkyo.com/50/senkyoku/44168/

(「Mr.悪玉マイナンバー」の河野太郎(自民党)の選挙区=衆院神奈川15区(平塚・茅ケ崎・大磯)での対立候補は社民党候補で、ここ何度かの衆院選挙では惨敗が続いている。ここは社民党が音頭を取り、他の野党の協力も得て、上記全国大集会・大運動を何度か開催してみたらどうか? 次回選挙での必勝を期せばいい。狙いはただ一つ、河野太郎の「首」だ。:田中一郎)


2.署名にご協力をありがとうございます 福岡地裁への提出は1-20(月)を予定しております - オンライン署名&クラウドファンディング - Voice -日本の署名活動を変えるサイト
 https://voice.charity/events/611/reports/8970

(関連)国民連合“新春”スペースを開催いたしました!! - オンライン署名&クラウドファンディング - Voice -日本の署名活動を変えるサイト
 https://voice.charity/events/721/reports/8937

(必読)今だから分かる、コロナワクチンの真実 世界の実態と日本の現実-村上康文/著 山路徹/著(花伝社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034603926&Action_id=121&Sza_id=C0


3.イベント情報

(1)(1.13)有明海地域再生シンポ2025チラシ.pdf
 https://drive.google.com/file/d/1-vpNcxqsYcD14cqF780y89YC3MKzPS8L/view

(2)(1.15)「除去土壌の再生利用」緊急オンライン・リレートークご案内 - 脱原発の日のブログ
 https://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-12881193809.html

(3)(チラシ)(1.18)若い世代に語り継ぐ:阪神淡路大震災から30年(兵庫県芦屋市)
 https://drive.google.com/file/d/1hHY_-inrTSYc-vMmBPz6-hAk9rMq0Puc/view?usp=sharing

(4)(1.24)国際市民セミナー「未来に向けてのプラスチックの課題」 - JEPA
 https://kokumin-kaigi.org/?p=11373

(5)(1.26)ISF主催公開シンポジウム:トランプ政権と東アジアの危機回避・米中対立の行方
 https://isfweb.org/post-47651/

(6)(チラシ)(1.26)シンポ:原発と司法:いま私たちに問われていること(明治大学駿河台)
 https://drive.google.com/file/d/1PblMv4yc8yeVVST3ZRJmIBX7nlsx_IIn/view?usp=sharing

(7)(2.4)「子ども脱被ばく裁判」総まとめ集会(13:30〜16:50(開場13:00)、会場:参議院議員会館101会議室)
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/


5.(別添PDFファイル)兵庫県「高砂PCBの山」に危険を警告する碑の設置を提言、カネミ油症被害者(明石昇二郎『週刊金曜日 2024.12.20』)
 https://rupoken.com/


6.小倉志郎 さんから:「原発で故郷を失う」
 https://tinyurl.com/yfr7t7md


7.(別添PDFファイル)100年先も覚えてるかな(前川喜平 東京 2025.1.5)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/377298


8.温室効果ガス減らせば南極の海氷は回復? シミュレーションで予測:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASSDN3Q48SDNULBH00PM.html

(科学的実証のしようがない無責任な戯言を言う人間集団と、それを連日にわたり金科玉条のごとく報じるマスゴミ(今回は朝日カバカバ新聞)、そして「人工排出CO2による地球温暖化」説の真偽を厳しく問うこともなく情緒的に盲従する左翼・左派・リベラル勢力のおかげで、地球規模の「巨大詐欺」が進行中か??? 嘘八百の話は大きければ大きいほど、翼賛的であれば翼賛的であるほど、本当の話(らしきもの)になる、はナチス・ヒトラー達の格言だった。:田中一郎)


9.その他

(1)議案の審査
 https://qr.paps.jp/NURxg

(2)韓国・尹錫悦大統領に対する拘束令状の期限延長認められる 有効期限は明らかにされず(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/cc171df823d75540905b2b2f277d926527449539

(3)岐阜知事選 参院議員、突然の出馬撤回に自民のお家事情 9日告示 - 毎日新聞
 https://x.gd/vx2NG

◆日刊IWJガイド・非会員版「ロシアが日本の原発をミサイル攻撃の標的にしていたことが漏洩文書で明らかに! プーチンが年頭演説で日本攻撃を口にしたとテレ朝がデマ報道!」2025.1.7号~No.4422 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54286

◆日刊IWJガイド・非会員版「【第1弾! ウクライナの国家捜査局が、第155機械化旅団から、1700人以上の兵士が脱走したことを刑事事件として捜査開始!】ゼレンスキー氏の「政治広報プロジェクト」で新設された旅団の実態は、兵士のほとんどが十分に訓練も受けていない新兵、指揮官達の95%が戦闘未経験者だった! 陸軍司令部は、戦闘経験豊富な旅団司令官を前線着任直後に解任! 前線には必要な装備が支給されず、届いた戦車や装甲車、迫撃砲はすべて欠陥品!(『センサー・ネット』、2025年1月1日)」2025.1.6号~No.4421
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54283
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「本日(1/8)のいろいろ情報:(1)東海第二原発防潮堤の手抜き工事と隠蔽(2)備忘録「オリンピック選手村都有地投げ売り事件」(3)自治体のシステム統一化という愚策(4)ピンボケ「日本国憲法押しつけ論」他」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)「晴海フラッグ」がなぜ「投資の舞台」となったか:公有地投げ売り住民訴訟で裁かれなかった真実(遠藤哲人『住民と自治 2024.12』)
(2)システム大移動、追われる自治体、25年度末期限 都内半数「間に合わぬ」、国の統一仕様複雑(東京 2024.12.31)
(3)リニア18工区 完成遅れ、27年以降に 難工事や人手不足(東京 2025.1.5)
(4)北陸新幹線の新大阪延伸、詳細ルート持ち越し、与党整備委、京都市内は2案に(朝日 2024.12.21)
(5)鉄路、幹は太る 枝は細る、地方で廃線の波 新幹線は着々延伸(日経 2025.1.1)
(6)公益通報者 解雇に刑事罰、有識者会が提言 人物特定を禁止(東京 2024.12.25)
(7)公益通報で処分、事業者に刑事罰、解雇・懲戒対象、改正法案提出へ(朝日 2024.12.25)
(8)基地周辺や離島の土地取得「外国人の阻害行為なし」内閣府調査(朝日 2024.12.24)


1.日本原電による東海第二原発の防潮堤建設の手抜き工事と、それを何とか誤魔化そうとする態度を糾弾する!(防潮堤建設は一からやり直し、東海第2原発は廃炉、日本原電を会社として脱原発させ、エネルギー・ソリューション会社に転身させよ)

◆老朽原発・東海第2原発を動かしてはならない(田中一郎 2024年11月6日)
 https://drive.google.com/file/d/1mE1lCo2R7cVCT7QEulqDEvPw-Khb_MRj/view?usp=sharing

(関連)(チラシ)東海第二原発が危ない、内部告発で防潮堤基礎工事で施工不良が発覚!(2024年)
 https://drive.google.com/file/d/13AlJI66sk_fHbNQ9NRiA7n_fNW7PP_4-/view?usp=sharing

(関連)東海第2原発堤防巡り 原電、安全軽視で工事 2023.11.17(塩川鉄也衆議院議員(日本共産党)国会質問) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=1ZQ9GAM29Qg

(関連)東海第二原発防潮堤工事に不備 江尻かな茨城県議(日本共産党)が詳細解説(修正版) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=OWO_VmXQEz8

(関連)東海第二原発 防潮堤の不備問題 規制庁“改めて詳細な設計を” - NHK - 各地の原発
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240829/k10014563781000.html

(関連)東海第2原発、施工不良の防潮堤は「補強工事や地盤改良で対応」 工期は先送り強まる 日本原電の目標達成難しく:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347309

 <田中一郎コメント>

 東海第二原発の防潮堤建設を巡る「事件」(企業犯罪=原発安全設備の手抜き工事とその組織的隠ぺい)は、工事関係者による内部告発でわかった。告発者は最初、工事主の日本原電に通知したのだが改善される様子が全く見受けられないので、今度は日本共産党に情報提供をして事態の打開をはかったようである。危険な情報を得た日本共産党茨城は、日本原電に対して質問状を送付し(2023/9下旬)、10/6までに回答をするように要請していたが回答がなく、やむなく10/16に緊急記者会見を開くことにした。このことを察知した日本原電は、急遽、同じ日に同じく緊急記者会見を開いて、この手抜き工事を認めた、というのが「事件」の顛末だ。それでもなお、この記者会見では、南と北のウィングの両方がダメなところを、南の分しか公表せず、北については非公表というトンデモない背信行為を繰り返していたそうだ(塩川鉄也衆議院議員(日本共産党)による国会質問参照:上記)。そして、原子力「寄生」庁から「設計の抜本的見直し」を言われているにもかかわらず、上記の東京新聞記事にあるように「一部手直し・補強」のようなゴマカシで事を済ませようとしている。信じがたい会社である。

日本原電による東海第二原発の防潮堤建設の手抜き工事と、それを何とか誤魔化そうとする態度を糾弾する!(防潮堤建設は一からやり直し=使用済み核燃料の安全対策の1つ)、東海第2原発は廃炉(40年超の老朽原発・福島第一原発と同じ沸騰水型の欠陥炉)、日本原電を会社として脱原発させ(東海第二原発や敦賀原発を含め原発運転許可を全部取り消し=原子力規制委員会+経済産業省)、日本原電は廃炉ビジネスを含む「エネルギー・ソリューション会社」に転身させよ。

エネルギー基本計画をめぐり、経済産業省が集めた御用学者・御用人間どもが、原発の実際のことを何も知らないで、原発は大推進、原発は日本のエネルギー政策にとって欠かせない、原発は引き続き日本の未来を支えるエネルギー源だ、原発がこれから増えるように政府は支援しろ、云々カンヌン、バカバカしいにもほどがある「おしゃべり会」を展開して、それを「基本計画」だなどとほざいている。

私は、こいつらに聞きたいのだが、たとえば上記(日本原電と東海第二原発)はどうするんだ?! こんな会社に原発稼働を認めるのか? 手抜き工事をやった安藤ハザマ建設についてはどうするんだ? 東海第二原発はどうだ? 敦賀原発はダメということになったけれど、また、許可申請すると日本原電は言っている、いいのか? そしてこの日本原電は、福島原発事故以降の約13年間、1KWの電力も発電していないのに、毎年毎年、東京電力・関西電力・中部電力などの地域独占(原発)電力会社から1000億円近いカネをただでもらって、累計で1兆数千億円にも上っている。これ、いいのか? その原資は我々が毎月支払う電力料金だ。多くの消費者・国民が電気料金の値上げなどの物価上昇に苦しんでいる時にだ。こんなことをしている日本の産業がどこにあるのか?! ふざけるな、じゃないのか? 日本原電は収入がないから、廃炉にした原発の廃炉費用積立金まで使い込んでしまっているというではないか?! 原発業界は日本の無法地帯か? 何をやってもいいのか? どんな出鱈目でも許されるのか?

(関連)なぜ料金前払い?東電が「発電ゼロの原電」に1400億円 - 環境エネルギー最前線 - 川口雅浩 - 毎日新聞「経済プレミア」
 https://mainichi.jp/premier/business/articles/20240819/biz/00m/020/005000c

もう1回申し上げる。

エネルギー基本計画をめぐり、経済産業省が集めた御用学者・御用人間どもが、原発の実際のことを何も知らないで、原発は大推進、原発は日本のエネルギー政策にとって欠かせない、原発は引き続き日本の未来を支えるエネルギー源だ、原発が増えるよう政府は支援しろ、云々カンヌン、バカバカしいにもほどがある「おしゃべり会」を展開して、それを「基本計画」だなどとほざいている。

ついでに申し上げておこう。

この連中を公職追放し、エネルギー政策は経済産業省から切り離し、経済産業省は解体、新エネルギー省+廃炉庁を新設し、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁も解体して、新規制当局を設立して再スタートせよ。そして、地域独占(原発)電力会社が保有する原発は、国が使用済み核燃料も含めて全額簿価で買い取り、その見返りに、それらの原発の廃炉を義務付けよ(有償脱原発)。そして最優先対策は、使用済み核燃料の安全対策である。(核燃料サイクル施設についても同様)

(追)中部電力が浜岡原発の再稼働に本格的に乗り出すという情報が流れている。近未来に確実に起きる東海大地震・東南海大地震の震源のほぼ真上の原発を再稼働させるという狂気が再び台頭している。東門の虎=東海第二原発・西門の狼=浜岡原発、に挟まれて、首都東京はもはや風前の灯である。北には柏崎刈羽原発というゴジラもいる。逃げ場はない。頭のイカレた支配者たちが、昔は大日本帝国陸海軍、今は原発・核燃料サイクル、にのめり込み、国を亡ぼす。

◆浜岡原発再稼働へ「ステップアップ」 審査前進に手応え 中部電力社長インタビュー(静岡新聞DIGITAL) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d633b0b1a7c361940ee9c8a3a53d316f5377098a


2.日本学術会議第193回総会を傍聴して:小沼通二(慶應義塾大学名誉教授)他
 軍学共同反対連絡会ニュースレター第97号 (2024年12月28日)
http://no-military-research.jp/wp1/wp-content/uploads/2024/12/NL97.pdf

(関連)軍学共同反対連絡会ニュースレター – 軍学共同反対連絡会
 http://no-military-research.jp/?cat=6

(関連)軍学共同反対連絡会 – Japanese Coalition Against Military Research in Academia
 http://no-military-research.jp/

(関連)政府御用の似非科学・偽学問の巣窟と化すか、アカデミズム自治に立脚したホンモノの科学者・学者の組織に生まれ変わるか、2つに1つの「日本学術会議」の正念場=全大学人は自民党政権に翻弄・支配された科学・学問・自治を取り戻すべく総決起せよ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-405f79.html


3.先般の都知事選の際に私が問題視した「オリンピック選手村都有地投げ売り事件」とはコレです

◆(別添PDFファイル)「晴海フラッグ」がなぜ「投資の舞台」となったか:公有地投げ売り住民訴訟で裁かれなかった真実(遠藤哲人『住民と自治 2024.12』)
 https://www.jichiken.jp/jj/

(関連)晴海フラッグは「都有地9割引」の果てにマネーゲームの舞台と化した|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357630#goog_rewarded

(関連)(報告)(8.17)「晴海選手村土地投げ売りを正す会」住民訴訟 提訴&記者会見:都有地を超格安 坪33万円で売るな!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/33-a667.html

(遠藤氏が上記レポートの中で言及している「6月にNHKなどが別の角度でこの再開発を取り上げている」とは、下記のことでしょう。「公共財産の盗人」犯罪と言ってもいい、この「選手村都有地投げ売り事件」を全くといていいほど報道しなかったNHK他のマスごみが、この投げ売りの結果の上にできたマンションの販売がアンフェアだと、偽善丸出しの報道をしていて、かつ、その偽善報道に乗っかって、あの立民ならぬ「脱憲反民主党」の似非リベラル=長妻昭が、この販売はおかしい(投げ売りについては何も言わない)、などとスピーチをする、そういう「盗人と偽善のカップル事件」の舞台が、この「晴海フラッグ」です。:田中一郎)

◆元選手村「晴海フラッグ」は誰が買った?1089戸を徹底調査~そこから見えたものは - NHK
 https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20240527a.html

◆晴海フラッグの分譲マンション 法人が多数購入 なぜ? 7回落選した夫婦“ファミリー向けと聞いていたのに” - NHK
 https://www.nhk.or.jp/shutoken/articles/101/005/95/

(それともう一つ、この一連の事件の主犯格は三井不動産、神宮外苑問題も、官製ウソツキ地上げ後の築地市場跡地の再開発も三井不動産、日比谷公園はどこだったかな? 小池タヌキ百合子「与作」都政(都市樹木を伐りまくる)と三井不動産の関係はどうもおかしいと、これでピンとこないのなら、相当にボケ老人です。そして、東京のマスゴミはそのほとんどが(自作自演の)「ボケ老人」です。少し前の故石原慎太郎都知事の時代は、三井不動ではなく鹿島建設だったのですが…今は鹿島はどうしているのでしょう? 外環道建設で反対派住民を含む沿道住民の私生活を盗み撮りしては、チャットで下劣な話をしながら情報共有をしていたのが鹿島建設JVでしたけどね。:田中一郎)

◆住民監視・隠し撮り 追及-山添議員 外環道工事中止を-参院予算委
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2024-03-27/2024032702_02_0.html

◆2024.3.8|#外環道 鹿島JV監視・盗撮問題(しんぶん赤旗日曜版スクープ)についての国交省・事業者レク、申し入れ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=qI3h7P_BIyQ

(まさに「権力犯罪放置(法治消滅)都市=東京」です)


4.(別添PDFファイル)システム大移動、追われる自治体、25年度末期限 都内半数「間に合わぬ」、国の統一仕様複雑(東京 2024.12.31)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/372977

(関連)自治体のシステム統一化 2割超が“政府目標に間に合わず” - NHK - IT・ネット
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241224/k10014677761000.html

 <田中一郎コメント>

 次の2点を強調しておきます。人員が少なく財政難に悩む地方の小規模自治体では大変な事態になっているのではないかと推察します。今からでも遅くないから、この事業から撤退すればいい。それが地方自治のためでもある。国の政策遂行に必要なシステムなら、自治体を巻き込まずに国が製作して、希望する自治体に無料で提供すればいい。法定受託事務の総合端末が自治体に置かれるというのであれば理解もできる。(ただし、それに「上乗せ・はみだし」を自治体が付け加えるのも自由)

(1)これはシステムを通じた中央集権化=地方分権自治の否定=地方への国家統制の足掛かりづくり、です。システムは行政事務の基礎土台であり、これを全国統一規格にしてしまうということは、自治体行政もまた、全国統一の個性のない、国の統制下におかれた画一事務になることを意味し、地方自治体行政の「自治性」が損なわれます。法定受託事務の部分にだけ国がシステムを無料で用意して使ってくださいと申し出るのであればわからないでもありませんが、それでもそれを使うかどうかは自治体の自由であるべきです。また、自治事務への国の口出しは無用のことです。こんなものがすんなりと進んでいること自体が「翼賛国家」への道を歩んでいることを意味します。いずれ自民党や維新あたりがロクデモナイ事態を引き起こして「国家総動員法」でも制定してくるかもしれません(既に「経済安全保障推進法」「SC=セキュリティ・クリアランス法」=現代版総動員法もあります)。

(2)この自治体システムを巡るトラブルは、①行政の劣化が著しいこと(着手する前に様々なことを検討していない結果)、②常々申し上げてきた通り、改めてデジタル庁などはいらない(必要なのは「デジタル規制庁」(デジタルユーザーの安全・福祉・サービス向上、事業適正性の確保、市場監視、啓蒙活動、各種相談などが目的)と申し上げる。


5.(都知事選2024レビュー)そんなに物分かりよくならないでいいですよ=長妻昭(「脱憲反民主党」)は「世直し」市民が応援するような政治家ではありません
 https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/local/shutoken/20336/skh54664.html

 およそ政治家が選挙の応援に来てくれる一般市民を、来なくていい、と言う場合には、「自分たちのスタッフで間に合っています」というだけでなく、やってくる市民が自分の(つまりは長妻昭という政治家が)抱える政治理念や政策方針とはそぐわないからという面が大きいのです。また、長妻昭は立民ならぬ「脱憲反民主党」の幹部ですから、幹部自らが「「世直し」市民などは寄せ付けない・相手にしない」という同党の「隠された選挙方針」に反するわけにはいかないから、やんわりと、「街宣でも聞きに来てください」と言っているのです。「市民とともに歩み、市民とともに苦難を共にし、市民とともに考え、市民とともに政治を変えていく」などと言っていた立憲民主党発足時の「口先だけの市民派ポーズ」は、今はどこへやら、と消えてしまっているのです。〇〇さんが提起している「長妻昭問題」は、まさに立民ならぬ「脱憲反民主党」の根本的な欠陥を広く世の中にオープンにする大事なことです。今後も頑固に頑張っていただきたい。

長妻昭については、私は政治家として、「まるでダメ男」という評価を下しています。

(1)2021年秋の衆議院選で立憲民主党が敗北し(枝野幸男代表以下の立憲民主党が「市民と野党の共闘」に本気で取り組まなかったことが原因です)、枝野幸男代表が辞任、そのあとの代表選挙で早々と不出馬を表明したのが長妻昭だった。私は腰が曲がるほどがっかりしたのを覚えている(私の足腰痛・シビレの淵源はこの辺にありそうだ)。何故、代表選に立って危機にある立憲民主党という野党第一党を立て直さないのか、また何故、自公政権のロクデモナイ政治によって危機に陥れられているこの国を自らが先頭に立って救おうとしないのか? 自己保身を優先させ、安全地帯に自分の身を置いて、きれいごとや当たり前のことを並べて自身の支持者の維持を図るが、しかし、自分から進んでは「火中の栗」を拾おうとしない腰抜け政治家が、この長妻昭ではないか、その時は強くそう思った(私は長妻昭が代表選に立てば応援しようかと思っていた)。

(2)その代表選では、4人の候補の中で最悪の泉健太(国民民主党からやってきた日和見のノーナシ政治家)が選ばれ、立憲民主党が低迷を続ける。御用組合「連合」のご機嫌取り程度のことしかできない泉健太代表は、様々な選挙で負け続け、野党第1党の使命や責任を放棄して、狭苦しい自分たちの縮こまった政策イデオロギー・政治共闘方針にしがみついて、支持者や支援者を裏切り続けた。そんな中、立民リベラルの代表格とみなされていた長妻昭は、この間も自らリーダーシップや政治力を発揮し、事態を転換する努力、党内の雰囲気を変える努力、をすることはなかった。

中でも東京都知事選2024では、自分が都における立憲民主党の最高責任者であるにもかかわらず、選挙の活動方針も選挙結果のリスクも部下の手塚仁雄(野田佳彦の手下)に押し付け、「市民と野党の共闘」としての都知事選についても、冷ややかに眺めるだけだった。最初から、小池タヌキ百合子には勝てない、と見ていたのだろう。しかし、政治家というものは、歪んだ政治支配に対して闘いを挑み、既成権力には勝てないだろうという目下の情勢を、自分の活動と政治力でひっくりかえす(つまり「世直し」改革・革命)ことが、与えられた使命ではないのか?! 特に野党第1党の幹部であり、リベラルの代表と言われていた長妻昭が、何故、ここでも関ケ原の合戦における(関ヶ原の西にある南宮山に陣取った)「毛利勢=大将・吉川広家」のごとき「何にも専務」の様子見のようなことを続けていたのか、ということだ。
 https://qr.paps.jp/lz8BsP

(3)そして、2024年9月の立民代表選と、それに続く10月の衆議院選である。やはりここでも長妻昭は代表選に立候補することなく、私が「失敗団子3兄弟」と呼ぶ、3人の「古顔」のバカ者たちだけで代表選をやり(しかも結果は野田佳彦であることは最初から分かっていた「やらせ」の代表選だった)、有権者・国民からどっちらけ、の目で見られるという醜態をさらしていた。長妻昭が立候補していたら、少しは立憲民主党に対する評価も違っただろうと思うけれど、それも後の祭りである。要するに長妻昭という政治家は、政治リスクは一貫してとりたくない、という小心者なのかもしれない。

まあ、そんなことはどうでもいいけれど、こんな人物はもはや、「世直し」市民が応援するに値しないボンクラの政治家の1人である。こうした野党第1党の醜悪なる振る舞いと覚悟の乏しさ、打ち出す政策の歪み切った内容(戦争リスクを前にして日米関係最優先、消費税減税はしない、原発は再稼働容認などと言っている)、そして、政治改革を含めた政権交代へのアプローチの稚拙さから、自公政権の巨大な「敵失」(「裏金・脱税」・政治資金問題)にもかかわらず、政権交代に足りる議席を今般の衆議院選挙で得ることはできなかった。自業自得の立民ならぬ「脱憲反民主党」の必然的結果とも言えるだろう。

(4)過去を振り返れば、長妻昭は日本経済新聞の関係会社社員が出発点で、発想の基本が「市場原理主義アホダラ教」である。かつてはTPP協定に賛成したりしていたし、また、昔から消費税には強く反対していない。2009年の政権交代で厚生労働大臣となった長妻昭は、真っ先にBSE(狂牛病)全頭検査はしない、と言いだし、民主党の重要公約である「BSE全頭検査実施」の公約を反故にして、マニフェスト公約違反第1号の不名誉に輝いている御仁である。そのあと、生活保護の老人加算復活もしない、という公約違反第2号もこの長妻昭だった。「ミスター年金」などと言われていい気になり、最低保障年金という新制度導入を訴えるも、その裏で、企業が負担する基礎年金への掛け金半額負担を廃止し、社員の多い大企業への奉仕を画策していたのではないかという疑念も消えてはいない。ふざけるな! だけれどもだ。

もう一度言いましょう。長妻昭など「世直し」市民が応援するに値しないボンクラ、ないしは腰抜け、ないしは背信の政治家の1人である。「世直し」市民には応援していただかなくて結構である、という長妻昭の態度は、「世直し」市民の言動が自らの政治理念や政策方針と合致せず、近づいてもらうのは困る、というのを、やわらかく、耳障りよく、表明しているだけのことである。そんな政治家にしがみついたところで、世の中は微塵も変わることはなく、だから、そんなことをするくらいなら、家で寝ていた方がいい、ということです。
 https://www.irasutoya.com/2015/04/blog-post_206.html


6.やめるべき2つの「新幹線」建設

(1)(別添PDFファイル)リニア18工区 完成遅れ、27年以降に 難工事や人手不足(東京 2025.1.5)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/377325

(この史上最悪サイテーの公共事業に政府がバックアップするだけでなく、司法・裁判所までもが追認するこの国の情けなさ。水枯れや建設残土処分その他の環境破壊・カネのムダ・電磁波健康被害に加えて、リニア自体が乗り物として超危険。たくさんの乗客が死亡する大事故の可能性が懸念される。:田中一郎)

(2)(別添PDFファイル)北陸新幹線の新大阪延伸、詳細ルート持ち越し、与党整備委、京都市内は2案に(朝日 2024.12.21)
 https://digital.asahi.com/articles/ASSDN0G4RSDNULFA001M.html

(日本が世界に誇る古都京都の大深度地下で、地上の社寺仏閣をはじめとする歴史遺産に無断で無視してシールドマシンで巨大な穴を掘り、東京・調布の優良低層住宅地域をメチャクチャにしてしまったようなことを、これから巨額なカネをかけてやろうという。そしてそれは原発銀座=福井県への「原発受入れへのご褒美・見返り」だというから呆れた話である。日本の自民党政治もここまで低レベルとなったわけで、このまま自民党政治をのさばらせていたら、京の都も守れないことになる。さて先般、ニセモノ野党に担がれて京都市長になった腰抜け=松井孝治なる人物は、この自民党政治の暴挙から京の都を守れるか?! 多分あかんやろな。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)鉄路、幹は太る 枝は細る、地方で廃線の波 新幹線は着々延伸(日経 2025.1.1)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO85752670W4A221C2M11700/

(大事なことは、兆円単位のカネがかかる上記2つの新幹線新設をやめ、更に自動車と道路に投下している財政資金も半減させ(外環道他)、ローカル鉄道をはじめとする公共交通の復活のために使え、ということだ。そしてそれと並行しながら、下記の「大都市から地方への民族大移動」政策を大胆に展開し、住民の福祉第一とともに地域の新産業建設を伴いつつ進めて行けばよい。「再びコンクリートから人へ」の政策だ。:田中一郎)

◆私の「ロスジェネ救済政策」=「地方振興公社」(新設:仮名)を中心とするニュー・ニューディール政策(NND)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-5333dd.html


7.ピンボケ「日本国憲法押しつけ論」(敗戦後間もなくの日本には、悲しいかな、日本国憲法を制定するだけの「民主権力」や「政治勢力」は存在しなかった)

◆マッカーサーと日本の憲法9条の押し付け - TikTok
 https://www.tiktok.com/@jcp7581/video/7438229961263074567?_r=1&_t=ZS-8slrsbXNRSR

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敗戦直後の日本の政治情勢や国際情勢の中では、大日本帝国憲法に代わって制定された日本国憲法が「押しつけ」だったかどうかは問題ではない。注目すべきは下記の諸点である。

(1)何が押付けられたか(逆に言えば、押し付けられなければ、どんな憲法ができそうだったか) 国体護持(戦前天皇制維持)を最高の目的・価値とする憲法(幣原内閣松本烝治担当相委員会草案)

(2)誰に押付けられたか アジア太平洋戦争という侵略戦争を、英米開戦も含めてやらかして敗戦し、その責任を取ろうともしないで生き残った旧体制のカスみたいな連中(それを幣原内閣松本烝治担当相とその草案が「代表」していた)

(3)米ソ対立が深まり、のんびりと新憲法制定に時間をかけておれなくなった。実質的に、アメリカが牛耳る対日理事会の了承だけで、ソ連や豪州などの天皇制批判が強い国々を含む極東委員会がフル機能を発揮するまでに、

①日本の戦後統治のため天皇制を去勢した形で利用する(象徴天皇制)、

②天皇制温存のためには日本を戦争の出来ない国にするため憲法に戦争放棄のみならず戦力放棄も謳う(当時の日本共産党・野坂参三氏がこれに反対の意見)、

③旧天皇制を形成していた多くの前近代的な法律や制度を早期に除去(民主化)を実現し、日本の占領統治をGHQの計画通りに遂行することが1945年終わり頃~1946年にかけて最重要課題とされた。

情けないのは、当時の日本政府権力者たちの戦後再建体制への取組姿勢。戦前への反省が自主的にはほとんどなされないまま、GHQから出てくる、彼らにとっては「目から火がでるような命令」に付き従っていくことに最初は四苦八苦し、1945年12月の近衛文麿自殺あたりから、空気が少しずつ変わってくる。しかし、幣原内閣や松本新憲法委員会の連中はダメなまま、まもなくGHQに頭をぶん殴られることになる。

(こうした経緯から見て、私は幣原喜重郎首相(当時)が日本国憲法第9条の「生みの親」であるという「説」については、怪しい、と思っている。「生みの親」はGHQの中にいるはず。それは平和を願ってではなく、天皇制を去勢された形で残すためのものだった)

(当時は高野岩三郎らによる民間のすぐれた憲法草案が創られていて、これをGHQが参考にした、という説はありうるかなと思っている。しかし、GHQと高野らとの接触の経緯などは知らない)

そして大事なことは、戦後間もなくの頃に、最初は民主化に抵抗し(そのかなりの部分は公職追放を受ける)、その後は面従腹背をしていた日本の保守反動&右派右翼勢力は、やがて冷戦激化の「逆コース」の中でアメリカGHQのG2の導きヨロシク「反共・反ソ・反中共中国勢力」として復活台頭し、戦後の日本を牛耳っていくことになる。対米隷属の日本の政治風土はこんな中から生まれてきた。その代表格が岸信介である。

まずは吉田茂(自由党)の戦後政治をどう評価するか、が1つの大きな議論の争点です。
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7.どうなる「公益通報者保護制度」改正

 今、消費者庁で検討されているという「公益通報者保護制度」の改正法案ですが、少なくとも下記の報道が伝えるような内容では「お話になりません」。環境省とならぶ腰抜け官庁の消費者庁が、財界の猛反対とその意向を代弁する自民党腐敗政治家どもの圧力に負け、骨抜きの改正案を出してきそうな気配です。「兵庫県庁のお家騒動」のゴタゴタは「対岸の火事」として見ていれば面白いのかもしれませんが、我が国におけるこの「公益通報者保護制度」の機能不全は深刻な事態であるという意識を、私たち有権者・国民ももっとしっかりと持ち、おかしな動きや「骨抜き」改正には「NO!」を突きつけて行かなければなりません。

(1)(別添PDFファイル)公益通報者 解雇に刑事罰、有識者会が提言 人物特定を禁止(東京 2024.12.25)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/375646

(2)(別添PDFファイル)公益通報で処分、事業者に刑事罰、解雇・懲戒対象、改正法案提出へ(朝日 2024.12.25)
 https://digital.asahi.com/articles/ASSDS1VLCSDSUTFL00JM.html

(関連)「公益通報者保護法」通報者を解雇・懲戒で事業者側に刑事罰へ - NHK - ニュース深掘り
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241224/k10014677231000.html

(関連)(必見必読)追跡公安捜査:警視庁、大川原化工機の冤罪巡る公益通報への連絡放置 違法の可能性 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20241223/k00/00m/040/028000c


8.(別添PDFファイル)基地周辺や離島の土地取得「外国人の阻害行為なし」内閣府調査(朝日 2024.12.24)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16112936.html

(関連)重要施設周辺等における土地等の取得の状況(令和5年度)について
 https://www.cao.go.jp/tochi-chosa/doc/kohyoR5.pdf

(だったら、かような(戦争遂行のための)「治安弾圧法」などはさっさと廃止して、国民生活に直結する「農地・漁業権・保安林や水源林の外国人・外国法人による取得・利用規制法」(仮称)を制定し直せばいい。こちらの方がはるかに重要だ。:田中一郎)


9.ヘドロ政治

(1)石破首相が“安倍派切り”に打って出るのか…裏金問題は年明け国会も継続、「金庫番」招致で与野党攻防|日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365844?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(2)SNSがもたらす分断と選挙危機、国民民主の賞味期限|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365759

(3)石破政権唯一の目玉、防災省は次の震災に間に合うか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365756

(4)立民・野田代表 参院選3連休中日の7月20日投開票案を警戒「投票率落ちる」「厳しく政府与党には指摘」(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7c6c0ca0dd6e2e311d21e305a3c1d3d32749902b

(5)玉木・国民衆院議員:「玉木氏、処分意味ない」 「国民民主の一議員」テレビ出演、講演、SNS - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20241224/ddm/005/010/096000c

(6)自民党、赤い羽根に8億円寄付 裏金問題で「けじめ」、幕引き図る? [自民]:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/RHPiB

(7)世耕弘成氏が自民裏金の全容を知るキーパーソンに浮上 参院政倫審で「指示を受けた」の証言相次ぐ|日刊ゲンダイ
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(8)野田立憲が密かに悩む「内閣不信任案」の大バクチ…自爆覚悟で提出か、野党連携重視か|日刊ゲンダイDIGITAL
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(9)国民民主×維新で繰り返される醜悪な綱引き…だから石破首相は妙に余裕シャクシャク|日刊ゲンダイDIGITAL
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(10)ゾンビ政党の本領発揮!自民党で進む議員グループ化に《新たな派閥づくり》と国民怒り|日刊ゲンダイDIGITAL
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草々

 

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